めんどくせぇことばかり
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『びっくり!おいしい!アイデアレシピ』 寺西恵里子

ああ~、残念。時価になってました。

ずいぶん前の本ですから、仕方ありません。もしも、手に入れてもいいかもって思っていただけたら、古本も出ているようです。たまたま思い出して、押し入れから救出し、もしかしたらブログで紹介してないかもと確かめたら、案の定、そういうことでした。

きわめて使い出のある本なんです。ラーメンのスープはじめ、ドレッシングだの、ジュースだの、焼肉のたれだのと、出来合いのものを使います。もしも、そのことに抵抗があるという方がいたら、出来合いのものでも、それこそ出来のいいものを選んでみたらどうでしょう。それでもどうもという方は、ごめんなさいです。

私の料理経験は、山岳部の食当始まりです。ですから、なんでも、できる限りうまく、腹いっぱい食べられればそれでいいってところから始まってます。まさしく私向けの本だったわけです。ですから、この本からはとても大きな影響を受けてます。

連れ合いが、ここのところ、炊き込みごはんを一つの優れた武器として利用し始めたのも、私がこの本に載ってた炊き込みごはんを連れ合いに食べさせたところからなんです。

その炊き込みごはんは、《松茸ごはん》、もとい、《松茸のお吸い物ごはん》です。ご飯を2合炊くときに、例の“松茸のお吸い物”を2袋入れるだけです。すみません。“だけ”じゃありません。松茸もどきとして、エリンギを割いて入れます。炊きあがりにおかまを開けると、そこにはめくるめく松茸ごはんの世界が広がっています。

ある、私よりも少しだけ裕福な友人に教えてやりましたところ、「エリンギじゃ、食感が違うんじゃないかな」と言いやがりました。大丈夫、私は松茸の食感を、ほとんど知らないも同然なんですから。ハハハ・・・ざまーみろ。



日東書院  ¥ 時価

ラーメンのスープで絶品なべ料理、ドレッシングで炊き込みごはん、すし酢でマリネ
第1章 ドレッシングでごはん
第2章 ラーメンスープで鍋
第3章 すし酢でマリネ
第4章 たれを使い切る
第5章 塩辛はすぐれもの
第6章 塩昆布は最高!
第7章 残ったお酒は料理に


ラーメンスープの鍋物は確かに最強です。ただ、ラーメンにはスープ使いますから、スープだけのストックってないんですね。だから、ラーメンスープで鍋をやって、締めにラーメンを食べるって感じになります。

ストックがあるのが、焼きそばのスープ、というか粉なんです。三人前一袋のやつをいつも買うんですが、あれについている粉は三人前で二袋で十分。三袋使うと、私には辛すぎる。だから、冷蔵庫にストックしてあります。肉野菜炒めなんかの味付けには、ササッと簡単です。

インスタントラーメンの面をゆでて、取り出してお湯を切ってから具と一緒に炒めてソース焼きそばの粉で味をつけ、焼きそばとして食べます。ラーメンのゆで汁にはラーメンスープを入れて、ぐつぐつしたところに溶き卵を落として、器によそって、刻んだねぎを散らします。ソース焼きそばと卵スープの出来上がりです。

あとストックがあるのが、ウナギのたれですね。私はどうしても余らしてしまうんです。これで“煮卵”作ってみて下さい。気を失いますよ。

焼肉のたれは、とてもおいしくて、元気もでます。豆腐を煮て食ってみて下さい。

次はすし酢です。どんな野菜でもいいんですが、一番のおすすめは春先の新タマネギです。少し幅広に切って、すし酢につけておくだけ。

今、まだ午前11時前なんですが、こんなことを書いていたら、もう腹ペコです。飯にします。

私はこの本で、ある意味では人生が変わりました。





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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

『一生、山に登るための体づくり』 石田良恵

2016年の10月の終わりに股関節変形症の手術を受けて、**十年も抱えてきた股関節の痛みが消えました。最初は、近くの動物園を歩いて回りました。

「手術をしたら、動物園をまるまる歩いて回ってみたいな」っていうのは、手術を受ける前の願いの一つでした。

動物園を歩いて、次は川原を散歩して、近隣の丘陵地帯を歩いてみて、・・・ちっとも痛くない。市民の森と呼ばれる山道に行ってみて、さらにその周辺まで広げていったあたりで、膝が壊れました。

そりゃそうです。手術前は、歩けなくなるってところまで行ってたんですから。

膝が痛くっても、だましだまし歩きました。そのうち自信もついて来て、1月には越生の高取山周辺、2月には奥武蔵のユガテや日和田山を歩いてみました。「歩けるな」って思ったら、もう我慢できなくて、早朝に出て、昼ぐらいには下山できるところを見つけて、毎週出かけるようになりました。
201703260512393ec_2018121313040297e.png3月下旬、東秩父の奥に車を止めて、大霧山から馬蹄形に続く尾根を定峰峠、堂平山、笠山と歩いて車に戻るコースを歩きました。

ずいぶん時間がかかったし、疲れもしたけど、これで、山登りを続けていけそうだって、自信がつきました。
でも、実際には、体のバランスは、かなり悪かったです。ちょっとした小さな石を変に踏むだけで、足が内側に入り過ぎて、柔道の技で投げられたような大転倒をすることがありました。

