めんどくせぇことばかり 本 健康
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『医者が教える風邪ひとつひかない健康法』 小林弘幸

人生の中でも、時期により、体質って変わってますね。

子どもの頃、・・・小学校の低学年くらいまでかな。その頃までは、線が細くて、とにかく弱かった。そう、年がら年中、熱を出していた。幼稚園に1年間入ったけど、通えたのは半分くらい。小学校に上がってからも、変わらなくてね。学校にいても、鼻から出る息が熱くなってくるのが分かるんだ。そうすると、その夜には必ず熱が出た。

診療所の先生に往診してもらって、3日間は、学校を休んだ。先生に、鼻から出る息が熱くなるのが分かると話したら、そんなときは、学校帰りに診療所によるように言われた。父の会社の診療所なんだけど、帰り道に、ちょっと寄り道できる場所にあった。

言われた通りに寄り道して、その段階で薬を飲んだら、夜、熱が出なくなった。何回かそんなことを繰り返すうち、小学校の4年くらいから、熱を出さなくなった。中学、高校、大学と、まったく風邪をひかなかった。えーっと、27歳までだな。27歳の時、最初の子どもが生まれてしばらくした頃、強烈な下痢をともなう発熱。あれは多分、ノロウイルスだな。

そんな状況が30代の初めまで続いた。だから、医者に行くという観念が、完全になくなってしまった。

32~3歳の頃から、また風邪やインフルエンザにかかるようになった。まあ、1年に1度か2度。だけど、医者にかかるという観念がなかったので、寝て直すしかなかったし、予防接種をしようとも思わなかった。

年に1度か2度、風邪なりインフルエンザにかかったけど、仕事は休まなかったな。今思えば、休むべきだったな。そんな状況が50代の後半まで続いた。

50代の後半から、また風邪をひかなくなった。

30代の初め頃から50代の後半って、私の人生の中で、強いストレスを感じつつ生活をしている期間に重なる。山に行けなくなった期間とも重なっているんだけどね。強いストレスを感じつつ、山に行ってそれを発散することもできないって状況だったわけだな。

56歳で足の手術をして、57歳から、また山に登り始めて、それからはまた、風邪ひかないんだ。

おそらく、子どもの頃の危険な時期を乗り越えたことで、私は風邪もひかない健康な体質になった。それが強いストレスと、それを発散することもできないことで、せっかく健康な体質を持ちながら、それを発揮することができない状況になってたんだ。それが山に行くことでストレスを発散できるようになり、今ではストレスの元だった仕事も辞めて、健康な体質を取りもどしたと言うことかな。




宝島社  ¥ 990

私はこの健康法でずっと風邪をひいていません!
第1章 風邪をひかないための10か条
第2章 おいしく取り入れられる!食事改革
魚にキノコ、卵黄・・・ビタミンDがすごい!
海藻、野菜、果物、キノコ類と憶えて、食物繊維をしっかり取る ほか
第3章 無理なく進められる!生活習慣改革
毎朝、腸の状態をセルフチェック
服選びは前日に済ませる ほか
第4章 上手な休み方を知る!休息改革
朝目覚めたらカーテンを開けて太陽の光を浴びる
短気、イライラ、集中力の欠如・・・仮眠は積極的に ほか
第5章 今すぐ誰でもできる!運動改革
魔法の1分ストレッチ
デスクワークストレッチ





1 必ず朝食を取る
2 朝4昼2夜4の割合で3食をルーチン化
3 よく噛んで食べる
4 週に一度は早起きする
5 日常的に運動する習慣を作る
6 うがい、手洗いで感染症予防
7 意識して呼吸する
8 1日30分自由な時間を作る
9 39~40度Cのお湯にゆっくりつかる
10 寝る1時間前からスマホの利用はNG!

上記は第1章の10か条。強いストレスを逃がすことができなかった頃は、どうだったろうな。1は間違いない。必ず食べてた。2は×。3も×。4は△。5は×。なにしろ、足を悪くしてたからな。運動できるときはしたけど、そのうち物理的にできなくなった。6は×。7は×。8は○。9は×。10は○。なにしろスマホなんて持ってなかった。

3勝6敗1引き分けか。今なら、9勝1敗だ。2番がダメだな。朝・昼・夜同じように食べている。お昼を軽くするようにはしていない。それでも、だいぶ優等生だな。


よく食べる。よく生きる。よく休む。よく運動する。結局はそういうこと。考えてみれば、なんて難しいことなんだろう。

“よく運動する”というのは、足が悪かったから、次第に難しくなってしまった。生まれたときから股関節に問題があって、20代後半から徐々に悪くなっていってね。56歳で手術したら、嘘のように足の苦悩から解放された。そのあとは、よく運動してる。

“よく休む”も難しい。いつも酒を飲むし、強いストレスの解消しようがなかった間は、酒に逃げた。その間に、酒に頼る体質になってしまっているので、私の場合、“よく休む”は酒を前提とする。

仕事をしている以上、また、人の間で生きている以上、よく生きるというのは難しい。この中でももっとも難しいだろう。“よく生き”ようとすること自体が、ストレスになりかねない。だから、こうしよう。そう自分を追い込まないで、できる限り“よく生き”よう。

“よく食べる”って言うのはたくさん食べるということじゃなくて、いい食事をすることね。さまざまな困難を抱えていても、これはできる。それこそ、“よく食べる”ことがストレス解消になるかもしれない。

食べることは、命をもらうこと。夢枕獏の書いた『神々の山嶺』のラストで、羽生丈二がエヴェレスト南西壁冬期単独無酸素登頂に挑む。出発間際、羽生と、彼の挑戦を記録に残そうとする深町誠が、何かを食べている場面があった。その時二人は、今、食べているものの栄養を、100%体に吸収する気持ちで、跡形がなくなるまでかみしめる。

それこそが、食べたものの命を、生かし切るということにつながるんだと思うんだ。

この本にある健康法に鑑みると、私の生活はわりと健康になりそうだ。ただ、・・・酒飲まないわけにいかないからな~。


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ジャンル : 本・雑誌

『新しい体幹の教科書』 林英祐 柴雅仁

夜が明けるのが、ずいぶんと早くなった。

4時半頃、まだ暗い町に走りに出て、1時間くらいで帰ってくる。

5時半は、すでに明るい。明るいと、やはり助かる。暗いと、怖い。視界の一番はじの方で、何かが動くのを感じることがよくあるんだ。おそらく、実際に何かが動いてるんだろう。交通安全の旗であったり、あるいは街灯の明かりの揺らぎであったり。

はっきり視界で捉えられる動き以上に、視界の一番はじの方の動きが気になるものだ。それは、やはり暗闇で、視界に入らない場所から襲いかかってくるものへの恐怖だろう。

かつて、森を出て草原に生きるようになった人は、肉食獣の格好のエサになった。むざむざと捕食される身となった人にとって、視角のはじに捉えた何らかの動きに、敏感に対応できるか、できないかが生死の分かれ目となる。何百万年と、そんな恐怖と共に生きてきた。だから、そんな記憶が遺伝子に刻み込まれたとしても、決して不思議ではない。

