めんどくせぇことばかり 本 近現代東アジア(支那・韓国・北朝鮮)
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“中国”『地政学が予測する日本の未来』 松本利秋

REUTERS 2021/4/12
ロシアと中国、ミャンマーへの国際的取り組みを阻害=EU高官
https://jp.reuters.com/article/myanmar-politics-eu-idJPKBN2BZ057
抜粋
欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表(外相に相当)は11日、ロシアと中国がミャンマーの軍事クーデターに対する国際社会の取り組みを阻害していると批判した。
(続きを読む)に全文


ミャンマー国軍と言えば、ミャンマーと改称する前のビルマ建国の父と呼ばれるアウンサン将軍が組織した、ビルマ独立義勇軍がその前身。アウンサン・スーチーの父アウンサン将軍は、イギリスの植民地であったビルマを独立に導いた。アウンサン自身は、おそらくイギリスが黒幕となって行なわれた陰謀で暗殺されるが、彼の精神は、その後も国軍によって引き継がれた。

国軍は、ビルマ独立の象徴だった。長くイギリスの植民地として苦しんだミャンマーは、独立後も欧米に呑み込まれることを警戒して、軍政を敷いて欧米型民主主義を警戒した。軍政は、欧米民主主義勢力から、暴力で国民を弾圧する政権と決めつけられて国際的に孤立した。それに目をつけた“中国”が「内政不干渉外交」を建前に、軍政に資金援助をエサに接近していった。

その軍政に対抗する民主派のリーダーが、イギリスに留学し、欧米型民主主義に染まり、イギリス人を夫としたアウンサン・スーチーだった。

軍政と民主派の駆け引きの中では、国軍は2007年以降、改革を断行した。2008年の新憲法に基づき、2010年には総選挙が行なわれ、民政に移管した。

このあたりの国軍の動きを考えると、軍政時代も含めて、国軍はそれなりに、国の動きに責任を負っていたように思う。しかし、この軍事クーデター以降の国軍の行動は、かなり醜悪なものにしか思えない。なにしろ、軍が自国民を殺害している。国軍によって亡くなったミャンマー人は、すでに700人を超えているという。

イギリス植民地という状態から、ビルマ独立を勝ち取ったアウンサン将軍の遺志は、現在の国軍の行動からは、まったく感じ取ることはできない。



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新たな世界において日本の歴史と国民性を基盤とした「日本独自の戦略」とはなにか
第一章 マクロな視点でコロナ後の世界の動向を分析する地政学のきほん
第二章 中国経済に依存した悲劇
第三章 地政学から見た朝鮮半島-日本の戦略的視点とは
第四章 海から見た日本の生き残り戦略
第五章 新段階に入った日本-地政学的立ち位置とクアッドの舞台

“中国”とロシアが、国連安全保障理事会によるミャンマーへの武器輸出禁止に反対していることで、世界は軍事クーデター政権への取り組みができないでいる。軍事クーデターが行なわれた日、“中国”外交部の定例記者会見で汪文斌報道官は、「我々は、ミャンマーで起きている状況に注目し、目下さらに状況を理解しようとしている。中国はミャンマーの友好的な隣国であり、ミャンマー各方面が憲法と法律の枠組みのもと妥当に対立を処理し、政治と社会の安定を維持するよう求む」と発言した。

ミャンマー国内の治安悪化を危惧する発言はない。国軍が政権を掌握することを前提とした発言だ。台湾や香港の問題、それから自治区の人権問題などをめぐり、アメリカなどから“中国”自身が批判を受ける中、いかなる問題でも他国の内政には干渉しないという姿勢を国際社会にアピールするねらいがあるんだろう。

そうすることにより、世界中の独裁国家に対する引力を、最大限に高めることができると考えているんだろうか。ロシアを相棒にして。

スーダンでもそうだった。油田地帯から住民を強制排除する政府軍に武器を援助し、スーダン産の石油を直接手に入れようとした。この件も、本の中で取扱われている。石油掘削プラントでは、“中国”が労働者も含めて全面支援した。

そしてここでも、「内政不干渉」を外交の中心に据え、自国民を弾圧的に支配する政府を支援して、自国第一主義の援助を行なってきた。

その上で、香港民主派への圧力や、東トルキスタンの民族浄化を問題視する欧米諸国を、他国の内政に干渉し、政治問題化していると反発する。ユニクロの柳井氏は、「全ての工場、全ての綿花を監視している。問題があれば取引は停止している。これは人権問題というよりも政治問題であり、われわれは常に政治的に中立だ。政治問題にはノーコメント」と発言した。柳井氏の発言は、その“中国”の反発を、そのまま繰り返しているだけだ。

“中国”という国の危険を、そろそろしっかり認識した方がいい。満洲民族は、もはや自力で立つ力は失ったろう。内モンゴルは、今、言葉を奪われようとしている。チベットや東トルキスタンでは、民族浄化が着々と進められている。

“中国”が経済成長を続けるのは、自国の安い労働力で価格競争力を高めた製品を、世界中に輸出するからである。その生産力を維持するために、世界中から資源やエネルギーを輸入する。そのための海上貿易ルートの確保は、中国の死活問題に関わる重大事である。

世界から“中国”に向かう海のルートは、アメリカの同盟国で塞がれている。さらに、“中国”への海の玄関を塞ぐのが、日本列島弧である。そのルートそのものも、アメリカ海軍の強大な力で牛耳られていると、“中国”の目には映る。

海で生きてきた国家は、「海は世界の公共財」という感覚を身につけている。しかし、自国の安全のためには、延々と領土拡大を繰り返す、かつてのドイツ、ロシア、“中国”のような大陸国には、それが分からない。

経済発展にともなうグローバル化を果たすには、本来、海洋国的思考が必要になる。ところが、“中国”は大陸国的発想から、海上においても、海を囲い込むことで独占しようとしてしまう。

“中国”がこの発想から自由にならない限り、必ず、日本、さらにはアメリカと敵対する。その時、柳井氏は、“政治的中立”を貫くのか。“政治的中立”を看板にしても、あちらさんには通用しないと思うぞ。


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『三頭の虎はひとつの山に棲めない』 マイケル・ブース

マイケル・ブースさんは韓国や“中国”を訪問し、いろいろな場所を見て回った。

文禄慶長の役で活躍した朝鮮の武人である、李舜臣の像が建つ木浦にも訪れた。そして、以下のように取り上げている。

《李舜臣はそれ以外にも到底勝ち目のない状況で数多くの偉業を成し遂げており、それらは今も韓国の映画やテレビドラマで繰り返し描かれている。また、彼は百ウォン硬貨の顔にもなっている。李の人生は波乱に満ちたものだ。彼は軍事的成功の最中に、朝鮮王の命令で投獄されて拷問を受け、一歩兵の地位に格下げされたが、日本の勝利が目前に迫ると、もとの地位に戻された。残っていた朝鮮船十三艘の指揮を再び執り、その有名な狡猾さを総動員し、李は露梁海戦で日本の艦隊を撃破した》

