めんどくせぇことばかり
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欧米、アフリカに同性愛受け入れ「強要」 ウガンダ

2023/12/07  AFP
欧米、アフリカに同性愛受け入れ「強要」 ウガンダ
(抜粋)
米国が厳格な反同性愛法を理由にウガンダの政府当局者へのビザ発給を停止したのを受け、ウガンダ政府は6日、欧米諸国がアフリカに同性愛を受け入れるよう強要していると非難した。


宗教とLGBTの受容
アメリカ大陸のほとんどに定住したイギリス人、フランス人、スペイン人、ポルトガル人の入植者は、ヨーロッパからキリスト教をもたらした。特に、カトリック教会と末日聖徒イエス・キリスト教会は、同性愛関係の法的承認に反対し、東方正教会、メソジスト教会、アメリカ・オランダ改革派教会や米国バプテスト同盟などのメインライン・プロテスタント、福音同盟、福音主義、南部バプテスト連盟などが続いている。アッセンブリーズ・オブ・ゴッドなどのペンテコステ派や、エホバの証人やモルモン教徒などの回復主義も、同性愛者の性行為は罪深いという立場を取っている。

しかし、米国の聖公会、アメリカ福音ルター派教会、カナダ福音ルター派教会、カナダの聖公会、カナダ合同教会、キリスト連合教会、ユニテリアンユニバーサリスト協会、クエーカー他の宗派はここ数十年でLGBTの人々をより受け入れるようになった。これらの宗派のほとんどは現在、同性の結婚式や祝福を行っている。さらに、米国の合同メソジスト教会の多くの教会は、宗派全体の制限にもかかわらず、同性結婚を司式し、祝福することを選択している。さらに、米国ではユダヤ教保守派、ユダヤ教改革派、ユダヤ教再建派がLGBTの信者を歓迎し、同性婚を行っている。《wikipedhia》


2023/10/03  BBC
ローマ教皇、同性カップルへの祝福を容認する発言
(抜粋)
キリスト教カトリック教会の教皇フランシスコは2日、カトリック教会で同性カップルを祝福することに前向きな姿勢を示した。

その一方で、カトリック教会は依然として同性間の関係を「客観的に罪深い」と考えており、同性婚を認めることはないと付け加えた。


優柔不断なフランシスコが前向きな姿勢・・・ポーズを取っただけで、カトリック教会は断固として認めていない。同性婚の容認を国別にみても、早かったオランダが2001年、フランスが2013年、アメリカが2015年と、そう前のことじゃない。

同性愛を非合法として取り締まりの対象とした背景にも宗教があったんだろうけど、フランスは革命で同性間の性行為を罰する法律はなくなった。デンマークが1933年、ドイツは1994年、アメリカは2003年と、やはりそう前のことじゃない。日本では明治に入り、西欧型法整備が急がれたときに、違法とする条文が導入されたことがある。しかしこれは例外で、すぐに消滅した。禁止条項で厳格に取り締まることは、文化的にそぐわないと判断されたのだろう。

ウガンダがイギリスから独立したのは1962年で、公民権運動の真っ只中のアメリカは、その頃、同性愛どころか人種差別が当たり前の国だった。独立後のウガンダは政治が安定せず、内乱が長期化した。今でもその混乱は、収束したとはいえない。中世のまま植民地にされ、独立で急に開けた近代の混乱の中にある。

そんな中、ウガンダは今年、同性愛を違法とする反同性愛法を成立させた。そのことにアメリカやヨーロッパのリベラルが敏感に反応している。欧米社会が長い時間をかけて築き上げた現代においても、LGBTはとりわけ難しい問題。中でもトランスジェンダーは道理を逸脱した。それを、ようやく訪れた近代の混乱が収まらないウガンダに押しつけても、反発を招くだけだろう。

彼らが頼る家族や部族の連帯感を、LGBTは確実に破壊する。ウガンダの反同性愛法は、伝統的家族価値観を破壊する行為である同性愛の押しつけを、西洋の文化的帝国主義として非難している。

テーマ : 国際問題
ジャンル : 政治・経済

『左翼リベラルに破壊され続けるアメリカの現実』 台東区松村智成議員の発言

2023/10/26  朝日新聞
「偏った指導で同性愛に誘導」と発言した台東区議が謝罪 一部撤回も
(抜粋)
自民党の松村智成・台東区議は26日、9月20日の区議会一般質問で「偏向した教材や偏った指導があれば(子どもを)同性愛に誘導しかねない」などと発言したことについて、本会議で謝罪し、一部を撤回した。

撤回した“一部”というのがどこなのか、まったく分からない不完全な記事なのだが、新聞で知ることのできる松村議員の発言の中に、謝罪や撤回が必要と思われるものが、私には見つけられない。

まいっちゃったな。いい歳をして、社会の一般常識に追いつけなくなっている。心配になったので、この時の松村氏の発言を見つけた。以下のようなものだった。ちょっと長いんだけど・・・。
台東区議会議員 自民党 松村智成

先ほどご紹介した同委員会の質疑内で「子供が親の知らないままに性自認に食い違いがあると導かれ、やがて 思春期 ブロッカー 、ホルモン治療、そして乳房切除や性別適合手術に進んでしまう危険性がある。

先進国では、この教育が始まって以来男だったのではないかという思春期の女子が格段に増えたという報告もあります。思春期は正常なる 異常状態です、家庭での理解を得つつ、それこそ慎重にしていかなければならない、後で後悔しても始まらないということです。と問題提起をしてこられた女性 スペースを守る会 や当事者団体など4団体の調整役をされた方が参考人としてお話しされておりました。

この「思春期は正常なる 異常状態」という部分はとても重要なポイントで正常な成長の過程ではあるが精神的に不安定になりがちで、様々な葛藤や悩みの中で性も含めた自我の形成を図っていく 非常に過敏で繊細な時期であるということを 表しております。

だからこそ、この時期における性に関する教育については誤解を招いたり 誘導的にならないような細心の注意が求められるのでありその部分が疎かになりつつあるのでは と 私は大変危惧をしております。

埼玉県教育委員会は「たくさんの色 ふれ合おう」という小学校高学年用のリーフレットを作成しています。その中では、自分が思っている性別も 「人それぞれちがう」と説明し、自分が実感している性別や、生きていきたい性別を表す 「こころの性」生まれた時の性である「からだの性」 好きになる相手の性別を表す 「好きになる性」服装やしぐさ、 言葉使い など 自分が表現したい性別を意味する「表現する性」の四つがあること を紹介しています。

ほとんどの児童の体の性は「男」と「女」 のどちらかであり性的指向 の認識もないのに、このような教材で教えられれば悩むことでしょう。「男性か女性かではっきり分かれるものではない」などと教えられても児童はなかなか理解できないばかりか 混乱する一方です。こういった偏向した教材や 偏った指導があれば「同性愛」へ誘導しかねません。「男」か「女」 、「それ以外」などの性自認の問題を偏って指導することは本当に不必要だと私は考えます。

学校教育で大事なのは、人はみな違って当たり前であり、その違いを認め、誰に対してもお互いを思いやる心を育むことであると考えます。思春期を迎え、心も体も変化していく時期に性の多様性ばかりに重点置き、男性や女性の特性を軽視するような教育を行っては 児童が混乱するばかりです。

LGBT に特化した教育ではなく誰でもお互いを理解し思いやる心の涵養こそが必要と考えます。

令和6年度から使用される保険の教科書では検定に合格した 6社 全部の教科書で性の多様性を取り上げました。こうした中、道徳の教科書では「同性婚」の法的容認を求めるような編集も見られます。こういった 教科書の記述で学べば指導する教員によっては「同性婚や選択的夫婦別姓 といった制度を認める 世の中にしていかなければならない」と、一方的な思想が児童、生徒に植え付けられる可能性があります。子供を混乱させるのではなく、思春期の子供が自己を肯定できるような教育こそが必要なのです。

民間の調査によると、日本には約3〜10%の性的マイノリティに属する人がいると言われておりますが、率直に申し上げますと 私の周辺の方々から様々聞いて感じている様子と調査結果に大きな隔たりがあると私は感じております。

幾つかの調査結果について詳細を調べてみると調査方法が不明瞭であったり、調査項目が 誘導的であったり、ランダムに抽出した母数への調査ではなく インターネットで不特定多数の人に調査への回答を求めるものであったり、実情を正しく反映しているかという点において疑義があると感じています。

この数字の算出方法自体が不明確である中で、そもそもこの理念法のゴールは一体どこにあるのでしょう。児童、生徒における性的少数者の定義は一体何なのでしょう?日に日に気分が変わる 子供に対し 大人がジェンダーギャップという勝手な枠組みを当て込む事そのものが疑問であります。

性に違和感がある子供への理解を優先するがあまり、男らしさ女らしさといった特性とも言えるものが無くなってしまうのではないかと感じています。

男らしさ、女らしさ という考え方 自体については。ジェンダーにおける アンコンシャス・バイアス、つまり 誘導を招くという意見がある事は承知しておりますが、生物学的に男女 それぞれの特性があるということは事実であり、重要なのはその特性差が不合理な差別に繋がらないようにする事です。

『左翼リベラルに破壊され続けるアメリカの現実』    やまたつ

徳間書店  ¥ 1,870

行き過ぎた左傾化、治安悪化、ジェンダー破壊、不法移民・・・
プロローグ 中間選挙の結果から見えてくるアメリカの現実
第1章 国辱のアフガニスタン撤退
第2章 ヴァージニア州・ニュージャージー州での誤算
第3章 過激な左翼思想と治安
第4章 ジェンダーの破壊とWokeの侵食
第5章 国境の崩壊と不法移民問題
第6章 ハンター・バイデンの疑惑
エピローグ 2024年大統領選挙の展望


