めんどくせぇことばかり
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1)「中国共産党を相手にするな」 2)ブラック・ライブズ・マター、中国共産党が支援

フォーカス台湾
「中国共産党を相手にするな」米国務長官が地方政府に呼び掛け 台湾が感謝

http://japan.cna.com.tw/news/apol/202009240006.aspx
(抜粋)
ポンペオ米国務長官は23日、中西部ウィスコンシン州の議会で演説し、台湾を承認したり、交流したりしないよう圧力をかける中国共産党を相手にするべきではないと地方の自治体や政治家に呼び掛けた。

招待された駐シカゴ台北経済文化弁事処の黄鈞耀処長は、会場でポンペオ氏と言葉を交わし、台湾を支持する米国の姿勢に感謝を示した。


AFP BB NEWS
動画:香港、民主活動家の黄之鋒氏を逮捕 2019年の「違法集会」理由に

大紀元
ブラック・ライブス・マター、中国共産党在米組織が支援

https://www.epochtimes.jp/p/2020/09/62621.html
(抜粋)
黒人人権運動のブラック・ライブス・マターの共同創設者アリシア・ガーザ氏は、米国でのロビー活動のために、中国共産党グループ華人進歩会と提携している。米シンクタンク・ヘリテージ財団の上級研究員マイク・ゴンザレス氏が指摘した。

華人進歩会は共産主義組織で、「左翼で親中組織として始まった。中国本土の革命思想と労働者の権利の認識を促進し、自決、共同体の管理、そして人民への奉仕」に専念しているという。


大紀元
習主席批判の任志強氏に18年の懲役 政治犯よりも重い判決が「紅二代への見せしめ」との見方

テーマ : 中国のニュース
ジャンル : ニュース

『ちょこっと、つまみ』

これは、河出書房新社が打ち出している、《おいしい文藝》というシリーズの中の一冊だな。

《おいしい文藝》シリーズは、名前の付け方が上手だね。この『ちょこっと、つまみ』もそうだけど、なんだか、手軽に手を出してしまいそうな、そんなネーミングの本が並ぶ。

『はればれ、お寿司』、『こぽこぽ、珈琲』、『うっとり、チョコレート』、『まるまる、フルーツ』、『こんがり、パン』、『ずっしり、あんこ』、『ひんやりと、甘味』、『ぱっちり、朝ごはん』、『ぐつぐつ、お鍋』、『つやつや、ごはん』、『ずるずる、ラーメン』、『ぷくぷく、お肉』

どうやら、要はリズムだな。

『ちょこっと、つまみ』も、やはり他と同じように、いい調子を持っている。他にいい調子の言葉を“つまみ”に合わせられないかと考えてみたが、それがなかなか見つからない。それもそのはずで、つまみはあらゆる料理が、いや、あらゆる食い物が、それに該当する。あっさり系の言葉でも、こってり系の言葉でもふさわしくない。

人によりけりだけど、大抵は、一仕事終えて、家であろうが、居酒屋であろうが、酒のあるところに駆けつけて、いよいよ酒とともにつまみに向かい合うわけだ。そんなときの私の気持ちは・・・?

「やれやれ、つまみ」、「それじゃあ、つまみ」、「のんびりと、つまみ」、「どれどれ、つまみ」・・・う~、どうにも、こうにも・・・

さて、家で飲むときの話。酒の飲み方、特にどんなつまみと合わせて飲んでるかというのもいろいろで、それなりに人の来し方行く末をさらけ出すようで、どこか恥ずかしいところがある。

もちろん、ごく一般に受け入れられているつまみの取り方というのがあるから、恥ずかしいなんて思うことはない。たとえば、冷や奴。冷や奴で日本酒を飲もうが、ビールを飲もうが、焼酎にしようが、恥ずかしいことなんて何にもない。冷や奴の上に、ネギを乗せようが、茗荷を乗せようが、ショウガ醤油で食おうが、ワサビ醤油にしようが、恥ずかしいことなんてない。

だけど、この豆腐を崩して、「なんかの古漬けを刻んで、崩した豆腐にまぶして食うとうまいんだ」とは、恥ずかしくてなかなか言い出せない。崩した豆腐におからをまぶしておく。それを、なんかの古漬けで巻いて食べるのもおいしいけれど、やはり恥ずかしい。白菜キムチで巻いてもおいしい。私はこれで日本酒を飲むのが、本当に大好き。

チーズだろうが、海苔だろうが、つまみとしてちっとも恥ずかしくない。だけど、「海苔でスライスチーズを挟んで食うと、これがうまいんだ」と言うのも、もしかしたら恥ずかしいことなのかも知れない。連れ合いは、これでワインを飲むのが好き。



河出書房新社  ¥ 1,760

文筆界の「左党」たちによるつまみエッセイを集めたアンソロジー
檀一雄
池波正太郎
阿川佐和子
島田雅彦
種村季弘
田辺聖子
吉田健一
内田百閒
小泉武夫
吉村昭
杉浦日向子
中谷宇吉郎
伊丹十三
川本三郎
福田蘭童
東海林さだお
柳家小満ん
江國香織
佐藤垢石
久住昌之
遠藤周作
平松洋子
角田光代
丸谷才一
牧野伊三夫
山田風太郎
髙橋みどり
宇能鴻一郞
椎名誠
鴨居羊子
古谷三敏
姫野カオルコ
獅子文六
吉行淳之介
辰巳浜子
澁澤龍彦




文豪たちの語る、つまみの話が面白い。

高くてうまいのは当たり前。それを面白がるやつは、最初っからどこかおかしい。文豪たちにしたって、そんなものでは文は書けない。安くてうまいのが最高レベルだけど、そのあたりのランクには、いろいろなケースが出てくる。

高くはないが、安いわけでもない値段でうまい。どうもこれもつまらない。場合によっては、高くてうまいのよりもつまらないかも知れない。その程度の値段でほどほどだと、なんだか損した気分。やはり、つまみを食って面白いのは、安いことだな。安くてうまいを筆頭に、安くてほどほどなら上々だし、安くてまずいも文は書けそう。

意外と面白そうなのは、高くてまずい。・・・どうしてなの?ってところから、話は始まるかもよ。

料理に関するエッセイをたくさん書いている東海林さだおさん。つまみを題材に、何を書いているのかと思ったら、「𠮷飲み」だって。へー、東海林さだおさんが𠮷飲みしてるの?

