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『疲れないカラダ大図鑑』 夏嶋隆

サッカー日本代表、プロ野球、ラグビー日本代表etc。数々のトップアスリートを救ってきた疲労解消法がついに公開!!

日本のトップアスリートたちの活躍を、数十年にわたり支えてきたトレーナーが考案した疲労回復メソッド100!

大量の荷物を持って歩き続けても、10時間のスタンディングワークでも、連続ドラマをぶっ通しで見続けても、疲れない驚きの方法の数々。リモートワークで腰が痛くなった。パソコン作業で肩こりが悪化した。午後になると疲れから集中できない。ハイヒール慣れしてないから歩き疲れた。ふくらはぎが重くて外回りが辛い。・・・

あらゆる疲れの原因は、普段なにげなくしている動作の癖を直すだけで驚くほど改善していきます。

このメソッドを考案した著者・夏嶋隆さんのもとには連日、救いを求めて数々のトップアスリートがお忍びで訪れています。その数は現役のプロサッカー選手だけで30名以上。時には医師から見放された怪我を負ったアスリートを救い、称賛されてきました。

今回は、近年アスリート以上に、疲労を抱えたまま生活している人たちがあまりにも増えていることを危惧した夏嶋さんが、実生活で実践できる疲労改善方法を厳選して100項目紹介します。

日々、疲れに悩んでいる方はぜひ自分に当てはまる項目を開き実践してみてください。いつも行っている作業が驚くほどラクになったことをきっと実感できることでしょう。

まあ、年寄りなんだから、疲れちゃうのは仕方がない。仕事もやめたんだから、疲れたら休めばいい。変に「疲れないカラダ」になって、知らないうちに疲れがたまったら、気付かないうちに死んでしまうかも知れない。

だから、ちょっと動いて疲れたら、休む。元気になってまたちょっと動いて疲れたら、また休む。そうやってこまめに休むやり方が、年寄りにとってはふさわしい。

だけど、疲れない動き方を知っておくことは、悪いことではない。疲れない動きは、おそらく理に適った動き。理に適った動きは、怪我をしないことにもつながる。理に適った動きを身につけておくことは、せめて知識としてでも持っておくことは、年寄りにも好ましい。


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アスコム  ¥ 1,540

即効く!即使える!メディカルトレーナーが教える即パフォーマンスが上がる方法!
第1部 「疲れない姿勢・動作で重力から解放される
PART1 立つ  PART2 座る  PART3 歩く  PART4 家事
PART5 運ぶ  PART6 育児・介護  PART7 運転
第2部 「疲れない生活習慣」で劇的に疲労回復!
PART8 睡眠  PART9 食事  
PART10 ストレッチ  PART11 メンタル術


煎じ詰めてみれば、疲れの大元は重力。その重力によるダメージを最小限にする。真上から自分を見下ろしていると想定して、はみ出しているところがない方がいい。

身体を動かすときは、効率的に大きなパワーを生み出すことが出来るファイティングポーズを基本とする。手や足を動かしたいときに、おもむろに手だけを出したり、足だけを出したりするのは、体におかしな負担がかかる。


歩くときに足首を鋭角にしない。座るとき足指のつけ根を折らない。手首を動かすときに手首を甲側に曲げない。

中でも足首だよね。これは歩き方の問題だな。足首を鋭角にして、かかとから着地しながら歩くと、ふくらはぎが緊張した状態で着地することになる。・・・確かに。

ふくらはぎの筋肉は下半身の血液を上半身に押し戻すポンプの役割を果たしているのに、ここが緊張していると、その機能を十分に果たすことが出来ず、体に疲労が残りやすくなる。

私は普段、足の指のつけ根から着地する感覚で歩くようにしている。この本では、その歩き方が推奨されていて、なんだか嬉しい。だけど、長い時間歩くときは、同じ歩き方をしていると同じ場所にばかり負担がかかるから、かかとから着地するような歩き方も、間に挟むといいらしい。

力学的ボディーアクションの説明は、冒頭に「ベテランの職人や料理人の動作を見ていると、多くの人が力を入れている場所とは別の体の部位をリズミカルに動かしている」という説明から始まる。

昔、中軽井沢のそば屋がそうだった。店主がそばを打つ様子がガラス越しに見える作りになっていて、店主はそばを薄くのしていく時に、盛んに首を振っていた。それが面白くてね。見ていると、ついついそばをすすりたくなる。あれは手元と首が連動していたんだろう。

この本、まず、その理屈と分かった上で、個々のケースに入っていった方が、確実に理解が進む。


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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

『大丈夫、いつもそばにおるよ』 坪井恵

副題は、「奇跡は起るべくして起る!ーある夫婦の介護奮闘記」というもの。

二〇一七年一二月七日、著者坪井恵さんは御主人が倒れたという連絡を受ける。その時、御主人は四八歳。倒れたのは、仕事先の現場宿舎の事務所。宿舎で寝ていた部下の方が、朝、事務所に上がってきて、倒れていた上司を発見した。

脳内出血だったそうだ。

すぐに救急車で病院に運ばれ、緊急手術。医者は、「分からない」と言う。とにかく、待つしかないというところから始まって、「お身内に連絡を」と看護師に声をかけられる。手術は終わっても、集中治療室の前で、待つことしかできない時間が流れる。

なんとか命は取り留めたものの、発見が遅かったため、完全失語と右麻痺が残り、倒れてから一年後に「傷害一級、要介護五」と認定されたという。そこから出発した、“ある夫婦の介護奮闘記”がこの本。

読んでいるうちに、勇気が湧いてくるよ。

本屋で何気なく手にしたこの本を読むことにしたのは、ぺらぺらめくっているうちに、著者の御主人が倒れた原因が脳内出血だと書かれた部分が目に入ったこと。じつは、私の母も、脳内出血で倒れた。あの厳しい状態を体験した方の話を、読んでみたいと思った。

それから、読もうと思った理由がもう一つ。題名、副題と本の装丁から、無闇に悲しいだけのお話ではないと確信が持てたこと。


『大丈夫、いつもそばにおるよ』    坪井恵

クローバー出版  ¥ 1,650

絶対あきらめへん!青空が運んでくれたキズナとキセキの物語
第1章 当たり前の日々の終わり
第2章 120日の戦い~本格的にリハビリ始まる
第3章 あきらめない!ついに愛しの我が家へ・・・
第4章 戦いは続く・・・出会いと別れを繰り返して
第5章 社会復帰を目指して新たな試練と感謝力


