『スープ、ポタージュ、チャウダーBEST200』
「チャウダーってなに?」
って、連れ合いに聞いてみた。「チャウダーなら、中学校の時の家庭科で作ったよ」というお答え。「だからなに?」と重ねて聞くと、「知らない」と、そっけなく。
この本は、『スープ、ポタージュ、チャウダーBEST200』 と言うものだが、「チャウダーとは*****というものである」という定義がない。仕方がない。各種チャウダーのページを見て、その特徴をつかんでいこう。
いくつかのポイントとなる言葉があるようだ。《具だくさん》、《玉ねぎ》、《オリーブオイル」、《薄力粉》、《ピザ用チーズミックス》などなど。どうやら、オリーブオイルやバターで玉ねぎを炒めるところから始まるようだ。薄力粉を使うケースが多いようだ。ピザ用チーズもそうだけど、とろみをつけた、具だくさんで、熱々のスープのようだ。・・・アメリカのスープ料理だって。
「ミネストローネってなに?」
って、連れ合いに聞いてみた。「知らない」って、今度は最初から“知らない”が来た。この本で紹介されているミネストローネって、みんな赤いな。トマトのスープのことか。イタリアかスペインのスープ料理かな。チャウダーのように、とろみ重視にはなっていないようだ。それでも、やっぱり最初に炒めてる。
今日のお昼のスープは、炒めなかったけど、ミネストローネだな。夕べ、カレーだった。連れ合いがカレーに使ったトマト缶が残ってたので、それをベースに冷蔵庫の野菜を1cm位の大きさに揃えてスープの素を加えた。評判がよかった。だけど、一昨夜の竹の子の炊き込みご飯の残りをおむすびにして、それにミネストローネじゃどんなもんだったかな。
まあ、私の料理を食べてくれる、唯一の人物の評判がよかったんだから、それで十分か。
中世のヨーロッパでは、共同のパン釜でパンを焼いて、次にパン窯に火を入れる日まで、その時焼いたパンで食いつないだ。もともとが固い黒パンで、時間と共にさらに固くなっていくパンをスープにつけて、あるいはむしったパンを敷いた皿にスープをかけて食べた。
スープとは、もともと、鍋物の煮汁に浸して食べるパンのことを意味した。その後、パンに煮汁をかけてふやかしたパン入りの汁ものをスープと呼ぶようになった。
フランスでのことらしいが、パンを浸していた汁そのものを重視するようになる。パンを浸さず、飲む汁をブイヨンと呼び、さらにブイヨンで具を煮込んで食べる料理をポトフと言った。さらに、このブイヨンの部分が洗練された汁ものを、伝統的な郷土料理と区別してポタージュと呼んだ。
「食に歴史あり」と言うことだ。
洗練されたブイヨンをポタージュと言うのか。野菜のスープを作って、ミルサーやミキサーでトロトロにしたのをポタージュと言うのかと思ってた。ただ、そういう認識があるよね。事実、この本でも、ポタージュはそういう認識になっている。
なんと呼ぼうが、汁ものがあるといい。なにしろ野菜がたくさん取れる。それに、なにがしかのご飯を食べる前に、汁ものを口にすると、スープが通過したのどからお腹まで、「これからご飯が来るよ」って準備するよね。なんだか気持ちよく、ご飯が食べられるような気がする。
そのたびに出汁を取って、汁ものを作る。面倒なときもある。そんな時は、おぼろ昆布を器に入れて、鰹節と刻みネギを乗せてお湯を注ぐ。口をつける前にしょうゆを回し入れる。鶏ガラと刻みネギにお湯を注ぐだけって時もある。最後にごま油垂らしてね。冷凍しとくってのも手だな。これは、この本に教えられた。
とにかく、何かしら、汁ものがないと、なんか半端な気がする。
私の課題は、汁ものに肉や魚介を使う場面が少ないという点かな。肉や野菜を合わせればうまみが増す。そこのところが、私の作る汁ものにかけていた。貧乏性が原因だな。
貧乏人はあらを喰え。そう、魚のあらを使う。肉は鶏肉、それも胸肉が安い。もっとそれらを活用しよう。
それから、漬物。キャベツや白菜をつけておいて、野菜から出た水分ごと汁ものにすると、これがおいしい。この本にも漬物を使ったスープが紹介されていた。ベーコンと白菜漬けのスープなんて、まったく味をたす必要がない。ただ、ちょっと煮るだけ。
さて、そろそろ連れ合いが起きてくる。今日の朝食は、ご飯に、のらぼう菜とえのきのみそ汁。トマトときゅうりのサラダ。イワシの一夜干し。ほうれん草入りの玉子焼。かぶの漬物。
