めんどくせぇことばかり 本 近現代東アジア(支那・韓国・北朝鮮)

残酷(覚書)『孔子を捨てた国』 福島香織

実は、こういうのは、あまり得意じゃない。

チャイナの神話の中に女媧という半人半蛇の女神がいる。伏羲・神農・と並んで、三皇の一つに数えられることもある重要な女神である。なにせこの女神、人間を創造した。女媧は黄土をこねて人間を創った。一生懸命創った。いい人間ができあがったのだが、そのうちめんどくさくなって、縄で泥水をはね飛ばし、その飛沫が固まって残りの人間が創られた。だから人間には、数は少ないができのいい高貴なものと、数は多いができの悪い下等なものが生まれたという。

神話は人の出自を語るものであり、語り継いだものたちは、もちろん彼らが生きていた時代を語り継いだのである。だから、女媧が語られた時、支那の祖先は、「人間には我々のように、女媧によって大切に創られたものある。同時に、何人死のうが関係のない、どうでもいい連中がある」という認識を持っていたわけである。

チャイナというのは、“場”、あるいは“領域”である。南から入った者たちが興隆し、東から入った者たちが抗争し、西から入った者たちが跋扈して、北から入った者たちが入れ替わった。いかに人が入れ替わっても、チャイナという領域が、そこに入ってきた者たちを洗脳する。そして、かつてと同じように、女媧を伝説とする。

そこにはいつも、大切に作られた数少ない高貴な人間と、大多数の、いい加減に作られたどうでもいい人間が存在するのである。誰が高貴な人間で、誰がそうでないものかは、その時最も力を持っているものが決める。そう、今でいえば、中国共産党が決めるのだ。

『孔子を捨てた国』    福島香織

飛鳥新社  ¥ 1,300

副題は《現代中国残酷物語》 シナ人が孔子を捨てると、どんな国が出来上がるのか
第1章  虐げられる女性と子ども、高齢者の人権
第2章  司法が人民に牙を剥く
第3章  政治権力闘争がすべて
第4章  環境汚染とマスメディアの暗黒
第5章  凶悪事件・重大事故続発の酷薄社会


そんなチャイナで、中国共産党が、さらに油を注ぐ、反右派、大躍進、文化大革命、・・・批林批孔なんてのもあった。現代においては一人っ子政策か。・・・そのやり方の残酷なこと。

かつて、定時制高校に関わっていた時に、チャイニーズの生徒に出会った。彼は、日本に働きに来た母とともに来日し、私が出会った段階で4年を経ていた。母には日本人の夫がいるという建前になっていた。しかし、その生徒に日本人の父親の気配は全くなかった。おそらく方便だったのだろう。

時々、実の父親のところに帰ることがあった。ハルビンである。ハルビンには、彼の姉もいた。しかも二人も。いったい、どこが“一人っ子政策”なんだ。

ごちそうを食べるのは、いつも、弟の彼が先だったそうだ。彼がたくさん食べた後、残ったものを姉たちがたべた「・・・らしい」と彼が言ってた。学校には、姉たちは通っていなかった「・・・らしい」と彼は言ってた。

場合によっては、生まれたことになっていなかったりして・・・。そんなこともあると、なんかの本で読んだ。
一気に、第1章、第2章と読んで、息苦しくなって、本を離して、間を置いた。・・・呼吸が小さくなってたらしい。残酷な話は、読んでいてつらい。どうしてそこまで残酷になれるのか。おそらく、その人たちも、それに見合う分くらい残酷に取り扱われたからだ。それは長い時間に培われたもので、残酷であることが、すでに処世術になってしまった。そうなると、下に深く、上に高いらせん階段みたいなもんで、始まりも終わりもない。それがチャイナか。

残酷の一端でも紹介して、この本の何たるかをお伝えしようとも思ったが、周辺をうろうろするだけで、あらためて私は、こういう話が苦手だ。ただ、この間も書いたけど、目を背けても、いずれ、向こうから私の目の前にやってくる。気を取り直して、第3章から第5章を読もう。

・・・明日あたりね。




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『赤い帝国 中国が滅びる日』 福島香織

日経新聞 2017/03/05
中国、17年成長目標6.5%に下げ 全人代開幕
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK05H0B_V00C17A3000000/

(抜粋)
【北京=原田逸策】中国の第12期全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の第5回会議が5日午前、北京の人民大会堂で開幕した。李克強首相は2017年の実質経済成長率の目標を16年(6.5~7%)から下げ、6.5%前後にすると表明した。目標下げは3年連続。無理な景気対策なしでも達成できる水準にすることで構造改革を進めやすくすると同時に、金融不安などで経済が失速するリスクも抑える。
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全人代の様子を見ると、習近平と李克強は仲が悪いままですね。昨年の全人代で、GDP目標値として7%に固執する習近平と抵抗する李克強の対立が本書の中でも紹介さえていましたが、今年は「6.5%前後」って言葉に落ち着きましたね。・・・7%にせよ、6,5%にせよ、いかさまはいかさまですけどね。いかさまでも隠し切れなくなって、いかさま数字さえ達成できなくなると、そのトップは責任を問われるからね。