明るいと助かるのは、走るコースが増えることでもある。自転車用の懐中電灯を持って走るのだが、それでも明るい中を走るのとは違う。路面のでこぼこのつまずいた経験もたくさんある。街路樹の根が伸びて、歩道がボコボコしてるのは質が悪い。街路樹なんかいらないと思うんだけど、どんなもんだろう。だから冬場は、新しくできた、街路樹のない、歩道がフラットな道を走る。ずっと同じ道だと飽きちゃうんだよね。

飽きちゃうからいろいろなことを初めてしまう。2月のからは15キロのザックを背負い始めた。最初は歩いていたんだけど、そのうち早歩きになって、少しずつ走り始めて、歩いたり走ったりして、ゆっくりだけどずっと走るようになった。荷物を背負うと、荷物なしで走ったときに、軽くて軽くてね。それがうれしくて、荷物を背負うのが癖になった。

気づいたら、膝がやられてた。あー、やられた、やられた。

膝を鍛えよう。

しっかり腸脛靱帯を伸ばす。大腿四頭筋をしっかり鍛える。膝腱を伸ばし、さらに鍛える。臀部と大臀筋を鍛える。全身運動で体全体の筋肉を整える。食生活に抗炎症作用のある食材を取り入れる。ビタミンEを十分摂取する。もっとカルシウムを摂取する。15キロを背負って走らない。


『新しい体幹の教科書』    林英祐 柴雅仁

池田書店  ¥ 1,650

体幹トレーニングは子どもからシニアまで行われるものになりました
第1章 「使える体幹」の基本と準備
第2章 「横隔膜」と「骨盤底筋群」の使い方
第3章 日常動作で体得する「使える体幹」
第4章 スポーツで発揮する「使える体幹」


最近は、体幹ばやりだな。

この本の最初の紹介文句が、「もはや体幹トレーニングは子どもからシニアまで当たり前のように行なわれるものになりました」ですからね。まったく、“猫も杓子も”って感じだな。猫はともかく、杓子に体幹はないだろうが。

ロンドン、ロンドン、ロンドン、楽しいロンドン、愉快なロンドン、ロンドン、ロンドン、ロンドン、楽しさ ば・つ・ぐ・ん~

・・・なんてくらいに、体幹はスポーツをする人の心を引きつけている。

理屈から言えば、以下のようになる。より骨格に近いインナーマッスルで動作をリードすることができれば、細かい動作もコントロールしやすく、負担を分散させることで運動効率を向上させることができる。

体幹部のインナーマッスルと、深く結びついているのが横隔膜。・・・そうなのか?・・・横隔膜は、体幹上部のインナーマッスルと、体幹下部インナーマッスルの両方とつながっている。だから、横隔膜を意図的に動かすことで、横隔膜につながる各インナーマッスルを連動させればいいと言うことのようだ。

そういうことだから、横隔膜を意図的に動かすと言うことがポイントになるな。横隔膜を意図的に動かしたことは、・・・ないな。意識して腹式呼吸をするというのは、意図的に横隔膜を動かすと言うことになるか。それなら、あるにはある。

横隔膜は胴体の真ん中にあって、胴体を肺のある胸部と腸などのある腹部に分けている。それは膜状の、厚みのある筋肉で、息を吐いたときは小さくなった肺と共にうえに上がっていて、横隔膜をさげることで肺が引き下げられ、鼻や口から息が肺に入ってくる。

なんだ。私はいつも、横隔膜を動かしているじゃないか。だけどそれなら、インナーマッスルは横隔膜にがつながっていると言うより、肩甲骨、鎖骨、胸骨や肋骨、脊椎、骨盤につながっている。そのインナーマッスルがつながっている肩甲骨、鎖骨、胸骨や肋骨、脊椎、骨盤を動かすことができるのが、横隔膜ということじゃないか。

横隔膜によって上下に分けられている胴体を、インナーマッスルが連動しやすい体制にするためには、意図的に横隔膜を動かす必要があるということのようだ。

分かった。納得した。

胴体を上下と前後の4つの場所に分け、どのインナーマッスルを連動させるかを意識する。4つの場所を、どう連動させていくかは、呼吸法による。ちょっと苦労したが、なんとか呼吸法はマスターした。体幹上部を使うためには、これに胸鎖関節を連動させる。さらに骨盤底筋群を意識することで、前後の動きがスムーズになる。

骨盤底筋群はおしっこを我慢したり、肛門を閉めたりする筋肉だから、これを鍛えるトレーニングは、年寄りには欠かせない。

それぞれのインナーマッスルや骨盤底筋群を連動させることころまでは、何とかついて行けた。だけど、これを日常の動きや動作に取り入れていくのは、まだまだ全然できていない。

これは、個々のケースで、意識してやっていくしかない。まだまだ、果てしないな。



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『股関節の痛みとしびれが治る 最善の知恵とコツ』

一人の医師が書いた本ではない。

PART1は、石部基実クリニック院長・医学博士の石部基実さん。

PART2は、三日月鍼灸指圧院院長の坂井博和さん。

PART3は、さらさら堂院長の岡本羽加さん、実践女子大学名誉教授・農学博士の田島眞さん、薬剤師の早川明夫さん、医学博士の蓮沼誠さん、国際中医師・薬膳コンシェルジュ協会代表の杏仁美友さん。

PART4は、銀座医院整形外科医長の齋藤吉由さん、ゆうき指圧院長の大谷内輝夫さん、湘南スポーツ整体院院長の鶴田昇さん、皮膚体操考案者の宮田トオルさん、からだ快福クラブ北九州院長の林一郎さん、桜美林大学健康福祉学群特任教授の阿久根英昭さん、花谷接骨院院長の花谷貴之さん。

PART5は、多摩湖町鍼灸整骨院院長の中村是靖さん、桑楡堂薬局・中医師・北京中医薬大学特任海外専門家の邸紅梅さん、東京有明医療大学教授の川嶋朗さん、みらいクリニック院長・日本病巣疾患研究会副理事長の今井一彰さん。鍼灸師・アジアンハンドセラピー協会理事の松岡佳余子さん。

ああ、執筆に関わった人の名前を挙げるだけで、こんなに疲れてしまった。♬ ああ、このけだるさは、なんだ ♬ ずいぶん、よってたかって書いているもんだな。

それだけ、股関節の痛みに困っている人がたくさんいるってこと、同時に、その痛みの解消に関わっている人も多いってことだな。

じつは、私もそうだった。左足が、先天性股関節脱臼だった。

人に遅れて、ようやく歩き始めた頃、なんだか歩き方がおかしいことに伯父が気づいてくれて、それが発覚した。足から胸までのギブスで固められたそうだ。どのくらいの期間、ギブスをつけていたか知らないが、それが膝にあたっていたらしく。ギブスを外したとき、膝から真っ黒い血が噴き出したそうだ。母は、この子の足はもうダメかもしれないと思ったそうだ。

