国連のリベラル『「歴史戦」はオンナの闘い』 川添恵子 杉田水脈
国連と言えば、「弱者にやさしい中立の国際機関」と捉える日本人が多い。日本だけじゃない。世界的な傾向だ。それだけに、利用価値も高い。
どうも、国連や、それに付属、または類する国際機関が胡散臭い。ここ数年で、ようやくそれに気づき始めた。「遅すぎる❢」って、この本のお二人に怒られそうなので、小さな声で言っておこう。
それにしても、この本で読んでみて、「ここまでひどいとは・・・」と、驚いた。
2015年10月の、ユネスコによる世界記憶遺産に、チャイナが申請した《南京事件関連資料11点》が登録されたのには本当にびっくりした。私なんかの感覚では、「チャイナの取って付けた嘘を、日本側の地道な反論で追い詰めつつある」くらいにとらえていたのだが、とんでもない話だった。いや、驚いた。追い詰められているのは、明らかに日本の方だったんだからね。
ユネスコに続いては女子差別撤廃委員会。1979年に女子差別撤廃条約が国連総会で採択され、以来、批准国に対して女子差別撤廃委員会が監視機関としての機能をはたしてきた。日本が批准したのは1985年のことだという。
その後、日本はなぜか、女子差別の激しい国のように言われるようになった。・・・?いったいなぜなのか。日本の夫人方が、そんなに差別されているようには見えないし、どちらかと言えば生き生きと生活しているのは女性の方でしょ。
そんななか、日本は女子に対する差別のひどい国だと歌えている団体がある。・・・え?韓国?チャイナ?・・・違うんだな、これが。日本の団体なんだな。《日弁連、新日本婦人の会、NPO法人ヒューマンライツ・ナウなど、約50の団体や、個人からなる日本女性差別撤廃条約NGOネットワークなど、左派系の団体や組織が委員会に参加し、日本人の多くの女性が感じていないはずの、なにより現状とは明らかに乖離した様々な発言を重ねて》いるらしいんだ。
知らないところで、いろいろなことが行われてるんだな。日頃、懸命に働いて家族を支え、ひいては社会の役に立ってるつもりでいても、そんなところで足を引っ張られてるんだな。・・・そんなに働いているかって? ここんところ、偉いもんだよ。


だいたい、“朝鮮人慰安婦”を問題化して国連に訴えたのも韓国人じゃなくて日本人、《sex slave》なんて言い出したのも日本人で、戸塚悦郎という弁護士だそうだ。
クマラスワミ報告書なんて、土台、報告者自身に問題があるんだろう。だから別にびっくりもしないけど・・・。その報告書の根拠は吉田清治の証言だったわけで、その大半が嘘と創作だったことは掲載した朝日新聞事態が認めているところとなった。だから、日本政府は2014年に、クマラスワミさんに報告書の訂正を求めた。でも、クマラスワミさんは訂正しない。日本人のとあるグループが、クマラスワミさんのところに日参して、報告書を訂正しないようにお願いしたんだそうだ。とは言っても、訂正しないのはクマラスワミさんなんだけどね。
翁長雄志沖縄県知事は、ジュネーブの国連人権理事会で演説し、「沖縄の自己決定権がないがしろにされている」と、へのこの状況を訴えたんだそうだ。「沖縄県民は差別されている」ってね。直後に、沖縄在住の我那覇真子さんが、「沖縄県民は差別など受けていない」とカウンター・スピーチを行ったそうだけど・・・。
翁長知事はその時、自己決定権っていう意味合いで《セルフ・ディターミネーション》という言葉を使ったんだそうだ。これって、“植民地支配下における権利”と言う場合に使う言葉らしい。聞いた人間によっては、沖縄は“植民地支配”を受けていると・・・。
そうそう、先に書いた国連女子差別撤廃委員会なんだけど、2016年3月にまとめられた日本に関する最終見解案に、「皇室典範の改正」を求める勧告が盛り込まれた。日本側からの抗議で皇室典範に関わる記述は消えたが、皇位継承権が女子に認められていないことへの懸念が表明され、女系女子にも皇位継承が可能になるよう勧告されたんだという。
男系継承は女性差別という最終案をまとめたのは副委員長の鄒暁巧。彼女は中華全国婦人連合会国際連絡部部長という肩書の人物。中国共産党女性幹部の組織ですね。中国共産党の意向を受けたのが女子差別撤廃委員会の会長さん。会長を務めるのが、日本人弁護士の林陽子さん。この人物は松井やよりさんの後継者で福島瑞穂さんの仲良しだそうだ。日本は、・・・私たちの知らないところで売られてますね。