JR神田駅高架下の𠮷野屋は、1階がそのまま牛丼屋で、2階は平日の5時以降「ちょい飲み」の店に変わるんだそうだ。東海林さん、とりあえず刺身を頼んで周りを見渡し、𠮷野屋で牛丼を食ってる客がいないことに衝撃を受けている。アサッテ君に書くのかな。

獅子文六さんは、“どじょう”じゃなくて、“どぜう”がお好き。店ですき焼き風や柳川も食べるけど、家でも食べるそうだ。家で食べるのは“どぜう汁”。みそ汁だな。その“どぜう汁”から“どぜう”だけをつまみ上げると、「いかにも死骸になりました」っていう“どぜう”の姿がいいという。

獅子文六さんのところでは、つまみの準備は奥さまのお仕事だったそうで、その“死骸”の姿を見て、「女性はあまりいい顔をしない」と言っておきながら、奥さまに“死骸”作りを任せるって言うんだから酷い人だ。

ただ、“死骸”作りの方法は教える。鍋に生きた“どぜう”を入れて、おもむろに日本酒を振りかける。途端に“どぜう”は大騒ぎだ。ふたをしないと飛び出しちゃうくらい。奥さまが驚いて、「“どぜう”が大変、暴れます」と報告に来たそうだ。

私は大抵、自分でつまみを用意する。恥ずかしいつまみを作るのは、あまり時間がかかるものでもない。それに、朝昼の食事の準備は私の仕事なんだけど、その際に、つまみになりそうなものを、多めに作っておくんだ。それを、酒を飲む時間、夕方の5時になったら冷蔵庫から出してくる。

そのせいか、私の家の、特に朝食のおかずは、どこか酒が飲めそうな、おつまみみたいなおかずが多い。ちなみに今朝は、”きゅうりとしめじの白和え”を多めに作って、残りは冷蔵庫の中に入っている。


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1)中国地方政府、農家に作物変更を強制 2)チベットでも「再教育キャンプ」

大紀元
中国地方政府、農家に作物変更を強制 ならずものが脅す

https://www.epochtimes.jp/p/2020/09/62504.html
(抜粋)
中国当局が農民に樹木伐採と穀物栽培を強制するために彼らの土地契約権と管理権を撤回すると脅していると報じた。

一部の村人は、現地政府がならずものを雇い、村民の同意なしに夜間に無断でこっそりと村中のポプラの樹木を全て倒した。他の数十の村の木も同じように7月に破壊されたと述べた。


大紀元
中国外務省よりも予算の多い共産党の統一戦線部=米シンクタンク

大紀元
中国共産党、チベットでも「再教育キャンプ」 工場労働や軍事訓練も強制

https://www.epochtimes.jp/p/2020/09/62566.html
(抜粋)
ワシントンのシンクタンク・ジェームズタウン財団は、中国共産党はチベットでも、新疆ウイグル同様の強制職業訓練計画を行っているとする調査報告を発表した。

中国政府は貧困削減策で、農村部の貧困を2020年末までに撲滅する方針を打ち出している。農民に工場での労働を強要する「職業訓練計画」を行っているが、これは「貧困緩和策の一つ」と主張している。


大紀元
7カ月不明の市民ジャーナリスト陳秋実さん 友人が状況明かす「当局の監視下にある」

AFP BB NEWS
中国軍機が台湾防空圏に進入、3日連続

テーマ : 中国のニュース
ジャンル : ニュース

『中国は社会主義か』 芦田文夫 井手啓二 大西広 聴濤弘 山本恒人

「中国は社会主義か」

社会主義国家の経済運営が計画経済で、資本主義国家の経済運営が市場経済っていう括りみたいなもんが、一様あったはずなんだな。だけど1992年に、当時の最高指導者であった鄧小平よって、“中国”は《社会主義市場経済》に移行していく。

社会主義っていうのは、本質的に高度な資本主義から、それを止揚することで社会主義に移行するんでしょ。兄貴分のソ連にしたって、半分農奴制が残ったような社会で起こった革命を、無理やり引っ張ってプロレタリア革命に持っていった。

実際、進んだ資本主義国は行き詰まりを見せていたので、レーニンやスターリンのお誘いになびく人たちも少なくなかった。特に頭の良さそうな人、“さしずめ、インテリだな”。

戦前から戦中にかけて、とにかく逃げ回っていた中国共産党が中華人民共和国を起こした。まあ、中国共産党のかってだけど、そのあとも酷かったね。毛沢東の大躍進に、それに続いて文化大革命。毛沢東が死んでからも、四人組がやりたい放題。経済もずたぼろ。

そこまでは社会主義国家なんて言ったって、毛沢東と後継者の、おかしな個人崇拝国家があっただけだからね。そこから華国鋒の時代があって、70年代の後半に鄧小平に実験が移って、改革開放政策に舵が切られていく。しばらくは準備段階みたいな時期が続いて、経済活動の開放に合わせて政治的自由を求める動きが表れる。それが天安門事件につながった。

天安門事件のあと、“中国”は国際的な非難に晒されるものの、日本が主導して“中国”制裁を解除に持っていく。そんな政治危機の時期を経て、中国共産党は、国民を豊かさに導くことで政治的な不満を解消しようとした。それが社会主義市場経済による、改革開放の本格化だな。同時に、《反日》をスローガンに掲げて国民の意識をまとめていく。日本が、世界に対して、中国を孤立させることに反対したとき、江沢民は日本に感謝の言葉を述べたのに、あとはただ《反日》一辺倒になっていく。酷いやつだな。

そこからの“中国”は、もの凄いスピードで経済発展を遂げた。たしかにその通り。それこそ、ありとあらゆる手を使ってね。なにより強いのは人口が多いことと、それだけたくさんの人々に人権なんて存在しないこと。そのようにして、今や国際社会における巨人に成長した軍事強国“中国”は、はたして社会主義と呼べる国なのかどうか。

かもがわ出版が京都現代中国研究所との共催で、全関西の日中友好協会の後援で、「中国は社会主義か?」と題するシンポジウムを2019年12月21日に開いた。そのシンポジウムの内容を、まとめたのがこの本と言うことだ。



『中国は社会主義か』 芦田文夫 井手啓二 大西広 聴濤弘 山本恒人


かもがわ出版  ¥ 2,200
I「21世紀・社会主義」のあり方
一、何を課題とするのか
二、「社会主義をめざした」国々 20世紀と21世紀
三、「社会主義をめざす」社会経済体制と「資本主義」
四、「社会経済状態が遅れたところ」からの特殊性
五、「官僚制」と「経済的基礎 市場経済」との関連
六、「市場経済化・第2段階」における中国の課題
II 中国社会・経済の制度的特徴をどうみるか
一、中国社会・経済の現状をどうみているか 2020年春
二、中国経済の制度的特徴
三、社会主義市場経済をどう理解すべきか
四、中国における政治的民主主義の諸問題