新聞の記事だけじゃ分からないものだな。全部読んでみても、やはり分からない。立派なご意見だと思う。

生まれつき、またはホルモンバランスの関係から、成人する前に性別に迷いが生じることは、さほど珍しいことではない。未成年で迷いが生じている場合、医療的、精神的に補助の手を差し伸べる必要がある。しかし、今のLGBTの思想のもとでは、幼い段階から性の世界を意識させる教育が行われている。

・・・と言うのはアメリカの話なのだが、松村議員が危惧するところが、アメリカでは現実のものとなっているようだ。

2022年3月、フロリダ州知事ロン・デサンティスが署名して、《教育の親の権利法》が成立した。この法律で、学校教育に関する保護者の権利が保障された。どのような教育を受けるかについて、保護者は意見することができ、訴訟を起こす権利も明確化された。また、幼稚園から小学校3年生に対する性教育とジェンダー教育が禁止された。

年少者に対する性教育は、以下のようなことが行われることが報告されている。幼い子どもに自慰行為のやり方を教える。エロ本レベルの本を図書館に置く。アナルセックスやオーラルセックスを教える。

ディズニーが、この法律に反対した。「ディズニーのゴールはこの法律が州議会で撤廃されるか、裁判で無効判決を勝ち取ることだ。そのために会社として協力を惜しまない」と声明を発表し、LGBTQ推進団体に5億円の寄付をした。

ディズニー内部会議の映像がSNSで流出し、テレビ番組の登場人物の50%をLGBTQにすることが話し合われていた。今やディズニーは、Woke勢力に浸蝕された洗脳機関となっている。

“Woke”というのは、「目覚めた人」の意。「性差別などの社会的不平等に“目覚め”、立ち上がった人たち」くらいの意味に解すればいいだろう。彼らは、自分が“正義感”と思っているものが、他人の権利を伊地知るしく侵害するものであることに、「目覚め」ていない。

昨年11月封切りの「ストレンジ・ワールド」は200億円の赤字だという。同性愛病者のある子ども作品なんか誰が見るか。最新作の「ウォッシュ」も大失敗らしい。・・・つまり、見えていないのだ。

ディズニーは1967年、リーディクリーク改良地区の特権をフロリダ州から付与されていた。フロリダ州のウォルト・ディズニー・ワールドは、政府機関並の独自の自治権や税の優遇措置を受けていた。これらの特権の剥奪が州議会で可決され、デサンティス州知事が署名した。


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テーマ : LGBT・ジェンダー
ジャンル : 政治・経済

拘束されたハマス戦闘員らが証言、少女の遺体を犯す許可 人質獲得者には高額報奨金

2023/12/05  AFP
ハマス、イスラエル奇襲時の性暴力疑惑を否定
(抜粋)
ハマスは、「パレスチナのレジスタンスであるわれわれを極悪視するため、根拠のないうそや疑惑を広めるシオニストによるキャンペーン」の一環だと非難。イスラエルの女性団体や人権団体による主張についても、10月7日の戦闘開始以来イスラエルが繰り返している「うそ」の一つだと一蹴した。

ハマス襲撃時のジェンダーに基づく暴力に関する調査委員会の委員長は先月、「10月7日に(ハマスに)レイプなどの性暴力を受けた被害者の大多数は殺害されており、証言は得られない」と述べた。

スクリーンショット 2023-12-06 050826虐殺行為は、いくらでも証拠が残されている。あとは性犯罪の立証だけ。被害者はほぼ全員殺されている。あとは、まだ解放されていない人質の中に被害を受けて、生き延びている人がいるかどうか。状況証拠は切りがないほどある。
ほぼ裸の状態でトラックの荷台に乗せられ、連れ去られる女性

2023/11/06  CHRISTIAN TODAY
拘束されたハマス戦闘員らが証言、少女の遺体を犯す許可 人質獲得者には高額報奨金
(抜粋)
従軍ラビ隊の女性隊員であるシャリさんはメディアに対し、犠牲者らの遺体を洗い、埋葬の準備をしていると語った。シャリさんは、「女性や老婆、子どもなど、被害者の骨盤を折るほど残忍な集団レイプの証拠がある」とシャリさんは言い、「頭を切り落とされた人々」や、寝巻姿で寝ていた女性が「起こされて撃たれた」ものも見られたと続けた。

シャリさんによると、「顔を吹き飛ばされた」人や、戦闘員らに頭を潰されて脳みそがこぼれ落ちた人もいたという。また、「妊婦から切り出された胎児が斬首され、さらに母親も斬首された」ものを目にしたと話した。


これだけ人を残虐に殺せる連中に、“レジスタンス”を自称させてはならない。あまりにも恥知らずな行為である。遺体は悲劇を語っている。死者の声に、耳を傾けなければならない。




2023/12/05  中央日報
「男女問わず性的暴行したハマス…性犯罪暴露恐れ女性の解放拒否」
(抜粋)
米国務省のミラー報道官は4日、「ハマスが犯した性犯罪に関する報告を疑う理由がない」と話した。その上で「(性犯罪が)ハマスが人質にしている女性を解放しない理由のひとつのようだ。臨時休戦協定が決裂したのは女性らが拘禁期間中に起きたことについて口外するのを(ハマスが)望まないためとみられる」と付け加えた。

中央日報は頑張っている。それに比べて・・・

テーマ : 中東問題
ジャンル : 政治・経済

『侍ジャパン 証言WBC』

3大会ぶりの世界一奪還!

知られざる激闘の裏側を、選手、スタッフ、関係者らが激白。

栗山英樹監督の信じる力、ダルビッシュ有のチームへの献身、大谷翔平の強い意志と楽しむ心……秘話満載、永久保存版の一冊。
“6月9日第一刷発行の本”

遅すぎる?いや、私には、まだ早すぎたくらい。

まだ、あの時のほてりは、体のどこかに残っていた。それが完全に消える前に読もうとは思っていた。だけど読めば、録画を見たくなるに違いない。今は読みたい本がたまっているので、それはまずい。それなのに、我慢できずに購入してしまった。

購入した以上、もちろん読んだ。あの時の感覚は、すぐによみがえった。いや、後日談、コーチ陣やチームを裏から支えていた人たちの話も含め、情報としては、あの時以上。

各国チームとの力関係が、詳細なデータの比較を通して紹介されている。それによれば、日本が勝つべくして勝っていることが分かる。さらには、初戦から決勝まで、一試合ごとのデータが紹介されているので、各試合の一場面一場面を思い出すことが出来る。

このデータがあるなら、日本ラウンドの対“中国”戦から録画で見直すしかない。膨大な時間を消費することになる。年末年始の酒が入った状態で見るのが良かったんだが、やはり、早すぎたか。

今すぐ見たいところだが、・・・そういう訳にも・・・



宝島社  ¥ 1,320

最強メンバーが「ワンチーム」になるまでの人間ドラマを徹底取材!
巻頭グラビア 大谷翔平が教えてくれた強い意志と楽しむ心と信じる力
大谷翔平 「決めた。絶対に塁に出てくる」
栗山英樹 「人って凄い。本当に凄い。そう信じた大会だった」
データが語る完全優勝。侍ジャパン、強さの秘密
ダルビッシュ有 日本代表を“ワンチーム”にした人間力の核心
中村悠平 初めて尽くしの大谷翔平 決勝戦9回「15球の真実」
ダルビッシュと大谷翔平がチームにもたらした革命
白井一幸 最高のチームが最強のチームになる
城石憲之 村上の劇的打を生んだ栗山監督の信じ抜く力
決勝戦前のブルペンで6年ぶりに受けた大谷のボール
近藤健介 こんな野球がしたかった
村上宗隆 「3年後は全試合4番で」
山田哲人 苦悩の男を救ったダルビッシュの言葉
通訳 小島克典 「今回の日本代表は群を抜いて結束力が強い」
OBが見た侍ジャパン 里崎智也 川﨑宗則 五十嵐亮太
愛と情熱と栄養を選手に 「弁当」に込めた思い
WBC2023 侍ジャパン全記録


2019年プレミア12、2021年東京2020五輪を中心選手として支えてきた山田哲人は、打撃の低迷に悩んでいた。昨季、打率はプロ12年でワースト。招集を受けて悩んだ山田に、「どうしても来てくれ」と栗山監督は頼んだ。

キャッチャーの中村悠平は、このWBCで人生最大の緊張感を味わっていた。5試合出場した中で初戦となった韓国戦、負ければ1次ラウンド敗退の可能性も出てくる。試合が近づき、5分くらいベンチで待機していた時、中村はタオルで口をふさぎながら、試合が始まるまでずっとえずいていた。

源田壮亮は3月10日の韓国戦で、右手小指を骨折した。ベンチに戻った源田の小指は、不自然に外側を向いていた。プレーを続ければ、シーズンに影響する可能性もある。場合によれば、選手生命にも関わる。それでも本人は、「絶対に出る」と言い張った。栗山は、源田が所属する西武の渡辺久信GMに連絡した。渡辺は「本人の意思の通りにしてほしい」と応えた。

日本のホームラン王村上宗隆は苦しんでいた。1次ラウンド4試合で14打数2安打、打率1割4分三厘。3月3日の強化試合、試合前に5階席に飛び込む大谷のフリーバッティングを見せつけられた。あまりのすごさに笑ってしまう選手もいる中で、村上の表情はこわばっていた。微妙な心情が、村上のバッティングを狂わせた。