これが、著者の李舜臣に関する認識なのか、韓国の映画やテレビドラマで描かれている李舜臣の姿なのかが分からない。いつもそうなのだ。いろいろなものを見て、それをそのまま紹介している。たとえば、李舜臣像に向かう前に、ある防空壕に立ち寄っているのだが、以下のような調子だ。

《日本による占領期に朝鮮人労働者によって山の斜面に掘られた防空壕に向かう。涼しい地下トンネルに入ると、労働者たちをかたどった褌姿の不気味な白い像が、日本兵に警棒で殴られている場面に出くわす》

それだけ残して、彼は李舜臣にあいに行ってしまう。本当に、日本の兵隊が防空壕を掘っている現場を訪れて、褌一丁で働いている朝鮮人労働者を警棒で殴っていたと、彼も受け止めているわけだろうか。

“中国”でも、その姿勢は変わらない。

北京に着いた数日後、彼はハルビンに向かい、七三一部隊跡地に作られた“侵華日軍七三一部隊罪障陳列館”と名付けられた施設を訪問し、案の定、「博物館はとても説得力があった」と受け入れ、そのまま文章にしてしまう。

《顕微鏡、燻蒸消毒器、外科用メス、ガスマスクなどとともに、想像を絶する展示物「内臓ラック」、「歯のフック」など、おもに地元民が持ち込んだものが陳列されているが、物理的な証拠品としてはさほど数は多くない。感情的な反日プロパガンダを表現するのではなく、身の毛もよだつような事実を、目撃者の証言を交えながら、比較的率直な、あるがままの姿で展示している》

日本人の証言もあることが取り上げられているが、当たり前で、これが世に知られるようになったのは、森村誠一の『悪魔の飽食』だからな。それを“比較的率直”と判断する理由はなんなのか、まったく分からない。“あるがままの姿”と判断できるのは、見てきた人じゃなきゃ分からない事実じゃないだろうか。

さっぱり分からない。

それだけ私たちの祖父母の世代を貶めておきながら、この人は自分で検証しようという気持ちがない。



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東アジアの国、日本・中国・韓国は、なぜ良好な関係を築けないのだろうか
日本 (久里浜;横浜;寿町 ほか)
大韓民国 (釜山;木浦;扶安 ほか)
中国 (ハルビン;北京;曲阜 ほか)
ふたたび日本へ (東京)

「私たちから反日感情を取ったら、アイデンティティの半分は失われてしまうのです」と著者に告白した、“ある韓国人“の考えは、たしかにかなり当たっている。

半分でもアイデンティティが残れば、なんとか国は持つだろうか。残る半分は朝鮮語と、いくつかの独特な文化か。ただ、日本が朝鮮に進出する前の朝鮮人に、同じ国の国民という意識があったろうか。

王族と支配階級の両班は、内部における権力闘争に明け暮れるばかりだった。税金も払わず、身体を使う仕事もせず、兵役にも就かず、贅沢な生活をするばかり。

常民はほとんどが農民で、税を納めると共に、特産物を貢納し、雑役にも徴用された。つまり、租庸調、雑徭、・・・律令制さながらの状況だった。

賎民は激しく差別され、中でも奴婢は完全に隷属状態で、両班の所有物であり、姓名や人としての権利はなく、財産として売買された。

1858年における割合は、両班48.6%、常民20.1%、奴婢31.3%。税金払わない階層が80%近い。常民はもの凄く搾り取られていたわけだ。

そんな状況では、国民としてのアイデンティティは持ち得ないだろう。清王朝に激しく差別されながら、反中をアイデンティティとする国民意識が醸成されなかったのは、そのためだろう。

その状況の朝鮮に、日本は進出することになった。第二次日韓協約以降、朝鮮には日本の統監府が置かれ、日本の影響力が強まる中で戸籍が整えられ、身分制が廃止されていくが、両班は反対したそうだ。1910年以降、統監府は総督府に変わり、韓国は日本になる。両班の反対は、総督府の力で押さえつけられた。

そして両班も中人も常民も賎民も、日本に支配される朝鮮人になった。

著者はイギリス人のようだが、イギリス人ならどうするかな。そんなことを考えてみるのも面白い。

両班の下に中人という階級がある。さっきに割合の中では、おそらく両班に含まれているんだろう。この人たちは、偉そうにして何にもしない両班の下で、実際に国を支えていた実務者階級。福沢諭吉の影響を受け、朝鮮の改革を志した金玉均なんかも中人階級だった。

この人たちを使って間接支配をしただろう。

王族は皆殺しにしただろうな。ミャンマーがそうだったよ。王女は、兵士に慰みものにされた。そして、中人に力を持たせ、両班と常民を、すべて奴婢に落とす。

イギリスはよく、華人、華僑を支配に使ってるよね。

あとで、朝鮮から引揚げるときは、「いえいえ、あれは日本ではなく、中人たちのやったことですよ」ってとぼけてればいいんでしょ。マイケルさん。



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ひどい!『三頭の虎はひとつの山に棲めない』 マイケル・ブース

1910年から1945年までの間に「数十万人の朝鮮人が、特に鉱山業、軍需生産業、農業といった分野における労働力として日本への移住を奨励されたが、日本の軍事的野心が増すにつれ、戦地に送られた日本人労働者の穴を埋めるため、強制的にもしくは騙されて日本に連れてこられるときもあった」

なんかの勘違い。

「日本に残った六十万人のうちのほとんどは、日本の植民地時代の初期に自主的に移住してきて、数十年をかけて日本に生活の基盤を作っていた人たち」

戦後、特に朝鮮戦争時に大量に密入国してきた韓国人がいたはずだが。

泰緬「鉄道の建設過程でおよそ一万三千人の連合軍の捕虜と十万人のアジア人強制労働者が亡くなった。このエピソードは、一九五七年のデヴィッド・リーン監督作『戦場にかける橋』の中で描かれている」

『戦場にかける橋』は、映画。しかも、史実に基づいていない。それを本当のことのように受け止めている。だいたい、泰緬鉄道を作ったのは日本軍の工兵隊。捕虜を大事な鉄道建設に関わらせたりしない。彼らがやったのは、荷物の運搬はじめ、単純作業のみ。

呉善花さんは、“歴史修正主義者”として登場する。対談したんだそうだ。そのようすが書かれているので、紹介させてもらう。ちなみに著者は、英訳された『なぜ「反日韓国に未来はない」のか』を、前もって読んでいる。感想は、「読むに堪えない代物」だそうだ。