III 中国は「社会主義をめざす資本主義」である
一、資本主義はその可能性を汲み尽して初めて社会主義に移行する
二、「政府規模」の長期法則と市場システム理解の問題について
三、どのように社会主義に向かうのか
四、「自由」は目標、「民主主義」は手段 「民主主義」は手段にすぎない
五、「中国覇権」は「よりましな世界秩序」 中国は一貫して軍事介入に反対
六、香港「民主派」のデモはどう理解しなければならないか
IV 資本主義・社会主義・大国主義 今日の中国の諸問題によせて
一、市場経済化の新段階に入った中国
二、史的唯物論からみた中国
三、「一党支配」体制からみた中国
四、核兵器問題と中国の大国主義的対外路線
V 中国の体制規定とその変革の論理
一、中国の体制規定について
二、中国における体制転換
資料編もくじ●シンポジウム「中国は社会主義か!?」





社会主義かどうかってことであれば、その定義を明らかにして、当てはまるかどうかを考えればいい。

社会主義が心の底から好きで、「社会主義だって言うから“中国”が好き」っていう人がいたとして、「中国は社会主義じゃない」ってことになったら、その人がショックを受けちゃうとか。そういう問題があるから、中国は社会主義かどうか決着をつけなければならないなんてことは、おそらくないだろう。

今ある“中国”は、今ある“中国”でしかない。

そういう点は、大西広さんが言っているように、「中国は社会主義か」という問いかけは、「中国は良い国か」という問いかけとは別の問題である。

「良い国か」という問いかけならば、私なら「良い国ではない」と答える。大西広さんは、「良い社会」だと感じているそうだ。“中国”という社会をどう見るかで、その答えは正反対に変わる。だから、この問いかけも、さほど意味のあるものとはなり得ない。ただ、大西さんは、その「良い社会」も、まだ来たるべき「社会主義」ではなく、よって相当に制約の多い「良さ」でしかないと言っている。“来たるべき「社会主義」”への途上にある、未熟な「良さ」と言うことのようだ。

井手啓二さんの、現在の“中国”をめぐる国際関係の悪さを憂えた上で、「最良のシナリオは、たとえば日本がアメリカから軍事的に独立し、アジア諸国・中国と対等・平等な関係を築くこと、アメリカは世界中に配置している軍事基地を撤去し、国外での軍事力の行使から決別すること、他方中国は、言論の自由をはじめ、基本的人権保障の点では欧・米・日の方が進んでいる面があることを承認し、それに学ぶことである」

う~、本人も、誰の“夢”にも入っていないと言ってはいるが、あまりにも悠長。そんなこと言ってると、つけ込まれるのが関の山。

大西さんに戻るけど、新疆ウイグルに関わる欧米の干渉が強まっている。あと、最近、内モンゴルに関してもそうだ。口出しちゃいけないって。口を出すなら、《天皇制という身分制や同和問題、アイヌ問題・・・への介入》を覚悟しなきゃいけないって。どんどん、エスニッククレンジングが進行しているのに、問題の大きさが絶対的に違うと思うんだけどな。

それから、香港の民主化デモは、“暴力デモ”という側面を持っていることに、だいぶ紙面を割いている。その点、山本恒人さんという方は、《昨年6月以来の香港の市民学生のデモは正当な行動で、発端となった「逃亡犯条例改正案」は中国側の勇み足》と言っている。

でも、その山本恒人さんも、《明治日本以来の中国・東アジアへの侵略と加害の「歴史の克服」は日本国民共通の課題で、アメリカによる「中国脅威論」に追随し、ひたすら憲法改悪・戦争の道を突進する日本の現状にストップをかけるのは私どもの責任》とまで言っている。

コーディネーターとして参加した聴濤弘は日本共産党の人でしょ。《9条改革反対》のビラが、どっか共産党の人の事務所に張ってあったのを見たな。


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『封印の昭和史』 小室直樹 渡部昇一

連休の間、孫1号2号のお世話をした。

1号は、2号の誕生で、自分を中心にまわっていた世界が、一気に2号中心に回り出したことで大きなショックを受けたようだ。しかも、その2号にまとわりつかれるのが嫌なようで、ずいぶん2号に強くあたっていた。

連休中の様子に、少し変化が感じられた。1号と2号が二人で遊んでいる時間が、ずいぶん長くなった。最後は必ず悲しい出来事で終わることになるが、そこには1号の成長が感じられた。

そうなってくると、今の心配は2号ということになる。1号と2号におやつを出すと、2号は必ず大きい方を取る。同じにしか見えないものでも、瞬時にわずかな違いを感じ取って、大きい方を取る。連れ合いが二人にケーキを出した。対面する二人の前にトレイに乗せて出されたケーキは、身体の大きな1号の方が少し大きめだった。

2号は、おばあちゃんと1号のわずかな隙を盗んで、さっとトレイを入れ替えた。気づいたのは爺ちゃんだけだ。食べ終わったあとで、それを話題にした。おっとりしている1号は、2号はいつもそうなんだと、さしてこだわるでもなかった。

そのあと、『日本昔話』を引っ張り出して、二人に『舌切り雀』の話を読んでやった。「2号は大きなつづらをもらって帰る怖いおばあさんのようだね」と笑い合った。続いて、『花咲かじじい』を読み、「2号は隣の欲張りじいさんのようだね」と笑い合った。

1995年8月に発行された、『封印の昭和史』の新装版だ。

1995年の本も、読んでるはずだけど、あえて、読み直そうと買ってみた。読み直して、正解だった。1995(平成7)年と言えば、今年の2月に結婚をした息子が2歳の時。当時、うちは6人家族で、特に二人の子どもたちのものが、どんどん増えていた。

押し入れにあふれかえっていた私の本は、・・・明らかに邪魔だった。以来、二度にわたって、本を処分した。処分するんなら思い切った方がいい。さだまさしさんも檸檬の中で歌っていた。「捨て去るときにはこうしてできるだけ、遠くに投げ上げるものよ」

義母が亡くなって、娘が嫁ぎ、義父が亡くなって、息子が家を出た。その思い出を残して不必要なものを処分したら、家の中がスカスカになった。もう、死ぬまで本を処分する必要もないだろう。




『封印の昭和史』    小室直樹 渡部昇一

徳間書店  ¥ 1,760

知の巨人"と評される小室直樹氏と渡部昇一氏による国民必修の昭和「正史」
第一章 汚染された昭和史
第二章 東京裁判史観を払拭せよ
第三章 戦争への見えざる手
第四章 戦前・戦中・戦後
何が正しく、何が間違っていたか
第五章 新たなる出発(たびだち)のために


