めんどくせぇことばかり 本 その他
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『美しい四季の風景写真講座』

実は、これを書いたのは、何日か前のこと。冒頭、「2月3日には鬼鎮神社に行ってみると書いているが、行きませんでした。悪しからず。

2月3日の節分には、埼玉県は武蔵嵐山にある鬼鎮神社に行ってみようと思う。

鬼を大事にしている珍しい神社で、豆まきも「福は内、鬼は内、悪魔外」と声をかける。豆をまくのが赤鬼青鬼だっていうんだから面白い。鬼は悲しい。悲しい鬼を迎え入れる度量の大きさがうれしい神社だ。

この嵐山町、滑川町、小川町いわゆる比企地区あたり、平安時代の閉塞を打ち破る新時代のエネルギーとなったことがある。その時代の面影は、周辺のあちこちに、今でも見ることが出来る。

そんなものと一緒に見て回れれば、十分に歴史と習俗に触れる一日を過ごせるだろう。

大寒を過ぎて、立春を待つこの時期、実はとても好きだ。立春が過ぎたって、それこそ春は名のみの風の寒さに凍える日もある。山登った日に風でも吹かれたら、もう目も当てられない。寒くて死んじゃう。

それでも春が近づいてくる。行きつ戻りつしながらも、気がつけばそこまで。その頃の一喜一憂は、もどかしくもあり、恥ずかしくもあり、還暦を迎えようという今になっても子どもの頃と変わらない。

その時に見つけた春は、写真に残したい。

雪解け、ふきのとう、福寿草。・・・残したいのは、恥ずかしいけど、胸のときめきなんだ。でも、そんなもの撮れないからね。撮れるのは“ときめき”ではなく風景になる。風景にときめきを託すような写真が撮りたいもんだ。

ああ、いい写真が撮りたい。





朝日出版社  ¥ 1,430

中~上級者を目指すアサヒカメラの人気企画「美しい四季の風景写真講座」
愛弟子たちが語る 竹内敏信の教え——清水哲朗、福田健太郎、古市智之
竹内敏信と桜
春の花と新緑、水田・棚田11選を撮る——福田健太郎 平松純宏
人が育む桜風景を撮る——星野佑佳
ちょっと物足りないときの 桜撮影テクニック——星野佑佳
夏の花と渓谷を撮る——福田健太郎
全国フォトジェニックな夏の渓流と滝15選——星野佑佳
紅葉と秋の風景を撮る——福田健太郎
雪と氷、霧氷・樹氷を撮る——福田健太郎 西田省三
風景撮影のマナーを考える「富士山」「北海道」「山岳撮影」


そのための本なんだけど、中~上級者を目指すというのは、私には無理。

だけど、こういう本はしっかり目を通すんだ。私は目を通したものは必ず脳に記憶されていると信じてる。料理の本なんかでもそうなんだけど、脳の引き出しの中に残っていて、なんかの時に、それもふさわしい時に、ひょっこり顔を出してくれる。そういうことがあるって、どこかで信じてる。

ただ、ピントは合わせたいけど、露出がどうの、絞りがどうのってのは、まったく頭にない。この中に出てくる写真を見て、構図であるとか、光のあて方であるとか、今まで自分が今まで撮ろうとさえ思ってなかった写真の美しさってのを、頭の中の引き出しに入れておきたい。

そういう風に思って、こういう写真の本を読むようにしている。

でも、ダメなんだ。いい景色だとか、きれいなものを見てると、うっとりして、つい写真を撮るのを忘れちゃうんだ。それに、山を歩くのが本義だからね。そうすると、ついつい記録になっちゃうんだな。

記録としての写真も残したい。やっぱり芸術部門の人間じゃないからね。だけどいい写真も撮りたい。

中途半端だなあ。それでも、写真がね。・・・

春の訪れを告げる花々。ツツジの赤。白樺の新緑。その新緑を透化する光。水を張られた田んぼ。・・・桜。

夏の花。ひまわりと青い空。渓谷のしぶき。滝を流れ落ちる水。雪渓。夏の山。

紅葉。その中の水。なにかの実。枯れ葉。霜枯れする平原。

雪。氷。霧氷。樹氷。

そういうのが、頭の中の引き出しに入った。・・・多分。





テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

『たべたいの』 壇蜜

「色々思うところはあるけれど、まずは食べてみようじゃないか。そして思うことや過去の記憶を関連付けて毎週俳句とイラストで記していこうじゃないか。そして執筆代をもらおうじゃないか」

週刊新潮からの“連載のお願い”に、食べ物に対する情熱が低い上に、それほど造詣も深くないと自覚する壇蜜さんが、上記のような、どうも執筆代目当てとしか思われない動機で週刊新潮に連載で綴った《だんだん蜜味》というエッセイを一冊にまとめたのがこの本、『たべたいの」ということです。

干し草が 牛を通して 乳变化

納豆や 糸でも藁でも 縛られて

雨送り 代わりに迎える 水羊羹

ずいぶん前のことになりますが、日光白根に登って、その日は奥日光の、冬はスキー場になるそのゲレンデにテントを張りました。翌日は男体山を往復して、さらには日光東照宮に参拝し、歩いて駅へ向かう道の右側にある店で、水羊羹を買いました。

甘いものは、自分から進んで食べるわけじゃありません。連れ合いが、自分が食べたいもんだから、たまたまその場に居合わせた私を無視できずに声をかけてきます。そんなとき、以前は、「いらない」と言って、連れ合いを喜ばせておりました。どうも最近は維持が悪くなってしまったんでしょうか。それとも舌が変わって、甘いものを受け付けるようになったんでしょうか。「うん、食べる」と言うようになってしまいました。おそらく連れ合いは、ひどく落胆しているに違いありません。