北海道の炭鉱に連れてこられた強制労働者たちに関して問われ、呉善花さんは「募集によって集められた」と答え、それとは異なる主張をしている歴史学者の主張は、「真実ではありません。嘘です」としっかり本当のことを伝えている。それに対して著者は、どうも、その呉善花さんの対応を批判的に捉えたようだ。しかし、本当にそれ以外の伝え方はないのだが。

「バランスを取るために、時には日本に対してももう少し批判的になってはどうだろう」と、呉善花さんに提案しているが、意味が分からない。

「日本には朝鮮との関係を改善するためにできることが何かしらあったのでは?」

「竹島/独島を明け渡すというのはどうだろう?」

「慰安婦にさらなる補償を行なうというのは?」

「靖国神社参拝をやめては?」

話にならないけど、これが世界のレベルなんだろうな。・・・そんなことを言ったら、世界に失礼か。



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日本 (久里浜;横浜;寿町 ほか)
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著者は、日本人を保守的な人たちと、進歩的な人たちに分けて考えているようだ。

英国人学者フィリップ・シートンの言葉として紹介されているのだが、日本における愛国の定義もさまざまで、「右翼にとっては、自国を愛する愛国者であるということは、朝鮮人を憎むことを意味」するというのだ。私は保守的な人間だが、右翼という意識はない。しかし、シートンさんは、右翼と“進歩的な人々”を照らし合わせているので、どうも保守的な人間も、右翼のうちに含まれてしまっているようだ。

「しかし、進歩的な人にとっては、国を愛するということは、その過去を検証し、そこから学び、次はもっと良い選択をしようとすることを意味します」

そんなの、保守的な人間である私だって、何ら変わらない。

その過去を検証し、そこから学び、次はもっと良い選択をしようとして、進歩的な人がやったことは何かというと、著者がいくつか例をあげているので、紹介しましょう。

「戦争と女性への暴力」リサーチ・アクション・センターが2000年に行なった、日本軍の性奴隷制度を裁く女性国際戦犯法廷。この法廷では、昭和天皇と日本軍は人道に反する罪を犯したと、有罪判決を出された。

朝鮮人や中国人ジャーナリストたちが、戦争に関する歴史的な事実を公に検証し始めるよりはるか前の1972年に、日本人ジャーナリストの本田勝一は著作『中国の旅』ではじめて、第二次世界大戦における日本軍の残虐行為を明らかにした。

中央大学の吉見義明教授が防衛省に保管されていた大日本帝国政府の軍の慰安所システムへの関与を湿す文書を発見した際に、朝日新聞は朝鮮人慰安婦に変わってキャンペーンを実施した。

これらを“進歩的な人”たちによる健全な愛国心と、著者は本気で思って書いているようだ。

さらに、シートンさんの考えを提示するのだが、それは著者の考えと捉えていいものなんだろう。こんな一節が紹介されている。

「広島市に行けば、市民活動は原爆を中心に回っていますが、同じ広島県内でも大久野島に行けば、テーマは毒ガスに変わります。中国で使われた化学兵器はすべて大久野島で製造されたからです。広島で原子爆弾によって死亡した人の数は、広島県内で製造された毒ガスによって(中国で)死亡した人の数よりも少ないんです」

おいおい、この人は、“中国”からつかまされているのだろうか。どうも著者は、“進歩的な人”という、私からすると好ましいとは思われない人たちとの関係の深い方のようだ。

とりあえず、最初の、“日本”の部を読んで、びっくりしてしまった。韓国、“中国”を旅して、少しは著者も変わってくれるといいんだけど。



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『韓国社会の現在』 春木育美

韓国はすごいな。

デジタル先進国なんだな。2016年段階で、すでにキャッシュレス決済比率が96.4パーセントだって。同じ年、日本のキャッシュレス決済比率は19.8パーセント。なんとも、ずいぶん水をあけられてしまったもんだな。

中でもクレジットカード決済が8割を占めるそうだが、個人消費を喚起して、経済の立て直しを狙ったことも理由の一つだそうだ。なんと、年間カード利用額が年収の4分の1を超えた分に対して課税所得の20パーセント控除し、決済レシートに賞金が当たる宝くじ抽選番号をつけたんだそうだ。・・・すごいな。

政府のもくろみ通り、国民の購買意欲が喚起され、家計債務が膨張し、債務不履行者が続出してしまったんだそうだ。相変わらず、激しい国民性だな。

個人情報も、国によってデジタル管理されているそうだ。ガン検診の案内も、メールでスマホに届くんだそうだ。検診に行っても、必要なのは住民登録番号だけで、保険証の呈示も必要ないそうだ。保健相によって管理されている情報も、すべて住民登録番号に紐付けされているんだな。

韓国が感染症の押さえ込みに、当初、成功した背景には、そういった事情も関係しているようだ。病院の支払いも、もちろんクレジット。年末調整における医療控除は、関連書類の一覧票が整理され、控除欄をクリックして出力するだけで手続き終了だそうだ。

今日、連れ合いが半日かけて、それをやっていた。・・・やるじゃん、韓国!でもまあ、細かいことには頓着しない国民性もあって、情報の漏洩・流出は、ずいぶんひどい状況にあるようだ。

国民性にも関わってくるんだろうけど、子どもの教育にかける思いが、どうも尋常ではないようだ。背景にあるのは、きびしい格差社会。それはほとんど身分の違いに近い。もともと、身分制のあった社会に生活していた人々で、それが無くなったのは、日本の併合されていた時代。

韓国の人たちにしてみれば、それがある社会の方が、落ち着きがいいんだろうか。

その身分に近い格差から脱出する、数少ない、もっとも身近な手段が、教育なんだろうな。親が過度な期待を子どもに抱いて、思い通りの結果が出ない場合に、子どもを攻撃してしまう。物理的な攻撃よりも、心理的な攻撃だろう。いずれにせよ、教育を通した子どもへの虐待だな。

「自分も子どもの頃からそうやってきた」、「我が子が競争社会で落伍者になるのを見たくない」、「周りがみんなそうだから、しかたがない」



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少子高齢化、貧困・孤立化、デジタル化・・・自らヘル朝鮮と嘆く現実
第1章 世界で突出する少子化―0.92ショックはなぜ
第2章 貧困化、孤立化、ひとりの時代の到来
第3章 デジタル先進国の明暗―最先端の試行錯誤
第4章 国民総高学歴社会の憂鬱―「ヘル朝鮮」の実情
第5章 韓国女性のいま―男尊女卑は変わるか
終章 絶望的な格差と社会―若者の活路は


おかしなところに反動が現れているようだ。

韓国は、日本がかわいく見えてしまうほど、儒教、それも毒素の強い朱子学にどっぷり浸かった時代を過ごしてきた国。本来、清王朝時代の“中国”は、軽蔑されるべき北狄による支配を受けた時代だから。ある意味では、朱子学の本流は李氏朝鮮にこそあった。彼らはそう思っていた。