5月には左膝のお皿を打ちつけて、ちょっと割れちゃいました。「割れちゃっていいのかなぁ」なんて思ってるうちに良くなったんですが。9月の頭に、今度は奥多摩の海沢渓谷から下りてくる舗装道路で大転倒し、右ひざを強打しました。お皿の下の部分がぱっかりと口を開けてしまいました。

これも時間はかかりましたが、結局、お医者にかからずに治してしまいました。その後も、違和感はだいぶ長く続きましたが、山には日帰り程度で登り続け、身体全体のバランスも、だいぶ整ってきたのでしょう。柔道技で投げられたような大転倒は、年を越すころにはすっかりなくなりました。

今年に入ってからは、なんどかテント泊もしてみましたが、基本的には日帰りを続けています。手術を受けて、**十年ぶりに山登りを再開できました。どうやら、今後も、一生ものの楽しみとして、山登りを続けていけそうです。



エイ出版社  ¥ 1,296

安全に息長く楽しむためには、体と向き合い、トレーニングを続けることが大切です
Chapter1 ストレッチで山登りをもっと楽しめる体づくり
Chapter2 毎日15分 今から始めたい筋トレ
Chapter3 事故・ケガ・高山病を予防するトレーニング
Chapter4 持久力を上げるトレーニング
Chapter5 栄養学と水分補給のテクニック
Chapter6 山の体のQ&A


膝の痛みもほぼなくなって、6月からは、毎日、早朝、走るようになりました。最初はおっかなびっくりで、半分歩き、半分ジョギングみたいな感じでした。

手術を受ける10年くらい前までは、走ってたんです。痛みは二十代から始まって、三十代半ばで山をあきらめたんですが、四六時中痛いわけじゃなくて、筋力を落とさないことが大切という医師のアドバイスもあったんです。それが“ウォーキング”になって、“自転車”になって、“歩き”になって、二日に一度になって、三日に一度になって、そんなふうに動けなくなったんです。

走り始めたころは、「走るのってこんなにつらかったっけ」って思いました。「いいかな」って思ったら、背中に痛みを感じて、一週間ほど休みました。まだまだ、いろいろな運動をしてみると、バランスが完全に回復したわけじゃないことを思い知らされました。

だけど、前との違いは、だんだん走れなくなっていくんじゃなくて、だんだん走れるようになっていくことです。ぜんぜん違うんです。

三十代の半ばで、「もう、山は登れないな」って感じたときは、つらかった。そして、生きて、歳をとる限り、私はもう一度、「もう、山は登れないな」って感じる時がやって来るんでしょう。

その日が来るのを少しでも先に延ばすために、私には、まだまだ、できることがたくさんあることが分かりました。本当に、根っから単純なもので、「走ってりゃ、いいんだろう」くらいにしか考えてなかったんです。

ストレッチと、筋トレと、転倒・膝痛・腰痛の予防、他にも、やることは、いくらでもあります。こりゃ、仕事している場合じゃないな。よし、やめよう。やめて、いよいよ前向きに生きよう。

しっかり体のケアをして山に登ろう。そう思えたのは、この本のおかげです。




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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

日露戦争『習近平は日本語で脅す』 髙山正之

ロシアのバルチック艦隊を打ち破った日本海海戦。

『海上権力史論』でシーパワー理論を展開したアルフレッド・マハンは、「海の支配はカルタゴ、ローマ、イタリア、スペイン、イギリスの歴史に見られたように世界的な覇権に常に強く関わってきており、また世界的な交通路は海上交通路に依存している」と、海軍力増強の重要性を強調しています。

ところが、日本海戦以前の海における戦いは、舳先を相手艦の横っ腹に突っ込ませるのが唯一無二のでした。だからこそ、日本海海戦における戦いの結果に、白人国家群は肝をつぶしたわけです。何しろ連合艦隊は、38隻からなるバルチック艦隊のうち30隻までを、砲撃によって沈めてしまったわけですから。バルチック艦隊は壊滅したんです。

もとより、ウラジオストク艦隊、旅順艦隊も、すでに壊滅しています。

ロシアの海は、丸裸でした。

高山さんに教えられました。ニューヨーク・タイムズは、日本海海戦から三日目の紙面で、「日本はペンシルバニアの会社に軍用トラックと鉄道資材を大量に注文した。日本陸軍は北上し、ウラジオストクを目指すだろう。制海権を失った今、陥落ははっきりしている。工程が停戦をためらえば、日本は交戦国の権利として、大西洋、バルト海に出て、ロシア商船を拿捕、破壊できる。ロシアに選択肢はない」と書いたそうです。

セオドア・ルーズベルトが日露の若い仲介の宣言をしたのは、その翌日のことだったそうです。

私達が教えられているポーツマス条約締結の顛末とは、だいぶ違います。日本は、すでに2月の奉天会戦に勝利した段階で、戦いを継続する余力はなかったって教えられました。

日本が、バルチック艦隊を日本海に沈める三ヶ月前に、日本はすでに戦う余力を失っていたってことになります。・・・オイオイ。

『習近平は日本語で脅す』    髙山正之


新潮社  ¥ 1,566

尖閣強奪のみならず、日本併合まで企む「皇帝」の演説は70%が日本語だった
第1章 新聞では何も学べなくなった
第2章 歴史を正しく知れば何も怖くない
第3章 新しい時代を前に知っておくべき事
第4章 世界に蔓延するウソつきの面々
第5章 やっぱり朝日の記事は奥深い