それにしても、あれから25年、四半世紀がたった。長い間頼りにしていた小室直樹さんも、渡部昇一さんも亡くなってしまった。かつて頼りにしていた人たちが、このところ少しずつ鬼籍に入っていく。かといって、その代わりになる人が、そう簡単に見つかるものでもない。

本当は自分が頼りにされるようにならなきゃいけないのに、いい歳をして、今日は西、明日は東と揺れ動き、糸の切れた凧さながらに支点の定まらないのは若い頃と変わらない。

それならば、かつて読んだ、頼りにしていた方々の本を読み直せば良いということになる。ところが、それらの本が今はない。こうなってくると、檸檬のように、遠くに投げ上げてしまったことが悔やまれる。押し入れの下の団に頭を突っ込んでも、今はけっこうスカスカで、そこにあるのは比較的新しいものばかり。

だからこそ、こういう新装版の発行は、大変ありがたい。

それに、読んでみると、細かいところは忘れている。同時に、凧のような私でも、何度も同じ人の本を読んでいるうちに、その人の言葉が私の中で、血となり肉となっていることも確認される。なんだよ、こんな私でも、糸の切れた凧のように、ハラホレヒレハレ~と消えてなくなっているわけでもないようだ。デヘヘヘ・・・。

などと、すぐにいい気になってしまうのが情けない。実は昨日も、連れ合いに“ものの言い方”で怒られた。「なんで、そういう言い方をするのか!」と。

気持ちが何かにとらわれると、それに意識が集中してしまって、周囲のことが疎かになる。人の気持ちを疎かにすると、連れ合いから鉄槌を下される。調子に乗ったときに現れる症状で、子どもの頃から変わらない。反省、反省。

25年前とは、国際情勢も大きく変化した。

なんと言っても、“中国”の存在感が、圧倒的に大きくなった。この本の中でも、南京大虐殺のでっち上げが大きなテーマになっている。25年前に、この本の中でも、完全に論破されている南京大虐殺が、この間に、ユネスコの世界記憶遺産に登録された。

でっち上げであることが分かりきっている南京大虐殺を、ユネスコの世界記憶遺産にしてしまうほどの外交力に、“中国”という国のものすごさを感じさせられる。同時に、ため息が出るほど情けないのが、日本の外務省だ。

かつては、対中国内政不干渉を前提にした軟弱外交で“中国”の侮りを招いて、外交関係をこじらせた。怠慢から対米宣戦布告が遅れ、「卑怯なだまし討ち」という原爆投下の根拠を与えた。

今でもまったく変わってないな。この間、誰かが、外務省と防衛省を入れ替えた方がいいと書いていた。入れ替えた場合、外務省は、間違いなく少しはまともになるだろう。防衛省はどうだろう。

25年後の日本はどうかと言えば、なんだかあまり変わっていない。この本の最後、《第五章 新たなる出発のために》の中に、「大東亜戦争は日本人研究の宝庫」という項目がある。戦争に正面から向き合うことで、私たちは大きな財産を得ることになる。それは、犠牲になった方々に報いることにも通じる。そんなことも行なわれていない。

残念ながら、行なわれているのは、自虐史観にとらわれたあら探しばかり。今求められるのは、そんなことではないはず。一つ一つの決断は、作戦は、遂行は、・・・それを多角的にとらえたときに、そこには自分たちではとらえにくい日本人像が浮かび上がるはず。あの時、日本に足りなかった視点はなんだったのか。どうすれば、あの戦争を防げたのか。

そこには、これから起こるかも知れない戦争を防ぐ手立ても、きっとあるはず。




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『カエルの楽園2020』 百田尚樹

前の『カエルの楽園』を紹介したとき、登場カエルの名前に意味があるなんて思わずに、「日本を壊すデイブレイクは、さながら筑紫哲也あたりか」なんて恥をさらしてしまった。

“デイブレイク”は夜明け、つまり朝日新聞のことだったんだな。また一つ、恥を増やしてしまった。・・・まあ、今更いくつか増えたところで、“恥ずかしきことのかずかず”で一括りに変わりは無いが。

ナパージュが、NAPAJで、日本を表すことに気づいたときに、ほかの名前もよく検討するべきだった。だけど、検討しても分からない。北の山に住むワシのスチームボードが米軍、あるいはアメリカのことだってのは分かるんだけど、どうしてスチームボードなんだろう。

ハンニバル兄弟は自衛隊でしょ。長男のハンニバルはカルタゴのハンニバル・バルカ、次男のワグルラはスー族クレイジー・ホース、三男のゴヤスレイは、アパッチ族のジェロニモ。まあ、戦う存在ってことでいいんだろうか。

プロメテウスはナパージュの元老の中でもっともタカ派で、ナパージュを「三戒」(カエルを信じろ、カエルと争うな、争うための力を持つな)にとらわれない国に変えていくとしている。この三戒、もとはスチームボードがナパージュのカエルに押しつけたものと言うことだから、マッカーサーに押しつけられた憲法だな。これを変えるって言うんだから、プロメテウスは安倍首相でしょう。ギリシャの神様がなんの関係があるのかな。

プロメテウスにことごとく反対し国政をかき乱す元老の一人カルディアン、その先祖はヌマガエルらしい。何でも、カルディっていう韓国食材の店があるとか。今回もプロメテウスの“チェリー広場のパーティ”をしつこく追求して、武漢ウイルス問題を放置してしまった。“チェリー広場のパーティ”は桜を見る会・・・カルディアンは福島瑞穂か。

ウシガエルの沼で新しい病気が流行ってることに、早くから注意喚起をし、「ウシガエルをナパージュに入れるな」と主張していたイエストールは分かりやすい。メスガエルの顔を美しく整え、若いオスガエルのちんちんも整えると言えば、「イエス高須クリニック」の先生だな。

“ハエの評論家”を自称するエコノミン。もとは貧しかったウシガエルは、ナパージュからハエの幼虫を送ってもらったことで、今ではとても力をつけたなんて話があるくらいだから、どうやらハエというのは経済のことのよう。その評論家、経済評論家だな。

西の林のリーダーのノツボさん。ウシガエルに水仙の花を100個送ってるんだけど、香川県や兵庫県の知事が、“中国”にマスクを送ってる。香川が2万7千枚で兵庫が100万枚だから、西の林のリーダーのノツボさんは兵庫県知事の井戸敏三さんか。

