めんどくせぇことばかり 本 近現代世界
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『世界「新」経済戦争』 川口マーン惠美

EUは、温暖化対策を、日本や新興アジア諸国の経済を抑える手段としようとした。

技術革新は、常に歴史を動かしてきた。蒸気機関車の登場は、それまで使われてきた馬車を不要のものとした。電車が登場して、蒸気機関車は観光用として走るだけになった。

電気自動車が登場すると、ガソリン車やディーゼル車は消えるのか。電気自動車がすぐれているなら、そうなるんだろう。川口さんも言ってるんだけど、今の自動車産業に興っていることを考えると、どうもすっきりしない。そう、電気自動車への切り替え。

これまでの技術転換は、あくまでも自由市場を舞台にして進められてきた。今、進めれている内燃エンジンから電気モーターへの転換は、なんとも胡散臭い。企業がイノベーションを進める動機は、利益の向上にある。市場の意思を的確に把握し、開発し、価格を下げる努力をする。この部分が、電気自動車へのシフトの場合、・・・どうなんだろうか。

市場の意思とは無関係に、補助金による誘導と、税金の圧力で強引に進めれようとしているこのシフトを、人々が受け入れざるを得ないのは、それが地球温暖化の原因である二酸化炭素の排出を、これで抑えることが出来ると考えるからだ。

だけど、違う。現在、二酸化炭素の排出による地球温暖化が進行中であり、国連に招かれて演説し、絶賛されたグレタ・トゥンベリさんが考えているように、「2100年までに南の島は沈み、沿岸の都市は消えてしまう」と、EUのお偉いさんたちが吹き込んだ嘘が、すべての始まりにある。

つまり、私がこの転換を胡散臭いと思うのは、市場の意思の段階で、すでに操作されていると感じるからだ。いや、ちょっと違う。市場の意思は、決して上からの洗脳を受け入れきっているわけではない。洗脳が完全ではないからこそ、洗脳に躍起になっているように感じるんだ。

たとえば、年端もいかないスウェーデンの娘を、国連に呼んでまで持ち上げ、まるでジャンヌ・ダルクの再来を迎えるかのような大騒ぎ。そうして“惑星はあと10年持たない”とか、“南の島が沈む”とか、“勉強しても地球がなくなっていたらどうしようもない”とか、ぼーっと生きてるとしか思えない少年少女の戯言に相づちを打って、嘘を重ねる。



『世界「新」経済戦争』    川口マーン惠美

KADOKAWA  ¥ 1,650

新型コロナウイルスの先にある経済の形を自動車という「窓」を通して探る一冊
第1部 自動車の産業化に欠かせない国家の力
第1章 それは二人の「夢」から始まった
第2章 大衆化に成功したアメリカの戦略
第3章 世界から日本のGDPが羨まれた時代
第4章 ドイツにとって自動車とは自由の象徴
第5章 冷戦の終結は世界経済をどう変えたのか
第2部 「電気自動車シフト」の裏側を見抜く
第6章 ディーゼルゲートをめぐるドイツの事情
第7章 「地球温暖化を止める」という理想主義
第8章 電気自動車が世界に広がらない理由
第9章 電気自動車は本当に「地球にやさしい」のか
第3部 「新」経済戦争はどの国が制するのか
第10章 ITシフトした大国・アメリカの野望
第11章 激化する米中戦争と変わる世界地図
第12章 ITと自動車が新たな巨大市場を生む
第13章 「新しい生活」は自動車革命から始まる
終章 熾烈な「新」経済戦争を日本は勝ち抜けるか





どうして、そこまで躍起になるのか。

答えは一つじゃないだろう。政治や経済を動かす立場にいるいろいろな人たちの思惑が、「脱石油」の方向で一致しちゃったんだろう。世界はすでに、「脱石油」に舵を切ったと言っていいそうだ。

通常のガソリン車、ディーゼル車の販売に規制をかける国が出てきた。EV車に限るとか、EV車かHV車とか、とにかく何らかの帰省をかけようというのが、ノルウェー、オランダ、インド、“中国”、イギリス、フランス、ドイツ、アメリカ。時期も、禁止の内容もいろいろだけど、どうも流れは出来てしまっているみたい。

国際エネルギー機関の報告によれば、石油需要の56パーセントが、輸送に使われているそうだ。先進国でガソリン車やディー是エル車の販売が出来なくなれば、石油の需要は大きく減る。

アメリカのようなシェールガスというエネルギーを持ち、ガソリン車の製造技術があって、しかもテスラなど電気自動車で先行している国は、鬼に金棒って状態だそうだ。フランスも原子力による電力もあり、日産を通じて電気自動車技術を持っている。“中国”は、ガソリン車ではいつまで経っても先進国の後塵を拝すばかり。その点、電気自動車なら先進国に先行できる可能性もある。だからこそ、政策としては、すでにそちらにシフトしている。日本には電気自動車もあれば、ハイブリッド車も、プラグイン・ハイブリッド車も、水素燃料車もある。電気自動車の要であるバッテリーに関する技術も高い。なにより、物作りに関する、高い信頼がある。

問題は、アラブ諸国やロシアといった産油国だ。これらの国は、石油という巨大資源に恵まれてゆえに、モノカルチャー体制から抜けられなかった。石油収入が半減すれば、そのまま国家予算が半減する。

サウジアラビアの石油鉱物資源相を20年以上務めたアハマド・ザキ・ヤマニの言葉がおもしろい。「原油はまだまだ地下に眠っている。だが、時代は技術で変わる。石器時代は意思がなくなったから終わってのではない」

電気自動車への移行の理由の一つは、資源を握るものの国際政治への影響力を、相対的に低くするところにありそうだ。

やはり背景には政治、あるいは経済がある。

だからといって、嘘をついて良いということにはならない。いや、政治であり、経済であるからこそ、嘘は排除すべきだ。フランクリン・ディラノ・ルーズベルトは、アメリカを戦争に持ち込むために嘘をついた。嘘をついて、日本をおいつめた。そして戦後に残ったものはなにか。共産主義が半分を支配する地球だ。


テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

『知らないと恥をかく世界の大問題11』 池上彰

長谷川慶太郎さんが亡くなって1年が過ぎた。

最後に読んだのは、長谷川さんが亡くなったあと、生前にテープに吹き込んでおいた音声を編集して一冊にまとめたものだった。その本の題名は、長谷川さんの遺言と言っていいだろう、なんと、『中国は民主化する』だった。あまりの驚きに、還暦の私がシェーの姿勢のまま5mは飛んだ。

いつも、いろいろな角度のニュースに触れるようにはしているが、一個人で持続的に分析していくのは難しい。だから、それが可能な人の書いたものを読ませてもらう。なかでも、一番の指針にしていたのが長谷川さんだった。ここ20年ほどは、そうしていた。

その長谷川さんが亡くなったので、仕方がない。まずは、できるだけ継続的にいろいろな角度のニュースを確認し、できるだけ持続的に分析していく。自分でやる。もちろん、それが可能な人の書いたものも読む。読みながら、一番の柱に出来る人を見つけたい。

