めんどくせぇことばかり 本 日本語 言語

『語彙力』 菅原圭

ビックリしたのは、このブログを書くために、amazonでこの本を探したとき。「語彙力」と入力して検索すると、・・・結局、この本が見つからず、「相手の心をぎゅっとつかむ語彙力」と入力して検索しました。「語彙力」だけだと、すごくたくさんの本がヒットしちゃうんですよ。

『大人の語彙力ノート 誰からも「できる! 」と思われる 』
『大人の語彙力大全』
『大人の語彙力が使える順できちんと身につく本 』
『小学校6年生までに必要な語彙力が1冊でしっかり身につく本 』
『生きる漢字・語彙力 』
『語彙力がないまま社会人になってしまった人へ 超「基礎」編』

ってな感じなんです。amazonに出てくる順に並べても、まだ教紹介する本に至らないんですから、すごいもんですね。それだけ、「語彙力」関連の本が出てるってことですね。それだけ世間の人が、「語彙力」に高い関心を持っているということですね。

私も、仕事でも私生活のなかでも、高校生と交流する機会があるもんですから、その都度感じるんですけど、今の高校生は本を読みませんね。学生が本を読まないでどうするんだろうと思っちゃいますけどね。まあ、最近の傾向として高校生だけじゃないかもしれませんけど、スマホを使いすぎです。少なくとも高校生、・・・決して私が交流する高校生だけが特別じゃないと思いますが、完全にスマホに支配されてるって感じの子も少なくありません。

あれじゃあ、語彙なんて増えるはずがありません。語彙の少ない人たちと付き合ってると、時として心がけば立ったりします。そんな中で、語彙豊富に言いまわせる人と会話できると、本当に心が潤いますよね。

できれば自分も、相手にそんな印象を与えたい。私はそう思って、この本を手にしました。


『語彙力』    菅原圭

河出書房新社  ¥ 842

語彙力。その場で“響く"言い換えをするなら、言葉一つで目上の人を虜にできる
1 大人を印象付ける挨拶の語彙と言いまわし
2 「できる!」と期待される仕事の語彙と言いまわし
3 人間味ある心情を伝える大人の語彙と言いまわし
4 感謝する・詫びる・断る…達意の語彙と言いまわし
5 さりげなく相手を立てる感嘆の語彙と言いまわし
6 手紙・メールに加味したい季節を言い表す語彙
7 社会人なら押さえておきたいカタカナ語の語彙


この本に取り上げられている言葉は、なかでも人との会話の中で使いたい、相手の立場をおもんばかった言葉ばかり。今の私にはうってつけですね。

しかも、言い回しとともに類似の語彙が紹介されていて、意味の上では似ているけど、これはしっかり状況を区別して使わないと恥ずかしいななんて気づかされるものもありました。

たとえば、「居ずまいを正す」と「襟を正す」。正してかしこまるということでは同じなんですが、「居ずまいを正す」があらためてきちんとした姿勢に座り直すことで、「襟を正す」はそれまでの態度を反省して気持ちを改めて取り組むこと。明らかに違いますね。まあ、間違えはしませんけどね。

そうそう、完全に間違えて理解しているものもありました。「うがった見方」という言い方です。「うがつ」は漢字で「穿つ」。穿つは雨だれが何万回も落ちて、固い石に穴をあけていく様子を前提に、物事を深く考え、本質をとらえていることをあらわす言葉なんだそうです。

私は「うがった」を「物事を疑ってかかる」というふうに間違えて理解してました。だから、「君はうがった見方をするね」と言われれば、褒められたとは思わずに怒り出したかもしれません。“ひねくれているね”と言われたようにとらえて、ですね。

おお、良かった、この本を読んでおいて。

若い人にひと言。スマホが便利なのはわかります。でも、金もうけのために便利に使われてるのはあなた方の方かもよ。・・・なんて皮肉言ってるくらいなら、私も高校生に、スマホよりも面白いことを教えてやらなきゃね。私の場合は山しかないけど・・・。




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『俳句七十二候』 石田郷子

定年が、頭に思い浮かぶようになりました。つい先日、昨年の3月31日で定年を迎えた方と、つまり、定年して1年と少しの日々を過ごした方ですね。そんな方と、なんとなく話す機会がありました。お互いに前のめりになるような関係ではなかったはずなんですが、その方、なぜかその時は前のめりになって私に話してくるのです。そう、定年後の毎日のことを・・・。

定年後、なにも束縛がない生活を楽しめるのは最初のうちだけで、時期に自分が世の中から取り残されているというか。つまり、何にも所属していないことの不安なんでしょうね。そんなものを感じて、まあ、パートを始めたと・・・、そんな話でした。

「私はどうなんだろう」と考えました。束縛のない生活に憧れます。所属したくありません。今はそう思っていても、それを不安に感じるようになるんでしょうか。

お金はつましく暮らせば何とかなると思います。山に行くくらいで。あとは、釣りに行くくらいで。そうですね。連れ合いの日常を壊したくありませんから、できるだけ昼間は家にいないのがいいでしょうね。で、夕ご飯の前にうちに帰る。山と、釣りで・・・?