みんな、そんなにも苦しんだのに優勝決定後のインタビューでは、「このチームで戦えなくなるのが寂しい」、「このメンバーでもっと試合がしたい」、「ありがとう」、「幸せな時間だった」、「最高の時間だった」と答えている。

WBCを特集した本は幾つか出ているようだが、この本が一番みたいだな。

・・・ここのところ、野球だけではなく、日本選手はさまざまなスポーツで、世界と真っ向勝負できるようになってきている。サッカー、バレーボール、バスケットボール、陸上、水泳。「大したもんだな」と思いながら、いつも感心して観戦している。日本のスポーツ界の因囚が取り沙汰されることもあったが、それを通して一皮むけたんだろうか。

若い人たちが溌剌として頑張っている姿を見ていると、とても気持ちがいい。それこそ、寿命が延びる思いがする。これからも、もっともっと私の寿命を延ばしてもらいたいものだ。

やはり録画は、年末年始に一杯やりながら見よう。


テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

偽善の「CO2削減」活動家に踊らされてはいけない

2024/12/04  ロイター
ゴア氏、UAEのCOP28議長国としての資格に異議
(抜粋)

COP28の議長を務めるジャベル産業・先端技術相がUAEのアブダビ国営石油会社(ADNOC)の最高経営責任者(CEO)であることから、気候変動対策の公正な仲介者になれるのか、という一部の参加者による懐疑的な見方を反映した発言だ。スクリーンショット 2023-12-05 060014


見せかけの正義を背景に、世界に脅しをかけるアル・ゴア。アブダビ国営石油会社の最高経営責任者であることを理由に、UAEのジャベル産業・先端技術相にはCOP28の議長をする資格はないと訴える。産油国を一方的に悪玉に仕立て上げたところで分断が増すばかりなのだが、アル・ゴアにはそんなことどうでもいい。世界に脅しをかけることは、自分の収入につながるのだから。

2019/12/04  JBpress
偽善の「CO2削減」活動家に踊らされてはいけない
(抜粋)

『不都合な真実2』が出た2017年8月、デイリーコーラー紙によると、ゴアがテネシー州ナッシュビルに構える豪邸(全米3軒のうちひとつ)は平均的な家庭の21倍もエネルギーを使った。翌月は34倍に増えている。「温暖化過激派のゴアは年に220万円も電気代を使うが、環境ホラー話で大儲けしたから痛くもかゆくもない。2億円未満だった純資産が、2008年には30億円にも増えたから」。とどめの一撃は「庭の温水プールに使う電力だけで、一般家庭6軒分の年間使用料に等しい」。

環境NGOの気候行動ネットワークが、国連気候変動枠組み条約締約国会議のたびに、地球温暖化対策に後ろ向きだったり、交渉の進展を妨げたりした国に化石賞を与えて皮肉っている。今年、日本は4年連続、COP28では授賞国第1号になったそうだ。

ちなみに、気候行動ネットワークは、“中国”に化石賞を与えたことはありません。

大洗海水浴場!

テーマ : 環境・資源・エネルギー
ジャンル : 政治・経済

『マンガでめぐる考古遺跡・博物館』 今井しょうこ

遺跡や博物館めぐりは、こんなにも面白い!

前著『マンガでわかる考古遺跡発掘ワーク・マニュアル』で、発掘の現場と考古学の世界を存分に伝えた著者が、今度は全国の博物館や資料館を訪問し紹介。

国立歴史民俗博物館や吉野ケ里歴史公園など有名で大きな博物館から、千葉市加曽利貝塚博物館、板付遺跡、唐古・鍵考古学ミュージアム、橿原考古学研究所、國學院大學博物館、中津市歴史博物館などの個性的な資料館をロードムービータッチに描く、コミックエッセイ。資料も充実。
著者の今井しょうこさんは、この本の前に、『マンガでわかる考古遺跡発掘ワーク・マニュアル』という本を出されているという。なんでも、ハローワークで見つけた遺跡発掘調査事務所の求人をきっかけに、遺跡発掘の仕事にはまっていったようだ。それが考古学に対する興味の始まりか。・・・普通は逆なんじゃないかと思うが。
そして自ら発掘に携わった、・・・なんだろう、線刻画が現れたそうだから弥生土器かな。それが市の博物館に年代別に展示され、解説されている様子に触れて感じてしまったようだ。それを創作していた人から自分まで、ずっと連続した時間が流れてきたことを。

日本は、歴史に断裂がない特別な国だからね。過去の遺物に対する思いが、より強くなるのはよく分かる。それを一番に感じることが出来るのが、遺跡そのものであったり、博物館だな。




創元社  ¥ 1,540

過去の人々が作り上げてきたものの中で、現代の私たちは生きている
プロローグ
はじめに
第1章 さあ、行こう博物館!~どこに、どう行く? 
第2章 大きな博物館に行こう!~歴史の流れがわかる~
第3章 縄文時代に行こう!~謎多き時代からわかること~
第4章 弥生時代に行こう!~ニューウェーブがやってきた~
第5章 古墳時代に行こう!~遺跡をめぐる人々~
第6章 奈良・平安時代に行こう!~都をめぐる~
第7章 中世に行こう!~庶民の暮らしを訪ねる~
第8章 近代に行こう!~街歩きと遺跡を楽しむ~
最終章 博物館、そこにあるもの
おわりに


この本は、著者の今井しょうこさんが、全国各地、いろいろな遺跡や博物館を回って、遺跡や遺物から、そこに生きていた人、それを使っていた人の存在を感じてきた記録。またそれらの遺跡や遺物を、さらに後世に残すべく、精一杯の知恵を絞ってくれている全国各地の学芸員、遺跡発掘の仕事に従事する人たちに思いを寄せてきた記録。

その博物館を見学するために時間をかけて訪れるというのは、普通であれば、なかなか難しい。せいぜい仕事等の都合で、たまたま訪れた場所に興味を持てる博物館があれば、そして時間が許せば見学をする程度だろう。

私の場合は、仕事が高校の教員だったこともあり、修学旅行でいろいろな遺跡、博物館等を見学することが出来た。広島や長崎の原爆資料館、佐賀の吉野ヶ里遺跡、雲仙普賢岳の災害記念館なんてのも思い出深い。あげれば切りがない。日本って、全国津々浦々に遺跡や博物館がある。

だからこそ、地元の遺跡や博物館を丹念に訪ねてみるのもいい。私の住んでいるのは元武蔵国の埼玉県。埼玉県立嵐山史跡の博物館は、「鎌倉殿の13人」の中でも重要な役割を果たした畠山重忠の館跡に作られている。さらに戦国末期に掘りや郭が作られて城館として使われていたらしい。

行田のさきたま古墳公園は大和朝廷に仕えたと思われる豪族たちの古墳が集中するところ。公園内の博物館には、稲荷山古墳から出土した金象嵌で文字の刻まれた鉄剣が展示されている。公園内にある「はにわの館」では、500円で埴輪を作ることが出来る。ほど近い吉見には、吉見の百穴というのがある。古墳時代後期の横穴墳墓だという。他にもたくさんあるぞ。

読んでいて大笑いしたのは、《「行ってみたら休みだった」は割りとよく聞く》という話。友人のYさんは、青森まで行ったのに休みだったとかで、滂沱の涙。「青森まで行ったのよ」と繰り返していた。青森というとあれか、・・・三内丸山か。

私もつい最近、せっかく倉敷の美観地区に行ったのに、大原美術館が休みだった。よく確認してから出かけよう。

博物館めぐりっていうのも、なかなかいい趣味だな。


テーマ : 史跡
ジャンル : 学問・文化・芸術

南シナ海に中国の“海上民兵”船団135隻以上 フィリピン「不法」に集結と警告

2023/12/03  産経
南シナ海に中国の民兵船団135隻が集結 フィリピン「不法」と警告
(抜粋)
フィリピン沿岸警備隊は3日、南シナ海・南沙(英語名スプラトリー)諸島のウィットサン礁付近に中国の海上民兵の船団135隻以上が「不法」に集まっていると発表した。




2023/12/04  産経
南シナ海で中国船135隻 フィリピン側の警告を無視
(抜粋)
フィリピンはウィットサン礁を自国の排他的経済水域(EEZ)内と主張している。沿岸警備隊は集結している中国船の数が増えていると見ており、「不法な停泊だ」と反発。パトロールを強化する方針。ウィットサン礁付近では、2021年3月にも200隻を超える中国船の停泊が確認され、フィリピンは中国側に抗議した。


武装した漁船団は、人民解放軍の管理下にあるようだ。海軍及び海警局の先兵的役割を担わされているようだ。普段、漁業等に従事しているが、命令があれば、民間漁船等で編成された軍事組織に早変わりし、軍事活動であることを隠すため、漁民等に装って任務を遂行する。情報収集や監視、相手国軍の牽制、妨害、施設・設備の破壊、ゲリラ活動に従事する。

一気に陣地を奪い取るより、サラミを薄くスライスしていくように、気付かれないうちに陣地を奪っていくことからサラミスライス戦術と呼ばれる。

海上民兵は、2020年には、尖閣諸島にも現れた。

テーマ : 支那
ジャンル : 政治・経済

『日本の電機産業はなぜ凋落したのか』 桂幹

かつて世界一の強さを誇った日本の製造業。しかし、その代表格である電機産業に、もはやその面影はない。なぜ日本の製造業はこんなにも衰退してしまったのか。

その原因を、父親がシャープの元副社長を務め、自身はTDKで記録メディア事業に従事し、日本とアメリカで勤務して業界の最盛期と凋落期を現場で見てきた著者が、世代と立場の違う親子の視点を絡めながら体験的に解き明かす電機産業版「失敗の本質」。ひとつの事業の終焉を看取る過程で2度のリストラに遭い、日本とアメリカの企業を知る著者が、自らの反省もふまえて、日本企業への改革の提言も行なう。

