めんどくせぇことばかり 本 近現代世界

『アメリカはなぜ日本を見下すのか』 ジェイソン・モーガン

いま、『リベラルに支配されたアメリカの末路』っていう本を読み始めたんですけどね。まったく、ずいぶん激しい言葉が躍りまくってるんですよ。

《アメリカは、脳が乗っ取られた状態で、ゾンビ化した国》なんですって

んんん、この間読んだ、寄生虫の本を思い出してしまった。あんな感じで、寄生虫に乗っ取られたかたつむりみたいに、アメリカは木に登らされて鳥に食われてしまうのか?

この人、こんなに激しい人だっけ?

というのも、前にこの人の書いた『アメリカはなぜ日本を見下すのか』 っていう本を読んでるんですね。たしか、足の手術で入院しているときに読んでたんじゃなかったかな。その時、よくわかりました。日本が病んでいる以上に、アメリカは病んでいるんですね。その時の分の進め方も厳しいものだったけど、こんなにも鬼気迫った感じじゃなかった。最初にこの本を読んだ人は、きっと、ひいちゃうだろうと思います。

そんなわけで、前作、『アメリカはなぜ日本を見下すのか』の時のブログの記事を紹介しておこうと思います。
 だいたいが、アメリカは建国のルーツそのものが問題であります。建国をになったピューリタンの教えが、そもそも独善的なものですね。

ジョン・ウィンスロップは、宗教の自由を求めて大陸へ移住し、マサチューセッツ湾植民地初代知事となったそうです。彼の行った《丘の上の町》という演説は有名で、「清教徒は神と契約を交わした民で、“丘の上の町”に住み、彼らは世界の模範にならなければならない」というもの。“丘の上の町”とはつまり、“約束の地”であり、契約の民は聖地への巡礼を試みるピルグリム・ファーザーズですね。

“宗教改革”に関する世界史の講義のようですが、カトリックにおいては、聖書の解釈権は教会に集中され、人々は教会に対して、神による救いを求めました。しかし、聖書主義の名のもとに、人々がそれぞれの立場で神とつながっていったことによって、宗教改革後の教えは、次から次へと分裂していってしまいます。

自分の離婚願望を満たすため、ヘンリー8世はローマ教会と袂を分かち、イギリス国教会を設立したのがイギリスの宗教改革でした。だからイギリスの宗教改革は、本来、その本質であるべき教義を問題としていません。当初はカトリックの形式がそのまま使われていたそうですね。今でも、ウィリアム王子の結婚式なんか見ていると、ずいぶんと伝統的な形式に傾いているように感じられます。そのため、教義をめぐる様々な主張は、あとから登場し、次から次へと分裂していき、中でも原理主義的な考え方は危険視されて、排除されたはずなんですね。そして、それがピューリタンだったわけです。

ワニブックスPLUS新書  ¥ 896

米国の大嘘を喝破 間違いだらけの対日歴史観を正す
序章 私が日本研究を始めた理由―先の大戦で戦った祖父から学んだ日本人の精神
第1章 なぜアメリカは日本を見下すのか?―「誤った対日歴史観」が生まれた背景
第2章 反日思想に染まったアメリカの歴史学会―日本研究を通してわかった学会の真実
第3章 アメリカの「対日歴史観」を正す―中国・韓国の歴史認識との相違点、類似点
第4章 日米関係強化に必要なこと―より良好な関係を築くために

著者のモーガン・ジェイソンは1977年生まれの、アメリカの歴史学者で日本史の研究者です。彼自身、アメリカの、リベラルという名の人種差別主義的、似非進歩主義的な学問の世界に身を置いていただけに、その主張するところには真実味を感じさせるとともに、切実さがにじみ出ています。学会や報道界がいかにひどい状況になっているかは、お読みいただかなければなりませんが、今日のところは、アメリカが日本を見下す理由として、アメリカの本質に関わる部分を、いくつかあげさせてもらいます。

さて、まずは、ピューリタンの独善性については紹介のとおりです。続いて、アメリカには本質的に、君主制国家を憎悪する性格があるという点についてです。単純な問題であるが、アメリカは、君主制国家イギリスから、信仰の自由を求めて逃亡した者たちが建設した国家です。同時に、君主制国家イギリスへの反乱によって生まれでた国家ですからね。

さらに、アメリカには中世がありません。これは20世紀初頭のイギリスのジャーナリスト、セシル・チェスタトンも、同様のことを言っていますね。ある意味では当然である、アメリカ建国の理念はいきなり啓蒙思想家によっています。なかでもロックであり、モンテスキューであり、ルソーらの革命思想によっています。しかし、古代、中世は歴史の厚みであり、アメリカにはそれがありません。その上、日本は、古代、中世、近現代に断絶がありませんからね。ヨーロッパには古代と中世に断絶があり、ペスト大流行で失われたものも多いが、長い歴史のなかで苦労して近代を築き上げた、それがないだけに、アメリカは過去や伝統に重きをおくことができず、軽視しがちであるわけです。いや、逆に憎悪しているんはないかとさえ感じさせられます。

アメリカが日本を見下す理由ですよね。今の三点を見ただけでも、アメリカが日本を見下す理由というのは、アメリカの本質そのものに関わっているというわけですね。
と、まあ、こんなことを書いてました。じつはこの本、大変興味深い本で、本編のほかにも、《アメリカの歴史学会について》、《アメリカの選民思想・排神思想について》と題して記事を書いています。それだけ大きな影響を受けたということですね。機会があれば、そちらも紹介してみたいと思います。