あ、そうか。本を読むんだ。どこで読もうかな。喫茶店?・・・お金かかるな。山で読むか。近所のハイキングコースの見晴らし台にはベンチがあった。あそこでいいか。

俳句を詠んでみたい。「・・・だったら詠めばいいんじゃないの」ということで、勝手に詠みます。

いつもそう思ってるわりに、続かない。「俳句を詠んでみたい」と思うのも、花や虫、季節の移り変わる様子をいとおしく思うようになったからでしょうね。足を直して、山登りを再開できたことも大きいと思う。だけど、同じように山に登っても、若いころはそう思わなかった。やはり年齢ってものがあるんだと思う。



NHK出版  ¥ 1,944

季節のうつろいを動物や草花で表した七十二候 俳句の季語にもつながることばの宝庫
七十二候と俳句鑑賞
春  立春 雨水 啓蟄 春分 清明 穀雨
夏  立夏 小満 芒種 夏至 小暑 大暑
秋  立秋 処暑 白露 秋分 寒露 霜降
冬  立冬 小雪 大雪 冬至 小寒 大寒
季語に親しむ

この本は、その季節の移ろいに視点を合わせて、今、詠みたい季語をはっきり意識しようという試み、・・・なんだろうと思います。

まず、前半の《七十二候とはいく鑑賞》では、二十四節気を、さらには七十二候と細分化して、季節が移り変わろうとするときに現われる花や虫、鳥や自然現象に思いが至るように工夫されています。

後半の《季語に親しむ》では、二十四節気、七十二候に合わせた季語を紹介してあって、言うなれば、まさに今詠みたい自然の様子と季語がそこに置かれているわけですね。ちょっと過保護かな。

二十四節気でいうと、5月6日~20日ころは立夏ですね。え~、もう夏ですか。たしかに、今年はずいぶん熱いですけどね。七十二候でいうと、初候が《かわずはじめてなく》、次候が《みみずいずる》、末候が《たけのこしょうず》ですね。

今年、すでに蛙の鳴き声を聞きました。覚えています。連休に入る前の4月25日です。「午前中は荒れ模様の天気で、前線が通過した後は晴れ空となり、一気に気温が上がる」という予報通り、午後は日が出て暑くなりました。公園で一休みしていたところ、かたわらの池の方から蛙のなく声が聞こえてきました。

結婚してしばらくの間住んでいたアパートは、すぐ近くに広大な水田が広がっていました。夏場、夜になるとうるさいほどの蛙の声が聞こえてきましたが、この時期の蛙の声は心地いいもんですね。

そんな気持ちを俳句に詠めばいいんですね。・・・で、できた❢ でも、教えない。

ああ、なんでも五七五で考えるようになりたいな。




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『俳句、やめられません』 岸本葉子

金子兜太さんが亡くなって、ついこの間、以前に読んだ金子さんの『中年からの俳句塾』っていう本を引っ張り出してみました。その件は先日のブログに書かせていただきました。《無為に流れず、俳句に取り組むことを助けとして自分を、あるいは自分を取り囲む世界を見つめ直そうと考えた》わけでした。

以上、うそ偽りはございませんが、まったく取り組んでない。いや、ですから、何にも俳句なんか作っちゃいないわけです。いつも通り、変わらぬ私、・・・という顛末でございました。ああ、情けないったらありゃしない。

俳句なぞ、一日一句わけもない。わけもないはずだったけど、できません。いけません、これまで通りの私では。それならば、何か工夫をいたしましょう。動機づけ、本でも読んでみましょうか。

ということで、今この本を手にしているわけです。

著者の岸本葉子さんは「やめられない」という。1961年生まれなら、私より一つ下。俳句歴10年なら40代後半で俳句を始めたことになりますね。それこそ、金子兜太さんの『中年からの俳句塾』を地で行ってるわけですね。しかも、それを生涯の友として、いまや「やめられない」とまで・・・。

「やめられない」と言うくらいだから、俳句というのは気持ちのいいものに違いない。やっていて気持ちのいいものって考えると、あれと、あれと、あれと、あれ。そうそう、あれを忘れちゃいけない。

人間は、あれをやっている時、その脳内で大量のドーパミンが分泌されているわけですよね。だから、あの時はとっても気持ちがいいじゃないですか。

著者の岸本葉子さんが「やめられない」と言うほど気持ちがいいなら、きっと俳句をやっているとたくさんのドーパミンが分泌されるんでしょうね。



小学館  ¥ 1,512

「これから一生、俳句を続けていきたい」という岸本葉子さんの「俳句愛」に溢れる一冊
第一章  季語は頼りになる味方
第二章  こんなに豊かな季語の世界
第三章  季語力を鍛える句会
第四章  「あるある俳句」と「褒められ俳句」
第五章  歳時記は一生の友


