めんどくせぇことばかり 本 料理

『料理用あま酒、はじめました。』 舘野真知子

あま酒ね。最近、よく見かけますよね。もちろん麹で作る方のあま酒。・・・「もちろん」っていう言い方は良くなかったですね。あま酒ですから、酒粕のあま酒もありますからね。あれはあれで好きですよ。まあ、粕じゃない方がもっと好きですけど。

麹で作るあま酒は、最近はスーバーなんかでも、すぐ飲める形で売ってますよね。ブログでも書いたことあるんですけど、私も以前から麹のあま酒を作って楽しんでます。特に孫が好きなもんでね。孫が来るって時には、あま酒を作って待ち構えてます。

この本の“はじめに”ってところを読んでたら、著者の舘野真知子さんも、おばあさまの作るあま酒を楽しみにしていたんですって。その味の記憶は「大切な宝物」なんですって。私が死んだあと、孫がそんなことを思ってくれたらうれしいな。

ただ残念なのは、実は私が、甘いものが苦手なこと。孫が飲み残してしまうと、困るんですよ。連れ合いに「飲んでね」って言っとくんだけど、私がいい気になってたくさん作っちゃうもんですから、最後はダメにしちゃうことがあるんですよ。冷蔵庫でも一週間半ですね。いよいよだめになりそうなときは、塩をぶち込んで、きゅうりやカブを漬けちゃえばいいんですけどね。それがたまたまないときは、冷凍ですかね。

冷凍にすれば、一カ月くらいたってからも使えますけどね。そうそう、冷凍して固まっても、スプーンですくえる程度にしか固まらないので、シャーベットみたいにして食べてもいいんです。・・・ただ残念なのは、私、甘いもの苦手なんです。


光文社  ¥ 1,404

飲んでおいしい! 体にもいい!  でも、あま酒は、調味料としても優秀だったのです
1 砂糖の代わりに使って栄養効果をプラス
2 小麦粉の代わりに使えばグルテンフリー
3 素材がふんわり軟らかくなる
4 だし効果で料理のうまみがアップする
* 万能!甘酒調味料
* 上品スイーツがお手の物
* こうじの個性を楽しもう


使うときはミルサーでトロトロにしておきます。孫に飲ませるときは、牛乳と一緒にミルサーにかけて、ちょっととろみのある飲みものになります。ミルサーでトロトロにしておくと、見た目にも米粒が残らないからいいですね。そのまま料理に仕えますよ。

そう、砂糖の代わりになるんですよね。とっても甘いのに砂糖じゃないんだから、お得です。量を加減すれば、甘みを生かすこともできるし、うまみだけを生かすこともできます。とにかく、味噌汁だろうが、野菜炒めだろうが、量を加減して入れちゃえばいいんです。その方がうまくなるんですから。

えっ?乱暴ですか?

だって、孫が帰って、大量のあま酒が取り残されている場合、もう何でもかんでもあま酒入りにしちゃうしかないじゃありませんか。私なんか、納豆にだってあま酒混ぜちゃいますよ。豆腐を冷ややっこで食べるときも、ねぎやみょうがを散らして、しょうゆとあま酒を半々くらいにしてかけて食べます。

乱暴ですか?でも、うまいんですよ。

絶品なのは、みそ漬けです。みそをあま酒でといて、少し緩い感じにしておくの。それに肉や魚を漬けこんで、1日か2日。表面のみそをぬぐって焼けば、ただそれだけでうまいです。

あま酒は、乱暴に扱ってもうまいんです。家の連れ合いみたいです。





にほんブログ村 政治ブログへ 一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。

テーマ : 料理の本
ジャンル : 本・雑誌

『55円どんぶり』 幕内秀夫

そうそう、吉野家の牛丼とかって癖になるんですよね。ラーメン屋のラーメンもそう。ペヤングのソース焼きそばだけ取り上げちゃ悪いけど、食いたくなったら矢も盾もたまらないと言ったら、やっぱり上位に来ちゃいますよね。とかくインスタント物なら似たり寄ったり、五十歩百歩、目くそ鼻くそってところでしょうか。著者の幕内秀夫さんは、それらをまとめて《精製された調味料》と言ってます。食用油・砂糖・うま味調味料・塩の組み合わせのことのようです。

『これらが3つ以上組み合わさると、いろいろな食物を「スナック化」、「ジャンクフード化」してしまい、一度はまったら、その強烈な旨味なしではいられなくなります。とくに中毒になりやすいのは、本能的に甘み、旨味を求めやすい子供です。最近増えている子供の肥満や糖尿病は、こういった食物をとりすぎているせいでしょう』

ということなんですが、いかがでしょうか。

この間、官ノ倉山で出会った子供連れ。お父さんと5歳、3歳の男の子。電車に乗ってきたって言ってた。山頂の南の開けて日当たりの良いところで会いました。「お昼食べた?」って聞いたら、「ラーメン食べた」って。「美味しかった?」って聞いたら、「美味しかったよ。でもね、おうちじゃ食べちゃいけないの」だって。父親の方に目を向けたら、意味ありげに笑ってた。

「じゃあ、またラーメンを食べにお山においで」って言ったらお父さんにかけよって、「パパァ、ラーメン食べに山に来ようね」だって。

お母さん偉いですよね。子供にちゃんとご飯を食べさせているんでしょう。お父さんも偉いですよね。そんなお母さんのやり方を批判的にとらえたりせずに、山に来たときくらいラーメン食べさせてやってる。きっと、いい子に育つだろう。・・・いつもは、ちゃんとご飯を食ってね❢



