めんどくせぇことばかり 本 世界史

『アメリカ側から見た東京裁判史観の虚妄』 江崎道朗

1995年の、「ヴェノナ文書」の公開で、ルーズベルトとコミンテルンの戦争責任を追及しようという視点から、近現代史の見直しが始まっている。同時に、歴史の修正に対する攻撃も強まる。慰安婦問題に絡んで、安倍首相はアメリカメディアから“歴史修正主義者”というレッテルを貼られた。

“歴史修正主義者”という言葉のなにが悪いのかよく分からない。歴史は本来、修正されるべきものであるからだ。しかし、世界の常識は違う。なぜ、“修正”してはならないか。それは歴史が、勝者の書いたものであるからだ。

ヨーロッパ人の間では、よくこういう言い方をする。「“歴史修正主義”とはヨーロッパ人にとって、ヒトラーを賛美したり、ユダヤ人の虐殺を肯定する行為に等しい」と。

でも、おそらく違う。勝者として糊塗したはずの自分の過ちを、あるいは過去の悪行を、いまさら暴き立てられてたまるものか。そんなことは許さない。安倍晋三はヒトラーを賛美しようとしているに等しい。ユダヤ人の虐殺を肯定しているに等しい。せっかく巧妙に過去を闇に葬り、それができない分は敗者の責任に押し付けて作り上げた勝者の歴史なのだ。逆らうことは許されない。こんなことなら、あの時、跡形もなく滅亡させておくべきだった。最初はそのつもりだったのに。

フランクリン・D・ルーズベルト大統領は、反共を唱える独日に敵対的外交を開始した。ドイツとイギリスの戦争がはじまると、ハーバート・フーヴァー前大統領、ロバート・A・タクト上院議員、ハミルトン・フィッシュ下院議員、アメリカ第一委員会のスポークスマンを務めたチャールズ・リンドバーグらが、ルーズベルトが導入する武器貸与法に反対する立場での発言を繰り返した。

「自国の安全保障に密接に結びつくわけではない外国の戦争に、アメリカはできるだけ関与すべきではない」

さらに、対日敵対政策に対しても、高発言している。

「強い日本を維持することが、アメリカの利益につながる」

今も昔も、アメリカの中にも様々な意見があるということをよく認識すべきで、この保守派の勢力と連携が取られていたら、明らかに違う結果がありえたろう。彼らはけっして親日派ではない。アメリカの国益を第一に考えた場合の結論が、アジアに強い日本を維持することが望ましいと考えたのだ。
  1. アジア太平洋地域は、ソ連の膨張主義や中国の排外的ナショナリズムによって、大きく混乱している。
  2. 上記1を理由として、それを抑止するために日本はやむを得ず中国大陸で戦争をしている。そして、日本がソ連の膨張主義と戦ってくれているおかげで、アメリカはアジア太平洋地域で戦争をしなくてすんでいる。よって、「強い日本を維持することがアメリカの利益となる」(タイラー・デネット教授)
  3. アメリカが日本に対して経済制裁を実施して日本を圧迫すれば、日本は弱体化し、ソ連の膨張主義がますます強まる。その場合、アメリカがアジアの戦争に関与しなければならなくなる可能性がある。
  4. 初代大統領ジョージ・ワシントンは、「戦争は、必然的に政府への権限の集中を生み、個人の自由を制限する全体主義へ発展しかねない」として、対外戦争に干渉することを極力避けようとした。これこそ、アメリカの伝統的外交原則であった。
  5. 日本を弱体化したらアジアの混乱は助長され、アメリカ政府としてはアジアの戦争に関与しなければならなくなる恐れがある。アメリカ政府がアジアの戦争に関与すれば、政府に権限が集中し、国民の自由が損なわれる。
  6. そのため、アジアの戦争に関与しなければならなくなる可能性のあるルーズベルト民主党政権の「対日圧迫外交」には反対である。 
当時、上記のような保守派の考えは多くのアメリカ国民に共通するもので、1936年の大統領選において、「満洲国」にかかわることは、なんら争点にならなかった。逆に、民主党ですら、「対外戦争に関与しない」ことを公約に掲げなければ、勝利することができない状況にあった

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アメリカを侵食したコミンテルンの魔手 ヴェノナ文書が明らかにした日米開戦の真実
第1章 対日政策で対立する二つのグループー「ウィーク・ジャパン派」と「ストロング・ジャパン派」
第2章 葬られた「告発」-「第一次」近現代史見直しの挫折
第3章 ついに公開された「ヴェノナ文書」-その衝撃と、歴史的意義とは
第4章 アメリカ共産党の「トロイの木馬」作戦ーコミンテルンの巧妙な戦略転換とアメリカの変質
第5章 コミンテルンに乗っ取られたマスコミー「反ファシズム」で新聞・出版を恫喝
第6章 日米開戦へと誘導したスパイたちー目的はひとつ「ソ連を守るため」
第7章 変わりつつあるアメリカの歴史観ー現職大統領によるヤルタ協定否定の意義とは
第8章 いまも続く共産主義勢力の暗躍ーオバマ大統領、謎の言動の秘密

ブラック・サースデイの株価大暴落をきっかけに大恐慌が世界を駆け巡る。共和党政権フーヴァー大統領はここで財政均衡政策をとって不況を深刻化させ、さらにスムート・ホーリー法を成立させて、世界に保護貿易主義を促した。1933年の名目GDPは1919年から45%減少し、株価は80%以上も下落した。工業生産は3分の1以下の低落。失業者は1200万人を数え、失業率は25%に達した。