だけど、李氏朝鮮の支配層は本来、女真族だと思うんだが・・・。まあ、あまり堅いことは言わないのが、彼らのものの考え方か。

その韓国が、今、朱子学の呪縛と近代自由思想の狭間で、もがいているようだ。

先日、同じ本に関して、現代韓国女性の結婚観の変容について触れた。背景にあるのは、やはり、儒教、それも毒素の強い朱子学の呪縛だった。

アメリカに始まった「#Me Too」は、日本の場合、ほぼ素通りになってしまったが、韓国では大いに盛り上がった。朱子学というのは、人間に序列をつけて、上下の関係を厳密にしてしまう。往々にして、下に置かれやすい女性たちを、上にいる男たちが、その立場を利用して苦しめるケースが少なくなかったんだ。

日本だってそういうことはあるけど、韓国はそれが多すぎるんだろう。いくら韓国だって、公の場では《男尊女卑》ではなく《男女平等》が叫ばれているはず。一度火の付いたフェミニズムは社会を変える大きなうねりになったようだ。

ただ、それが同年代の男女の意識の分断になりかねない。朱子学の毒素は、家や社会を背負って立たなければならない男にも、大きな負担を強いているからだ。

最近の話だが、男女平等を主張する女性の活動家が、「男性の胸は裸でも問題ないのに、女性の胸をあらわにしたら、わいせつ物扱いなのか」と、上半身を露わにした脱衣パフォーマンスを行なったそうだ。その時の写真を見たが、顔を隠したお姉さんたちが、胸をあらわにしていた。日本でそういうパフォーマンスがあったら、見に行きたいな。

学校でも、似たような動きが始まっているらしい。

生徒の自主性や多様性を尊重すべきだという運動が高まり、京畿道で「学生人権条例」を施行した。これが始まりだったそうだ。生徒に対する体罰は全面禁止、頭髪の長さを規制する規則の禁止。

今や、女子生徒がマニキュアをし、ピアスをつけて登校、メークは当たり前だそうだ。校内でたばこを吸うのも“自由”と主張する学生もいるそうだ。儒教道徳が色濃く反映された教育現場で驚くべき変化だが、韓国人が儒教道徳を失ったら、何か他に寄って立つものがあるとは思えないんだが。

1980年代の中頃、軍事政権と戦った民主化運動世代が、社会の各分野で権力構造の就寝的ポストに就いた2000年代の後半に、この動きが始まったようだ。

文在寅たちのグループだな。だけど、この人たち、反日を国是としているが、それは朱子学における東夷を差別する意識の表れ。上下を明確にする朱子学の信者そのもの。

これで精神が錯乱しないところがすごい。



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女卑『韓国社会の現在』 春木育美

少子化、人口減少なら、日本の得意技かと思ったが、韓国もずいぶん深刻なようだ。

大学の時、帰化した在日二世の先輩に、ずいぶん世話になった。その人とのつながりで、朝鮮文化研究会にも出入りした。先輩の書いた台本で、映画を作ったが、在日二世の役を演じたのは私だった。

そんなわけもあって、韓国や、日韓関係のことについて、殊更に関心を抱いた。そして、いろいろ勉強した。左派系の風が吹きまくる中で、それこそ右往左往させられることになった。それでも、時間はかかったが、何とかたどりついた。

ようやく見えた景色は、韓国の人たちが言っていることと正反対の事実だった。・・・10年はかかったな。

だけど、そこまで分かっちゃうと、址の理解は早い。ただ、なかなか材料が見つからない。左派系の風は、まだまだ強かったからね。韓国や日韓関係について、本当のことを書く人たちは、“右翼”と攻撃されていた。右翼ならまだいいか。軍国主義者くらいなら、当たり前って感じ。

だんだん、韓国について本当のことを書く本が増えてきて、ようやく今のような状態になった。ちょっと前なら、この本の著者さんだって、“右翼”呼ばわりされてたと思うよ。

まあ、少子化、人口減少と言えば、妊娠可能な女性人口の減少と、未婚者の増加、及び晩婚化ということになる。この事情は、日本も韓国も同じ。ところが韓国には、これに加えて、日本にはない、韓国ならではの理由が加わるんだそうだ。

韓国では、女の子の誕生が、あまり喜ばれない傾向にあるんだそうだ。そのため、男女比に差が生まれ、2020年代後半からは同世代では、男の方が女よりも20パーセントほど多くなるそうだ。もっと大きな問題は、“女の子の誕生が喜ばれない”ということ、そのものにある。

1997年末のアジア通貨危機で、一家の大黒柱として家族を養ってきた父親世代が、大量にリストラされ、失業した。雇用は1割弱も減少し、失業率は2パーセント台から一気に7.9パーセントに跳ね上がった。離婚は急増し、家庭崩壊が相次いだ。

夫の失職で、専業主婦はやむを得ず働きに出た。女性の社会進出が求められるようになり、結婚を人生の目的とした女性の生き方は、まずは就職して収入を得る方向へと変化した。

その上で、“女の子の誕生が喜ばれない”とは、いったいどういうことなのか。



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少子高齢化、貧困・孤立化、デジタル化・・・自らヘル朝鮮と嘆く現実
第1章 世界で突出する少子化―0.92ショックはなぜ
第2章 貧困化、孤立化、ひとりの時代の到来
第3章 デジタル先進国の明暗―最先端の試行錯誤
第4章 国民総高学歴社会の憂鬱―「ヘル朝鮮」の実情
第5章 韓国女性のいま―男尊女卑は変わるか
終章 絶望的な格差と社会―若者の活路は


韓国では、過程において、女性に求められることが、ずいぶん大きいようだ。

だけど、ちょっと前まで、日本だってそうだった。そのせいで、私の母も、どんだけ苦労したことか。かく言う私自身も、母の苦労の大きな要素の一つだったのだが。

しかし、この本を読ませてもらうと、たしかに現代韓国女性が、結婚に強いネガティブイメージを持っているのが、それこそ強く伝わってくる。

「誰かの妻・嫁・母親になりたくない」

「結婚するということは、旧来の家父長制を受け入れることになる」

「子育てが楽しそうに見えない」

「子どもに自分のようなたいへんな思いをさせたくない」

日本でもベストセラーとなった韓国小説『82年生まれのキム・ジヨン』が、その辺りの女性心理を上手に描き出しているという。もちろん、読んでないんだけど。“82年生まれ”、“キム”、“ジヨン”のいずれもが、どこにでもいる、ごく当たり前の韓国女性を表わしているんだそうだ。