ともあれ、本当は前作から読まれた方がかと思いますね。




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水攻め『なぜ大東亜戦争は起きたのか?』高山正之・奥本實

ティラーソン国務長官が解任されて、新たな国務長官に就任したポンペオさん。就任早々、北朝鮮のことやイランのことと、何かと忙しそう。ポンペオさんが国務長官になって、前職のCIA長官の地位が空いちゃったので、これまた急遽CIA長官に指名されたのがこの優しそうなお顔のご婦人。ジーナ・ハスペルさん。

なんと、強面のポンペオさん以上にやっちゃった方だそうです。そう、いかにもCIAらしいCIA長官の誕生のようです。
ハスペル

CIAでは、《強化尋問テクニック》と呼ばれるものがあるそうです。《強化尋問》、・・・そう、そのとおり。拷問ですね。そちらの方でもCIAらしい人間で、決めたことはやり通す、愛国心では人後に落ちない人間だそうです。

そのジーナさんに関する、次のようなニュースがありました。
JIJI.com 2018/05/10
次期CIA長官、水責めやらない=上院委の公聴会で
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018051000307&g=int
(全文)
次期中央情報局(CIA)長官に指名されたジナ・ハスペルCIA副長官の承認に関する公聴会が9日、上院情報特別委員会で開かれた。過去にテロリストへの「水責め」が問題になった施設で責任者を務めたハスペル氏には過酷な尋問手法への見解を問う質問が集中。ハスペル氏は「非人道的な尋問は、たとえ合法であっても私の下では行わない」と約束した。

顔面などに高圧で放水する水責めは、同時テロ後のブッシュ政権で容認されたが、「拷問」との指摘があり廃止された。一方、トランプ大統領は大統領選中に水責めは「有効」との考えを示してきた。ハスペル氏は、大統領から指示された場合の対応を問われ、「自分の倫理観に従う」と語った。


ハート出版  ¥ 1,944

戦後の教科書では絶対にわからない大東亜戦争の真実ー空の神兵と呼ばれた男たち
はじめに  昭和天皇にただ一人で拝謁した中尉 ヘンリー・S・ストークス
第一章  パレンバン あの時代の景色を想う 高山正之
第二章  パレンバン落下傘部隊戦記 奥本實
第三章  「空の神兵」だった父を偲んで 奥本康大
おわりに  愛するものを守るため、命を賭した男たち 藤田裕行

これも高山正之が書いた本で何度か読んだことがあるけど、昔はイベリア半島のコルドバで行われたんですってね。

コルドバのイスラム教徒はユダヤ教徒と共存することで栄えた。そこにレコンキスタでカソリックが入りこんで来るんですね。イスラムを追い出した彼らは居残った富めるユダヤ人の財産を見過ごしませんでした。ユダヤ人を魔女裁判で拷問にかけます。それは水を飲ませる。ここで水攻めが出てくるわけです。その量、九リットル。自白しなければ、もう九リットル。それでダメだと親指つぶし、さらには焼けた靴を履かせてみる。・・・あまり思い浮かべたくありませんね。やっと自白するとようやく火炙りにして財産を没収するんだそうです。

米軍はこれをフィリピンに持ち込みました。持ち込んだのはダグラス・マッカーサーの父親のアーサー・マッカーサー。アメリカが米西戦争を仕組んでキューバ、フィリピン、グアムの乗っ取りを実行したとき、中でもフィリピンではアギナルドがアメリカにさからったんですね。それに対して、マッキンレー大統領がフィリピンに派遣したのが、アーサー・マッカーサーというわけです。アギナルド軍がサマール島で米軍を待ち伏せ32人を殺すと、アーサーは報復にサマール島と隣のレイテ島の人々を十万人殺すという残虐さだったそうです。

後のアメリカ上院公聴会の証言によれば、米国支配に抵抗する者は膝と肩を一日一発ずつ銃で撃ち、十分に死の恐怖に慄かせてから殺したそうです。水責めは大の字に寝かせ、じょうごで泥水を飲ませ、膨れた腹に米兵が飛び降りると「土人は6フィートも水を吹き上げて絶命した」と、・・・嫌な奴らですね。


が書いた内容によれば・・・。「土人を大の字に寝かせ、竹筒を口に差し込んで汚水を流しこんだ。腹が膨れると兵士が腹を踏んづけた。六フィートも水を噴出して死んだ」というニューヨークイブニングポスト紙(1902/4/8付け)にも一致します。

現代ではグアンタナモ基地でのイスラム系テロリストの尋問に使われているという流れですね。

水攻めはアメリカの専売特許みたいなもんで、やめちゃっていいんですかね。・・・わかったぞ-。アメリカはもしかしたら、水責めよりもうまい手を見つけたということでしょうか。




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『日本の難題』 長谷川慶太郎

私、長谷川慶太郎さんのいうことなら“なんでもかんでも”ってわけじゃないんですよ。シナ情勢に関して言えば、なんかここのところ、長谷川慶太郎さんの言うことがいまいち曖昧に感じられるんです。

シャドーバンキングの問題、不良債権ね。この不良債権問題でシナは大混乱に陥る。もとからの不均衡な経済発展を原因として、その経済混乱によって、シナは政治危機を迎える。そういう流れですよね。その流れは今でも疑っていません。かつては、不良債権自体が管区ごとの軍の中から始まった問題で、軍がその不良債権を抱えてるって話だったと思うんです。習近平はいずれ軍の抱える不良債権の処理に手を付けざるを得なくなって、軍と衝突する。・・・そんな流れだったような・・・。

実際、習近平は軍に手を付けましたよね。人民解放軍の中でも自分の軍門に降ってきたものは救済するが、そうでないものは切り捨てるというかたちで軍を掌握したんだろうか。習近平は軍制にも手を付けましたよね。まあ、シナのことですから、話のとおりに受け取っていいのかどうか分かりませんが・・・。