ルーズベルトが大統領に就任すると、ニューディーラーと呼ばれるリベラル官僚が多数登用され、大規模公共事業による失業者対策を実施するとともに、農産物赤く維持政策を実施して農民の利益を保証し、労働者の生活向上を支援して労働者権利保護政策を実施した。このため、連邦政府の財政規模は急増し、税負担は高まった。ニューディーラーの権力が肥大化し、1933年には300万人だった労働組合員が、1941年には950万人へと膨れ上がった。こうして、ニューディーラーと巨大労組、リベラル派のマスコミが一大政治勢力となって、ワシントンを席巻した。

これを機会に、アメリカ連邦政府は肥大化した。プロテスタント的自助努力と教会を中心とする地域互助共同体といった、それまでのアメリカ社会の基盤は徐々に希薄化し、代わって大規模な社会保障への依存が高まり、これが民主党をさせえる階層として成長した。

しかし、ニューディール政策は、経済的には大きな成果を上げることができなかった。労働組合は経営陣に敵対的な立場をとってストライキやデモを繰り返した。さらには、日独への経済制裁を要求するなど政治的要求を掲げ、イデオロギー色の濃い反体制集団となっていった。

ニューディーラーには、数多くのコミンテルンのエージェントが潜り込んでいたことはヴェノナ文書が明らかにしたことでもある。さらにその一部は、敗戦国日本の占領政策にも一枚噛んでいた。

来日し、占領政策を実見した国務省政策企画部初代部長ジョージ・ケナンは、以下のように述べている。
《マッカーサー将軍の本部によって、その時点までに実施された占領政策の性質は、一見して、共産主義の乗っ取りのために、日本社会を弱体化するという特別の目的で準備されたとしか思えないものだった》

いくらなんでも、マッカーサーもそのうち気がついて政策を転換することになるが、そこまでのニューディーラーの活躍で、日本には“リベラル”勢力が深く根付いた。今でも国連に巣食って日本の不利益を世界に振りまくデービット・ケイとかいう変なやつを、ひざまずいてありがたがる、どこか性的倒錯じみた人達がいる。
産経ニュース 2017/06/04
【国連反日報告】
日本の国益を毀損続ける特別報告者 ケイ氏、国連人権理事会で反米基地運動に言及するも「沖縄には行っていない」

www.sankei.com/politics/news/170614/plt1706140028-n1.html
(抜粋)
国連人権理事会の「表現の自由」に関する特別報告者、デービッド・ケイ氏は12日、スイス・ジュネーブの同理事会での報告で、日本政府による報道機関への圧力や、歴史問題を議論する環境などについて強い懸念を表明した。ケイ氏の一方的な解釈に満ちた報告は、日本政府の反論にもかかわらず、事実として国際社会に拡散される可能性が高い。国連の活動に多額の資金を投じながら「嘘」をまかれ、国益を毀損(きそん)され続ける構図となる。(ジュネーブ 原川貴郎)
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キング(覚書)『嘘だらけの日仏近現代史』 倉山満

フン族に恐れをなしたゲルマン人が、375年に西への移動を始めた。いわゆる“ゲルマン民族の大移動”だが、移動下側のフランク族を起源とするフランスでは、これを“ゲルマン民族の大侵入”と呼ぶそうだ。

476年に、大混乱の中で西ローマが滅びると、西ローマが支配していたガリア地方に“力”の空白が生まれた。フランク族をまとめたクローヴィスが、ガリアに残っていたローマの軍人シアグリウスを破り、メロヴィング朝を創設する。486年のことである。クローヴィスは従士3000とともにカトリックに入信し、ローマ教皇の支配下に入るが、その死に際して王国を4人の息子に分割相続させてしまう。

613年、クロタール2世が再統一した頃、日本は聖徳太子の時代。チャイナでは唐の高祖、イスラムならムハンマド。イスラムの勢いは凄まじく、50年も経たずに絶頂期のローマ帝国を超える。東ローマが西への広がりを防いだものの、イスラムはアフリカ北岸、地中海岸を西へ向かい、ジブラルタル海峡を越えてイベリア半島へ侵入し、フランク王国を脅かす。

この危機に立ち向かったのが、宮宰を務めるカロリング家。732年のトゥール・ポワティアの戦いでイスラム勢の侵入を防いだカール・マルテルは、メロヴィング家に対するカロリング家の優位を示した。751年、ピピン3世は、使者をローマ教皇ザカリアスに遣わし、教皇のお墨付きを得て、王位を簒奪する。

扶桑社新書  ¥ 821

学ぶべきはフランス革命やナポレオンではなく、マザラン、タレイラン、ド・ゴールだ
第一章  フランスらしきものの胎動
第二章  宗教戦争と主権国家の誕生
第三章  世にも恐ろしいフランス革命
第四章  五大国によるウィーン体制
第五章  フランスから見た日本
第六章  ド・ゴールに学べ

フランスの歴史は、シャルルマーニュから。フランク王国の絶頂期を築いたカール大帝こそシャルルマーニュ。「なんで?」って問題じゃなく、フランス人がそういうことにしているんだから、そういうことになる。フランス人のいう事聞いてりゃいいの。

