めんどくせぇことばかり 本 近現代東アジア(支那・韓国・北朝鮮)

『ルポ 中国「潜入バイト」日記』 西谷格

あんまり衝撃を受けちゃったんで、この間ついつい、著者の西谷格さんが、“中国”の婚活パーティに参加して中国人女性とお見合いをした話から、“中国”における結婚事情についてご紹介してしまいました。

それにしても、いくら“中国”事情のルポルタージュするって言ったって、婚活パーティに参加してみるとは驚きですね。目次を見てもらえば、どの項目を見ても驚きばかりなんだけど、第5章までは、すべて“中国”での体験ですからね。

第1章では《上海のすし屋でバイト》です。あんまりうまくなさそうなのは、やっぱりってとこで仕方ないんだけど、不衛生なのはちょっとね。中国人は雑巾と布巾を区別できないってことですからね。やっぱり生ものはやめときましょうかね。

第2章は《反日ドラマに日本兵役で出演する》っていう話です。「この野郎、ふざけんのもいい加減にしろ」って向きもおありでしょうが、ここは何といっても実践ルポルタージュですからね。反日ドラマだろうが何だろうが、そこに携わっている人にしてみれば、大事なお仕事なわけです。その影響が社会の隅々まで及ぶということはあったって、仕事は仕事なんですから。まあ、あとは中共レベルなわけですからね。問題はあくまでそちらに持ち込みましょう。

第3章《パクリ遊園地で七人の小人と踊るバイト》は大笑いですよ。ここでのメインはあくまで《七人の小人》なんですけど、実は楽屋の奥には、ミッキー、ミニー、ドナルド・ダックの被り物が眠ってたってことです。ほらほら、一時期とてももてはやされた、そっくりだけどなんだかやぼったい、ちょっとわけありで斜に構えちゃってるようなミッキー、なんか場末のあばずれみたいなミニー、絶対に向こうの頬に刀傷が残っていそうなドナルド・ダックですよね。今は使われていない様子ですが、それにはそれなりのわけがあるようです。



小学館  ¥ 864

小学館ノンフィクション大賞で審査員一同を爆笑の渦に巻き込んだ異色の最終候補作
第1章  上海のすし屋でバイトしてみた
第2章  反日ドラマに日本兵役として出演してみた
第3章  パクリ遊園地で七人の小人と踊ってみた
第4章  婚活パーティで中国人女性とお見合いしてみた
第5章  高級ホストクラブで富豪を接客してみた
第6章  爆買いツアーのガイドをやってみた
第7章  留学生寮の管理人として働いてみた


そこまでやるかってのが、第5章《高級ホストクラブで富豪を接客》っていうバイトですね。“中国”はいっ党独裁国家ですからね。改革開放で最も大きな利益を得たのもやっぱり中国共産党。日本で言えば、平安時代の藤原氏みたいなもんで、社会体制そのものが共産党員に利益をもたらすものになっていたんですね。・・・藤原氏のほうがひどいかな。

案の定、出てきますよ。そうそう、パパは共産党の幹部って女。湯水のように金を使うっていうのはこういう事を言うんでしょう。

それはともかく、著者の西谷さん危機一髪の場面が訪れます。なんと、富豪は富豪でも、富豪の男性客にお呼ばれしちゃうんです。そして、あんなことや、こんなことを・・・。ああ、あぶない。・・・危ないですんだんでしょうか。

まったく、そんなことまでやって“中国”事情をルポルタージュする必要があるんでしょうか。

いえいえ、それは当然あるんですね。だって、とてつもなく面白いじゃないですか。抱腹絶倒じゃないですか。そのへんは、お読みいただければわかります。

しかも、この本。それだけじゃありません。いままで、“中国”関連の本を読んでみても、そこに描かれているのは、基本的に日本人論なんですよね。この本は違います。日本人の有り様が紹介されることもありますが、それはあくまでも、日本人を鏡にして中国人を見つめるためなんですね。

そう見てみると、これまで日本において語られてきた中国人論が、いかに型にはめられたものであるかがわかります。型を外してみた中国人は、もっと幸せになることを夢見ていまを生きていこうとしていることにおいては日本人と同じですね。ただ少し、日本人とは大事にしていることが違うみたいですけどね。その点は、逆に日本人の方が変わっているのかも。何はともあれ、それはいいとか悪いとかいうこととは、またちょっと違いますからね。




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結婚観『ルポ 中国「潜入バイト」日記』 西谷格

すげぇ。このルポの著者、わざわざ“中国”まで行って、婚活パーティに参加してますけど、大丈夫なんでしょうか。

実際には、それと同等か、もっとすごい体験をしてルポにまとめてるのがこの本なんですが、とりあえず、著者が婚活パーティに身をさらして探り出した“中国”の結婚事情を紹介しますね。

下に紹介した目次と合わせて、もし興味を持たれましたら、買って読んでみて下さいね。
この本の中にも紹介されているんですが、私も確か読んでるんです。“中国”の事情に詳しい、元産経新聞の福島香織さんが紹介してた中国人の結婚観。それによれば、彼らの結婚観は、圧倒的に“条件婚”なんだそうです。

・・・もちろん、それは相手に望む条件ですね。女性たちがの望む条件で上位に来るのは、収入、戸籍、学歴、身長あたりだそうです。・・・戸籍って何でしょう。それ以上の説明はないのでわかりませんが。とにかく、それらの諸条件をクリアしたうえで、結婚相手として意識するかどうかという問題になるんだそうです。つまり、条件を無視した恋愛感情というのはあり得ないと、そういうことのようなのです。