今は、シナの経済に関しては、どっちが責任を取るべき立場にあるんだろう。リコノミクスはもはや過去のもので、シノミクスが前面に出てるんでしょうか。シナにおいては、経済はそのまま国家の存亡にかかわる重大事。シノミクスの本性は、共産党による経済の完全管理。それって共産主義本来の経済に戻るってことじゃないのかな。

実際何が違うかっていうと、李克強は、まがりなりにも国有企業を市場経済の現実にさらそうとしていた。習近平は「国有企業に対する指導と改善を強化し、国有経済の重大責任を負う」と、管理経済体制の強化をうたう。現存する国有企業ってのは、実際、人民公社時代のゾンビで、シナの経済迷走の元凶ですからね。

まあ、いずれにせよ、すでに経済は破綻し、輸血やカンフル剤で持たせてるだけの状況。《混乱》という言葉が、実際、何を意味するのか、私にはわからないが、こういった場合、最悪の事態を想定しておくのが最善の策だよね。


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経済崩壊、習近平暗殺、戦争勃発・・・迫りくるチャイナリスク
序章  習近平政権がはらむチャイナリスク
第一章  習近平は暗殺されるのか
第二章  戦争は勃発するのか
第三章  経済は崩壊するのか
第四章  中国のメディアは死んだのか
第五章  中国 五つの未来シナリオ
総書記兼国家主席兼中央軍事委員会主席の地位は、2期10年の任期が普通。2017年秋の党大会で1期5年が終わる。ここで、習近平が消えるってのも、あるかも・・・。少なくとも、このあたりで、次の総書記候補が出てくるはずなんだそうだ。だけど、政敵を粛正してきた習近平が平穏に権力の地位を手放すはずがない。権力の地位を退いた瞬間に殺される。2期10年を超える長期独裁体制を構築するためには、軍とメディアの掌握が必要。それを手に入れるためには、それだけの軍事的成功が必要になる。当面考えられるのは、南シナ海と東シナ海だ。ということになれば、のんきに構えても5年以内に、当たり前なら2年くらいのうちに、用心をすれば今年の秋に向けて、それが起こる可能性がある。・・・そういうことになるよね。実際、ミサイルやレーダーが配備され、年内には南シナ海の軍事拠点化は完成するという。

たかが無人島。・・・尖閣のことね。だけど、尖閣での軍事的成功は習近平の軍権掌握に結びつき、長期独裁体制の構築につながる。反日を隠そうともしない習近平独裁政権の長期化は、日本にとっては悪夢の始まりである。「たかが無人島、されど日本国領土」ということだ。

産経ニュース 1027/03/06
「中国に備えるならチベットに学べ」 チベット亡命政府首相に単独インタビュー
http://www.sankei.com/world/news/170306/wor1703060061-n1.html
(抜粋)
インド北部ダラムサラに拠点を置くチベット亡命政府のロブサン・センゲ首相(48)が来日し、東京都内で産経新聞の単独インタビューに応じた。中国政府によるチベット人への弾圧の実態を訴え、東シナ海や尖閣諸島(沖縄県石垣市)での中国の動きを念頭に、日本もチベットの経験から学ぶべきだと語った。(広池慶一)

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チベットのようになって、習近平に送り込まれた鳩山由紀夫ちゃんみたいな奴が、使いっぱになって、日本人や日本国土がいいようにされて、地球上から消える。・・・ありえない?だけどチベットはそうなりつつあるよ。



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沈む香港(覚書)『赤い帝国 中国が滅びる日』 福島香織

JIJI.COM 2017/03/02
中国の信任が条件=香港行政長官選で政協報道官
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017030201271&g=int
(抜粋)
【北京時事】中国の国政助言機関・全国政治協商会議(政協)が3日に開幕するのを前に、政協の王国慶報道官が2日、北京で記者会見した。王氏は26日の香港行政長官選挙に関し「国家と香港を愛し、中央が信任し、香港人が支持する候補者が選ばれると信じる」と述べ、新長官の条件として中国政府の信任を強調した。
(続きを読む)に全文

ついに香港が飲み込まれて行くようですね。雨傘の若者たちは、今、いったいどうしてることだろう。まだ、一波乱起こる余地はあるだろうか。

チャイナでは官僚や知識人が次々に謎の死を遂げている。わけのわからない自殺や、不審死として取り扱われているようだ。もちろん、習近平政権の言論・思想弾圧が関係している。

共産党理論誌の副編集長は編集部のある地下駐車場で首を吊ったそうだ。その友人で、人民日報文芸欄の編集長は、それよりも四年も前に自宅で飛び降り自殺したそうだ。上海の大学講師は首吊り。ご丁寧に、自分の死後の処理についても遺書に残してあったそうだ。
中国共産党は、消したいやつを消せる。だけど、いつもそうだったわけじゃなく、かつてそうだったのは、文化大革命時代だったそうだ。反吐が出そうなほど気持ちの悪い毛沢東の時代と同じくらいに、習近平の時代も気持ち悪くなったということだ。

最近、中国の報道官としてよく登場するこの人。もう、言ってることがメチャクチャで、私のほうが恥ずかしくなるレベル。
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「なぜなら、私たちは中華人民共和国だからだ」・・・彼はひたすらそう言っている。