日本が、白人の支配する世界に傷をつけたということを、もっともっと大きなこととして考えなきゃいけないんでしょう。セオドア・ルーズベルトも、同窓の金子堅太郎との間に友情はあったかもしれないが、あくまでもニコライ二世と同じ白人です。

そして、セオドア・ルーズベルトがしきったポーツマスでの講和会議では、日本はロシアから一銭の賠償金も、樺太の南半分以外、領土の割譲もありませんでした。南樺太以外で日本に与えられたのは、ロシアが“清王朝”からかすめた満洲の権益くらいでした。

第二次世界大戦で、日本はずいぶん多くの国に賠償金を払わされている。イタリアにまで払っている。え~、イタリアって同盟国で、一番先にこけて、終戦間際に日本に宣戦布告しているんですよね、他にも、スイス、スペイン、スウェーデン、デンマーク、オーストリア、カナダ、ギリシャ、アルゼンチンと、ほぼ無関係な国が続きます。

日本は世界中からむしゃぶられたわけです。もちろん、この戦場となったアジアの国々も、日本から搾り取りました。多くの国を勝ち組に取り入れることによって、戦争の勝者側に立たせることで、敗者である日本の口を抑えようとしたわけですね。日本との戦争に関しては、イタリアまでが戦勝国なわけですから。

実際に戦争をしたのは、アメリカ、イギリス、オランダ、ロシア、“中国”ですね。それにしたってアメリカ、ロシア、ドイツがやりたい放題に“中国”を炊きつけて、日本にぶつからせてました。

ドイツは第一次世界大戦の敗北でどん底まで落ち込んだ経済を立て直すために、“中国”に兵器を売ることも大きな利益でした。ロシアは、日露戦争で負けたことへの意趣返し。今度はアジアへの共産勢力の拡大を模索しています。アメリカは、“中国”進出にとって、日本がどうしても邪魔でした。

白人たちの利害は一致していました。

そして、それによって日本や“中国”が、さらにはアジアがどんな不幸な状況になろうが、彼らの心は蚊に刺されたほども傷まないんです。

それが、白人が支配する世界というものです。




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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

『孤独は男の勲章だ』 志賀貢

ここで言われる“孤独”は、比較的若い人の、精神的な“孤独”を言っているのではありません。物理的な“孤独”を扱っています。「妻が逝き、友が逝き」と言うんですから、実際に自分の周りから人が消えていって感じる“孤独”のことです

還暦を前にして、・・・そうですね。私にも、そんな景色も見えてきました。

思い起こせば、幼い頃の私の周りには、ずいぶん人がたくさんいたもんです。父母、祖父母、兄弟、伯父伯母、叔父叔母、いとこたち。学校の先生や友だち。

故郷を離れたもんですから、それで多くの人たちと分かれました。もちろん、新しいつながりもできました。仕事を通しても、そうですね。

だけど、性格的なもんでしょうか。突っ込んだ付き合いしかできないもんですから、間隔が必要になるんですね。時間的にも、距離的にも。自分でも分かるんですけど、・・・面倒くさい性格なんですね。子どもたちも離れていったのもそれが理由かもしれません。だとしたら、よく連れ合いが付き合ってくれてるもんです。・・・ありがたい話です。

だから、人とは、心がけてさらっと接します。

時間的にも、距離的にも感覚をあけて、心がけてさらっと接するってのは、つまり、一人でいるってことですね。もちろん、それでも連れ合いがいてくれるんですが。

祖父母た逝ったのはずい分前で、連れ合いと二人で四人の父母を送りました。たくさんいた伯父伯母、叔父叔母もだいぶ少なくなりました。兄弟は、それぞれの連れ合いと一緒に、年に何回かあってます。早くに逝った友人もおりますが、まだ大半は元気でいます。それぞれの段階の友人たちとは、普段はさらっと、間隔をあけて合ったときには濃密に付き合っています。

それでも確実に、私の目にも、そんな景色は見えています。



幻冬舎  ¥ 1,188

妻が友が、つぎつぎに旅立っていく。現実は容赦がない。でも一度しかない人生
序章 孤独は男の勲章だ
第1章 精力を高める「孤独飯」
第2章 男は女の長寿にあやかれ
第3章 色気は墓場まで持っていけ
第4章 死を早める習慣を変えよ
第5章 孤独ストレスを撃退せよ
終章 華やかに人生を締めよう


ということで、目次をご覧いただければお分かりと思います。

「妻に先立たれても、たとえ子に先立たれても、長生きすればするほど周りから人がいなくなり、寂しくなって、独りぼっちになったとしても、健康に留意して、世間と関わって、生涯現役として生きていけ」と、そういう本です。

だけど、決してそれは辛いことではないでしょう。だって、一人なんですよ。孤独なんですよ。誰にも邪魔されないじゃないですか。どんな危険なことであろうが、やりたいことがやれるじゃありませんか。それこそ、死んでもともとってくらいの気持ちで、生きられるじゃないですか。

そして、「その気になったなら、そのために必要な方法は、医学博士でもある自分が教えるよ」と、そういう本です。どちらかといえば、高齢者のための保健衛生“うわ~ぉ”の本という感じでしょうか。2qw