収入っていうのも問題ですね。凄い格差が広がってるみたいですからね。結局、自分の経済状態を基本にして、我慢できる範囲内であるかどうかということなんでしょうね。これはもう、聞くしかないんでしょうね。「どれくらいの年収をお望みですか?」

な~んか、いやだなぁ~・・・

結婚した夫婦は持ち家に住むべきだという価値観はいまだ強く、借家住まいの男に結婚する資格はないという風潮すらあるという。うちの娘夫婦は二人の子供を抱えて借家住まいですけどね。

“中国”のマンションは、そりゃ日本での価格よりも安いけど、中国人の収入を考えれば日本におけるよりもはるかに高額なんだそうです。・・・中国人も大変ですね。



小学館  ¥ 864

小学館ノンフィクション大賞で審査員一同を爆笑の渦に巻き込んだ異色の最終候補作
第1章  上海のすし屋でバイトしてみた
第2章  反日ドラマに日本兵役として出演してみた
第3章  パクリ遊園地で七人の小人と踊ってみた
第4章  婚活パーティで中国人女性とお見合いしてみた
第5章  高級ホストクラブで富豪を接客してみた
第6章  爆買いツアーのガイドをやってみた
第7章  留学生寮の管理人として働いてみた

以前、定時制高校と付き合いのあったころ、そこに通う中国人の高校生と興隆したことがあります。いろいろな話が聞けて、本当に面白かったんです。父親は哈爾浜にいて、母親と日本に来てたんですね。でもその母親には日本人の夫がいるというわけの分からない奴でした。

彼にはハルビンに姉がいるんです。「一人っ子政策じゃないの?」って聞いたら、「だから、僕しか生まれてないことになってる」って。なんか、おいしいものはいつも彼が食べて、お姉さんは後回しなんだそうです。とにかく一人っ子の男の子は大事にされ過ぎてるんで、適齢期になって、まわりがとても大変みたい。

どうも中国の女性が条件婚に走るのは、体面を重んじるっていう考え方が強いこともあるみたいですね。いずれにせよ中国人の結婚においては、日本人に比べて、概して相手を好きだから結婚するということ以外の要因、つまりは体面や生活レベルへのこだわりといった側面が、相対的に大きく働いていることは確かなようですね。

結局、著者の“中国”における婚活は失敗に終わりました。というよりも、彼自身、“中国”で生活していると交際相手や結婚相手に出会えないと考えるようになっていたということなんです。どうも原因は、婚活パーティで思い知らされた中国人特有の自己主張の強さや押しの強さにあるらしいんです。いや、それを受け入れられない著者にあったということでしょうか。

“中国”社会にどっぷりつかってこのルポを書いている著者ですらそうなんですからね。日本人男性の多くはそれを受け入れることは難しいんじゃないでしょうか。
『中国嫁日記』に出てくる月ちゃんは、特有の自己主張の強さ、押しの強さのない、めずらしいタイプの中国人なんでしょうか。はたまた、その夫で、『中国嫁日記』の作者である井上純一さんは、日本人離れをしたとてつもない忍耐力の持ち主なんでしょうか。




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『日本統治下の朝鮮』 木村光彦

1910年から1945年まで、帝国日本の植民地となった朝鮮。その統治は、政治的には弾圧、経済的には搾取・貧困化という言葉で語られてきた。日本による統治に多くの問題があったのは確かである。だが、それは果たして「収奪」一色だったのか。その後の韓国の発展、北朝鮮の社会主義による国家建設との繋がりはないのかー。本書は、論点を経済に絞り、実証主義に徹し、日本統治時代の朝鮮の実態と変容を描く。

これが本書の謳い文句です。私、ずいぶん昔に、おんなじ題名の本を読んだことがあるんです。“あるはずだ”と思って、じつは昨日も押入れに潜ったんですね。でも、ありませんでした。

忘れてたんですが、昔に読んだ本は、ずいぶん捨てたんです。本を捨てたということに、どうのこうのと思われるかもしれませんが、現実的に置き場所がありませんからね。今の状況だって、集中豪雨後の河川みたいなもんで、どこか一箇所でも堤が切れれば元の状況に復旧するのは不可能。私は本を詰めた風呂敷をいくつか抱えて旅に出ることになるんです。

残念ながら見つからなかったおんなじ題名の本のことが、この本に書かれてました。《山辺健太郎著『日本統治下の朝鮮』》という本で、1971年に刊行されたものでした。

《この本は政治、経済の両面から朝鮮を論じたもので、名著とされ、今日まで読みつがれてきた(現在は品切れ)。著者の山辺は共産主義思想の持ち主で、戦時中は獄中にいた。戦後は日本共産党本部に勤務し、のち朝鮮に関する著述活動に従事した。この経歴が示唆するように、この本は終始、日本の朝鮮統治を激烈に批判している。批判の中にはもちろん、同意すべきものもある。とくに、朝鮮人の民族的尊厳をそこなう諸政策や一九四〇年台の総力戦遂行政策はそうであろう。しかしこの本は、山辺の思想にもとづく「はじめに結論ありき」の性格が強く、内容的に著しくバランスを欠く》

これは、今日ここで紹介している『日本統治下の朝鮮』 の著者である木村光彦さんの語るところです。おそらく私がそれを読んだのは、二十歳かそこら、学生時代のことだったと思います。そんな“バランスを欠く”内容を、冷静に感じ取ることさえ、当時の私にはできませんでした。


中央公論新社  ¥ 864

経済に絞り、実証主義に徹し、日本統治時代の朝鮮の実態と変容を描く
序章  韓国併合時ー一九一〇年代初期の状態とは
第一章  日本の統治政策ー財政の視点から
第二章  近代産業の発展ー非農業への急速な移行
第三章  「貧困化」説の検証
第四章  戦時経済の急展開ー日中戦争から帝国崩壊まで
第五章  北朝鮮・韓国への継承ー帝国の遺産
終章  朝鮮統治から日本はなにを得たのか