だけど、何とか治った。治ったけど、母は医者から言われたようだ。治るには治ったけど、・・・あんまりいい事は言われなかったらしい。それについては死ぬまで言わなかった。

歩けるし、走ることもできるようになった。スポーツもやった。下手な方じゃなかった。小学校は野球、中学はサッカー、高校からは山岳部。どれも母は、いい顔をしなかった。

人と違うのは、よく転ぶこと。膝小僧は傷だらけ。ケガもひどいのがあった。川に顔から落ちて、歯と唇を失いかけた。トラックに接触されて側溝に頭から突っ込んだ。これは出血だけですんだ。土手の斜面をずり落ちて、バラ線でふくらはぎをえぐった。

股関節のせいとは思っていなかったけど。



主婦の友社  ¥ 1,430

「股関節痛は治らない」という常識を覆す自分で痛みから開放される方法を集大成
PART1 “股関節”の老化が寿命を縮める!
PART2 1日5分 自宅でできる痛みを消す3日間プログラム
PART3 股関節の痛みをとるこの食品、この食べ方
PART4 “股関節痛”を楽にする簡単動作
PART5 “股関節痛”に効くツボ療法、漢方薬

大学1年の時、南アルプス縦走で足が動かなくなったことがある。メンバーに迷惑を掛けることになり、先輩に一人で下山させられた。あの時は、痛みではなかった。ただ、足が前に出なかった。それを無理している間に、身体のあちこちが言うことを聞かなくなった。

その辺りから、時々、痛みを感じるようになった。本当に“時々”のことで、気にもしなかった。その頃から、10年、20年、30年、40年かけて、痛みはだんだん頻繁に起こるようになり、やがて常時になった。その度合いも強くなった。

もちろん医者に行った。最初は30歳を過ぎた辺り。変形性股関節症と診断された。「我慢できない?」って聞かれた記憶があるが、なんと答えたか憶えていない。それっきり医者に行かなくなったから、「我慢できる」と答えたんだろう。

40歳を過ぎたとき、また医者に行った。手術して股関節を人工物に変えても、10年後にまた手術するようだと言われ、また、それきり医者に行かなくなった。

50歳を超えて、また医者に行った。名医の呼び声高い方だった。レントゲンを見て、「そんなに痛いはずはない」と言われた。それきりになった。

55歳で、痛みをこらえられなくなった。今度は市民病院。レントゲンを見て、「よく我慢しましたね。できるだけ早く手術しましょう」と言われた。・・・泣きそうだった。

痛みを取る食べ物で痛みが取れるんなら、そうすればいい。痛みを和らげる体操で何とかなるんなら、そうすればいい。ツボ療法や漢方にお金をつぎ込むのはどんなもんだろう。霊感商法にも引っかからない方がいい。

仕事の都合で、すぐ手術というわけにいかなかった。56歳の10月下旬まで、ちょっと強めの痛み止めと、1日2回までの座薬で、何とかもたせた。

手術から4年と半年。今、私、週に2回は山を歩きに出かけている。

左股関節には、チタン合金の骨頭が入っている。10年後に交換する必要もない。そういうことなら、歳を取ってからより、早めに手術した方がいい。新しい骨頭に、身体のいろいろな組織がまとわりついて、骨頭が外れにくくなるらしい。担当医も、股関節の置換手術は、患者の満足度が高いものだと言っている。

痛みに耐えられなくなった頃、私はもう靴下も自分でははけなかった。ある日、仕事中、机に向かっていると、下の方から嫌なにおいが漂った。何だろうと、机の下をのぞき込んで気がついた。自分の足のにおいだった。お風呂に入っても、足を洗えなくなっていた。情けなくて、何が何でも手術してもらおうと思って医者に行った。

股関節の痛みに苦しんでいる頃、いろいろな本を読んだ。中でも一番いいと思った本を紹介して終わりにする。
この本です。


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『すごい!ナンバ歩き』 矢野龍彦

アルティメットフォアフット走法とは違うんだよな。

なにも私は、ケニア勢よりも速く走りたいわけじゃない。そうじゃなくて、楽に歩きたい。楽に歩くためには、どうやら、今風の歩き方をするよりも、ナンバ歩きの方が良さそうなんだ。

今風の歩き方というのは、明治維新の頃に、西洋の歩き方を取り入れたものなんだそうだ。腕を前後に大きく振って、手と足を交互に出す。足の裏が見えるくらいに、後ろ足を蹴り出して前に進む。着地は、膝を伸ばして、かかとから下りる。力強く、大きな歩幅で、元気に歩けるのがいいとされる。メリハリをつけて歩くので、人と合わせて行進するのに便利。

実は、歩きを変えようと思ったのは、山での経験から思いついた。だいたい、私は、山での歩き方なんて気にも留めず、けっこう雑な歩き方をしてきた。若い頃は、早いのが一番なんて考えてたしね。

ずっと、運動を続けてきていたから、それなりのバランスと柔軟性があったから、それでも大丈夫だったんだろうけどね。だけど、20年を超えて、山からも運動からも離れてたから、バランスも柔軟性もあったもんじゃない。足を手術して、山を再開してから4年、この間、年に60日を超えて山を歩いて、ようやく、それを理解した。

筋肉を使って、力で歩くんじゃなくて、スムーズに軸を移動させていく。最低限の力で、体重のかかる軸を移動させることで前に進む。そういう歩き方ができるといい。

きっかけになったのは、砂混じりの小石が敷き詰められたような、ザレ場の急な下り。夏、将監峠にテントを張って、翌日、唐松尾山から笠取山を経て下山するコースを歩いた。あの、笠取からの急な下りで、何度も足を滑らせた。秋、ザレ場に加えて枯葉におおわれた奥武蔵の急坂を下るとき、かかとから入るように、あたりまえに歩けば、あたりまえに足を滑らせる。

心がけたのは、足裏の摩擦が最大になるように、枯葉ののったザレ場を、足の裏で、上から抑えるようにして歩く。怖がって腰が引けると、地面を上から抑えられずに帰って滑るから、足を出す動作と共に軸を出した足の方に移動していく。

笠取山での反省から、それを実戦するようになり、それ以降、足を滑らせて転ぶことはなくなった。東京の人は、たまの雪道でコロンコロン転ぶけど、雪国の人は平然と雪の道を歩く。それと同じで、悪路を歩くときには、道の状態に合わせて、上から押さえるように、大事に歩くことが大切。




河出書房新社  ¥ 1,430

歩くほど健康になる。日本古来のナンバ」の動きが体と心を救う
1章 「ナンバ歩き」とは何か
2章 ナンバなら、歩くことが「快」になる
3章 「現代ウォーキング」が身体を壊す!
4章 ナンバ歩きをマスターしよう
5章 なぜ、ナンバ歩きは「心」にも効くのか
6章 「ナンバ的動き」はすべてに応用できる