五七五に言葉をなれべりゃいいんだろう。・・・追い詰められると、なぜが心が落ち着かなくなって、言葉まで乱暴になることはよくありますね。「やりゃあいいんだろう!やりゃあ」って感じです。でも、そんな気持ちで考えても、ちっともドーパミンが出てきてる感じがしないです。

・・・だめだ。思い浮かばない。仕方がない。楽しいことを考えよう。

花見だ。春ですからね。きっと季語でしょう? Iのおっさんを誘って、あのおっさんは暇人だから、同じ暇人のSちゃんとSさんに連絡とってもらって、忙しいかもしれないけどJちゃんには来てほしいなぁ。それからYっちゃんね。管理職もえらい方になったから、下の連中とはつきあえないなんて顔したら、昔の悪行をばらしてしまおう。場所はどこがいいかな。都幾川がいいかな。あそこの堤の桜は見事だからな。それよりも、巾着田はどうだろう、・・・日高の。去年行ったときは菜の花の盛りと桜の散り頃が一緒になってまさに別天地だったっけ。どうだろう。今週末には咲いているだろうか。あそこの近くはYっちゃんか。聞いてみようかな。

川岸の花は二・三分咲きにけり

だめだ。なんだか、定時の連絡かなんかのようだ。ドーパミンは少し出た気はするが、この程度の句が出来上がるまでになんだか息切れしてしまっている。この間、肺気腫用に買った酸素でも吸っておこう。


そう言えば、昨年末に他界した叔父も、定年後俳句をたしなみ、斎場にも叔父の詠んだ句が飾られていた野を思い出しました。やはり、相当魅力のあるものらしい。さて、叔父貴の域はともかくとして、とりあえずドーパミンの分泌が実感できるところまで行けるでしょうか。



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『花暦』 瀬尾英男 齋藤圭吾

3月23日生まれなんですよ。卒業だの、転勤だのと、3月は何かと“別れ”が強調される月なんですが、それも後半、とくに私の誕生日あたりまで来ると、意識は新しい生活への期待と不安に移っていますよね。良きにつけ悪きにつけ、なにかの“予感”がするんですね。

つり橋の半ばで愛を告白すると、相手は足元が揺れ動くドキドキを、心の動きのドキドキと勘違いして、相手を好きになってしまうそうですね。私は、この時期に私に近づいてくる女を片っ端から好きになってしまう。つり橋じゃなくてもです。・・・相手がどう思ってるかは、お構いなしにです。

なんてたちが悪いんでしょう。

おそらくそれは、「生活が変化することが多いこの季節だから誰でも起こりうる」と言うことだけではなく、この頃に生まれてしまった私だからこその仕方がない性なのではないかと、・・・寅さん張りの失敗を重ねてきたとまでは言いませんが、不幸はこの季節のあとにやってくるんですね。若かりし頃は・・・。

・・・今ですか?だ・だ・大丈夫だと思います。

さて、この本ですが、一年を二十四節気で区切り、各期間おおよそ15日ずつに花期を迎える植物を取り上げます。その取り上げ方がおかしいんですが、花を擬人化してるんですね。その擬人化された花に語らせることで、その花の生き方に迫るんですね。時季の花が、どんな人に例えられるかっていうと、例えばね・・・。

トップバッター立春の花は福寿草。福寿草は“遅刻する女”。すがすがしい清明の花はチューリップ。チューリップは“貢がせる女”。どうもチューリップさんは男に貢がせているという噂があるらしい。鯉のぼりはためく立夏の花はツツジ。ツツジは“飼いならす女”。飼いならすとはまた、ツツジさんもなかなか・・・。

そんな具合です。

ではここで問題です。次の女はどんな花を擬人化したものでしょう。
①毒のある女
②したたかな女
③染められる女

簡単すぎますか。答えは続きを読むに、入れておきます。


『花暦』    瀬尾英男 齋藤圭吾

京阪神エルママガジン社  ¥ 1,728

二十四節気の花ごよみ。…花々が語る、生きるための智恵とうつくしい日本の言葉
春-立春 雨水 啓蟄 春分 清明 穀雨
夏-立夏 小満 芒種 夏至 小暑 大暑
秋-立秋 処暑 白露 秋分 寒露 霜降
冬-立冬 小雪 大雪 冬至 小寒 大寒

私の生まれ時季の二十四節気は春分です。たくさん思い出がありますね。近くを流れる小川の土手に、雪が解けた場所に生える草を摘みに行って、もちをついてもらって食べたりしましたね。この時期、奥の部屋にはおひな様が飾られていました。故郷の秩父は何かと旧暦で、おひな様も4月3日でした。私は男三人兄弟の末っ子でしたが、おひな様を飾ってました。おひな様は祖父が子供の頃のものと聞きました。