だいたい、トランプ・・・と言ってもアメリカ大統領じゃないよ。カードゲームのトランプね。トランプのキングを思い出して。あれ、ちゃんとモデルが居るんだって。
ダビデアレクサンダーカエサルカール
ダヴィデアレクサンダーカエサルシャルルマーニュ
ふむふむ。今のフランスを築いたシャルルマーニュは、古代イスラエルの英雄ダヴィデ。東方遠征で史上最大の大帝国を築き、ヘレニズムと呼ばれる時代を現出したアレクサンダー。その名前自体が、そのまま“皇帝”を意味するローマの英雄カエサル。シャルルマーニュはこれらの英雄に肩を並べる存在で、そのシャルルマーニュこそ建国の父。もう、フランス人自身がそう言ってるんだから、なんだかんだ言わずに受け入れてね。・・・韓国半万年の歴史よりゃ、よっぽどマシでしょ。

フランク王国なのに大帝なのはなぜでしょう。教皇に成り上がったレオ3世は、あんまりえげつなく出世しすぎて、敵を作りすぎた。それがたたって、命を狙われた。たまらずローマを脱出し、シャルルマーニュに保護を求める。シャルルマーニュはこれ幸いと、教皇保護を名目に政敵を排除し、急速に勢力を拡大した。そのかいあって、シャルルマーニュは、レオ3世から西ローマ皇帝の定款を授かることになる。それで、王国なのに大帝となる。

二人にとっての目の上のたんこぶは、間に合わせではない、れっきとしたローマを継承する東ローマ帝国。でもこの時、東ローマは、北からはブルガリア人の侵入に苦しめられ、南ではイスラム帝国が勃興しており、西へ顔を向けるゆとりはなし。812年にアーヘン和約で西ローマ皇帝戴冠をを承認する。

ベルギーの歴史学者、アンリ・ピレンヌが「ムハンマドなくして、シャルルマーニュなし」という由縁である。




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『嘘だらけの日仏近現代史』 倉山満

うんこ踏まないようにするためにハイヒール。においを隠すために香水。腐った肉でも我慢して食えるようにハーブや香辛料。マントや外套はとてもじゃないけどうんこを踏まずに歩けないときに敷いて歩いた。空から降ってくるアレの直撃を避けるために日傘やシルクハット。・・・ゾッとするな。

14世紀、百年戦争真っただ中で、しかも、ヨーロッパの全人口の3割に当たる3000万人が死んだというペストの猛威。今の猫ほども巨大なネズミがペスト菌を宿して走り回り、頼りになるのは、笛吹き男か、長靴をはいた猫くらい。・・・地獄さながらだな。

ローマの時代には、あれだけ建築術を発展させて、上下水道が完備されていたっていうのに、なんもかんも垂れ流しだからね。セーヌのほとりで愛を語ってみろ。まず、生まれてくる子には期待はできない。歴史って断絶するものなんっだな。

日本人には、その感覚はわかりにくい。わかりにくいから、その分、やってることが危なっかしかったりする。せめて皇室くらい、本来の姿のまま、守り切らないとね。

断絶して、そのあとを拾ったのが、ローマ教会だったっていうのも、ヨーロッパの悲運でもある。その後、1000年にわたり、ヨーロッパの鼻面を引きづりまわしたからな。

でも、どうなんだろうな。そんなローマ教会でも必要だったてことなのかな。「イスラム教徒をぶっ殺せ」って、ひたすら自分の利益のために騒乱の200年間を開いたウルバヌス2世みたいなのがいた。周囲の善男善女ともどもカタリ派を殲滅したインノケンティウス3世見たいのもいたりするけど、それでもローマ教会って、ないよりはあった方が良かったんかな。・・・微妙だな。


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学ぶべきはフランス革命やナポレオンではなく、マザラン、タレイラン、ド・ゴールだ
第一章  フランスらしきものの胎動
第二章  宗教戦争と主権国家の誕生
第三章  世にも恐ろしいフランス革命
第四章  五大国によるウィーン体制
第五章  フランスから見た日本
第六章  ド・ゴールに学べ

ヨーロッパの歴史に特別興味のない人でも、フランス革命くらい知っている。だけど、知っているのは、ルイ16世よりも、マリー・アントワネット。ジャンヌ・ダルクなんかも人気があるよね。踏み込めば面白いところなんだけど、そういう興味とは、ちょっと違うところが残念なところ。

そういう人を考えてみれば、本当に、この本はうってつけだな。そんなこと言っといて、けっこうミーハーな私も、とても面白く読ませてもらった。

ヨーロッパの歴史も、この本みたいに、人間の関係を中心に追っていくと面白いね。宗教改革の流れが、ルター派からカルヴァン派に移り変わっていく様子なんて、高校の世界史の先生はどうやって教えてるんだろ。知り合いにいるから、今度、聞いてみよ。
俗っぽく言えば、「ルターは信仰の正しさよりも、スポンサーであるザクセン公の利益を優先している。許せん」です。なにが許せないのか。「人間に自由意志などないはずだ。バチカンにもザクセン公にも。人間は神の教えである聖書に書いてあることのみに従って生きるべきなのだ」ということです。この過激すぎる主張が受けて、カルヴァンはスイスのジュネーヴに招かれ、この通りのことをします。「朝から晩まで働け。夜は聖書を読むだけにしてさっさと寝ろ」まではよくても、「音楽を聴いていたら死刑だ」とかあらゆる娯楽を禁止します。
本書p52

子孫を残すために、子作りは認めるけど、必要以上に“感じちゃいけない”んでしょ。快楽を求めてSEXしちゃいけないんだよね。どっかの国で、・・・たしかソマリアだったかな。どこどこのうちに男たちが集まって、テレビでサッカーのワールドカップの放送を見てるところをイスラム教過激派が襲撃して皆殺しにしたって事件があった。カルヴァンもそういうやつで、その教えを厳格に信仰したいって人たちがアメリカ合衆国を作ったんだから、アメリカも大変な国だよね。 