そんなことを思って、この本を読んでみた。

『知らないと恥をかく世界の大問題11』

こういう題名の本を、池上さんが出しているのは知ってたけど、それにしても“11”とはビックリだ。このシリーズは、どうやら1年に1冊のペースで出されているらしい。そういう点では、長谷川慶太郎さんの『大局を読む』シリーズと一緒だ。

そういう意味で、じつはちょっと期待していた。



角川新書  ¥ 990

独断か協調か。リーダーの力量が問われる中、世界が抱える大問題とは?
プロローグ 二極化する世界、深刻化する世界の大問題
第1章 トランプ再選はあるのか?アメリカのいま
第2章 イギリスEU離脱。欧州の分断と巻き返し?
第3章 アメリカが関心を失い、混乱する中東
第4章 一触即発。火種だらけの東アジア
第5章 グローバル時代の世界の見えない敵
第6章 問題山積の日本に、ぐらつく政権?
エピローグ 2020年の風をどう読むか


じつは、この本を読むまで、池上彰さんの本は、ほとんど読んでない。

最近、佐藤優さんとの対談ものをいくつも出しているようだけど、それは読んだ。『新・戦争論』と、『大世界史』だったと思う。池上さんがお一人で書かれたものは、読んだかも知れないけど、記憶には残ってない。

理由の一つは、題名にある。

それは、NHKの時代に原因の一端があるように思う。池上さんの一番の特徴は、分かりやすさにあるんだと思う。・・・ちなみに、その著書は読んでいない私でも、テレビではよく見ているので知っている。NHK時代、池上さんは、自分でニュース原稿というのは、分かりづらくてつまらないと感じていたそうだ。

池上さんは、その原稿を分かりやすく書き直していたそうだ。さらには、《週刊こどもニュース》では、1994年から退職する2005年まで、ニュースに詳しいお父さんっていう立ち位置で、ニュースの解説をしていたそうだ。この時、お母さん役を演じていたのが柴田理恵だった。

だから、対象に対する働きかけが、“お父さん”になってしまったんだろう。それが、私のような天邪鬼には、ダメなんだな。『知らないと恥をかく・・・』なんて持ちかけられると、「そんなの知ったことか」となってしまう。

他にも、『子どもにも分かる・・・』なんて、もうダメね。「オレが子ども以下だとでも言いたいのか、偉そうに・・・」ってなっちゃう。『・・・はむずかしくない』なんて言われると、「それが分からないオレは、馬鹿だってことか」っと、こうなる。

『・・・ よくわからないまま社会人している人へ』、このシリーズ、たくさんあるけど、これもダメ。
『池上彰の講義の時間 高校生から分かる・・・』シリーズ、これもダメ。

天邪鬼になってる間に、池上さんの本は読まなくなってしまった。そんなわけで、記憶に残る中では、この本が、池上さんの最初の本。

たとえば、2020年、“中国”発の感染症が大問題に浮上したけど、これがなくても、問題山積の1年だっことは間違いない。アメリカ大統領選挙。イギリスのEU離脱。混乱する中東情勢。香港への圧力を強化し、台湾に迫る“中国”。相変わらずの韓国・北朝鮮・ロシア。

とりあえず、抑えるところは抑えてるように見えるんだけど、“中国”問題への切り込みが浅いような気がする。昨年あたりまでは“貿易戦争”という言葉が使われたけど、この確執は、貿易をめぐるものではなく、明らかに“覇権”をめぐるもの。“覇権戦争”と言っていい。

東アジアに関して、一つの章を割いているにもかかわらず、“中国”の動きへの分析を欠いては、私たちがどうあるべきかも見えてこない。この点に関しては、決定的だな。

それから、温暖化の問題や、グレタ・トゥーンベリさん、安倍政権の取り上げ方は、やはりNHK目線が色濃く残っているような気がする。

今、ニュースで取り上げられていることの解説としては、ふさわしい本だな。ただ、この先どうなっていくのか。日本はどうすべきなのか。それを考える一番の指針というわけには、なかなか・・・ね。


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ジャンル : 本・雑誌

CO2『世界「新」経済戦争』 川口マーン惠美

「一度嘘をつくと、嘘に嘘を重ねなければならなくなる」

この恐怖、子どもの頃に誰でも一度や二度は味わった。母親から、「お前は嘘をつく子どもだから」と言われるほどの嘘つき小僧だった私にしてみれば、一度や二度ですむ話ではない。夜、ふとんの中で頭を抱え、学校を休むと仮病を使ったこともある。「お前は嘘をつく子どもだから」と、私の正体を見破っている母親を騙せるはずもなかったのだが。

しかし、何度もそんな思いをしたものの、それが友人や学校の先生にばれて、つるし上げを食らった覚えはない。あとは、閻魔さまに舌を抜かれるのを待つばかりというわけだ。

それにしても、おそらく閻魔さまの前には長い行列が出来ていて、私のついた幼稚な嘘など、きっと“お目こぼし”ってことになるに違いない。

なにしろ、あの人たちは、ついている嘘が酷すぎる。酷い嘘をつくもんだから、とんでもないことを言い出す少女が出てきてしまった。その少女は《Fridays for future》運動のリーダーで、17歳のグレタ・トゥンベリさんという。

その子のことが、この本でも紹介されている。2003年生まれのスウェーデン生まれの少女で、地球の温暖化を食い止めるための活動家ということだそうだ。

彼女が有名になったのは、2018年の8月から、毎週金曜日は学校に行かずに街に繰り出し、「惑星を救うため」という抗議デモを始めたんだそうだ。デモの目的は、“惑星”の危機的状況を世の中の人々に知らしめ、責任者である大人たちに早急に温暖化対策を実行させることにあるという。具体策もあげていて、ガソリン車から電気自動車への転換や、石炭火力発電所の停止だそうだ。

ドイツでも、多くの子どもたちがこの運動に賛同し、金曜日は学校をサボってデモをしているそうだ。それを誇らしく思う親や教師が、それを支援しているそうだ。なんていったってトゥンベリさんは、国連で演説の機会を与えられて大喝采を浴びたっていうんだから、参るね。

その主張は、将来を悲観的にとらえているという特徴があるそうだ。

「私たちに残された時間はあと10年」とか、「2100年までに南の島は沈み、沿岸の都市は消えてしまう」とか。学校をサボっていることについても、「勉強よりもこっちの方が大切だ。勉強しても地球がなくなったらどうしようもないじゃないか」・・・とか。



『世界「新」経済戦争』    川口マーン惠美

KADOKAWA  ¥ 1,650

新型コロナウイルスの先にある経済の形を自動車という「窓」を通して探る一冊
第1部 自動車の産業化に欠かせない国家の力
第1章 それは二人の「夢」から始まった
第2章 大衆化に成功したアメリカの戦略
第3章 世界から日本のGDPが羨まれた時代
第4章 ドイツにとって自動車とは自由の象徴
第5章 冷戦の終結は世界経済をどう変えたのか
第2部 「電気自動車シフト」の裏側を見抜く
第6章 ディーゼルゲートをめぐるドイツの事情
第7章 「地球温暖化を止める」という理想主義
第8章 電気自動車が世界に広がらない理由
第9章 電気自動車は本当に「地球にやさしい」のか
第3部 「新」経済戦争はどの国が制するのか
第10章 ITシフトした大国・アメリカの野望
第11章 激化する米中戦争と変わる世界地図
第12章 ITと自動車が新たな巨大市場を生む
第13章 「新しい生活」は自動車革命から始まる
終章 熾烈な「新」経済戦争を日本は勝ち抜けるか