ただねぇ。《八〇過ぎても毎朝元気!のコツ》であるとか、《「黄金サバ」が生んだ夜の帝王》であるとか、《性欲はスルメイカで磨け》であるとか、そういう本だと思って、この本に手を出したわけではないんです。

風呂に入るたびに、睾丸に水をかけるつもりもありませんし、長寿の妙薬としてキスをするつもりもありません。

だから、「ちょっと、ちょっと」って感じですね。

「ちょっと、ちょっと」っていう感じではあるんですが、この本に書かれたような生活をすることで、元気な60代、・・・だけじゃないんですよ。100まで生きようって本なんですから。

歳とっても、元気でいられるなら嬉しいですから、興味深い本ではあります。

まあ、これからは黄金サバやスルメイカを食べる機会が増えるかもしれません。ですが、それは決して、私の頭の中がそんなことでいっぱいというわけではないので、誤解されませんようお願いいたします。






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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

米中覇権戦争『2019 長谷川慶太郎の大局を読む』

産経新聞 2018/12/08
【主張】 ファーウェイ排除 同盟国として共同歩調を
https://www.sankei.com/world/news/181208/wor1812080003-n1.html
(抜粋)

政府が安全保障上の観点から、中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)と中興通訊(ZTE)の2社を、政府調達の対象から事実上排除する方針を固めた。

中国製通信機器、部品を通じて、政府や軍事、産業、研究機関の機密情報が盗まれたり、マルウエア(不正プログラム)を送り込まれたりする懸念が米国など各国で広がっている。

情報通信は国や社会の神経網ともいえる。サイバー攻撃から守らねばならない。政府の対応は当然だが、まだ十分とはいえない。 

米国は8月成立の国防権限法で、今回の2社を含む中国ハイテク企業5社の製品や部品の政府調達を禁じた。2020年8月には5社の製品、部品を使用する企業が、米政府と取引すること自体が禁止される。

(続きを読む)に全文


トランプ大統領は、対中貿易赤字と知的財産権侵害の問題を取り上げて、中国との貿易戦争に乗り出したように報道されています。かつて日本との間にも“日米経済摩擦”っていうのがありましたね。その都度、日本が譲歩した印象ばかりですけど、今回の“中国”とのいざこざは、それとはまったく違うというんです。

長谷川慶太郎さんの言葉を借りれば、その本質は、《先端技術を含む米中派遣戦争、あるいはアメリカによる中国の覇権の阻止》にあるということなんです。

アメリカが“中国”との覇権をかけた戦いを決断したのは、“中国”が2015年に掲げた『中国製造二〇二五』という目標にあったんだそうです。

それは、これまでの付加価値の低い鉄鋼やセメントなどに依存せず、付加価値の高い産業の振興を優先的に推進していくとともに、これまで“中国”が苦手としてきた基盤部品、基礎素材、生産技術の開発に特に力を入れ、2025年までに《製造強国》の仲間入りをするというものです。

新技術は軍事や宇宙開発にも転用できます。“中国”は『中国製造二〇二五』という産業・経済戦略で、先端技術で世界の覇権を握ろうとしているわけです。



徳間書店  ¥ 1,728

習近平総書記は二〇二五年までにアメリカに追いつくことを国家目標に掲げている
第1章 米中覇権戦争の展開
第2章 中国の習近平体制は存続できるのか?
第3章 日本を変える「人手不足」&「キャッシュレス」
第4章 経済が停滞し続けるヨーロッパ
第5章 朝鮮半島・中東・新興国の動向


そんなわけで、産経新聞の【主張】にあるような話になります。

今回も名前が挙がってるZTEに関しては、この本の中でも大々的に取り上げられています。

2016年にアメリカ商務省の調査によって、ZTEがイランや北朝鮮に対して、違法に核開発やロケット開発にも使える通信設備を輸出していたことが分かったんだそうです。その後、1年かけて、ZTEはアメリカ商務省と和解したということなんですが、和解内容がすごいんです。

ZTEがアメリカに払う罰金は、総額1320億円。違法輸出に関わった社員数十人の解雇または減俸、・・・だったんですが・・・。ZTEがこの約束を破ったらしいんです。これでアメリカは、アメリカ企業によるZTEへの部品販売を7年間禁止したんだそうです。

アメリカ企業だって痛みを伴うんだけど、あえてやったんですね。これでZTEは、主力製品の通信機器やスマホの中核部分を調達できなくなって、経営破綻瀬戸際まで追い詰められたんだそうです。結局、現状の“中国”は《組み立て屋》の域は出ていない。だけど、今後は分からないわけです。

習近平が泣きついて、新たな和解案が出来上がって、ZTEは罰金10億ドル、経営陣を総入れ替えし、4億ドルをアメリカ政府に預入して制裁を解除してもらったんだそうです。さらに、アメリカ商務省の選出した人物をZTE社内に責任者として入れ、法令順守状況の報告を受けるということになったんだそうです。

“中国”は、年間4百億本ものボールペンを作っていながら、ボールの部分はすべて、日本やスイスからの輸入。港湾で使用されるクレーン、重機のワイヤーロープ、自動車のエンジンの主軸、飛行機の外装アルミ合金も作れません。

それでも、ここまでの付加価値の低い技術も、時にはが石から非合法に入手したものです。今度もそうする恐れは高いです。アメリカは、ファーウェイやこのZTEを、その役割を果たす立場にある可能性が高いと考えているわけですね。