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経済崩壊、習近平暗殺、戦争勃発・・・迫りくるチャイナリスク
序章  習近平政権がはらむチャイナリスク
第一章  習近平は暗殺されるのか
第二章  戦争は勃発するのか
第三章  経済は崩壊するのか
第四章  中国のメディアは死んだのか
第五章  中国 五つの未来シナリオ
この本の第四章、《中国のメディアは死んだのか》で触れられている、弁護士が次々と消えていった事件。あれは2015年の夏だったのか。人権活動家を含め300人以上が消えていったそうだ。そしてしばらく後、《中国社会で起きた40以上の政治的敏感事件、社会秩序を深刻に擾乱する重大犯罪を組織し、画策、扇動した大犯罪集団》と指定されたそうだ。

それから1年余あった頃、健康上の理由で保釈されたある人物の、かつての自分の活動は誤りだったとする自己批判映像が流された。その中で彼は、「中国の司法は礼節かつ慈悲にあふれている」と語り、全米弁護士教会から与えられるはずだった国際人権賞の受賞を辞退したそうだ。

同じ、2015年の秋からは、香港で、中国で禁書になった図書を扱う書店の関係者が消えていった。禁書の扱いは、香港における一国二制度の地位の象徴でもあった。習近平は、かつて世界が注目した香港の地位に挑戦した。香港メディアが、それらの不信な失踪を取り上げると、疾走した本人から家族に連絡が入った。「中国公安当局の捜査に協力している。そんなに早く帰れない」 なかには、かつて発生した飲酒運転交通事故死事件の犯人として自首したのだと懺悔するものもいたという。

「私は中国人であり、香港人。私は英国居住権を放棄する。この件については妻と相談し、同意を得た。すでに英国サイドには伝えてある。近年出版した多くの書籍はすべて捏造だ。この機会に私は過ちを懺悔し、これによって傷ついた人たちに誤りたい。これが内地の捜査に協力した理由の一つである」

不信な自殺を遂げたものたちは、家族の安全を守るために、涙をのんで、そのような死を受け入れたのではないかと言われているそうだ。

香港が、中国共産党の手に落ちる。中国共産党の手に落ちるというのは、そういうことだ。・・・甘いか? チベットやウイグルの話は、漏れ聞こえることすらないもんね。




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経済崩壊(覚書)『赤い帝国 中国が滅びる日』 福島香織

第二次世界大戦に負けたとき、日本が大陸に残してきた資産って、いったいどれくらいだろう。とてつもない額に上るだろうな。さて、今、チャイナで暮らす日本人は13万人もいるという。なにやってるんだよ。早く帰っておいで。なにが起こるかわからない状況だよ。

息子が自動車関連のメーカーに就職してもうすぐ1年になる。上海にも工場があって、向こうで仕事をしている人もいるそうだ。もしも上海勤務になるなら、すぐに辞表を出すように言っておこう。大切に育てた息子を、チャイナで殺されるなんて、それもシナ人の殺し方は残忍だからね。

日清戦争の時は、日本人が捕虜になると、手や足を切り、首を切り、睾丸を抜いたり、男根を切り取り、胸部を割って石を詰めるといった殺されようだったそうだ。・・・胸が悪くなる。あんまりひどいんで、あの山県有朋が、「敵の生捕りする所となるべからず、むしろ潔く一死を遂げ、以って日本男子の名誉を全うすべし」とまで言ったそうだ。

のちに、戦陣訓に生かされることになるわけだけど、アメリカ兵も、相手が有色人種だとひどいことするからね。インディアンは本当にかわいそうだよね。


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経済崩壊、習近平暗殺、戦争勃発・・・迫りくるチャイナリスク
序章  習近平政権がはらむチャイナリスク
第一章  習近平は暗殺されるのか
第二章  戦争は勃発するのか
第三章  経済は崩壊するのか
第四章  中国のメディアは死んだのか
第五章  中国 五つの未来シナリオ

チャイナはいつか、経済から崩壊する。ずいぶん前から言ってたよね。多くの人たちが、「オリンピックまではもつだろう」って。北京オリンピックは2008年に終わった。上海万博は2010年だった。「ずいぶん前に終わったけど、まだ崩壊しないじゃないか」って声が聞こえてきそう。だけど、そうじゃないんだ。シナの経済は、もうとっくに崩壊している。「お前はもう死んでいる」状態だ。この本の中では“ゾンビ経済”って言っている。

一時、シャドーバンキングの問題が、声高に叫ばれた時期があったよね。あれって、どうにもならない問題だったのに、いつの間にか、聞こえなくなっちゃったよね。なんでも、シャドーバンキングの問題は軍が濃厚に絡んでて、習近平は人民元を印刷して軍を救済する代わりに自分の言うことを聞かせたとか。