私の母が倒れたのは、私が三六歳の時。もう三〇年近く前で、記憶もあやふやなところがある。母が倒れてからしばらくして、一緒に家にいた父が気づき救急車を呼んだ。しかし、出血部が脳幹に絡んで手術が難しく、血が散るのを待つしかないということだった。

離れて住んでいた私が母に会うことができたのは、その日の夜遅くだった。母はチューブや器具と接続され、病室には、母が未だ意識不明ながらも、しっかり命をつないでいることを示すリズミカルな機械音が繰り返されていた。

五日間ほどだっただろうか。母の意識は戻らないまま、その救急病院は出されることになった。その段階で、家族は覚悟を決めた。でも、この本にも書かれているが、奇跡って起るもの。母は、その状態から、意識を取り戻した。本当に、奇跡だと思った。

不自由は残るけど、記憶もしっかりしている。その点、坪井さんの御主人よりも状態は悪くなかった。まもなくリハビリも開始された。リハビリの場所に連れて行って、ちょっと離れたところで見ていると、こっちへ来いと手招きをする。どうやらリハビリの先生に、私の息子だと紹介したいらしい。口もきけないのに、身振り手振りで・・・。私は、嬉しくて泣きそうになった。

それから二日後、自分の家に戻っていた私は、実家の兄に呼び出された。病院の母のところに行かずに、直接家に来て欲しいという。

母は、末期の胃がんだった。もう、ひと月も持たないという。脳内出血を起こしたのも、それと無関係ではない可能性が高いという。母はパーキンソン病を抱えており、それを気に病んでいた。昔の医師は患者のプライバシーに無頓着なところがあって、それで嫌な思いをしたことがあったようだ。多少のことでは医者にかからなかったことが、仇になってしまった。

その日私は、母の病院に行き、一時間ほど見舞って帰った。家に帰る車の中で、ちょっと泣いてしまった。

母は真夏の暑い日の夜に、息を引き取った。一度は奇跡を起こした。あの奇跡のおかげで、私は生きている母との最後の時を過ごせた。

人間って、強い。奇跡は起る。それでも命は有限。でも、だからこそ、生きるってすばらしいと思える。


テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

『長寿の体幹トレーニング』 澤木一貴

まずい。この本のテーマは、“長寿”にあった。

隠居の暇人ではあるが、まだ、さすがに長寿のために日々の生活を組み立てたいとは思っていない。題名の、“体幹トレーニング”っていうところにだけ反応して、買ってしまった。

以前から、山を歩くにあたって、長いブランクを挟んで、それ以前の若い頃と比べ、はるかにバランスが悪くなっているような気がしていた。早朝、まだ暗いうちに走っているんだけど、走ったあとで、車道と歩道を分ける幅15センチ、高さ25センチくらいの出っ張りを、体をひねって跨ぎながら歩く。右足を出っ張りの左側へ、左足を出っ張りの右側に着くように歩くには、体をかなりひねることになる。脇腹あたりに力が入るかな。

近くに大東文化大学があって、以前はよく長距離の人たちが練習していた。残念なことに、最近は見かけなくなってしまった。“中国”が武漢で発生した新型コロナを世界にばらまいてから、どうも練習場所が変わってしまったようだ。

彼らが練習で走っている頃、時々、膝を高く上げて歩いている人がいた。「もしかしたら、故障して走れないのかな」なんて思っていたんだけど、そんな中に、上記のように出っ張りを、体をひねりながら跨いで歩いている大学生がいた。

見よう見まねでやってみたんだけど、最初はふらふらしてうまく歩けなかったんだけど、そのうちできるようになった。ずっと続けたら、山でバランス良く歩けているような気がしてきた。・・・気がするだけかも知れないけどね。

体幹を鍛えるのは、最近ではブームのように広く知られてきた。ボーッとテレビを見ていたら、簡単な体幹トレーニングというのをやっていて、私も居間で真似してみた。

腕立て伏せの姿勢になって、足を胸の方に引き揚げる。それも真ん中に引き上げるんじゃなくて、できるだけ内側に向けて引き上げてみたり、できるだけ外側に向けて引き上げてみたりする。内側に引き上げようとすると、お腹の周囲の筋肉が収縮しているような気がする。外側に引き上げると、お尻の上部から背中に力が入っているような気がする。


『長寿の体幹トレーニング』    澤木一貴

大和書房  ¥ 1,485

人気のトレーナーが送る体幹トレーニングの基本にして、超実用的な一冊です!
第0章 体幹トレーニングが健康長寿を作る
第1章 (1週目)眠れる体幹の筋肉を起こす
第2章 (2週目)可動性のある体幹を作る
第3章 (3週目)インナーもアウターも強くする
第4章 (4週目)動ける体幹に昇華させる


お腹についていて、内臓の位置を安定させたり、呼吸を助ける役割も果たす腹横筋。

「この腹横筋には始動筋という異名があり、ペン1本持つ時にも、手より先にここに刺激が入ります。この筋肉のおかげで手足を正常に動かすことができますが、ここが衰えてくると体幹部以外の末端の筋肉に負担がかかり、膝が痛い、腕が痛いといった負の連鎖がつながっていきます」

つまりは、体幹に力が入らないと、腕や足を無理やり動かす状態となり、この無理が身体の各部位を痛めるということのようだ。

もちろん、腹横筋だけではない。体幹というのは頭と手と足を除いた胴体部分を示す言葉だそうだが、さまざまな筋肉があるようだ。この本では、その中でも重要な6つの筋肉に焦点を当てている。ちょっと、挙げておこう。

体幹部の奥にあって、股関節を支え、主に足を振るときに使う腸腰筋。お腹をベルトのように包んでおり、体幹を安定させる腹横筋。脊柱を起こし、背骨を支える脊柱起立筋。主に身体を前に曲げるときに使う、前屈を司る腹直筋。身体を横に倒す側屈、身体をひねる回旋に使われる腹斜筋。股関節の伸展や立ち上がるときに使われ、下半身を支える大臀筋。