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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

『翔んで埼玉』 魔夜峰央

7日の金曜日。仕事を休んで映画を見に行きました。クイーンの『ボヘミアン・ラプソディー』

友人がファンで、よく聞かされました。だから、曲はだいたい聞いたことがあります。連れ合いが行くって言うから、「だったら私も・・・」っていう程度で行っただけなんです。

なのになんだ❢ 涙が止まらない。恥ずかしいよ。涙が止まらない。

そんな思いをした映画館で、見つけてしまいました。来年2月22日に封切りになる映画のポスター。「えー、こんなの映画にしてもいいのかよ」と、心の中で叫びました。その映画こそ、『翔んで埼玉』です。

あまりの驚きに、引っ張り出して、再読してしまいました。「本当にこんなの映画にしていいのかよ。私は見るけど」

というわけで、一昨年の8月に書いたものですが・・・

『埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ
『私たちは牛じゃない・・・』
・・・
『サイタマラリアだ
・・・
『埼玉狩りだー

内容の一部が表紙に使われていて、そこに書かれているセリフね。・・・どうですか。私?私は埼玉県民ですが、遠慮なくおっしゃってください。なにしろ埼玉県民の私自身が、これらの衝撃的な言葉に、快感を味わっているんですから。

ページをめくってみれば、もっともっと刺激的な言葉が飛び交います。アッウッヘッ
っと、めくるめく世界があなたの目の前に広がること、間違いありません。
『翔んで埼玉』   魔夜峰央
宝島社  ¥ 756

我々は埼玉県民を見つけ出すための特殊訓練を受けているのです
翔んで埼玉 Part1
翔んで埼玉 Part2
翔んで埼玉 Part3
時の流れに
やおい君の日常的でない生活
埼玉県についての風土的考察
あとがきに代えての作者の身勝手な作品紹介

この漫画、むかし読んだことあります。いやー、面白かった。ここまで興奮したのは久しぶりです。しかも、この種類の興奮は癖になるんですよね。

かつて私も東京都内の“埼玉県民居留地”に住んでいました。都民からは「お前の話す言葉は分からない」と方言を蔑まれ、銭湯も都民の入浴時間とは別に設定されていました。許された入浴時間はわずかに5分。それを越えれば、裸のままでも路上に放り出されたもんです。

夜間は“居留地”から出ることができず、定められた時間内に“居留地”に帰らないと、それだけで都内生活パスを没収されます。“居留地”に帰りつけなかったある日、都民の家の敷地に潜り込んでいるところを見つかり、酔っぱらいをよそおってトラ箱に入り、なんとかごまかすことができました。

私より一年遅れて“居留地”暮らしを始めた幼なじみは、都民の娘に恋をした。あれほど「あきらめろ」と言ったのに、都民の娘を埼玉に連れて行こうとしたところで都民の娘が豹変したもようです。あれからどうしたろうか。都民の娘は、その後、何事もなかったように都民の男性と結婚したという噂を聞きましたが・・・。幼なじみの消息は、それきり知れません。
魔夜峰央さんは、一時期、所沢にいたんですね。そこで、『翔んで埼玉』三話を書いたみたいです。ところがそこで、埼玉脱出に成功し、横浜に居を構えた。埼玉で『翔んで埼玉』を書く分には感じなかった良心の呵責も、横浜で『翔んで埼玉』を書こうとすると魔夜峰央さんの心を苦しめたんですね。

そんなんがあるかー描けー描いてくれ-『犬以下の埼玉県民』となじってくれ- 

秘境埼玉。そこに住む埼玉県民から、「埼玉じゃない」と仲間はずれにされ続けた秩父。いまだに、「北部、南部、秩父」とわけの分からない分類をされる秩父。埼玉県民から埼玉県民と名乗ることを許されず、「秩父原人」と名乗ることを強いられた秩父生まれの私ではありますが、お願いです。四半世紀以上の時空を超えて、この先を描いてもらえないもんでしょうか。




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テーマ : 漫画
ジャンル : 本・雑誌

『山怪 参』 田中康弘

ついに第三巻ですね。

ずいぶん人気になりましたね、このシリーズ。シリーズ累計17万部ですって。たぬきだの、きつねだのに化かされたって話ですよ。きつねに騙されて、お風呂だと思って、肥溜めに浸かっちゃったとかって話ですよ。

いったい、そんな話、誰が面白がってるんでしょう。

私が子どものころの秩父なら、たしかにありました。そういう話。夜は、しっかり暗かったですからね。夜、車も通らなければ、人家の明かりもないような真っ暗なところじゃないと、話に出てくる、そういうことに出合うことはできません。

夏の、月のない夜に、夕ご飯を食べ終わった子どもたちが子安地蔵の前に集まって、度胸試しをするんです。木の板にろうそく一本立てて、その火だけで300mほど離れたところにあるお墓に行ってくるんです。最初の子が石を持って行って置いてくる。次の子が石を持ってくるって具合にやるんです。

道はほぼ直線。最初の100mは家があります。最後に機屋の前を過ぎたら、あとはろうそくの明かりだけが頼り。小学3年までは大きい人についていくんですが、それでも大抵、大泣きしながら帰って来ます。