そのあたりまえの韓国女性が、結婚し、仕事を辞めて育児をするうちに精神を患っていく。そして、夫のこう叫ぶ。

「死ぬほど痛い思いをして子どもを産んで、自分の生活も、仕事も、夢も捨てて、私の人生、私自身、すべてを放棄して子どもを育てているのに・・・」

背景にあるのは、かなり根の深い男尊女卑の固定観念のようだ。日本だってそうだとは言われるが、制度、風習がそうなっていても、日本の場合は、女も決して弱くないからね。

儒教道徳を背景にした男尊女卑ならお互いさま。だけど、日本はなり行きの都合上それを支配制度の軸に据えたけど、朝鮮の場合とは違う。朝鮮にとっての儒教は、建国の理念であり、国家運営の理念であり、社会道徳の根幹であり、人間の生き方そのものだった。

朝鮮では、国家は家から始まり、家は女から始まる。だから、女の誤った考えや行動は、家を誤り、ひいては国を誤ることにつながる。それだけに女は、「男女別有」、「女必従夫」、「一夫従事」、「三従之道」などが求められた。

その上で「七去之悪」と言って、離縁されても仕方がない七つの規範が定められ、この一つでも触れれば、女を家から追い出すことも、きびしく罰することも公に認められていた。

その七つとは、「不順舅姑去」、「無子去」、「淫去」、「妬去」、「有悪疾去」、「口多言去」、「竊盜去」で、舅姑に従わないこと、男の子を産まないこと、淫らなこと、嫉妬したこと、病気、口数が多いこと、盗むことと並ぶ。

つまり、気にくわなければ、ひっぱたいてもいいし、追い出してもいいと言うこと。

韓国が今でもそういう状況にあるとは思わない。しかし、そういう観念が、現代韓国女性が結婚や出産を忌避する審理の背景にあることは間違いないだろう。


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『習近平vs.中国人』 宮崎紀秀

新疆ウイグル自治区の民族浄化は、もう仕上げの段階に入ったんだろうか。

今、綿花収穫となって、国家ぐるみの強制労働が行われているという。ウイグル人ら少数民族少なくとも57万人が動員されていると報道されている。少なくとも57万人って、どんな規模だ。

その恩恵にあずかっているのが、ナイキ、アディダス、ギャップだって。ナイキとアディダスは知ってるけど、ギャップってのも衣料品メーカーか。酷いことをするね。

ウイグルには超法規的な強制収容所の広範なネットワークがあって、100万人以上が収容されているらしい。“中国”当局はこれを、《過激派対策の職業訓練施設》と言っているらしい。どう言っても、強制収容所じゃないか。人足寄場の方が、また真っ当jに聞こえる。

ときどき、欧米自由主義圏の呆れた状況に、「日本もアメリカ一極ではなくて、“中国”ともつながれる部分はつながった方がいい」という声を聞くことがある。

なんなんだろうか。そんなのダメだよ、二階くん。

しっかり“中国”に関するニュースを、報道機関は日本国民に流して欲しい。それをしっかりやってくれないから、アメリカがなんかとんでもないから、“中国”でもいいんじゃないかとか、そんな馬鹿げた意見が出てきてしまうんだろう。

「“中国”とつながってもいい」と言う人は、“中国”で起こっていることを、受け入れられると言うことか。何が起こってるかを知って、それを受け入れられるという人は、おそらく日本にはいないだろう。もちろん、二階くんも含めて。

魯迅の言葉にこういうのがあるそうだ。
「暴君治下の臣民は、たいてい暴君よりもさらに暴である」

暴君は習近平、もしくは中国共産党。その臣民は、たいてい暴君よりも、さらに暴。それが14億人もいる。“中国”は、国と言うよりも、空間。暴君は、空間のことは、空間の中の者でないと分からない。“中国”という空間を観察した魯迅の言葉を信用するなら、14億は習近平よりも暴。

「暴君の臣民は、暴政が他人の頭上にだけ振るわれるのを願い、彼はそれを見物して面白がる“惨酷”を娯楽とし、“他人の苦しみ”を賞翫し、慰安するのだ。その本領はただ自分だけが上手に免れることだけだ」

ここまで言われて、魯迅の言葉に疑いを向けられるか。まさに、今の中国人そのものを言い表わしているじゃないか。


『習近平vs.中国人』    宮崎紀秀

新潮新書  ¥ 880

新型ウイルスは“アリの一穴”、問われるのは共産党統治の正当性だ!
第1章 腐敗官僚と暴露愛人
第2章 無罪でも死刑にされる国
第3章 平凡な日常も命がけ
第4章 色と金と憎しみと
第5章 それでも「六・四」の火は消えず
第6章 ある日、夫が消えた


この本を読めば分かる。“中国”っていうのは、でかい鳥かごだ。14億人は、そのでかい鳥かごの中の鳥だ。出られない。

14億が暴だと言った。

それは言い過ぎだった。習近平と、あるいは中共に関われば暴になる。朱に交われば赤くなるようなもんだな。あれだけでかい空間では、赤く染まらない場所もある。

習近平の汚職撲滅運動は、彼の力の源と言っていい。中国人は、それに期待した。「虎もハエもたたく」方針で、叩かれた幹部も少なくない。それでも汚職はなくならない。いくらでもある。習近平の言葉を信じて、それを告発しようとする庶民もいる。

だけど、それはやめた方がいい。中国人の大半は、汚職の行なわれた世間に、なじみが深いのだ。

共産党の面子は人の命よりも重い。実は、そんな事情は、日本にだってないわけじゃないが、“中国”の場合、それは《時によって》ではない。間違いなく、人の命は、共産党の面子よりも軽いのだ。

一時、日本のニュースでも、“中国”の大気汚染、水質汚濁といった公害が取り上げられたことがある。最近、そういったニュースがなくなった。“中国”が公害対策に力を入れたことによって、そういった問題が解決されたのか。

状況は、改善されていない。日本の報道機関が報道しなくなっただけ。

この本の著者は、2019年5月、“中国”外務省の定例記者会見で、天安門事件に言及した。「“中国”政府がこれまでに把握している、学生運動を抑えたときの死傷者の数を教えて下さい。さらに、この事件に対し、“中国”政府はどう評価しているのか」

外務省は、こう答えたそうだ。「いまだにこの問題を聞くとは、引き続き勉強するように。“中国”政府は、89年の政治騒動については、すでに評価を定めている。勉強して分からなければ、また議論しましょう」

“中国”という国は、脅しとすかしで、存続している。

前に書いた人権派の弁護士に関わることもそうだけど、どうも、“中国”当局は、何かを恐れているようだ。当局が、さまざまな案件に関して圧力をかけるとき、事あるごとに当局が確認したがるのは、その行為そのものの意味するところよりも、背景であるようだ。