春分 時季の花は“さくら”。人とすれば“先を急ぐ男”。

男は何かに追い立てられるように先を急ぐ。そして北へ駆け上がっていく。九州や四国の南ならそろそろ咲き始めるでしょうか。そこから北上して関東南部ならあっという間。そこからは時間がかかりますね。4月の始めには東北南部に達し、東北北部は4月下旬に咲き始め、5月の連休あたりは弘前が見ごろかな。ちょうどその頃、北海道の北部が咲き始め、中頃あたりが見ごろってところでしょうか。

そんなに急がなくてもいいものを・・・。

一か所で見ても桜の花は、今を盛りと思えばそのすぐ後に桜吹雪と化して去る。「花は桜木、人は武士」とはいうものの、あまりにも潔すぎますよね。そういう人がいなくなった最近であるだけに、散り際は見事すぎる。

世の中に 絶えて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし

見ごろと思ったときには散るからね、さくらは・・・。

あんまり見事に散るもんだから、「咲いた花なら散るのは覚悟 見事散りましょ国のため」って、急ぐ桜の使い方がうますぎる。




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『本当は怖い漢字の本』 出口汪

本当に怖い。だいたいイラストが怖い。なにより漢字の起こりは、そもそも怖い。成立は殷王朝の頃と言うが、長い時間をかけて、多くのものが関わって、作られて、捨てられて、変化して、成ったものでしょう。それが怖いというならば、人々はその字に恐怖を盛り込まざるを得なかったということでしょう。

この本を監修した出口汪と言う方、非常に有名な方で、この人の各受験参考書がベストセラーになるような人だとか。残念ながら、良く存じませんでした。この方のひいおじいさまでしたら多少存じ上げておりますが・・・。

とにかく国語の先生であったり、実業家であったりと、いろいろな背景をお持ちの面白い人物であるようです。水王舎と言うところから出ている本ですが、出口汪さんはそこの会長をしてらっしゃるんですね。

その他の特徴として、とにかくイラストがすごい。漢字の起こりのすごさに負けてないというか、相乗効果でおどろおどろしさが倍増ってところですね。ほんのいくつかしかありませんが、色っぽいお姉さんのイラストもとっても好きです。その他のおどろおどろしさもお姉さんのなまめかしさの前では、私を躊躇させるものではありません。

ただ、連れ合いには不人気です。おどろおどろしさとお姉さんのなまめかしさが、相乗効果で連れ合いの不機嫌を倍増させているかのようです。残念なことです。



水王舎  ¥ 1,404

国語のカリスマ出口汪が、知られざる漢字本来の意味を探る旅へ案内します!
「恐怖」にまつわる怖い漢字
「苦痛」にまつわる怖い漢字
「人間」にまつわる怖い漢字
「生き物」にまつわる怖い漢字
「罰と拷問」にまつわる怖い漢字
「儀式と戦い」にまつわる怖い漢字
iro.pngこれはなんていう字でしょう。・・・答えは《》です。いざまずいた人の背後からもう一人の人が覆いかぶさっている様子だそうです。(白くしてあるので、マウスでなぞってください)
もう、私はついついこういう方に走ってしまうんですね。

これがあなた、この本の表紙の右下のお姉さんのようなイラストで描かれると、どんなことになると思いますか。もう、それはそれは・・・。
ちなみに、そのイラストは《》と言う字の解説に使われているお姉さんです。女偏ですね。つくりは何かと言うと、髪を振り乱す巫女を表す文字だそうです。妖 
日本の神話でもアマノウズメノミコトがお乳をかき抱いて踊る場面がありました。・・・なまめかしいですね。

もう一ついいイラストがあるんだけど、やめとくね。

漢字って、人の本音の部分を全部さらけ出しちゃってる感じがします。「そういう思いは分からなくもない。分からなくもないけど、それを表面に出したら、世の中やっていけないでしょ」って部分を、全部出しちゃってるんですね。

言葉や文化の違う者たちが、意味を悟りあうために生まれたのが感じですよね。だから、表に出しちゃいけない部分をそれなりの文化で隠してしまったら、言葉や文化の違う者たちが意味を悟りあうことさえできなくなっちゃうんですよね。だから、人間ならば誰しもが抱く本音の部分だけを抽出して、漢字はつくられてるんでしょうね。

それにしても、お葬式で般若心経でも始まった日には、どうしましょう。色即是空では、高まりはおさまりそうもありません。




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『中年からの俳句人生塾』 金子兜太

毎日新聞 2018/03/03
告別式 地元うなぎ店が明かす金子兜太さん「ソース事件」
https://mainichi.jp/articles/20180303/k00/00e/040/275000c
(全文)
2月20日に98歳で亡くなった俳人、金子兜太(とうた)さんの告別式が2日、熊谷市であった。金子さんと親交のあった皆野町のうなぎ店「吉見屋」店主、塩谷容(よう)さん(82)が参列し、金子さん親子の秘話を明かした。
(続きを読むに全文)
正直に申し上げますが、私、金子兜太さんが、ついこの間までご存命であったことを知りませんでした。なにしろ、伝説の巨人と申しますか、ずいぶん前に、すでに結構なご高齢だったものですから。