これらの筋肉に刺激を与え、いつでも身体を支えるように鍛えるトレーニング方法が、以下、いろいろと紹介されている。ただ、目標は全国大会で優勝をすることじゃない。日常の動作のすべてを快適に行えるようにし、姿勢を良くして、疲れにくい身体を作ること。

どのようなトレーニングをこの本で紹介するかを考えたとき、「安全で効果的なものを厳選した」ということ。この本は、そういう本。

疲れるまで運動すれば、それで鍛えられているんだと思っていたけど、それだけじゃないみたい。効果的に運動ができるようになる筋肉の連動性があるらしい。

実は私、股関節が悪くて、今から6年前に手術を受けた。その直前は、座っても靴下を履くことができなくなっていた。座って、自分でズボンをはくのがやっとという状態だった。靴下は、連れ合いにはかせてもらっていた。あまり動かなかったから、体幹の筋肉は、ひどい状態だったんだと思う。

手術後、20数年ぶりで登山を再開したが、なんだかよく転んだ。ここのところ、そういうこともなくなった。それに見よう見まねでやってみた体幹トレーニングだけど、立ったままズボンを脱いで、立ったまま靴下も脱げた。立ったまま靴下はこうとしたら、ちょっとよろよろしてしまった。多分、ちょっと前なら、立ったまま靴下を履こうという気持さえ起らなかったと思う。

体幹のトレーニングって、効果が出るのが早いように思う。

そうそう、大東文化大学は、箱根駅伝に出場できるんだ。久しぶりに応援できるな。「頑張れ!大東!」


テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

『自律神経にいいこと超大全』 小林弘幸

連れ合いが、ちょっとしたことをきっかけに、やたらと汗をかくことがあるという。

本人は、更年期障害の症状だと言っている。女の人にとって生理が止まるというのは、身体の中の一大事。閉経で女性ホルモンが減少してくると、脳がそれを補おうとするんだそうだ。女性ホルモンの分泌を司るのは視床下部と脳下垂体で、特に視床下部は血流、血圧、心拍、発汗、体温などに関わる自律神経や内分泌系、免疫系、感情などをコントロールする働きもしているので、さまざまな影響が出る可能性があるわけだ。

たしかに、発汗も視床下部の働きなら、脳から視床下部への働きかけが“やたらと汗をかく”という現象につながるのもうなずける。結局、生理が止まったことがきっかけになって、自律神経が乱れた状態になってしまったわけだな。

「自律神経は“自律”してるんだから、私がどうこう思っても、どうにかなるもんじゃない」というものでもないらしい。でも、どうすれば自律神経が整うのか。だいたい自律神経というのはなんなのか。あらためて考えてみると、何も知らない。

そんなわけで、『自律神経にいいこと超大全』という本を読んでみた。

読んでみて、分かった。

「自律神経は、人間の生命活動に欠かせない“呼吸”および内臓器官のすべてや血管をコントロールする神経である」ということだ。自律神経が整うと生き生きとし、自律神経が乱れるとその逆になるということ。

自律神経を整えることにより、具体的にどのような状況になるか。

「腸の働きがよくなり、便秘が改善する。肝臓の機能が上がり、瞳は生き生きと輝き、肌や髪や爪も、みずみずしい美しさ、若さを取り戻す。全身の細胞のすみずみにまで質のよい血液が行き渡るようになり、血行障害から生じていた肩こりや偏頭痛、加齢による更年期障害も改善される。・・・」

まだまだ続くんだけど、出てきましたね。「加齢による更年期障害も改善される」って。


『自律神経にいいこと超大全』    小林弘幸

宝島社  ¥ 990

自律神経によいさまざまな物事を集め、320ページ大ボリュームの一冊にまとめた
序章 自律神経の仕組みとは?
第1章 自律神経にいい一日の週間
第2章 腸活で自律神経を整える
第3章 自律神経にいい休息の方法
第4章 日常でできる自律神経にいい習慣


自律神経が整った状態とはなにか。それは身心をアクティブな状態にする交感神経と、リラックスした状態にする副交感神経が、バランスよく安定して機能している状態を言う。

では、交感神経と副交感神経がバランスを安定して機能するようにするためには、どのような生活をすればいいのか。それは第1章から第4章までに書かれている。どんなことかというと、次のようなこと。

自律神経にいい一日の習慣を持って生活する。食べ物、食べ方から腸内環境を整える。ストレスから自分を解放する。今日から実戦できる、自律神経にいい習慣。

分かったとことがある。自律神経を乱す最大の要因は、ストレスであるようだ。

私たちにとって最大のストレスは、おそらく人間関係なんだろう。人間関係を調えてしまえば、つまり、大きなストレスとなっている人間関係を断ち切ってしまえば楽になるのだが、なかなかそうもいかない。

「なかなかそうもかない」ところを何とかしてみる。断ち切ってもいい人間関係もあったりしないか。あるいは、なかったことにしてしまう関係。棚の上の置いとく関係。忘れておく関係。見限られてしまう関係。よく思われる必要なんかないんだよ。私は組合辞めたら楽になったよ。

その後、仕事もやめちゃったから、人間関係から来るストレスはほとんどなくなった。だけど、気がつくと、みずからストレスを作り出してしまったりしている。どうでもいいことで、自分にノルマを課してしまったりね。たとえば、何時までに~を終わらせなければいけないとか、失敗してはいけないとか、上手にやらなければいけないとか。

そういうことで自分を追い込むと、交感神経が急激に高まって自律神経のバランスを崩してしまうらしい。そういうことになると、「これが自律神経を調えるのにいいから、絶対にこれじゃなきゃいけない」って自分を追い込むことが、逆に自分の自律神経のバランスを崩すことにつながってしまう。

決めつけない、いそがない、焦らない生活がいいってことだな。

自分を追いつめないって、結構難しいな。

おいしい。おもしろい。気持ちいい。きれい。清々しい。美しい。楽しい。嬉しい。いつもご機嫌で暮らしていられれば、きっと自律神経も整っている。そんな毎日を送るためのちょっとしたヒントが、たくさん書かれている本。



テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

『最強のウォーキング脳』 加藤俊徳

歩いている人多いね。

早朝は年輩の方ね。山に行くとき、暗いうちに家を出ることが多いんだけど、市街地を車で走っていると、下を向けたヘッドライトにすぐ間近を歩く年輩の方の姿が現れるんだよね。どうして日本の年配者は、運動着にしろ、ウィンドブレーカーにしろ、黒っぽいのを着るんだろう。夜明け前は本当に怖いよ。白いのを着てよ。私はそうしている。

この本を書いた人は脳内科の先生。加藤プラチナクリニックの院長先生。慢性的な疲れや睡魔、モチベーションが低下しているときにこの病院を訪れると、脳をMRI検査されちゃう。そうすると、脳が萎縮していたり、特定の場所だけが過剰に使われていたりするのが分かることがあるらしい。

そういう人には、この本に紹介されているようなウォーキングの実戦を進めているんだという。

それはいいんだけど、MRI検査をやるんだったら、私はこの病院には行かない。ずっと以前、股関節の様子を見るために、始めてMAI検査を受けた。もともと狭所恐怖症の傾向のある私は、あの狭い空間でガンガンガンガン、コンコンコンコンという音を聞かせられ続けて、気がおかしくなりそうだった。大きな声を出す寸前で検査は終わったが、冷や汗をぐっしょりかいて、しばらく立ち上がれなかった。

医療機器メーカーの皆さん、あれ、何とかしてください。

ウォーキングは、睡眠の質を上げる。

ウォーキングは、仕事力をあげる。

ウォーキングでイライラが収まり、怒りをコントロールできるようになる。

ウォーキングで、やる気が出る。

ウォーキングで認知機能が高まり、ADHD・忘れ物減少、記憶力に効果が上がる。

ウォーキングは、依存症解消に効果がある。

ウォーキングによって、疲れが蓄積するのを防ぐことができる。

ウォーキングは、心の健康増進に効果がある。


『最強のウォーキング脳』    加藤俊徳

時事通信社  ¥ 1,540

脳内科医がさまざまな悩みを抱える患者さんにも、ウォーキングを勧める理由とは

第1章 すべての悩みは運動脳から解決する
第2章 なぜ、ウォーキングが最強の脳トレなのか?
第3章 脳番地を使いこなす16のアレンジ・ウォーキング
第4章 運動脳と7つの脳番地教化トレーニング
第5章 脳を楽しくさせるウォーキング生活の工夫



脳には番地というのがあるんだそうだ。一千億を越える細胞で脳が構成されるらしいんだけど、同じような働きをする細胞同士が集まっている特定の場所を“脳番地”と読んでいるんだという。

基本的な働きで八つ。運動脳、感情系、視覚系、思考系、聴覚系、理解系、伝達系、記憶系からなる。運動脳は、他のすべての系列とつながっていて、運動することによって他のすべての系列が活性化する。

さらに、どの系列を特に活性化させたいか、それを意識してウォーキングすることで、生活上のいろいろな効果を期待できるんだという。どんな効果が上げられているかというと、以下のようなもの。

「アイデアが浮かぶ」、「決断力が上がる」、「記憶力が上がる」、「遅刻の癖が直る」、「ストレス解消」、「生産性アップ」、「集中力を高める」、「計画性が身につく」、「目的や夢を実現しやすくする」、「理解力が深まる」、「イライラ解消」、「認知症予防」、「脳を解放し稼働させる」、「悩みがちな自分を変える」、「注意力を上げる」、「自律神経を整える」、「場の空気が読める人になる」

以降、この本は、脳の各系列の働きをやさしく説明し、ウォーキングへの意識付けを行なっている。

あらあら、本当かなぁ?

そんな疑いを向けちゃいけないな。こんなに良いことばかりなら、歩かないなんてもったいない。・・・だけど、私はダメだ。走っちゃってるから。いまさら歩けない。

この先生も最初は走ってたんだって。ジョギングしてたんだって。だけど、より速く走ろうと日々頑張りすぎて、膝を痛めたんだって。それでウォーキングに切り替えたんだって。だけど、移動速度を落すことは、まったくもって不本意だったそうだ。

分かる。これは分かるな。

“ところが”だ。ウォーキングに切り替えてからの方が、日中の意識を高く保てていることに気づいたんだという。ジョギングよりウォーキングの方が、脳の活性化に関しては効果が上がるってことだな。そこに気がつくというのは、これは大変なこと。それが多くの方に福音をもたらすことになるのであれば、尚更ね。

私もいつか、走れなくなったとき、歩こう。でも、この先生のクリニックには行かない。MRIをやられちゃうからね。


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ジャンル : 本・雑誌

『フサフサ大作戦』 久田篤

フサフサ大作戦に私も参加したい!・・・ぜ、ぜひ!

理由は言うまでもない。言う気もない。かつて、その最後の時期、私は抵抗した。その抵抗に、莫大な国家財政を投入した。しかし、抵抗むなしく、多くの者は戦陣に散っていった。残された者も、かつて繁栄した中心地を明け渡し、辺境にてうつむいている。

そういう者たちにとって、この『フサフサ大作戦』は福音だ。「悔い改めよ」、「かみと和解せよ」、「かみの国は近づいた」、「心の罪もかみは裁く」、「死後の行く先を考えよ」、「私を信じる者は死んでも生きる」、「地獄は永遠の苦しみ」、「かみを捨てた世は滅びる」、「かみを畏れ敬え」、「かみを認めよ」、「私生活もかみは見ている」、「私を信じる者は永遠の命を持つ」、「あなたのかみを讃えよ」

なんて素晴らしい!

いろいろなことが書かれている。育毛業界のタブーだとか、サプリメントの効用とか。「育毛の常識は間違いだらけ」なんていうのもある。・・・知らない言葉だらけだ。やはり、一度討ち死にして、諦めてしまった人間だからな、私は。

諦めずに、悩める途上にある人は、いろいろなことを試しているということだ。

しかし、回りくどい。“フサフサ大作戦”と銘打つこの本に、「すわ、福音」と飛びついた人には、結論こそがすべて。

「抜け毛の理由、育毛業界のタブー、最新毛髪医療の知識、そんなものどうでもいい」

そう叫ぶ読者の声が聞こえないか!