その水羊羹は、ずいぶん前のことなので、私は食べておりません。

願えども オクラ星には 届くまい

冷ややかに 君急ぐなら ポークカレー

サプライズ 焼きナスまさかの カレー味

隠し味 萎びた林檎を すりおろす

さばカレー 極めに極めた 無国籍

サバ缶ブームは、少しは下火になったんでしょうか。火付け役が誰だったのか知りませんが、正直申し上げて、こんなにも迷惑な話はありません。若い頃から、このサバ缶は私にとって、とても安くて栄養価の高いおかずでした。それがなんと、このサバ缶ブームで、価格はおそらく倍になりました。たまに安いのが出てるかと思えば“中国”製。海産物に関しては、日本の海から持ち去った海産物を、なんで“中国”にお金を払って買い求めなくては行かないのかという思いが強く、どうしても買うきになれません。

ちなみに壇蜜さんが「試す勇気が出ない」というさばカレー。やはり缶詰で出ておりますが、私がこれを試さないのは、やはり価格の問題です。



新潮社  ¥ 792

男はざわつき、女は頷く魅惑の壇蜜ワールドへようこそ 中毒性大の食エッセイ!
一 納豆や 糸でも藁でも 縛られて
二 サプライズ 焼きナスまさかの カレー味
三 しばれ夜に グミと孤独を 噛み締めて
四 メキシカン サボテン漬けを 食べていた


壇蜜さんの文章を読むのははじめてです。

とても面白い文章を書くんですね。ものの捉え方が、とても常識的なことに驚いています。今の世の中は、常識的であることがとても珍しいっていう変な時代です。常識的であることは、実は非常識なことになっちゃってるんですね。

《「等身大」「女子力」「エンジンブレーキ」・・・これらは私が「いくら説明を受けても意味が分からないので、理解することを放棄した言葉」の一部である》とおっしゃいます。しかし、同時に、《仮に「女子力高い等身大のエンジンブレーキ」という話題になったら意識を失ってしまいそう》ともおっしゃってるので、その意味はあらかた把握しながらも、そんな世界に身を置きたくないという強い思いが、それらの言葉にアレルギー反応を起こしているんでしょう。

なにしろ、「女子力」に関わる微々たる知識をかき集めると、「はちみつレモン」に直結すると言うんですから、やっぱり分かっていてそういう態度を取るのが、見ていて気持ちいい。

名月の 艶と丸みを トロ見の夜

秋祭り 飴が糸引き 縁結び

半同棲 サンマが好きな ひとだった

女の子とデートをして、必死になってパスタの店に入りました。メニューを見て意外と庶民的な値段であることにホッとしましたが、ホッとした拍子に、そこに書かれていた納豆スパというのが食いたくなってしまったんです。いくらなんでも、まだこれからどうなるかわからないデートで、納豆スパを食べるわけにもいかず、どんな料理かさっぱりわからないスパゲッティを注文した記憶があります。・・・それが何だったかは覚えていませんが。

サンマが好きですが、やはり女の前で塩焼きにされたサンマを箸でさばいて、はらわたの部分を取り出して、そこに大根おろしを乗せ、醤油をちょっとたらして食べるっていうのは、少しスリリングにすぎるように感じます。同棲状態ならまだしも、半同棲という状態であっても、これは勝負どころってことになるでしょう。

そう言えば今年、いったんは一尾150円くらいまでなりましたが、また値段が上がってしまいました。連れ合いと私、二人とも、毎年秋ににサンマを食べるのを楽しみにしているのですが、今年はまだ二度しか食べておりません。目安は一尾150円です。

面白かったです。他にも壇蜜さんが書いたもの、機会があれば読んでみたいです。




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ジャンル : 本・雑誌

『ガンプラ凄技テクニック』 林哲平

本日発売!

先日、毎月28日に川越の成田山別院で行われる蚤の市に行ってまいりました。

土曜日ということもあって、大変賑わっておりました。半年ほど前、長男のお嫁さんをもらいに大阪に行く機会がありまして、その際、帰りに京都によって、立体曼荼羅を見ようと東寺に行ったんです。三〇年くらい前、一度、それを目当てに寄ったことがあったんですが、期せずしてその日は三月二一日、蚤の市が立つ日だったんですね。

そこで連れ合いは大好きな黄色い着物と、九谷焼の獅子を見つけ、上気した顔で「どう思う?」っていうんです。もはや留めるすべはないじゃありませんか。着物は自分なりに仕立て直して、お獅子は玄関に鎮座ましましてます。

川越で蚤の市が立つ日があるというのは、おそらく連れ合いも知っていたんですが、自分からは言い出しにくかったのかもしれません。私から水を向けると、「じゃあ、行こう」、「すぐ、行こう」ということになったわけです。

会場の成田山別院に着いたのは九時。とりあえず、一〇時に山門で合うことにして中に入りました。私は鉈や魚籠、竹製のかごなんかを見つけましたが、しっくり来るものはなく、三〇分ほどで見終わってしまいました。

ちょうどその頃、連れ合いにあったんですが、すでに丸々膨れ上がったビニール袋をかかえています。着物のたぐいのようです。私に気づくと、「一〇時じゃなくて、一〇時半にしよう」と言って雑踏に消えていきました。