二酸化炭素の排出を原因とする地球温暖化が進行している。

これは、何も確かめられていない。そもそも、地球は温暖化しているのか。誰が地球の体温を測ったのか。それはどうすれば、地球の体温を正確に測れるのか。かりに温暖化しているとして、温暖化の原因はさまざま考えられる中で、なぜ二酸化炭素の排出が原因であると特定できたのか。

現在のEUの環境政策は、すべてが「人間が排出してきた二酸化炭素が地球の温度を上げ、北極と南極の氷を溶かし、まもなく南の島を沈めてしまう」という仮説の下で行なわれ、それ以外の学説はまったく受け入れられていないそうだ。

海に浮かぶ北極の氷が溶けることが、どう、南の島が沈むことに関係するのか。なぜ、そういう嘘をつくのか。

トゥンベリさんたちは、しっかり学校に行って、それが嘘であることを見抜く知識をつけることが大事だ。気候の変動はこれまでにも何度もあって、それに大きな影響を与えていたのは二酸化炭素の排出ではなく、太陽活動によるものであったということは、学校に行けば教えてもらえるはずだ。

1000年前は、地球の温度は今と同じだったが、15~19世紀の小氷期には、ロンドンのテムズ川はよく氷結したなんてことも、学校に行けば習えるはずだ。

地球はここ80万年、10万年程度の長い氷期と、1~2万年程度の間氷期を繰り返してきており、今は間氷期にあたる氷河期の中でも比較的温暖な時期であることも。過去の急激な気候変動に比べれば、2100年までに1度~3度程度の変動であればさほど大きな事件でもないということも。珊瑚礁も高山植物も、激しい気候変動をどうにか生き抜いて今日があるということも。

アメリカで温暖化への危機感が叫ばれるようになったのは1988年で、それ以前は寒冷化を心配していた。それ以来、温暖化対策はいろいろ利用されてきた、石炭石油を排斥したい環境団体。クリーンエネルギーを訴える原子力発電推進団体。アジア食の経済発展を阻害したかったヨーロッパ諸国。それらの利害が絡まって、絡まったまま、二酸化炭素排斥は経済活動に組み込まれた。

まさか、トゥンベリさんたちみたいな子どもから、「大人は何をやってるの?」なんて攻撃されるとは思わなかったんだろう。「大丈夫、あれは嘘だったんだよ」って言い出せないよね。なにしろ、二酸化炭素が関係なかったら、急いで電気自動車に移行しなければならない理由が無くなっちゃうんだから。

だけど、きっと死んだあと、閻魔さまに舌を抜かれるよ。


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トランプ『知らないと恥をかく世界の大問題11』 池上彰

そうかあ、アメリカ大統領選っていうのは、オリンピックの年なんだ。

今回は、オリンピック・パラリンピックの方が、翌年に動いちゃったけどね。そうそう、前回の大統領選の結果は、足の手術で入院してた病院で知ったんだ。早いもんだな。あの手術から、もう4年経つんだ。

そう言えばこの間、トランプ大統領はいろいろと話題を提供してくれた。私、その多くは支持している。“諸手を挙げて”って感じじゃないけどね。

トランプ大統領の施策っていうのは、いずれも次の大統領選をにらんだもの。アメリカ大統領が、次の大統領選に勝つために、その任期の中で何をしておくべきかってことは、だいたいが、理にかなってるということかな。

それらの中でも、これはまずいだろうと思うのは、イランとの核合意からの離脱かな。気に入らなくても、約束をして、他の国を巻き込んでるんだからさ。IAEI(国際原子力機関)が査察に入って、イランがちゃんと核開発をストップしていることを確認していた。穏健派のロウハニ大統領が、アメリカとの約束を守ってやってきたのに、その顔をつぶしてしまった。

トランプ大統領は、中東からアメリカ軍を撤退させつつある。もはや、中東の石油に重要性を感じていないということの表れかな。

次の大統領選をにらんだ施策というのは、自然と、前の大統領選での公約を実行するということになる。アメリカ国民との約束だからね。イランとの合意からの離脱もそうだった。トランプにしてみれば、オバマが結んだ間違った約束で、それよりも自分は、国民との約束を優先したという理屈なんだろう。

アメリカ大統領にとって、大統領選挙の時の公約というのは限りなく思い。かつて、「アメリカの若者を戦場には送らない」と、ヨーロッパで始まっていた第二次世界大戦に参戦しないことを公約に掲げて当選した大統領がいた。フランクリン・ディラノ・ルーズベルトだ。だけどそれは、大統領選を勝ち抜くためのでまかせだった。

そのでまかせを言い逃れて第二次世界大戦に参戦するために、ルーズベルトは中国情勢を引っかき回して混沌とさせ、それを理由に日本を経済制裁して追い詰めた。日本が必死に求めた和解交渉をせせら笑って時間稼ぎをし、夏からは石油を止めた。それでも戦争を避けようと、冬まで頑張った日本に無理難題をふっかけて、結局、日本はハワイに先制攻撃を仕掛けざるを得なくなった。

そう言えば、あいつも民主党大統領だった。本当に民主党大統領の時は、良いことないな。F・D・ルーズベルトを考えれば、一つ一つ公約を守っていこうとするトランプのやり方やり方は、私にはむしろ真摯にすら感じられる。

他にも、メキシコとの間の壁の建設、NAFTA(北米自由貿易協定)からの離脱、TPP(環太平洋経済連携協定)からの離脱、地球温暖化対策のパリ協定からの離脱・・・、いずれもオバマ民主党大統領の施策を否定するところから来ている。

アメリカ大統領の任期は2期8年。戦後の大統領で、再選を目指して果たせなかったのは、ウォーターゲート事件のあとリチャード・ニクソンを引き継いだジェラルド・フォード(共和党)、イラン・イスラム革命に対応できなくて弱腰と批判されたジミー・カーター(民主党)、経済悪化でビル・クリントンに政権交代に追い込まれたジョージ・H・W・ブッシュ(共和党)の3人だけだそうだ。

一旦大統領になれば、2期8年やるのが当たり前。再選を果たせないのは、屈辱的なことなんだってさ。



角川新書  ¥ 990

独断か協調か。リーダーの力量が問われる中、世界が抱える大問題とは?
プロローグ 二極化する世界、深刻化する世界の大問題
第1章 トランプ再選はあるのか?アメリカのいま
第2章 イギリスEU離脱。欧州の分断と巻き返し?
第3章 アメリカが関心を失い、混乱する中東
第4章 一触即発。火種だらけの東アジア
第5章 グローバル時代の世界の見えない敵
第6章 問題山積の日本に、ぐらつく政権?
エピローグ 2020年の風をどう読むか