大和書房  ¥ 1,080

乗せるだけ、混ぜるだけ、炒めるだけ! お金と時間をかけない粗食が健康を作る!
速攻! 55円どんぶり
がっつり! 55円どんぶり
即席! 15円漬物
たっぷり! 15円味噌汁
お役立ち保存食品
粗食どんぶりのすすめ


それにしても“55円”ですか。安いですね。ちなみに、昨日の私のお昼ご飯は、《もやし炒めどんぶり》。ボリュームありますからね。この目次の中では、《がっつり! 55円どんぶり》の分類ですね。もやしは一袋17円。卵は10円として、薄切りハム4枚で30円位かな。ご飯は家から詰めていったやつね。おかずの食材だけなら“57円どんぶり”だな。うんうん、まずは上々だな。


そんな、私の“もやし炒めどんぶり”よりも、この本に紹介されている40もの“55円どんぶり”は、はるかにお手軽なものばかりですよ。

“もずく酢どんぶり”なんて、ただ、もずく酢がご飯の上にのってるだけですよ。こんな事でいいんでしょうか!
・・・いいんですね。だって、食いたいもん。今度の日曜日の朝ごはんは、連れ合いと一緒にこれを食います。

こんなのがいいんだったら、私のとっておきを出します。“納豆腐どんぶり”です。どんぶりにご飯をもって、豆腐、・・・半丁じゃ多いかな。まあ、適当にのっけて少し崩します。その上からよくかき混ぜて醤油をたらした納豆をかけます。そこ私かき混ぜながら、納豆、豆腐をご飯と一緒にかきこみます。・・・これがうまいんです。

さて、昼飯にしよう。今日は“厚揚げと白菜の炒めもの”だ。厚揚げはいつも煮物にしてるんだけど、今日は炒めものにして、最後に甘酢を絡めて食べることにしよう。・・・吾ながらうまそうだ。今すぐやろう。

この本、すぐれものです。




にほんブログ村 政治ブログへ 一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。

テーマ : 本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

『NHKガッテン! 一生作り続けたいわが家の基本おかず100 』

枝豆は、茹で上がりに塩をふって揉み込んでいませんか。私もそうしてました。でも、枝豆を茹でる時に、水の中に砂糖と塩を入れるんです。だいたい普通のスプーンで一杯ずつ。あとは普通に、沸騰して、程々の硬さまで茹でるだけ。適度な塩っけだけじゃない、旨味の深い枝豆が食えますよ。今年の夏は、暑気払いのお供にこの枝豆をどうぞ。

《ガッテン》で取り上げられたからと言って何でもかんでも飛びついてしまうわけではないんですが、やっぱり上手に番組を作ってますからね。実際には、番組で見たほどではないという場合がだいたいなんですけどね。

たとえば、この本にも載ってますけど、[高野豆腐のプルプル湯豆腐]です。「高野豆腐はぬるま湯で戻して醤油で煮る」という常識を破って、熱湯で戻す。「土鍋で湯を沸かして、火を止めた中に高野豆腐を入れて4分」というやり方です。じつは番組でもやってましたが、これは沸騰したお湯で煮ても同じなんだけど、やけどするといけないので、そう説明するわけにはいかないみたいです。

とにかくそうすると、プルプル状態に戻るわけなんですね。塩分が多い醤油をかけえると縮んでしまうので「ねぎやごま油、オリーブオイルと塩でいただくのがおすすめ」と言うことなんです。じつは、めんどくさがりの私は、これを体験的に知ってました。だけど、私は高野豆腐の煮しめが好きなので、結局は醤油で煮て食べてるので、・・・大したことないんです。



主婦と生活社  ¥ 1,728

NHKの人気番組「ガッテン! 」の長い歴史の中から生まれた、定番おかずの名作レシピ
第1章  やさしい和のおかず
第2章  わが家の定番 大人気おかず
第3章  洋食屋さんのごちそうおかず
第4章  中国・韓国料理
第5章  麺類・ご飯・パン・ピザ
第6章  鍋物・汁物
第7章  〈特別収録〉ガッテン流 科学の驚き調理(楽)ワザ集


大したことないで終わっちゃいけませんね。実はすごい大したことある本なんですよ。だから、買ったんですから。第一、年がら年中、《ガッテン》見てるわけじゃありませんからね。実際、見逃したときの《ガッテン流》にたくさんの宝が眠っておりました。

最近は鶏肉が高くなっていてね。高い鶏肉は買いたくないので、お安めの胸肉を買うことが多くなってます。ただ、油断をすると固くなっちゃいますからね。そこで、胸肉をジューシーに保つ方法、《ガッテン流》です。

ひとつは、フォークで刺した穴をあけた胸肉に、卵白を揉み込む方法。卵白の保水力で胸肉のジューシーさが保たれます。胸肉の中にしみ込んだ卵白が、肉汁を抱えたまま固まってくれるから時間が経過しても大丈夫。肉汁が外に出ないので、つゆだくが嫌いな私にはぴったり。

もう一つは、少々の砂糖と塩を溶かした水を、フォークで穴をあけた胸肉にもみ込む。もみ込む・もみ込む・もみ込む。これは、水の出やすい胸肉に、あらかじめその分の水を吸わせておくという方法なんだそうです。