そのような流れは説明してもらったんだけど、なら、習近平は完全に軍を掌握したのか。そのあたりを長谷川慶太郎さんははっきり言ってない気がするんですね。

軍をしっかり掌握したっていうんなら、習近平の力は盤石なんだろうと思うんですね。

情報が、以前以上に制約されてしまって、暴動や反乱は相変わらず発生しているのか。軍事費以上に、国内の治安維持費が伸びているという話からすると、相変わらず激しいんだろうと思うんですけどね。必死で覆い隠そうとしているんでしょうけど、かりに中国共産党の支配に赤信号が灯るようなことがあるなら、きっとその主体は人民解放軍が軍区ごとに政権を主張してくるのかななんて思っていたんですけどね。

そのへんのところを、長谷川慶太郎さんは、以前ほどはっきり書いてくれてないですね。

今回のシリーズでのシナに関するまとめは、習近平ははっきりと資本主義経済化を目指したということでした。「共産主義を捨てて資本主義に進まないと“中国”は崩壊する」と、これははっきり仰ってます。その過程で、「かならず政治の民主化を求める声にさらされる」ということなんですが、それはそうだと思うんです。だけど、ずーと前からそうだったと思うんです。

どうしても、長谷川慶太郎さんには、それがいつなのか、それは誰なのかを求めてしまうんですね。それは良くないですね。


『日本の難題』    長谷川慶太郎

徳間書店  ¥ 1,512

『長谷川慶太郎の大局を読む』の緊急版 アメリカ1年、日本2年好況続く
第一部 日本の難題
1 オリンピック後の日本
2 日本の株価
3 憲法改正
4 核保有
5 天皇制
6 安倍一強
7 製造業の行方
8 EVシフト
9 銀行業界
10 AI時代
11 朝鮮半島
第二部 これからの世界の政治と経済
アメリカ
中国
ヨーロッパ

プーチンの理想の理想とするロシアは、かつてアメリカと世界の覇権を争いあったソ連にあるようですね。ソ連であった時代にもその中心はロシア共和国で、その周辺には皮下脂肪のように国内共和国がありました。さらにその周辺には東ヨーロッパ共産主義国家を衛星国家として配置してあったわけです。

2014年、ウクライナが西側に近づいたからって軍事介入してクリミア半島を併合してしまいました。ロシアはそういう国家で、国境を挟んでEU、まかり間違えばNATOと向かい合う状況を、なんとしても避けようとしたって、そんな解説も聞きました。なかには、そんなロシアに理解を求める響きを感じることもありました。

でも、やはりそれは我が儘ですよね。

ロシアは、なんと言っても経済構造に大きな問題がありますね。《輸出額の70%、国家歳入の50%、GDPの40%を石油・ガス輸出に依存している》って、どうしようもなく歪んでますね。今までなにをやってきたのかって聞きたくなります。石油やガスをほってるだけですかって、ききたくなります。

さすがに産油国も行き詰まったみたいで、仲がすごく悪いにもかかわらず原産に同意して、原油価格も上がり始めました。上がり始めてあるレベルに達すると、まあロシア経済も楽になったりするんだけれど、アメリカがシェールオイルを掘り始めるんですね。そうすると、また原油価格が下がっちゃうんですね。

14日に、米英仏がシリアを攻撃しました。それから、トランプはイスラエルのアメリカ大使館をエルサレムに移すとも言ってますよね。なにをやっても、もう中東は石油戦略を発動できないんですよね。イランに対抗するためにサウジアラビアは各種の自由化を推し進めている状況にありますしね。なにしろ、アメリカがシェールオイルを掘れる以上、石油戦略なんて自らの息の根をとめることになりかねないです。

結局、ロシアには打つ手がありません。トランプは、プーチンの強気を冷静に受け流しました。




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トランプ『日本の難題』 長谷川慶太郎

ものを書いている人の中では、やっぱり長谷川慶太郎さんの視点はしっくり来ますね。肌が合うていうんでしょうかね。最近の世界の動きが早いなかで、自分の見方が、なかなか世間の人の言うことと違うことが多いので、それはやはり不安になるわけですよ。小さい頃から味噌っかす扱いされて、自分の言うことが取り上げられるなんて経験をしないできましたからだと思います。自信がないんですね。

だからといって、声の大きな人の言うことをそのまま受け入れられないんですよね。そんなことなら、一人でいたほうがまし。偏屈なんですね。だけど不安なんですよ。だから無口になるんです。

そんな時に、自分の考えが長谷川慶太郎さんに補強されると、本当にうれしい。今回の本でもそんなところがありました。トランプ大統領に対する評価ですね。

第二部の冒頭でトランプ政権を取り上げているんですけど、副題に《成果を上げ始めたトランプ政権》とあります。私もそう思います。政権内部の確執であるとか、解任や辞任が大きく取り上げられ、“政権崩壊”という活字まで見かけるようになりました。

それこそトランプ大統領が追い詰められて大統領の地位を追われるようなことにでもなれば、人格者のペンス副大統領が昇格して、・・・ってね。

『日本の難題』    長谷川慶太郎

徳間書店  ¥ 1,512

『長谷川慶太郎の大局を読む』の緊急版 アメリカ1年、日本2年好況続く
第一部 日本の難題
1 オリンピック後の日本
2 日本の株価
3 憲法改正
4 核保有
5 天皇制
6 安倍一強
7 製造業の行方
8 EVシフト
9 銀行業界
10 AI時代
11 朝鮮半島
第二部 これからの世界の政治と経済
アメリカ
中国
ヨーロッパ