ホビージャパン  ¥ 1,620

週末だけでもカッコいいガンプラが作れる究極テクニックガイド
つくる前に知っておきたい揃えておきたいオススメ工具17選
MGザグ・キャノン×砂漠ウェザリング
MG量産型ズゴック×水垢ウェザリング
MGジム・スナイパーカスタム×宇宙ウェザリング
MG量産型ゲルググVer2.0×バトルダメージ
MG RX-78-2ガンダムVer.2.0×フレームモデル
MGザグⅡVer.2.0×湿地帯
MGギラ・ドーガ×冬季迷彩
RE/100ガンダム試作4号機 ガーベラ×スプリッター迷彩
MGユニコーンガンダム3号機 フェネクス×メッキウェザリング
MGギャン×エングレービング
MGジム・スナイパーⅡ×ガンダムアメイジングレッドウォーリア
MGジム ジオン鹵獲仕様「CMS03Jゲム0082北アフリカ」
RE/100ハンマ・ハンマ×らいだ~Joe風塗装法
MGセカンドVダッシュガンダム
MG RX-78-2ガンダムVer.Ka×セイラマスオ風ディテールアップ&塗装法


そこから一時間、私は少しでも興味の持てるものを探して、市の中をさまよいました。、

歩いてみると、それがあるんですね。昔遊んだメンコやベーゴマ、あとは物置にあったような農機具とかね。唐箕なんかもあって、丹念に見ていくと結構時間を費やすことができました。

そういえば母が言ってました。田舎の物置を物色に骨董屋が回ることがあるらしいんです。「アイツラは泥棒みたいなもんだ」

だまって物置に入って物色しているんだそうです。母が見咎めると、お金を渡して目についたものを持っていこうとしていたそうです。隣の“ワケーシ”に声をかけて追っ払ってもらったって。

それを思い出したら、そこにあるものが、同じようにして持ってきたもんに見えてきて、とてもじゃないけど買おうかという気持ちにはなれなくなってしまいました。

メンコのことは、私の在所では“パース”って呼んでいたんです。どういうわけだか知りませんが、ずいぶん持ってたはずなんですが、母がなんかの際に頼んだ職人にせがまれて、みんなくれてやったっていうんです。レコードもくれてやったって言ってました。レコードと一緒にステレオもくれてやったって言ってました。求められるとなんでもやっちゃうんです。だったら、骨董屋に売ったほうが良かったんじゃないでしょうか。

そういう母なんです。もうずいぶん前に亡くなりましたけど。

私が子供の頃には、ガンダムというのはありませんでした。もしもあったら、のめり込んでいたでしょうか。

そんな、ガンダムに謂れも曰くもない私が、なぜこの本を取り上げたのかと言うと、この本の著者、実は私の縁者なんです。それもかなり近しい・・・。そんなわけで、どうぞよろしくおねがいします。

何がお願いしますなのか、よく分かりませんけどね。




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『ガラリ一変! 競馬の見方』 西内荘

京都の淀競馬場には一度しか言ったことがありません。

1992年10月10日のことでした。私と大先輩のI氏、後輩のK氏とともに、生徒を旅館から送り出したあと、いそいそと祇園四条駅から京阪本線に乗り込みました。メインレースまで見られないのは残念ですが、その前に競馬場を出れば生徒の帰着前に旅館に帰れます。旅館は新京極にありましたので、乗換なしの一本で帰れるのが嬉しいですね。

この日は9Rに3歳オープンのもみじステークスってのがあったんです。当時は確か、2歳オープンっていうふうに言ってたと思います。朝日杯の前哨戦みたいなレースですね。

すごい固いレースで、お金持ちのI氏だけが金に物を言わせて的中させました。一着に入ったビワハヤヒデはデビュー二戦目ながら堂々の一番人気で、好位から差し切りの強い勝ち方を身に着けているようなレースでした。この時は、ビワハヤヒデばかりが記憶に残ったんですが、あとから考えると、このレースに出ていた馬たち、その後、大活躍してるんです。

二着に入ったシルクムーンライトは、テレビ西日本北九州記念でG3のレースを制しています。三着のマーベラスクラウンはジャパンカップを制したG1馬。六着のテイエムハリケーンはもみじステークスの前に札幌3歳ステークスというG3を制していて、それ以降のグレード勝ちはないもののオープン馬として活躍しました。八着のマヤノギャラクシーは、障害に転向してグレードレースを制しています。あとから、「おいおい、あの時、淀で走ってた馬だ」ってのがしばらく続きました。

生徒にも競馬の話はたくさんしました。ライスシャワーと的場均騎手の話や、サイレンススズカと武豊騎手の話。どちらも、馬はレース中の故障で予後不良と判断され安楽死処分がとられました。そんな悲しい話の中にある、馬と人の結びつきとかを話した覚えがあります。それから、競馬にかかわって生活している人たちの話なんかですね。中にはそれらの中に、運命的な結びつきであるとか、レースがあるじゃないですか。そういう話です。

世界史の話は眠くなるらしいんだけど、そんな雰囲気が現れると、馬の話だの、山の話だの、怖い話をして、目を覚まさせてましたね。



東邦出版  ¥ 1,620

ディープをはじめ、数々の名馬を支え、救ってきた”カリスマ装蹄師”西内 荘の仕事がここに
第1章 競走馬の装蹄とは
第2章 アメリカ修行と接着装蹄
第3章 装蹄師の1週間
第4章 担当馬たちが教えてくれたこと
ダイユウサク メジロマックイーン フジヤマケンザン シーキングザパール
アグネスワールド ステイゴールド シーザリオ シンハライト 
ヴィクトワールピサ ブラックタイド ディープインパクト
第5章 競走馬のヒヅメの病気とケガ