って、連れ合いに聞いてみた。「チャウダーなら、中学校の時の家庭科で作ったよ」というお答え。「だからなに?」と重ねて聞くと、「知らない」と、そっけなく。
この本は、『スープ、ポタージュ、チャウダーBEST200』 と言うものだが、「チャウダーとは*****というものである」という定義がない。仕方がない。各種チャウダーのページを見て、その特徴をつかんでいこう。
いくつかのポイントとなる言葉があるようだ。《具だくさん》、《玉ねぎ》、《オリーブオイル」、《薄力粉》、《ピザ用チーズミックス》などなど。どうやら、オリーブオイルやバターで玉ねぎを炒めるところから始まるようだ。薄力粉を使うケースが多いようだ。ピザ用チーズもそうだけど、とろみをつけた、具だくさんで、熱々のスープのようだ。・・・アメリカのスープ料理だって。
「ミネストローネってなに?」
って、連れ合いに聞いてみた。「知らない」って、今度は最初から“知らない”が来た。この本で紹介されているミネストローネって、みんな赤いな。トマトのスープのことか。イタリアかスペインのスープ料理かな。チャウダーのように、とろみ重視にはなっていないようだ。それでも、やっぱり最初に炒めてる。
今日のお昼のスープは、炒めなかったけど、ミネストローネだな。夕べ、カレーだった。連れ合いがカレーに使ったトマト缶が残ってたので、それをベースに冷蔵庫の野菜を1cm位の大きさに揃えてスープの素を加えた。評判がよかった。だけど、一昨夜の竹の子の炊き込みご飯の残りをおむすびにして、それにミネストローネじゃどんなもんだったかな。
まあ、私の料理を食べてくれる、唯一の人物の評判がよかったんだから、それで十分か。
エイ出版社 ¥ 1,210 和、洋、中、エスニック、具だくさんのおかずスープなど、バリエーションがたっぷり |
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中世のヨーロッパでは、共同のパン釜でパンを焼いて、次にパン窯に火を入れる日まで、その時焼いたパンで食いつないだ。もともとが固い黒パンで、時間と共にさらに固くなっていくパンをスープにつけて、あるいはむしったパンを敷いた皿にスープをかけて食べた。
スープとは、もともと、鍋物の煮汁に浸して食べるパンのことを意味した。その後、パンに煮汁をかけてふやかしたパン入りの汁ものをスープと呼ぶようになった。
フランスでのことらしいが、パンを浸していた汁そのものを重視するようになる。パンを浸さず、飲む汁をブイヨンと呼び、さらにブイヨンで具を煮込んで食べる料理をポトフと言った。さらに、このブイヨンの部分が洗練された汁ものを、伝統的な郷土料理と区別してポタージュと呼んだ。
「食に歴史あり」と言うことだ。
洗練されたブイヨンをポタージュと言うのか。野菜のスープを作って、ミルサーやミキサーでトロトロにしたのをポタージュと言うのかと思ってた。ただ、そういう認識があるよね。事実、この本でも、ポタージュはそういう認識になっている。
なんと呼ぼうが、汁ものがあるといい。なにしろ野菜がたくさん取れる。それに、なにがしかのご飯を食べる前に、汁ものを口にすると、スープが通過したのどからお腹まで、「これからご飯が来るよ」って準備するよね。なんだか気持ちよく、ご飯が食べられるような気がする。
そのたびに出汁を取って、汁ものを作る。面倒なときもある。そんな時は、おぼろ昆布を器に入れて、鰹節と刻みネギを乗せてお湯を注ぐ。口をつける前にしょうゆを回し入れる。鶏ガラと刻みネギにお湯を注ぐだけって時もある。最後にごま油垂らしてね。冷凍しとくってのも手だな。これは、この本に教えられた。
とにかく、何かしら、汁ものがないと、なんか半端な気がする。
私の課題は、汁ものに肉や魚介を使う場面が少ないという点かな。肉や野菜を合わせればうまみが増す。そこのところが、私の作る汁ものにかけていた。貧乏性が原因だな。
貧乏人はあらを喰え。そう、魚のあらを使う。肉は鶏肉、それも胸肉が安い。もっとそれらを活用しよう。
それから、漬物。キャベツや白菜をつけておいて、野菜から出た水分ごと汁ものにすると、これがおいしい。この本にも漬物を使ったスープが紹介されていた。ベーコンと白菜漬けのスープなんて、まったく味をたす必要がない。ただ、ちょっと煮るだけ。
さて、そろそろ連れ合いが起きてくる。今日の朝食は、ご飯に、のらぼう菜とえのきのみそ汁。トマトときゅうりのサラダ。イワシの一夜干し。ほうれん草入りの玉子焼。かぶの漬物。