鍵は、トランプ大統領が公約に掲げていた案件にある。それを実施に移せるかどうかってところに、トランプ政権の不沈はかかっているってことだと思うんです。

どういうことかと言うと、この間ご紹介した『悪のリーダー論』で山内昌之や佐藤優さんが言ってた通り、ドナルド・トランプは原因ではなくて結果なんですね。さまざまな事柄の結果、ドナルド・トランプ大統領の誕生という結果が生じたということです。そのドナルド・トランプが大統領選で掲げていた公約こそが、トランプを今の地位に押し上げたわけですから、結果であるドナルド・トランプ大統領がその公約を実行すれば、ドナルド・トランプ大統領を生み出したときと同じ現象が起こるのが当然のことになるわけですね。

つまり、支持が高まるということです。

大型減税を含む税制改革、大型インフラの整備、イスラエルへの肩入れ、貿易不均衡是正への取り組み、そうそう、この間は、メキシコとの国境に州兵を派遣することが取り上げられましたね。いずれも、大統領選において、アメリカ国民から支持された公約です。

その他にも、北朝鮮問題、イランの問題、それからシリアが毒ガス兵器を使ってる問題ね。アメリカがトランプ政権となって立場を明確にしたことで、いずれも解決への動きが起こり始めてますね。

《アメリカが中立を捨て明確にイスラエル側に立てば中東の紛争が収まる》と長谷川慶太郎さんは言います。同意見です。それが原因で中東が戦火に包まれるなんてありえない。誰がイスラエルに攻撃を仕掛けるんでしょう。誰がアメリカに攻撃を仕掛けるんでしょう。OPECが原油価格を釣り上げたら、アメリカの関連業者がシェールオイルを掘りまくって、産油国が破産する。

『戦争にチャンスを与えよ』という本を読んだけど、戦争による淘汰を中途半端で終わらせれば、その戦争は終わらない。決着がつけば、勝者も敗者も次の段階に進めることになる。その段階で、周囲が敗者を支えていくならいいが、・・・。中途半端な国連、NGO、他国の介入が戦争を長引かせることになる。

トランプ大統領の支持率は、回復基調に乗りましたね。この流れで中間選挙を乗り切れば、だいぶ先が見えてくることになる。おそらく、トランプ大統領という結果は、結果としての役割を果たすことになるんじゃないでしょうか。




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『世界のまちがど地政学』 藻谷浩介

「第二次世界大戦における日本は、日本から仕掛けて、それで無様に負けて、あげくの果てに占領されちゃった」って言うんですよ。この本の著者の方。さらに続けて、「群島にある単一言語国家という地政学的メリットもわきまえずに、半世紀ほど帝国主義の真似をして大陸を侵略した結果の、日本人の歴史上最大の失敗」って言うんです。たしかに、“失敗”には違いありませんけどね。負けたんですから。

さらに続けて、「戦後には軍事ではなく欧米アジアを結ぶ海上通商に徹することで、逆に空前に繁栄をしますが、これこそ地政学的地位を最大限に活かした妥当な道」と言います。

ああ、この人、内田樹さんのファンなのか。「日本語しか話さず、行ったこともない他の世界のあり方を勝手に解釈するのは、地政学ではありません」・・・だそうです。

たしかに日本は辺境ですね。自ら世界を作り変えようとする国ではないです。だから、対応しなければならない。シナ大陸が危険な状況であれば、対応します。聖徳太子もそうしましたよね。シナ大陸に強力な勢力が登場しない時代は安心なんですけどね。隋がシナ大陸を統一するということは、周辺には大きな脅威だったはずです。

日本は対応する国なんですね。なにも、帝国主義の真似事をしてシナを踏みにじったわけじゃないんですけどね。何かにつけうまく利用されて踏み台にされたのは、日本の方なんですけどね。



毎日新聞出版  ¥ 1,188

歴史認識と現場で今まさに起きていることの療法を踏まえた現代の地政学を論じたい
第1章 “ドイツの北方領土”カリーニングラードで考えた
第2章 求心力と遠心力が織りなす英国、その多様性と業
第3章 旧ソ連・コーカサス三国“世界史の十字路”の混沌と魅惑
第4章 スリランカとミャンマーを巻き込む、インド対中華の地政学
第5章 台湾・韓国・中国の高速鉄道乗り比べ
第6章 南北米州の隅っこから、21世紀の地球が見える


たしかに、よく海外に出かけてますね。こういう人が持ち帰った知見はとても重要だと思います。一人でも多くの方に、著者の藻谷さんのように、とにかく“現地を見てくる”ということを実践してほしいですね。・・・私は行きませんけど、皆さんの書いたものを読ませてもらおうと思います。きっと、著者の藻谷さんとはまた、違うものが見えてくる場合もあるんじゃないかと思いますよ。そういう本が出版されるのを楽しみにしています。ただ、行っちゃいけない場所がありますからね。そういう場所には、藻谷さんも行っていないので、煽られないでね。朝日新聞に煽られて、アフガニスタンに行って殺されちゃった人もいるらしいですからね。

第1章のカリーニングラードの話なんか、本当に勉強になりました。「固有の領土だから返せ」と言っても、ロシアが返さないはずです。固有の領土を返さなくなったら、ロシアはいろいろ返さなきゃいけなくなっちゃうんですね。だから、最近は“第二次世界大戦の結果”ってことにしてるんですね。

そういう点は真似してほしいんです。だけど、著者の認識は、カエルの楽園のデイブレイクと同じかな。きっと、ウシガエルに国を乗っ取られたあとも、同族を犠牲にして生き延びるのかな。

《“核の傘”論とは、米国が原爆を落とした現在を正当化するために無理に作っている理論、現実主義的な考え方の対局にあるイデオロギー》だそうです。・・・ぜひ、金正恩や習近平を説得してもらいたいところですね。なかでも、習近平を説得してもらいたいな。中華人民共和国の軍拡は、周辺にとってとてつもない驚異ですからね。・・・歴史を踏まえるとね。私が歴史を踏まえるのと、著者が歴史を踏まえるのは、どうも意味が違うようです。