『フサフサ大作戦』    久田篤

自由国民社  ¥ 1,540

諦めなければ、髪は生える!育毛のプロが教える、セルフケア法と革命的施術
第1章  あなたも「髪が薄い人」と思われているかも?
第2章  誰も教えてくれない! 育毛のきほんのき
第3章  今までの「育毛の常識」は間違いだらけ
第4章  お金をかけずに誰でも髪を生やす方法
第5章  育毛、発毛はもう古い? 髪は「再生」できる時代に!
第6章  知っておきたい! 「強髪」を育てるプラスα知識


女の人も働くのが当たり前の時代になったからな。女も男と同じような生活になれば、抜け毛に悩む人も増えるだろう。男の場合は、たとえば抵抗むなしく多くの者が戦陣に散るならば、諦めざるを得ない。女だと、それを受け入れるのは苦しいことだろう。

やはり読んでいて、女の人を対象に書いているように思う。いったん諦めたおやじを相手にしても、やはり仕方がないだろうからな。

諦めたおやじが、どうして“フサフサ大作戦”に参加したいと思っているのかというと、これといった努力をしたわけでもないのに、なぜか“かつて繁栄した中心地”に生えてきているのだ。・・・髪の毛が。

それが、産毛じゃないんだ。まだ、腰の強さと密度において辺境部に残った髪と同じというところまではいかないが、それもここ数ヶ月で確実に良化しつつある。

気がついたのは、年が明けて開けてしばらくした頃。歯磨きで鏡の前に立ったとき、産毛以外ないはずの所に、産毛とは言い切れない髪が。手をやれば、手のひらには明らかに髪の抵抗が。

そういうことになれば、“フサフサ大作戦”に参加する気にもなる。

・・・でもねぇ。結局この本は、幹細胞培養液による再生美容をアピールする本と考えていい。髪に関わる、あるいは育毛、発毛、髪の再生に関わるいろいろな今日的情報をまとめたものだが、肝となるのは“幹細胞培養液による再生美容”というところにある。

まあ、それに関しては、他の人に任せよう。それ以外にも、髪にいいことが書かれているから、そういうのを参考に、“フサフサ大作戦”を行なっていこう。

私の場合、少しではあっても髪が生えてきた理由は、仕事をやめてストレスがなくなったこと、山をほっつき歩いて本を読んで、毎日が楽しいことだと思う。そういう毎日を送って、あとは髪にいいいろいろなこと、この本に書かれていたいろいろなことを試してみよう。

たとえば、・・・


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『医者が教える食事術』 牧田善二

「脂質を多めに摂ったからといって、それで太るわけじゃないんだって。

“食と健康”に関わる常識っていうのも、ずいぶん変化している。私はてっきり、脂肪、あるいは油っていうのは多く摂らない方がいいんだろうと思ってた。揚げ物なんか、油をたくさん摂ることになるから、きっと太りやすい食べものなんだろうと思っていた。

最近の常識では、そうではないんだって。

油はカロリーが高い。だけど、カロリーと肥満は関係ない。太ることに関しては、糖質が唯一の原因だって。マーガリンやショートニングなどに含まれているトランス脂肪酸は、動脈硬化の原因にもなるので極力避けるべきだけど、
不飽和脂肪酸に関していえば、逆に、積極的に摂った方がいいんだという。

今度は、果物。身体にいい食べものの代表みたいに考えていた。私は面倒くさがりなんだけど、果物って大概、むくのが面倒くさい。それで果物を摂ることが少なかった。少し、コンプレックスになるくらいに。

実際、ビタミンCやビタミンE、ビタミンB群、ミネラル類、食物繊維、カリウムと、身体にいいものをたくさん持っている。ただし、その甘みは果糖といわれる糖分。この果糖は消化吸収が早いので運動時のエネルギー補給にもすぐれているんだけど、反面中性脂肪に変わりやすく、摂りすぎれば肥満の原因にもなる。特に、夜の果物はやめた方がいいそうだ。

うちは、連れ合いの習慣で、朝、リンゴを食べる。今は、二人で一個。私が一日に摂る果物は、これだけ。実はこれが、理に適った果物の摂り方だったようだ。コンプレックス解消。

ただ、新しいコンプレックスも登場。炭水化物は糖質に変わり、肥満の大きな原因となる。炭水化物好きの私は、これを抑えることが出来ない。パンは食べなくても我慢できるけど、ご飯を我慢するわけにはいかない。・・・絶望か?

と思いきや、食べる順番を守ることで、多少抑制できるようだ。野菜、タンパク質、炭水化物、糖質の順で食べるのがいいらしい。・・・絶望ではないわけだけど、面倒くさい。丼飯をかっ込みたい。

《ご飯やパン、麺類、芋類を減らす。ケーキ、スナックは糖質の塊。缶コーヒー、清涼飲料水は論外》

これが昨今の“新常識”らしい。


『医者が教える食事術』    牧田善二

ダイヤモンド社  ¥ 1,150

肥満・老化・病気がなぜ起こるのかというメカニズムの解説から六八の具体策まで
序章 人体のメカニズムにそった最強の食事
第1章 医学的に正しい食べ方20
第2章 病気を遠ざけ活力を取り戻す!やせる食事術
第3章 二四時間パフォーマンスを最大化する食事術
第4章 見た目・気力・体力を衰えさせない!老けない食事術
第5章 本来の免疫機能を回復させる!病気にならない食事術
第6章 一〇〇歳まで生きる人に共通する一〇のルール

その他の“新常識”も、紹介しておこう。

「疲れたときに甘いものを摂るのは逆効果」っていうのは、以前、すでに紹介している。他には、「運動は、食後すぐに行なうのがいい」そうだ。逆に、「食休みは、身体によくない」とも。・・・そう言われてもなぁ。食べたあとって眠くなるんだよなぁ。太った牛になるかなぁ。

他には、「プロテインは肝臓を壊す」というのがある。最近は筋トレブームだからね。プロテインも結構、売れているところだろう。そういうところに、「プロテインは肝臓を壊す」と言ってしまっては、ぶち壊しというところだな。さぞかし、プロテイン信者の方々がお怒りのことだろう。

そう思っていたら、どちらかといえば、日頃、プロテインを勧める側の方からも、「プロテインには摂取の仕方というものがある」と言う発言が多くなっているらしい。つまり、身体に悪い摂り方もあるということ。それは、腎臓や肝臓に負担を強いる場合があるから。

そちら側の方の発言の仕方は、自然と「安全性が高く、効率よく“タンパク質”を摂取できる食品である」と言うまとめになるが、しっかり「基準値を指標とすれば・・・」と前提条件を踏まえている。

続いて、「コラーゲンは口から食べてもコラーゲンにはならない」っていうんだけど、これもプロテインほどじゃないけど、信者の方が結構いそう。残念ながらコラーゲンは、アミノ酸に分解されるそうだ。アミノ酸は身体に悪いものではないけど、特別な物質ではない。

極めつけは、「酒は身体に悪くない」。ヤッター!