この過ちは日本のどこの会社・組織でも起こり得る!ビジネスパーソン必読の書。

高品質・高性能で、しかもかつての日本製品は、比較的安かった。だから、負けるはずがなかった。そのうち為替の影響を受けるようになり、人件費を中心にコストも上昇する。低価格を武器にすることができなくなっても、高品質・高性能は変わることのない日本の武器である。

・・・はずだった。ところが、あるときから、それが仇になったようだ。

そう言えば私も、DVDのデッキを買ってそんなに経たないのに、なんでもうブルーレイに切り替わるんだろうと思った。これが電機業界のやり方かと、腹も立った。日本では切り替わりが行なわれたものの、海外市場にはまったく受け入れられなかったという。「すでに
DVDが存在し、画質は多少良くなっても驚くほどではないし、海外では動画配信サービスが広がりはじめていた」ということらしい。

光ディスクの場合、CD-Rが開発された段階で、その延長線上に理論上実現可能な技術の将来予測をロードマップという。このロードマップを着実に実現させることに、日本は長けているという。アナログ技術の場合、日本はそれでナンバーワンになった。

しかし、デジタル化の本質はロードマップ上の高品質・高性能化ではなく、“画期的な簡易化”にあった。日本の電機産業界は過去の成功体験もあり、高品質・高性能を強みと自負していた。最高品質を目指して妥協を許さない姿勢で新商品を開発した。

顧客が“画期的な簡易化”を求めている時に、顧客の求める以上の商品開発にコストをかけてきたのが日本の電機産業界だった。デジタル化の本質を、完全に見誤っていた。

それが、日本の電機産業が凋落した、原因の一つである。しかし原因は、それだけではないようだ。



集英社新書  ¥ 1,034

電機産業の「失敗の本質」を見事に捉えた、日本経済の未来への指針
第1章  誤認の罪 「デジタル化の本質」を見誤った日本の電機産業
第2章  慢心の罪 成功体験から抜け出せず、先行者の油断から後発の猛追を許す
第3章  困窮の罪 間違った”選択と集中”による悪循環
第4章  半端の罪 日本型経営の問題点は、なぜ改善できなかったのか
第5章  欠落の罪 人と組織を動かすビジョンを掲げられない経営者
第6章  提言 ダイバーシティと経営者の質の向上のためには


それでも、高品質・高性能は、どうやら日本人の本質に根ざした部分があるらしい。もちろん、それが仇になる場面があるなら、警戒する仕組みを作っておく必要があるが、本質であるならば役立てればいい。

これは工業製品の話ではないのだが、こんなニュースを見つけた。

2023/11/18  朝日
神戸ビーフ、宇治抹茶… 海外での模倣品「情報提供を」、現地に窓口
(抜粋)
神戸ビーフ、関サバ、宇治抹茶、長崎カステラ……。海外で日本の農林水産物や食品をまねた商品が出回り、年間の推定被害額は700億円を超える。模倣品の横行を防ごうと、農林水産省は主要国に相談窓口を設け、幅広く情報提供を求めていく。

食品の分野においても、「日本ブランド」は世界から受け入れられているようだ。朝日の記事にある「神戸ビーフ」、「関さば」、「宇治抹茶」、「長崎カステラ」のほかにも、「北海道ホタテ」、「北海道ミルク」などと表示された商品が出回っているという。これらは全部、パッケージの名前だけの偽物。2020年の年間被害額は、推定741億円にもなるという。

そんなわけで、農林水産省が重い腰を上げた、バンコクのJETRO事務所に窓口を設置して、情報を集めることになったという。立ち上げるやいなや、情報が飛び込んできているなんてことがニュースになっていた。

「日本ブランド」は、手塩にかけて作り上げた、味の“高品質・高性能”。顧客の満足を考えて仕事をする、日本人の本質が作り上げたもの。それをしっかり国が守るという姿勢を、世界に見せることが大事だな。

食品の分野でも、“高品質・高性能”が日本の強みになる。おそらく他の分野でもそうだろう。それをしっかり自覚し、それが場合によってはマイナス要素ともなり得ることを、理解しておくべきだろう。

長年かかって育て上げた新種の種子やら苗やらを、ずいぶん“中国”や韓国に持ち出されて、そこでも数百億の損失が出ているという。農林水産省は汚名返上のつもりで、頑張ってもらわないとね。



テーマ : 経済
ジャンル : 政治・経済

日本を愚弄するユダヤ人・・・首相まで

今でも思う@piersmorganの祖父と兄は戦争の英雄ですが、何人の敵戦闘機を殺したかは言えませんでした。

ハマスは、大日本帝国やタリバンのように、去らなければならない邪悪な政権です。イスラエルは、これらの戦争と同じように、正義の戦争を戦っている。



ネタニヤフ:「ハマスに乗っ取られたパレスチナ人のためにより良い生活を望むなら、ハマスを破壊しろ。第2次世界大戦で日本やドイツがやったような有害な体制を打倒しなければならない」

イーロン:「選択の余地はない」



こいつら、自分たちがハマスやタリバンと同列に見ている大日本帝国に、世界から見捨てられた多くのユダヤ人が助けられたことを知らないらしい。私は歴史を前提にしてイスラエルの自衛権を支持するが、ユダヤ人が歴史も知らずにガザを攻撃しているのなら、考えをあらためる。

一九三八年三月八日、ハルビン特務機関長樋口季一郎の元に「満洲里駅(満洲領の始発駅)の対岸に位置するソ連領オトポールに、ユダヤ人の難民が姿を現わした」という知らせが入った。

ナチスの弾圧から逃れるために、ドイツなどから退避したユダヤ難民は、当初、ポーランドを目指した。しかし、ポーランドから受け入れを拒否され、次にソ連に向かった。ソ連は「シベリアでの労働力」として、彼らの入国を許可した。ところが、都市生活者が大半のユダヤ人がシベリア開発の労働力として計算できないと分かると、一転、難民の受け入れを拒否。すでにシベリアで生活していたユダヤ人の多くも追放された。シベリア鉄道のザバイカル線で退避してきた難民たちは、ソ連内の終着駅であるオトポールまでたどり着き、そこで満洲国外交部に入国を拒否されていた。

樋口は、臨時の特別ビザを発給するよう、満洲国外交部に働きかけることを決断した。その時の心境を、次のように書いている。

「ヒトラーのユダヤ人追放に反撃を加えたのは、純粋に私の人道的公憤に基づくものであったが、私は日露戦争末期におけるアメリカユダヤの対日協力に思いを致し、いつか必ずユダヤ人との交渉のあるべきを予察し、いささかその道をつけ置くを必要と考えたものであり、これを極東において対ユダヤ関係の緊密化を切望したのであった」(『陸軍中将 樋口季一郎回想録』)

樋口は満洲国外交部ハルビン駐在員の下村信貞と協議を開始。また、カウフマンと連絡を取り合い、食料や衣服の手配など、受け入れ体制を整えた。難民救済への準備は、自身の失脚を覚悟しての行動だった。

樋口は満鉄総裁の松岡洋右とも交渉し、特別列車の運行を依頼した。松岡はそれを受け入れ、運賃も無料とした。結局、難民たちには、「五日間の満洲国滞在ビザ」が発給されることになった。難民の多くは、その後、大連や上海を経由してアメリカなどに渡り、中には開拓農民として、ハルビンの周辺に入植した者たちもいた。

この救出劇を現地で目撃したアブラハム・カウフマンの息子テオドル・カウフマンはこう書き残している。「樋口は世界で最も公正な人物であり、ユダヤ人にとって真の友人であったと考えている」

後日、ドイツ外相のリッペンドロップからの抗議が、日本側に伝えられた。樋口は関東軍司令部への出頭を求められ、関東軍参謀長東條英機から説明を求められた。東條は樋口の主張に理解を示し、「当然の人道上の配慮」として樋口の行動を不問に付した。

樋口が開いた「ヒグチ・ルート」は、一九四一年六月の独ソ戦勃発まで使用された。一節には延べ二万人ものユダヤ人がこのルートで救出されたとも言われる。この数字は、おもにイスラエル側によって使われている。
http://jhfk1413.blog.fc2.com/blog-entry-7647.html

テーマ : 中東問題
ジャンル : 政治・経済

1日平均1万3000人? 中国北部で「子供の肺炎」急増の不気味

「またかよ、“中国”!」という声が聞こえてくる。

2023/11/27  ニューズウィーク日本版
1日平均1万3000人? 中国北部で「子供の肺炎」急増の不気味...「情報操作」への懸念も
(抜粋)
北京を含む中国北部で肺炎が急増し、警戒感が高まっている。子供の罹患が多く、病院に患者が押し寄せる様子がSNSに投稿されている。天津の小児科病院では、患者が1日平均1万3000人に及ぶとの投稿が。遼寧省大連では、収容し切れない患者が待合室で治療を受けている。
コロナだって、中国共産党の隠蔽によって感染爆発に至った。

情報操作は行われているという前提で、望まなければならない。なにしろ相手は、中国共産党なのだから。

世界人口の3分の1が死んだスペイン風邪。1918~20年のスペイン風邪にその名がついたのは、第1次世界大戦の中立国スペインが、国王アルフォンソ13世や閣僚の感染と国家機能の麻痺を大々的に報じたからである。戦争中の各国が、国内の感染状況を国家機密とした中で、スペインだけがあまりにも目立ったことが原因である。スペインはもちろん抗議したが、後の祭りであった。