とりとめのない話になっちゃったけど、この本、どこから切っても、関係なく面白い。もしかしたら、倉山満さんの、『嘘だらけ・・・』シリーズの中でも、一番面白いかも。・・・おすすめです。




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『世界一わかりやすい地政学の本』 倉山満

自分で言うのもなんだけど、私は人がいい。人に対して、悪意を持ってどうこうすることができない。それどころか、人を試せない。試せないどころか、人の気持ちを先読みして、恣意的な行動をとることができない。“善意を尽くす”以外に選択肢がない。それだけじゃない。人の作為を疑えない。ある種の人にとっては、私をだますなんて、赤子の手をひねるよりも簡単なこと。

そんな人間になるはずではなかったんだけど、自分の意図とは無関係に、そういう人間にしかなれないように生まれついてしまった。

学生の頃、久しぶりに帰省した私に、母はひたすらその間に起こったことや、起こらなかったことをしゃべり続けた。その中に、その話は含まれていた。とある調理用品セットの訪問販売をしている業者が、私の実家の地区にやってきて、地区の奥さん方が集められた。考えれば、その中のだれかが、業者とくっついていたのだろう。大半の奥さん方が調理用品セットを買っていったという。当時、私の家は、私と中の兄の二人が学生で東京に住んでおり、とても苦しかった。母は、「みんなが5万円のセットを買っているのに、自分だけが1万円のフライパンしか買ってやれなかった。せっかくいろいろな料理をしてくれたのに、申し訳ない」と言っていた。実は、母が死んだあと、父も騙されている。父は、屋根の瓦を替えた。んん百万だった。

私も、そのうち、きっと騙される。

そんな私なんかじゃ、地政学的に思考し、行動するのは、おそらく無理だろう。そういうのは、この本の著者、倉山満さんのような人が向いている。もうお任せして、私は倉山さんの書いたものを読ませてもらって、勉強します。こういうふうにブログで紹介して、もしも、一人でも多くの方に倉山さんの本を読んでもらえたら、私でも少しは役に立ったことになる。人間には、向き不向きってことがあるからね。ほら、表紙の倉山さんの顔。そんなことばかり考えてるから、すっかり悪人になってしまって・・・。


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地政学は学問というより技術 これをわからずして世界の動きは読めない
第一章  江戸時代の日本と世界の地政学
第二章  地政学を使いこなした大日本帝国
第三章  マヌケと妄想の第一次世界大戦
第四章  悪夢と破滅の第二次世界大戦
第五章  冷戦ー変わり映えしない世界
第六章  プーチンの地政学

たしかに、“神は細部に宿る”のかもしれない。だけど、この際、この地政学の世界においては、細部は無関係、無視してよい存在なのだ。たとえ細部で、神がどんなに鮮やかな奇蹟を見せようとも、それがいかに長く後世に語り継がれようとも、残念ながら、なに一つ、世界の流れには関係がない。地政学の世界に、神は存在しないのだ。

かつて日本は、強大な軍事力によって、世界の一角に大を成した。世界中がそうであったように、欧米列強に踏みつぶされまいと、必死で世界を見つめ続けた結果であった。そう、かつて日本は、地政学的に思考し、判断し、行動した。だから、日本人にその能力があることは証明されている。

しかし、本書にもあるように、第一次世界大戦後のある時期から、つまり、世界の一角に大を成したある時期から、日本は急激に地政学的な思考を放棄していく。そして、大日本帝国は滅亡した。地政学の世界から、日本が消えた。

以来、日本は、地政学的思考を、放棄したまま戦後の世界を生きてきた。最近、日本の様々な文化が世界の称賛を浴びている。漫画やアニメから火がついたようだが、結局は、その背景にある日本文化全体、いわば、日本そのものが、世界の注目を浴びている。

しかし、地政学の世界には、日本は存在していない。北朝鮮という国家が核保有国として、アメリカとやりあう対象になることがあっても、その地政学の世界に、日本は存在していない。現状維持、それ以外になにも望めない国家。それが今の日本ということだな。




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北朝鮮危機(覚書)『世界一わかりやすい地政学の本』 倉山満

シリアによるサリンの使用と、それに対するアメリカのミサイル攻撃。度重なる北朝鮮のミサイル実験・核実験準備に対し、アメリカは原潜カールビンソンを周辺海域に派遣した。

米によるシリアへの攻撃、それから、米軍がアフガニスタンで使用した大規模爆風爆弾は、核を除けば最強兵器だとか。その攻撃は、それ独自の意味があるだろうけど、同時に北朝鮮、チャイナ、ロシアに対する強烈なアピールでもある。

トランプは、習近平との会談中にシリアへの攻撃を告知したという。その後、“米中蜜月”なんて記事も読んだけど、王毅外相の必死の形相が物語るのは、“蜜月”などという甘ったるい言葉ではなく、アメリカの力に対する“恐怖”ではないか。

実際、いつになく、チャイナは北朝鮮封じ込めに動いている。実はアメリカは、このタイミングで、南シナ海にミサイル駆逐艦を派遣している。北朝鮮の核実験に備えて、有事の際のルーティーンを確認するためということらしい。しかし、このタイミングで南シナ海となれば、チャイナへのメッセージとしか受け止められない。

