捏造『反日種族主義』 李栄薫

これは、韓国の小学校6年生の、社会科の教科書に使われている写真で、《強制労役に動員されるわが民族》という説明の付されたものだそうだ。
しかしこの写真、実は、1926年9月に、北海道にあった旭川新聞が道路建設現場での虐待致死事件を報じた際のもので、同紙に朝鮮人の存在をうかがわせる記述はないそうだ。
しかも、すでに2014年まで、高校の歴史教科書で使われており、釜山(プサン)の国立日帝強制動員歴史館にも「朝鮮人被害者」として展示されているそうだ。
《韓国の小6教科書、無関係写真を「徴用工」写真と掲載》
この産経の記事は、2019年3月19日のもの。実は産経は、歴史館の写真の間違いについては、2017年4月12日の段階で指摘しているんだそうだ。写真の取り下げに、あるいは変更に、そんな時間がかかるか?おまけに、2019年から教科書にまで使われることになったって、一帯どういうこと?
いずれにしてもこの写真、「日本による強制労働の被害者である韓国人」として、世界中にバラまかれたままとなっている。
この話には続きがある。韓国人があちこちに設置している徴用工像。

これこれ。この賞の執筆を担当している李宇衍さんが言ってるんだけど、この徴用工像、上の写真の、右から二番目の人に似てる。・・・たしかに似てる。実は、他にもモデルになっているといわれる写真があるんだけど、それも日本人のもの。つまりは、それらしい写真を探して、背景を確かめもせずに使って、日本人のありもしない非を、世界に訴えているだけなんだ。
彼らには真実なんてどうでもいい。日本人を蔑むことができるなら、そのすべてが真実って事なんだ。
『反日種族主義』 李栄薫 文藝春秋 ¥ 1,760 日本は朝鮮を差別し、抑圧した。だからといって、歴史に嘘をついて良いわけはない |
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まだある。

これも、軍艦島で過酷な戦時労働を強いられた朝鮮人として、韓国で流布している写真。韓国人のなんとかって言う女子大の徐敬徳教授がタイムズ・スクエアの電光掲示板に映し出し、映画『軍艦島』を宣伝するのに利用したものだそうだ。なぜ、女子大の先生が映画の宣伝に一枚噛むのか知らないが、日本をこき下ろすには、韓国人は時も場合も職業も、一切お構いなしに協力できるんだろう。
残念ながらこの写真は、1950年代、筑豊炭田地帯の廃坑で石炭を盗掘している貧しい庶民の、その生活の一コマを、斎藤康一さんという写真家が切り取ったものだそうだ。
だいたい、20世紀の炭鉱における採炭作業は、空気圧縮式削岩機を用いて行なわれ、こんな危なっかしい作業をする必要は、一切なかったと言うことだ。
日韓併合以降の韓国社会の発展を見れば、現在韓国の教科書の記述は、当時の実情を大きくゆがめるものであるのは疑いない。それだけではない、教科書の記述は、初歩的な常識からかけ離れている。この教科書を使って勉強すれば、子どもの清新が歪む。
日本の社会科の教科書にもその傾向があるが・・・。
執筆者の一人、金洛年さんが自分の講義を受講する学生に、韓国の反日教育が間違っていることについて聞いたんだそうだ。そしたら学生がね。「教科書で習ったことが事実でないという点を受け入れると、日帝をどう批判したらいいのか分からなくなる」とか、「日帝の植民地支配を正当化してしまいそうで怖くなる」と答えたんだそうだ。
批判しなくちゃいけなくて、正当化するなんてとんでもない。それが日本ということだな。それが韓国人のモラルと言うことだ。
読み始めたばかりなのに、あまりにも興味深くて、つい書いてしまった。
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