著者の西内荘さんは、“カリスマ装蹄師”と呼ばれる人だそうです。あの細い足で400キロからの身体を支え、60キロ以上のスピードで走るんですから、馬の足回りを預かる装蹄師っていうのは、競馬界にとっても非常に重要な存在なんですね。

蹄鉄の素材もずいぶん替わったんだそうです。通勤途中に乗馬場があって、よく柵越しに馬を見ていました。「やってみませんか」って声をかけられたんですが、当時は股関節が駄目だった頃で、馬は乗れませんでした。でも、馬には触らせてもらいました。蹄鉄をもらって帰って、重り代わりに学校で使ってました。

素材が良くなったことに加えて、西内さんら装蹄師の努力で、ずいぶん馬の足回りに関わる状況も良くなっていったようです。

そうですねぇ。第四章の馬たちの名前も、とても懐かしいですね。ダイユウサクは装蹄師の仕事のやりがいのある馬だったようです。1991年のあの有馬記念。一番人気のメジロマックイーンを抑えて一着に入ったのは、「あっと驚くダイユウサク」でした。メジロマックイーンも西内さんの担当馬だそうですが、足元の弱いダイユウサクを立て直したのは西山さんだったそうです。私、馬券を買ってました。儲かりました。ありがとうございます。

1993年の天皇賞で、ライスシャワーがメジロマックイーンを抑えて優勝しましたが、このときも馬券を買ってたんです。・・・ライスシャワーをね。

どうやら、メジロマックイーンは負けるべくして負けたということのようです。メジロマックイーンは、あの頃、小さな骨折をかかえながら走っていたそうです。走ること自体には問題ないという状態だったそうです。柔らかい馬場なら何事もなく走れるけど、パンパンの良馬場だと馬が不安を感じて全力を出せなかったんだそうです。それでも二着に入るんだから、マックイーンはすごいと言ってますが、マックイーンが二着に来たことで、馬券は安くなってしまいました。

それから、ブラックタイドとディープインパクトの関係も面白いですね。ブラックタイドはディープインパクトの全兄で、かつキタサンブラックの父親ですね。種牡馬としてのディープは、すでに盤石の地位を築いてますが、これからはブラックタイド産駒をさらに注目していこうと思います。





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『敗者の生命史38億年』 稲垣栄洋

息子が理工学部、しかも物理学科を選んだときは、私は本当に驚いた。

なにしろ私は根っからの理科音痴。面の皮を何枚めくってみても、理系の取っ掛かりさえ出てこない。「なんで?」って聞いたら、彼が中学生の頃、私が買ってきて読んだ本が面白かったって。そこから理科に興味が湧いたってことらしい。
う~ん、なんだろう。私が理系の本なんか読むはずがない。内容を聞いてみたところ、「どうも、この本のようだ」ってのが思い当たった。『空想科学読本』・・・私は決して理系の本として読んだわけではなかったんだけど。
この本に触発されて科学に興味を持った息子は、今は自動車部品メーカーの技術屋として働いている。きっとそのうち、夢も希望もある自動車が世の中を席巻することになるだろう。

さて、この本。『敗者の生命史』と、歴史の“史”がついているものの、著者の稲垣栄洋さんは農学部の先生で植物学が専門みたい。つまり、理系の先生。[近現代日本]、[近現代東アジア]、[近現代世界]、[日本 思想]、[世界 思想]とかって、いろいろと本の分類を作ってあるんだけど、この手の本にふさわしいものはない。仕方がないので、[本 その他]に分類。[理系]とか作ってみたところで、この本が最初で最後になる可能性もある。

とは言うものの、面白かったな~。もちろん、理系音痴を悩ませる言葉が並ぶところは読み飛ばしてしまったけどね。読み飛ばしておいてこういう言い方もなんだけど、読み飛ばしても、ちゃんと面白く読めるんだからすごいね。

原始的な生命体が、植物と動物に分かれていくところなんかすごかった。共生っていうの、本当にすごいね。もとは独立した生命体だったものが、他の生命体の細胞に取り込まれて、その中で生きるってね。葉緑体を取り込んだのが植物として進化していって、ミトコンドリアを取り込んだのが動物になっていく。植物は自分で栄養を作り出せるから、動物みたいにチョロチョロ動き回る必要はなかったって、そういう物の考え方、したことがなかった。



PHP研究所  ¥ 1,728

悠久の生命の歴史の中では、最終的に生き残ったのは常に敗者の方であった
プロローグ 敗者が紡いだ物語‒‒‒‒‒38億年前
競争から共生へ‒‒‒‒‒22億年前
単細胞のチーム・ビルディング‒‒‒‒‒10億~6億年前
動く必要がなければ動かない‒‒‒‒‒22億年前
破壊者か創造者か‒‒‒‒‒27億年前
死の発明‒‒‒‒‒10億年前
逆境の後の飛躍‒‒‒‒‒7億年前
捲土重来の大爆発‒‒‒‒‒5億5000年前
敗者たちの楽園‒‒‒‒‒4億年前
フロンティアへの進出‒‒‒‒‒5億年前
乾いた大地への挑戦‒‒‒‒‒5億年前
そして、恐竜は滅んだ‒‒‒‒‒1億4000万年前
恐竜を滅ぼした花‒‒‒‒‒2億年前
花と虫との共生関係の出現‒‒‒‒‒2億年前
古いタイプの生きる道‒‒‒‒‒1億年前
哺乳類のニッチ戦略‒‒‒‒‒1億年前
大空というニッチ‒‒‒‒‒2億年前
サルのはじまり‒‒‒‒‒2600万年前
逆境で進化した草‒‒‒‒‒600万年前
ホモ・サピエンスは弱かった‒‒‒‒‒400万年前
進化が導き出した答え
あとがき 結局、敗者が生き残る