“中国”発の感染症流行は厳しかったね。

トランプ大統領になって、アメリカ経済もだいぶ上向いたから、トランプ優勢は動かないと思ってた。それが、感染症の流行で、社会活動がストップしたからね。4~6月のGDPの伸び率が前年比マイナス32.9パーセント。これは、トランプが“中国”に対して頭にくるのも無理はない。「ウイルスの流出は、故意か、でなければどうしようもない無能」と言っていたけど、たしかにその通りだと私も思う。

白人警官が黒人を首を押さえて死なせたり、射殺する出来事が、人種差別だと大きな問題となった。デモがあちらこちらで行なわれ、一部は暴徒化した。あの出来事も、トランプには逆風だろう。

そんなこともあって、民主党の候補がバイデンに一本化されたあたりでは、トランプはだいぶ水をあけられていた。

それにしても、黒人が殺された事件だけど、デモをやって、騒いでるよね。スポーツの世界の有名選手が抗議したりしてるよね。大坂なおみも声を上げたよね。

だけど、どうも私は、デモしている皆さん、スポーツ界の皆さんが、本当に、心から、黒人が白人警官から射殺されるようなことが起こらないようにしようと考えているとは思えない。

発端となったジョージ・フロイドさんは、偽ドル札の使用容疑で手錠をかけて取り押さえられ首を膝で強く押さえつけられて、窒息死した。そのあと射殺されたレイシャード・ブルックスさんは車の中で酩酊していて、手錠をかけられそうになって暴れた。警官のテイザー銃を奪って逃げようとし、しかもそれを警官に向けたあとで撃たれている。ジェイコブ・ブレークさんは、もと交際相手の女性から訴えられ、逮捕状が出ていた。警官に銃撃されたのは、性懲りも無く、またその女性の家に行ったときだった。抵抗するジェイコブ・ブレークさんが、銃を構える警官の制止を振り切って車に頭を突っ込んだところで銃撃された。

強く首を押さえたり、複数発射撃するのは、反撃を恐れるからこそ。後ろから撃ったのは、前を向いてからじゃ手遅れになることを恐れたから。

アメリカに黒人差別があるのはどの通りだろうけど、じゃあ、何をどう変えれば、こういう出来事がなくなるの。警官を殺人罪で告訴することか。

この事件に対する、トランプとバイデンの考えの違いがおもしろい。バイデンは、入院中のジェイコブ・ブレークさんやその家族に面会している。5月にラジオ番組に出演し、「私かトランプ氏か投票に迷っているようなら、黒人じゃない」と発言している。黒人やヒスパニックを見れば、一票に見えるんだろう。

トランプは、「アメリカ国内での略奪や放火、暴動は許さない」という姿勢を崩さない。

このあたりの対応が潮目になるのか、だいぶ、支持率も接近してきたようだ。

感染症の蔓延防止と経済の活性化の綱引きに、だいぶ苦しめられているトランプだけど、今、大統領の席にバイデンを座らせた方がいいって人は、そう多くいるとは思えない。


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VW不正『世界「新」経済戦争』 川口マーン惠美

ディーゼル車においては、ドイツの自動車産業が完全に優勢を誇る分野だった。

ディーゼル車はCO2の排出が少ないという理由で、ドイツ政府が奨励し、ディーゼル燃料にかかる税率を低く抑えこともあって、ドイツで走る車の4割がディーゼル車なんだという。背景には、ドイツで受け入れられつつあった、日本のガソリン車を閉め出したいという、ドイツメーカーの意向も反映されていたという。

ディーゼル車にも弱点がある。窒素酸化物を排出することだ。

アメリカの窒素酸化物規制値は、非常に厳しいという。アメリカにはアメリカで、ドイツのディーゼル車の輸入を閉め出したいという意図があり、ドイツが日本のガソリン車を締めだそうとしたのと変わらない。

ドイツのディーゼル車の不正って言うのはなんだったのか。

アメリカの厳しい窒素酸化物規制値をクリアーするため、排ガス検査時と普通の走行時を見分けるソフトウェアが埋め込んであるということ.このソフトを積んでいる車は、検査は難なく合格するが、通常の走行時には基準値の10倍から40倍の有毒物質を出していたという。

さすがドイツだな。

フォルクスワーゲンは、この車を「クリーンディーゼル」と称して、2009年から2015年までの間に、アメリカだけで48万2000台売ったんだそうだ。

さすがドイツだな。

制裁金を単純計算すると、約2兆円に達するそうだ。さすがアメリカだな。しかも、この不正ソフト搭載車が販売されたはアメリカだけではなく、全世界で1100万台も販売されたそうだ。

問題は傘下のアウディやポルシェにも飛び火し、さらにはダイムラーにまで及んだ。


『世界「新」経済戦争』    川口マーン惠美

KADOKAWA  ¥ 1,650

新型コロナウイルスの先にある経済の形を自動車という「窓」を通して探る一冊
第1部 自動車の産業化に欠かせない国家の力
第1章 それは二人の「夢」から始まった
第2章 大衆化に成功したアメリカの戦略
第3章 世界から日本のGDPが羨まれた時代
第4章 ドイツにとって自動車とは自由の象徴
第5章 冷戦の終結は世界経済をどう変えたのか
第2部 「電気自動車シフト」の裏側を見抜く
第6章 ディーゼルゲートをめぐるドイツの事情
第7章 「地球温暖化を止める」という理想主義
第8章 電気自動車が世界に広がらない理由
第9章 電気自動車は本当に「地球にやさしい」のか
第3部 「新」経済戦争はどの国が制するのか
第10章 ITシフトした大国・アメリカの野望
第11章 激化する米中戦争と変わる世界地図
第12章 ITと自動車が新たな巨大市場を生む
第13章 「新しい生活」は自動車革命から始まる
終章 熾烈な「新」経済戦争を日本は勝ち抜けるか




1970年、アメリカ議会を、車の排ガスを規制する大気汚染防止法が通過した。一酸化炭素、炭化水素、窒素酸化物を規制するもので、規制値をクリアーできなかった車は販売できないことになった。マスキー法という。

本来は、アメリカ自動車界を席巻し始めた日本車を閉め出す意図を持っていた。石油ショックに見舞われた日本メーカーは、アメリカ市場を失わないために懸命に努力し、基準をクリアーした。しかし、技術革新の遅れていたアメリカメーカーは、規制値をクリアーする努力をする前に、ロビー活動に走り、マスキー法を骨抜きにした。

アメリカの環境政策は、他国の商品をアメリカ市場から排除するために利用されることがある。当初は環境のために作った法が、そのために利用されることや、最初からそのために規制が設けられることもある。

フォルクスワーゲンの不正を摘発したのは、アメリカの環境保護庁という機関だそうだ。もともと規制値自体が、ドイツのディーゼル車産業を標的にしたもので、軽々乗り越えられるものではなかったんだろう。つまり、不正に導こうと、そういう意図があったとしても不思議ではない。

もしそうであったとすれば、それに乗ってしまった時点でフォルクスワーゲンの負けだった。アメリカ環境保護庁はかなり前から不正に気づいていたらしい。事実、警告も発していたという。それでも、方向習性が出来ないところまで、フォルクスワーゲンは来ていたということか。そこまで環境保護庁が泳がせたということか。