日本の左巻きの人は、なぜが朝鮮に入れあげる。若い頃の私も、頭が良さそうなふりを装って朝鮮に入れあげた。山辺健太郎さんという共産主義者同様、“著しくバランスを欠く”人間だったんですね。

今、紹介している『日本統治下の朝鮮』 の著者である木村光彦さんは、“著しくバランスを欠いた”山辺健太郎さんが書いた『日本統治下の朝鮮』 のようにではなく、共産主義的、または朝鮮に入れ込んだ反日的イデオロギーを排し、実証主義に徹した朝鮮論を世に出したいとのことだった。

読んで見れば、あまりにも冷静に書かれたその内容は、ほとんど政府刊行の“白書”に近いような気がします。そのくらい見事にイデオロギーを排して、残されているデータを徹底的に検証して、その上に書かれているからそう思うのでしょう。

その上で、もともと日本による朝鮮の領有は、ヨーロッパ諸国のそれのように経済的理由からなされたものではなく、“すぐれてせ政治的動機”に基づいて行われたものであると結論づけています。つまり、安全保障にあったということです。その点に関して、日本は、比較的に低コストで、安全保障を動機とする朝鮮の領有を達成したとしている。

あとは、アメリカに負けたりしなければ問題なかったわけですね。

私は、この木村光彦さんも、日本に厳しすぎると思います。極刑の課された日本を弁護するにおいて、“たとえ悪く見積もっても極刑には当たらない”と言いたいためでしょうか。

“日本による統治に多くの問題があったのは確かである”とおっしゃるが、では、問題のない植民地統治とはいったいなんだったのでしょうか。植民地支配そのものが悪であるとして思考を停止するなら、歴史の探求はなにも前には進みません。答えはないですね。日本は、かつてその答えを出そうとしていたのではないでしょうか。答えを出す前に、アメリカとの戦争に負けてしまいましたからね。




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頭の悪い論者『歴史講義 満洲事変』 倉山満

当時の中華民国は、まるで今のシリアみたいな状況だったそうなんです。シリアが日本の隣にあったら、・・・そりゃ大変ですよね。

だいたい倒された清王朝、その最後の皇帝が宣統帝こと、愛新覚羅溥儀ですね。本来、彼は、中華民国との間に取り交わした約束事で、退位後の優待条件に基づいて、皇帝の尊号はそのままで、紫禁城に住み続けられるし年金ももらって何不自由医なく暮らせるはずだったんですね。

「なにを都合のいいことを」って思われる人もいるかもしれませんが、それが約束事ですからね。もちろん中華民国としてのね。そんなトップレベルの約束事さえ、この国では暴力的にやぶられるんですね。

そんな国を相手に、日本は国運をかけて介入をしていくわけです。あげくの果てが大日本帝国は滅んでしまうわけです。どうしてそんなことになってしまったのか。それがこの本の大きなテーマですが、ちょっとその前に・・・

やはり、日本には大きな問題がありました。意外と見えずらいことではありますが、そのことを著者の倉山満さんが指摘しています。ちょっと、そのあたりに寄り道してみたいと思います。




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いつの時代の話だ、まるで今の日本ではないか。そう思った方もいるかもしれません
 序章  満洲事変を正しく知って賢くなろう
第一章  満洲事変•前史1〜「平和ボケ」日本の幕開け〜
第二章  満洲事変•前史2〜ババをひく日本〜
第三章  満洲事変〜「憲政の常道」の終焉
第四章  満洲事変 その後〜不幸になっていく日本と世界〜


倉山さんが次のようなことを言っているんです。

《正しい言論が通らないことは、国の乱れです。言論界の状況は、馬鹿にはできないのです。ロシア革命でソ連ができたこと以上に、日本国内の知性を担うべき存在が、そろって頭が悪くなっていたことこそが、その後の大日本帝国の悲劇の元凶でした》

いったい倉山さんは何のことを言っているのかというと、これが日英同盟がらみの問題なんですね。

日英同盟が解消されるのは、ワシントン会議の流れの中のできごとでした。第一次世界大戦で五大国にのし上がったアメリカの大統領ウォレン・ハーティングの提唱で開催されました。

日本ではかねてよりの親英外交に親米が加わって親英米がいこうが基調でした。しかし、第一次世界大戦と前後して、親米英外交に、イギリスからアメリカに重心が移っていったらしいんですね。ところが日本は、このアメリカという国が誇大妄想癖の強い国であることを、親米英派の人々は気がついていなかったって、倉山さんは言うわけです。

《大西洋のイギリスと太平洋の日本の同盟を放っておいたら、アメリカは挟み撃ちにされる》という誇大妄想ですね。アメリカの圧力があったものの、イギリスは日英同盟を切りたくなかったんですね。だから日本に目配せをしてきていたわけです。アメリカに気を使いながら。それに気づかず、日本はざっくり日英同盟を切っちゃったわけですね。

そんな背景があって親英派が発言力を失い、イギリスは日英同盟存続を望んでたのに、裏切られた気分になった世論は急激に反英に傾く。イギリスにしてみれば、もとは下働きのアメリカに鼻面を引き回されて面白いわけがない。結局、アメリカとイギリスと日本の三大国が三角関係でいがみ合う。

そんな状況でレーニンを喜ばせちゃったわけです。英米の悪口を言うくせに、なぜがソ連の悪口は決して言わな買ったんだそうです。

《正しい言論が通らないことは、国の乱れです。言論界の状況は、馬鹿にはできないのです。ロシア革命でソ連ができたこと以上に、日本国内の知性を担うべき存在が、そろって頭が悪くなっていたことこそが、その後の大日本帝国の悲劇の元凶でした》

そういうことだったんですね。




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『言ってはいけない中国の真実』 橘玲

まただ。どうも最近は、この手の技が幅を利かしているらしい。どんな技かと言うと、昨日紹介した『残念すぎる朝鮮1300年史』と同じ技。何年か前に出されてけっこう売れた本を、ちょっとおもむきと題名を変えて刊行するという技。私みたいな善良な小羊は、いとも簡単に騙されてしまう。・・・騙されるは、言い過ぎ?