つまり、誰が後ろで糸を引いているのか。圧力をかけられている人の背景には誰がいるのか。どんな政治的な動きがあるのかということのようだ。

習近平は、今、それが心配で仕方がない状況にあるようだ。


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人権『習近平vs.中国人』 宮崎紀秀

2015年7月9日を境に、人権派の弁護士や活動家が次々に失踪した。

後に明らかになるが、これは“中国”当局による一斉拘束だった。王全璋もその一人だったが、当初、家族はそんな事情を知るよしもなかった。王全璋は“中国、”政府が邪教扱いする法輪功の信者の弁護や、地方政府に強制立ち退きを迫られた被害者の弁護に忙しい、いわゆる人権派と呼ばれる弁護士だった。

7月12日、妻の李文足は夫の名前をニュースで聞くことになる。
「警察は、北京鋒鋭弁護士事務所の周世鋒主任を首謀とする、重大な刑事犯罪容疑のあるグループを潰した。これまでの調べで、40件あまりの敏感な事件を騒ぎ立てるよう画策し、社会の秩序を重大に混乱させたことが分かった」

この“犯罪グループ”メンバーの一人として、夫の名前が読み上げられた。ただそれだけで、逮捕したとも、どこの警察署で取り調べを受けているとも触れられず、妻の元に連絡が来ることもなかった。

夫の消息が知られるのは2016年1月で、天津の警察署から夫の実家に、逮捕の通知がもたらされた。妻は何度も天津の警察署を訪れたが、面会も差し入れも、一切拒絶された。

この出来事は、15人の弁護士が一斉摘発が行なわれた日付から、709弁護士一斉拘束事件と呼ばれた。拘束から3年の段階で王全璋をのぞく14人は、すでに判決が確定していた。

人権派として標的にされた弁護士たちは、家族もさまざまな圧力を受けた。王宇という弁護士は、彼女が拘束された7月9日はまさに、16歳の息子がオーストラリアへの留学に出かける日だった。父親と息子は北京の空港からオーストラリアに向かう予定だった。しかし、二人が出国しようとした直前に、北京の空港で二人は身柄を拘束され、出国は阻まれてしまった。

王宇は1年あまりの拘留の後に釈放された。保釈後のインタビューで、彼女は過去の弁護活動の誤りを認め、反省の意を表明した。家族への圧力を免れるためには、それが必要だった。

しかし、保釈後、日本への旅行を企画した息子は、いざ出国というところで空港に板警察官に妨げられ、パスポートをその場で刻まれたという。

一斉拘束から1年ほど経過したあたりから、一部の弁護士に保釈が認められ始めた。同時に、彼等が、拘留中に何らかの薬を飲まされたり、拷問を受けた実態が明らかになった。

王全璋一人だけは、その後も様子が分からなかった。妻の李文足のマンションの階段入り口には、身元不明の中年女性らが複数立ちはだかっていたという。夫の仲間の弁護士が、李文足を訪ねようとすると、入り口を塞いだ集団がそれを妨害し、大声を上げる。

2019年1月、王全璋は懲役4年6ヶ月の判決をうけた。その年の6月、ようやく面会が許されて合うことができた夫は、すっかり痩せて、顔は黒ずみ、まともに会話もできないような状態だった。


『習近平vs.中国人』    宮崎紀秀

新潮新書  ¥ 880

新型ウイルスは“アリの一穴”、問われるのは共産党統治の正当性だ!
第1章 腐敗官僚と暴露愛人
第2章 無罪でも死刑にされる国
第3章 平凡な日常も命がけ
第4章 色と金と憎しみと
第5章 それでも「六・四」の火は消えず
第6章 ある日、夫が消えた


人権派の弁護士たちの拘束に関しては、日本でも少ないながらニュースになったが、ここまでひどい状況とは知らなかった。本書第六章の内容を、抜粋して上に載せさせてもらった。著者の宮崎さん、ごめんなさい。

判決の懲役4年6ヶ月は、2020年1月には終わっているはずだ。しかし、この本には、その後の様子が書かれていないので、ちょっと調べてみた。王全璋さんの懲役は4年6ヶ月を過ぎても続き、彼がようやく釈放されたのは4月5日。何かと厄介なことがあったのか、北京の家族のもとに帰れたのは、4月27日だったという。

著者の宮崎さんが、この本の後書きを書いているのが2020年2月、出版が3月だから、当然、王全璋さんのその後は書けなかったわけだ。

彼は獄中で酷刑を受け、高血圧薬を無理やり飲まされていたようだ。酷刑が何を意味するのかは、分からない。“高血圧薬”が血圧を下げるための薬であるのか、上げるための薬であるのかも分からない。

ただ、一度の面会で、夫の変わりようにショックを受けた妻の李文足さんは、“精神に異常をきたした”ことを心配したようだ。本当に厳しい体験をされたことは間違いないだろうが、家族とともに笑顔を見せる王全璋さんの写真を見ることができた。「ようやく精神状態がゆっくりと外の世界と同期しているように感じられ」ているという。

厳しい体験が、王全璋さんの心に、消すことのできない傷を残したことは間違いないだろうが、それでも、家族とともに笑顔を見せる写真を見られたことは、なによりだ。

今度は香港だ。

周庭さんは4回逮捕されているが、今年の8月の4回目の逮捕が「一番怖かった」と語っている。しかし、国安法の施行により、本土に送られる可能性があり、それがなにより怖かったのだろう。

2020年、今年だな。11月23日、香港の民主活動家の周庭さんらに、去年の香港の抗議デモをめぐる裁判で有罪判決が下り、即日に収監されてしまった。

12月2日に量刑が言い渡された。周庭さんは禁固10ヶ月か。黄之鋒さんが13ヶ月半、林朗彦さんが7ヶ月か。周庭さんは泣いてたな。

1997年に“中国”に返還された香港だが、香港の返還には条件がついていた。香港基本法を制定して、香港を特別行政区とし、資本主義的経済システム、香港ドル、司法・行政制度、住民の諸権利と自由が、50年間維持されるということである。50年目は2047年であるが、それまで香港は、国際的にも“中国”からは離れた独立体として活動できる。

“はず”なんだ。

それも、“中国”の民主化を期待して、イギリスは香港の返還を決めたわけで、こんな独裁国家に返すべきでは亡かったってことになっちゃったわけだな。

10ヶ月後、周庭さんは、今より強くなって帰ってきて欲しい。厳しいけど、それが彼女の新しい戦いになったんだ。



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子ども『習近平vs.中国人』 宮崎紀秀

何度か話に出したことがあるが、定時制高校に勤務しているときに、中国人の生徒を教えていたことがある。

彼の父親は、中国の瀋陽にいる。彼は母親と日本に来た。母親は、日本人の男の妻という立場で、日本に滞在していた。最初からわけの分からない話だが、彼は「へへへ」と笑って済ませていた。