だけどそんなことで無くなる規模じゃないからね。
産経ニュース 2016/8/24
中国の不良債権は「190兆円」 日本総研が試算、発表の10倍  金融危機の恐れ
http://www.sankei.com/economy/news/160824/ecn1608240024-n1.html
(全文)
中国の金融機関が抱える潜在的な不良債権の残高が昨年末時点で12兆5千億元(約190兆円)に達したとの試算を、大手シンクタンクの日本総合研究所が24日までにまとめた。中国の公式統計の約10倍に当たる。経済成長の減速で隠れた不良債権が増えているとみられる。うまく処理できなければ、中国で金融危機が発生する恐れもある。

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未来都市天津は、今やゴーストタウンと化しているそうだ。天津と言えば、2015年8月に謎の大爆発事故がありましたよね。爆心地は直径100mにわたりすり鉢状の陥没ができるほどの爆発。いったり、どれほどの方が犠牲になったことやら。にもかかわらず、原因の究明はうやむや。厳しい報道管制で、お蔵入り状態。

そんな中でもゴーストら運ばかりが増えていく。だって、“不動産バブル”は今でも続いているんだもの。わけがわからない“不動産バブル”はゴーストタウンの在庫を流通させるために政府が不動産市場振興政策をとったかららしい。不動産購入者優遇策とか、頭金0政策なんてのもあるらしい。

なんて言うか、不良債権が、さらに大きな不良債権を生み出す。不良債権雪だるま現象。不良債権を大きくすることに、生きがいを感じている誰かがいるんじゃないかと疑いたくなるような。

《今のままでは、最悪の形で経済はクラッシュする》と、著者はいう。・・・そうだよね。なにが起こるか。どのような悲惨な事態となるか。とりあえず、自分の身を守るしかなくなる。13万人も日本人がシナで暮らしているって。んんん、早く帰って来てね。




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『韓国窃盗ビジネスを追え 狙われる日本の「国宝」』 菅野朋子

chosun Online 2017/01/26
対馬仏像:「韓国の寺に所有権」判決、日本政府は激しく反発
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/01/26/2017012602318.html
(全文)
韓国の文化財窃盗団が日本の長崎県対馬市の寺から盗み、韓国に持ち込んだ「観世音菩薩坐像」について、本来の所有者とされる韓国・浮石寺(忠清南道瑞山市)に引き渡すよう命じる判決が大田地裁で下された。
(続きを読む)に全文

朴槿恵の弾劾訴追要求デモの大成功以降、もう韓国人の精神は“糸の切れたタコ”、“発情が収まらない種馬”。風がなくなるか、射精してヘナヘナになるかしないと、暴走は止まらないようですね。汚職贈賄・癒着・私物化、いずれをとっても朴槿恵は歴代のなかで一番いい方のはず。

歴代と違うのは、1998アジア金融危機で破綻し、IMFによる救済を受けて以降、規制緩和、自由化、競争社会化によって、それまでと正反対に触れるかのような韓国社会が出来上がった。もはや、職場は愚か、家族という人間関係も希薄になりつつある状況に経済の不調が重なって、彼らは不満のはけ口を求めていた。

日韓合意があるから、いきなり日本に来なかったので、その対象として朴槿恵大統領が上がったのは当然の成り行き。案の定、次は日本だったと言うだけ。金だけ受け取ったら、早くも“日韓合意再検討”という声が上がる始末。慰安婦、竹島、・・・そう立とうと思っていたら、このニュース。


新潮社  ¥ 1,512

「元々は我々のもの、取り戻して何が悪い!」・・・本当は、みんなそう思ってるの?


この本は2,012年の本。記事も当時のもの。

日本の寺院から盗まれた重要文化財が韓国で取引されている・・・・
こんなミステリーのような・・・と、著者が言うそのミステリーに、著者本人が挑む。探し求めるのは兵庫県鶴林寺から盗まれた高麗仏画“絹本著色弥陀三尊像”と長崎県壱岐の安国寺から盗まれた経典“高麗版大般若経”の二つ。この本には、著者がそれらを追い求めた二〇〇五年からの記録である。

骨董の世界は、国を問わず魑魅魍魎の跋扈する世界である。自分が足を踏み込んでいるわけではないが、刀剣に詳しい友人の話によれば、「世の中の汚い話を集めてミキサーにかけ、ドロドロしたものを煮詰めて濃縮したような世界」なのだそうだ。そんな世界、しかも韓国のその世界に著者が飛び込んでいく。それもただの骨董の世界ではない。追い求めるのは盗品。犯罪の世界だ。

文化財窃盗

当然であるが、著者は“反日”という壁にもぶつかる。何度も「あきらめなよ。だってあれはもともと俺達のものでしょう。韓国に来たことも自然な流れなんだよ」というセリフをぶつけられたという。著者の前には、幾つもの壁が立ちふさがる。

二つの重文は見つかっていない。

この本がミステリーなら、私は結果を言ってしまった。大変な重罪を犯してしまったことになる。しかし、この本の本質はそんなところにはない。二つの重文を追い求める著者の行動の中で垣間見える日韓のあり方、韓国社会そのもの、それこそがこの本の本質だと思う。実は、著者は実行犯に直接インタビューしている。実行犯はこう語る。
カネがない者は、そのままカネがない。カネがない者を下層というのなら、下層から上には這い上がれない。カネがなければいくら頭が良くても塾にも通えず、いい大学に進学することは無理。いい大学を出なければ給料のいい会社になんか勤められない。韓国社会の主流となる人たちとの人脈も作れない。結局、そのままずっと下層にいることになるわけ。それが今の韓国社会なんですよ。