かつての日本人は、どうやらそういう歩き方をしていたらしい。

今風の歩き方だと、右足を出すときには、手は左が前に来る。左足が前なら、手は右。つまり、腰をひねって歩く。着物だと、すぐ着崩れちゃうな。サムライの人たちは、刀が左右にぶらんぶらんしてしまう。かかと着地だから、下駄の後ろの歯がどんどん減ってしまう。後ろ足で地面を蹴って進むから、ぞうりがペッタンペッタンしてしまう。そうなんだよな。私は、朝、走ってるんだけど、靴のかかとがどんどん減っていくんだ。

幕末、軍事の西洋化が進められていくときにも、日本人は西洋式の、いまの日本人の歩き方ができなかったようだ。これ、『隠し剣 鬼の爪』に出てきた。藤沢周平の原作で、山田洋次監督の映画。永瀬正敏が主演をしたやつね。

東北の小藩である海坂藩にも、幕末の変動が見え始め、英国式の教練が取り入れられ始める。若い教官が招かれ、平侍たちに教練を施すんだけど、「イッチニ、イッチニ」って言う号令に合わせて歩くとができない。そんな様子が、描かれていた。

その頃までの日本人は、上半身と下半身の動きが連動していて、右上半身と右下半身が連動して動き、左上半身と左下半身が連動して動く。相撲や剣道といった武道、阿波踊りはじめ盆踊りも、やはり、そのように動いている。

これをナンバ歩きと言うそうだ。

ナンバ歩きは、「右手と右足を一緒に前に出す」って、実は私も長い間そう思っていた。勝手にそう思って、「無理だよな~」って。実際にやってみると、これでは歩けない。

右手右足云々よりも、上半身と下半身を連動させて歩くという方法。右の骨盤と右の胸郭を上下に連動させて、右足を前に置きに行く。左の骨盤と胸郭を連動させて、左足を前に置きに行く。この際、かかとから着地する必要はないので、ブレーキをかけずに進める。また、後ろ足を蹴って前に進むわけではないので、筋肉に負担がかからない。

意識するのは、足を上に上げることにとらわれず、むしろ、すり足気味に、歩幅は広げずに歩く。腕振りの必要はない。ただ、肩からぶら下げて、自然な動きに任せればいい。

かかとから着地しないで、足裏全体で着地するので、この歩き方は悪路を歩くのにも適している。

実は、ナンバ歩きを取り入れて、朝のランニングを“ナンバ”で走れるように、走法を改良している。どうも、それが、どこか違うみたいで、ふくらはぎの筋肉痛が日々増している。

この本を読んで、あらためて“ナンバ”で歩きに出て、自分の歩きを振り返ってみた。筋肉痛の原因が分かった。後ろ足で、蹴っていた。蹴らずに、足を前に動かすと共に、軸を前に動かしていくようにすると、歩くのがぐっと楽になった。

これを、走りにつなげられればいい。




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『腸内フローラの科学』 野本康二

腸内フローラって言葉を、最近、よく聞くね。

微生物の世界というのは、もの凄いもののようだ。陸地にも海にも、そして生き物の身体の中にも、とてつもない数の微生物がいるんだってさ。中でも限定された微生物群がいて、私たちの腸内に独特の微生物生態系を作っていて、私たちと共生しているらしい。これを腸内フローラと呼ぶということだ。

微生物には、すごい力を持ったものがいる。最初に登場する生き物はシロアリなんだけど、シロアリの腸内に共生する微生物はシロアリが食べた木片を分解するセルラーゼという分解酵素を持っていて、木片を糖に変えるんだそうだ。さらにそれを細菌が食べて、シロアリが必要なアミノ酸、ビタミンなどの栄養素を作り出すという。私が木を食っても、腹を壊すだけだけどね。

パンダが笹を食べるのも、コアラがユーカリを食べるのも、それと同じような理屈があるんだそうだ。

なんだか、ピンク色の本でさ。かわいいじゃないの。いかにも素人向けに書かれた本のようだよね。でもね、装丁のピンク色からは想像つかないくらい勉強させられちゃうから、そのつもりでね。

なにしろ、始まりは、微生物学だからね。1800年代の終わりの北里柴三郎先生に始まり、病原微生物学、免疫学として発展してきた世界。そこから派生して生まれ出た腸内細菌学は、今や日進月歩の勢いで研究が進んでいるそうだ。著者の野本康二さんは1980年頃、この研究領域に入ったということだけど、まさに隔世の感があるということだ。

自ら、《臨床腸内細菌屋》と称する著者は、まさにこの本に書かれている“腸内フローラ”、“プロバイオティクス”の基礎研究を続けてきた研究者。その成果を、学生や社会人を相手に講義を行なうことも増えているんだという。「そんな講義でも使えるような、総合解説書があれば良いなあ」って思っていたんだそうだ。

あくまで著者の言葉だからね。「質量ともに蓄積している「腸内フローラと研究」に関する学術情報を、系統立てて一般の皆さんにお伝えするテキスト」として書かれたのがこの本ということだ。「学術情報を、系統立てて」・・・だからね。

さあ、大学の講義室で、教授を前にしたつもりで、“テキスト”を開いてみようじゃないか。




日刊工業新聞社  ¥ 1,760

腸内環境を整える有益な生理作用から病原菌や生活習慣病など疾病の発生まで
第1章 腸内フローラって何?
第2章 腸内フローラはどこで、どのように存在する?
第3章 いろいろな疾患と腸内フローラとの関わり
第4章 プロバイオティクスは腸内環境を改善するミカタ
第5章 腸内フローラを構成する細菌群を知ろう
第6章 どうなる?腸内フローラ/プロバイオティクス研究の今後


なにしろ話は、昔、勉強した世界史でも、重箱の隅をつつくような参考書にしか載っていなかった人たちと、その業績を教えてくれるところから始まる。

微生物学の父と呼ばれるアントニー・レーウェンフック。狂犬病のワクチンを開発し、さまざまな病気が微生物の感染によって引き起こされることを提唱したルイ・パスツール。独特の純粋分離培養法で、炭疽菌や結核菌、コレラ菌などさまざまな病原微生物を発見したロバート・コッホ。

メタゲノム解析法。PCR法とか、わけの分からないような言葉が並んでいるのを、斜めに読み飛ばして先へ進む。・・・PCRって、最近よく聞くけど、先へ進む。PCR法による解析が画期的な手法であるという話をあきらめて先へ進む。ようやく、《➆口腔内フローラの働き》にたどり着く。

それ以降は、腸内フローラと、その健康への影響に関わる話になるから、じっくり読んでいけば、私たちの関心事である“健康のために心がけるべきこと”が見えてくる。・・・に違いない。

なぜ、「・・・に違いない」ということになってしまうかというと、この本は第1章から第6章までの構成になっているけど、全体を通して45の項目と4つのコラムからなっている。ぜんぶで49。一度の講義で2項目と考えても、大学の講義で考えれば、十分に1年間分ある。