家では、あらかじめ一口大に切った胸肉は前者の方法で、まず先に全体をソテーする場合には後者の方法で料理しています。
昨日は、連れ合いと奥多摩を歩いてきました。山歩きのお昼の定番はスパゲッティです。

朝起きたら、スパゲッティをジプロックに入れて。水を注いでおきます。フニャフニャです。山で昼飯にするときは、熱湯で1分でゆであがりです。《ガッテン流》浸水パスタです。

もしまだやってなかったら、ぜひやってみて下さい。鉄板です。



にほんブログ村 政治ブログへ 一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。

テーマ : 料理の本
ジャンル : 本・雑誌

『フライパンひとつで作る炒めもの、煮もの、蒸し焼き』 角田真秀

「家庭料理において道具や調味料は少ないに越したことはありません。それが簡単さに直結するからです」と、この本を書いた角田真秀さんは大上段からおっしゃいますが、こういう声を聞くと、私のような年寄りは、やっぱり引っ込んでいた方がいいということを思い知らされます。

還暦前で“年寄り”を自覚してちゃ怒られちゃいそうですけど、やはりこういう声を聞くと、「いやいや、たしかにそういう場合もあるかもしれないけど・・・」なんて出しゃばるには、やはりそれなりの気力というものが必要で、そのタイプの気力はだいぶ前に使い果たしてしまったもんですからね。

たしかに最近は、働く女が増えて、なかなか料理に手間暇かけているゆとりはなくなっているんでしょう。料理の本の傾向も、簡単にできて、おいしい料理を紹介する本が多いですよね。だけど、手間暇かけた連れ合いの夕食を心待ちにする私としましては、どうも、その言葉は受け入れられないですね。

とはいうものの、昔から働く男の中にも料理にいそしむ者はいたわけで、なかなか料理に手間暇かけているゆとりがなくて、道具や調味料は最低限にして、最高にうまいものを誰かに食べさせたいって、一生懸命料理してきました。じつは、私もそんな男の一人です。

しかも、山の食当から始まった料理好きですから、手間暇をかけないことのほかに、軽量化とか、代用品の探求とかも、一所懸命考えてきました。まあ、この本においては、軽量化や代用品は関係ありませんが、《簡単さ》を求めるという方向性は一緒なわけです。“手間暇かけた料理のありがたさ”への思いは一時棚上げにして、今は《簡単さ》を求めるこの本の画期的な部分に目を向けてみましょう。



主婦と生活社  ¥ 1,490

気がつけば私はフライパンと片手鍋でたいていの料理を作ってました
さっと炒める
黒酢炒め  レモン醤油炒め  酢炒め  トマト炒め
オイスター醤油炒め  即席かえし炒め  カレー炒め
みそ炒め  しょうが炒め  チャーハンと焼きそば
さっと煮る
酢醤油煮  塩煮  梅煮  ラープ  みそ煮  
即席かえし煮  オイスターソース煮  トマト煮
フライパンのごちそう
蒸し焼き
白ワイン蒸し  レモンバター蒸し  オムレツ
ホイル蒸し  塩蒸し  つけ焼き


フライパンと言えば、“炒める”、ですよね。だけど、フライパンで炒めものを作ってるだけじゃあ本にならない。ふたさえあれば、フライパンは何でもできますよね。

“炒める”に加えて、“煮る”、“蒸す”料理が紹介されているこの本ですが、「炒めものを作ってるだけじゃあ本にならない」とは言ったものの、炒めものに魅力がなくても、やはり本になりませんね。

その炒めものの魅力のポイントになってるのは、あるものを使って+アルファを出している点にあると思います。たとえば、黒酢。《黒酢:酒:醤油=1:1:1》、酢なら《酢:醤油=2:1》、レモン果汁なら《レモン果汁:醤油=1:1》とかね。その他の味を補うこともあるでしょうけど、簡単ですね。いずれも酸味が効いて、さっぱりして美味そう。

炒めものに酸味って感覚はなかったんで、早速やってみたけど、うまいよ。

実は、煮物でも、けっこう大胆に酢を使ってるんですよね。もちろんそればかりじゃないけど、フライパンでやると煮汁が少なくてすみますね。“蒸す”は「蒸し焼きにする」ってこと。フライパンにはもってこいですね。

いずれも、まず、材料、食材がシンプルですね。肉や魚に、野菜はせいぜい一品か二品。さっと炒めて味を絡めておしまい。煮汁を煮立てて煮ておしまい。野菜や肉を焼き付けて、白ワインで蒸し焼きでおしまい。いやいや、簡単。

手間がかからないところがいいな。まあ、そういう本ですからね。ところで、この本は、連れ合いの目につかないところに置いておこう。「家庭料理において道具や調味料は少ないに越したことはありません。それが簡単さに直結するからです」じゃ、ちょっと可愛そうだからね。・・・Hな本の隠し場所でいいかな。




にほんブログ村 政治ブログへ 一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。

テーマ : 料理の本
ジャンル : 本・雑誌

『池波正太郎の 江戸料理を食べる』 野﨑洋光 重金敦之

時代劇でも作りの良いものは、一度、二度見ても飽きない。三度、四度見ても、まだ味わえる。原作ももちろんだけど、ドラマ化されちゃうと、どうしたってそっちのほうが楽ですからね。『鬼平犯科帳』や『剣客商売』は衛星放送で繰り返し放映してくれているので助かります。もう何度も見てるんですけどね。おそらく、局が放映を続けてくれる限り、私は見続けるだろうと思います。それ以上に面白いものを作ってくれれば別ですけど、できないでしょうね、きっと。NHKも、『雲霧仁左衛門』を繰り返しやってくれないかな。