騙そうとする意図はないんでしょうか。たしかに、たしかに書いてありますよ。裏表紙にありました。「・・・・新中国論。『橘玲の中国私論』改題」って。あるにはあるけど、私は見ないんです。まず、この手のものは見ないんですよ。

それも、“改題”も新しい題名は『言ってはいけない中国の真実』ですよ。あの大売れの『言ってはいけない 残酷すぎる真実』が頭に浮かぶじゃないですか。それがすべてですよ。

まあ、いいんです。2015年の本とはいえ、読むには読んだけど、虫の居所が悪かったんだかなんだか、ブログで紹介してなかったみたいですから。それに、・・・たかだか3年ぶりだっていうのに、はずかしながら、けっこう新鮮な気持ちで読んでしまった。
1853年のペリー来航から1868年の明治維新まで15年。これを長いとみるか短いとみるかは人それぞれだけど、長いとみるなら、その原因は朱子学の影響ってことになりますよね。古代からそうだけど、シナの文明を取り入れるにあたっても、日本という学生は不真面目で、なかなか先生の言う通りしないんですよね。

日本には、最後のところに捨てられない何かがあるんですよね。

それはさておいて、朱子学においても、不真面目な日本でさえ、けっこうバカバカしいような影響を受けています。背景に宗教が、朱子学という宗教があることを意識して考えれば、その幕末維新の日本人の奇行も解き明かせるというのは井沢元彦さんの「逆説の日本史」に書いてあった。

だけど、それでもまだまだいい方で、朱子学の本家であるシナや、表面的小中華、内心本中華の朝鮮は、がんじがらめになっちゃって身動き取れない状況でしたからね。

しかも、シナは体が大きいもんだから、止まろうって頭が思ったって、身体はなかなか止まらない。そのシナが、今度は経済発展に走り出して、どんどんどんどん加速して、「アッ!」って思ったって、そう簡単に止まれるもんじゃない。



新潮文庫  ¥ 766

崩壊説を尻目に急成長を遂げた中国 その体制、組織、国民性を読み解く新中国論
PART1 中国人という体験
人が多すぎる社会 幇とグワンシ 中国共産党という秘密結社
PART2 現代の錬金術
経済成長を生んだゴールドラッシュ 鬼城と裏マネー 
腐敗する「腐敗に厳しい社会」
PART3 反日と戦争責任
中国のナショナリズム 謝罪と許し 日本と中国の「歴史認識」
PART4 民主化したいけどできない中国
理想と愚民主義 北京コンセンサス 中国はどこへ向かうのか
「超未来世界」へと向かう中国


たしかに、橘玲さんの言う通り、日本人には都合の悪いことは全部シナの異質性で説明するようなところがあるような気がしますね。「異質なのはもしかしたら私たちかもしれない」っておっしゃいます。おっしゃる通り、日本人は世界において異質な存在ですよね。

人のことを気にしますからね。それをシナの人が「日本人は器が小さい」と感じたとしても、日本人にはその部分を変えられません。おそらくそれは、“最後のところにある捨てられない何か”に強く関係しているものなんだろうと思うんです。

お互いに、理解しあえないところがあると殺しあわなければならないとか、そういうことではありませんからね。「理解しあえませんね」と言いながら、理解しあえる部分でつながっていけばいいだけのことだと思うんです。問題は、そんなところにあるわけじゃなくて、中国共産党が道理を無視して無理を通そうとするところですね。

最後の項目に《「超未来世界」へと向かう中国》というのがありますが、これは文庫版向けの書き下ろしなんだそうです。そこに書かれてるんですが、共産党による情報統制はものすごいんですね。ソ連を崩壊に導いたのは、ゴルバチョフの始めたグラスノスチとペレストロイカ。中でもグラスノスチですね。情報公開。

それを良く分かっている中国共産党は、絶対グラスノスチはやらない。逆に情報統制を徹底してますね。このインターネットの時代になってそれをするというのはとてつもなく大変なことだと思うんだけど、それをやらなきゃ共産党の一党独裁は崩壊するくらいの気持ちがあるんでしょうね。

長谷川慶太郎さんは、経済の自由化がすすめられれば、必然的に政治的自由を求める声が高まると書いてらした。それをおさえるために、無理を通して情報統制をしているわけですね。しかも、シナの人たちも、そういうことが行われていることを分かってるはずです。分かってて、北京政府をあざ笑いながら、表面的には受け入れている。はてはて、行きつく先になにが待ち受けていることやら。

ああ、またまた、面白く読まされてしまった。




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『残念すぎる朝鮮1300年史』 宮脇淳子 倉山満

本が出た時すぐに買ったんだけど、いつものことながら、その前に読まなきゃならない本が溜まってて、そのためにいつも時期遅れの紹介になってしまうのがこのブログの大きな特徴ですね。そう、それを欠点って言っちゃあいけないんですね。個性です。

「個性です」

以前、ある事情で関わりを持った高校生のお母さんの一言でした。その子はなんでも思ったことをストレートに言動に移してしまい、それを抑えることが難しい子でした。さらに周囲からそれを押さえられたり、批判されたりすると粗暴な行動を取ってしまいます。