慣れない学問的な言い回しや、カタカナ言葉と格闘しながら理解していこうと思えば、数日かけてじっくり取り組む必要に迫られる。私には、ちょっとそこまで本腰を入れられない。だけど、この本の知識は、なんとか手に入れたい。

そんな私同様の人には、《第3章 いろいろな疾患と腸内フローラの関わり》から読むことをおすすめする。それから、《第4章 プロバイオティクスは腸内環境を改善するミカタ》に読み進める。

そのあと、心のゆとりがあれば、残ったところを読めばいい。ただ、最終項目の《㊺安全性の確保が一番》は、ぜひ読んでおいた方がいい。

ヨーグルトや乳酸菌飲料、じつは私はこれが苦手。代わりに甘酒を飲んでいる。ご飯にみそ汁、納豆、漬け物。なんだかずっと前から食べてきたものばかりで、新しさがない。



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『世界一効く 体幹トレーニング』 中野ジェームズ修一

若い頃と違って、山を登り下りしていて、「ここ、怖いな」って感じることがある。

体力そのものは、さほど落ちているとは思わない。毎朝、1時間程度走っているから、そちらはあまり心配していない。でもなんだか、バランス感覚が鈍くなってきているのかと感じることがある。急斜面で手を使ったりすると、そのあと、垂直を取るのに少し時間がかかるような気がする。

それから、頭で考えたとおり身体が動いていないことがある。出そうと思った足が、ほんの1~2cmだけど、ずれたりね。場合によってはとても危ないよね。

右手ストック1本使ってるんだけど、気がつくと、それでバランスを維持したり、立て直していることがある。

昔、時々夢に見た。断崖絶壁で、伸ばした手が、つかもうとした岩に届かずに空を切る。今なら、頼りにして体重を掛けた右手ストックが折れて、虚空に放り出されるってところだな。

自分の思ったとおりに身体を動かすためには、体幹トレーニングがいいらしいとなにかで読んだ。体幹?手足を枝とすれば、胴体が幹?自由な動きの軸になると言えば、腹回りか。そうなると、腹筋、背筋を鍛えるってことか。

なんだか、高校の時の山岳部の練習みたいなのを思い出しちゃったぞ。・・・吐きそう!

学校から、秩父の校庭から武甲山がよく見える学校を出発して、まずは金仙寺っていうお寺に行って、お寺の参道を肩車で行ったり来たり。次に、巴橋で荒川を渡り、札所24番法泉寺に行く。ここのお寺は結構長い石段があって、まずはダッシュを繰り返す。次に片足跳びを繰り返す。続いて佐久良橋で荒川を渡り、学校に戻る。

距離は5kmくらいのものなんだけど、その間になんだかんだとやってるので、けっこうきつい。学校に戻って、腹筋、背筋、腕立て、うさぎ跳び。スケート部の人たちと、スケートをかっこよく滑る格好をして校庭を一周。ハンドボール部の人たちと、腹ばいに寝て、手は後ろに組み、足だけで前に進む。ズリズリ進む。

あー、嫌だ、嫌だ。


『世界一効く 体幹トレーニング』    中野ジェームズ修一


サンマーク出版  ¥ 1,430

あなたの体の中に眠っている、体幹に秘められた力を引き出してみませんか
体幹トレーニングで、この悩みを解消しますか?
1 体幹に秘められた力を引き出すインナーユニットを使いこなす
体幹に秘められたパワーを呼び覚ますインナーユニットとは
インナーユニットが使えるかどうかで体はこんなに変わる!ほか
2 世界一効く体幹トレーニング超基礎編
体幹に秘められた力を使いこなすために
体幹トレーニング“超基礎編” ほか
3 世界一効く体幹トレーニング
腹を凹ませたい人のトレーニングプログラム
腰が痛む人のトレーニングプログラム ほか


違う?

どうやらそうじゃない。調べてみたら、腹腔という言葉が出てきた。お腹はまずは、上を横隔膜、下を骨盤底筋群で押さえられ、その周囲を腹横筋と多裂筋に囲まれている。これがどうやら、インナーユニットと呼ばれるものらしい。膜のような形状の筋肉で、臓器の詰まった腹腔を引き締め、安定させる働きがあるんだそうだ。

「コア」、「体幹」と呼ばれることもある。・・・出たー!

その周辺を覆っている腹直筋、腹斜筋群、広背筋がアウターユニットで、人の腹回りは、その二重構造になってるわけだ。

体幹トレーニングっていうのは、このインナーユニットとアウターユニットをバランス良く鍛えることで、思うように動ける身体を作るってことだな。他にも、肩こりや腰痛にも、体幹が関係しているらしい。さらにはケガをしにくい身体をつくり、運動能力も上がるとか。

おまけに、バランス。そう、私にとってこれは大事。山でバランス良く歩けるようにしなきゃな。

・・・それが、どうも、簡単なことじゃないらしい。私がこれまでやってきたのは、アウターユニットのトレーニングばかりで、どうやればインナーユニットを鍛えられるのかっていうのが、まったく分からない。

それはこの本を書いた中野ジェームズ修一さんも、“はじめに”に書いている。「インナーユニットの使い方は非常に感覚的なので説明が難しく、大半の人は習得に時間がかかるうえ、動きもかなり地味。そのため雑誌や書籍など文字数に制限のある媒体では、専門家もあえてふれなかったり、見栄えのする種目を紹介したりしてきました。私もその一人・・・」と。

「時間がかかるうえ、動きもかなり地味」か。

私は時間はいくらでもある。地味なことも、さほど苦になる方でもない。なんとかなるかな。問題は、「インナーユニットの使い方は非常に感覚的なので説明が難しく」ってところだな。実際、スゴい説明がされている。

「肛門を締める」
「ウエストを絞っていくイメージ」
「膣をすぼめる」・・・どうすりゃいいんだ
「おならを我慢する感覚」
「生殖器を動かすイメージ」

いったい何をしようとしているの。

でも、かえってこういうトレーニングで良かった。高校の時の部活みたいに、ハードに筋トレって、嫌だもん。時間を掛けて、膣をすぼめてみましょうか。そりゃ、無理やろう。


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『脳を強化したければ、ラジオを聴きなさい』 加藤俊徳

居間にちょっとした出窓があって、いろいろとガラクタがおいてあった。

そこを簡単に整頓して、ラジオを置いた。昨年の春のことだ。あとは、CDや山で使う小物、孫が来たときに出してやるお絵かきノートみたいなものが置いてある。そこにベージュのカーテンをつけて、ものが見えないようにしてある。そこにリモコンを向けてスイッチを押すと、ラジオから音楽が流れる。

チャンネルはNHKFMにセットしてある。クラシック音楽の番組が多く、よく聴いている。自分が録音してある曲を、その時の気分に合わせて聴くのも良いけど、人の選曲に身を任せるのもいいもんだ。聴いたことのない曲にも、いくらでも良い曲があるんだな。そういう曲に出会うと、もうけたような気分になる。