経済の不調が言われるのなら、それはむしろ日本。韓国経済は、数字的には日本を上回って成長している。その経済成長の背景に、実行犯がいうような格差が生まれていることそのものを、もっと問題視すべきだろう。

私たちの日常は、幸せなことに文化財に囲まれている。10kmも半径を取れば、その中にどれほどの神社仏閣を持つだろうか。道端には石仏、お地蔵様、馬頭尊。しかし、私たちはどれだけのことを知っているだろう。かつてそれらに手をあわせて来た人たちのことを。歴史のつながりを欠いているのだ。それを取り戻さなければ、私たちは韓国人窃盗犯にすら笑われる。

2012年と言えば、第2次安倍内閣が始まった年。以降、円安に反比例するようにウォン高が進み、韓国経済は沈み始める。だけど、それ以上に、規制緩和、自由化、競争社会化の進行によって、今の韓国につながる格差社会はすでに完成の域に入ってたんだな。

まあ、経済がどうあれ、政治がどうあれ、韓国人が韓国人であることに変わりない。原因を見つけようとすると、最終的にはそこ。《韓国人だから》に、行きつく。






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日韓の違い(覚書)『「反日韓国」の苦悩』 呉善花

韓国では、同じ会社に長く勤める人は低く評価されるんだそうす。能力のある人は数多くの会社を渡り歩いて、高い地位や収入を目指すんだって。日本人労働者の平均勤続年数が12年強なのに対して、韓国人は5年だそうです。

日本人は、“金を借りる”ということに、結構高いハードルがありますよね。金融機関から借りるならともかく、自分の人間関係の中で金を借りっていうのは、よっぽどのことですよね。その感覚が、韓国人にはないらしい。友人同士のお金の貸し借りというか、やり取りは当たり前のことで、韓国人の友人に貸した金の返済を頼んだら、人格を疑われたなんてことがあるらしい。

個人のレベルでも、国家のレベルでも、“嘘”が蔓延る。騙された側が騙した側を非難すると、周りの韓国人は騙された方が間抜けだという評価を下す。

おそらく、以前からあった韓国人の国民性が、IMF管理下の合理化、自由化、競争主義の流れの中で、増幅されちゃったんだろうね。しかも、金大中政権も、安易にそれをあおって押し流した。

それから嫌老社会ね。韓国は年長者を大事にする国だと思ってたから、びっくり。若い人たちは老人を蔑視する傾向が強まってるんだってね。金大中が推し進めたIT化や英語偏重の副産物って、呉善花さんは言ってる。

合理化、自由化、競争主義の流れで削り取られて、多くの家庭が、かつてのままではいられなくなってるんだな。仕事を失って、または収入が減少して、離婚も急増してるそうだ。離婚に至らなくても、以前のような、家庭における倫理的環境は変化を余儀なくされているだろう。そんな中で、IT化や英語偏重は、老人を“できない人”に変えてしまったらしい。

自殺の多い韓国でも、とりわけ老人の自殺率が高いというのは、そういうところに原因があるらしい。貧乏だって生きていけるからね。だけど、疎外は厳しい。人生の終盤で、IT化だの、英語偏重だのって言われてもね。


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貧困、経済苦による自殺の増加。拝金主義に、横行する被害者ビジネス
第一章  老いも若きも希望が持てない不信社会
第二章  韓国に蔓延る「拝金主義」
第三章  ここまで違う日本と韓国の国民性
第四章  韓国人がノーベル賞を取れない理由
《「汗を流すことが貴い」日本、「汗を流すことはみじめ」の韓国》という小項目がある。日本は、ずっと昔からものづくりの国だからね。戦国から江戸初期の鈴木正三って方は、悉皆仏性の立場の方。その仏性をしっかり磨けば、誰だって成仏できる。僧侶は僧侶なりに、農民には農民なりの磨き方がある。もちろん、職人にだって職人なりの磨き方があるわけで、高い技能を身につけるために、ひたすら、「汗を流す」わけですよね。

仏性を磨くために、一つのことに“ひたすら”になる。日本人にとって、真剣に仕事に打ち込むって、どんなことでも尊いことなんだよね。その姿勢って、“道”という言葉として表されますよね。柔の道、剣の道、お茶の道、いずれも“ひたすら”になって人間性を磨き上げてく。・・・剣なんて、本来、人を殺す技術のはずが、“ひたすら”になることによって、人を生かす道に通ずるわけです。

どんだけ汗を流そうが、はたまた、汚物にまみれようが、それが人様のためになることならば、卑しいものなどありえない。《職業に貴賎なし》ですね。でも、韓国では、職業にはおのずから貴賎があるわけです。汗を流す仕事は卑しいと、そう思われているようです。

サムスンがどんだけ売り上げを伸ばしても、それを支えてるのは日本の部品メーカーってことだな。結局、韓国は、労働力の安売りでしか勝負できない。安売り合戦では、さらに安いシナには勝てない。それが韓国の現状ね。