とてつもない才能の子でしたが、“個性”ゆえに発揮されないでいました。直接関わった私もまた、その“個性”をコントロールすることに精一杯で、時に垣間見るその才能の凄まじさに驚かされはするものの、打つ手が見つかりませんでした。彼の類まれな才能に気づいた団体もありましたが、結局、その団体も彼の個性の暴走を抑えることができませんでした。

わけのわからないことを書いて申し訳ありません。あまりにも、当たり障りだらけの話なもんですから。・・・わけのわからないことなら書かなきゃいいのにね。

そのお母さんが、適切な対応を主張する私に対して言ったのが、「これはこの子の個性です」という強い一言でした。そんなわけで、・・・どんなわけだか分かりませんが、とにかくそんなわけで、季節外れな本の紹介も、このブログの個性です。

ということで、ようやく前置きに入ります。・・・はいはい、これからが前置きです。とは言え、前置きを書けば、今日の本の紹介はあらかた終わってしまうのです。どういうことかと言えば、この『残念すぎる朝鮮1300年史』という本は、2014年に刊行された『真実の朝鮮史[663~1868]』『真実の朝鮮史[1868~2014]』を一冊に編集し、修正・加筆したものだからです。

しかも私は、その紹介を、すでにこのブログで終えているからです。



祥伝社  ¥ 950

朝鮮半島は、主役を一度も演じたことがなく、国土はつねに周辺の強国のための舞台だった
序章  日本人は朝鮮を知らない
1章  大陸のおまけだった新羅・高麗
2章  聞きしに勝る弱国だった李氏朝鮮
3章  世界の動向を読めない李氏朝鮮
4章  つくられた「日帝強占」の歴史
5章  主体がない二つの国

楽しみにしていた本で、ようやく読む順が回ってきて、1ページ開くや、その「おことわり」ですからね。びっくりしちゃいました。でもまあ、そんだけの時間が経ってれば、少なくとも私なんか大半は忘れちゃってますからね。改めて勉強させてもらいました。

しかも、序章は、2014年までが語られた『真実の朝鮮史』のその後が語られています。つまり、朴槿恵政権の途中で終わっていたので、その続きということですね。結局は、朴槿恵も引きずり降ろされて新しく文在寅政権が誕生しましたと言うだけのことですが。

ただ、この文在寅政権、「高麗連邦を作る」が公約なんですよね。これって、本書序章で倉山さんが言ってる通り、「北主導の統一」の暗号ですよね。シナにとって北東の方角にある朝鮮は、まさに鬼門です。隋にとっての高句麗です。まったく、日本やアメリカにとってだけでなく、シナにとっても人騒がせな文在寅なわけですね。しかも、それでいて、倉山さんの言う通り、彼は日本をなめてかかってますからね。腹が立ちます。

さてさて、そんなわけで、“嫌韓”も“呆韓”もけっこうなんですが、まずは歴史を知っておきましょう。白村江以来の朝鮮の歴史がたった二冊でとてもお買い得な本だったんだけど、それがまとめられて、今度はたった一冊のお買い得。

それにしても、北朝鮮ですね。世界の注目をいいことに、公然と日本を批判してきましたからね。文在寅も文在寅、日韓合意なんか平気で反故にして知らんぷり。でもまあ、慰安婦でお金儲けできなくなったら、次のおねだり手段として《徴用工像》という新たなネタも準備されている模様。

ったく、あの民族は。・・・えっ、“個性”ですか。




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中共は秘密結社『言ってはいけない中国の真実』 橘玲

ははぁ、そういうことなのか。

というのも、フリーメーソンのことです。啓蒙主義時代のモンテスキューやヴォルテール、フランス革命に顔を出す主要メンバーにもフリーメーソンだったもんが少なくなかったとか。・・・そのへん、本当のところはどうなんだか知らないんだけど、ミラボーやダントン、ロベスピエールなんかも会員だったって話は聞いたことがありますね。

そんなこんなと怪しげな入会儀式とか快速と相まって、“得体の知らない反社会的秘密結社”みたいに思われてるところがありますよね。

これね。逆なんだそうです。だから、王政の転換を目指す知識人たちの方が、反体制派として取り締まりの対象となることを考慮して秘密を確実に守れる組織としてのフリーメーソンを利用していったんだって。フリーメーソンが最初から“得体の知らない反社会的秘密結社”だったんじゃなくて、“得体の知らない反社会的”な連中がフリーメーソンの秘密主義を利用するために加盟してきたから、“得体の知らない反社会的秘密結社”ってイメージがついてきちゃったんですね。

フリーメーソンの話はそこまでにして、シナの秘密結社に続けます。

その始まりは、宗教結社。14世紀半ばの元朝末期、紅巾の乱を起こした白蓮教は仏教の末法思想とマニ教の強い影響を受けた宗教で、ササン朝ペルシャで広まったマニ教は、古代ペルシャのゾロアスター教の教えを引き継ぐものだったそうです。

ゾロアスター教と言えば光の神アフラ・マズダと闇の神ア―リマンの闘争で世界を説明する二元論の宗教ですね。最後の審判に至ってメシアが現れ終末を迎えるという筋書きは、ユダヤ教やキリスト教にそのまま持ち込まれてますよね。

白蓮教は、その終末には弥勒が人間としてして劫から人間を救ってくれるんだそうです。メシアですね。そのマニ教はシナでは明教と呼ばれたんだそうです。明るく光り輝きますからね。そこから身を起こした朱元璋が王朝を建ててシナを統一する。つけた名前が明朝ですか。みずから救世主と、・・・そういうわけで・・・。ちなみに白蓮教の教祖の方は邪魔ですから、朱元璋に消されちゃいますね。おまけに白蓮教は邪教として徹底弾圧と・・・。