ちょっと前に、『剣客商売』で出てきた《あんかけ豆腐》。うまそうなんで作ってみようと思ったんです。実は、ずい分前にこの本を買っていて、この本に《あんかけ豆腐》が載っていたような気がして引っ張り出してみました。

2012年に出た本ですね。私が購入した時は、まだ定価で買えたんですけど、今はもう、時価になっちゃってます。なぜが当時、ブログで紹介してなかったみたいなので、改めて紹介してみることにしました。時価になっちゃってて申し訳ないんですけど・・・。

でも、『剣客商売』に出てきた《あんかけ豆腐》は醤油ベースのあんの上におろした生姜を一つまみ乗せたものだった気がするんです。だけど、この本の《あんかけ豆腐》のあんは、醤油ベースには違いないけど、野菜を細切りしたものに鳥のひき肉を少し入れて片栗粉でとろみをつけたものになっています。

小兵衛には、醤油あんに生姜を一つまみのほうがあってる気がします。


朝日新聞出版  ¥ 2,396より

池波さんの小説には、「男の憧れの食」が描かれている。
第一章 春
韮の味噌和え 木賊独活 白魚の卵とじ 根深汁 よせ鶉の煮物 浅利のぶっかけ 
穴子に煮こごり
第二章 夏
鰹飯 芋茎汁 湯豆腐 葱入り炒卵 鱸の塩焼き 素麺 小ぶりの茄子入り味噌汁 
第三章 秋
沙魚の飴煮 芋膾 のっぺい汁 里芋の田楽 漬け鮪の炙り 
第四章 冬
軍鶏鍋 餡かけ豆腐 鴨飯 大根なべ 甘鯛の味噌漬け 蒸し蕎麦切り 一本饂飩
第五章 江戸の粋
浦里 白粥 蒲鉾 牛肉の味噌漬け

この間、私のソウルフードの一つ、《きゅうり揉み》のことを書きました。江戸の町の《冷や汁》に相当するものではありますが、なんて違うんだろう。さすがに江戸の町で好まれるものは洗練されてますね。段違いです。江戸という天下で切磋琢磨して残ったものは、やはりお金を出して食う価値があるってことですね。

《きゅうり揉み》はうまいんです。私が高校生の頃、お盆に叔父家族がきた時の昼飯時、どうせならけっこうなものを出してやればいいのに、叔父の希望で《きゅうり揉み》を出したんですね。私の祖母が・・・。母は嫌がったんですけどね。まあ、私は大好きですから、ご飯にかけてサラサラ流し込んで、何杯も食べたんです。その姿を見た従兄弟(当時小学生)は、困った顔をしてましたね。いくら私がうまがったって、《きゅうり揉み》じゃあお金は取れないです。

池波正太郎さんの趣味もそうなんだろうけど、江戸の料理は洗練されていて、かつ、うまいのはうまいんだけど、やっぱり気取ってるよね。

手間は余分にかけるくせに、見た目にはそれを感じさせない。あくまで淡白に見せますね。まあ、それにあこがれる部分はありますが、私はやっぱり見た目よりは中身、・・・だなぁ。

小鉢もたしかにうまそうなんだけど、丼いっぱい食いたいしなあ。

基本的に江戸っていうのは武士の都として開かれた町ですからね。深川めしとか品川めしとかってのは、それ以前からそこにあった“いなか”ですよね。そしてまた、日本各地から“いなか”がどんどん混ざって、誰にでも受け入れられるように“いなか”が排除されていったものが《江戸料理》になったんじゃないでしょうか。

今年は暑くなるのが早いようですが、池波正太郎さんにならって、こんな時期だからこそ、湯豆腐にでもしてみようかな。小兵衛にならってはまぐりと豆腐とネギを同じ鍋で煮てみようかな。

なにしろ連休も終わって孫が帰りますからね。ゆっくり、一杯やりながらね。




にほんブログ村 政治ブログへ 一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。

テーマ : 料理の本
ジャンル : 本・雑誌

冷や汁『池波正太郎の 江戸料理を食べる』 野﨑洋光 重金敦之

この本に出てくる《冷や汁》も美味そうですね。この本に出てくるんだから、やっぱり江戸庶民の食い物だったんでしょう。

“作り方”
  1. 出汁に味噌を溶いて味噌汁を作り、冷ましておく
  2. 鯵の干物を焼き、身をほぐす
  3. きゅうりは小口切りにして塩でもみ、軟らかくなったら水で洗い、水けを絞る
  4. 白ごまを鍋で炒り、すり鉢で粒を半分ほど残した半ずり状にする
  5. すり鉢にみそ汁を入れ、のばしていく
  6. 5にほぐした鯵を入れ、しんなりさせたきゅうりと、手で粗くほぐした木綿豆腐、手でちぎった大葉を加える
ということで、《冷や汁》の出来上がりです。美味そうですね。どうやって食べるんだろう。この本の写真には大き目のさじが添えてあるから、やはりさじですくってご飯にかけて食べるんでしょうか。・・・書いてありました。“炊き立ての温かい麦飯”とありますね。