ニュースはラジオで聴くようにしている。ラジオで聞くニュースは、テレビに比べれば、報道と言うにふさわしい。テレビの伝えるニュースって言うのは、あまりにも加工されている。番組によっては、「このように受け取れ」と支持されているかのようだ。

はっきりそこまで言わないとしても、その口調、その言い回しは、言外にそう促している。時にはおどろおどろしい映像と一緒に、低く、くぐもった男の声で解説が流れる。あー、嫌だ、嫌だ。ラジオだって伝えるニュースを取捨する段階で恣意的ではあるわけだけど、テレビに比べれば遙かにまし。

天気予報だけはテレビが上かな。ラジオの天気予報は、かなり広い領域に渡って、かつ、地域を細分化して伝えるから、自分の地域の天気がなかなか出てこないし、通り過ぎたらその先も長い。

仕事を辞めたので、家にいる時間が圧倒的に長くなった。音がなければ寂しいけど、テレビをつけっぱなしにしていると、なんだかものを考えなくなりそうで、ラジオを聴ける環境にした。音がなければ寂しいと思って始めたことだけど、ラジオをつけていると、時にはそれが気に触ることもある。ラジオを消すと、近隣の生活音が聞こえたりする。それもいい。早朝、ほぼ音のない世界っていうのもいい。

それでも、私の耳の中では、四六時中、セミが鳴いているんだけど。

この表紙を見て!

暴力的なほど、目立っているよね。“脳を強化”が赤に白抜き、“ラジオ”が白に赤抜きだからね。本屋さんでも目立っちゃって、目立っちゃって。私も、出来ることなら《脳を強化》したいもんだし、《ラジオ》を聴くことでそれが叶うのなら、もしかしたら、日頃ラジオを聴いている私の脳は、すでに、だいぶ強化されているのかも知れない。

そんな予想を確信に変えるために、この本を読むことになったわけだ。




宝島社  ¥ 1,320

1万人の脳を診断した脳科学者が提唱する、記憶力が良くなる脳強化トレーニング
第1章 脳の「聞く力」が、あなたの未来を拓く!
第2章 「聴覚系」トレーニング&リフレッシュ
第3章 「記憶系」トレーニング&リフレッシュ
第4章 「思考系」トレーニング&リフレッシュ
第5章 「視覚系」トレーニング&リフレッシュ
第6章 「理解系」トレーニング&リフレッシュ
第7章 「伝達系」トレーニング&リフレッシュ
第8章 「感情系」トレーニング&リフレッシュ
第9章 「運動系」トレーニング&リフレッシュ


この本を書いたのは、脳内科のお医者さんの加藤俊徳さん。

実はこのお医者さん、ご自身が、聴覚障害ではないものの、脳内の聴覚系の部位が未発達だったんだそうだ。数学や物理はすんなり理解できても、英語や国語が厳しかったそうだ。本を読んでも、仮に黙読でも、脳の聴覚系の部位を用いて、頭の中で音を鳴らして理解するらしいんだけど、それが働かないんだそうだ。

それでも努力してお医者さんになったんだから、大変な努力家だな。

のちにMRIが登場して、脳の画像分析ができるようになって、この加藤さんは、子どもの頃以来のコンプレックスから、MRIを使っての脳の分析、診断に関する研究に取り組んだんだそうだ。

脳には120の区画があって、それぞれ役割が分かれている。大まかに分けると、聴覚系、記憶系、思考系、視覚系、理解系、伝達系、感情系、運動系の8系統に分かれる。なかでも、たの系統との連動性が高いのが聴覚系で、聴覚系を刺激することで、他の系統もバランス良く刺激されるんだそうだ。

だから、「ラジオを聴きなさい」ということだ。

私は頭が固いと良く言われる。自分では柔軟性がある方だと思うんだけど、世の中がふにゃふにゃ過ぎて、私程度でも頭が固いことになってしまった感じかな。

頭が固い人間は・・・、どうすりゃいいんだ?・・・って見てみると。・・・なんと、年の差のあるパーソナリティのラジオを聴けとある。自分より一回りも、二回りも若いのがDJを務めるラジオ番組を聴けば、自分の知らない新しい感性や世界に簡単に接することができ、脳が一気に活性化するって。

午後、クラシックはじめ、音楽系のしっとりした番組が4時半頃終わって、そのあと、若いアイドルグループのお姉さんが登場する番組が始まる。いつも、すぐにラジオを消す。聴いていると、脳が活性化する前にストレスがたまる。

私は流行というものに関心がない。そういう人間は、あえて興味のないジャンルのラジオを聴くといいという。最初からすべてを理解しようとせず、心のハードルを下げて受け入れることで、流行にも乗り遅れないという。流行に乗れなくて、何が悪い。

加藤先生は並々ならぬ努力をして、自分の苦手を克服してきた人だけに、苦手を苦手として受け入れている私には、その教えは少し厳しい。あ~あ、ラジオを聴いているから、さぞ私の脳は強化されているに違いないと思って読んだんだけどな。

どうも私の脳は、へなちょこのままのようだ。残念!



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『ぶらり埼玉歴史探訪』 埼玉歴史散策の会

kannkoku.jpg      いかにも韓国人らしいやり方。

関東平野の縁に住んでるので、近くの山に登れば、関東平野を一望できる。

でかいよ、関東平野は。目だつのは、東の独立峰筑波山、南東のスカイツリー。空気が澄んでる日には、海が輝く。この関東平野の中部から西部に位置し、東西に広がる埼玉県。東西に広がるのに、主要な鉄道が南北に走る。正確に言うと、南北に走っているわけではない。北から南に走るんだ。つまり、東京につながる。

南に走って東京につながるから、埼玉県南部は人口が増えている。東京に通う人たちが暮らす場所になっている。その人たちの目は南に、東京に向いているので、埼玉県のことはあまり見えていないようだ。

いろいろあるんだけどな。

城下町の面影を色濃く残す小江戸川越。芭蕉も歩いた日光街道の要衝春日部。中山道の宿場町の名残を残す桶川。武蔵武士の足跡の色濃い“暑いぞ、熊谷!”。埼玉の奥座敷秩父。

そうそう、そう言えば、新一万円札の肖像に選ばれた渋沢栄一は、深谷市の血洗島村出身。他県の方にはなじみがないという人もいるようだけど、渋沢栄一は、日本資本主義の父とも言われる人物。同時代人の岩崎弥太郎が政商と呼ばれて利益を拡大したのに対して、渋沢栄一は企業利益は社会の交易とならなければならないという信念を持っていた。何より渋沢は、人を育てた。

だいたい20年ごとに、偽札防止と技術の継承という意味も込めて新札への切り替えが行なわれるという。新札への切り替えは2024年を目安にしているという。

紙幣が、その20年後も流通しているかな。この私ですら、現金を使わなくなりつつあるからな。ここから20年も経ったら、お金がなくなってるなんてことはないかな。そしたら、渋沢栄一の一万円が、最後の一万円になるのかな。肖像付き電子マネー・・・、それじゃ電子マネーじゃないか。