だいたい、題名、この『敗者の生命史』っていうのが、けっこう理系音痴の心をそそる。見事なもんだ。敗者こそが旅に出るんだね。負けたからさ、そこでは生きていかれないわけだ。だから旅に出る。

鮫みたいな強いのは、旅には出ないのさ。ただ、君臨していればいいからね。負けた魚は強い奴らが行かない場所に旅に出る。そこが川の河口、汽水域だったんだそうだ。浸透圧で体の中が薄まっちゃうから、ウロコを持ったんだって。ウロコで水が入ってくるのを防いだんだって。さらに腎臓を発達させて体内の塩分濃度を適性に保って真水の中でも生きられるようになったいったんだそうだ。つまり川魚になっていくんだ。

そして次の大きな変化は骨。ミネラル豊富な海から川に登るには、カルシウムなどのミネラル分を体内に蓄積しなければならない。それを蓄積する機関が骨なんだそうだ。この骨が魚たちに敏捷性を与えた。

川に行けば行ったで、そこにも戦いはあって、負けたやつはまた上流へ登る。なかには、どこに行っても食われるなら、いっそ海に戻って食われてやるとばかりに海に戻ったやつもいる。でも、川の、それも上流で生存競争を戦った彼らは、海のライバルにはない俊敏性を身に着けていた。

面白い。

さらには、その上流に追い詰められていった奴らの中から、陸上に上がるやつまで出てくることになる。

ううっ!ご先祖さま!

もはや、ここまで来ると、涙なしには語れない。だってさ。人間はアフリカで生まれて、旅に出たわけでしょう。旅に出たのは、生き残るためでしょう。生存をかけて敗れたものは、生き残るために旅を続ける。遠く離れた、この日本列島に生きるものとしてはさ、やっぱり涙なしには語れない進化の歴史だな。


面白かった。こういう本は読み慣れていなかったけど、自分には無理って敬遠するのはやめにしよう。自分の中の新しい興味が引き出されるかもしれない。うちの息子みたいなパターンもあるしね。とんびが鷹、瓢箪から駒、塞翁が丙午。なにがどんなことに繋がるかは、それこそ私なんかの想像の外のこと。



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千億の夜『敗者の生命史38億年』 稲垣栄洋

「ここからここまで」と区切りをつけられても、私の知っている世界には、その向こうがある。たとえ、決して打ち破れないほどの高くて分厚い壁を作られようとも、間違いなくその向こうはある。
何もない世界にそれは生まれた。
そこには前も後ろもない。縦も横もない。そこには空間が存在しないのである。
そして、そこには昔も今もない。長いも短いもない。そこには、時間さえ存在しないのだ。
そんななにもない世界に宇宙が誕生した。百三十七億年も昔のことである。
p003

でも、宇宙というところは、違うんだそうだ。“はじまり”には、その向こうがないんだそうだ。なんにもないところに、一が生まれた。零だったところに、一が生まれた。なんにもないところに何かが生まれるっていうのは、どういうことなんだろう。わけがわからない。

生まれたときのことなんか覚えてないけど、母から生まれた時が私の始まりであることは、もちろん受け入れる。始まりがある異常終りがある。終わってしまうのは嫌だけど、みんなが終わっていくのを見て、受け入れざるを得ないものだと分かってきた。終わってしまったその向こうは、何があるんだろう。

おそらく、なにもないんだろう。何もないってなんなんだろう。宇宙の始まりのその向こうには、何もなかったという。宇宙の始まりのその向こうの何もないって、私の終わりのその向こうのなにもないと同じなんだろうか。

だったら、宇宙って、生きるってことなんだろうか。



PHP研究所  ¥ 1,728

悠久の生命の歴史の中では、最終的に生き残ったのは常に敗者の方であった
プロローグ 敗者が紡いだ物語‒‒‒‒‒38億年前
競争から共生へ‒‒‒‒‒22億年前
単細胞のチーム・ビルディング‒‒‒‒‒10億~6億年前
動く必要がなければ動かない‒‒‒‒‒22億年前
破壊者か創造者か‒‒‒‒‒27億年前
死の発明‒‒‒‒‒10億年前
逆境の後の飛躍‒‒‒‒‒7億年前
捲土重来の大爆発‒‒‒‒‒5億5000年前
敗者たちの楽園‒‒‒‒‒4億年前
フロンティアへの進出‒‒‒‒‒5億年前
乾いた大地への挑戦‒‒‒‒‒5億年前
そして、恐竜は滅んだ‒‒‒‒‒1億4000万年前
恐竜を滅ぼした花‒‒‒‒‒2億年前
花と虫との共生関係の出現‒‒‒‒‒2億年前
古いタイプの生きる道‒‒‒‒‒1億年前
哺乳類のニッチ戦略‒‒‒‒‒1億年前
大空というニッチ‒‒‒‒‒2億年前
サルのはじまり‒‒‒‒‒2600万年前
逆境で進化した草‒‒‒‒‒600万年前
ホモ・サピエンスは弱かった‒‒‒‒‒400万年前
進化が導き出した答え
あとがき 結局、敗者が生き残る