それに対する北朝鮮の動きだが、米中会談の結果を説明するために、武大偉朝鮮半島問題特別代表を派遣するという申し出を、北朝鮮側が拒否したらしい。

「らしい、らしい」ばかりと思われるかもしれないが、これは16日朝までに拾った各メディアニュースをもとにしている。



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地政学は学問というより技術 これをわからずして世界の動きは読めない
第一章  江戸時代の日本と世界の地政学
第二章  地政学を使いこなした大日本帝国
第三章  マヌケと妄想の第一次世界大戦
第四章  悪夢と破滅の第二次世界大戦
第五章  冷戦ー変わり映えしない世界
第六章  プーチンの地政学

チャイナやロシアからアメリカに対して、自制を求めるメッセージが発信されている。これまで、チャイナやロシアの行動にアメリカが自制を求めるのが常であったことを思えば、その立場は完全に逆転した。「なぜ世界一の軍事力を持ったアメリカが、守勢に回らなければならないのか」、・・・そんなトランプの声が聞こえてきそうだ。

産経ニュース 2017/04/14
【北朝鮮情勢】「互いに挑発やめよ」中国の王毅外相が牽制
http://www.sankei.com/world/news/170414/wor1704140042-n1.html
(全文)
【北京=藤本欣也】米国が北朝鮮への先制攻撃を準備していると報じられるなど、緊迫化する朝鮮半島情勢について、中国の王毅外相は14日、「事態の収拾が不可能になる前に、相手を威嚇する言動をやめるよう呼び掛ける」と述べ、核実験の強行も辞さない構えの北朝鮮や、軍事的圧力を強める米国に自制を求めた。

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産経ニュース 2017/04/14
【北朝鮮情勢】「非核化は外交的手段で」露外務次官、米国を牽制
http://www.sankei.com/world/news/170414/wor1704140047-n1.html
(全部)
ロシアのリャプコフ外務次官は14日、「朝鮮半島の非核化に関するあらゆる問題は、政治・外交的手段で解決されなくてはならない。武力による圧力は望ましい効果を生まない」と述べ、北朝鮮への軍事的圧力を強める米国をけん制した。インタファクス通信が伝えた。

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今日は、本よりも、これらのニュースを紹介したくてこの記事を書いた。ただ、この、倉山さんの本に書かれていることが、まさに立証された。

それは、世界の地政学、さらには東アジアの地政学においても、日本はそのプレイヤーではないということだ。あまりにもあからさまなので、もはや受け入れることに、何の抵抗もできない。

問題は、♬ 右を向いても左を見ても ♬、上記のような切迫した状況はどこ吹く風。テレビ番組はいつもと同じだし、日本人の関心事の、少なくとも第一位には登らない。日本人は、日本が味噌っかすであることを熟知しているし、それを受け入れているし、甘んじているなんてもんじゃない。謳歌しているのだ。

ロシアの政府系メディア“スプートニク”は、北朝鮮の核実験は、15日の金日成の誕生日か、25日の朝鮮人民軍創設85周年に行われるだろうと予測している。




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プーチン(覚書)『世界一わかりやすい地政学の本』 倉山満

ウクライナという国名は、“クライナ”が「辺境」で、“ウ”が「ど」、合わせて「ど辺境」だって。ロシア人がそう読んだんだろうけど、ロシア人から見てそう見えるっていうんだから、すごいね。そかも、それが国名であり、民族名だっていうんだからね。でもロシア人から見れば、“ロシアの一部”ってことなんだな。

ベラルーシにも言及してて、“ベラ”が「白」で、“ルーシ”は「ロシア」、合わせて「白ロシア」。ということで、これもロシアの一部。ただし、ベラルーシは湿地帯で、モンゴル人に、見向きされなかったらしいね。ロシアはみんなやられちゃったのに、ベラルーシの人間は「白人のまま」って言う意味だって読んだことがある。

まったく、国名一つとっても、ただ事じゃないね。ともかく、プーチンにしてみれば、ここまでは“確かなロシア”。

それから、以前の、ロシア人みたいな“グルジア”って名前で呼ばれるのが嫌で、アメリカ人みたいな名前で呼ばれるようになったジョージアはじめ、旧ソ連。その周辺の旧衛星国家である東ヨーロッパ。

つまり、プーチンの頭には、ソ連時代の世界観が、そのまま入ってると言うんです。


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地政学は学問というより技術 これをわからずして世界の動きは読めない
第一章  江戸時代の日本と世界の地政学
第二章  地政学を使いこなした大日本帝国
第三章  マヌケと妄想の第一次世界大戦
第四章  悪夢と破滅の第二次世界大戦
第五章  冷戦ー変わり映えしない世界
第六章  プーチンの地政学

チャイナとの間には上海協力機構という軍事同盟があって、アメリカを睨んで連携している。そのチャイナに、最近、韓国が自ら冊封国にしてもらったって書いてある。だけど、この本が書かれたあとアメリカに怒られて立場を変えて、そしたら今度はチャイナに脅しをかけられている。プーチンとすれば、まあ、朝鮮半島までは手の内ってことにしておきたいだろうけど、韓国にしろ、北にしろ、・・・ね。半島っていうのは、関わるものを振り回すよね。

インドは、ずっと、ソ連と中が良くて、・・・その理由が面白い。インドはパキスタンの逆を取るという。パキスタンもまた同じ。けっこう、そんなことで、世界は回ってるのか。