白蓮教系の宗教結社は清朝時代にも大規模な反乱を起こしてますし、同じころ太平天国の乱も起きてますね。太平天国はキリスト教系でしたけどね。

この後、宗教結社が衰退するんだそうです。この本は《市場経済の発達による世俗化の進行により》としてますが、やはりそんなところでしょうか。だけど、宗教結社が担ってきた相互扶助に仕組みはなくならない。それを代行したのは宗教結社から宗教色を除いて共同体としての機能だけを残した「秘密結社」だったんですね。



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崩壊説を尻目に急成長を遂げた中国 その体制、組織、国民性を読み解く新中国論
PART1 中国人という体験
人が多すぎる社会 幇とグワンシ 中国共産党という秘密結社
PART2 現代の錬金術
経済成長を生んだゴールドラッシュ 鬼城と裏マネー 
腐敗する「腐敗に厳しい社会」
PART3 反日と戦争責任
中国のナショナリズム 謝罪と許し 日本と中国の「歴史認識」
PART4 民主化したいけどできない中国
理想と愚民主義 北京コンセンサス 中国はどこへ向かうのか
「超未来世界」へと向かう中国


シナにおける「万人の万人に対する闘い」の社会を生き抜いていくため身を守り家族を包んでくれるなんらかの共同体を人工的に作り出すしかなかったというのは、今のシナ社会を見ていても納得できます。たとえば同じ出身地のものが集まる同郷結合や、名字を共有する宗族結合などが、まず自然に作られていきます。しかし、流動するシナ社会においてすべての人がそれに加われるわけではない。弱肉強食のシナ社会にたった一人放り出された者たちを吸収していくのが宗教結社だったわけですね。

そして今、極度に世俗化が進行した状況では、もはや宗教は人々を引きつける磁力を失ったわけですね。終末論だの、それこそいまさらメシアの降臨と言われても誰もついていかなかったと、それより、「とにかく食わせてくれ」って状況だったということでしょうか。辛亥革命後、軍閥割拠の混乱期なんかまさにそんな感じですけどね。

秘密結社は、特に混乱期には果たす役割が広がってるでしょうけど、権力が安定して社会を支配する状況では邪魔者扱いですよね。中国共産党が大陸を支配するようになってからは、秘密結社は台湾や香港に逃げ込んだんだそうです。まあ、特有のヤクザ社会がそうですね。

もともとシナの社会は皇帝のもとに官僚制が整えられているとはいっても、それは中央政府を対象としたものですよね。官僚は地方に派遣されて、宗族の長に便宜を与えて金を集めさせ、自分のポケットに入れて残ったものを税としていた。それを毛沢東は、社会の末端まで共産党員のネットワークを張り巡らせて、宗族支配という地方の形を変えてしまった。農村では人民公社が、都市では国営企業が人々の生活を支配し、そこには共産党の支部が置かれて指導部の指示を末端まで行き渡らせた。

面白い主張が紹介されていた。

《ソ連や中国など20世紀に成立した社会主義国家では、強力な集権的統治によって黒社会は消滅したとされてきた。しかし、それは幻影でしかない。社会主義制度のもとでは、共産党の統治集団こそ一つの黒社会にほかならない》

しかも、中国共産党には伝統的な黒社会の特徴が全て備わっているっていうんです。そこで取り上げられている黒社会の特徴。
  1. 伝統的な秘密結社は明確な政治的光量を持つ
  2. 主要な組織構成員が破産した農民と失業した流民である
  3. 平均主義とユートピア追求
  4. 自分たちを絶対無二とする思想の排他性
  5. 政治面における残忍性
  6. 行動様式の秘密性
  7. ふだんの内部闘争
・・・そのまんまですね。




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テーマ : 本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

朝鮮人との付き合い方『残念すぎる朝鮮1300年史』 宮脇淳子 倉山満

韓国の歴史に書かれている様子が紹介されているところがあって、それが面白いので紹介しようと思います。
倭寇を追い払うために水軍を強化して性能の優れた兵船を大量に建造し、火薬武器を改良して国防を固めた。世宗時代に艦隊を動員して倭寇の巣窟である対馬島の討伐もした。
(「韓国の歴史ー国定韓国高等学校歴史教科書」明石出版)
第四代の世宗が対馬の倭寇討伐をしたという話なんだけど、その情報が伝わって、京都が何らかの対応をとる前に、結局現地軍によって簡単に撃退されてるんですね。「応永の外寇」と呼ばれる出来事ですね。『明史』にそれを見ていたシナ人の話があって、朝鮮軍はあまりにも弱かったとか。

次は、日本でいうところの《唐入り》、歴史教科書の言うところの朝鮮出兵ですね。
倭乱でわれわれが勝利をおさめることができたのは、わが民族が持っていた潜在的力量がすぐれていたためである。

官軍次元のわが国防能力は日本に劣っていたが、全国民的次元の国防能力は日本を凌駕した。わが民族は身分の貴賎や男女老若を問わず、文化的な優越感に満たされて自発的な戦闘意識を持っていた。
(「韓国の歴史ー国定韓国高等学校歴史教科書」明石出版)
結局、歴史的事実はお構いなしなんですね。その前とも、その後とも、まったくつながらないでっち上げを捏造したものが、《韓国の歴史》で、“文化的優越感に満たされ”るための夢を見続けることが重要なんですね。


祥伝社  ¥ 950

朝鮮半島は、主役を一度も演じたことがなく、国土はつねに周辺の強国のための舞台だった
序章  日本人は朝鮮を知らない
1章  大陸のおまけだった新羅・高麗
2章  聞きしに勝る弱国だった李氏朝鮮
3章  世界の動向を読めない李氏朝鮮
4章  つくられた「日帝強占」の歴史
5章  主体がない二つの国