最後にもう一度繰り返しますよ。

「日本の中にこもって、日本語しか話さず、行ったこともない他の世界のあり方を勝手に解釈するのは」・・・どうも、藻谷さんが許してくれないようですよ。




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『日本は誰と戦ったのか』 江崎道朗

自分のやってること、考えていることが本質から遠く離れていることを、実はどこかで意識している。そちらに思考を向けようとすると、心のどこかで、なんらかの制御が働いてしまう。

それは言霊信仰であったり、御霊信仰であったりといった、日本人の宗教心に支えられたものであるだけに質が悪い。その宗教心ゆえに、日本人はその歴史の中で、たびたび過ちを犯してきた。幕末の黒船来校への対応、第二次世界大戦に向かう過程においても、戦争遂行においても、高度成長期の公害対策においても、バブル崩壊後の戦争遂行においてもさまざまな社会現象においても・・・。

この本にも書かれているように、フランクリン・ディラノ・ルーズベルトの進めた戦争政策を全肯定する立場のすべてを押し付けられて、戦後の日本社会はスタートを切った。アメリカでは、戦後間もなく、FDRの時代を検証する努力が始められたそうだ。その力は今、アメリカ全体を覆っているとはいい難いが、それなりの成果を上げつつある。

にもかかわらず日本では、嘘を押し付けられて、欧米のアジア侵略の債務まで押し付けられて、その上、固有の領土まで侵されているにもかかわらず、いまだにその嘘の海を漂っている。

第二次世界大戦に向かう過程を、戦争政策を批判する人たちも、実は囚われているんだ。レーニンがどんなに酷いやつだろうが、スターリンが何千万人殺そうが、ひとえにマルクス主義を信奉してやまない方々も、実は、言霊信仰、御霊信仰に囚われた、最も日本人らしい日本人であることを、その批判的精神を持って、自ら証明しているわけだ。

FDRはヤルタ秘密協定で、満州・樺太・千島列島・北朝鮮とそこに住む日本人をスターリンに売り渡した。さらに、それを実体化するやめ、ならず者のソ連軍を極東に向かわせる必要があった。そして、そのための時間を必要としていた。

「日本を降伏させてはならない」

布石は打ってあった。カサブランカ会談後の記者会見で、FDRは枢軸国に無条件降伏以外の降伏を許さないと言い放った。会談相手のウィンストン・チャーチルでさえ寝耳にミミズ、いえ、寝耳に水の話だった。

それでも日本は、有条件による“敗北”を模索した。しかし、間に合わなかった。スターリンは、まんまと欲しいものを手に入れた。



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戦後の常識が全てひっくりかえる 衝撃!米保守派の最新歴史研究…日本は?
序 章  日米開戦はスターリンの工作だった
第一章  日米を開戦に追い込んだゾルゲ
第二章  「雪」作戦発動
第三章  オーウェン・ラティモアの暗躍
第四章  乗っ取られたホワイトハウス
第五章  ヤルタ会議を仕切ったアルジャー・ヒス
第六章  握り潰された「反ソ」報告書
第七章  ソ連の対日参戦まで日本を降伏させるな
第八章  ソ連の対米秘密工作は隠蔽されてきた

1930年代、1940年代、アメリカの政策決定の現場には、スターリンの意向をその政策に活かすために暗躍するエージェントたちが巣食っていた。FDRはそれに迎合したし、その死後を受け継いだトルーマンも、立場上隠蔽に加担した。

《アメリカの学会やマスコミは、アメリカを裏切った者たちを、あたかも無実の被害者であるかのようにかばい、むしろ英雄視してきました》

そりゃそうだ。アメリカの学会やマスコミで力を持つ者たちは、コミンテルンの策謀の利得者なんだから。そういった連中が歴史学会やアカデミズムを我がものとするアメリカ社会においては、彼らと国際政治や軍事専門家の間で歴史観が逆転してしまっているんだそうだ。

・・・日本よりは、ましだね。

最後に、著者のまとめを紹介しておきます。
本書を読んで、「やはりルーズベルト大統領とスターリンが悪かったんだ。日本は悪くなかったんだ」というような誤読はしないでいただきたい。国際政治の世界では、騙されたほうが悪いのです。そして先の大戦で、日本はインテリジェンスの戦いで敗北したのです。自戒を込めて申し上げるのですが、その痛苦な反省に基づいて必死に学ぼうとすることが、日本にインテリジェンスの戦いの勝利をもたらすことになるのです。
本書p293

日本が悪かったことが、やはりあるんだな。戦争にも、そしてインテリジェンスでも、日本は負けたということだな。負けてはいけないんだな。



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日本解体『日本は誰と戦ったのか』 江崎道朗

オーウェン・ラティモアは太平洋問題調査会の中心的イデオローグで、機関紙《パシフィック・アフェアーズ》の編集長。太平洋問題調査課はYMCAの主導により、ロックフェラー財団などの支援を受けて設立された民間のシンクタンク。戦前から強力な半日工作の拠点となっていた組織で、実質的にコミンテルンの支配下にあったと思っていいようです。オーウェン・ラティモアはそこの機関紙の編集長で、中心的なイデオローグということですからね。本書後半で、オーウェン・ラティモアの言行がクローズアップされているので、自分の覚書のために、ちょっと、そのあたりを追いかけておきたいと思います。

日本処理について
ドイツと同様、日本も侵略能力を剥奪されるべきである。幸いドイツと異なり、日本は本土に資源を持たず、日本の工業は、ドイツの工業と違って自足不可能でバランスが取れていないし、技術的に偏りもある。