結局、フォルクスワーゲンも、アウディも、ポルシェも、ダイムラーも、皆、ディーゼル車からの撤退が避けられなくなった。ドイツの国歌プロジェクトとも言えるディーゼル車産業が、再起不能の状態に陥った。

それでも、ドイツには多くのディーゼル車が走っている。ところが、今走っているディーゼル車にも追及の手が伸びているそうだ。厳しい基準値をクリアーできないディーゼル車が公道を走ることが禁止されつつあるようだ。

自動車産業はドイツ人の誇りだったというが、このあと、ドイツの自動車はどこに向かうんだろう。

アメリカにとっても、自動車産業は誇りだった。今はもう、それを声高に叫ぶことは出来ないだろう。だけど、アメリカ人って人の足を引っ張りのが上手だからな。フォルクスワーゲンも、タカタも、トヨタも。

あ、そうそう。アメリカ大統領選挙だ。そういう意味でも、民主党政権なんて、絶対いや。


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『世界を震撼させた歴史の国日本』 高山正之 宮崎正弘

この本は、『日本に外交はなかった』という題名で、2016年に出された本に大幅に加筆・修正をして、新しい装丁で出された本。

2016年当時は削除された部分もだいぶあったようで、それが加えられたことで、最初は読んでいても既読感がなく、二人のコンビで新しい本が作られたのかと思っていた。

この4年で、状況は大きく動いた。しかし、依然として、日本には外交がない状況が続いている。

“中国”の武漢で、どうやら未知の感染症が現れたのが2019年末のことだった。12月30日には武漢の眼科医が、「海鮮市場で7件の重症急性呼吸器症候群(SARS)に似た肺炎が確認された」と仲間の医師に伝えた。彼は当局による処罰を受け、結果として未知の感染症への対応が遅れることになった。さらに武漢市は、何日にもわたって新たな感染者が増えていないなど不自然な発表を続け、感染症の拡散を助けてしまった。

“中国”が武漢を封鎖したのは1月23日だったが、台湾は22日から“中国”からの入国に制限を設け、2月上旬には全面禁止に踏み切った。日本が中国人の入国を拒否したのは3月5日である。ちなみに、“中国”からの観光客の受け入れ禁止を、最初に徹底したのは北朝鮮で、1月22日のことである。外務省はいったい、何をしていたんだろう。

「外交は、冷徹に国益を徹底的に追求し、情は加えず、倫理や道徳も、外交にあっては、常に優先されなければならないわけでもない」と宮崎正弘さんは言うが、とてもとても、現在の日本の外務官僚に、中でもキャリアの連中に、それを望むことはできそうもない。

アメリカCIA、イギリスMI6、これに大英連邦のメンバーのカナダ、オーストラリア、ニュージーランドを加えて国家安全保障に関する情報、データを交換するシステムをファイブ・アイズと呼ぶ。

きっかけは《中国製造2025》にあった。これは最終的に、製造における技術覇権をアメリカから奪い取る事を目指したもので、その先にあるのはアメリカとの覇権戦争に勝利することにあった。これをきっかけにアメリカは、“中国”との貿易戦争を開始した。

日本も、政府機関や企業、大学やシンクタンクのデータバンクがハッカー攻撃を受け、大量の情報が盗まれてきた。ハッカー集団の背景に“中国”がいるというのが、日米の共通の総括だ。

“中国”による領空侵犯にスクランブルを繰り返し、レーダーシステム、ミサイル発射感知システムの能力を高めつつある日本は、ファイブ・アイズの6番目の仲間に入ることを求められているんだそうだ。テクノロジーの争奪戦という現代の情報戦の観点で、日本は期待されているらしい。

そういうことになると、本来、外務省が大きな役割を果たさなければならないはずなんだけど、どうもなあ。




徳間書店  ¥ 1,540

該博な歴史知識が次々に繰り出されるエクサイティングな知的格闘の書
第1部 古代から明治維新まで
本当はすごかった日本外交
情報に裏打ちされた聖徳太子の外交
日本文化を花開かせた菅原道真の「遣唐使」廃止 ほか
第2部 明治維新から大東亜戦争まで
マリア・ルス号事件に国際法で戦った榎本武揚
五箇条の御誓文が明治をつくった
朝鮮半島の混乱に引きずり込まれた日清戦争 ほか
第3部 戦後政治と歴代首相
アメリカの言いなりになった外務省
国より閨閥が大切な外交官たち
外務省の目にあまるノンキャリ虐め ほか



麻生太郎副総理兼財務相が講演で、「2000年の長きにわたって、一つの国で、一つの場所で、一つの言葉で、一つの民族で、一つの王朝が続いているのはここしかない」と述べた。

この話が高山正之さんの“あとがき”に取り上げられていて、元英タイムズ紙特派員のヘンリー・ストークスさんが、それを「世界の奇跡」と著書に書いていることが紹介されている。

毎日新聞のある校閲員は、著書の中で、《一つの民族で》の部分に、アイヌ民族を対象としてかみついた。朝鮮民族は対象とはなってなかった。さらに、「誤解が生じているなら、おわびの上、訂正します」というおわびを、《「誤解する方が悪い」と言わんばかり。訂正にも謝罪にもなっていません》と完全否定。

麻生さんの言いたいところは、イギリス人のハンリー・ストークスさんが素直に受け取ったことだった。ストークスさんは優れたジャーナリストだから、日本がアイヌ民族という異民族を包摂していることはご存じのはず。その上で、そう受け取った。だけど、毎日新聞の記者になるとそうはいかないようだ。

前回の『日本に外交はなかった』という題名から、今回は『世界を震撼させた歴史の国日本』という題名に変わった。震撼させたのは、ヘンリー・ストークスさんが「世界の奇跡」といったことだけじゃない。

安政の五カ国条約で不平等条約を押しつけられ、日本は欧米諸国からむさぼられた。しかし、50年をかけて、なんとか世界を支配する白人たちの尻尾に食らいついた。とはいえ、結局、第二次世界大戦において、日本は白人たちによって、・・・あっと、その尻馬に乗った一部のアジア人も含めるが、ともあれ日本は世界から袋だたきにされた。

だけど、最後は袋だたきにされたものの、いったんは解放したアジア諸国は、再侵入してきた旧宗主国の軍に立ち向かい、独立を勝ち取っていった。アジアから白人が追い出されたのを見て、アフリカ人もそれをまねた。金のなる木だった植民地を失って、ヨーロッパ白人諸国は軒並み低迷していった。EUでも作ってまとまってないと、存在を示せないまでに低迷した。

この話は、この対談の中でも、何度か髙山さんによって持ち出されている。

日本さえ余分な真似をしなければ、あと100年は優雅な毎日を送れたものを・・・。ヨーロッパ人はそう思っているだろう。彼らは恨みを忘れていない。日本も早く目を覚まさなきゃ行けないところなんだけど。