理由は問わない。検証もしない。

最後に、その他の身体にいいものを羅列してお仕舞い。
酢を調味料代わりに使う
ウナギ、マグロ、鶏肉に多いカルノシンは、天然の抗酸化物
ビタミンB1がいい→豚肉、ウナギ、玄米、そば、大豆、レバー、鶏肉
ビタミンB6がいい→かつお、マグロ、サーモン、ナッツ、肉類全般、野菜、バナナ、にんにく
ポリフェノールがいい→赤ワイン、ブルーベリー、大豆、コーヒー、紅茶、緑茶、玉葱、柑橘類、そば、チョコレート

テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

『医者が教える食事術』 牧田善二

藤原道長は、糖尿病で死んだらしい。

道長が三三歳から五六歳にかけて付けていた『御堂関白日記』や、同時代の公家藤原実資の日記である『小右記』に、それと分かる症状が書かれているというのだ。

『小右記』には、五一歳の頃の道長の症状が、「口が渇きやたらと水を飲むようになった」と書かれているという。これは糖尿病で、血糖値が高いときに現れる症状だそうだ。

『御堂関白記』には、五三歳の頃の道長の症状が、「心神常の如し、而し目尚見えず、二、三尺相去る人の顔見えず、只手に取る物のみ之を見る」と書かれているという。「すでに手元しか見えない」ほどに視力が低下していたようだ。これは、糖尿病性網膜症ないし、糖尿病による白内障の悪化が疑われるという。

五年前、左股関節骨頭置換手術で入院していたとき、左足の膝下を切り落とした人の話を聞いた。以前から糖尿病を患っていたらしいが、あるとき足の爪を切っていて、ちょっとした傷をつけたんだそうだ。それが化膿して、自前で薬をつけても直らないので医者に行くと、「切断しないと命に関わる」という状況だったそうだ。

糖尿病というのは恐ろしい。

この本によれば、血糖値こそ健康管理における最大の鍵だという。その血糖値を上げるのは糖質で、脂質やタンパク質を取っても血糖値は上がらないそうだ。

さらには、糖質の取り過ぎが太りすぎにつながる。太りすぎと言えば脂肪としてため込んでしまうのだから、私はてっきり脂質が一番の決定打かと思ったが、そうではないらしい。

炭水化物から、消化酵素では分解できずエネルギー源にはなりにくい食物繊維を除いたものが糖質で、ほぼ炭水化物イコール糖質と考えていいらしい。私は根っから和食はなので、炭水化物を取ると言えば、ご飯や麺類だな。ただ、そういう固形物であれば血糖値の上昇が緩やかで、その分、下降ラインも緩やかになるんだそうだ。

問題になるのは液体で糖質を採った場合、つまり缶コーヒーや缶ジュースだな。そうすると一気に血糖値が上がって三〇分でピークに達する。この時、脳内ではセロトニンやドーパミンといった神経伝達物質が分泌される。知ってる。どちらも“幸せホルモン”と言われるやつだな。「気分がよくなる。ハイになる。やる気が出る」ってやつだ。

三〇分後のこの状態を「至福点」というそうだ。そして血糖値が急激に上がったことを察知した体は、それを下げるために膵臓から大量のインスリンを放出する。血糖値は急激に下がる。気分はハイな状態から、一気に不快な状態に落ちる。


『医者が教える食事術』    牧田善二

ダイヤモンド社  ¥ 1,150

肥満・老化・病気がなぜ起こるのかというメカニズムの解説から六八の具体策まで
序章 人体のメカニズムにそった最強の食事
第1章 医学的に正しい食べ方20
第2章 病気を遠ざけ活力を取り戻す!やせる食事術
第3章 二四時間パフォーマンスを最大化する食事術
第4章 見た目・気力・体力を衰えさせない!老けない食事術
第5章 本来の免疫機能を回復させる!病気にならない食事術
第6章 一〇〇歳まで生きる人に共通する一〇のルール


野生動物はお腹がいっぱいになれば、脇に獲物がいてもそれを襲うことはない。しかし人間の脳は、食べる必要がないのに「糖を採れ」と命令を出す。そのようにして缶コーヒーやジュースなどの糖質をとり続けると、膵臓がインスリンの放出をコントロールできなくなるらしい。

インスリンの放出が遅れて血糖値がどんどん上がる。その上がりっぷりにあわてて、今度はインスリンが大量に放出され、血糖値が下がりすぎてしまう。ぶっ倒れてしまうことも珍しくないという。

なんでも、清涼飲料水のメーカーは、人の至福点を計算し尽くして、商品設計をしているそうだ。血糖値がコントロールできなくなるというのは、恐ろしいことだな。

さっきも書いたが、私は肥満の原因は脂肪の採りすぎだと思っていた。だって、カロリーコントロールって、今でも重要視されてるでしょ。これ、冤罪なんだって。肥満の原因は糖質の採りすぎ。

私たちのエネルギー源はブドウ糖。そのもとになるのは糖質。飢餓に直面した数百万年間を生き延びた人類は、あまったブドウ糖の一切身体の外に排出しない。一部はグリコーゲンとして肝臓や筋肉の細胞に、一部は中性脂肪に形を変えて脂肪細胞に取り込むんだそうだ。そして血中のブドウ糖が不足したとき、まずはグリコーゲンを採りだしてブドウ糖に戻し、それでも足りなければ脂肪を燃焼させる。