本当に、本当に、恥ずかしい。

この本は、私の持っている本の中で、唯一の金子兜太さんの本です。題名のとおり、自ら中年であることを自覚したころに購入しました。無為に流れず、自分を、あるいは自分を取り囲む世界を見つめ直そうと考えたんですね。その一助として俳句に取り組んでみようかと・・・。

俳句に取り組むにあたっては、郷土の大先輩、金子兜太先生の本でも読ませてもらおうかと言ったところでしょうかね。だけど、私の人生はそれまで通り無為に流れて、俳句のこともこの本を読んでおしまい。

・・・と言うことで、郷土の大先輩を、勝手に死んだことにしてしまっていた愚かな私です。



海竜社  ¥ 時価

日本語の韻律の美しさや自分の感性の深まりを知る。中年からが俳句の適齢期
1章 俳句と遊ぶ〈春夏秋冬 暮らしの一句〉
2章 人間にこだわる〈人間の面白さをよむ句〉
3章 いのちをいたわる〈生きものをうたう句〉
4章 自然を直に感じる〈日本の風土・再発見の句〉


金子兜太さんは皆野のお生まれですね。高校3年のころ、同じクラスの女の子の家が皆野にあって、皆野の盆踊りの晩にお呼ばれしたことがありました。皆野の駅で降りると、その子は浴衣姿で迎えてくれました。一緒に秩父音頭を踊りました。・・・・・・

秩父音頭は明治から昭和の初期にかけて禁じられていたようなんです。どうも、“風俗を乱す”と言うことが理由のようなので、よっぽどのもんだったんでしょうね。それを、金子兜太さんのお父上の金子伊昔紅(いせきこう)さんが公募したり、手直しをしたりして、さらに節回しやお囃子も含めて、現在の秩父音頭に手直ししたんだそうです。ずいぶん貴族な歌詞があったようなんですが、それも聞いてみたいような気がしますけどね。

余花の雨旅のベットに足垂れて  高橋沐石

“余花”。遅れて咲く桜のことだそうです。桜前線が通り過ぎて、花見のシーズンも終わったころ、盆地や山あいの寒冷地に、新緑の若葉とともに咲く花のことだそうです。

『故郷を山国に持つ人には、ことに余花の思い出が多いのではないか。裏山に遅れて咲く花。小学校の行き帰りに見ていた山の中腹あたりの若葉のなかに煙のように咲いていた淡い桃色。・・・』

そういう金子兜太さんの目に焼き付くのは、まさに故郷秩父の風景でしょう。ならば、私が見てきたものと同じ。もう一度、無為に流れず、自分を、あるいは自分を取り囲む世界を見つめ直してみようかな。せっかく山の旅も再開したことですしね。

あの盆踊りのあと、私は秩父線で帰ったんです。身体がほてってしまって、窓を開けて、外の風に打たれながら影森まで帰りました。




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『國語元年』 井上ひさし

私、これテレビで見た。本見て、すぐそう思って購入。

明治時代、幕藩体制が倒されて、日本は天皇を頂点にいただく明治政府のもとの統一されました。しかし、一つことを始めようと思っても、言葉が通じません。みんな自分の使ってる言葉が当たり前だと思ってるけど、それってすごい方言で、ちっとも通じてなかったわけです。軍隊なんか困ったでしょうね。

だから、明治政府は言葉の統一を急務とします。このお話は、明治初期の文部省で、方言差を乗り越えることのできる「全国統一話し言葉」を制定せよと命じられて悪戦苦闘する南郷清之輔の姿を描いたものです。

南郷家自体が、清之輔が長州、妻とその父が薩摩、以下使用人らは江戸山の手、江戸下町、大阪河内、南部遠野、名古屋、羽州米沢、京都、会津。・・・もう、なにがなんだか。

テレビでやってたの1985年だって。30年以上前ですね。NHKのドラマ人間模様で5回にわたって放映されたんだそうです。まあ、はっきりした記憶じゃないんだけど、とても愉快で、歴史と言うものの本質、その一端を垣間見せてくれるかのようなドラマでした。・・・もちろんそれは、「今考えてみれば」ってことですけどね。

本としては、放映中に刊行された中央公論社の『日本語の世界』全十六巻の第十巻に井上ひさし編『日本語を生きる』というのがあって、この中に収められたんだそうです。この本は、舞台版の「國語元年」の読む脚本。

たしかに、(遠い昔のことですが)テレビで見たものと違う・・・わけではないんだけど、テレビ五回分が180ページの文庫本一冊ですからね。

「全国統一話し言葉」の制定に、全国から人が集まっても話が通じていた花魁言葉や、歌舞伎等の芝居言葉が参考にされたなんて一節があって、その辺の下りを楽しみにしていたんですけどね。