夏に食欲が減退したことは、私はないです。まあ、一般的に、そんな時期に食べる冷や汁は、「胃に優しい食べ物で、暑さを忘れさせてくれる」とあります。

日向地方では、「味噌を焼くことと焼き魚を入れてよくほぐすのが特徴」とあります。すり鉢でごまをあたり、そこに味噌を入れるんですね、おそらく。みそをすり鉢の壁に塗りたくって、すり鉢を逆さにして火に当てるんじゃないでしょうか。焦げた味噌が、よけいに食欲をそそりそうですね。


朝日新聞出版  ¥ 2,396より

池波さんの小説には、「男の憧れの食」が描かれている。
第一章 春
韮の味噌和え 木賊独活 白魚の卵とじ 根深汁 よせ鶉の煮物 浅利のぶっかけ 
穴子に煮こごり
第二章 夏
鰹飯 芋茎汁 湯豆腐 葱入り炒卵 鱸の塩焼き 素麺 小ぶりの茄子入り味噌汁 
第三章 秋
沙魚の飴煮 芋膾 のっぺい汁 里芋の田楽 漬け鮪の炙り 
第四章 冬
軍鶏鍋 餡かけ豆腐 鴨飯 大根なべ 甘鯛の味噌漬け 蒸し蕎麦切り 一本饂飩
第五章 江戸の粋
浦里 白粥 蒲鉾 牛肉の味噌漬け


私の生まれた埼玉県の秩父には《冷や汁》という料理はありません。一山越えて、埼玉県の東松山に来ると、江戸のものとよく似た《冷や汁》があります。江戸では廃れてしまったけど、東松山では今でも広く食されているという状況ですね。当地の人たちは、すっかり自分たちの郷土料理と思い込んでいるようです。

「秩父では《冷や汁》は食わないの?」と東松山の人から聞かれたことがあります。

《冷や汁》はありません。だけど、よく似た食い物で、《きゅうり揉み》というのがあります。いまでも、夏の暑い時期になると、どうしても食いたくなります。

ですが、人に強く問われない限り、《きゅうり揉み》の話はしなかったですね。若いころはね。その時も、東松山の人があんまり自慢そうに話すんで、ついつい《きゅうり揉み》の作り方を話してしまったのですが、あからさまとは言わないものの、複雑な表情をしてらっしゃいました。

《きゅうり揉み》は、名前のとおり、きゅうりを揉むのです。すり鉢でごまをすって、みそを入れて、きゅうりをたっぷり入れて、ひたすら揉むのです。どのくらい揉むかと言うと、徹底的に揉むんです。きゅうりからたっぷり汁が出て、きゅうりの本体が原形をとどめなくなるまで揉みます。これがきゅうり揉みです。

鰹節を入れればうまみが出ます。みょうがや大葉を入れれば香りがいいですね。しょうが汁をたらせばさっぱり感が増しますし、きゅうりの青臭さも弱まりますね。にんにくを入れればガッツが湧きます。干物でも焼き魚でも、なにを入れてもいいでしょう。

だけど本質は、ごまと味噌ときゅうりです。それを揉むことです。暑い時期は、これをご飯にかけて食べます。うどんをすすってもいいですね。・・・ハハハ、うまいんですよ。

子どもの頃は、夏休みのお昼に、家族と一緒にきゅうり揉みでご飯を食べましたが、今では、夏の暑い時期に自分で作って一人で食べます。




にほんブログ村 政治ブログへ 一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。

テーマ : 料理の本
ジャンル : 本・雑誌

『主役スープ150』

コンソメのキューブと、和風だしの素と、中華だしの素のウェイパー、カレーのルーは職場に常備してあります。もちろん、私物です。その他には乾物ですね。切り干し、ひじき、高野豆腐、乾燥ごぼう、乾燥わかめ、乾燥トマト・・・。あとはなにがあるかなぁ。乾麺類もだいたいありますね。そば、うどん、素麺、スパゲッティとかですね。もちろんアルファ化米も。

だけど、だいたい、ごはんは朝炊いたものをパックに詰めて持ってきます。以前は長く、連れ合いに弁当を作ってもらってた。いろいろあって、おむすびを持っていっていた時期も長いですね。リンゴかトマトを一個、一緒に持って言ってたですね。そして最近は、パックにごはんを詰めて、いや詰めてもらって持っていきます。

連れ合いとの兼ね合いですね。作ってもらうなら喜んで食べます。だけど、私、自分でも料理が好きなもんだから、食いながらいろいろ考えちゃうんですね。・・・「これはこうしたら」・・・とか。

だから、やがて、考える余地のないおむすびとリンゴ、またはトマト一個に変わりました。足が痛くて、なにを食べても味なんかどうでもいい時期もあって、おむすびだけでしたね。なにも考えない。食っておしまい。

転機はは、やはり手術ですね。足が痛くなくなって、また食うのが楽しみになって、料理するのが楽しみになってね。でも、連れ合いにごはんをパックに詰めてもらうんです。それが私の立場ですから。


『主役スープ150』    エダジュン

誠文堂新光社  ¥ 1,620

栄養満点でおいしい、作り置きも可能な、具だくさんでお腹も心も満たされるスープレシピ
1章  洋風スープ
2章  和風スープ
3章  エスニックスープ
4章  中華・韓国スープ
5章  ポタージュとフルーツスープ