だけど、脂肪を燃焼させる前に、新たな糖質を補給しちゃう場合が多いからね。そうなると、ため込む一方になってしまう。まあ、生活習慣病だね。そうそう、採りすぎた脂肪は、そのまま外に排出される場合が多いそうだ。

私は毎晩酒を飲む。外で飲むとお金がかかるから、家で飲む。安い酒を飲む。甲類の焼酎をお湯割りにして飲んでいる。アルコール度数二五度の焼酎四リットルを、一週間飲む。めったに酒を開けることはない。アルコールはどれも高カロリーだから、本来、私は太っていなければおかしい。

私は身長一八一センチメートル、体重七三キロ。ネットを使ってはじき出したら、適正体重は七二.〇七だそうだ。ボディマス指数は二二.二八で普通体重と出た。お腹周りにひとつまみ分の脂肪があるからな。そんなもんだろう。

かなり飲む方だからな。デブでも仕方がないはず。たしかに、早朝ランニングは、よっぽどのことがなければ欠かさない。今まではそれで太らないのかと思ってたけど、それだけじゃないらしい。

この本を読んだ上で、幾つかの要因を考えてみた。
  • 甘いものが好きではない
  • コーヒーが好き
  • 酢をたくさん使う
  • 缶コーヒーやジュースなど清涼飲料水は、何十年も飲んだ覚えがない
  • 海藻やきのこ類が大好き
  • 発酵食品が大好き。酒を含む。
  • 野菜をたくさん食べている
そんなところかな。肉や魚も好きで、いつも食べてるけど、問題はカロリーよりも糖質の採りすぎだからね。もちろんプラスマイナスどちらもあるんだけど、総合するとプラスが勝ってるというところかな。

道長みたいな死に方は、しないですみそうだ。



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ジャンル : 本・雑誌

『散歩で見つける薬草図鑑』 指田豊

おそらく一年に一度、身のまわりに生えている植物の図鑑を手にしてしまう。

いつもなら、それは春先の話なのだが、今年はすでに夏を迎えようとするこの時期になって、野草の図鑑を手にすることになった。おそらく感染症の流行で、周囲のことに対する感覚も、例年通りというわけにいかなくなっているんだろう。

それが、来週にはワクチンの一度目の接種を受けることになって、二度目の接種も八月第一週に受けられる。お盆には、ご先祖様に挨拶に行けそうだ。そうだ、感染症流行下になくなった叔母の墓前に、線香を上げに行かなければ・・・。

そのように状況が変化したことで、どうやら自分の心持ちが変わったようだ。ようやく、自分を取り囲んでいた様々なことに目を向けることができるようになったのかもしれない。

野の花は、いつもと同じように咲いているのに、それに目を向けてやることもできなかったとは、なんとも情けない話だな。

春先は、まだ大丈夫だったのだ。あちらこちらへと、花を見に出かけていた。だけど、「出かけないで!」とか、「今は来ないで!」と繰り返されると、それがやがて、ボディーブローのように効いてくる。

井上尚弥のボディーブローなら、一発であの世行きなのだが、やさしくきびしい“お願い”はジワジワ効いて、しかも効いていることを自覚させない。そうと分かったときは、もう遅い。結果はだけは、井上尚弥のボディーブローと同じなのだ。

そうこうするうちに、滋賀に住む息子のところに生まれた新生児とママさんを、埼玉の我が家で預かることになった。今や、私の生活は、すべて新生児の疳の虫の居所次第。時々見せる新生児の、まだ意識的ではない微笑みに、もうメロメロなのだからどうにもならない。

梅雨空の下、しばらくは彼と、窓から見える緑と鳥の声に、世界の広がりを想像するしかないということだ。



家の光協会  ¥ 1,760

タンポポやハコベ、オオバコなど、薬効のある身近な植物の生態や活用法を解説
Part1 見分ける・採る 薬草図鑑
春の薬草
夏の薬草
秋の薬草
Part2 注意したい有毒植物
Part3 薬草を生かす

おそらく毎年一度、この手の本を手にするのだが、新たに身近な植物に対する知識が増えているような気はしない。

知識を増やせば、その分だけ近所を歩き回ることが楽しくなるだろうと思うのだが、春先に近所を歩き回るときは、そんなこと以前に、すでに心が浮き立っているのだ。草は草で良いし、葉は葉で良い。花は花であるだけで、私の心を浮き立たせているのだ。

おいおい、そんなことを言っていて、いいもんだろうか。

“茜さす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る”に出てくる紫草は、万葉の時代から東近江で栽培されていたそうだ。

紫草は、地上部分、葉や花を見ても、これを紫草と呼ぶ謂れが分からない。ところが根こそ紫、紫根と呼ばれるほどで、紫草の名は、地上には現れない根からつけられた。

私にとって、“見た”とは、目を通して、脳がその画像を認識していることを意味する。人間が得る情報の八〇%は、目を通して得られるもの、つまり視角情報であるという。人が物を見た情報は目の網膜に投影され、網膜の視細胞が情報を電気信号に変えて視神経に乗せて脳へ送っている。

両目の網膜を上から見ると各目は左右二系統があり、右視野は左脳、左視野は右脳で感じている。それぞれの情報は視床を通過する時に情報が整理されて大脳皮質の視覚野に送られる。視覚野で形や色、明るさ、動き、位置などが分析されて、初めて何かを見たと認識される。

ただし目に入った物全てが認識されている訳では無い。大脳皮質は必要なものだけを選択しているんだという。つまり、知らないことは、選択されないのだ。

知らなければ見えない。

だから、そんじょそこらの道ばたに咲くあたりまえの花の、その美しさも、私の脳には、まったく認識されていないかも知れないということになる。

なら、やはり知るべきではないか。

今回は“薬草”の本を選んでみた。それも深山幽谷を探さなければならない、孫悟空でもなければ手に入らない類いのものではない。“散歩で見つける薬草”だ。つまり、そんじょそこらの雑草だ。

ところが、雑草と呼んで一括りにしていると、結局、一つ一つの違いを認識できないことになるわけで、本当の美しさは画像を結ばない。この季節でいうならば、雑草ではなくてドクダミ、雑草ではなくてチガヤ。雑草ではなくてゲンノショウコなのだ。