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ジャンル : 本・雑誌

『新・戦争論』 佐藤優 池上彰

たしかに、地球は危険に満ちている。

だから、なんとか危険に身をさらさない形で、相手に言うことを聞かそうと、頭のいい連中が知恵を絞って、ありとあらゆる努力をしている。

イスラエルの最新兵器の無人機は、標的人物の顔写真を認識して、低空で飛んで、標的を発見すると、五寸釘を眉間に向けて発射して、顔がきれいなまま相手を殺すそうだ。

北朝鮮の金家の人たちが、国民がどれだけ餓死しようとかまわずに、原爆やミサイルの開発にいそしんでいるのもそう。それは、アメリカにしても、“中国”にしても同じこと。

例外的に、日本だけが違う。


Searchina 2020/05/23
日本は都市封鎖を行わずして新型コロナ封じ込めに成功した「唯一の国」になるかも
http://news.searchina.net/id/1689636?page=1
(冒頭)
世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス。世界各国で感染拡大を防ぐためのロックダウン(都市封鎖)が行われたが、中国国内では新たな感染者の発生が減少したということで経済活動が再開されているほか、米国や欧州の一部の国でもロックダウンの緩和が始まっている。

そんな国だから、多少のことなら我慢して、助け合って生きていくことは出来る。そのうち、一所懸命頑張って、状況をよくしていくことが出来る。

だいたい白人たちが奪い合うことをやめれば、世界もあんな酷いことにはならなかったろうに。

本来、アメリカがあそこまで日本を追い込むことがなければ、大東亜戦争は起きていないだろう。それでも、当時の日本は、国を守るためならば、戦争という手段を選択する経験をなんどか繰り返した。それがやむを得ない時代だったし、戦った相手を考えれば、やはりやむを得なかった。・・・やり方と言うことは合ったと思うが。

だけど、あの戦争で軍民310万という犠牲者を出したことで、戦争という手段を選択することは、現在の日本ではかなり難しいだろう。それでも、世界は基本的に変わっていない。そこに“中国”まで、東アジアをかつての冊封国家体制に戻そうと、余分なことを始めているもんだから、もう大変。

現実を見据えて、やるべき事をやっておかないと大変なことになる。


『新・戦争論』  佐藤優 池上彰


文春新書  ¥ 913

確実にやってくる「サバイバルの時代」を生き抜くためのインテリジェンス
序章 日本は世界とズレている
第1章 地球は危険に満ちている
第2章 まず民族と宗教を勉強しよう
第3章 歴史で読み解く欧州の闇
第4章 「イスラム国」で中東大混乱
第5章 日本人が気づかない朝鮮問題
第6章 中国から尖閣を守る方法
第7章 弱いオバマと分裂するアメリカ
第8章 池上・佐藤流情報術5カ条
終章 なぜ戦争論が必要か


マルクスの言葉が紹介されている。

「ヘーゲルは歴史は繰り返すと言ったが、その時一言つけ加えるのを忘れていた。一回目は悲劇として、二回目は喜劇として」

第三次世界大戦の危険が迫ったら、佐藤さんは「そういうことがあってはならない」という立場で全力を尽くしたいと言う。「それでも起こってしまうようなら」と考えなければならない。

それでも起こってしまうようなら、日本に被害が出ないようにすること、もし被害が出るなら、それを最小に食い止めるよう務めること。そのために、今何をすべきなのか。やるべき事は、やらないとね。

命の重さの話があった。命の重さには違いがあると。「この戦いは無益である」と、人々が戦いをやめようと思うためには一定数の人間が死ななければならない。

大東亜戦争の時の日本は、その数を越えて人が死んだ。それだけで、あの戦争の本質が垣間見える。ソマリアからアメリカ軍が撤退するためには、10数名の兵士の犠牲と、死体がジープで引きずられる映像で済んだ。ルワンダは100万という犠牲者を出した。ヨーロッパやアメリカなら、もっと少ない。“中国”も中越戦争で数万人の犠牲を出しているが、今の共産党政権ではあれだけの犠牲者は出せないだろうと池上さんは言う。

その理屈で言うと、ウクライナは、まだ犠牲が足りないと言うことになる。パレスチナ問題も同様だ。中東はどれだけ犠牲が必要なのか。

外から何とかしようとしても、事は終わらない。内からそれを求めないと、変わらないんだろうな。

《池上・佐藤流情報術》は、非常に参考になった。海外に知り合いを持つ身ではないので、当然、一般に公開されている情報しか、私には分からない。だけど、質量ともに二人には遠く及ばないものの、ふたりも基本的に公開されている情報を元に、物事を判断するんだそうだ。

私の情報量は、おそらく二人の10分の1より少ないだろうな。新聞と、いろいろなニュースサイトに公開されている情報、それから時々、池上さんや佐藤さんの本を読むくらいかな。



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エボラ『新・戦争論』 佐藤優 池上彰

武漢発の感染症のように致死率が低いと、症状が軽い場合が多く、ちょっと用事があればなんとなく外出してしまう。場合によっては、これといった症状が現れない場合もあるので、感染者が感染にも気づかずに外出してしまう。それで、世界の機能がストップしちゃうようなパンデミックになってしまった。

WHOのテドロスが、最初の情報が入ったときに、中国人の受け入れ拒否をストップさせてなければ、こんなことにはならなかっただろうけどね。

それはともかく、ここでの話題は、まずはエボラ出血熱から。“出血熱”というのは、それだけで恐ろしいね。エボラ出血熱は、あまりにも致死率が高く、しかも症状が急速に進むので、感染者が他人に移す前に死んでしまうケースが多い。そのため流行が局地的なもので押さえられていた。

この本によれば、それが今、人口密集地帯で流行するようになり、国境なき医師団も「もはや制御できない段階に入りつつある」と表明している。

何しろ致死率は90%を越える場合もあるそうだ。こりゃすごい。感染したら、まず死ぬってことだ。

自然宿主はオオコウモリで、そこから野生動物に感染する。感染した野生動物を食べたり、死体に触れたりして人に感染する。そこから人から人への感染が起こる。

そう言えば、武漢の市場でも、いろいろな生き物を売ってたそうだ。猪や蛇なんて当たり前。ワニ、ネズミ、アナグマ、ロバ、犬、猫、狐にクジャク。エボラウイルスの自然宿主と同じコウモリも売られていたそうだ。“中国”武漢周辺では、わりとあたりまえの食材らしい。

武漢といえば、春秋戦国時代の楚の国の都。と言うことは、屈原や項羽もコウモリ料理を食べたのかな。武漢周辺にはエボラウイルスを宿したコウモリはいないということかな。

潜伏期間は2日から3週間。症状は、突然の発熱、強い脱力感、筋肉痛、頭痛、喉の痛みなどに始まり、その後、嘔吐、下痢、発疹が出現する。肝機能および腎機能の異常も伴う。さらに症状が進むと出血傾向や意識障害が出現する。出血熱と呼ばれているが、出血が伴うのは1割ほど。最近はエボラウイルス病と呼ばれるそうだ。


『新・戦争論』  佐藤優 池上彰


文春新書  ¥ 913

確実にやってくる「サバイバルの時代」を生き抜くためのインテリジェンス
序章 日本は世界とズレている
第1章 地球は危険に満ちている
第2章 まず民族と宗教を勉強しよう
第3章 歴史で読み解く欧州の闇
第4章 「イスラム国」で中東大混乱
第5章 日本人が気づかない朝鮮問題
第6章 中国から尖閣を守る方法
第7章 弱いオバマと分裂するアメリカ
第8章 池上・佐藤流情報術5カ条
終章 なぜ戦争論が必要か