じゃあ、弱った身体に効くニラの葉を300枚もウシガエルの国に送った東の池のリーダーであるスモールグリーンさんは誰?東の池はナパージュで一番大きな池で、たくさんのツチガエルが住んでると言うんだから東京か。東京都知事だから小池百合子さんか。たしかに最初の知事選の時に、イメージカラーとして緑色を使ってたけど。ニラ300枚は、防護服33万着か。





新潮文庫  ¥ 572

悪夢の翌朝、パラレルワールドに迷い込んだ二人は、新しい病気の流行する世界にいた
ウシガエルの国で「新しい病気」が流行っていたが、楽園のカエルたちは根拠なき楽観視を続ける。しかし、やがて楽園でも病気が広がり始め......。国難を前に迷走する政治やメディアの愚かさを浮き彫りにし、三通りの結末を提示する、警告と希望の書。


スモールグリーンさんにそれを促したのは、元老の一人でもあるツーステップさんだとか。うおっ、これは分かりやすい。二階幹事長。二階幹事長は2月の初めに、自民党として200万円の支援金を“中国”に送ろうとしてたからな。

外務副大臣の鈴木馨祐さんに、「敵対的な行動を行っている国そのものに支援を行うということになる」って強く反対されて、結局、有志による寄付に落ち着いた。いったい誰が寄付したかは、明らかにしなかった。名前がばれるとまずいのかな。

思わぬ側面から名前をつけられたバードテイクって人もいた。バードテイクはプロメテウスの仲間だけど、ライバルでもある。バードテイクは元老トップの座を争ってプロメテウスに負けた。その時プロメテウスが勝てたのは、ツーステップのおかげだと言われている。バードテイクはゆっくり話す。バードテイクは素晴らしそうな発言をするが、実際には何を言っているのか分からない。

あの人だよね。それがなんでバードテイクなのか。分からなかった。・・・簡単なことでした。鳥取1区選出だった。

そして最後に、何でも汚らしく食い散らかして、とにかく口が悪いハンドレット。プロメテウスのことは買っているが、そのプロメテウスであっても是々非々で、気に入らないところがあれば、切って捨てるのも厭わない。なにせ、最近のプロメテウスには、覇気が感じられないという。

このハンドレットが誰か。・・・ハンドレットだからねぇ。他にあるわけないよねぇ。それでも分かんなきゃ、答えは本書の最後のページに。

ハンドレットは、いや、この本の著者の百田さんは、この間、読んだ『危うい国・日本』の中でも、安倍首相のことを、さんざんこき下ろしていた。

「一国のリーダーの価値は、危機の時にこそ表れる」

その観点から言えば、この武漢発感染症に各国のリーダーたちがどう立ち向かったかってところに、リーダーとしての価値が表れていると言うことになる。たとえば、台湾総統の蔡英文は、すぐれたリーダーということになる。安倍首相はどうか。今年の、1月から4月にかけての対応を考えれば、その時点においては、少なくとも、優れたリーダーシップを発揮したとは言えない。

実際に、百田さんは、食事を一緒にする機会があって、それをはっきり安倍首相に伝えたそうだ。

その安倍首相が、8月28日に辞意を表明した。持病の潰瘍性大腸炎が悪化してきていると言うことだった。辞意を表明した会見において、首相の表情には飄々としたものが感じられて、会見そのものに潔さを漂わせた。立憲民主党の石垣のりこ参院議員が「大事な時に体を壊す癖がある危機管理能力のない人物」と安倍首相を攻撃すると、逆にそれに批判が殺到した。石垣議員は悪あがきしたようだが、悪あがきの果てに、最後は謝罪に追い込まれた。

ああ言う、気持ちのない謝罪に接するのは、不愉快だな。

安倍首相は、首相という地位にこだわる人だ。それは、自分が首相という地位でなければ、成し遂げられないことがあると考えているからだ。改憲だ。その地位を降りるという決断には、苦渋のものがあったに違いない。それを飲み込んでの、あの潔さだったろう。「大事な時に体を壊す癖がある危機管理能力のない人物」などと、よく言えたもんだ。政治における敵味方の立場を越えて、人間を見る眼を養って欲しいもんだ。

もしかしたら、百田さんが「覇気がない」って感じた頃、すでに病状が進んでたのかな。

すぐに自民党総裁選に関しては、ツーステップが菅さん支持を表明した段階で、勝負は決まってたね。テイクバードにしてみれば、面白くないだろうけどね。


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『シルバー川柳 8』

仕事辞めちゃったから、時間がいくらでもある。

何かしようって言うんじゃない。趣味と言えば、山登りと読書、それから“えへへ”くらいのもの。安定した天気が続くなら、山に入り浸るけど、そうでもなけりゃ、本を読んで一日過ごす。あとは、“えへへ”。

数年前から連れ合いと二人暮らし。一昨年、仕事辞めると話したら、「じゃあ、私は主婦やめる」と切り替えされた。

主婦やめる?・・・あなたは主婦だったのか。主婦ってなに?漢字から推しはかるのはやめよう。碌なことになるはずがない。私は仕事を辞めて、無職になる。この間、献血に行ったとき、過去のデータの職業欄の訂正を求めたら、「卒業ですね」と言われたので、「退職です」と応えてしまった。大人げないことであった。訂正してもらったら、職業欄が無職に変わった。

連れ合いは、主婦をやめて、いったい何になるんだろう。おそらく、職業欄に主婦という分類はないだろう。最初から無職だろう。無職の主婦が、主婦をやめても、無職に変わりは無い。

そんな、不明瞭な立場で、よく30有余年もやってきたもんだ。いや、以外とその不明瞭さに甘んじてしまえば、けっこう楽な立場なのかも知れない。

「主婦やめる」っていうのは、なんだろう。私は無職になって収入がなくなるから、収入に関して私に頼っていたからこそ甘んじて我慢していたことを、これからは我慢しないと意味だろうか。なら、甘んじて我慢していたというのは、何のことだろう。

私は、料理が好きで、人のために何かを作るのを厭わない。仕事を辞めて、今は、朝と昼は私が準備する。お勝手ごとに関しては、片付けまで含めて全部やる。連れ合いが起きてくる前に、庭の掃き掃除も済ませてしまう。

まだまだ家のことに関しては、“元主婦”に聞かなければ出来ないことがたくさんある。洗濯物はたたむ。庭木の剪定は、仕事をしているときからやっていた。繕い物が出来るように、息子の使っていた針箱をもらった。

今できることはやっているし、出来ることを増やしていこうとは思っている。・・・それにしても、“元主婦”が甘んじて我慢していたこととは、いったい何なんだろう。





ポプラ社  ¥ 1,100

口コミ人気で、シリーズ累計80万部の最新刊、第8弾がいよいよ登場
「「インスタバエ」新種の蝿かと孫に問い」
「お揃いの茶碗にされる俺と猫」
「うまかった何を食べたか忘れたが」
「朝起きて調子いいから医者に行く」