でも、安心してていいかな。日本でも、最近はずいぶん“成果主義”が幅を利かせているように思うんだけどな。とても仕事とは呼べないような、人の顔を札束としか思わない、卑しいふるまいも見かけられるんだけどな。ちょっと前のバブル時代には、平気で山を削ってゴルフ場作るしさ。今は今で、太陽光発電のパネル並べて、無味乾燥な世界を広げているし・・・。




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『「反日韓国」の苦悩』 呉善花

最終章が第4章で、《韓国人がノーベル賞を取れない理由》という章なんだけど、そこにもたくさんの、日本人と韓国人の資質の違いが書かれていて、とても参考になったし、これからもそれを韓国理解に生かしていきたい。ただ、その最後の方に、次のように書かれていた。

《こうした日本との比較を通じて、また、これまで述べてきた文化的な背景から見て、韓国は少なくともあと二十~三十年はノーベル賞を取ることが難しいと思います。》

これは、どうでしょう。状況を鑑みるに、“ノーベル賞”なんてのんきなことを言っていられる段階でしょうか。この間、最初の方だけ読んで、一度、記事に書いてしまったけど、今、韓国は大変な状況ですね。

《高齢化するほど自殺率が高まる社会》、《「成果主義」「競争社会」で進む相互不信》、《金大中が進めたIT化・英語偏重で尊敬をされなくなった高齢者》、《競争に敗れ、リストラされて、離婚。または一家離散》、《カード社会化により増え続ける家庭債務》、《借りた金を返さないことを“悪”としない国民的風潮》、《もらうことを“当たりまえ”と考える姿勢》、《恥も外聞もなく蔓延る被害者ビジネス》。

国の力っていうのは、政治・経済・社会・軍事と、いろいろな尺度がある。それらの総合力でもあるんだけど、最後に問題になるのは、“生きる姿勢”だと思う。世界から袋叩きにされて、ボロボロになった日本だけど、日本人としての“生きる姿勢”は、失われていなかった。いろいろ失ったものは大きいけど、それだけは失わなかった。そう、思ってます。



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貧困、経済苦による自殺の増加。拝金主義に、横行する被害者ビジネス
第一章  老いも若きも希望が持てない不信社会
第二章  韓国に蔓延る「拝金主義」
第三章  ここまで違う日本と韓国の国民性
第四章  韓国人がノーベル賞を取れない理由

今の韓国は、ちょっと、“目も当てられない”状況になっているように思える。もう一度、冒頭の“序に代えて”に戻るけど、そこで呉善花さんはこう言ってるんですね。

《現在の韓国では、民意とは事実上、国民情緒を意味し、「民意は天意」とするポピュリズムが、政治世界を強く支配しています。朴槿恵大統領は、その意味での民意=国民情緒に最も忠実に従ってきた大統領だといっていいでしょう》

「民意は天意」っていう恐ろしさ。《天意》による易姓革命によって王朝交代を繰り返すというのは、シナの儒教思想による歴史解釈だよね。その場合、《天意》っていうのは、最終勝者の理屈で、あとからしか説明のしようのないもの。だけど、韓国の《天意》っていうのはすごく生々しくて、今の観光人の《民意》なわけです。

《競争社会》、《成果主義》、《拝金主義》、そして、それらすべての背景にある徹底した朱子学思想。呉善花さんが言ってるけど、日本も江戸時代に朱子学を官学にしているけど、不徹底なものだったし、それに反する学派も力を持っていた。なにより、徹底された朱子学は、日本人には向かない。朱子学はシナで生まれたわけだけど、シナは広すぎて、すみずみまでそれが広まるという状況には至らなかった。唯一、李氏朝鮮だけが、まるで国土にローラーをかけるように、朱子学を徹底させた。

その結果、生まれたのが、両班の生きる姿勢。身分階級をして、働くことを蔑み、技術を蔑み、文化を蔑み、日本人を蔑む。根拠もなく、自分は敬われるはずだと思い込み、それを周囲に要求する。現状の韓国経済の中で、仕事に見放され、人間関係を見失った彼らの民意は、「政治が悪い。財閥が悪い。社会が悪い。おまけに日本が悪い」・・・目に見えるようじゃありませんか。

2015年12月に発表された“日韓合意”。釜山領事館前における少女像新設という暴挙に、日本は大使召還という形で感情の表明をしましたが、もう、どうにもならないでしょう。韓国に関しては、期待する方が悪い。




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『「反日韓国」の苦悩』 呉善花(まだ、最初しか読んでない)

「どうしようもない国だな」ってのは、今に始まったことじゃないんだけど、ここんところの韓国は、まさに本領発揮。目先の“快楽”のためには、国を潰すことも辞さないつもりのようだ。その“快楽”の餌食になったのが、朴槿恵って状況になっている。とにかく、上にいる奴を引きずりおろして、袋叩きにすることが大好きみたいね。サムスンやヒョンダイ、それからロッテにも矛先が向かったよね。だけど、あの人達が、本当に引きずりおろして袋叩きにしたいのは、・・・そう、日本。・・・よく分かってますよね。