カナダの歴史学者マーク・ハンフリーズは2020年3月15日付けの『ナショナルジオグラフィック日本版』で新説を紹介している。それによると、大戦で働き手が不足した英仏が、苦力10万人を雇い入れた。その頃、“中国”ではこの病気が流行しており、苦力たちにも同じ症状が出ていた。フランス、ノイエル・シュルメールの病院には、数百人の苦力が呼吸器疾患で死んだという記録が残っている。



『「世界史と日本史」同時授業』    村山秀太郎 伊藤賀一

アーク出版  ¥ 1,320

生徒数日本一とも言われるリクルートスタディサプリの世界史と日本史の人気講師

1部 日本国の成り立ちから敗戦まで
第1限 オリジナルとコピー
ー平城京と幕末・維新
第2限 軍隊と政治と経済と
ー日本が大陸へ進出した理由、米英と開戦した理由
第3限 防衛が先か侵攻が先か
ー領土ではなく資源の確保が日本のビヘイビア
第4限 再び人種や民族間の対立が先鋭化する?
ー中途半端は許されない日本の立ち位置
第2部 パンデミック
補講1 パンデミックと日本史
補講2 パンデミックと世界史
第3部 翻弄され続ける日本
第5限 地政学的立場から
第6限 思想的な立場から 


1918年のマルヌ川での敗走の原因を、“総力戦”の名付け親であるルーデンドルフ独将軍は「インフルエンザにあり」とした。インド兵が英兵として徴用され、終戦後、インドに帰還してパンデミックとなった。

当時の世界人口18億人の3分の1が感染。死者数は2000万~1億まで諸説ある。日本の死者は38万人だが、45万人説もある。世紀末ウィーンの画家エゴン・シーレやクリムト、社会学者のマックス・ウェーバーも餌食になった。

アメリカ大統領ウィルソンは、フランスのクレマンソーの対独強硬報復条約に反対だった。しかし、スペイン風邪にかかり気力が失せていたことから、妥協した。ヴェルサイユ条約の内容が異なっていたら、果たしてドイツにナチス政権は誕生しただろうか。

2002年のSARSは広東省深圳で、初めての患者が確認された。広東省では闇市でヘビ、トカゲ、サル、アザラシ、イタチ、ネズミ、センザンコウの肉が売られている。中国南部の人びとは、ニワトリ、アヒル、ガチョウ、ブタと一緒に暮らしている。

過去100年のインフルエンザの世界的流行の多くが、中国南部に起源を持つ。生きたニワトリを売買する習慣があるからだ。鳥インフルエンザの人への初感染は、1997年の香港だった。

2005年にブッシュ大統領が突然、鳥インフルエンザ、新型インフルエンザへの準備対応体制を重要な国家戦略と表明した。

20014年にはエボラ出血熱が西アフリカで流行したが、ギニア南部ではオオコウモリを日常的に焼いて食べていた。

2020年のパンデミック、新型コロナウィルスの起源はコウモリに由来するコロナウィルスだが、興味深いのは武漢のある湖北省はコウモリの生息地ではないということだ。

新型コロナウィルスのEタンパクの成分構造が、2018年に人民解放軍が浙江省舟山に生息する舟山コウモリの体内から分離した新型コロナウィルスに酷似しているという説がある。つまり2020年のパンデミックは天災ではなく人為性が介在する事件である可能性があるということだ。実は、この舟山コウモリこそがSARSの宿主なのである。

新型コロナが“中国”から流出したという事実は明らかだ。あとは故意によるものか、無能ゆえかの見極めだ。



テーマ : 支那
ジャンル : 政治・経済

今後、サウジはどう動くか

2023/11/29  ブルームバーグ
サウジがイランに投資提案、イスラエル・ハマス戦争の拡大阻止目指す
(抜粋)
サウジアラビアは西側諸国から経済制裁を受けているイランに対し、協力関係の強化および投資を提案していた。複数の当局者が明らかにした。イスラエルとイスラム組織ハマスとの戦争がより広範な紛争に発展するのを阻止することが狙いだいう。


記事題名と冒頭を読んだときには、頭を抱える思いだった。なにしろイランは、制裁で地に墜ちた国民生活の立て直しには関心を持たず、周辺のイスラム教武装組織を資金援助してきた国。サウジがイランにお金を回せば、そのままハマスに流れかねない。

しかし、そう単純な話ではないようだ。イランが国民生活を差し置いてイスラム武装勢力に資金を回しているのは、ムハンマド皇太子もとおに承知のはず。それにイランに対する提案は、「協力関係の強化および投資を提案」とある。

さらに、記事後半では、「サウジは別の方向性も模索している。リーフ米国務次官補(中近東担当)によると、米国はサウジや他のアラブ諸国と協力し、レバノンやパレスチナ自治区、イラク、シリア、イエメンに至る地域の武装勢力をイランが強化するのを阻止しようとしている」とある。

サウジの実権を握ったムハンマド皇太子は、国内の非石油産業の育成、女性の社会進出の促進、観光業の振興、公共サービスの改善などに取り組み、サウジアラビアの外交政策を強化し、イランとの対立を深めるなど、国際的な影響力を高めることを目指してきた。イスラエルとの間に、いわゆる“アブラハム合意”に向けての動きを進めていたのも、ムハンマド皇太子の改革路線に乗って行われていた。

ガザ戦争で、イスラエルとの関係改善の道はいったん途切れた。しかもパレスチナへの同情から、イスラム武装勢力に強力に支援してきたイランが、中東における存在感を大きくしている。ムハンマド皇太子は、存在感の増したイランを牽制しつつ、本来サウジが目ざした政治路線に復帰していくつもりだろう。


2023/11/30  サウジ・ガゼット
サウジアラビアは人権基準の適用における客観性を重視
(抜粋)
サウジアラビア人権委員委員長のアル・トゥワイジリ博士は、サウジアラビアと欧州連合(EU)の合同人権対話において、サウジアラビアが「イスラームにおける女性の地位とエンパワーメントに関する国際会議」を主催し、イスラーム社会における女性の権利に関連する課題に立ち向かうことに大きく貢献したことを強調しました。


ここまで改革を進めたサウジアラビアが、イスラム主義を強固にして、中東にお蹴るリーダーの地位をイランと分け合うという状況は、まったく考えられない。

テーマ : 中東問題
ジャンル : 政治・経済

2023年11月 『スプートニク』に登場する北方領土

4日
露の「スパイ」指定 クナーゼ氏の声を消すな(産経)
6日
中露艦の航行活発化で護衛艦不足、ほぼ丸腰の補給艦や多用途支援艦も投入(読売)
7日
北方領土返還まで活動つなぐ 根室の高校生 黒部・清明中で講座(中日)
10日
核兵器廃棄を日本が支援する協定、ロシアが一方的に停止発表(読売)
17日
ペスコフ大統領報道官、「プーチン氏の大統領選出馬望む」(ロイター)     もはや選択肢がない
18日
「ロシアキャンセル」政策は反文化的で人種差別主義的=プーチン大統領 プーチンの言葉は響かない
ロシアの知日派元外交官の受難 祖国はなぜ「売国奴」と認定したのか(朝日)
19日
北方領土問題に理解を 元島民のインタビュー動画など地図に(NHK)
21日
択捉島とロシア本土結ぶ旅客便、露航空会社が運航開始へ…「自国領」と既成事実化か(時事)
22日
北なお発射の構え…開発 背後に露か 日米韓高まる脅威(読売)      常任理事国の自覚は放棄
23日
露、兵士妻らの集会「却下」…反戦機運の高まり(読売)           不満が募っている模様
侵攻に抗議し徴兵事務所に火炎瓶、17歳少年に懲役6年 ロシア(AFP)       賢い少年の様です
中国国家主席、ロシア下院議長と面会-親密な関係アピール(Bb)         足繁く朝貢ですね
プーチン大統領「アイヌはロシアの先住民族」開拓の歴史を抹殺しているのは日本人(産経)
“外交特権”を悪用か 違反金踏み倒し「ロシアが6割」(FNN)
25日
政府が4億円超負担の「ムネオハウス」、ロシア公営企業が営利転用…中国の観光客も増加(読売)
1日
旧ソ連による日本人抑留死、新たに9人を特定 シベリア地域で7人(産経)
ボリショイ劇場トップ更迭 反戦理由か、後任にゲルギエフ氏―ロシア政府(時事)
ウクライナだって苦しいが、大義はウクライナにある。
大義のない戦いだということが、ロシアを追い詰める。
それまでウクライナを支えないとね。


スプートニクに北方領土問題、日ロ平和条約交渉に関わる記事が出ることは、まったくなくなった。当然だろう。この間ロシアは、北方領土をなんの懸案も持たない自国領として扱い、さらに既成事実化を進めている。もともと、オホーツク海の聖域化を進めるためにも、二島であっても返還することはあり得なかっただろう。しかし、ウクライナ侵攻で、ロシアは自ら場面を転換してしまった。おそらく、多少なりとも展開が変わるだろう。・・・

ロシアは2014年に見直した軍事ドクトリンで、「新たな戦争形態と新兵器の開発」を表明した。“新たな戦争形態”とは、“形を変えた侵略”に他ならず、クリミア侵攻はその先駆的な例となった。

国境線で相手に軍事的威圧をかけた状態において、フェイクニュース、経済封鎖、政治工作及び特殊部隊や民兵等をもって官公庁を占拠する。そこから政治的圧力を加え、形式的な住民投票を行なってクリミアはロシアに併合された。戦わずして領土を広げることに成功した。2022年のウクライナ侵攻で、ドネツク州、ルガンスク州、ザポリージャ州、ヘルソン州の南部四州を併合したのも、同様の手法だった。