“中国”が人口増加抑制を目的として始めた一人っ子政策の問題が、そろそろ深刻になって、問題化し始めた時期に生まれた子だった。

中国人には儒教の教え、特に孝の精神が染みついているから、祖先を祭る子孫を絶やすわけには行かないだろう。さらには、子どもを育てて老後に備えるという意識が強いんだそうだ。そうなると、家に男の子がいないというのは、ちょっとまずい状況ということになる。中国人は面子を大切にする。そんな中国人は、自分の家が、祖先を祭る跡継ぎを残せない家と見られることに、面子が立たないと感じるらしい。

私が定時制で教えていた、・・・SKくんとする・・・SKくんには、お姉さんがいた。一人っ子政策下、二人目三人目の子どもを持つというのは、いろいろな不都合があるはず。それをSKくんにぶつけてみると、「お姉さんは、だから、生まれたことになってない」と、軽く言っていた。そのくらいは、よくあることらしい。どうやら、学校にも行ってないらしかった。

日常生活でも、“お姉さん”とSKくんの関係は、私たちがよく知る姉弟のものとはだいぶ違うもののようだった。「男の子と女の子では、家族の扱いが違うのか」と聞いてみたら、それはもう「当たり前だよ」ということであった。

おやつをもらえるのは、SKくんだけで、お姉さんの分はないんだそうだ。SKくんが食べて、余ったらお姉さんも「食べられることがある」ってことだった。ご飯の時のおかずも、全然違うと言っていた。

この本では、そんな状況を《重男軽女》と言っている。

そんなこともあって、男の子は、両親や祖父母の過剰なまでの愛情を一身に受けて育つ。そして、とてつもなくわがままな子どもになる。そんなわがままな子どもたちは、《小皇帝》と呼ばれる。


『習近平vs.中国人』    宮崎紀秀

新潮新書  ¥ 880

新型ウイルスは“アリの一穴”、問われるのは共産党統治の正当性だ!
第1章 腐敗官僚と暴露愛人
第2章 無罪でも死刑にされる国
第3章 平凡な日常も命がけ
第4章 色と金と憎しみと
第5章 それでも「六・四」の火は消えず
第6章 ある日、夫が消えた


親は、当然のように、子どもを学校に送り迎えするんだそうだ。下校時刻が近づくと、校門の外には、お迎えの親たちが鈴なりになるという。だけど、それは溺愛だけが理由ではないようだ。親たちは、我が子が誰かにさらわれないように、心配で学校まで送り迎えしてるんだという。

“中国”では子どもの誘拐が、とても多いようだ。

『中国統計年鑑』によれば、全国の警察が事件として取り上げ、捜査した婦女児童の誘拐売買案件は、2015年には9150件、2016年には7121件に上ったという。警察が「誘拐」として取り上げたものだけで、その数になるという。“中国”では、警察の都合によって、誘拐されたと訴え出ても警察に取り合ってもらえないことも珍しくないという。

“中国”の警察は、なにかと、そういうところが少なくないと、他でも読んだことがある。そのせいか、綿々とひそかに繰り替えさえてきた児童誘拐は、未解決事案も含め、どれほどの被害者がいるのか、全体像は分かっていない状況だという。

結局、「需要があるから」と考えるしかなくなる。

手口の一つに、産科医が出産に立ち会った嬰児を、死産だったとか、先天性の障害があったとか嘘をついて、嬰児の処理を親に承諾させていたんだという。

この産科医は、7人の嬰児を日本円で34万円から51万円あたりでブローカーに売り、嬰児はブローカーによって男の子のいない農家などに売られていた。

農家に販売される段階になると、子どもの値段はどのくらいになるのか。

誘拐された子どもが、無事、親の元に戻ってきたケースがある。販売価格の折り合いがつかず、交渉が長引いている間に保護されたんだという。その“折り合い”というのは、一体どれくらいのところで交渉されているのかというと、だいたい76万円から166万くらいのところらしい。

ブローカーの仕入れ価格の3倍あたりと言うことらしい。

SKくんは、ペルー人の友人と一緒に、強盗傷害事件の見張り役として逮捕され、だいぶ長く鑑別所のお世話になったりしていた。「せっかく、日本語も話せるようになったんだから、日中の間で、人のためになる仕事をしろよ」と、多くのことを大目に見て卒業させたけど、今はいったい何をしていることやら。


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『日本VS韓国』 池上彰

李朝時代の朝鮮人は、王家と両班と庶民が、「自分たちは同じ朝鮮人」なんていう意識は、さらさらなかった。

李朝時代の身分制度は、一つ前の高麗を滅ぼした李成桂 によって始められる。李成桂は女親族で、女親族の族長と外兄弟の関係にあったという。李成桂が高麗を滅ぼして、高麗の貴族に変わって、両班という新たな支配層が構成される。

李朝時代は、両班による民衆の支配が、とても強圧的なものであったようだけど、上記のような状況を考えると、それは人種差別を前提とした身分差別といえるんじゃないだろうか。

だとすると、同じ朝鮮人意識なんて生まれるはずがないな。同じ朝鮮人じゃないんだから。

その彼らに、朝鮮人という意識が生まれたのはどうしてか。同じ国民としての意識が生まれるには、他者との出会いが前提となる。もちろん、李朝には“中国”という他者がいたわけだが、唐王朝以来、属国として跪いてきたせいで、対等な他者という立場に立つことも出来なかったんだろう。

今でもそうだからな。

そんなわけで、朝鮮人は、日本人を対象として、はじめて朝鮮人としての国民意識を持つようになった。明治以来の日朝関係の中で、1910年には日韓併合と、朝鮮、あるいは韓国という国名は消え、彼らは日本人に編入された。

そこから、朝鮮ははじめて、“近代”に遭遇することになる。自分たちの力によってではなく、日本の支配と差別を受けたことによって。しかも、その日本の支配からの独立は、朝鮮人の力によって成し遂げられたのではなく、日本がアメリカとの戦争に敗れたことで、転がり込んだものに過ぎない。

彼らの持つ朝鮮人という意識は、そのまま反日と不可分に結びついている。

そのことに触れている部分が、この本にもある。池上さんと、『反日種族主義』の編者李栄薫さんの対談に出てくる。「韓国がまとまるためには反日という敵が必要ということでしょうか」という池上さんの言葉に、李さんが次のように答えている。

「現在の韓国人の集団的なアイデンティティは、反日の感情を前提にしています。韓国人であるということは、反日の感情に忠実な人間になるということなのです」


『日本VS韓国』    池上彰

文藝春秋  ¥ 1,320

池上彰が緊急現地取材!「反日のなぜ?」を分かりやすく解説。
はじめに―日韓の対立はいつまで続くのか
第1章 なぜ日本に厳しく、北朝鮮に甘いのか
第2章 反日の象徴「不買運動」のその後
第3章 意外と知らない!?徴用工問題
第4章 若者世代に変化のきざし
第5章 「反日種族主義」と嘘の歴史教育
第6章 日本と韓国がわかり合うために
池上彰からのラストメッセージ