いつ頃のことだったろう。『百億の昼と千億の夜』という本を読んだ。中学生だったかな。高校生だったかな。すごい怖い話で、あまり宇宙のことは考えないようにしようと思った。

考えないようにしようと思ってたら、そのお話が漫画になって現れた。私がいつも、友人から借りて呼んでいた少年チャンピオンに、《がきデカ》のこまわり君に並んで連載されたいた。萩尾望都さんの絵で、阿修羅がかっこよかった。

宇宙の起源であるとかを扱った物語の中で、私に一番大きな影響を与えたのはこの本かな。あるいは、半村良の『妖星伝』かな。いずれにせよ、宇宙に意味を考えるってことで共通しているように思う。でも、どうだろう。意味って、本当にあるのかな。“ある”と思うことにすると、それは宗教になっちゃうな。たしかに、ここまで面白いと、“ある”ことにしてもいいかなって思っちゃうけどね。

実際、私に連なる命の起源は三十八億年前にあるわけで、この三十八億年間、途切れることなく累々と遺伝子を受け渡しつつ、命は私にまで繋がってきた。それじゃあ、三十八億年前の零から生まれた一は、一体何者が、どんな状況で、どんなふうに、・・・。

「それ考えてると、一晩中眠れなくなっちゃうの」(春日三球さん風に)




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ジャンル : 本・雑誌

『蒼い空へ』 木本美紀

あの人の指に絡んでいた ゴールドの指輪を引き抜き この僕とともに歩いてと 無茶を言ったあの日
恐れなどまるで感じないで はげしさが愛と信じた 立ちどまることも許さずに 傷をつけたあの日
振り向けばあの時の 目に染みる空の青さを思う 悲しみの旅立ちに まぶし過ぎた空思い出した

いたずらで人を泣かせるなと 大人から頬を打たれた あの人も遠く連れ去られ 愛が消えたあの日
少しだけ時が過ぎ もう過去と言える恋の日々を 青空が連れてきた もう二度と会えぬあの人だろう

悲しみの旅立ちに まぶし過ぎた空思い出した

青空よ心を伝えてよ 悲しみはあまりにも大きい 青空よ遠い人に伝えて さよならと 

この《ブルースカイブルー》が、やっぱり一番かな。・・・もちろん、個人的にね。

男性歌手にしろ、女性歌手にしろ、私は歌謡曲が全盛期を迎える時期に、一緒に成長していった世代ですから、思春期の思い出の中に、これらの人たちは食い込んじゃってるんですよね。

《情熱の嵐》が流行ったのは、・・・1973年か。中学の2年ですね。サッカー部の部室で、エキスパンダーを引っ張るような振り付けを真似て踊ってたのを覚えてます。こっちのインパクトも大きいけど、年上のあの人を追いかけまわした私としては、《ブルースカイブルー》が頭の中を駆け巡ってましたからね。

ああ、今日も空が青い。

『蒼い空へ』    木本美紀

小学館  ¥ 1,512

63才という早すぎる人生の幕をおろした西城秀樹。妻が語る17年の壮絶なる闘病
第1章 最期の日まで綱渡りの3週間
第2章 芸能人との結婚
第3章 明かせなかった病状
第4章 家族全員で闘った
第5章 そして、今


奥さまは、2001年に、28歳で、17歳年上で、当時45歳の西城秀樹さんと結婚したんですね。

男女のことは、縁あってこそのものですしね。お二人には縁があったということですし、同時に、それだけ西城秀樹、じゃないんですね。木本龍雄さんが魅力のある男性だったと言いうことでしょう。

2003年に最初の脳梗塞を発症し、周囲の予想を裏切るほどに早めの再起を果たしたものの、2011年に2度目の脳梗塞を発症。以降は、厳しいリハビリを重ねつつ、できる限りの芸能活動をつづけたが、2018年5月に亡くなる。

これが、私の知るすべてでした。

西城秀樹も脳梗塞で倒れたのに、よく頑張ってるな。奥さんは、結婚してまもなく西城秀樹が脳梗塞で倒れてしまって、たいへんだっただろうな。その時期、お子さんも三人も生まれてたんだよね。

・・・なんてね。

そう思ってたんですよ。だから、やはり奥さまは、この本を出してよかったと思います。いや、とりあえず私は、出していただいてありがたいです。最初の脳梗塞以降、壮絶な闘病の日々だったんですね。

そのような体質をかかえていたからこそ、お二人は、とっても濃密な18年間の結婚生活を送ってきたんだろうと思います。その18年間が、必ずや奥さまの、そしてご家族の、一生の支えになっていくものと信じます。

秀樹に、感激!




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ジャンル : 本・雑誌

『おおげさがきらい』 池波正太郎

何でもかんでも買い込んで、若い頃はあっという間に一カ月の給料を費やしてしまったりしてました。本ですね。酒もだけど。

私がお金をかけるのは、本と酒と山。長い間、本と酒で済んでたんですけど、また山にお金がかかるようになってきました。まだ、ちょぼちょぼですけどね。酒の方も、若い頃は外で飲んでましたので、もう大変でした。給料日、その頃は現金でもらってましたので、給料日になると、職場につけを取りに来るんですよ。飲み屋さんと本屋さんが・・・。

結婚してしばらくすると、どうにもならなくなったので、外で飲むことは、ほぼなくなりました。本も、高い本は買わないようになりました。神田にもめっきり行かなくなりました。