カイロ宣言によって中国は東北地区、台湾、澎湖諸島を回復する。七五〇〇万の日本の人々は、一五万マイルほどの島国に住まねばならない。終戦以前にその保有する軍艦・商船のほとんど、重工業の相当部分を破壊されるだろう。
オーウェン・ラティモア著『アジアにおける解決』

日本の戦後の産業
日本は産業帝国主義者と軍事帝国主義者が相携えて国外の資源と市場を統制するシステムを築いてきたが、征服した海外領土を失えば、このシステムは自動的に解体する。そうなれば七五〇〇万の人口の四〇%は農民となろうが、それでも食糧の自給は困難であろう。残りの六〇%は破壊された工業に就業するであろう。この工業の原材料の獲得及び海外市場への販売は、連合国の合意ある場合のみ許容される。

工業の脱軍事化は脱工業化とは違う。日本を脱工業化すれば、幾百万の餓死者が出るだろう。我々にとって日本人ほど憎むべき敵はいない。しかし幾百万の者を飢えて死なせるほどではない。

オーウェン・ラティモア著『アジアにおける解決』

1945年来日時、ラティモアの起草した賠償安
  1. 日本の経済の最低限度を維持するに必要でないすべてのものを取り除く。最低限度とは、日本が侵略した諸国の生活水準より高くないこと
  2. 軍事生産に役立った機械・器具はすべて除去または破壊される。もしこの除去した機械・器具が賠償受納の権利ある諸国に使途があれば、これら諸国にこれを与える
  3. 賠償取立ての対象となりうるものについては、賠償に先立ち二つの方法でまずこれを賦課する。第一は占領費、第二は日本の必須の輸入を行うにあたり、その代金として必要な総額に相当する通常輸出を、まず日本に賦課する。必須輸入とは日本国民の生活維持に必要なりと連合国司令部が認めたもの。
オーウェン・ラティモア著『アジアにおける解決』

賠償に関わる報告書
日本の戦後復興を厳格な監視下に置き、他のアジア諸国の経済発展を促進する。財閥は解体すべく、日本が戦後市場の機先を制することを防止する。軍事工場は全面的に撤去ないし破壊し、一定の生活水準以上の産業の余剰は取り上げて近隣諸国に割り当てる。厖大な機械の余剰は他のアジア諸国に配分される。

米国の占領は永久ではあり得ず、遠距離から日本を有効に統制することは困難だから、近隣諸国を強化して監視役とする。近隣諸国が強ければ、日本も再侵略ができないだろう。

オーウェン・ラティモア著『アジアにおける解決』


KKベストセラーズ  ¥ 1,250

戦後の常識が全てひっくりかえる 衝撃!米保守派の最新歴史研究…日本は?
序 章  日米開戦はスターリンの工作だった
第一章  日米を開戦に追い込んだゾルゲ
第二章  「雪」作戦発動
第三章  オーウェン・ラティモアの暗躍
第四章  乗っ取られたホワイトハウス
第五章  ヤルタ会議を仕切ったアルジャー・ヒス
第六章  握り潰された「反ソ」報告書
第七章  ソ連の対日参戦まで日本を降伏させるな
第八章  ソ連の対米秘密工作は隠蔽されてきた


皇室
日本が天皇なしでやっていこうと決意するのであれば、それはまことに結構なことだ。さもなくば、我々は、いまや軍国主義は徹底的に妥当され、今さら勝者たる我々は天皇を利用する必要などないということを示すべきである。我々は天皇及びその後継者となりうるすべての皇族男子を監禁すべきである。場所は中国が良いだろう。そして我々の連帯責任を強調するために、連合国委員会の監視下に置くとよい。
オーウェン・ラティモア著『アジアにおける解決』

皇室
日本の天皇制問題を解決しうるのは革命のみである。問題は制度であり、ここの天皇の性格や性向などではない。日本人が改革によって「民主的君主制」を実現しうるなどという考えは誤りである。

英王が王を持ちつつ民主的でありうるのは、英国民がかつて英国王の首を刎ねたという事実によるのである。日本国民が同様に進歩的なことをするまでは、日本は世界における不快の根源であり続けるであろう。

オーウェン・ラティモア著『アジアにおける解決』

日本
日本社会は本質的にファシスト的性格を持っている。

日本はドイツの真似をしているだけだとして、日本ファシズムは外見上のものに過ぎないとか、ドイツの二番煎じだという者もあるが、誤りである。実際は、日本ファシズムの方が、ドイツ・ファシズムよりも根が深い。日本社会は中世の頭脳が二〇世紀の手を動かす畸形児であり、「近代化」は人々のちゅせい的心性を温存しつつ、その手に近代的技術を習得させた。ここに日本社会の根源的・本質的なファシズム的性格がある。

オーウェン・ラティモア著『アジアにおける解決』

日本は、本当に危ないところ、解体され、影も形もなくなる所でしたね。




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『悪のリーダー論』 山内昌之 佐藤優

アメリカのドナルド・トランプ。北朝鮮の金正恩。中華人民共和国の習近平。トルコのレジェップ・エルドアン。イランのアリー・ハメネイ。

誰が考えたって間違いようはない。独裁の時代だ。

米朝の対立は、ほんの些細な行き違いで数百万の死者をもたらす第二次朝鮮戦争の発展する可能性があります。誰の目にも明らかです。その“ほんの些細な行き違い”は、歴史を見ればはっきりするが、あんまり珍しくないんですね。日本がアメリカと戦う羽目になったのも、到底起こりえないはずの事態が次から次へと、「あれあれ、こんな事があっていいの」ってくらいに連発して起こってのこと。些細な行き違いなぞ、ごくごく当たり前と考えたほうがいいくらいです。