正直、職場でゆっくり料理なんかしていられないです。当然です。細かいものは作れません。基本的には、詰めていったごはんを大きな鍋で蒸して温めて大きめの丼に盛り、その上になにかかけて食べるのが多いですね。

本当に時間のない時は、カレーやその他のレトルトのストックがあります。

昨日は厚揚げを甘辛く煮つけてとろみをつけてご飯にかけたのですが、味の決め手は何といTもねぎですね。ねぎの青臭さが甘辛い味を引き締めてくれるような気がします。青臭さがいいのなら、シシトウもいいかも。パンチが効いてそうですね。でも時々、青とうがらし同然の辛いやつがありますからね。

さて、この本は《野菜たっぷり具だくさんの 主役スープ150》ですから、まあ、献立がマンネリ化しつつある私には救世主となりうる本ということになります。

ですから、洋風スープ、和風スープ、エスニックスープ、中華・韓国スープ、いずれにしても、そこにとろみをつけて丼にかければいいわけですからね。

肉類は、スーパーで買ってきたハムと肉団子を冷凍にして、その日食べる分だけ職場に持って行ってたんだけど、こういう本を見ると、やっぱり一歩前に進んでみたくなるな。

ロールキャベツだって冷凍のやつ売ってるし、手羽先、手羽元、結局、冷凍にして持ってくればいいわけだからね。

私、いつも始業一時間前には仕事場に入ります。それなりにいろいろとあるわけですが、時には食材を切って鍋に放り込むこともあります。あとは、手の空いた時に味だけ決めればね。いやいや、そうしよ。一歩前に進もう。

一歩前に進むにあたっては、どうしても生姜とニンニクは欠かせないわけだけれども、生姜はともかくニンニクはどんなもんだろう。いや、やっぱり使いたいよね~。・・・だけど、職場だからね~。どうしようかな~。困っちゃったな~。いい加減にしろよとかって言われちゃうかな~。人相手の商売だからな~。でも使いたいよね~。

ハハハ、今日のお昼は、もやしハム炒めご飯。・・・ニンニク使いたいよー❢




にほんブログ村 政治ブログへ 一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。

テーマ : 料理の本
ジャンル : 本・雑誌

『夜ラクごはん』 秋元薫

始まりは、双子のお子さんを出産されたことだったんだそうです。好きな料理をする時間もない。あれもできない。これもできない。1日36時間ほしい」って状態になってしまったんだそうです。

そうですよね。子供一人で十分大変ですもんね。私の一番の恩人でもある先輩のところも双子ちゃんでね。上に長男がいて、下が男女の双子。先輩に出会った頃は、上がもうすぐ小学校に上がる頃でした。よく飲みに行って泊めてもらって二日酔いの最低の朝、三人が私の腹の上で飛び跳ねるんです。「おきて~」って。

先輩も、双子が小さい頃は大変だったそうです。仕事中に意識を失うようにして寝てしまったそうです。ちなみにドライバーではありません。私もその後、最初の子に恵まれて大変でした。これが二人いたらと思って、ゾッとしたこともあります。

小さい頃によく聞いた話です。うちでも鶏を買っていたのですが、卵を割ると、時々双子の卵がありました。若い女の人は、双子の卵を決して食べなかったそうです。双子が生まれたら大変だから、二人も育てられないから、どちらかを間引かなきゃいけないから。

小学校の頃、双子の下級生がいましたが、あのうちはお金持ちだから大丈夫なんだと、私はこっそり納得しておりました。土地柄もありますが、貧乏な時代だったんですね。

でも、双子には二人分の手がかかるのは、今も昔も一緒。その分、他に手がかけられなくなるのは理の当然。おじいちゃん、おばあちゃんの手を借りたり、公的扶助を利用したりとなるわけですが、当のお父さん、お母さんも、もちろん誰もがいろいろな工夫をしているわけですよね。

どうやら、そんなところから生まれ落ちた本のようです。


ナツメ社  ¥ 1,296

帰って15分でできる夜ラク生活でいいことたくさん 家族と過ごし、好きなことをして
第1章  夜ラクのための時短テク講座
第2章  たった15分でできる! パパっと一汁二菜の献立
第3章  組み合わせて時短! 「酒菜」「副菜」「汁もの」カタログ
第4章  これ一品で栄養満点! ワンプレートごはん


うちには今、双子どころか、私たち夫婦以外には誰もいません。連れ合いは、いろいろな事情で結婚してからは仕事につきませんでしたし、私ももうすぐ定年です。なにも、15分でごはんを作らないと、自分の時間がなくなってしまうわけじゃありません。それこそ最近は、味噌を作ってみようかとか、梅干しに挑戦してみようかとか、何ヶ月も時間をかけてつくるものに興味をもつようにさえなってきました。

それでも、この手の本には、どうしても興味を持ってしまう私なのです。私にとっての料理というものが、山での食当というものと密接に結びついているからかも知れません。まず、時間を使わずに、うまいものを食わせることを求められましたからね。・・・関係ないかな。いずれにせよ、あるものでさっと作るのが、私の信条です。

ただこの本は、「3日分をまとめて買い物をする」ことを前提にするものなんです。「こういう料理をつくるために、この食材を買う」という前提なのですが、私の料理は「あるものでなにか作る」って感じなんですね。“感じなんです”なんていい方はおこがましいですね。「さっと作る」ってことが、買い物の段階から始まっている本なわけです。