話が変な方に飛んでしまったが、埼玉の南の端っこで東京を向いてたら、埼玉が見えるはずがない。そこから北を見れば良い。そうすれば埼玉が見えてくる。東京を含むこの武蔵国。実は北部が玄関口だった。


『ぶらり埼玉歴史探訪』    埼玉歴史散策の会


メイツ出版  ¥ 1,793

埼玉には、古代から現代までの歴史スポットが数多く存在している
南部・東部エリア
大宮・浦和 岩槻 春日部 越谷 草加 川口 
蕨 和光・朝霞
西部エリア
川越 所沢 吉見・東松山 嵐山 越生 日高・飯能
県央・利根エリア
杉戸・幸手 加須 久喜 桶川 鴻巣 行田
北部・秩父エリア
熊谷 深谷 本庄 寄居・長瀞 皆野 秩父


最初に書いたように、埼玉県は東西に広がる。だから、基本的に東西に分けるんがいいはずなんだ。西部と東部ね。

だけど、そうすると、西部の大半は“秩父”なので、西部と東部という分け方は、秩父とそれ以外ということになってしまう。だからよくある分け方は、秩父と、秩父を除いた埼玉県を南北に分ける。そうすると、一つ問題が生じる。これを声に出していったとき、「さいたまけん、ほくぶ、なんぶ、ちちぶ」となり、まるで埼玉には、“ちち”という方角があるように聞こえる。

律令の時代には武蔵国に属するが、もともと秩父国造が支配する秩父国だったようだ。秩父はその西部で、信州や甲州・上州と、独自につながるので、広く上州に接する埼玉県北部とも違う雰囲気を持っている。顔が違う。秩父顔と言われる。私の顔がそう。いつも、連れ合いが面白がる。

この本は、《南部東部エリア、西部エリア、県央利根エリア、北部秩父エリア》の四つに分けた。おお、いろいろと考えて努力されたようだ。

この中の、“南部東部エリア”というのが、先に言った埼玉県の南にいて東京を向いてる人たちが暮らす町ということになる。“西部エリア”に川越、所沢といったビッグシティーが属しているが、他の東松山、越生、飯能あたりとはだいぶ雰囲気の違うところなので、我慢してもらえるといいが。

“県央利根エリア”は、編集陣の考え抜いた末の苦肉の策か。杉戸・幸手は日光街道沿いの春日部の隣町。久喜も日光街道。中山道沿いの桶川、鴻巣、行田と一緒というのは、文化圏として違いを感じる。まあ、かまうこっちゃないか。埼玉南部で東京方面を見ている人にすれば、そんな微妙な違いはね。

北部・秩父エリアについては、本庄、深谷、熊谷がそれで良ければ文句はない。

偉そうなことを言っても、まだまだ行ったことのない場所も紹介されている。埼玉県は、東西をつなぐ交通網が貧弱だから、私にとっては東部方面というのが、あまりなじみがない。

それじゃ、ダメじゃん。待ってろ松伏、行くぞ鷲宮。


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『大人の運動』 中野ジェームズ修一

この間、奥多摩の鷹ノ巣山に登ったときのこと。

奥多摩駅を6時15分に発車する峰谷行きのバスに乗った。このバスに乗るために、私は4時に起きた。暗い中、車で山越えをして奥多摩に向かった。バスの乗客はもう一人いた。引き締まった、筋肉質の若者だった。バスの終点で二三言葉を交わしたにすぎないんだけど、ザックもウェアも新しい。私みたいに普段着じゃない。もともと、何かしらのスポーツをやっていて、最近、山の魅力にとりつかれた感じかな。

歩き出しは私が先。ただ、ものの15分で追い越された。トレランの人たちとは違うが、歩きのスピードが速い。そのくらいの早さで歩けないことはないが、すぐ潰れてしまう。林道のはるか先を歩き、やがて角を曲がって見えなくなった。

その角の手前あたりまで来ると、そこは分岐だった。左に折れると山道を越えて浅間尾根のとりつきを目指すことになる。彼は直進した。ずっと林道を歩いて浅間尾根を目指すコースだ。遠回りだし、もちろん時間的にもロスがある。あのもの凄いスピードなら、それでも私より先に尾根にとりつくかもしれないが。私は左に折れて山道に入った。

道は何度か林道と交差して上に進む。最後の林道からの登山口で身なりを整えて山道に入る。その際、ここに向かう林道を振り返っても彼の姿はない。先に進んだのか。

山道に入り、浅間尾根のとりつきを目指す。取り付きには鳥居があり、その先に浅間神社が見えた。写真を撮って、いざ進もうかと思ったとき、後ろから追いついた来た人がいた。先に行ったかと思った彼だった。林道の先の様子を見てきたと行ったが、やはり分岐の標識を見落としたか、地図で確認することを怠ったんだろう。

彼は浅間尾根の結構な登り坂を、まるで私を置き去りにするかのようにして登って行った。この日彼を見たのは、このときが最後だった。

さて、『大人の運動』って本だけど、“大人の運動”って言葉におかしなことを想像するのはやめなさい。そんな本じゃない。著者、中野ジェームズ修一さんのミドルネームにおかしな妄想をたくましくするのはやめなさい。不謹慎だ。

でもなぁ。運動は嫌いじゃないけど、若い人の圧倒的な体力を見せられちゃうとなぁ。いくらなんでも、あそこまではなぁ。・・・なんて泣き言を言っても始まらない。継続こそ力。行けるところまで、行ってみよう。


『大人の運動』    中野ジェームズ修一


徳間書店  ¥ 1,518

話題のフィジカルトレーナー中野ジェームズ修一氏の本 医者いらずの定年後を
運動の基本
ロコモとは ストレッチとは 筋肉と負荷 運動習慣
生活の中に取り入れやすい下半身強化の基本エクササイズ
有酸素運動
有酸素運動とは 
ウォーキング
ランニング
ステップエクササイズ
悩み別 筋トレ&ストレッチ
腰痛 肩こり 膝痛 転倒 ポッコリお腹
趣味別 ストレッチ
テニス ゴルフ 水泳 登山 ウォーキング ジョギング
生活習慣
食事 入浴 睡眠


《もし、運動を錠剤の中に詰め込んでしまえるならば、その錠剤は、この世の中で、最も広範囲に処方され、恩恵をもたらす薬となるだろう》ってのは、アメリカの著名な研究者の言葉だそうだ。つまりは運動なみに効果のある薬は、現在のところ存在していないと言うことだな。

薬を飲むのって、まあいろいろあるんだろうけど、血圧が高いから飲んでるって人、結構いるな。糖尿の薬を飲んでるとかね。それからいろいろな目的を持ってサプリメントを飲んでいる人なんかもいるよね。

不調を改善するために薬を飲む。疾病の進行を遅らせるために薬を飲む。疾病の予防のために薬を飲む。この“薬を飲む”のところを、全部”運動をする”に帰られるわけです。不調を改善するために運動する。疾病の進行を遅らせるために運動する。疾病の予防のために運動する。