この本で、国境なき医師団が、「もはや制御できない段階に入りつつある」と表明したのは、2014年~2016年に西アフリカで流行したときのことだろう。ギニアで発生したエボラ出血熱が、感染者の移動でリベリアやシエラレオネに広まったんだそうだ。

感染者は、疑い例を含んで合計28616例、致死率40%だったそうだ。ということは、死者は11500人くらいと言うことか。

今回の“中国”武漢発の感染症もそうだけど、地域によって、ずいぶん致死率に違うが出る。エボラ出血熱は、この時の流行が一番大きかったらしいけど、ギニア3814例、致死率67%。リベリア10666例、致死率45%。シエラレオネ14122例、致死率28%。

アフリカの一部地域の流行に収まっていたために、欧米先進国が医薬品の開発に熱心でなかった。ただ、理由はそれだけではない可能性もある。

戦争と感染症は、歴史の中で、人口を調整する役割を果たしてきた。感染症がアフリカでとどまるものであるなら、あるいは“中国”でとどまるものであるなら、と言う意識が欧米先進国にある可能性である。

この本でも話題に載せられてるんだけど、ダン・ブラウンの『インフェルノ』は、人類の人口爆発を泊めるためのウイルス、それこそインフェルノっていうのはウイルスの名前なんだけど、これを拡散させるのをなんとかやめさせようという話だった。

欧米白人社会は、手を替え品を替えて、次々に新たな環境問題を持ち出してくる。それらの多くは空振りに終わり、ごくまれに大当たりする。鯨とか、地球温暖化とか。

私はそれらの背景に、優生思想があると思っている。そして、多すぎるのは、アフリカ人と中国人。ウイルスも、そこから外に広まらなければ、それでいい。底まで意識しているとは思わないけど、環境問題っていうのは、新たな人種問題のように思える。

富士フイルムがインフルエンザ対策として開発したアビガンという薬は、エボラ出血熱にも効果があるとして注目を浴びた。それが今、武漢発の感染症にも効果があると注目を浴びている。


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民族主義『日本の敵』 宮宅邦彦

共産主義という悪魔を、チャーチルやFDRが、少しでも深く理解していたら、もう少しマシな世界になったいただろうに。

FDRなんか、共産主義を、あるいはスターリンを制御できると踏んで、逆にうまく利用され、第二次世界大戦の戦果の多く、世界の半分をソ連にただでくれてやることになった。なにしろ、アジアで共産主義の拡散を封じ込めていた日本を、ぐうの音も出ないほど叩きのめしちゃったんだからな。日本の代わりにアメリカがアジアに出張って、・・・それ以降は失敗ばかり。

ともあれ、第二次世界大戦後の世界は、米ソを軸とする冷たい戦争、冷戦の時代に入った。第二次世界大戦以前の民族主義の高まりを原因とする対立は、共産主義と自由民主主義という二つのイデオロギーの対立に吸収された。第二次大戦前のナショナリズムは、冷戦時代のインターナショナリズムに、強引にねじ伏せられる形となった。

しかし、1989年にベルリンの壁が崩壊し、1991年には共産主義の母国ソビエト社会主義共和国連邦が地上から消えた。これは、共産主義に対する自由民主主義の勝利を意味した。同時に、インターナショナリズムにねじ伏せられていたナショナリズムを解き放つことを意味していた。共産主義に勝利した以上、もはや自由民主主義は民族主義を封じ込めておく大義名分を失った。

1945年以前の民族主義は、再び野に放たれることになったのだ。

東欧では、ソ連の傀儡だった独裁者たちが追い詰められていく。ユーゴスラビアで高まった民族主義なんて、1991年の6月には始まって、六つの民族共和国が七つに分裂するという混乱を生み出した。

同様に、ソ連崩壊後、“唯一の超大国”となったアメリカ合衆国の力を試すように、中東に問題が発生していく。この本の著者、宮宅邦彦さんは、現在のイラクやシリアをおおう大混乱は、実は第一次世界大戦後始まったオスマン帝国崩壊の新段階ではないかと言う仮説を立てている。

この本は2015年に出された本で、残念ながらすでに時価になってしまっている本である。だけど、国際世界が関心を向けなくなったために報道される機会が減少したかも知れないが、その時の混乱は、何ら解決されたわけではない。

その問題の根源に、冷戦の終了によって民族主義が解き放たれたことにあるのではないかという宮宅さんの仮説は、大変興味深く思われたので、紹介してみたいと思う。


『日本の敵』    宮宅邦彦


文春新書  ¥ 時価

安倍晋三が信頼を寄せる「本物のインテリジェンス」が冷徹な眼で分析した戦略論
第1章 帰って来たロシアの熊
第2章 「イスラム国」後の中東世界
第3章 マーシャルのネットアセスメントとは何か
第4章 ネットアセスメントを中国へ応用する
第5章 中国が狙う対米「第二ラウンド」
第6章 「米国の凋落」は本当なのか
第7章 新民族主義時代の日中韓関係
第8章 中央アジアの地殻変動
終章 日本の敵


トルコは可哀想だった。ケマル・アタチュルク以来、民主化、西欧化を進めたトルコは、1960年代から欧州の一員となることを切望していたそうだ。

冷戦時代、ソ連を封じ込めるため、トルコはNATOに歓迎され、その一員としての役割を果たしてきた。同時に、冷戦後EUが設立された当初からトルコが加盟を切望していたにもかかわらず、EUはそれを拒否している。

どうも、現在のエルドアン大統領は、利用されるばかりのEU加盟をめざすことをやめて、中東における影響力拡大に舵を切ったようだ。エルドアン大統領が、徐々にイスラム化を進めているのは、トルコ民族の原点回帰、民族主義の現れではないかという。トルコには軍部主導の伝統的世俗主義があって、エルドアン大統領のイスラム化に危機感を抱いてクーデターを起こしたのは2016年だった。

世俗主義からのイスラム化が、民族主義の一形態であるなら、その先駆けとも言える1979年のイラン・イスラム革命はどうか。宮宅さんは、そのイスラム過激主義の政権掌握を、欧米世俗主義に迎合した専制君主を倒してペルシャ人シーア派独立国家をめざす、ペルシャ民族主義の復活ではないかという。

その直後に発生したイラン・イラク戦争で湾岸アラブ諸国がイラクを財政支援したのは、アラブに対するペルシャ帝国の逆襲と考えたからではないかという。民族主義が背景にあったということだ。

オスマン朝の滅亡後、イラク、シリア、ヨルダンなど、英仏が勝手に定めた国境線は、アラブの王政や独裁政権によって維持されてきた。大きな変化のきっかけは2001年のアメリカ同時多発テロと、それに続く報復戦争、そのままイラク戦争へと流れ込み、フセイン政権を打倒した。