じつは、かつてドクダミを乾燥させて、煎じてお茶のように飲んでいた。名前に“どく”という言葉が入るが、これはもちろんわけありで、その薬効が毒を止めるので、「ドクドメ」から「ドクダミ」に転化したものだという。

以前、チガヤを乾燥させて編み、トレイを作っていたことがある。これはかなり良いものができる。そしたらチガヤには薬効もあるという。それは根茎にあるという。地上部が枯れたあと掘り起こし、日干しにするんだそうだ。ブドウ糖、果糖、トリテルベン、カリウムを含み、煎じれば、ほのかな甘みが合って飲みやすいそうだ。利尿の作用があるそうだ。

ゲンノショウコは父も煎じて飲んでいた。薬効はなんと言っても整腸作用で、私も父と同じで腹が弱い。夏の、土用の丑の日の朝に摘みに行ったと言うから、まさにこの季節のもの。そのおかしな名前は「現の証拠」というくらい、その効果が顕著なことにあるという。

七月の二八日が土用の丑だな。ゲンノショウコを摘みに行くのもいいけど、鰻を食って元気をつけたいな。

なんかさ。そういうことを考えながら読んでると、とても心が軽やかになる。それで私は、一年に一度は、こういった本を手にすることになるんだろうな。


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『栄養まるごと10割レシピ』 小田真規子

『その調理、9割の栄養捨ててます! 』はベストセラーだったんだな。

それを受けて出された、第二段のような立場の本らしい。監修しているのは、同じく、東京慈恵会医科大学附属病院 栄養部。今回は、さらに食材の力を一〇割生かそうという試みのようだ。

それが結構大変。

たとえば、ブロッコリー。檸檬の二倍のビタミンCがあるものの、茹でると、その七〇%が流出してしまうという。蒸すか、電子レンジがいいらしい。がんを抑制するスルフォラフォンを強化するにはマスタードを添えるといいという。

大根には世話になっている。子どもの頃からおなかの弱い私は、祖母の言いつけで、朝食に大根下ろしを添える機会が多い。小学生の私に祖母は、「お婆ちゃんの遺言だと思って言うことを聞け」と、大根おろしを食べるよう強要した。祖母が亡くなったのは、それから二十数年後のことだった。

大根は、葉っぱがすごいらしい。もちろん、油で炒めて食べている。大根葉のパワーはほうれん草の五倍、炒めればビタミンE・Aが七倍になるんだそうだ。

その比較に使われているほうれん草の力は疑いない。なにしろポパイは、ほうれん草の缶詰一つで、筋肉ムキムキになっちゃうんだから。ただ、ほうれん草は、加熱で多くのビタミンCやB群を失ってしまう。ビタミンCは一分茹でただけで最大八〇%が失われるそうだ。B群である葉酸も、ほぼ半減するという。

ほうれん草など緑黄色野菜は、電子レンジがいいそうだ。ふんわりラップでチンすれば、ビタミンの流出は一〇%に防げるそうだ。ただ、生よりも調理した方がβ-カロテンが三倍になる。ビタミンが水に流出するだけなら、みそ汁の具にして、おつゆごといただけばいい。

キャベツは外側と内側で、良いところが違うんだって。外側はビタミンCが豊富で、かなり豊富に含まれているらしい。ビタミンCは加熱に弱いらしいので、それを考えて調理すると良い。外側は千切りで食べるとか、全体をくし切りにして側面を焼くとか。焼くとうまいよね。ほんのわずかな水で、蒸し焼きにするのがいい。オリーブオイルと塩だけで、十分うまい。この本だと、オリーブオイルと酢と粉チーズだな。




世界文化社  ¥ 1,540

最新科学で加熱調理のコツがわかる。
体が変わる。体は食べものでできている。
第1章 栄養とりこぼしゼロ 全部丸ごと食べて10割レシピ
第2章 教科書でも教えてくれない! 「タイミング調理」で栄養ロスSTOP!
第3章 うっかりダメに鮮度パワー! 冷蔵庫の食材よみがえりレシピ
第4章 やりすぎ、それダメ 「おはしょり」こそ体が喜ぶ10割レシピ
第5章 知っているつもり? 王道レシピの新常識!!


どうやら、多くの野菜は、皮の部分に貴重な栄養素が存在しているようだ。

昔は皮をむくのが常識だったらしい。連れ合いは、今でもそれに捕らわれているところがあって、大根なんかは、ずいぶん厚く皮をむいてしまう。だから、その皮は、私がもらう。日に干して、切り干しにする。

冷凍技術が進んだが、さすがに夏が近づくと、昨年のリンゴは痛み始める。この時期を除けば、朝、リンゴをむいてもらう。リンゴも皮ごと食べた方が良いらしいんだけど、ずっと長く続けた習慣なので、抵抗がある。これも天日干しにする。二階のベランダに天日干し用のかごが吊してあって、リンゴの皮はカラカラまで干して、粉末にする。

ビタミンCが取れる食材は、煮るとビタミンCがお湯に溶け出してしまう。だから、その場合は汁ごといただこう。あるいは、電子レンジを使えば、ビタミンCは流出しない。

かと思うと、トマトのように、加熱によって、栄養やうま味がアップするものもある。炒めると、βーカロテンの吸収率が上がるとか。

みそとショウガの組み合わせが良いようだ。ポリフェノールが倍増するという。最近、みそ汁に、少量のショウガと酢を入れている。そんな組み合わせの妙もある。

カルシウム、ビタミンCならおなじみだけど、スルフォラファン、ミロシナーゼ、アリルイソチオシエネート、βーカロテン、リコピン、タウリン・・・、ああもう!

これはこの間読んだ、三石巌さんの分子栄養学の世界だな。三石先生以来、この分野の研究が進んで、食事に関わる認識が変わってきたところも多い。

だいたい、パクチーなんて野菜、知らなかったからな。カメムシの味がするから、栄養があっても私は食べないけど。リンゴはやはり、皮をむいて食べる。納豆は、「朝より夜」と言われても、私はどうしても、納豆は朝。

この分野、研究者ではないのだから、一冊で納得して食生活が変わっていくわけではない。もっともっと、啓蒙が広まることが必要だろう。いくつもの本を読んで、少しずつ理解の幅を広めていくしかないだろう。




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こんな本、あんな本
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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。

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中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。

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高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。

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今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本
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