さっき、amazonでこの本を探してたら、2002年に中央公論文庫から出されたものがありました。そっちで読むと、また違うのかもしれません。とにかく、“腹を抱えて大笑い”なら、この本の方がいいかも。


『國語元年』    井上ひさし

新潮文庫  ¥ 497

明治初期に方言の統一という超難問に翻弄される人々の姿を大爆笑のうちに描く


秩父を出て東京で学生生活を始めたころ、言葉ではいやな思いをした。露骨にさげすまれてわけがわからず、直そうにも何が訛ってって何が訛ってないんだか分からないんだから手の打ちようがない。兄に聞いたら、兄も同じような目に遭ったけど、兄はたまたま同郷の友人が複数いたから助かったとか言ってた。

その頃はまだ、テレビで「国語元年」をやる前のことですからね。もしも「国語元年」を知ってたら、思いっきり笑い飛ばすこともできたでしょうけどね。

今でも覚えてますよ。東京出身のやつが「僕のうちに10人も友人が集まった」とか言う話をしていたんですね。私はさぞかし大きな家なんだろうと思って、「そんなに人がへえるんかい」と言うと、・・・どうも分からないらしい。「おめえんちは、そんなに人がへえるんかい」と繰り返すと、「君の言ってることはさっぱりわからないよ」ってのたまわったんですよ。東京出身のやつが・・・。

ああ、腹が立つからもうやめた。

遠野 「おやすめぇんせ」
米沢 「ねんべ」
会津 「ねんたくなった」
山の手 「おやすみあそばし」
下町 「おひけなさいあし」
名古屋 「ぎょしなされ」
京都 「おやすみやす」
大阪 「ねくさるか」
山口 「およりませ」
鹿児島 「よくやんせ やすんみやんせ」
秩父 「ねみ」




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『俳句のルール』 井上泰至

「やろう、やろう」って、「いつか俳句をやってやろう」って思ってたんだよな~。「詠んでみよう、詠んでみよう」って。まあ、どうせ五七五の順番に言葉を並べればいいわけですからね。まあ、季語を使わなきゃいけないことと、季語を重ねちゃいけないってのは、学校で習った覚えがありますね。

あとは“切字”がどうのってこともあったような気がするけど、とりあえず、詠んでみることが優先だな。・・・優先だけど、こんな本もあるんだから、読んでおこうかな。

というのがこの本です。


笠間書院  ¥ 1,296

これだけ知れば楽しく読める・詠める 10の俳句のルールをやさしく説明
第1章 季語
  ―俳句にはなぜ季語が必要なのでしょう?
第2章 定型・字余り
  ―なぜ俳句は五七五なのでしょう?
第3章 省略・連想
  ―短い俳句は何を省略すれば効果的なのでしょう?
第4章 切字・切れ
  ―俳句にはなぜ「切れ」があるのでしょう?
第5章 句会
  ―俳句はどうして集団で作り、批評しあうのでしょう?
第6章 文語と口語
  ―俳句も現代の詩なのに、どうして文語で詠むのでしょう?
第7章 滑稽・ユーモア
  ―俳句はどうしてユーモアの詩と言われるのでしょう?
第8章 写生と月並
  ―俳句はなぜ実際にモノを見ることを重視するのでしょう?
第9章 無季・自由律
  ―季語も定型もない俳句とはどういうものなのでしょう?
第10 章 国際俳句
  ―世界中でハイクが詠まれているのはなぜでしょう?

子供の頃のことを思い起こせば、季節に合わせて、親たちは私にいろいろなことを教えてくれました。にも関わらず、その多くを、私は子供に伝えられませんでした。

その一つ一つが、おそらくは、長い間受け継がれてきたののはずなのに、完全に途切れさせてしまいました。もう、親は亡くなりましたから、どうしようもないですね。

どうしようもないんだけど、その多くは“歳時記”の中にあったんですね。つまり親たちに教えてもらったのに、子供に伝えられなかったことって、季節の移り変わりに関することだったんですね。季節に合わせて上手に生きるってことだったようです。

今は、電気的にそれを調整してしまっているから、知恵をめぐらして生きる必要もなくなったんですね。日本人の、最も日本人らしい部分だったはずなのに。

俳句をやるってことは、ちゃんと季節に向かい合うってことを意味しているんですね。

“まずは詠んで見る”ですからね。詠んでます。でも、このブログでは、俳句の紹介はしません。恥ずかしいですから。

この間、山で雪と遊んだ時には、「おお、季節、季節」と思いましたけど、雪が降らなきゃ季節がわからないんじゃしょうがないですね。




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『知られざることわざ』 時田昌瑞

あれ?本当に知らない。こんなことわざ知らない。知ってることわざかと思ったら、なんかちょっと違う。そのちょっとの違いが大違い。

あれ?「月とスッポン」・・・じゃ、ないか。なになに?・・・「鍋とスッポン」?・・・なにそれ。

この場合、ほぼ意味は同じ。スッポンも鍋も、形は丸いけど大違い。「月とスッポン」だと、その落差が際立つかな。「鍋とスッポン」でも、一方は調理する方で、もう一方はされる方。もともとは「鍋とスッポン」だったとか。