4年から上は一人です。お墓から帰ってくるのが、ろうそくの火で分かるんですが、これが難しいところで、怖さに取り付かれて早足になると、ろうそくの火が消えるんです。機屋まで来ればいいんですが、それ前に火が消えると悲惨です。暗闇の中でやみくもに走りますからね。大泣きしたって、誰も笑いません。「良し、良し、良く帰ってきた」って、背中を叩いて出迎えるんです。

私の一つ上のボクテンって呼んでた子が、帰ってこなかったんです。

『山怪 参』    田中康弘

山と渓谷社  ¥ 1,296

著者が各地の猟師、山で暮らす人びとから実話として聞いた、読むものを虜にする恐ろしい話
Ⅰ  戸惑いの森
優しい狐と幻の椿/浮き上がる人 /魂との遭遇 /森へ消えた飛行兵/ほか 
Ⅱ 闇へ続く道
座敷わらしと山の神 /追いつけない鈴音 /片品村の出来事 /ほか
Ⅲ 霊域の生活
火の玉ラッシュアワー /ツチノコの里 /追いかけてくるモノ /ほか


しばらく待っても帰って来ません。やむを得ず、懐中電灯をもって、みんなで探しに行くことにしました。

なんのことはありません。ボクテンはすぐに見つかりました。やはり、機屋よりも向こう、というよりも、お墓を出てすぐのところに、気を失って倒れていました。ろうそくを立てた板は、すぐ近くに転がっていました。火が消えて、うしろはお墓で、あまりの恐怖に息が止まったようです。

あれ、もし、ボクテンがいなくなってたら、どんな話になったんでしょうね。

今は、・・・夜だって明るいじゃないですか。・・・いやいや、実際に外に出てみると、確かに昔の夜とは違うけど、やっぱり怖いです。

実際に午前3時に外に出てみると、やはり誰もいないんですよ。私は3時ころ、外に走りに出ることがよくあるんですけど、けっこう不気味です。

団地の中の一軒なんですが、2年ほど前ご主人が亡くなった家があって、そのあと、残されたご家族も引っ越されたんですが、その家の2階の過度の部屋にうすぼんやりと明かりがついていることがあるんです。連れ合いに話したところ、「誰か住んでるんでしょう」というんですが、住んでるのはなくなったご主人、・・・なんてことはないんでしょうか。

分かりました。このシリーズが売れている理由。

そういう世界に、みんなどこかで惹かれているんですね。なんだか、何でもかんでも明るみに引っ張り出されて、正体を暴かれて、面白くもなんともない世の中みたいになっちゃったけど、じつは、まだそういう世界は自分たちのすぐ近くにあるって考えたいんですね。

でも、本当にあったら、・・・やっぱり怖いな。あの2階の角の部屋の窓から、ご主人が私の方を見ていたら・・・。キャー!




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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

『ボケないレシピ』 麻生れいみ

もう少し、オブラートに包んだ題名にしてくれないもんでしょうか。レジに持っていくときに、「この人はそういう心配が始まってるんだろう」と思われてるんじゃないかと、なんだか恥ずかしい。

・・・なんてこと言ってる場合じゃありません。だいたい、私は、もういい歳でした。それなりの年齢の人が、それなりの本を買おうとしているわけですから、店員さんがクスリとするわけもないじゃありませんか。

だいたい、子どもの頃から、末っ子の味噌っかすで、その上、足が悪くて、何かと特別扱いされてきたので、いつのまにか、自分でも自分のことを半人前するくせが付いてるんです。なんとなく自分で自分を若輩扱いしているところがあるもんで、歳相応に自分を捉えられないんですね。

みっともない話です。半人前だろうが、若輩者だろうが、歳は歳。しっかり、考えていかないといけない歳なんだから、きちんとボケ予防も考えよう。

祖父がボケました。祖母も父母もボケずに死にましたけど、祖父だけボケました。私が高校の頃から寝たきりになって、大学の4年のときに死にました。大学に入ってからは、すっかりボケてしまいました。

たまに帰郷したときのことです。私が枕元に行くと、祖父が話し始めました。「山は寒くねえか?」・・・私は山岳部でした。「鉄砲打がいるから気をつけろ。撃たれたら痛えかんな」

祖母がいいました。「お爺さん、こりゃ**だで。東京から帰ってきたんだよ」

祖父がいいました。「**かい。そうかい。おりゃまた、たぬきだと思ったい」

祖父は、たぬきが山で寒くないか、猟師に鉄砲で撃たれやしないか心配する、とても優しい人でした。

祖父が寝たきりになってからは、自宅で、ずっと祖母と母が面倒を見ていました。とても大変だったようです。そうならないで済むことなら、そうならないようにしたいもんです。


『ボケないレシピ』    麻生れいみ

光文社  ¥ 1,512

今日の食事が、明日の脳を作る。食材選びで、認知症は防げる
1 「ボケない」脳にする
「ボケる」ってそもそもどういうこと
食事に気をつければ「ボケ」は防げます
「認知予防」「脳を元気にする」栄養成分があります
献立の立て方にはコツがあります
「酒席」「外食」「間食」もOK
主食・調味料選びも「ボケない」には欠かせない
2 ボケないレシピ
肉のおかず
魚のおかず
大豆製品・卵のおかず
野菜・きのこ・海藻のおかず
炭水化物おきかえ;スープと味噌汁
ドレッシング
つくりおき
おやつ