さて、中東の騒がしさは、増すばかりの状況。その中東は、ロシアの手の及ばない範囲なんだそうだ。唯一の例外がシリア。シリアは地中海に面しているしね。アラブじゃなければ、イランとも反米で一致している。たしかにそうなんだけど、イランも、トルコ同様、ロシアには、ものすごくたくさん掠め取られているでしょ。つながりは、反米だけでしょ。

中東の混乱は、原油価格を高騰させるので、ロシアにしてみれば歓迎ということね。シリアにあそこまで深入りするのも、それが理由かな。でも、産油国と話をつけて、減産に協力してるんじゃないの。

・・・最後まで読んだところで、「ガスプロムの利益はプーチンの利益である。その一方で、ガスプロムの利益に反するようなことをやったら、プーチンとて即座に暗殺されるでしょう」だって。

プーチンと安倍首相の関係から、北方領土問題の解決に期待するなんて、ありえないことだけはよくわかりました。




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サラエボ事件(覚書)『世界一わかりやすい地政学の本』 倉山満

現代の国際関係のもとになったウェストファリア条約。これで三十年戦争が終わる。三十年戦争はボヘミアのプロテスタントがカトリックのハプスブルク家に対して起こした反乱に始まる宗教戦争。それにスウェーデン・デンマーク・オランダ・スペインとかが、それぞれの宗教的立場で参加して、シッチャカメッチャカ。しばらくは中立を保っていたフランスまでが、あとから参加してくる。・・・しかも、カトリック国家のくせに、同じカトリックのハプスブルク家をやっつけようと、プロテスタント側に味方して。これで、ハプスブルクの負けで、1648年に戦争は終わるんだけど、馬鹿馬鹿しいから宗教戦争なんてやらなくなる。

この時、日本の立場は? そう、オランダに好意的な、武装中立。

続いて、七年戦争。この頃の五大国は、グレートブリテンとなったイギリス、フランス、ハプスブルク家のオーストリア、新興国プロイセンに、ヨーロッパ国家として認知されるようになったロシア。七年戦争は、ヨーロッパではプロイセン対フランス・オーストリア・ロシアの戦い。だけど、同時に、世界では、イギリスがフランスの植民地に襲いかかっていた。北米における、フレンチ・インディアン戦争と、インドにおけるプラッシーの戦いだな。

この時、日本の立場は、いずれ来る、列強の世界進出に侵略される日を待つ立場。七年戦争の終了は1763年。三十年戦争からの100年間、停滞し続けた日本の軍事力は、欧米にまったく抵抗できない状況になったたんだな。

鎖国っていうのは、東アジアに進出してきたカトリックに対して取られた措置だったんだな。・・・えっ?イギリス?イギリスは、オランダに負けて、東アジアから排除されただけ。・・・アンボイナ事件だな。


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地政学は学問というより技術 これをわからずして世界の動きは読めない
第一章  江戸時代の日本と世界の地政学
第二章  地政学を使いこなした大日本帝国
第三章  マヌケと妄想の第一次世界大戦
第四章  悪夢と破滅の第二次世界大戦
第五章  冷戦ー変わり映えしない世界
第六章  プーチンの地政学

第一次世界大戦は、セルビアのテロリストが、サラエボでオーストリア皇太子夫妻を殺害したことが発端。オーストリアがセルビアに宣戦布告するのはわかる。だけど、セルビアの親分のロシアがしゃしゃり出て、三国同盟からドイツがオーストリアの側で参戦。イタリアは裏切って、オーストリアに宣戦布告。三国協商からはイギリス、フランスがロシア側で参戦。イギリスとの同盟から日本まで参戦。最後はアメリカもやってくる。

セルビアのテロリストが、サラエボでオーストリア皇太子夫妻を殺害したことが、こんなことになっちゃった。

そう言えば、この間、シリアにおける空爆でサリンが使われ、民間人が多数殺された。呼吸困難になった民間人が呼吸困難になっている映像が紹介された。なかには多くの子どもたちが含まれていた。見てられなかった。

トランプの決断により、アメリカがシリアの空軍基地に、トマホークを50発以上打ち込んだ。世界は、トランプの決断を支持する国と、非難する国に分かれた。支持するのは、日本やヨーロッパ諸国。非難するのは、シリアはもちろん、ロシア、イラン、北朝鮮。チャイナは微妙。世界は一気にきな臭くなった。

アサドにも、プーチンにも、虫酸が走る。ただ、二人とも、アメリカを非難するものの、静かにするだろう。だけど、気になるのは北朝鮮だ。セルビアと同じ、半島国家だってことが、どうにも気になる。




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『誰も教えてくれない真実の世界史講義 古代編』 倉山満

たとえば、倉山さんの書き方ってのは、「瞑想しているムハンマドの目の前に天使ジブリールが現れてアッラーの言葉を伝えました。天使ジブリールとは、キリスト教でも三大天使と呼ばれるうちの天使ガブリエルのことです」とくるんですね。ジブリールは、キリスト教におけるガブリエルであることを付け加えるだけで、両方の宗教が同じ神に対する信仰なんだって、ググって入ってくる。

さらに一歩進んで、「三大天使とは、このガブリエルとミカエル、ラファエルのことです」って、“三大天使”という言葉で湧いてくる疑問にも答えている。

たとえば、韓非子を分かりやすく説明するために、マキャベリを引っ張り出す。法家の“法治”は今の“法治”とは違って、その法は国王の命令をさし、それに逆らうものは皆殺しにしてでも王の命令を徹底する。それが韓非子の“法治”。