一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。
どうも、国連や、それに付属、または類する国際機関が胡散臭い。ここ数年で、ようやくそれに気づき始めた。「遅すぎる❢」って、この本のお二人に怒られそうなので、小さな声で言っておこう。
それにしても、この本で読んでみて、「ここまでひどいとは・・・」と、驚いた。
2015年10月の、ユネスコによる世界記憶遺産に、チャイナが申請した《南京事件関連資料11点》が登録されたのには本当にびっくりした。私なんかの感覚では、「チャイナの取って付けた嘘を、日本側の地道な反論で追い詰めつつある」くらいにとらえていたのだが、とんでもない話だった。いや、驚いた。追い詰められているのは、明らかに日本の方だったんだからね。
ユネスコに続いては女子差別撤廃委員会。1979年に女子差別撤廃条約が国連総会で採択され、以来、批准国に対して女子差別撤廃委員会が監視機関としての機能をはたしてきた。日本が批准したのは1985年のことだという。
その後、日本はなぜか、女子差別の激しい国のように言われるようになった。・・・?いったいなぜなのか。日本の夫人方が、そんなに差別されているようには見えないし、どちらかと言えば生き生きと生活しているのは女性の方でしょ。
そんななか、日本は女子に対する差別のひどい国だと歌えている団体がある。・・・え?韓国?チャイナ?・・・違うんだな、これが。日本の団体なんだな。《日弁連、新日本婦人の会、NPO法人ヒューマンライツ・ナウなど、約50の団体や、個人からなる日本女性差別撤廃条約NGOネットワークなど、左派系の団体や組織が委員会に参加し、日本人の多くの女性が感じていないはずの、なにより現状とは明らかに乖離した様々な発言を重ねて》いるらしいんだ。
知らないところで、いろいろなことが行われてるんだな。日頃、懸命に働いて家族を支え、ひいては社会の役に立ってるつもりでいても、そんなところで足を引っ張られてるんだな。・・・そんなに働いているかって? ここんところ、偉いもんだよ。
『「歴史戦」はオンナの闘い』 川添恵子 杉田水脈 PHP研究所 ¥ 1,728 オンナたちの策動により日本は不当なレッテルを張られてきた。もう、黙っていられない |
だいたい、“朝鮮人慰安婦”を問題化して国連に訴えたのも韓国人じゃなくて日本人、《sex slave》なんて言い出したのも日本人で、戸塚悦郎という弁護士だそうだ。
クマラスワミ報告書なんて、土台、報告者自身に問題があるんだろう。だから別にびっくりもしないけど・・・。その報告書の根拠は吉田清治の証言だったわけで、その大半が嘘と創作だったことは掲載した朝日新聞事態が認めているところとなった。だから、日本政府は2014年に、クマラスワミさんに報告書の訂正を求めた。でも、クマラスワミさんは訂正しない。日本人のとあるグループが、クマラスワミさんのところに日参して、報告書を訂正しないようにお願いしたんだそうだ。とは言っても、訂正しないのはクマラスワミさんなんだけどね。
翁長雄志沖縄県知事は、ジュネーブの国連人権理事会で演説し、「沖縄の自己決定権がないがしろにされている」と、へのこの状況を訴えたんだそうだ。「沖縄県民は差別されている」ってね。直後に、沖縄在住の我那覇真子さんが、「沖縄県民は差別など受けていない」とカウンター・スピーチを行ったそうだけど・・・。
翁長知事はその時、自己決定権っていう意味合いで《セルフ・ディターミネーション》という言葉を使ったんだそうだ。これって、“植民地支配下における権利”と言う場合に使う言葉らしい。聞いた人間によっては、沖縄は“植民地支配”を受けていると・・・。
そうそう、先に書いた国連女子差別撤廃委員会なんだけど、2016年3月にまとめられた日本に関する最終見解案に、「皇室典範の改正」を求める勧告が盛り込まれた。日本側からの抗議で皇室典範に関わる記述は消えたが、皇位継承権が女子に認められていないことへの懸念が表明され、女系女子にも皇位継承が可能になるよう勧告されたんだという。
男系継承は女性差別という最終案をまとめたのは副委員長の鄒暁巧。彼女は中華全国婦人連合会国際連絡部部長という肩書の人物。中国共産党女性幹部の組織ですね。中国共産党の意向を受けたのが女子差別撤廃委員会の会長さん。会長を務めるのが、日本人弁護士の林陽子さん。この人物は松井やよりさんの後継者で福島瑞穂さんの仲良しだそうだ。日本は、・・・私たちの知らないところで売られてますね。


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