2・3・4章で実際のレシピが紹介されています。こちらはもちろん、“時短”のための様々な工夫が散りばめられていて面白いです。でも、私が心の底から頭をたれて参考にさせてもらおうと思ったのは、第1章です。《時短テク講座》です。
・切らずに使えるメイン食材と、お助けストック食材
・調理をラクにする道具たち
・すきま時間にできる簡単下ごしらえ
・グリルやレンジ、ビニール袋などを使った時短調理
冷蔵庫に常備すると便利・・・なんでしょう。いくつも上げられてますけど、「納豆・油揚げ」、・・・これはうちもやってます。ほかにも、「賞味期限を迎えた・・・」とかね。ほかにも、“冷蔵庫にあるよ便利”、“食品庫にあると便利”、これも参考になりますね。

まだまだありますよ。“旨み出し、コク出し食材”、“風味付け食材”。これはポイント高いです。《プラスアルファ》食材ですね。“時短料理”を、ただの“時短料理”ではないレベルに引き上げてくれます。

参考になりますね。




にほんブログ村 政治ブログへ 一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。

テーマ : 料理の本
ジャンル : 本・雑誌

『男の家飲みおつまみ』 浜内千波

まったく浜内千波先生は、私の酒のさかなの心配までしてくださる。なんて言ったらいいのかなぁ。私にとっては永遠のマドンナ。“かたじけなさに涙こぼるる”思いがいたします。

この本は『一個人』の特別編。だから、出たときでも、定価500円のお買い得。でも、2012年に出たものだから、いまamazonで見たら、“時価”になってましたね。もったいない話です。

どうせ“時価”の本だから、その分だけ書いてしまいましょう。

「食べても太らない男の家飲みおつまみ」を作る5か条
  1. 基本はノンオイルで調理する
  2. 調味料はなじみのものを使う
  3. 香味野菜を上手に使う
  4. 薄味でもおいしく仕上げる
  5. 野菜をたっぷり摂取する
外で飲むと、どうしても油ものが増えますね。おいしいですからね。でも、油大さじ一杯で110kcalなんだそうです。バター大さじ一杯90kcal、砂糖大さじ一杯35kcalだから、油のカロリーは高い。油のうまみが欲しいときはごま油やオリーブオイルで香りづけする程度がいいそうです。マヨネーズもカロリー高いね。

ニンニク、しょうが、ねぎは、香味野菜の中でも、とくに代謝を上げ、脂肪の燃焼を促すんだそうです。おまけにアルコールの分解を促すっていうんですから、取らないといけないですね。香味野菜だけじゃなく、野菜を取ることね。



KKベストセラーズ  ¥ 時価

ノンオイル、高たんぱくで低カロリー、簡単おつまみ五か条を伝授!
野菜たっぷりおつまみ
脂肪燃焼おつまみ
魚介系おつまみ
塩麹おつまみ
スタミナおつまみ
簡単ひとりつまみ鍋
飲んだ後のヘルシースープ
ローカロリーカクテル
健康ジュース

それから薄味。薄味はなれだっていうけど、どうなのかな。みそ汁は、いつも私が作るんだけど、だいぶ味噌の量は一時期より減らしていますよ。連れ合いはもともと薄味なんだけど、なにも言わないで食べてるから、私のみそ汁も、連れ合いに何も言わせない程度には薄味になっているんだと思う。

薄味が好みではなかった私が、なぜそれで満足しているかと言うと、おそらく出汁だと思う。足の手術で入院している時、病院食のみそ汁がうまかったんですね。思いっきり薄味なのに・・・。思い切って聞いてみたら、今、多くの病院で、病院食の見直しが行われているっていうんですよ。薄味でも、満足のいく病院食を患者に提供できるように・・・。

そのカギになるのが出汁なんだそうです。しっかりと出汁を効かすことで塩味をおさえても十分味を感じられる料理が出来上がるんだって。それでうちでも、思いっきり出汁を効かせてみたわけ。

だけど、出汁取るのも、結構めんどうだからね。

だからうちは、みんな、粉にしてあるの。みそ汁にいつも使うのは煮干し。ミルサーで粉末にしてあって、小さいペットボトルに入れてあります。それをけっこう大胆に使ってます。頭と内臓も取ってません。以前、息子が「苦い」とか、「くさい」とか言ってたのでつまみ取ってましたが、その息子も就職して家を出たので、もうそのままミルサーで思い切って粉砕しています。

それから、干しシイタケの石づきの部分。これも、粉砕して粉にしてあります。そばやうどんの下地には最適だと思います。

どうも話がそれてしまいました。もっと思いっきりネタバレしてしまおうと思ってたんだけど、残念なことです。この本は“時価”状態ですが、浜内千波先生の本はほかにもたくさんあります。いずれも深い愛情であなたを包み込んでくれるはずです。どうぞ一冊手に取ってみてください。

ちなみに、私の連れ合いも浜内千波先生を敬愛しております。




にほんブログ村 政治ブログへ 一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。

テーマ : 料理の本
ジャンル : 本・雑誌

『缶詰本』 黒川勇人

なんだか、缶詰ブーム?