とても迷惑な話だ。

だけど、最近、新しい動きがあるようだ。李栄薫さんの『反日種族主義』が多くの韓国人に読まれたこともそうなんだけど、もっと直接的な動きもあるという。

相変わらず、日本では大きなニュースになっていないけど、韓国の学校は今、教師の支配下で反日マシーン養成所と化しているんだそうだ。

仁憲高校のマラソン大会の時、壇上に上がった教師が「日本の経済侵略に反対する」と反日を叫び、生徒たちに続いて壇上に上がるように促していったんだそうだ。・・・何がマラソン大会か分からないけど。

そんなことがあった翌日、動向3年生の生徒が全日の様子を動画で投稿し、「教師は生徒を政治的オモチャにしている」と訴えたんだそうだ。これにおよそ150人の生徒が賛同して、彼らは名前と姿を公表して抗議活動を行なったんだそうだ。

すごいな。韓国の学校ってそんな状況なんだ。

これを受けて、ソウル市教育庁が動き、・・・なんと教師は処分なし、生徒は懲戒処分だそうだ。

当該生徒や関係者が怒りの声をあらわにし、教育庁前で抗議を続けたそうだ。2020年1月、高校生たちは警察が強制的に退去させた。笑いたくなるほど歪んだ反日教育への反発は、最後は警察をの力で押しつぶされたわけだ。

それでも、大きな変化ではあるんだろう。

やはり教育であるという。1960年代前半までは、歪んだ反日教育は行なわれていなかった。1060年代後半、70年代、80年代と酷くなっていったようだ。今や、日本と協力関係を築いていくことが韓国の利益になることを知っている、朴正熙のような世代は遠く去った。歪んだ反日教育の行なわれた時代に中学・高校教育を受けた文在寅やその取り巻きは、純粋な反日世代ということだ。

仁憲高校の出来事が大きな事件であったとしても、半世紀をかけて培われた反日は、そうは簡単に変わらないだろう。半世紀には、半世紀をぶつけることになると、もう、私が生きている間には、無理ということになる。

生きている間は、反日韓国が隣にあるわけか。


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VANK『日本VS韓国』 池上彰

韓国にはVANKという民間団体があるそうだ。

《サイバー外交使節団》を自称しているという。大韓民国の正しい姿を世界中に広めるため、インターネット等を介して情報工作宣伝活動を行なう民間団体であるという。民間団体と言いながら、韓国政府から公金が支出されている。

公金の支出が始まったのはずいぶん前からのようだ。李明博が大統領だった時代、大統領がそれを打ち切るという噂が流れて、大統領は慌てて支出の増大を決めたそうだ。その時は、5000万ウォンの予算を配分されたそうだ。日本円で500万弱ってところろ。

“韓国の正しい姿”というのは、“反日”ということ。世界を反日に導くのが、VANKの目標と言うことだ。ディスカウントジャパン、つまり、国際社会における日本の価値や評判を引き下げて、日本の地位失墜を目ざす運動を続けていくことを、VANKは宣言している。「日本の嫌がることは何でもやる」と、そういう団体だな。

ドイツはベルリンのミッテ区というところに、韓国系市民団体が中心となって慰安婦像が設置されたんだそうだ。日本側の抗議により一旦は撤去が決定されたものの、その後、韓国やドイツ国内から撤去に対する抗議の声があがり、現在は保留状態。行政裁判所の判断が待たれているという。

こういうのも、VANKのお仕事。やり方は巧妙で、慰安婦像として反日を煽ることを当面の目的とせず、“平和の少女像”として、戦時下における女性の人権を前面に押し立てた。

反日感情を元にする歴史の歪曲。本質的に慰安婦問題というのはそういう問題なんだけど、「親日か、反日か」という基準で、ドイツ人に理解してもらうのは難しい。ドイツ人にとって、慰安婦像が“平和の少女像として、女性の人権問題としてとらえられてしまっているようだ。

だいたい、ドイツの地元当局の発表では、この像は「戦時下の女性への性暴力に抗議の意思を示す芸術作品」という説明があり、設置を許可したとのことだ。該当地区の区長は、問題かして以降の説明の最後に、「ミッテ区役所は時代、場所、行為者を問わず、女性への性暴力、特に戦時下における性的暴力を非難します」とコメントしている。

こういう動きの背景にも、VANKが関わっている。
image-51.jpeg 
これはVANKの作った、撤去に反対するポスターで、慰安婦像の隣に座るのは、湯代や人慰霊塔の前にひざまずいてドイツの反省を表明したブランド首相だ。


『日本VS韓国』    池上彰

文藝春秋  ¥ 1,320

池上彰が緊急現地取材!「反日のなぜ?」を分かりやすく解説。
はじめに―日韓の対立はいつまで続くのか
第1章 なぜ日本に厳しく、北朝鮮に甘いのか
第2章 反日の象徴「不買運動」のその後
第3章 意外と知らない!?徴用工問題
第4章 若者世代に変化のきざし
第5章 「反日種族主義」と嘘の歴史教育
第6章 日本と韓国がわかり合うために
池上彰からのラストメッセージ



VANKは、東京でオリンピックが開かれることが、嫌でたまらない。

とくかく、国際社会において日本が高い評価を受けることが嫌でならないのだ。だから、2013年のオリンピック招致活動の段階から、国際オリンピック委員会やアメリカの大手メディアに、「平和と博愛というオリンピックの精神に反する反韓国デモを黙認している日本に五輪を開催する資格はない」という内容の“告発文”を送りつけるなどの妨害工作を行っている。

さらに今年の1月6日、韓国の日本大使館工事現場に張り出された、VANKが作ったポスターが次のようなもの。
徴用工1 
本当に悪辣だな。防護服の聖火ランナーを描いたポスター。東京オリンピックは放射能まみれというアピールだ。五輪のマークは勝手に使ってはいけないものなんだそうだけど、お構いなし。

韓国人ってそうなんだよね。自分の偏った正義を貫くことを妨害するものがあれば、それが秩序だった法や規則であったとしても、そっちが間違っていると考える。

従軍慰安婦やいわゆる徴用工問題、旭日旗、竹島領有権問題、日本海の呼称などで、日本に対する誹謗、中傷の限りを尽くし、日本を世界から孤立させようとする。

彼らにとっては、それこそが正義だからね。日本にしてみれば、隣に韓国があるってこと自体が身の不幸なわけだけど、あるんだから仕方がない。隣に韓国があることを前提に、物事を考えざるを得ないってことだな。

とっても嫌なことだけど、やらなければならない。だけど、そんなこと、国会ではまったく話し合われていない。


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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本






























































































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