ほんの些細な行き違いで、核ミサイルが発射されて、それはおそらく日本に飛んできて、北朝鮮はつぶれて、みんな右往左往して、・・・。

そんなことがあるかもしれない世の中で、たらたらたらたら自衛隊がどうの、憲法がどうのと言ってる場合じゃないでしょう。そんな事やってるうちにドカンですからね。

この本の中で佐藤優さんが言う通り、議会制民主主義は危機の時代とは相性が良くない。議会制民主主義はその名の通り議会を重視せざるを得ないものであるから、どうしたってコンセンサスを得るために時間とエネルギーがかかる。

武力行使が必要になるケースで、そんなこと言ってられますか。


『悪の指導者論』    山内昌之 佐藤優

小学館  ¥ 907

あの頃も、ヒトラーがいて、スターリンがいて、フランクリン・D・ルーズベルトがいた
序章 ミサイルパニックの何が問題か
第1章 歴史の「必然」が生んだ大統領 ドナルド・トランプ
第2章 祖父と父の呪縛をはねのけた指導者 金正恩
第3章 歴史家にして希代の語り手 ウラジーミル・プーチン
第4章 軍を排除する男 レジェップ・タイイップ・エルドアン、終身最高指導者 アリー・ハメネイ
終章 核を持つ北朝鮮と日本
NHK NWES WEB 2018/03/30
麻生氏「日本の新聞のレベル」発言を陳謝
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180330/k10011385401000.html?utm_int=nsearch_contents_search-items_001
(抜粋)
麻生副総理兼財務大臣は、29日、決裁文書の改ざん問題をめぐり、「森友のほうがTPP11より重大だと考えているのが、日本の新聞のレベル」などと発言しました。これに対し、改ざん問題を軽視しているという批判が出ていることを踏まえ、30日、参議院の財政金融委員会で、「森友問題と比較したのがけしからんと言う点に関しては謝罪する」と陳謝しました。
(続きを読む)に全文

気持ちはわかるんですけどね。野党も見通し立ててやってるわけじゃないしね。追求している野党の側が、そのことをよく分かっちゃってるんだもの。見ている側も嫌になっちゃいますよね。

世界がどうなるかって時に、これですもんね。

武力行使もあり得る事態に行政の手足を縛るってのはね。

危機に臨めば、どうしたって行政権の強力なリーダーシップが求められる。事態によっては、国民もそれを容認せざるを得ない。現状は、まさにそうなんじゃないかな。

現在の世界が抱える危機はこの100年間の世界情勢の結果であって、構造的なものですから、さまざまに難しい判断が求められる。一つの判断ミスが国家、国民の生き残りに関わる。

そういう情勢の中で、独裁が幅を利かせているんでしょうね。

日本という国は、何かと独裁の似合わない国なんですよね。「和をもって貴しとなし、忤ふること無きを宗とせよ」の国ですからね。それでも、こういう時には強い政権が必要ですよね。今は、何かと難しいときだと思うんですけどね。




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『変見自在 日本よ、カダフィ大佐に学べ』 高山正之

APF BB NEWS 2018/03/22
サルコジ仏元大統領、汚職疑惑で訴追 リビア大佐から選挙資金調達か
http://www.afpbb.com/articles/-/3168271?pid=19953835
【3月22日 AFP】フランスのニコラ・サルコジ元大統領(63)が21日、2007年の大統領選挙出馬を前に、リビアの独裁者だった故ムアマル・カダフィ大佐から最大5000万ユーロ(約65億円)を受け取った疑いにより、汚職容疑で訴追された。司法筋がAFPに明らかにした。

同筋によれば、サルコジ氏は2日間の事情聴取を受けた後に釈放されたが、汚職、違法な選挙資金調達、リビアからの公金の隠匿の容疑で訴追された。

サルコジ氏にとって、今回の訴追は過去最も深刻な内容。

サルコジ氏は不正を繰り返し否定し、北大西洋条約機構(NATO)が2011年に行ったカダフィ政権への軍事介入を同氏が推進した事実は、カダフィ大佐の影響下になかった証しだと主張している。NATOの軍事介入は、カダフィ大佐の放逐と殺害につながった。

サルコジ氏は昨年の大統領選で政界復帰を試み失敗している。
カダフィ大佐が死んだ。40年独裁者として君臨したカダフィ大佐が、名もないリビア人たちに引きずり回されて殺された。 負けるはずがなかったカダフィ大佐が負けた。カダフィ大佐は、自国民の反乱に敗れるはずがなかった。カダフィ大佐は、今回も自国民の反乱に敗れてはいない。フランスだ。 フランスの国賓
P2011102004382_qadhafi-ns300[1]カダフィ大佐の登場には歴史的な意味があった。変質を彼自身の責任だというなら、現代は卑怯にすぎないか。汪兆銘政権を、日本は切らなかった。馬鹿だったとは思うが、それでいいとも思う。NATOは、ヨーロッパは、いや、白人は恐ろしい。少なくとも日本人には、こんなことはできない。絶対できない。


新潮文庫  ¥ 529

「中東の狂犬」ことカダフィ大佐は、宗教のくびきから市民を解放した信長ばりの名君だった
はじめに・・・世界情勢は新聞では学べない・・・
第一章  世間は今日もウソでいっぱい
第二章  もう大新聞は信用しない
第三章  劣悪国家を支える醜い面々
第四章  白人ほど劣悪な人種はいない
第五章  非道国家にだまされないために

女には頭からスッポリ袋をかぶせて家の中。

イスラム革命なって、一九七九年にパリから凱旋した六七歳のホメイニは、十八歳の若妻を伴っていたという。“イスラム女性が、「西側の堕落した文化」が築いた道の中で、様々な罠から解放されるための自らの聖なる戦いを、強固な決意で継続することが必須である”とかって、ただの嫉妬深いスケベ爺じゃねぇ。