イラク独裁制の崩壊の影響はチュニジア、エジプト、シリア、リビア、イエメン、ヨルダンにも及び、一連の動きは「アラブの春」と呼ばれたが、これで幸せになった国は一つもない。しかも、一連の戦いの中で、カリフ制の復活をめざすイスラミック・ステイツという過激派が力を持ち、混乱に拍車をかけた。

イラクに今残された残されたものはなにか。イラク北部のスンニー派アラブ、イラク北東部のクルド、イラク南部のシーア派アラブという三つの民族主義であるという。

2001年~2003年のアメリカによる軍事介入のあと、オバマ大統領は非介入主義に切り替えた。これが大きな変わり目だった。王政、君主制、独裁共和制による強権主義が悪と決めつけるのは簡単だが、それを倒して議会制民主主義に置き換えても、中東は収まらない。力の空白が生まれて過激派の聖域となるばかり。

この時、宮家さんは、「2016年の大統領選挙次第」と言っていた。

私は、当時よりも、少しはマシな大統領になったと思っている。



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ユーゴ紛争『反日プロパガンダの近現代史』 倉山満

《弾丸よりもキャッチコピー、優れたキャッチコピーはミサイルよりも威力がある》

これはすごい。あれはプロパガンダだったんだ。なんだか胡散臭いとは思ったけど、やっぱりプロパガンダだったんだ。

だけど、それによってミロシェビッチは最悪の独裁者にされた。一連のユーゴスラビア紛争における戦争犯罪人として身柄を拘束され、獄中で命を落とすことになった。

セルビアが国際的に孤立し、経済制裁によって国民の生活を困窮させ、すべての戦争に負けたことでセルビアの利益を損なった。コソボ紛争ではNATOの空爆まで招き、領土まで失った。その最大の責任が、ミロシェビッチにあるとされた。それがプロパガンダのものすごいところなのか。

ミロシェビッチはアメリカで銀行家をやっていて、経済合理性の分かる親米派だったという。アメリカにしてみれば、このミロシェビッチをうまく使えば、あんな最悪な状況になることは防げたんじゃないかと思うんだけど、その時のアメリカ大統領はクリントンだったんだよね。不幸な巡り合わせというか。

ユーゴスラビア紛争に顔を出してくる一連の政治家たちの中では、一番の真人間がミロシェビッチだって倉山さんは言っている。・・・“あれでも”一番だって。つまりは、その他のやつが、・・・クリントンはじめ、ひどすぎるんだって。

たとえば、クロアチアのトゥジマンはナチス崇拝のファシストで、トゥジマン時代のクロアチア人の家庭にはヒトラーの正造が掲げられていたという。ウスタシャの話が出てくるんだけど、これは知ってた。ナチスの傀儡国家と呼ばれたクロアチアのファシズム団体。だけど、そのあまりの残虐さにSSが逃げ出したとか、ヒムラーがヒトラーに帰国を嘆願したとか。

ユーゴスラビア紛争の始まりは、真っ先に独立戦争を仕掛けたスロベニアだった。そのスロベニアのクーチャン大統領、仕掛けるに当たって、クロアチアをたきつけて、トゥジマンを腰抜け扱いしたそうだ。

トゥジマンや、ボスニアのイゼドベゴビッチは、チトー時代から民族運動をやってる札付きで、ミロシェビッチは逆に、過激な民族主義を警戒する側だったようだ。





アスペクト  ¥ 時価

国内外の反日勢力が仕掛ける情報戦&謀略戦に負けないために知っておきたいこと
はじめに  ――もう反日プロパガンダには騙されない!
第一章 現代日本を取り巻くプロパガンダ
第一節 歴史問題
第二節 アメリカのプロパガンダ
第三節 中国のプロパガンダ
第四節 朝鮮のプロパガンダ
第二章 プロパガンダが得意だった戦国日本人
第一節 戦国時代の基本はプロパガンダ戦
第二節 織田信長
第三節 豊臣秀吉
第四節 上杉謙信
第五節 毛利元就と徳川家康
第六節 石原莞爾と武藤章
第七節 世紀のザル法! 特定秘密保護法
第三章 近代日本のプロパガンダ
第一節 強力だった明治の外交
第二節 明石元二郎
第三節 石井菊次郎
第四節 満洲事変 プロパガンダ戦敗北まで
第五節 正論が通らなくなる謎
第四章 世界史におけるプロパガンダ
第一節 四面楚歌が世界最初のプロパガンダ?
第二節 異教徒を改宗させる宣教委員会
第三節 イギリスを世界大戦に勝たせた近代プロパガンダ
第五章 反日プロパガンダに勝つ方法
第一節 ユーゴ紛争にヒントがある
第二節 外国人参政権
第三節 「北朝鮮に拉致された中大生を救う会」の戦い
第四節 アベノミクス vs. 日銀の死闘






六つの共和国が七つに割れた、ユーゴスラビア紛争。

六つが七つ?

スロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェコビナ、セルビア、モンテネグロ、マケドニア、コソボ、・・・本当だ。いつの間にか七つになってる。

いつの間にかってのはよくないね。だけど、当初、心底心配してたユーゴ紛争なんだけど、徐々に戦場と戦っている者たちが変化していって、その変容にこっちの頭がついていかなくなっていった。ついには、「ああ、なにかとドンパチやってるところね」という状況になってしまった。・・・恥ずかしながら。

もとはといえば、ソ連という共通の的に掲げていた武器が、そのソ連が勝手に潰れて以降、昨日までの同じユーゴスラビア国民に向けられるようになって、ボスニア・ヘルツェコビナみたいなセルビア人、クロアチア人、ムスリム人混住の地域では同じアパートに入っている者同士でひどいことになって・・・。

イスラム教徒がやられた強制妊娠施設では、女を拉致し、強姦して妊娠させ、中絶できない時期になったら解放するようなマネをしてたんだそうだ。もちろん、やられた側はやり返す。そうしてやった側、やられた側、生まれた子ども、その家族たち、そういう人たちが、紛争が収まった今、同じ街に住んでいる。貧乏だから、街を出ることもできない。

そんな状況なわけだから、誰が悪い、彼が悪いという話じゃない。そういう話じゃないんだけど、最も忍耐を迫られるのは、最大勢力のセルビアだったってことになる。実際、セルビア共和国の中でも、コソボのアルバニア人が暴れてもセルビア人は忍耐を強いられた。

それでもセルビアは軍事的にも力があったから、やり合ってもクロアチアやボスニアには負けない。ところが、彼らがアメリカやNATOを巻き込んで空爆しろと声高に叫ぶ。

その時、ボスニア・ヘルツェコビナは、アメリカの広告代理店を巻き込んでいたそうだ。私が覚えているのは、「エスニック・クレンジング」という言葉だ。これは、戦争広告代理店によって生まれた歴史に残るキャッチコピーなんだそうだ。「セルビアは民族浄化をやっている」、セルビアを空爆しろ!

ユーゴスラビア紛争は、キャッチコピーはミサイルよりも強いことを知らしめる出来事だったわけですが、そんな話が明るみに出たのは、イゼトベゴビッチが広告代理店の料金を踏み倒したからなんだそうです。





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Author:イーグルス16

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本




















































































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