基本的には相手にしないことが大事ですね。だけど、あそこに朝鮮半島があることは日本列島にとっての宿命ですからね。相手にしなければならないことが多いわけです。どうしても相手にしなければいけないときを除いては、相手にしないことですね。

相手にしなければならない場合、どんな態度で相手にすればいいか。併合期に書かれた“朝鮮人とどう付き合えばいいか”という心得があるんだそうです。

それには、「朝鮮人に対してはひっぱたけ」とか書いてあるんだそうです。・・・ひどいですね。他にも、「はっきり分からせるためには対等に扱うな」って書いてあるんだそうです。・・・やっぱり、日本人の心情からすると、ひどいなって思いますね。

でも、それが必要なんだそうです。

朝鮮人の人間関係っていうのは上か下かしかないので、日本人が誠意をもって対等にあつかった途端に下に見られるんだそうです。まったく、めんどくさい人たちですね。

2013年に亡くなった「救う会」初代会長の佐藤勝巳さんが、拉致問題に関してそれを言っておられたそうです。「対等な交渉なんて存在すると思うな」って。

悲しいことですが、それが朝鮮人だそうです。対等につきあおうとした瞬間に、下に見られるんだそうです。見下されて、拉致被害者の解放を要求なんて、話になりませんからね。

だから、初めから対等には扱わない。子どもにものを分からせるように接するしかないというのが、戦前日本の朝鮮人に対しての心得だったんだそうです。そういう心得があっても、日本人には徹底できなかったでしょうね。

だからこそ、できる限り付き合わない。絶対、併合なんてしない。金輪際、併合なんてするのはやめましょう。




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朝鮮人『残念すぎる朝鮮1300年史』 宮脇淳子 倉山満

「《新羅は唐と組んで百済や日本をつぶし、さらに高句麗をつぶし、そしてその党からも独立した》と、日本の教科書には書かれている」って倉山さんが言うので確かめてみました。材料は、あの悪名高き実教出版の《高校日本史B》です。
朝鮮半島では、660年、等と新羅が連合して百済を攻め滅ぼした。斉明天皇(皇極天皇が重祚)は、百済の求めに応じて大軍を派遣したが、663年の白村江の戦いで唐・新羅の連合軍に大敗した。次いで新羅は、高句麗を滅ぼし、唐の勢力も追い出して676年に朝鮮半島を統一した。
p31
本当ですね。新羅の主体的な行動によって、東アジアの秩序が形作られていったかのようですね。

ただ、新羅が唐に敵対する頃には、すでに渤海国の勢力が唐との戦いを始めていたんだそうです。さらに唐は、チベットとも争っていて、朝鮮半島に兵力を割くゆとりはなかったんですね。

もともと唐は、新羅も潰すつもりだったんですね。直轄支配しようとした。新羅にしてみれば、百済や高句麗をつぶして、日本とまで敵対した甲斐がありませんからね。もちろん抵抗してます。で、さっきような、渤海国の勃興やチベットの唐への敵対という外部情勢が有利に働いたんですね。唐は、朝鮮半島に兵力を割いて多方面に戦端を抱えるよりも、属国として服従させることを選んだに過ぎないということです。

新羅は唐の直轄支配を排除する過程で日本との国交を正常化させますが、その前に渤海国が日本と組みます。渤海国は高句麗の遺民である大祚栄に始まるわけですから、当然、高句麗滅亡の記憶は強烈だったはずですね。だけど、唐という大国と国境を接する以上、新羅と敵対するのは得策じゃありません。しかし、その新羅を牽制するためにも、日本との関係は大事にしておきたいところですよね。

韓国の歴史の中では、高句麗も渤海も高麗も朝鮮人ってことになっちゃってるみたいですね。中華人民共和国が北京を支配した連中はみんな“中国人”と言ってはばからないのと同じですね。モンゴル人も満州人も、みんな“中国人”ですもんね。そうそう、そう言えば、高句麗の存在を巡って、“中国”と韓国がやりあっているのってのも、面白いですね。



祥伝社  ¥ 950

朝鮮半島は、主役を一度も演じたことがなく、国土はつねに周辺の強国のための舞台だった
序章  日本人は朝鮮を知らない
1章  大陸のおまけだった新羅・高麗
2章  聞きしに勝る弱国だった李氏朝鮮
3章  世界の動向を読めない李氏朝鮮
4章  つくられた「日帝強占」の歴史
5章  主体がない二つの国

朝鮮人ってのは何者なんでしょうね。シナは《漢民族》という言葉を使うけど、漢王朝時代の主体を漢民族と考えるなら、その人達は三国時代から南北朝の混乱期に、ほぼ絶滅しますからね。北方から入った鮮卑を中心にした新たなシナ人が登場するけど、その後もモンゴルが入るし、満州人が入ってきますよね。宮脇淳子さんが言うように、「みんな北から入ってくる」んですよね。「朝鮮半島だって、やっぱりそうだったんじゃないか」って。

百済でも、支配層と被支配層では言葉が通じなかったんだそうです。百済は都の名前を“扶余”としてるけど、扶余は高句麗と同じツングース系で後の満州あたりに同じ名の国を作ってたのが、国を失ったあとに南下。それで先住民を支配したので言葉が通じなかったんですね。

918年に王建が高麗を建国し、後の朝鮮半島を統一するけど、やはり、北から南下した人々の王朝。民族ってのがもともと曖昧な概念ですし、倉山さんは“原満州人”って言ってるけど、その人がどういうアイデンティティを持っていたかなんて分かりません。