婚外性交渉は、未婚者なら百回のムチ打ち、既婚者なら石打による死刑。この石打ち刑というのが残酷で、下半身を土に埋めた状態で、少し離れたところからみんなで石を投げて殺す。死ぬまでに十五分から二十分くらいかかるという。

年端も行かない娘が、父親に売られるようにして嫁ぎ、過酷な夫婦生活から逃げ出せば、追手をかけられて捕まり、押さえつけられて耳と鼻をそがれたとか。

嫁入り前に好きな男と寝たことがバレた娘は、一族の者十数目に強姦された上げく、一族の名誉を守るために殺されたとか。

そんなイスラム教世界で、サダム・フセインは、女のチャドルを脱がせて町を闊歩させ、イラクを中東の強国に押し上げた。カダフィも宗教のくびきから人々を解放し、女を家から出して学校へ通わせた。学校も医療費もリビアではただだそうで、識字率も九〇%近い。著者が言うように、サダム・フセインやカダフィの、そんな近代的な国づくりが白人には許せなかったんだな。

カダフィが死んだという報告を受けて、ヒラリー・クリントンが大笑いしていたな。本書によれば、カダフィの死を伝える朝日新聞は、「殺さないでくれ」というカダフィの命乞いを、憎々しげに書いたという。本当に、見えてない新聞だな。



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新たな事態『悪の指導者論』 山内昌之 佐藤優

お二人のおっしゃってることを聞いて、自分の考えを再確認できました。ありがたいことです。何の話かと言うと、《圧倒的に多くの人が、トランプは「原因」だと言ってるけど、実は、トランプは「結果」である》と言うことです。

因果の法則によれば、「何ごとも物事の結果として登場し、そのあとに起こることの原因となる」と言うことになるわけですけど、その性質として強調すべき点を考えれば、トランプは原因であるよりも、圧倒的に結果としての性格が強い。
第一次世界大戦中にオスマン帝国領をサイクス・ピコ条約によって英仏露が分割し、再編しました。このサイクス・ピコ協定の体制が無理になっていたから、ある状況ではアルカイダとなり、別の状況ではISが出てくるわけです。根っこの部分にある、中東での第一次世界大戦の処理が機能不全を起こしているから、構造的な要因でこういう事態が浮上するわけです。

・・・1945年の第二次世界大戦の終了によって冷戦体制が成立し、そこでできたものが国際連合であり、IMFであり、世界銀行あるいはNATOなわけです。これらが機能不全を起こしているところを、今までは様々な弥縫策によってごまかしてきました。しかし、もうそれが限界になった。それがトランプという形で現われてきたと思うのです。
本書p85-86

アメリカ合衆国は世界を相手している第一の当事者ですからね。その現象も最初に現れるわけです。トランプ大統領は、“結果”は“結果”であるけれども、それはアメリカ国内政治の“結果”と言うだけじゃなく、《それが限界になった》世界の影響がいち早く表れたアメリカに現れた大統領と言う意味としての“結果”でもあるということですね。

“行き詰った”というのが重大なキーワードになったのが、現状なんですね。だとすると、オバマの時は、“行き詰まり”の前で「チェンジ」と呪文を唱えてもなにも変わらず、ただただ、右往左往していたと言うことですか。

『悪の指導者論』    山内昌之 佐藤優

小学館  ¥ 907

あの頃も、ヒトラーがいて、スターリンがいて、フランクリン・D・ルーズベルトがいた
序章 ミサイルパニックの何が問題か
第1章 歴史の「必然」が生んだ大統領 ドナルド・トランプ
第2章 祖父と父の呪縛をはねのけた指導者 金正恩
第3章 歴史家にして希代の語り手 ウラジーミル・プーチン
第4章 軍を排除する男 レジェップ・タイイップ・エルドアン、終身最高指導者 アリー・ハメネイ
終章 核を持つ北朝鮮と日本


オバマは任期の最後になってキューバやミャンマーとの国境正常化をしていきましたよね。まるで、置き土産のように・・・。置き土産の中でも一番厄介なのが、・・・少なくともトランプ政権にとって一番厄介なのは、イランと結んだ核合意ですよね。

オバマがイランとの間に結んだ核開発に関する合意は、アメリカの伝統的な同盟国であるサウジアラビアとのつながりを弱め、イスラエルとの関係を悪化させたわけですよね。

アメリカは21世紀初頭のイラク戦争で、自ら血を流してスンナ派のフセイン政権を倒した。そして、イラクにシーア派の政権を樹立した。その後のイラクでは、同じシーア派のイランの影響力が強まりレバント地域は「シーア派の三日月地帯」と化した。アメリカが犠牲を払ったイラクは、イランの重要な資金源となった。

トランプは現在、オバマによって弱められたサウジアラビアとの関係にてこを入れ、さらにトランプが重要視するイスラエルとサウジアラビアが接近してきている。

たしかにそうですよね。最近の中東では、過去100年間見られなかった現象が起きてきていますね。なにしろ、エルサレムにサウジアラビアの要人が訪れて安全保障のついてイスラエルと会談しているんですからね。

エジプトの力が弱まり、イラクではフセインが殺されました。スンナ派を代表するのはサウジアラビアなわけです。そのサウジがイスラエルと接近するなら、シオニズム対アンチシオニズムという対立構造はなくなります。アラブ対ユダヤもない。いま、軸になってるのは、シーア派対スンナ派、イラン対イスラエルなんですね。

もはや、アラブは一つじゃないし、イスラムも一つじゃない。パン・アラブ主義も、パン・イスラム主義も、そこでは通用しないんですね。




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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本


















































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