2023/11/25  ロイター
フィンランド、ロシアの「ハイブリッド攻撃」非難 検問所ほぼ全て閉鎖
(抜粋)
フィンランドのオルポ首相は24日、ロシアは意図的に難民申請希望者をフィランドに送り込む「ハイブリッド攻撃」をやめるべきと非難した。ここ数週間でアフガニスタン、ケニア、モロッコ、パキスタン、ソマリア、シリア、イエメンなどから800人を超える移民がロシア経由でフィンランドに入国。以前は1日当たり1人未満だったという。


ハイブリッド攻撃には、前もってさまざまな種が播かれる必要がある。プーチンの「アイヌはロシアの先住民族」という発言もそう。将来、「ロシアの先住民族の土地を日本が侵略した」という発言につなげるための種。

テーマ : 領土・領海・・経済水域
ジャンル : 政治・経済

ロシアで雪の上に「反戦」と書いただけで拘留10日 軍の信用傷つけた疑い

2023/11/29  ロイター
ロシアへの「忠誠承諾書」、外国人に署名強制へ 法案準備と報道
(抜粋)
ロシア内務省は、同国に対する「忠誠承諾書」への署名を外国人に強制する法案を準備している。 外国人が政府の政策を批判することなどを禁じる。

国営タス通信によると、ロシアに入国する外国人は「ロシア連邦の公的機関の活動を妨げ、いかなる形であれ、ロシア連邦の対外・国内国家政策、公的機関およびその当局者の信用を傷つけること」が禁止される。


外から来る人たちが、ロシア指導部に対してどのように考えているか、よく分かってるんだな。それでいて、それを言って欲しくない。言ったら、捕まえちゃうぞ!

なんだか、コンとじみてきた。

場合のよっては、外国人を恣意的に逮捕するための法律か。


2023/11/30  産経
ロシアで雪の上に「反戦」と書いただけで拘留10日 軍の信用傷つけた疑い
(抜粋)
モスクワ中心部にあるゴーリキー公園で雪の上に「戦争反対」と指で落書きした男性が警察に拘束され、モスクワの裁判所が軍の信用を傷つけ、警察に従わなかったとして10日間の拘留を言い渡したと伝えた。


雪に指で書いたらしいよ。雪に指で書いた文字なんて、よーく見ないと分からないでしょ。警察は、よくそんなものを見つけたね。これもしかして、恣意的な逮捕じゃないの。

いくら“裸の王さま”でも、ロシアの冬。なんだか寒いから、服を着ていないことに気がついて、ものすごく恥ずかしくなったのかも知れない。

テーマ : 気になるニュース
ジャンル : ニュース

紅葉の鎌北湖 山歩きはおまけ

先週の火曜日に名栗の山から帰ったら、妻が体調を崩していた。朝起きたらおかしかったという。仕方がない。次のお山は妻の具合が良くなってからと思っていたら、一週間も経ってしまった。
地図前日には一緒に買い物に出かけることが出来たので、晴れて床上げ。鎌北湖に紅葉を見に出かけた。周辺の山歩きの方が、どっちかと言えば、おまけ。

歩いたコースは、10月13日に「地下足袋足慣らしⅡ」で歩いたのと、ほぼ同じコース。ただ、十二曲峠に向かう巻道の途中から、直接大塚山に向かう尾根道を使ってみることにした。
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6時前に着いたのだが、まだ暗かったので車中で待機。少し明るくなった6時20分歩きだし。左写真、まだ夜明け前、空にあるのは十六夜の月の名残。鎌北地区の夜明けは、地区の一番奥まで行った時だった。
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月二態。登山口手前では、まだ輝きを失っていなかった。大塚山を過ぎて伐採地まで来ると、燃え残りのような白い月が・・・。
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左は十二曲峠に向かう登山口。登山道途中にある鉄塔を過ぎてしばらく歩くと、道は尾根筋を離れて、峠に向けて右手に巻いていく。ここで道からはずれて、左手の尾根に向かう。

最初の大きなコブを越えると、かつて木材の切り出しに使ったと思われる道が断続的に続く。
地図2地図で見ると、結構大きくカットしている。まあ、もともと大した距離ではないのだが。

大塚山直下は少しせり出していて、まっすぐは進めない。左、伐採地側も進めそうなのだが、右、十二曲峠側に戻るように進むのが正解。
IMG_7021.jpg大塚山を過ぎて、伐採地に到着。ここでくっきりした富士山を見るのは久しぶり。

なんだか全体的に梢がのびてきたな。
IMG_7022.jpg 左、富士山から、御前山、川苔山、長沢背稜を一番右のギリギリ三ツドッケまで。・・・ちょっと無理があるか・・・。
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左は伐採地から見た筑波山。右はスカリ山から。遠景は赤城山と上越国境の山々。その手前に弓立山と、さらに手前に愛宕山の崩落地が見える。崩落現場右手には苔地蔵がある。しばらく拝みに行ってない。
IMG_7035.jpg北向地蔵上から見た富士山。今度は大岳山の左手に現れた。
北向地蔵から四季彩の丘に向かう。四季彩の丘もきれいに紅葉していた。その後、湖畔に下りて、水に映った紅葉を楽しむ。
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鎌北湖の紅葉は見事だった。来年もまた来たい。ただ、この時期の湖畔は、人が多い。道に広がっちゃって大変。


テーマ : 登山
ジャンル : スポーツ

エルサレムで銃撃、3人死亡 戦闘休止の延長発表直後

2023/11/29  AFP
エルサレムで銃撃、3人死亡 戦闘休止の延長発表直後
(抜粋)
エルサレムで30日、銃撃があり、3人が死亡、7人が負傷した。       
スクリーンショット 2023-12-01 045929
事件が起きたのは、イスラエルとイスラム組織ハマスのパレスチナ自治区ガザ地区における戦闘休止期間の延長が発表された直後だった。

イスラムテロ組織ハマスは、構成員の男二人が「エルサレムで作戦を実行した」と、事件への関与を認めているという。イスラエルが、なぜガザでの作戦を実行してきたか、これでよく分かる。