マキャベリズムとか、マキャベリストとかいう言葉まで生まれているが、「目的のためには手段を択ばず」ってのは、国家存続のため、国の利益のためには、「結果は手段を正当化する」ということになる。似て非なるものというか、なにせ、韓非子の場合、“法治”の徹底が目的なのだから。

もののついでに、マキャベリを材料にして、さらにこう続きます。「〈目的は手段を正当化する〉はマキャベリではなく、イエズス会のモットーです。最後に結果を出すから途中が許されるのと、目的が正しければ何をやってもいい、というのはまったく違いますので、誤解亡きようお願いします」


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日本人は、不完全な東洋史と西洋史の野合に過ぎない世界史に騙されてきた
第一章  文明の発祥ーどこが文明の先進地域だったのか
第二章  紀元前の世界
第三章  消された神の先進地域
第四章  ほんとうは怖いキリスト教の誕生
第五章  暗黒の世紀の始まりと東西の明暗
第六章  世界の大激動と東西衝突
深く考えてしまうのは、隋の煬帝の話。唐の太宗李世民は、父李淵に反逆をたきつけて唐王朝を開かせ、長男と弟を殺し、父を幽閉して帝位につく。それから、反乱分子や周辺民族を叩きのめし、隋末からの混乱を治めて内政に精を出す。事実、彼の治世は貞観の治と呼ばれ、太宗と名臣たちのやり取りをまとめた『貞観政要』は日本でも盛んに読まれ、特に源頼朝や徳川家康に愛読されたという。

王朝が自分で歴史を書いたとしても、その王朝を倒したものは、必ず書き換える。だから、敗れ去ったものは歴史を残せない。今のシナが歴史問題で盛んに日本にイチャモンつけるのは、日本は負けたんだから、歴史にかかわる権限はないという頭があるから。

だから、『隋書』も唐が書いた。太宗の勅令で『隋書』は書かれた。“前の王朝は徳をなくしたから、天命が移り今の王朝ができた”という物語が書かれる。さらに太宗李世民は、自分の悪逆非道を煬帝に押し付けた。

そもそも、隋の王家は楊家。煬帝は楊広が本名。《明帝》と送り名されているところを見ると、ずいぶんと名君だったことがうかがえる。ところが、『隋書』は明帝と書かずに煬帝と書いた。“煬”は、悪逆非道という意味。太宗李世民の行った兄殺し、弟殺しのようなことを指す。それをしたのは煬帝だということにして、「帝」の字も、なぜか「テイ」と読まずに「ダイ」と読む。

たしかに倉山さんの言う通り、煬帝と呼ぶことは太宗李世民のプロパガンダに加担していることになるんだな。

だから、こう切り出したら、歴史は面白い。




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(雑感)『誰も教えてくれない真実の世界史抗議 古代編』 倉山満

倉山さんの言う《シナの歴史のパターン》は、たしかに面白い。
  1. 新しい王朝が成立する。
  2. 皇帝は自分に尽くした功臣を殺す(狡兎死して走狗烹らる)。
  3. 対外侵略戦争を仕掛けて、自陣営の人を減らす。
  4. 皇帝は、やりたい放題やる。時々当たりくじが出て、名君と呼ばれる。
  5. 外戚・宦官がはびこる。
  6. 秘密結社がのネットワークで、農民の反乱が蔓延する
  7. 地方軍閥が首都に乱入し、王朝を倒す。
このパターンはたしかに面白い。でも、パターンの3はどうかな。外的要因が関わることもあるけど、この時期は一様安定期で、人口も増える。パターン4やパターン5と並行して、農地が不足し始め、無理をして環境を破壊し、人為的な災害、つまり公害が発生する。まかり間違えば蝗害に晒され、一気に食糧不足に陥る。

そんな構図もありそうな気がするけどね。

彼らがシナ人である限り、“中華人民共和国”もそんなパターンのなかで考えていけばいい。ちょっと気になるニュースがあったんだよね。何でもありのシナにおいては、大したことじゃないという言い方もできるんだけど。
産経フォト 2017/03/28
中国のサッカー場で火災 爆発音も
http://www.sankei.com/photo/story/news/170328/sty1703280005-n1.html
(全文)
【上海共同】中国上海市のサッカー場で28日、火災が発生、スタジアムの外壁部分が一部焼け落ちるなどした。けが人の報告はなく、消防当局が出火原因を調べている。中国メディアが伝えた。.

目撃者によると、外壁部分からは炎と黒煙が激しく上がり、爆発音も聞こえたといい、現場は一時騒然となった。観客席やフィールドへの影響はなかった。

たったこれだけの記事。よかったら、ニュースのページを開いて写真を見てください。けっこう激しいものであることがわかる。

ここのところ、チベットや東トルキスタンのニュースが表に出なくなっている。・・・なんて思ってたら、内モンゴルでも何かが始まっているっていうことなのかな。


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日本人は、不完全な東洋史と西洋史の野合に過ぎない世界史に騙されてきた
第一章  文明の発祥ーどこが文明の先進地域だったのか
第二章  紀元前の世界
第三章  消された神の先進地域
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第五章  暗黒の世紀の始まりと東西の明暗
第六章  世界の大激動と東西衝突

今、イランが面白い。存在感を見せつけてくれてるよね。ロシアやトルコがイランに友好を示すという、ついこの間まではありえない事態が発生している。分かりづらいから、イランっていう名前をやめてペルシャにしちゃえばいいんだよね。