退職を するなら私 主婦やめる

買替えも これが最後と 三台目

70代 あきらめきれず 免許証

薄闇の 影は老人 散歩中

還暦は 二度目ももはや 夢じゃない

「耳の中でセミが鳴いているよう」と、連れ合いが言い出したのは1年ほど前のこと。夜、気になって眠れないと。思いもよらないことに、「耳にセミ?」と、笑い飛ばした。だけど、顔つきが深刻で、医者に行くという。

後日、「できるだけ気にしないように」と言われたと、気落ちした様子。ネットで調べて、川のせせらぎのような音を流すと眠れるらしいことが判明。早速、CDを買ったら、よく眠れたという。

耳鳴りって言うのを意識した、最初の体験だった。よくよく考えてみると、私の耳の中では、ずいぶん前からセミが鳴いている。連れ合いに言われて、はじめてそれと分かった。

虫の声 耳鳴りのセミ 収まりぬ

五十肩 片腹痛い 六十歳 

先に行く 猫の姿に ホッとする

仕事を辞めて、1年と少し。老人たちの行動パターンが、少し見えてきた。できるだけ、お金を使わずに時間を過ごすことが重要なようだ。

朝、ご飯の前に散歩だな。夫婦で一緒に散歩をしている人もいる。家に帰ってからのことは分からないが、食事の準備、後片付け、洗濯、掃除なんてやってれば、まあ、9時近い時間になるだろう。図書館が開く。もう、利用しない手はない。私は、自分の予約した本が入った時しか行かないが、10時から11時くらいの時間は、新聞・雑誌の閲覧スペースは、ほぼ満員。11時を過ぎたら、今度はスーパーマーケットに行って、その日のお昼ご飯の買い出しだな。ゆっくり選んで、家に帰れば、十分午前中はつぶれる。

感染症の自粛期間、およそ2ヶ月ほど図書館が閉まった。新聞・雑誌の閲覧スペースにいた老人たちは、行き場を失った。今も閲覧スペースは、その3分の2が利用不能。スーパーマーケットに行っても、老人は戻りきっていない。

じつは、この『シルバー川柳 8』は、ずいぶん前に刈ってあったもので、2018年度発行のもの。おそらく、『シルバー川柳 10』が出てるんじゃないかな。そこには、今年の、このご時世を詠った川柳が、多く取り入れられているだろう。

読んでみたいな。



テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

『冷凍うどんアイデア帖』 伯母直美

農産物直売所に行くと、どうやら今は、茄子とオクラが困っちゃうほど取れているようだ。

東松山の農産物直売所、《いなほてらす》っていう名前がついているんだけど、そこに行くか、鳩山町の農産物直売所に行くかだな。地の野菜では、鳩山の方がちょっといいかな。

私は茄子が好きなんだけど、皮のプキプキ感が苦手。ただみそ汁の具にしたくらいで、茄子の皮が歯にあたると、なんかガラスに詰めの立てたときに似た感覚に捕らわれる。だから、みそ汁に入れるなら、皮むいちゃう。油で揚げちゃうか、炒めちゃうかで、くたくたにしちゃえば良いんだけどね。

そうでなければ、茄子を半分に切って、斜めに、細かく包丁を入れとくんだ。これを、まずサラダ油で炒める。しんなりしたら水をくわえ、砂糖と醤油で甘辛く煮る。これを冷やして食べるとうまい。水の分量は、味を見ながら適当に加減してね。そのつゆで、素麺食べるからね。私の夏の定番。

素麺が食えて、うどんが食えないはずがない。これと同じことは、広範に言える。スパゲッティが食えて、うどんが食えないはずがない。丼が食えて、うどんが食えないはずがない。

うどんのバリエーションは、まさに無限。

そのうどんも、今は冷凍うどんがうまいからね。本当に助かるよね。そう言えば、うどんを打つことが、ずいぶん少なくなったな。冷凍うどんがうまいからだな。

自粛中の5月、そうそう、連休の時だ。孫1号2号が遊びに来たときだ。どこか連れて行くといっても、公園程度だったからね。夕方、うどんを踏ませて、夕ご飯の時にキノコうどんにして出してやった。1号は「うまい、うまい」と食べたけど、2号はキノコが食べられないと言って、パンを食べていた。

せっかく一生懸命踏んだのに、哀れな子だ。



東京書店  ¥ 880

在宅ワークの強い味方、冷凍うどんを美味しくいただくためのネタ帖
アイデア帖の1 温かいおつゆのかけうどん
プリプリなすうどん たけのこと油揚げのうどん ほか
アイデア帖の2 混ぜて・和えて汁なしのうどん
そぼろときざみ薬味うどん タラマヨうどん ほか
アイデア帖の3 手早い・おいしいぶっかけうどん
キャベツの冷製きつねうどん そら豆のかき揚げぶっかけうどん ほか
アイデア帖の4 フライパンで焼きうどん・炒めうどん
牛肉キムチうどん キャベツとアンチョビのうどん ほか


そう言えば、温かいお下地のかけうどんに、《プリプリなすうどん》というのがあった。

これは、皮をむく。そして細切りにする。細切りにした茄子に、片栗粉をまぶして、ゆでる。これを温かいかけうどんの上に乗せるんだな。片栗粉で表面にとろみをまとって、お下地の味が良く絡むわけだな。良いじゃないか。

牛肉を一緒に炒めたきんぴらを上に乗せるというのもあった。ごま油でコクを出して食べたいね。

そうだ。冷凍うどんは素晴らしいけれど、どうしても出来ないうどんがある。《おっきりこみ》が出来ない。

じつは私には、信仰に近い思い入れがある。風邪を引いたときには、うどんを打って、《おっきりこみ》にして食べて、ふとんにもぐり込めば、翌朝にはきっと治っている。おそらく今まで、これでしくじったことはない。

ただ、これも最近は、生うどんというのを売っているから、うどんを打たなくても済む。それでも、自分で打てば、最後、うどんをたたんで切るときに、多めに小麦粉をまぶしておけば、その分が《おっきりこみ》のとろみになる。

子どもの頃に食べた《おっきりこみ》の動物性タンパク質は、たしか、ちくわだった。今の私なら、豚肉か、鶏肉でも入れれば、・・・うおっ、もうたまらない。夏じゃなきゃ、今日にも食べたいくらいだ。・・・そうか、冷凍うどんじゃ、《おっきりこみ》が出来ないな。