「鵜の目鷹の目」、または「二階から目薬」かと思ったら、「鷹の目にも見落とし」。こうなると、「弘法も筆の誤り」に近い。「猿も木から落ちる」、「河童の川流れ」が生き残って、なぜ「鷹の目にも見落とし」が“知られざる”に入ったか。

「果報は寝て待て」じゃなくて、「起きて働く果報者」。意味は、“心身ともに健康で働けるのは幸せなこと”ということだそうだ。果報は前世の因縁と割り切って“寝て待つ”なら、しょせんは自己責任。だけどこんなことわざもあるそうです。「浮世の馬鹿が起きて働く」・・・その時々で使い分けですね。



大修館書店  ¥ 1,836

ごまんとあることわざらの選りすぐり たとえば「冗談とふんどしはまたにしろ」
一 生きるための教訓
二 日々の暮らしと人生
三 ビジネスと社会
四 家族・友人・人づきあい
五 風土・文化・歴史
六 さまざまなことわざ
いやいや、面白い、面白い。こんな面白いことわざがあったなんて。最初はね。本屋さんでペラペラめくって終わりになるくらいの気持ちだったんです。購入する気はなかったですね。

それが、上に書いたように、知ってることわざと思いきや・・・。なんか違う。
仕事の心構えを説くとき
困難に直面したとき
飲み会でうんちくを語る時
部下を巧みに操縦したいとき
とんでもないミスを防ぎたいとき
礼儀や言葉遣いを注意したいとき
後輩や新入社員を教育するとき
ライバルに差をつけたいとき
仕事の愚痴がたまったとき
その他

結局、本屋さんでのペラペラで済むはずもなく、家に帰ってじっくり味わうことになりました。だって、そりゃそうですよ。本屋さんで60歳に近い親父が大笑いしていたら、「お客さん、ちょっとこちらへ」って、おかしな場所に連れて行かれてしまいます。

たとえば、次のことわざ。笑いをこらえられますか?

「倹約とケチは水仙とねぎ」

“似ているようでも、まるで違うこと”を表すことわざだそうです。「倹約とケチ」の違いをたとえるのに、「水仙とねぎ」ですよ。いや、最初はね。水仙から、もしかしたら、ギリシャ神話のナルシスが関わるのかとかって思ってたもんだから、よけいに「ねぎ」がおかしくって、おかしくってね。

いくらでも紹介したいものがあるんだけど、それじゃあ作者さんに申し訳ないので我慢します。ちなみに、上の青文字は、「こんな時は、このことわざを・・・」ということで、目次以外に分類してありました。ご親切なことで。

さて、「仕事幽霊、飯弁慶」と言われそうなんで働きます。




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『英語化は愚民化 日本の国力が地に落ちる』 施光恒

最近は、大学っていうのも、ずいぶんと様変わりしているようですね。なにがキャリア教育なんでしょうか。大学生なんか、“学”に専念してりゃそれでいいんだと思うんですけどね。だいたいが、数が多すぎる。もう、名前のつけようもなくなって、似たようなものばかり。

大学教育の無償化ってのは、たんなる財政政策で、大学教育という名の一大産業。あれは、学の殿堂ではない。

なんて御託を並べながら、過去記事です。

意外と鼻が利くんですよ。もともと賞味期限なんてちっとも気にしてない。すべては鼻が決める。みんなそうだったよね。残り物は冷蔵庫なんかじゃなくて茶だんすの中、食えるかどうかは鼻だけが頼り。スーパーだとさ、賞味期限が近付くと割引になるでしょ。何にも問題ないのにね。ありがたい話です。

・・・そうじゃなくて、嗅ぎ分けるのは、“人”ね。
NHKあたりで盛んに言ってて、なんだか耳触りになるような言葉があったら、背景を感じた方がいいよね。ここでの話の場合、それは「グローバル化」、「ボーダーレス化」。こんなこと進めていって最終的に喜ぶ奴がいるとすれば、それはユダヤ人しかいないはずの、何となくわかりやすいような、わかりにくいような・・・。
「グローバル化は時代の流れ」、「ボーダーレス化は歴史の必然」・・・、あれ?それって、資本主義社会を止揚した先にあるものと一緒じゃないよ。しばらく顔を見せないと思ったら、「そうです、私が変なおじさんです」って言っておなじみの踊りを始めるような・・・。