著者の麻生れいみさんと監修の丸山道生先生は、食事で防げるっていうんですよ。中でも油ですね。最近、例えば、料理の番組で、オリーブオイルをダバダバかけているのを見たりするんですが、オリーブオイルって言ったって、油でしょう。あんなにかけたら、油飲んでるようなもんです。

オリーブオイルと言えば抗酸化作用ですか。中性脂肪やコレステロールを調整する機能もあるそうです。だけど、油ですから、摂取しすぎれば太ります。朝夕、それぞれティースプーン1杯程度だそうです。だったらやっぱり、明らかに欠けすぎている番組があります。

ただし、中鎖脂肪酸のオイルってのは違うんだそうです。すぐにエネルギーに変わるんだそうです。しかも、ボケ予防に効果があるんだそうです。・・・ココナッツオイル。馴染みがないな。ココナッツオイルの中の15%が中鎖脂肪酸で、残りはただの飽和脂肪酸? 

難しいんですね。

一番気をつけるべきは、炭水化物で、炭水化物から食物繊維を引いたのが糖質。糖質を多すぎると血糖値が急激に上がり、インスリンが分泌される。余分なブドウ糖を筋肉や肝臓に運ぶと、血糖値が急激に下る。すると低血糖状態になって、空腹を感じ、また食べてしまう。急激に血糖値が上がる。

ああ、悪魔の螺旋階段ですね。

結局、良質なタンパク質、脂質、炭水化物をバランスよく取るということしかないんですね。基本的には、やっぱりバランスなんですね。だけど、私達の食生活は、当たり前の状態が、すでにバランスの崩れた状態です。良好なバランスを確保するためには、意識付けることが必要なようです。

そんな基本的な話は前半の3分の1。後半の3分の2は、題名の通り“ボケないレシピ”です。そのレシピにおける、どの食材のどんな要素がボケ予防に効果があるのか書いてあるので、一目瞭然です。

この本に手が伸びるのは、おそらく同じくらいの年代の方。少しずつ意識を高めて、元気な年寄りになりましょう。




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『日本の心を旅する』 栗田勇

この本は、2003年に出た本ですが、1929年生まれの著者の栗田勇さんは、今でもお元気でお過ごしのようです。89歳におなりだそうです。私の父は1928年、昭和3年の生まれなんで、生きていりゃ今年の12月3日で90歳になってたんですね。13年前に亡くなりましたけど、同じ時代を生きた方なんですね。

経歴を見るとすごいんです。フランス文学者で、美術評論家で、作家とありますが、著作の量がすごい。日本の古典とも正面から向き合ってきた感じですね。そこに現れる日本の姿、日本に生きる人々の心のありようを、丹念に拾い集めて、栗田さんなりの“日本の心”にたどり着いたもののようです。

この本は、そんな栗田さんが、いろいろなところに書かれてきた、比較的短い文章を集めて、一冊の随筆集としたものだそうです。

良寛、西行、一遍、最澄、芭蕉、道元、世阿弥・・・、その引き出しの多いこと。語る材料も、富士であり、桜であり、もみじであり、花であり、四季であり、と、まさに王道です。

たとえば桜なら、《わが心やすむまもなくつかれはて 春はさくらの奴なりけり》と本居宣長の桜狂いを紹介する処から始まります。古くからの民間信仰によれば、大山津見神の娘木花佐久夜毘売が桜の木に天上から依り降って、桜は新しい命をことほぎ五穀豊穣をもたらすんだそうです。だから、桜の木の下は聖域となり、祝の宴を催すんですね。

伊勢物語には、惟喬親王が交野の渚の院で、伴を引き連れ、恒例の花見の宴をひらいた様子が描かれているそうです。そこで在原業平が読んだのが、「世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」と言う歌だそうです。

そうだ、たしか、惟喬親王と言えば、紀氏の娘の産んだ子で、文徳天皇は惟喬親王を皇太子に望んだが、藤原良房が強引に自分の娘の産んだ惟仁親王を立太子してしまった、あの人ですね。そうだそうだ。古今和歌集に載る六歌仙ってのも、藤原氏の横暴に涙をのんだ者たちの鎮魂って意味が背景にあるって話でした。

だからこそ、伊勢物語の中で、「散ればこそいとど桜はめでたけれうき世になにか久しかるべき」と続く意味が出てくるってもんです。ああ、ようやく今になって、伊勢物語の背景が理解できた。

話が手前勝手な方へずれてしまいましたが、氏は日本の古典に通じておられますから、本当に引き出しが無限であるかのようです。


春秋社  ¥ 時価

私たち日本人の“こころ”と“いのち”。その本当の煌きとは。新たな“生”の息吹に向けて
Ⅰ 色はにおえどーこころの旅路
Ⅱ 美と無常を生きる
Ⅲ 書ー宇宙の声を聴く
Ⅳ 聖と旅する


《Ⅴ 聖と旅する》の中に、“日本人の地獄”として、源信の往生要集を取り上げた一項目があります。これがものすごく興味深いものでした。

たしかに、日本人の思い描く、鬼が金棒を持っていて、人を追いかけまわしたり、食い殺したり、血の池や針山といった地獄の様子ってのは、源信が往生要集に書いたものが原点なんでしょう。