この本は、昨年の3月2日に第1刷発行なんだけど、さすがは呉善花さん。その段階で、現在韓国で進行中に事態の発生理由に関して、きわめて性格に言い表している。・・・とは言っても、まだ対して読んでない段階なんだけどね。

もちろん、根本的な部分では韓国人の国民的資質に言及しなければならないのだが、その資質の悪い影響が、ここまで典型的で、先鋭的に現れることになった転機は、1997年の国家経済破綻にある。退陣した金泳三に代わり、大統領として経済再建に取り組んだのが金大中。

韓国経済がIMF管理下に置かれたのは1997年から2001年。ほぼそのまま、金大中大統領の任期。IMF管理下であれば、市場開放がすすられるのは当然成り行きだが、韓国の企業内では、同時に、極端な成果主義が採用されたそうです。

著者も書いていますが、どうも、韓国は極端ですね。で、動き始めると、全体が一気にそっちへ傾いて、異論を許さないってところは、2016年末の状況にも、そのまま当てはまる。

IMF管理下から脱した2002年以降の韓国は、勤労者の賃金格差、財閥と中小企業の格差、上下階層の所得格差が急激に拡大し、社会の二極化が深化したそうです。

企業の設備投資意欲が減退した中で、金大中政権が採った手は、個人への貸し出しを促進する政策だったそうです。ベンチャー企業の設立を促進する政策は、独立心の旺盛な韓国人の心情にあって、金融機関の貸し出しは伸びたそうです。・・・結果は、言わなくても分かりますね。いまや、韓国人の家系債務は、国家経済を破綻させる寸前まで追い込んでいるそうです。



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貧困、経済苦による自殺の増加。拝金主義に、横行する被害者ビジネス
第一章  老いも若きも希望が持てない不信社会
第二章  韓国に蔓延る「拝金主義」
第三章  ここまで違う日本と韓国の国民性
第四章  韓国人がノーベル賞を取れない理由

まだ、《朴槿恵の弾劾デモ》ってやってるんでしょうか。100万人デモって言いますね。沖縄でやるデモで、15万人デモなんて言うのはまったく信じないんだけど、韓国の100万人デモってのは信じるよ。

朴槿恵政権は、今までの韓国の政権に比べ、“影”は少ないでしょう。韓国人の怒りの対象となる話を読んでみても、過去の韓国大統領に比べれば、かわいいもんでしょ。廬武鉉なんか自殺に追い込まれちゃったもんね。それに比べりゃあ、大したことはない。にもかかわらず、なぜ、あれだけのデモが組まれ、しかも粘り強く続けられているの。

ひとえに、暇だから。・・・、定職がない人が多いだろうから、外れてはいないだろうけど、そういう言い方はないよね。

金大中政権以来の政策で、それ以前の、韓国特有の濃密さをもった人間関係から疎外され、低所得ゆえに日々の生活にあえぐ人たちが、その思いを共有できる場所。それが、100万人デモ。多けりゃ多いほど、気の毒だな。

気の毒は気の毒だけど、日本にとっては、いつもながら迷惑な話。
・・・、実は、まだ、“序に代えて”+α しか読んでない。そこに、本書かれていることの方向性がまとめられている。めくってみれば、本書は150ページそこそこの新書で、どうやら、これまでの呉善花さんの考えを簡潔にまとめたものらしい。冒頭を読んだだけで、3月第1刷発行にもかかわらず、現在韓国で進行中の出来事が見事に解説されている。・・・先を読み進むのが楽しみ。




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女とゾルゲ(覚書)『汝の名はスパイ、裏切り者、あるいは詐欺師』 手島龍一

女性はスパイ活動には適さないので、あまり利用しなかった。とくに日本の女性は、政治、経済、社会に関する教養が少なく、夫の職業についても関心がないので、政治家の夫人でも夫の仕事を知らないから、情報源としてほとんど利用価値がない。
本書p198
取り調べに対して、ゾルゲが語ったところだそうだ。ゾルゲは、関係した女たちに取り調べが及ばないように、担当の取調官に匂わせていたようなので、特に日本女性に対しては、あえてそう語った部分もあるだろうけどね。

だけど、逆に言えば、「身体だけが目的でした」ということで、それはそれで考えものだと思うんだけどな。

バクー油田をもとに、コミンテルンは潤沢な資金を諜報活動に費やした。スターリンにその“目”があったということだって考え方もあるかもしれないが、けっこうこの部分、共産主義者に共通していることを考えると、共産主義ってものが、そういう能力の裏付けを持っている。つまり、資本主義という、強力な力を持った絶対悪を倒すためには、あらゆる手段が正当化される。そういう、マルクス以来の信念が、共産主義にそういう力を持たせている。

金はある。共産主義者としての、マルクス以来の信念もある。だけど、おそらくそれだけでは、まったく足りなかったはずだ。もう一つが、人間としての魅力。国土を焦土化され、300万を超える死者を出して戦争に負けたんだから、できれば自分の手で八つ裂きにしてやりたいくらいだけど、その魅力だけは、認めざるをえないだろう。