ただ、高麗を「コリョ」と読んだのが英語に入ってコリアになったんでしょ。少なくとも国名に関しては、モンゴル支配下の高麗に期限があるってことです。

そのモンゴル時代、今の北朝鮮に中る地域はモンゴル直轄領だったんだそうです。その南の、純粋に半島部分だけ、代官としての高麗王に支配させたということです。農耕地帯だけを切り離した感じですね。

その高麗を滅ぼして乗っ取り、李氏朝鮮を立てたのが李成桂ですが、彼は一体何者か。これははっきり言っていい。女真人。李成桂の父親の時に高麗に服属してますが、その名前が李ウルスブハだってことです。李成桂が国を乗っ取ると高麗の王族や貴族を皆殺しにします。その後の、農民、庶民への仕打ちを見ても、酷いもんですよね。両班と呼ばれる支配層は、やはり支配民族と受け取るべきなんでしょう。

日本との併合時代を経て今の北朝鮮や韓国の歴史があるわけだけど、“今の”朝鮮人というのは何者かってことならば、私にもはっきり分かります。併合時代の日本とのさまざまな関わりの中で、いろいろな意見の違いはあっても、反日ということだけでつながることができる人たち。




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北朝鮮『悪の指導者論』 山内昌之 佐藤優

 CNN co.jp 2018/03/28
金正恩氏、北京を訪問 習近平氏と会談
https://www.cnn.co.jp/world/35116788.html
太っちょ
(抜粋)
北京(CNN) 中国国営中央テレビ(CCTV)は28日、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が北京を訪問したと伝えた。新華社は、中国の習近平(シーチンピン)国家主席と会談したと伝えている。

CCTVは、金委員長と李雪主(リソルジュ)夫人が当局者の出迎えを受ける映像を放映した。
(続きを読む)に全文
・・・と、いうことになりまして、それでなくても“おいてけぼり”感を否めない状況にあった日本人の一人としては、安倍首相の『日米韓が緊密に連携し、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に対して最大限の圧力をかけ続ける方針』にも手詰まり感を思わざるを得ないわけです。

“このまま経済制裁で北朝鮮を追い詰めて”行った時に、日本人は一体何を想定していたのでしょうか。たとえば、金正恩が「私が悪うございました」と頭を下げて許しを請う。たとえば、かつての日本のように、まだ少しでも余力の在る内に38度線を超えて南に侵攻する。たとえば、追い詰められて日本に照準を合わせた各ボタンをおす。たとえば、一切に反撃を許さない米軍の先制攻撃が北を瞬殺する。

アメリカの先制攻撃は、北朝鮮のミサイルシステムを瞬殺できません。金正恩が核ミサイルの発射ボタンをおす可能性は十分あります。できればアメリカ東海岸に飛ばしたいところでしょうけど、西海岸さえしっかり狙えやしませんから、韓国か日本ですね。当然、韓国よりも日本でしょ。

それを考えれば、北が話し合いのテーブルに付くと言ってるのは、日本にとってもよかったですね。

『悪の指導者論』    山内昌之 佐藤優

小学館  ¥ 907

あの頃も、ヒトラーがいて、スターリンがいて、フランクリン・D・ルーズベルトがいた
序章 ミサイルパニックの何が問題か
第1章 歴史の「必然」が生んだ大統領 ドナルド・トランプ
第2章 祖父と父の呪縛をはねのけた指導者 金正恩
第3章 歴史家にして希代の語り手 ウラジーミル・プーチン
第4章 軍を排除する男 レジェップ・タイイップ・エルドアン、終身最高指導者 アリー・ハメネイ
終章 核を持つ北朝鮮と日本
この本の終章で、山内昌之さんと佐藤優さんが、北朝鮮情勢の今後を語っています。書かれている内容からすると、終章の対談の時期は10月らしいんですが、この問題に関して、「日本がどういった位置にあるのか」に関する重大なことが書かれているので、ご紹介しておきたいと思います。・・・とは言うものの、当たり前のことではあるんですけどね。

1 金正恩はただの太った狂人ではなく、冷酷な合理主義者

2 日本独自の核武装論は非現実的

3 北朝鮮と交渉できるのはアメリカだけ

4 トランプはアメリカの利益を優先する

5 日米韓には大切にしなければならない命があるが、北朝鮮にはない

6 北朝鮮は核開発を辞める意志はない

これを前提にして導き出される答えは何でしょう。もちろん、いくつもの不確定要素はありますが・・・。

金正恩の欲するものは、《体制温存の保証》です。このカードを持ってるものでないと金正恩と交渉することはできないということですね。つまり、ドナルド・トランプ米大統領です。トランプが北朝鮮が核開発を続けながらの体制温存を許さないとすれば、どこかの段階で、通常兵器で北朝鮮に攻撃を仕掛けることになりますね。

瞬殺は不可能ですから、日本か韓国、おそらく日本に大きな犠牲が出ます。それを覚悟しなければ、トランプと言えども北朝鮮への攻撃に踏み切ることはできないですね。だけど、北が大陸間弾道弾を完成させて、シアトルかサンフランシスコを標的にされることは防がなければならない。

そこが落とし所になる可能性が高いということですね。

トランプは、日本に核ミサイルが落とされることを避けるために北朝鮮の現体制をつぶすことをあきらめなければならない。そうすることでアメリカを守ることをあきらめるなら、日本にも痛みを分かち合って貰う必要がある。

そんな成り行きが、頭に浮かびませんか。




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古代史は謎だらけだといわれる。
なぜか――。
理由ははっきりしている。
壮大に仕掛けられた
古代史の「罠」=『日本書紀』に
誰もがとらわれているからである。
これから出る本




































































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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本


















































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