かつて私も思いました。「ったく源信ってのは、いかさま臭い」って。「霊感商法かよ」って。

だけど違うみたいなんです。それは、源信が博学によって自由に書き下したものではなくて、数多くの経典からの抜き書きを再構成したもののなんだそうです。「経論の要文を集む」から“要集”なんだそうです。そんなことも知らずに、やれ「霊感商法」だなんだって、「ボーッと生きてんじゃねーよ」って、チコちゃんに怒られそうです。

《源信個人の想像から生み出されたというよりも、さかのぼれば、インドの古代から、幾千年にもわたって、蓄積されてきた地獄のイメージが経典を通じてそそぎこみ、集大成されることによって、これほどの力を持った》ということのようなんです。

たしかに、著者の言われる通り、ダンテの『神曲』に書かれた地獄にも、よく似ていますよね。つまり、キリスト教の中にも、さらには、ユダヤ教、いやいや、ギリシャ・ローマから引き継がれた神話的な地獄観というところまでさかのぼって共通性を見出し、「もとをただせば・・・」と、インドとギリシャをインド・ヨーロッパ語族という共通性でつないでみたりしています。

場合によっては、ヘレニズムという闇鍋というか、文化のごった煮時代を経てシャッフルされたものが、インドで経論に取り込まれたのかも知れません。

そうか、源信は、日本のダンテといっていい存在なんですね。ただし、著者は、ダンテが『神曲』を書いたのは1300年代で、源信が『往生要集』を書いたのは985年。源信の方が300年も早いことを指摘することを忘れていません。

おみごと。




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武川岳・蔦岩山・焼山・二子山

再来週、高校生と一緒に歩くコースを下見してきました。

実は、11月3日にこのコースを歩く予定だったんです。そのつもりで、東飯能駅近くのパーキングに車を止めて駅前のバス停に行ったら、この日は飯能まつりの日で、飯能駅を出たバスは、東飯能駅に向かわずに、そのまま名栗に行っちゃうって、ひどい話なんです。

仕方がないから飯能駅に歩くことにして、もう飯能駅ってところで気がついたんです。もし、交通規制がかかったら、下山して東飯能駅に戻ってきても、車が出られないかもしれない。

結局、車を取りに戻って、そのまま車で名栗に向かいました。武川岳から二子山の縦走はあきらめて、名郷・武川岳・妻坂峠・大持山・ウノタワ・鳥首峠・名郷の周回コースに変えました。

あの時は、紅葉真っ盛りでした。1ヶ月で、木はすべての葉を落としていました。
地図
東飯能駅近くのパーキングに車を止めて、駅のバス停へ。・・・今日は大丈夫。バスが来ます。えっ❢満員?・・・ではないけれど、空いている席はほんの2、3席。しかも、山登りの格好の人が大半です。すごいな。登山ブームなんだな。

そんなことを、今更ながら感じつつ、バスで名郷に向かいます。

皆さん、どこから来たんでしょう。ずいぶん早起きされたんでしょうか。寝てますね。私、バスや電車で眠れないんです。外を見ていたい。できれば窓に向かって膝立ちしたい。大人というか、おじいさんですからやりませんけど。

さわらびの湯に着いたら半分くらい降りました。びっくりしたのは降りた分だけ乗ってきたことです。ここからなら名郷まですぐですからね。ここにただで車を止めて、バス代も浮かせようという魂胆ですね。
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名郷につきました。飯能が舞台になってる漫画があるみたいですね。バスの中も漫画だらけでした。名郷を出たのは8時20分位。

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天狗岩の下に付きました。歩きはじめて40分位でしょうか。危ないって感じじゃないんですけど、けっこう長く続く岩場で、おもしろいところです。きっと高校生も喜ぶでしょう。

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武川岳に到着したのは10時15分ころ。名郷から2時間位ですね。1ヶ月前に来た時は武甲山見えなかったです。葉が落ちて、透けて見えるようになりました。

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向こうの向こう、かすかに光ってるのは、海かな。ここから海が見えるかな。それにしても、重たい空。今日は晴れ基調の予報だったのに、完全に外れましたね。

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蔦岩山です。向こうは武甲山。

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焼山まで来ました。武甲山と両神山の揃い踏みですね。

12月3日の秩父夜祭を終えて、いよいよ秩父は冬ですね。秩父の冬は、とても寒いんです。と言っても、秩父にいたのは18歳まで。あれからもう40年も経っちゃいました。今じゃもう、秩父の冬の寒さは耐えられないな。

実は、ここ二ヶ月ほど膝痛に悩まされてます。このコースは急な下りが何か所かあって、膝が持つかどうか確認する意味もあったんですが、蔦岩山からの急な下りのところで、痛くなり始めました。焼山からの更に急な下りが心配で、回避することにしました。木こりさんの杣道があるみたいなので、木を伝って、林道に降りることにしました。

二子山までの中間点に登り返さなきゃいけないけど、下りよりも、その方がいいや。

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二子山、雄山の展望台です。秩父の街が見えるところには、ハイキングの人たちがたくさんいました。

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あとは芦ヶ久保までの1時間の下り。急な下りじゃないから、だましだまし行きました。途中、岩の上にきれいな紅葉が四枚のってました。

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下りきったところで、トンネルで線路の下をくぐれば、芦ヶ久保駅です。なんとか膝は持ちました。芦ヶ久保の駅は道の駅が隣りにあるんですが、ずいぶん賑わってました。




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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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