村落共同体 → 国民国家 → 地域統合体 → 世界政府(ボーダーレス社会)
原始共産制 → 古代奴隷制 → 封建社会 → 資本主義社会 → 共産主義社会
・・・ねっ。すごく嫌~な感じでしょ。普遍的歴史法則、あるいは歴史法則主義。これって唯物史観そのものだよね。三十五年前、二十歳の私はそういうことを教えてくれるありがた~い大学に在学していたんだよね。
特定の史観に基づいてものを考える奴は、必ず自分を大衆よりも一歩先に存在させる。大衆への啓蒙を図り、意に沿わない、つまりそいつと同じ史観を持たない奴を“野蛮”として排斥する。新たな時代においては、同調する者たちで指導部を結成し、社会をリードする。大衆からは首領様とか将軍様とか呼ばれるんだっけ?
もちろん、今度の奴らは共産主義者じゃない。アメリカ型の自由民主主義と純度の高い市場経済を理想とする新自由主義者と呼ばれる連中だ。でも、大衆の利益を唱えながらも、こんなにも大衆をバカにしている奴はいないってことではあいつらとおんなじ。

におうんだよな~んかさ。やたらと臭いんだよ。文科省の方を経由してさ。
『英語化は愚民化 日本の国力が地に落ちる』      施光恒

集英社新書    ¥ 821

英語化推進派のお題目は国際競争力の向上。しかし、それはまやかしだ。漱石も諭吉もあきれた明治の英語公用語化論の再来。
はじめに  英語化は誰も望まない未来を連れてくる
第一章  日本を覆う「英語化」政策
「英語化」政策は「愚民化」政策  他
第二章  グローバル化・英語化は歴史の必然なのか
日本語が「国語」の地位を失う危険  他
第三章  「翻訳」と「土着化」がつくった近代日本  
日本を近代化するには英語か、日本語か?-森有礼の「日本語廃止論」 他
第四章  グローバル化・英語化は民主的なのか
EUで上がる疑問の声  他
第五章  英語偏重教育の黒幕、新自由主義者たちの思惑
なぜ今回の英語化が最も危険なのか  他
第六章  英語化が破壊する日本の良さと強み
グローバル化・英語化が庶民を社会から排除する  他
第七章  今後の日本の国づくりと世界秩序構想
英語支配の序列構造  他
森有礼が日本語廃止論者であったことはよく知られている。後に初代文部大臣を務めた人物でもあるわけだからけっこう厳しいよね。まあ、列強による植民地化の脅威が決して大げさじゃない状況の中で早急な近代化を考えたときの、やむを得ざる選択ではあったんだろうけどね。

でも、彼には“是が非でも”ってくらいの勢いがあったみたい。自説に箔をつけるため、英語公用語化への賛成を取り付けようと書簡を送ったイェール大学教授で米言語学教会初代会長のウィリアム・D・ホイットニーから、森有礼は逆にたしなめられている。このホイットニーという人物。米言語学教会初代会長というだけあって“言葉”の持つ力を確実に理解していたようだ。

彼から森有礼に対する反論は、以下の様なものだったようです。
母語を捨て、外国語による近代化を計った国で成功したものなど、ほとんどない。英語を日本の「国語」として採用すれば、まず新しい言葉を覚え、それから学問をすることになってしまい、時間に余裕のない大多数の人々が、実質的に学問をすることが難しくなってしまう。その結果、英語学習に割く時間のふんだんにある少数の特権階級だけがすべての文化を独占することになり、一般大衆との間に大きな格差と断絶が生じてしまうだろう。

先に書いたように、森有礼の英語公用語化論の背景には《列強による植民地化の脅威》があった。だけど今、文科省が進めている英語偏重教育。これって新自由主義路線に立った財界の要請ってことだよね。
新自由主義者は営利活動の完全な自由を求める。環境基準、安全基準、権利保障はなるべく緩いものをグローバル・スタンダードとすることが彼らにとっては正義となる。さらには、文化や言語の違いも、新自由主義者にすれば、営利活動の障害となる。障害を取り除くことが、彼らにとっては正義なのだ。


三木谷さんは言ってます。「グローバリゼーションという観点からは、日本はアジア諸国に遅れを取ってしまっている。残念ながら、英語力は他のアジア諸国より低い。TOEFL平均スコアは、韓国が81点なのに対して、日本は70点しかありません」 「英語革命なくして、日本のグローバル化は果たせない」

つまり、新自由主義の立場で世界市場を奪取できる人材を育てる。海外にそれを求める分、日本も海外の企業に開かれた状態にする。
残念だけど、そんな教育についていけるのは、半分なんて絶対いないよ。三割から二割の間くらいかな。もちろんついていける奴ら自身も、その中できれいに序列化されてね。しかも、そんなことやったら、日本も世界も確実にダメになる。日本より英語ができる韓国が何なんだよ。言語能力の優れたフィリピン人がどうかしたのかよ。

三木谷さんは目を覚ましてほしいな。でも無理だな。下手に成功しちゃってるからね。日本がグローバル化から取り残されるなんてあおりながら、あなたが切り捨てようとしているのも日本人だからね。ちょっと匂うよ、腐臭が・・・。




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壮大に仕掛けられた
古代史の「罠」=『日本書紀』に
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これから出る本




































































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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本


















































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