ハマスが存在する限り、ユダヤ人に安息はない。



テーマ : 中東問題
ジャンル : 政治・経済

報道に見る、中国共産党の動向

13日
重慶市元副市長の党籍剝奪 中国、収賄の疑い(産経)
習近平氏、米アイオワ州の「旧友」を晩さん会に招待-40年近く親交(Bb)       演出ですね
碧桂園関連会社の格付け停止 フィッチ(産経)
14日
インドネシア関係格上げ 首脳会談、中国にらみ連携(産経)
EUが重要原材料法案で大筋合意 中国依存低減が狙い(産経)
15日
毛沢東の銅像、設置から1か月で消えた…当局が過度な崇拝を警戒か(読売)
中国、麻生氏に強く反発 日米豪結束訴えに(産経)
中国の投資審査強化を 「軍民融合」を警戒―米議会報告書(時事)
16日
中国主席との夕食会、米経済界の重鎮が勢ぞろい(Bb)              お金ちょうだい!
日本の化粧品株に中国からダブルパンチ、景気減速と処理水への反発(Bb)
中国の新築住宅価格、2015年2月以来の大幅下落-不動産不況鮮明(Bb)
中国住宅価格、8割で下落 今年最多を更新―10月(時事)
中国株反落-習氏は「独裁者」とのバイデン氏発言が影響との指摘も(Bb)
習近平氏「地球は中米両国を受け入れるのに十分大きい」(読売)      状況次第で態度変わる国
外資系企業「約24兆円超」利益を引き揚げる(看中国)
習氏の夕食会、米財界から失望の声(WSJ)              プロパガンダに終始したらしい
17日
TPP 加入ルール「高水準維持」…閣僚会合 「経済的威圧」中国念頭か(Bb)
中国、外国企業の投資しやすくすると習氏(Bb)       共産党一党独裁をやめる気になったか?
チベット人らが抗議 親中派カウンターデモも APECで習氏訪米(AFP)
習氏、台湾侵攻計画否定 米中会談で平和統一強調(産経)            一歩後退したな
18日
台湾軍、昼夜を問わず中国軍機にスクランブル(読売)
習氏TPP加盟「積極的に」…APECイベント改めて意欲示す(読売)  一番入れちゃいけない国
対中投資 日本企業も関心 成長鈍化や反スパイ法懸念(読売)
IPEF、供給網巡り協力強化で合意-中国に対抗する米主導の構想(Bb)        脱“中国”
中国、平和的発展を続けるとあらためて強調(Bb)               脱“中国”やめて欲しい
EVモーター「脱レアアース」加速、中国リスクを低減(ロイター)           脱“中国”
比大統領、習氏に南シナ海問題で懸念伝達 衝突回避へ対話継続(産経)
日本EEZで豪ダイバー負傷、中国艦の音波照射が原因か(AFP)      “中国”の卑劣な振る舞い
19日
習氏「包容力」を演出…訪米終了 幅広く会談 取り込み図る(読売)
20日
中国は台湾巡り戦えるのか-ウクライナの戦争長期化が習氏に警告(Bb)
中国駆逐艦のソナーで豪軍潜水士が負傷、豪国防相が批判(ロイター)
離島奪還を想定、徳之島で自衛隊が統合演習(読売)
フィリピン、南シナ海巡る行動規範の確立に意欲 平和維持に向け(ロイター)
“中国”対平和勢力
その構図が明らかに
なりつつある。
習近平主席の思想遵守求める宗教統制に抗議 チベット人ら 東京(産経)
中国、ソナーで豪ダイバー負傷の指摘に反論 「軍は常に国際法順守」(AFP)    本当に恥知らず
21日
米・フィリピン軍、南シナ海で共同パトロール 中国にらみ協力強化(ロイター)
中国、アルゼンチンが関係断絶すれば「重大な過ち」と指摘(ロイター)  “中国”が信用に足る国か
22日
中国が苦境の不動産開発大手を支援へ、適格リストに碧桂園(Bb)        市場経済は放棄か?
フィジー首相、港湾近代化などで中国との協力想定(ロイター)
中国当局、ゲーム配信大手「闘魚」のCEOを拘束(CNN)
中国に食品制限撤廃を要請 垂大使が商務次官に(産経)
中国、IAEA分担金の納付遅延 原発処理水問題で圧力か(日経)   “中国”はこういう国。驚かない
23日
江西省 賃金未払いで数千人の労働者が集団でストライキ(看中国)
中国が不動産会社に前例のない支援策検討、無担保融資許可も(Bb)
中国シャドーバンキング大手、5.4兆円不足-「深刻な支払い不能状態」(Bb)
米軍とフィリピン軍艦の共同巡回を中国軍艦が追尾 南シナ海(産経)
24日
中国で子どもの肺炎が急増、WHOが詳細な情報提供を求める(Bb)           またかよ!
中国労働市場がデフレの元凶、初任給も引き下げ-公式統計より悪化か(Bb)   数字があてにならん
中国のデベロッパー支援強化、銀行にはリスク-習氏の忍耐限界示唆(Bb)      銀行<不動産?
中国不動産会社への無担保融資容認、「危険な動き」(Bb)             普通そう考える
中国はもう投資が経済成長を刺激するという古いやり方には頼らない(RC)
中国、台湾の総統選は「平和と戦争の選択」 住民に「正しい選択」呼びかけ(産経)  最低な脅し
アメリカ亡命中の研究者が告発「新型コロナは『中国軍の生物兵器』として開発された」(週刊現代)
台湾有事で軍事支援も(産経)                            キター!
25日
中国「不満の声」封殺…「白紙運動」1年(産経)
米国はインド太平洋での中国抑止を継続、同盟国と協力-海軍作戦部長(Bb)
王毅中国外相、処理水で日本批判 「モニタリングの仕組み必要」(産経)
処理水、専門家レベルで協議 日中外相会談で上川氏は水産物禁輸撤廃を要求(産経)
資生堂「中国で不買運動」処理水問題に続く大懸念(東洋経済)   “中国”は自ら世界を遠ざけている
26日
中国北京市の公安当局、中植集団関係者を刑事措置(産経)
中国、巨大な「影の銀行」中植の系列に刑事捜査(Bb)
なぜか“中国”では会社の
破綻は犯罪になるらしい
習近平国家主席 池田大作氏の死去を受け岸田文雄首相に弔電(RC)       なぜ岸田?・・・微妙
米海軍、南シナ海で「航行の自由」作戦 中国はリスク生むと反発(ロイター)「侵略の邪魔をするな」
27日
中国当局、呼吸器疾患の原因は複数の病原体と説明-懸念払拭に努める(Bb)
中国 経済で実利狙う…日中韓外相会談 不動産悪化 投資に期待(読売)    お金は欲しいらしい
中国の工業利益、10月は大幅に伸び鈍化-デフレ圧力続く(Bb)
北京証取、上場企業の大株主に保有株を売却しないよう要請(ロイター)        不自由経済
中国投資家に8兆円余りの損失も-巨大な「影の銀行」中植に刑事捜査(Bb)
習近平、万策尽きる…!(現代ビ)
海外亡命求める中国人、習政権で急増 背景に強権統治や経済悪化(産経)
28日
中国人民銀、地方債務リスク解決を明言 政策報告書(ロイター)
中国経済、デリスキングの悪影響が顕在化 外資の退潮鮮明に(ロイター)
中国主席、国外問題で法治強化重要と指摘(ロイター)
退路づくりに急ぐ中国裸官(看中国)
29日
中国版QE復活か、不動産危機打開に向け人民銀が姿勢転換の可能性(Bb)
中国当局が拘束のアステラス製薬社員、垂秀夫大使が領事面(読売)
マンション敷地内で住人の24歳女性が殺害 「私が刺した」中国籍の男(29)(FNN)
中国 失業率がさらに悪化するか 複数の大手企業がリストラを計画(看中国)
30日
中国の大手投資銀行、アナリストに対し弱気な発言や富の誇示を禁じる(Bb)  本当のことは言うな!
中国の製造業やサービス業活動、11月に縮小(Bb)          何をやっても効果が上がらない
原油先物は下落、軟調な中国PMIで(ロイター)                下がって欲しいな
中国、国内問題多く侵攻考えられない状況 台湾総統が見解(ロイター)        見透かされた

テーマ : 支那
ジャンル : 政治・経済

スリランカ債務軽減で合意 日印ら17カ国、中国不参加

2023/11/29  産経
スリランカ債務軽減で合意 日印ら17カ国、中国不参加
(抜粋)
財務省は29日、経済危機に陥っているスリランカの債務負担を巡り、同国と日本など17の債権国の間で、負担軽減策が基本合意に達したと発表した。


本来、スリランカのデフォルトに最も責任を負わなければならないのは、中華人民共和国である。それも、一帯一路を鳴り物入りで押し進めた、習近平国家主席の責任は重い。

2005年にスリランカ大統領に就任したマヒンダ・ラージャパクサは、2009年までに「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」と政府との内戦を終わらせて大きな支持を得た。しかし、その頃から親族らが政官財の各界で主要な地位を独占し、一族支配が始まった。

一族は“中国”からの融資を得てインフラ整備を進め、対外債務を膨らませてきた。



2022/07/13  産経
落ちた内戦終結の「英雄」 スリランカ、親中一族の支配終焉
(抜粋)
マヒンダ氏と中国の蜜月を示すプロジェクトが南部ハンバントタ港だ。一帯はラジャパクサ一族の地盤で、13億ドル(約1780億円)とされる建設費の大半は中国からの融資で賄われた。ただ、港の需要は少なく、利益は当初から見込めなかった。スリランカは債務返済に窮し、17年に港の運営権を99年間、中国主導の合弁企業に貸与。中国による「債務のわな」の典型例とされる。


さすがにマヒンダは2015年の大統領選で落ちるのだが、2019年には弟のゴタバヤが大統領選に当選して、一族支配が復活している。ラージャパクサ一族支配に習近平は湯水のごとく融資を注ぎ込んだ。

ところが、コロナ禍で頼みの綱である観光収入が途絶え、ロシアのウクライナ侵攻によってエネルギーや食料価格が高騰し、財政は破綻した。2002年の抗議デモで、ジャージャパクサ一族支配は終焉を迎えた。

一帯一路は習近平の野望だった。折からスリランカが、内戦から一族支配という、民主主義が効力を発揮しづらい状況にあり、そこに習近平がつけ込んだ。

当然、中国は、現状のスリランカに責任を負うべきだが、“合意”にいたる努力には参加もしていない。正常化のために汗を書く気がないなら、それ相応の取り扱いをすればいいのではないだろうか。

テーマ : 支那
ジャンル : 政治・経済

『春宵十話』 岡潔

「人の中心は情緒である」天才的数学者でありながら、思想家として多くの名随筆を遺した岡潔。戦後の西欧化が急速に進む中、伝統に培われた叡智が失われると警笛を鳴らした、氏の代表的名著。

著者の岡潔は、明治生まれの偉大な数学者で、昭和53年には亡くなっている。亡くなったのは、私が18歳の時だな。数学の業績で文化勲章を受けた昭和35年は、私の生れた年だ。

長らく、岡潔という方のことを、知らないでいた。最初にその名を活字で見たのは、山折哲夫さんの『絆 いま、生きるあなたへ』という本だった。その中で山折さんは、寺田寅彦、日蓮、和辻哲郎、宮沢賢治とともに岡潔を引き合いに出しながら、東日本大震災のことを考えていた。

最近では、日下公人さんが『新しい日本人が日本と世界を変える』という本の中で、岡潔に言及していた。その中で、この『春宵十話』という本のことを知った。日下さんの本を読んだのは5月。すぐ読みたいとは思ったものの、その後、すっかり忘れていた。古本屋をのぞいてみたら、この本に呼ばれてしまった。

数学の業績はチンプンカンプンだが、この本のような随筆家としての岡潔、教育者としての岡潔なら、少しは理解できそうだ。

『春宵十話』    岡潔

角川ソフィア文庫  ¥ 572

戦後の西欧化が急速に進む中、伝統に培われた叡智が失われると警笛を鳴らす
春宵十話
宗教について
日本人と直感
日本的情緒
無差別智


日下公人さんは戦後の教育について、『春宵十話』の中から、次のような岡潔の言葉を紹介している。

「よくない種子をまいたのは進駐軍だが、しかしそれをはぐくみ育てたのは日本人である。それでも原則から悪くしたのに害がこの程度で済んでいるのは、日本人が情操中心でこれまでやって来た民族だからで、欧米のように意思中心の国なら、すみずみまで原則に支配されるから、もっと酷いことになっていたに違いない」

岡潔は、日本文化の特性が情緒を土台に組み立てられていること、それがいかに美しい心情を生み出してきたかを、この本の中でさまざまな側面から論じている。そして、戦後の日本の教育は、日本文化や美しい心情を支えてきた日本的情緒を、損ないかねないものとして警鐘を鳴らしているのである。

「人の子を育てるのは大自然なのであって、人はその手助けをするに過ぎない」ことを理解していれば、“人づくり”などというおこがましい思い上がりはしないものだと。「個人の幸福」を目ざす教育では、日本的情緒は育たない。そんなこと当たり前だと。