今は、いろいろなレトルト食品も売っている。うどん用に売っているわけじゃないけど、たとえば、ご飯にかけるだけの親子丼のレトルトをうどんにかければ、まずいはずはない。ということは、牛丼も、すき焼き丼も、牛カルビ丼も。茄子にこだわるなら、麻婆茄子丼もね。

スパゲッティにかけるだけのレトルトも、いくらでもある。カルボナーラ、ナポリタン、ペペロンチーノ、ワサビ醤油味、・・・もういくらでも。なんだったら、茄子とベーコンのガーリックトマトうどんなんてどうだ。

そんなわけで、冷凍うどんの可能性は、《おっきりこみ》を除いて、無限・・・ということで。


テーマ : 料理の本
ジャンル : 本・雑誌

『外国人にささる日本史12のツボ』 山中俊之

これまでの人生で、外国人と絡んだことがなかったわけじゃない。

だけど、定時制高校に入学してきた外国人の子どもたちだからな。中国人、ペルー人、フィリピン人、ブラジル人あたりが主なところかな。日本の歴史のツボを語るどころじゃないよ。その子たちに、その子たちの国の歴史を教えてあげていた。

面白かったよ。世界史が専門だからね。それなりに、世界の一回りするくらいなら、なんとかね。

そのあと、その定時制高校が廃校になってしまって、やむを得ず、全日制の高校に移ることになった。昼のお仕事から夜のお仕事に移るときはさほどでもなかったんだけど、逆に、夜のお仕事から昼のお仕事に移るのは大変だった。

定時制高校は、ある意味ギリギリのところにいる生徒たちなので、正味のところで仕事が出来た。定時制高校生としてやって良いこととやってはいけないことは、人間としてやって良いこととやってはいけないことと一致していた。だけど、全日制高校って、そうじゃないから。人間としてはやっても良いんだけど、高校生としてはやってはいけない。これがおかしなことだとは、学校の先生方も分かってないからね。

子どもじゃないから、まあ、それなりに何とかしたけどね。全日では、ちゃんと世界史を教えたよ。“ちゃんと”って言っても、ほとんど教科書通りに進めてないけどね。1学期は、大半を宗教の話に費やす。ギルガメッシュ叙事詩、エジプト神話、ギリシャ神話、旧約聖書、ニーベルンゲンの歌、日本神話、いくらでもあるからね。

それから一神教に入っていく。旧約の創世記を話しているから、けっこうスムーズに進むんだ。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教ね。そこからは、まったく今日的な問題をどんどん出していく。

ユダヤ人の迫害だって、アウシュビッツだって、ペストだって、十字軍だって、イスラム国だって、ルネサンスだって、宗教戦争だって、大航海時代だって、宗教に関わるそれなりの下地があれば、だいたい分かる。

逆に、宗教をやらずに教科書使って、“はい、世界史の授業”って、「どうやるんだろう」と思ってしまう。



朝日新聞出版  ¥ 1,760

外国人に関心の高い日本史のテーマは、日本人が好むそれとは大きく異なる
第1部 “共生”を生んだ宗教観
第1章 深く自然を崇拝する心
第2章 無駄を省く禅の思想
第3章 世界最古のロイヤルファミリー
第2部 日本経済飛躍の原点 創意工夫の江戸時代
第4章 世界最先端の先物取引・物流
第5章 ハイレベルな江戸庶民の教育水準
第6章 サステナブルな江戸の暮らし
第7章 世界の美意識を変えた葛飾北斎
第8章 ユニークに進化した日本の古典芸能
第3部 ダイバーシティな日本文化
第9章 吸収と融合とオリジナリティが同居する文化大国
第10章 キリスト教と日本人
第11章 地方の多様性・独自性
第12章 室町以前の女性の活躍





その点、日本史は難しい。

一神教みたいな分かりやすい何かがない。神様って言ったって、ヤハウェも、ゴッドも、アッラーもない。「殺す勿れ」も、「盗む勿れ」もない。仏教なんて葬式の時くらいしか関わらないし、神道にしたって初詣くらいのものって人も多いだろう。自分が仏教徒であるとか、神道を信仰しているという意識の人は、そうそういない。

お寺や神社の身近さは、クリスマスほどではないって人が大半だろう。

それでも日本人には、その言動を支配する、ただならぬ信仰心がある。日本人の信仰心に関しては、第1章で触れている。

・・・

「日本人が好む日本の歴史・文化のテーマと、外国人が面白みを感じるテーマはずいぶん違う」

これがこの本のテーマ。

英雄たちの興亡っていうのは、どの地域、どの国の歴史にもそれなりにある。外国人が興味を持つのは、唯一性・独自性のある歴史や文化なんだそうだ。

ふん、それは分かるな。今の日本は、世界の中でもそれなりの影響力のある国だからね。その日本が、世界最古の王朝を持っているのはなぜ。欧米列強が世界を席巻しようとしていたとき、なぜ日本だけが西洋式の近代化に成功できたのか。江戸時代という鎖国の時期に、浮世絵や伊万里焼のような、西洋をうならせる文化を築き上げることが出来たのはなぜか。

だけど、これに応えるのって、案外簡単なことではない。

それはやはり、今の日本の歴史教育に、問題があるんだろうな。日本史っていうのは、じつはそれに応えられるようにするものじゃなきゃいけない。

日本人が持っているただならぬ信仰心っていうものを、そろそろ日本人自身が考えなきゃいけないんじゃないかな。

ちょっと気になるところもあった。“中国”や朝鮮との、歴史的な交わりに関わる部分。それから、宣教使の時代に関する認識。ちょっと捉え方が一面的に感じられた。

(朝鮮通信使のやりとりにあったような)「平和な関係を打ち破ったのが、明治以降の日本の帝国主義的な侵略」



「ローマ帝国を除くともっとも厳しいキリスト教の弾圧のなされた国」

“日本の帝国主義的侵略”なんて、朝日新聞出版だからな。キリスト教の弾圧って言ったって、じゃあ、キリシタン大名や宣教師によって、海外に売り飛ばされた日本人奴隷は、どうしてくれるんだ。



テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

団塊『青い眼が見た幕末・明治』 緒方修

『言海』は、近代的な国語辞典の第一号だそうだ。

著者の緒方修さんが、それで「令」を引いてみた。「(一)オホセ、イイツケ、下知。(二)懸の長官」とあるそうだ。さらに、小説などの引用例が豊富な『新潮現代国語辞典』で「下知」を引いてみた。「ゲジ(ゲチとも)、指図、命令」