1935年当時、それまではパーレビ朝ペルシャだった名称を、イランに変えた。イランは《アーリア人の国》という意味なんだそうだ。逆に、これは、過去の力強さを取り戻そうとする復古主義的改称なんだそうだ。

かつて、アケメネス朝ペルシャも、ササン朝ペルシャも、西世界を恐怖させた。その恐怖のなかでギリシャは、イラン高原西南の「ファルス」という地名から、彼らをペルシャと呼ぶようになった。彼らも長らく、その名を自分のものとしたわけだけど、近代における、欧米に対する屈辱の歴史が、彼らを“アーリアン”に回帰させたわけだ。

しかし、ここのところの欧米とアラブの混乱の中にあって、イランの存在感の大きさはどうだ。たしかに、近代に入ってペルシャは欧米の隆盛に屈辱を強いられた。しかし、逆に欧米人の頭には、かつて決して勝つことのできなかった“ペルシャ”への畏敬の思いが焼き付いているはずだ。

トルコがヨーロッパの出口を塞ぎ、その向こうに強大なペルシャを思い浮かべるような時代の流れは、おそらく欧米人にとっては悪夢にほかならないだろうけど。




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いい加減な世界史(覚書)『誰も教えてくれない真実の世界史抗議 古代編』 倉山満

歴史を学んでて、良いこと。これが、“はじめに”に5つ書いてある。なんだと思います?まあ、もったいぶらずにご披露しましょう。
  1. 正しい事実が分かる
  2. 現在の自分の立ち位置が分かる
  3. 未来に何をすべきか見えてくる
  4. 他人の嘘を見抜けるようになる
  5. 頭がよくなる
著者は、この5つがいらないなら、歴史を勉強する必要はないと言ってます。

たしかにその通り。だけど、なんか、軽く言われちゃったような気がするけど、これ、どの一つを取ってみたって一生もんで、果たして一生かけて手入れることができるかどうかってもんだよね。いや、これで良いなんてもんはなくて、見果てぬ夢のごとく追い求めるべきもの。

4番は比較的容易いか。慣れてくると、あいつが言ったことは全部ウソってのが分かってくるからね。あの国とか、あの国とか、あの国とか、あの新聞とか、あのテレビとか・・・。



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日本人は、不完全な東洋史と西洋史の野合に過ぎない世界史に騙されてきた
第一章  文明の発祥ーどこが文明の先進地域だったのか
第二章  紀元前の世界
第三章  消された神の先進地域
第四章  ほんとうは怖いキリスト教の誕生
第五章  暗黒の世紀の始まりと東西の明暗
第六章  世界の大激動と東西衝突

現在、日本人が学んでいる世界史は、“不完全な東洋史と不完全な西洋史の野合”だって。東洋史に関しては、その中心にシナがドカンと座っている限り、まともなものになることはありえない。西洋史に関してもそう。西洋史をヨーロッパ史って考えれば、とてつもなく底が浅いものにしかならない。

だからヨーロッパは、ギリシャに甘い。古代ギリシャの歴史はヨーロッパとは何の関係もない。だいたい、古代ギリシャと今のギリシャでは人が違う。古代ギリシャの神ゼウスは雷を使った。雷霆だな。インドラと同じ。元はインド・ヨーロッパ語族の天駆ける神か。バルカン半島に入ってドーリア人とかイオニア人と呼ばれ、先住民族を屈服させた。古代アテネならイオニア人だし、スパルタならドーリア人。先住民を奴隷化し、地中海文明を吸い上げることでギリシャ文化を築き上げた。今のギリシャ人ってのはスラブ人を基本とした混血だからね。古代ギリシャ文化を形成した人々とは無関係。

だけどヨーロッパは、特に西ヨーロッパは、やたらと古代ギリシャの後継者を気取りたがる。関係ないって、古代ローマを取り上げるのならともかく、ギリシャは関係ない。

古代ギリシャの後継者たらんとすることで、自分たちに完全に不足し得ている歴史を補いたいのかな。だから無理やりEUに入れて、財政破綻を補填している。ギリシャは、ヨーロッパがギリシャをEUから切れないことを知っていて、いくらでもたかろうとする。《助けてくれないドイツが悪い》なんて図式まで出来上がる始末。

倉山さんはひどい言い方をしている。「ギリシャは古代で終わった国」だって。ハハハハ。でも、誰も傷つかない。古代のギリシャ人なんて、どこにもいないんだから。まさに、終わったんだ。ところが、その終わっちゃった古代ギリシャ文化のご威光で、現在のギリシャは生かしてもらってる。

私たちが作った。

バルカン半島も、**半島も、半島人ってのはそうなるものなんだな。これは、地政学の世界。半島の付け根を抑えられれば、それだけで干上がる。だから何でもやる。強く出れば卑屈になって、甘い顔をすればどこまでもつけあがる。

さて、ヨーロッパがギリシャを欲しがるのは、浅い歴史を補うためと、先ほど書いた。この本ではこういう言い方のしている。オリエントを統一した“東方”の巨大勢力であるペルシャを、“西方”の民主勢力であるギリシャが打ち破った。“東方”に対する“西方”の勝利は、“専制”に対する“民主”の勝利そのものであると。・・・まあ、大概、そんなところ。

だから、東洋史同様、西洋史も真に受けちゃいけないよってね。




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国連やNGO、他国による中途半端な「人道介入」が、戦争を終わらせるのでなく、戦争を長引かせる。

無理に停戦させても、紛争の原因たる火種を凍結するだけだ。

本当の平和は、徹底的に戦ったあとでなければ訪れない。
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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本










































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