本屋さんに行くと、何でもかんでも欲しくなっちゃうのは同じですけど、高い本は買いませんね。あと、読みそうもない本も買いません。以前は、読むか読まないかに関係なく買ってましたけどね。

それでも、本屋さんにいるのは楽しいですね。あの楽しさは、図書館とは違うんですよね。Hな本もあるしね。

そんなことを考えながら、先日、本屋でぶらぶらしている時に、この本を買いました。文庫本になったのでも2007年です。もとの本が出たのは、調べたら二〇〇三年ですね。二十七年も前に出た本です。それでも時価になってないんですね。

46編からなる随筆集ですけど、それが、書かれた雑誌がいろいろなんです。最初の方は《大衆文芸》って雑誌に書いたものが多いみたいですね。他にも、《文芸春秋》であったり、《読売新聞》であったり、《AJIKURIGE》なんてのもありますね。まあ、いろいろな雑誌や新聞に書かれたものの寄せ集めですね。

一番最初のものは、昭和三十一年二月一日です。最後は昭和四十二年十二月。私が生まれるずっと前から、私が七歳の時までです。


『おおげさがきらい』    池波正太郎

講談社文庫  ¥ 605

初文庫化エッセイ集1 懐かしい友、思い出の街。生き生きと描かれる人生の感動
初心ということ
伯母の供養
抵抗
牧野博士の声
痴漢
固くなる
税金とネエブル
余話二題
鹿児島三日間
伊豆の春
ほか

それにしても、ものすごい。ずいぶん書いてらしたんですね。

池波正太郎さんが亡くなられたのが一九九〇年。この本が最初に出版されたのは二〇〇三年です。ご存命の頃に数々のエッセイが出されていますが、この本に掲載されているものは、それらとは違うんだそうです。池波正太郎さんは“折りに触れ求めに応じて”エッセイを書かれていたそうで、雑誌、新聞は当たり前で、PR誌、同人誌、果てはちょっとしたプログラムにも書かれていたそうです。

この本に掲載されているのは、そういったエッセイに、さらに池波家に残されたスクラップブックにも自作の批評に混じって短い文章の切り抜きが貼ってあって、それらの短文も加えられているそうです。

この本は、“昭和三十一年から四十三年”ってさっき書きましたけど、実際には平成元年までの分があって、それを五冊の本に分かち、その一冊目が本書なんだそうです。

小説の方はちょこちょこ読みましたがまだまだ読んでないものも多いし、エッセイはこれがはじめなので、池波作品は、目の前に広がる大海のようですね。

それにしても、“なにげない”文章を書ける人ですね。日常の何気ない出来事を取り上げて、なにげない文章を書いて、それでいて人に読ませるってのは、とても難しいことでしょう。やっぱり達人なんでしょうね。

池波さんは、やっぱり、食い物に感動するんですね。いや、食い物を通して人に感動しているんだな。池波さんを感動させるのは、美味しいご飯を食べてもらおうと、心をこめてご飯を作る人。そういう人ですね。




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『大相撲決まり手大図鑑』

もう、今年も最後の11月場所が始まるってことで、早くも心が勇み足。本屋で見かけて、ついつい相撲の本を買ってしまいました。

昨日は、お昼からやっていた栃錦と唐橋アナウンサーの《大相撲がっぷり総見》を見ました。・・・いけない。栃錦じゃなくて、朝日山親方ですね。つくづく思うんですが、唐橋アナウンサーは、とても可愛らしい。

ついでに、朝日山親方は、本当に相撲をよく知ってらっしゃる。相撲取りなんだから当たり前なんでしょうけど、今のお相撲さんは、あまり相撲を知らないでしょう。朝日山親方の言うことは、とにかく腑に落ちるんです。

今のお相撲さんは、稽古量が以前と違うそうですね。それでも、相撲を取るんですから、ずいぶん頑張っているんだろうとは思うんです。でも、やっぱり、朝日山親方たちみたいな、以前のお相撲さんに比べて、相撲を知らないと思います。工夫が足りません。素人が見てもそう思います。朝日山親方もそうに言ってました。

さてこの本ですが、相撲の決まり手っていうのはずいぶんあるんですね。そう言えば、昨日の《大相撲がっぷり総見》で、安美錦の“徳利投げ”っていうのを取り上げてました。安美錦に言わせると、引きに行っての技だったそうです。引きに行って、念の為、両手を使ったら、頭を挟んで投げるような形になったということでした。

最近の安美錦はたいがい引き技ですからね。朝日山親方が、「いっそ、全部、徳利投げに行ってみたら」って、わけのわからないことを言ってました。

その、“徳利投げ”のこともあって、珍しい決まり手を確認しておこうと、この本を買いました。



ベースボールマガジン社  ¥ 1,296

全82手を解説 基本技から珍手・奇手まで、 知りたかったあの技を一挙公開
[PHOTO GALLERY] 「技」の造形美
[INTRODUCTION] 決まり手ことはじめ
[SPECIAL INTERVIEW] 舞の海秀平[大相撲解説者]
[MONOCHROME] 大相撲決まり手
厳選!歴史に残るワザ師名鑑
[DATA BOX] 年代別 数字で見る決まり手数の変遷
[CLOSE-UP] 決まり手担当親方に聞く 甲山 剛[元前頭11大碇]
観戦のお供に!現役力士得意技リスト


決まり手は、取り組みのあと、すぐに発表されますね。誰が見ても明らかな決まり手は、アナウンス担当の行事さんがすぐ発表するんだそうです。不明な点、念押しの必要がある時は、決まり手担当の親方に確認し、ビデオを見直すなどして発表。訂正がある場合は、結びの一番までに再確認して発表だそうです。