なぜ、そんなものを調べるのかというと、・・・次のように続いている。

「すると令和は「ゲジカズ」となるのか・・・。死んだ魚の目をした男の左に掲げられた新元号は最初からケチがついているような感じだ」

この本は令和2年6月に出た本で、今更、タイムリーな話題とは思えない。だけど、思い起こせば、あの改元の時、というよりも、新元号発表の時、いろいろな角度からケチをつける声が飛んだ。それらの中でも、一番確度の低い“ケチ”だな。ご本人は「ケチがついているような感じ」と言っているが、ケチをつけているのはそれらの辞典ではなく、あくまでご自身。

新元号にケチをつけるあたり、おそらく、安倍晋三首相が嫌いなんじゃないかと推察するが、発表の任に当たった菅義偉官房長官のことを「死んだ魚の目をした男」というのは酷い。「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」っていうのは分からないでもないけど、人の容貌を取り上げて、そりゃ酷い。

私なんかこの間、可愛い孫からはげ呼ばわりされて、それを人に言うとどうなるか、思い知らせてやった。

大事にしている先輩がいる。仕事上の大先輩であり、山のパートナーでもあった。

私の性格が偏っているせいか、どうも人と一緒に山を歩くのが、うまくいかない。人とのコミュニケーション力に、決定的に欠けているからだろう。歩くスピードとか、歩幅とかの問題ではない。それを合わせることは出来る。山を歩いていて必要な声かけができないわけでもない。しかし、人と一緒に山を歩いていると、スピードを合わせようとか、必要な場面で必要な声かけをしようとか、そういうことばかり気になってしまって、山を歩くことが楽しめないのだ。

だから、山岳部登山の時期を過ぎてからは、一人で山を歩くようになった。唯一、その先輩だけが、山のパートナーとなった。

その人と一緒だと、遠慮する必要が無いから楽なのだ。なぜ、その人だと遠慮する必要が無いのか。その人が、圧倒的にわがままだからだ。



芙蓉書房出版  ¥ 2,420

幕末・明治期、日本にのめり込んだ青い眼の12人が残した日本見聞記を読み解く
第1部 幕末・明治を外から見る
1 ロシア文豪が見た幕末日本―閉ざされた玉手箱 
イワン・A.ゴンチャローフ『ゴンチャローフ日本渡航記』
2 「ペリーがかんぬきを外し、ハリスが門を開けた」
タウンゼント・ハリス『日本滞在記』
3 ヒュースケン暗殺―恐怖の夜が続く 
ヘンリー・ヒュースケン『ヒュースケン日本日記』
4 美しい日本―危険な役人たち 
ラザフォード・オールコック『大君の都‐幕末日本滞在記』
5 サトウ詣での有力者たち 
アーネスト・サトウ『一外交官の見た明治維新』
6 蚕を求めてやってきたイタリア使節団 
V・F・アルミニヨン『イタリア使節の幕末見聞記』
7 小国デンマークを襲う危機 
エドゥアルド・スェンソン『江戸幕末滞在記』
8 灯台の父―地震・オヤジも恐れずどんどん進め 
リチャード・H・ブラントン『お雇い外人の見た近代日本』
9 ロシア・ナロードニキの見た明治「革命」 
レフ・I・メーチニコフ『回想の明治維新』
10 大義ばうち忘れとる今の政府ば倒す 
オーガスタス・マウンジー『薩摩反乱記』
11 近代日本医学の父 
トク・ベルツ編『ベルツの日記』
12 トラブルを恐れぬレディ・トラベラー 
イザベラ・バード『日本奥地紀行』)
第2部 幕末・明治サイド・ストーリー
「悪の枢軸」英仏の毒牙が日本に届かなかった訳
自覚的にうそをつく組織としての官僚制度
幕末暗殺あるある、恐怖の逆ロシアンルーレット
テロに脅える犬たち
イギリス残酷物語|エンゲルスが見た労働者階級の状態
ラスト・サムライの覚悟
西洋強国による東方侵略の危機―明治のベストセラー『佳人の奇遇』
ヨーロッパ植民地主義の圧力
鎖国の遅れを取り戻す「翻訳」
謀反論
日清・日露に参戦した軍医
カナダへ向かうメリーポピンズ達
鎖国が遅らせた「幻のベンガル湾海戦」










その先輩は、団塊の世代。

著者と同じ1946年の生まれだ。同じ年生まれがたくさんいたから、いつも激しい競争に晒されていたそうで、突出するか、埋没するかだったと聞いたことがある。もちろん、私の先輩は突出していた。おそらく、著者もだ。

本書の中で、とある本の文庫版が1960年に発行されたことに触れている。1960年は、著者にとっては“日米安保条約締結の是非が問われた年”ということであるようだ。

「条約成立の6月15日には、東大の学生だった樺美智子さんが国会前の抗議活動の途中でなくなった」という記憶を追記することも忘れない。

“とある本の文庫版”とは、アーネスト・サトウの『一外交官の見た明治維新』

そう言えば、攘夷という勘違いの熱は、後ろから煽るやつにとってはこんなに面白いものはなく、崩れかかっていた幕府の屋台骨にしてみればこんなに迷惑なものはない。

あまりにも一方的な安保条約を、少しはまともなものに改定しようという動きを、「安保反対」と言って邪魔をするのにも、同じような勘違いを感じてしまう。・・・いや、攘夷の方がまだマシかな。

あまり口に出すわけではないが、若い頃の安保闘争に感じた熱気が、私の山のパートナーにも大きな影響を与えていた。もとから、体制を信用するところがまったくない。

著者は、『完本 南洲残影』の中で江藤淳が「もし(反逆者である)西郷が精神気魄を価値とするのであれば、その精神気魄なるものをこそ抹殺しなければならない。もし国を想い、天皇を思う気持ちが深いのであれば、その心をこそ一斉射撃の標的としなければならない」と書いているのに寄せて、「明治国家は一斉射撃の標的を沖縄へ、台湾へ、朝鮮へ、中国大陸へと広げていく」とまとめている。

この三段跳び並の飛躍の源は、おそらく著者の、体制に対する思いの強さにあるんだろう。私の山のパートナーもそうだった。靖国神社で中国人がなんか騒いだときなんか、「長州の神社なんか燃やしてしまえ」と来たもんだ。まあ、会津人だからな。大東亜戦争は、長州がやった戦争だからね。

これに関しては、決して間違っているとは言えない。

この、あまりにもわがままな先輩とであれば、私も自分勝手に振る舞うことが出来る。わがままな振る舞いは、時に人を自由にする。


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人生に必要なもの、一人の女性、一人の親友、一つの思い出、一冊の本。
その一冊。
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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本


















































































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