昭和44年が初版の本。私が9歳の時だ。川に落ちて、前歯を失った年だな。それ以来、教育はどうなっただろう。おそらくもっと酷くなった。私が子どもの時分には、戦前の教育を知っている方がまだ現役で、学校の抑えになっていた。その人たちがいなくなったのは、昭和50年代。岡潔が心配した状況が、急速に進む。

それでも日本的情緒は、まったく失われたわけでは無い。その必要性を確認させてくれる出来事は、この日本という島国の大自然が、その都度起こしてくれる。それは、四季の移り変わりであり、大災害であり、そこからの復興でもある。

とくに2011年の東日本大震災以降、日本的情緒を失えば国が消失することを、日本人は肝に銘じた。皮肉なことではあるが、日本人は日本的情緒を手放すことも出来ないのだ。

今年の初めに呼んだ、武田邦彦さんの『これからの日本に必要な「絡合力」』という本の中で武田さんは、以下のように書いていた。

この国でも「自分さえ良ければ」という欧米的思考が、まかり通るようになりました。その結果、平気でウソをつく人間ばかりに富が集中し、日本の豊かさは奪われてしまったのです。

ですが、日本人にとって利己的な社会は、生きづらいだけなのです。日本人が互いに絆を取り戻し、「絡合力」という日本人らしい力を発揮できるようになれば、この国は新しい時代で必ず再生するでしょう。

優れた科学者は、考え抜いたその先で、古き良き日本社会のあり方に、問題解決の糸口を見出したようだ。岡潔に重なる。

テーマ : エッセイ
ジャンル : 本・雑誌

拿捕されたタンカー、米駆逐艦の介入で解放…日本の護衛艦・哨戒機も急行し支援

2023/11/29  朝日
フーシ、乗っ取った日本郵船の船を港に収容 イスラエル人富豪が株主
(抜粋)
中東イエメン沖の紅海で日本郵船が運航する船が乗っ取られ、親イラン組織でイエメンの反政府武装組織フーシは19日夜(日本時間20日未明)、紅海南部で乗っ取った貨物船をイエメンの港に収容したと発表した。AP通信によると、船を所有する英国企業の株主にイスラエルの富豪が含まれている。


2023/11/01  CNN
イエメンの武装組織フーシがイスラエル攻撃 紛争拡大の恐れも
(抜粋)
イスラエル軍は31日、敵対国イランの支援を受けるイエメンの反政府武装組織フーシからの空爆を阻止したと発表した。イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突が、地域紛争に拡大する事態も懸念されている。


フーシ派がこの船をターゲットのしたのは、船を所有する英国企業の株主にイスラエルの富豪が含まれていたという前弱な根拠だけ。フーシ派はガザ戦争勃発後、イスラエルを空爆することでイスラエルとハマスの戦争を、イスラエルとイランを中心とするハマス・フーシ派・ヒズボラといった武装勢力の連合との戦いに拡大しようとしている。

さらに、スエズ運河からアラビア海に抜ける紅海・マンダブ海峡・アデン湾といった物流の要衝を抑えられる地理的優位性に立ち、イランの情報支援を得て、イスラエルに関連するタンカーをはじめとする運搬船に脅しをかけている。


2023/11/27  産経
イスラエル関連タンカーが一時拿捕、米軍艦対応で武装犯投降商船襲撃、海運停滞なら世界経済に影響 イエメンなどで続発
(抜粋)
中東近海の国際海運の大動脈で商船への襲撃が相次いでいる。日本郵船が運航する貨物船に続き、26日にもケミカルタンカーがイエメン沖のアデン湾で武装集団に襲われた。連絡を受けた米軍艦が急行して降伏させたと伝えた。タンカーはイスラエル人が所有する英国の会社が運航していたとされ、フーシ派が現場に弾道ミサイル2発を発射した疑いがある。

インド洋ではイスラエルの会社が運航するコンテナ船がイラン製とみられる無人機(ドローン)の攻撃を受け、損傷したとの情報もある。


タンカーを拿捕したのは、ソマリアの武総勢力だったらしいが、ミサイルを撃ってきたのはフーシ派だった。

いずれも民間の船に対する典型的なテロ攻撃。ハマス、フーシ派、イランは、イスラエルと関係を持つ国全部に対して、テロ戦争を仕掛けてきている


2023/11/28  読売
イエメン沖で海賊が石油タンカーを一時拿捕、米駆逐艦の介入で解放…日本の護衛艦・哨戒機も急行し支援

スクリーンショット 2023-11-28 163143
(抜粋)
解放にあたり、海上自衛隊の護衛艦などが支援した。木原防衛相は28日午前の記者会見で、海賊対処活動を行っていた海自護衛艦「あけぼの」と哨戒機「P3C」が現場に急行し、情報提供などで米軍を支援したと明らかにした。
護衛艦あけぼの

フーシ派のミサイルが撃ち込まれた海域に、自衛隊の護衛艦や哨戒機が駆けつけて米駆逐艦を支援していた。すでに日本は深く関わっている。

紅海はスエズ運河とアデン湾を結ぶ国際海運の主要ルート。アデン湾は日本に関連する約2千隻を含む年間2万隻の商船が通過する場所。なにがなんでも、その安全を守り抜かなければならない場所。

自衛隊へ期待は大きい。

テーマ : 中東問題
ジャンル : 政治・経済

『ブッダが説いた幸せな生き方』 今枝由郎

暗く厭世的に思われがちな仏教。しかし、その開祖ブッダはそんなにマイナス思考の人だったのだろうか。若いころから仏典に触れ、パリで研究をする一方で、仏教国ブータンに長年生活し、チベットの人々の間に生きる仏教に親しんだ著者ならではの、ユマニスムにも通じるブッダの教えの読み解き。
??・・・なんだろう、“ユマニスム”って。調べちゃった。そうしたら、なんてことない。ヒューマニズムのフランス語発音みたい。

生きることは“苦”である。輪廻を断ち切って、二度とこの世に生まれてこない状態が理想。たしかに、人生のすべてを否定しているかのよう。池上彰に言わせれば、仏教という言葉から思い浮かべるのは、苦、無常、死、葬式、お墓・・・ウワーって感じ。

仏教の開祖であるブッダが日本仏教の現状を目の当たりにしたら、間違いなく「私は仏教徒ではない」と言うだろうと、著者の今枝由郎さんは言っている。

それはまあ、ブッダが教えを説いた時代から、2500年もの歳月が経過していることも、変質してしまった原因の一つにはなるだろう。ただ、それ以上に、ここが日本であるという原因が大きい。

日本では、クリスマスやハロウィンが大はやり。神前や仏前で結婚式を挙げるより、教会においてゴッドに愛を誓う人の方がはるかに多いだろう今日この頃だ。この状況をイエス・キリストが見れば、間違いなく「私はキリスト教徒ではない」と言うだろう。

もともと仏教は、鎮護国家を期待されて、国をあげて導入されたものであった。その前から鎮護の力に期待する信仰心が存在していた。それに仏教をかぶせたわけだな。さらにそれが貴族へ、武士へ、庶民へ取り入れられていく過程で、その都度変質した。近世、戦国時代から中央集権制に移行する中、政治に協力することを求められて、ここでも仏教は変質していった。

それが悪いとは思わないが、当然のように日本の仏教は、仏教が本来持っていた、“よりよい人生を生きるための指針”としての本質を失ってしまった。

この本は、“よりよい人生を生きるための指針”としての本質を教えてくれている。



岩波新書  ¥ 924

なにごとの 縁なるかは 知らねども ありがたさにぞ 涙流るる
一章 仏教徒は幸せ
二章 ブッダの生涯
三章 ブッダが「目覚め」たことーものごとのありのままの姿
四章 仏教徒の生き方
終章 現代と仏教


先日、大原千鶴さんの『茶呑みめし』というエッセイ集を読んだ。肩の力の抜いて、ゆったりと自分とその周辺を見つめ直して書いたような本で、やはり話の中心は家庭料理に置かれている。その中に、「“自分らしく無理せず、命を無駄なく使い、毎日を機嫌よく”そんな暮らし方が軸になっている」と書かれていた。女と男では違うが、世代が近いこともあり、ほぼ共感できた。

私も大原さん同様、親は逝き、子どもは育ち、仕事はやめた。今はただ、なんだかんだと心配したり、こうすれば良かったとクヨクヨせず、ただ気持ち良く、ご機嫌でいられるように心を整えようと決めた。

この本の《一章 仏教徒は幸せ》の中に、次のような文章を見つけた。

ブッダの弟子たちが、シンプルで静かな生活を送っていながら、顔色が輝いているのはどうしてかと訪ねられたとき、ブッダはこう答えました。
「彼らは過去を悔やまず、未来のことで気を病まない。彼らは現在を生きている。だから彼らの顔色は輝いている」

大原さんの生活態度、私が日頃感じていることは、仏教における“よりよい人生を生きるための指針”に近づいているようだ。ここまで来るのに、すでに親は死に、子どもは旅立ち、仕事を離れた。身体は若い頃のようには動かず、いろいろなことを諦めて生きてきた。今は、毎日適度に身体を動かし、本を読み、ものを考え、料理をして、時々山に登る。

そうか、私の日頃の生活は、出家に近い。

この境地を、若い人に求めるのは難しい。親は生きているし、子どもは可愛い。体は頑強だし、やりたいことはたくさんあって、欲しいものは数知れない。

いろいろなものを失ったことが、今の私の幸運か。あっ、まだ失っていないものがある。・・・向こうの部屋に。


テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

ありがとうございました



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イーグルス16

Author:イーグルス16

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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本






























































































































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