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磁力のようなスパイの魅力に抗えず、人はいつか、秘密を語り始まる
第一章  「パナマ文書」の紳士録
第二章  「パナマの仕立屋」の世界
第三章  パーフェクト・スパイの迷宮
第四章  伝説のスパイの現像
第五章  裏切りの風土ーダブル・エージェントとは何者か
第六章  銀座を愛したスパイ
第七章  サイバースペースの反逆者
 

旧伯爵家のご令嬢なんていうから誰のことかと思ったら、ただの山本権兵衛の孫娘だけど、「何も引き出せる情報はなかった」とゾルゲが言うとおり、ただの身体だけの付き合いか。終戦直後、焼け跡の銀座通りをさっそうと闊歩していた山本権兵衛の孫娘を見かけたと美輪明宏が言っているという。すこし、足りなかったんだろうか。

ドイツ大使館月の武官オイゲン・オット将軍の妻ヘルマ夫人の寝室に、ゾルゲは出入り自由だったそうだ。日本夫人と違ってドイツ人婦人は、夫の仕事に関心があり、政治、経済、社会的教養も豊かな存在であったらしい。

ゾルゲを取り巻く日本女性の一人に石井花子という女がいる。彼女の手による『人間ゾルゲ』が角川文庫から出ているそうだが、ゾルゲが借りる日本家屋に週に二度のペースで通っていたという。

ゾルゲは、女に利用価値があるなら、多少、作りがだいたいな女でも抱いてやる。精神的不安定から秘密を保てない恐れがあるなら、精神的な安定をもたらすために、その女を抱いてやる。それは、彼にとっての、共産主義者としての正義を貫くための“仕事”なのだ。

ただ、日本女性は違う。

リヒャルト・ゾルゲだの、尾崎秀実だの、いまだに持ち上げる風潮で取り上げる人がいるのには驚いてしまう。




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『大隈重信、中国人を大いに論ず』 大隈重信

《四肢が倦怠したあげく、みずから扶起することもままならない病的現象》
《忘恩と背信の行為の多いことは、ほとんど遺伝性によるもの》

冒頭からこれだもんね。よっぽどシナ人に苦労したんだな、大隈重信は・・・。《敵国外患が起こったことで、ある程度まで覚醒し、新文明に移ろうと努力しているかと思えば、困難が去ると、すぐさま逆戻りしてしまう》・・・これなんか、私でも、とても良く分かる。彼の困難に手を差し伸べれば、さすがは孔子の国の人、そこまでしなくともと思うほど感謝の意を表するものの、日が改まる程度の時間で、やはり彼はシナ人であったことを、嫌でも思い出させられてしまう。

《苦痛がされば日本を排斥し、苦痛が来れば日本を信頼する。いったいどういう理由からなのか》・・・ああ、大隈重信が他人と思えなくなってきた。


祥伝社  ¥ 1,620

安倍さんも真っ青現職首相がなぜここまで過激な本を出版したのか?
この遺伝子をどうしたものか
苦しい時の神頼み
道学と儒学の消長
中国の誇りはどこにあるのか
朱氏の学風と孔子の儒教
国は自力で保たれねばならない
日本に漢字が迎えられたわけ
文明の過渡期に暗礁あり
福澤翁の心事を心事として
まず、最近の歴史から見る
交渉の経過は、このようなもの
支那人の自大心と実際の勢力
熱烈な宗教的信仰がない
武強で滅ぼし、文弱に征服される
自滅でなければ、亡びない
ここに我が民族の光輝あり
日本から学べないのはなぜ
支那の日本に対する侮辱
尚古の陋風と始皇帝の英断
閭右と閭左
常に文弱によって滅ぶ
今もって鬼神説の信者
なぜ、日支は相携えるべきか
平安朝の模擬的文明
支那流の虚栄にを廃して

さすが、佐賀藩校弘道館出の秀才。すごいな。シナ人を確実に捉えてますね。

監修者倉山満さんの“あとがき”に、大隈重信が捉えたシナ人に関する印象的なキーワードっていうのが出てくる。冒頭に上げた言葉もそうなんだけど、《シナ人は進歩しない》ってことなんだね。かつてそうであったように、今もシナ人はそうであり、未来においてもそうであり続ける。そういうことなんだな。

この本は本来、21か条要求に関して書かれたもので、この本の中では、《その五 交渉の経過は、このようなもの》に、その交渉経過が書かれている。当時においてはどうであったか。そういう視点で見ていかないとわからないことがある。常識と言うものが今とその頃では違うからね。

それでも変わらないものが、民族性ってものなんだな。おそらく日本人の民族性もそうであるし、シナ人の民族性もね。彼らが今の世界でど生きているか。それと同じように、当時も彼らは生きていた。日本人もそうだ。同じように、あまりにもお人好しだった。違うのは、シナ人を、今よりも遥かに正確に捉えていたということかな。




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「歴史修正主義」とは、戦前の日独をことさら評価する史観ではない。
米英両国の外交に過ちはなかったのか。
あったとすればそれは何だったのか。
それを真摯に探ろうとする歴史観だ。
英米独露の外交と内政を徹底検証し、二つの世界大戦が、実は「必要」も「理由」もない戦争だったことを明かす。
これから出る本










































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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































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