めったに出ない決まり手の場合、けっこう、困るでしょうね。

この本には、82手が全部写真と解説づきで紹介されています。居反りは宇良が決めた時の写真かと思ったら、鏡岩が男女ノ川を破った時の写真が使われてました。昭和12年春場所7日目だそうです。

技のデパート舞の海さんのインタビューが載っておりますが、小兵だけに工夫がどうしても必要なわけですよね。そういう工夫です。なんとしても勝とうというところから、あがいて、もがいて、工夫が生まれるんですね。見たいのは、そういう工夫なんですけどね。

先場所、14日目の結びの一番。横綱白鵬と大関豪栄道の取り組みですが、白鵬は明らかに、意図的に立ち会いをずらしました。一度目はつっかけ、二度目は立ちませんでした。豪栄道は、大関としての責任から立会を合わせることに気をそがれ、闘志を失いました。

あの場合、決まり手は“卑怯”ということでどうでしょう。「只今の決まり手は卑怯、卑怯で白鳳の勝ち」

白鵬はたしかに強いです。でも、卑怯なんですよね。あっ、今場所は休場だ。どんな卑怯な手を使うか、けっこう楽しみにしてたんですけど。
今、安美錦が普通の相撲で勝ちました。引きませんでした。一度普通の相撲で勝っておけば、引き技が10回は決まるかもね。そのうち1回は、引きに行っての徳利投げにしてほしいな。




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『今こそ学ぼう 地理の基本』 長谷川直子

どうも変だと思ったんです。

気がついたら、山川出版社の本でした。私にとって山川出版といえば、あの面白くもなんともない『詳説世界史』です。何度か書いてますが、子どもの頃から本を読むことによって歴史好きとなった私は、高校に入って、一気に歴史嫌いになりました。すべて、山川出版社のおかげです。

でも、嫌いなのは教科書の歴史です。大学入試は世界史を選択しました。国語と英語と世界史の3科目で受験したんですが、勉強したのは世界史だけでした。本好きの私は、国語はなんにもやらなくても標準以上、英語はからっきしで、その分、世界史で点を取るんです。山川の教科書を読んでいると嫌になるので、チャート式世界史を頭に詰め込みました。

そんな山川出版社の本でした。しかも、なんだか、高校の勉強っぽい感じ。どうやら、高校の地理の先生が読むような内容ですね。「こうやったら生徒が興味持つよ」とか、「地理の先生はこうあるべき」とかって話が出てきます。

「ええ~?」って、最初は思わないでもなかったんですけど、学校の勉強の“地理”を前提にしているからそうなるんであって、地理は面白いし、ある意味で総合学問みたいなところがありますよね。歴史と並んで、地政学的思考には絶対に必要なものです。つまり、地政学的思考をしていくためには、歴史だけでは不完全であるし、地理だけでも不完全なわけです。

歴史という科目を勉強するだけ、地理という科目を勉強するだけでは、決して達することが出来ないんです。

だから、本来必要なことを勉強すべきなのであって、必要なことは、地理とか歴史とかに分けなくてもいいんだと思うんです。もちろん、その他の知識、たとえば理系科目の知識が必要なこともあるなら、それも含めて勉強すべきなんだと思います。

とりあえず、御託を並べるのはこのくらいにしておきます。

私はやっぱり、“地図”が好き。



山川出版社  ¥ 1,944

高校地理の一般の読者でもわかるよう、イラストを多用した地理の入門書
第1章 地理を学ぶとは
第2章 自然環境の仕組みを理解する
第3章 自然環境と人間生活との関わりを理解する
第4章 地球を測り表現する
第5章 地図を使って世界を分析する
第6章 地理を学ぶ・教える


今や、地図もGPSの時代ですね。

私も使ってますよ。山に行って、道が薄かったりなかったりするような所に踏み入れるときは、ガーミン使います。雪山にも必須ですね。山と渓谷地図にもスマホ版があるし、ヤマップでルートを残す人も多いです。

かつては、メモを付けたもんです。[河童橋0:00ー0:00明神館0:00ー0:00徳沢園]とかってね。高校山岳部で山を始めると、そういう細かいことを習慣づけられちゃうんですよね。けっこう厳しい上下関係の中で、押し付けられて習慣化したので、今になればよかったってことになるんですが、そんなこと、今ではどうでもいいんですね。みんな、スマホで自動的にできますから。

もちろん紙ベースでも地図を使ってます。国土地理院の二万五千図、山と高原地図、登山詳細図を使ってますけど、地図を見始めると時間を忘れちゃうんですよ。

地理情報分析システムっていうのもすごいですね。この本の中でもいろいろ紹介されています。RESASとか、MANDARAとか。行政に関わる人にとっては、これは必須ですね。これらのシステムで、ここまで誰もが行政側と同じ情報に接することができるようになると、ごまかしは効きませんね。

それから、これらは遊べます。RESASなんか、なんの知識も持たなくても使えます。とりあえず、開いてみると面白いです。

私が好きなのは、カシミール3Dです。二万五千図も見られるし、それを鳥瞰図にして表示することも出来ます。山の高低差を理屈じゃなくて、見た目の直感で理解することが出来ます。なにより、面白い。

ただし、夢中になると、一日があっという間に終わってしまいますので、ご注意下さい。




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火山の噴火、土石流に土砂崩れといった災害は、人々の目を山の高見に向けさせた。
それ故に山は、恵みと共に、畏怖の対象でもあった。
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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本


























































































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