それでいて、運動に勝る薬はないって言うんだからね。しかも、運動なんて金がかからないもんね。

この本の正式な題名は、『定年後が180度変わる 大人の運動』。定年後、もしくはそれを意識している人たち向けに書かれた本。私なんかまさに真っ只中。

このくらいの年齢の人、すでに薬を飲んでる人も少なくない。体に不調を抱えている人も多いし、それを恐れている人はもっと多い。思っているのは、健康的に、楽しく毎日を過ごしたいってこと。たまにはいるけど、フルマラソンを走りきりたいとか、一線級で勝負したいと考えているわけじゃない。

この言い方を嫌がる人もいるけど、あえて言おう。「愉快な老後を過ごしたい」

ああ、すっきりした。

書かれているのは、運動の処方箋。こういう目的には、こういう運動。このレベルなら、この強度の、この頻度の運動。それが分かれば、《運動が長続きしない》という最大の問題が克服される。

薬だって、症状に合わせて飲まなきゃ意味がないし、逆に体に悪い。運動もそれと同じ。それを知るための本。そして効果が見えれば、もう運動することが楽しくなる。そこまでは私も知っている。

その先、中野さんの言うことの中に未知の領域がある。《80歳になっても、筋肉量を増やすことは可能》

私を置き去りにした若者と比べて私の方が有利なことが一つある。これから先、数十年間仕事人生を続けるであろう彼に比べ、私にはいくらでも自由になる時間がある。20年後、80歳になったとき、+20歳の彼を置き去りにしてぶっちぎってやろう。




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『あたらしい森林浴』 小野なぎさ

ピンとこなかったんです。

ずっとピンとこなかったんですけど、今はもうはっきりと、自分の体でわかるようになりました。・・・はい、森林浴というものについてです。

「森には癒やしの効果がある」なんて言われても、癒やされる必要が、こちらにはなかったもんですから、それでピンとこなかったんでしょう。あるいは、癒やされていたにもかかわらず、それを森の効果と感じる能力が、こちらになかったのかもしれません。

生まれた家は埼玉県の武甲山の麓でした。当時は、すでに山の北面西側の石灰岩の採取が行われていて、家は武甲山の北面を正面に見るように建ってました。だから、昼の一二時と、夕方四時にサイレンを鳴らした上で発破をかけていたんですが、その様子がよく見えたんです。サイレンが鳴ると、まもなく山に爆発による白い煙が上がり、少しだけ時をおいてドカーンという音が響きます。その音とほぼ同時に家の窓ガラスがビリビリ振動していました。

家からは、ほんの少し歩けば、いつの間にか森の中でした。人家が無くなり、炭焼小屋を通り過ぎると、山の神の祠があって、その先は森というよりも、山そのものでした。川に落ちたり、ふくらはぎをえぐったり、けっこう大きな怪我をしたこともあったんですが、一人でも森の中で遊ぶことが多かったですね。・・・癒やされていたのかもしれないですね。そういえば、受験の重圧に負けて、山に逃げたこともありました。

知らず知らず、癒やされていたのかもしれませんね。

今は医学的な治験の進歩と測定技術の発達から、森林浴の結果、ストレスホルモンが減少し、リラックス効果が上がるという科学的な根拠が得られているんだそうです。今では一歩進んで、森林浴による生理的効果が解明されるようになり、森を活用した健康増進の取り組みが全国で行われ、海外からも注目されるようになってきているんだそうです。

実際、森林環境では都市環境と比べて、活気の気分が上がり、怒りー敵意、緊張ー不安、疲労、混乱の気分が有意に下がり、血圧・脈拍が下がり、自律神経のバランスが整い、ストレスホルモンが減少するそうです。さらに悪い細菌をやっつけてくれる細胞が増えるそうです。

そんな、人間の体にいい影響を及ぼしてくれているのは、樹木から放出されるフィトンチッドという物質だそうです。自分の葉や幹をかじる害虫を遠ざけるため、他の植物が根の周りに近づかないようにするため、他の植物の発芽を抑えるため、樹木は、高尾フィトンチッドという物質を放出するんだそうです。この物質が、人間にとってはいい効果があるんだそうです。

『あたらしい森林浴』    小野なぎさ

学芸出版社  ¥ 2,310

森林浴事業で起業した女性フロントランナーによる、現場発信型・実践ノウハウ
1章 森林浴は今、可能性がある。
2章 森林浴の医学的効果
3章 海外が注目する日本発祥のShinrin-yoku
4章 地域と人を元気にする! 森林浴の可能性
5章 ヘルスケア事業としての森林浴
6章 人を成長させる森林浴


自然の中に、森の中にいると、なんかいい匂いがするじゃありませんか。あれがフィトンチッドだそうです。一般的には、広葉樹よりも針葉樹のほうが多く放出し、時間帯は正午前後がピークだそうです。

若い時は、森林浴なんて考えるまでもなく山に登ってましたし、子どもの頃から自然の中にいることが好きでしたから、その効果なんて考える必要もありませんでした。

その後、変形性股関節症で山からは離れてしまい、二〇一六年一〇月に手術を受けて二十数年ぶりに再開しましたが、森の効果を自覚したのは手術の前です。その二年ほど前かな。手術を意識した頃から、術後、「もう一度山に登りたい」ってことを意識してました。それもあり、それからちょうどその頃、『気力を奪う「体の痛み」がスーっと消える本』っていうのを読んだんです。

最初は、ある意味で、「なんちゅう無責任な題名だろ」って思いました。でも、当時は、その手の本は何でも読みました。その中で、《廃用症候群》という言葉を知りました。痛みで動かさないでいれば、その機関は不要であると身体が判断して、さらに動かなくなるということのようです。当時の私の股関節は、まさにそれに近い状況にありました。

『脳は喜びを感じると痛みの抑制に関係する内因性オピオイドを分泌。痛みを感じにくくなり、歩行距離が無理なく伸びていくはず』ともありましたので、「好きな森の中でも歩こう」と思ったわけです。すぐに補助用にストックを買って、近くにある市民の森というところを歩きました。

最初は、連れ合いについて来てもらいました。最初は、本当に少しだけでした。それでも、森を歩いたことで、長い間、感じたことのない、なんとも言えない幸福感を味わいました。徐々に距離も伸び、一人で歩くこともありました。痛くて、車での救援を頼んだこともありますが、森の中にいることの効果は確実にありました。

手術を受けて、・・・私の場合、その手術がとてもあっていたようで、まったく痛みがなくなり、山登りを再開しました。今は、「こうして山の中を歩いているだけで、自分は嬉しいんだ」ということを、実感しています。

先日、たまたま一緒に山を歩いた若い女性の方から、「苦しいことも多いのに、なんで山に登るんでしょう」って聞かれました。「私の場合は、気持ちがいいからですよ」とお応えしました。




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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本






























































































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