スーパーに行っても、ずいぶんと、以前には見なかった缶詰が並んでいますね。とくに様変わりしたのが、さば缶。多くの人がさば缶を再認識したみたいで、ずいぶんと売れているようです。

きわめて喜ばしい・・・、と言いたいところながら、実はあまり喜んでないんです。私はブームが来ようが来まいが、以前と変わらぬさば缶ファン。さば缶だけじゃなく、海産缶詰ファンですね。なかでもさば缶には、幾度となく苦境を救ってもらった経験があり、そう、私はさば缶に足を向けて眠れない立場の人間なんです。

私がさば缶を愛したのは、なんといっても小さいころから食べなれていることが第一の理由です。私が小さいころは、私が生まれた秩父は、まだ流通事情が悪かったので、新鮮な海の魚は入ってきていません。・・・一般のレベルにはね。アジにしろ、サンマにしろ、ヒラキ以外の姿を見たことはありませんでした。そんな中、さば缶はみずみずしい新鮮な海の魚を感じさせてくれるものだった。

もちろん安い。これが第二の理由です。さば缶に足を向けて眠れないのも、この安さゆえです。さば缶は、所帯を持つようになるまでの私を、いつも経済的に支えてくれていました。

それが何でしょう。この本の《Part1 丼・ご飯》の最初に登場する“八戸沖さば水煮缶詰め”。ネットで確認したところ1缶630円。
・・・630円、630円ですよ。ろ・・・。


『缶詰本』    黒川勇人

辰巳出版  ¥ 1,080

あっためる、調味料を一つ加える・・・ここまで変わる?缶詰料理
PART1 丼・ご飯編
あぶりサバ丼、いちご煮炊き込みご飯、スパムがゆ、オイルサーディン丼、ほか
PART2 パスタ編
シチリア風パスタ、焼き鳥ごろごろパスタ、オリーブの冷製パスタ、ほか
PART3 めん類編
サバそうめん、鳥南蛮そば、モツ焼きそば、ピリ辛焼きうどん、ほか
PART4 おかず編
コンビーフのタルタル、ヘルシーイタリアンスパム、ゴーヤチャンプル、ほか
PART5 スープ・サラダ編
サバ味噌煮缶スープ、シーフードスープ、温野菜のアンチョビソース、ほか
PART6 パン・デザート編
大人のフルーツ、オイルサーディンオープンサンド、アンバターホットサンド、ほか



缶詰と言えばナポレオン。フランス革命以来、いくさに明け暮れたフランスほ将兵は、燻製の魚に塩漬けの肉、それから乾パンで戦い続けた。栄養不足と壊血病は当たり前で、政府は変賞を出して、兵士たちに解決策を求めた。

そこで出てきたのが瓶詰だったらしいんですね。でも、明らかに一歩前に踏み出したわけです。瓶詰が提案されたのが1804年らしいんですが、1804年と言えばナポレオンが皇帝に就任した年ですよね。

ナポレオンは将軍として将兵を率い、それこそ先頭に立って戦意を鼓舞するタイプのリーダーだったらしいですね。そして、自分のために命を捨ててくれる将兵たちのために、彼は“缶詰”を世に送り出したんですね。

山でもずいぶん使わせてもらいました。ただし、重いですけどね。だから1回の山行で持って行くのは1缶ですね。ここぞというときに食べるんです。食べ方は、基本的にはそのままご飯のおかずにする。

最初は酒のさかなにして、少しつつく。ご飯の1杯目は缶詰の汁をご飯にかけてかきこむ。2杯目はさばをご飯に乗っけてマヨネーズをドッチャリかけて丼風。・・・うっ、たまらない。

そんなときのさば缶はHOKOか日本水産の缶詰だったかな。以前は100円しなかったですよね。今は120~130円くらいのを安売りの時にまとめて買うんですね。ところが最近、HOKOや日本水産の安い缶詰を見かけないんですよ。いや、棚にその表示はあるんだけど、ないの。売り切れてるんかな。私のような人がほかにも結構いて、入るとすぐに買ってしまうとかですかね。

しまった。缶詰愚痴を展開して終わってしまいそう。

もちろん、庶民の味方缶詰レシピもたくさん載ってます。焼き鳥缶詰は親子丼なんて大好きだな。それからさばサンド、もうご存知の方も多いかもしれないけど、玉ねぎと一緒に挟んで、これは絶品。・・・あんまりな付け足し感ではありますが、これにて・・・。




にほんブログ村 政治ブログへ 一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。

テーマ : 料理の本
ジャンル : 本・雑誌

ありがとうございました



「《めんどくせぇことばかり》は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。」

リンク

よくお越し下さいました

イーグルス16

Author:イーグルス16

息も絶え絶えです、ぜひ応援してください
人気ブログランキングへ にほんブログ村 政治ブログへ


古代史は謎だらけだといわれる。
なぜか――。
理由ははっきりしている。
壮大に仕掛けられた
古代史の「罠」=『日本書紀』に
誰もがとらわれているからである。
これから出る本




































































カウンター
カテゴリ
ブロとも一覧
アジシオ次郎の時事原論
はりこのはやしや 
ハシビロコウ
素足のアイドル達
うさぎ屋の四方山話
わくわく株式投資
プロモデラー林哲平のジャンクロボット創作ブログ『ケルバーダイン』
大好き!グラビアアイドル!
伊織のブログ
Re:BAD TASTE♥
QWERT 5w1h
「伝わる技術」オトデザイナーズ・坂本真一
歌と知恵でハッピーライフ^^
こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本


















































検索フォーム
RSSリンクの表示
最新記事
応援して下さい