めんどくせぇことばかり 本 その他

『日本の地形がおもしろくなる本』 ワールド・ジオグラフィック・リサーチ

高校の選択科目の中でも、地学を置いている学校がどれだけあるでしょう。まあ、必修でおいているところは、もうないんじゃないでしょうか。おもしろかったなあ、高校の時の地学の授業。プレパラートに石を張り付けて砥石みたいのでけずってね。顕微鏡で見て、他の生徒が作ったのと比較するの。それに校外授業で荒川の断層に行ったりしてね。

試験前になると、まとめて教室の授業になって、生徒が寝ると先生が言うんですよね。「君たちねえ、そうやって油断をしていると、私は次の時間に嘘を教えるからね」って。で、次の時間に本当に嘘を教えて、その部分が本当に試験に出て、嘘と知らない連中はそれを答えるんだ。私は油断してなかったんですね。起きてましたからね。

地学ブームですね。ひとえに、NHKの《ブラタモリ》のおかげでしょう。面白いですもんね。私もいつも見てます。タモリが《笑っていいとも》やってるときは、せいぜい都内、それも23区内をブラブラしていただけでしたが、《笑っていいとも》をやめたら、一気に全国を駆け巡る番組に変貌しましたね。23区内限定時代からすでにその無類の地形好きが評判でしたが、全国を駆け巡るようになると、もはや地学博士と呼びたくなるような博識。柱状節理にを見たときの頬の輝き。

そうそう、地学好きの人ってそうなんですよね。以前、職場の旅行で関越高速を走っていて、車が沼田のあたりに差し掛かった時、「おお、河岸段丘」とか、「あんなにも遷急点が・・・」とか叫んでる友人がいて、やはり地形オタクでしたね。やはり同じように頬を輝かせていました。

それはともかく、《ブラタモリ》は、もう完全にNHKの看板番組の一つになりましたね。

《ブラタモリ》は、私の生まれた秩父にも行ってくれました。34か所の札所も、地質的特徴が地表に現れた場所に作られていたってことも、はじめて教えられました。・・・ということは、高校の時の地学の先生も、そのことはご存じなかったってことですね。


『日本の地形がおもしろくなる本』 ワールド・ジオグラフィック・リサーチ

宝島社  ¥ 1,026

地形が動かした日本の歴史 歴史とチリの味方が180度変わる315の雑学
①東京・大阪・愛知 都市の地形の謎
②都道府県の地形の不思議
③日本の歴史と地形
④日本列島100万年の地形ミステリー

タモリがよく言ってますね。「《キワ》が面白い」って。そういえば最近、近くの山を歩いてて良く思うんです。うちのある辺りって、本当に関東平野の《キワ》なんです。越生町に高取山ってのがあって、300mそこらの低い山なんだけど、東の展望の効くところに行くと、自分の足元から関東平野が広がるわけです。

東には筑波山双耳峰が見えて、南西にはスカイツリー。それを挟むように埼玉副都心や都心のビル群が見える。そこまで何ら遮るものがないんですね。まるで、自分が地図の中にいるような感覚さえ抱いてしまいます。

それにしてもこの本、とてつもないですよ。上に記しましたが、《315の雑学》は、扱いようによっては、それで一つの本になる。プレート理論。中央構造線。糸魚川・静岡構造線。フォッサマグナ。・・・。

そう言った地形的特性を踏まえて、ご先祖様たちは歴史を紡いできたわけですね。現代の科学で理論的に解明されて、私たちはこの日本列島を理解しようとしているわけですが、ご先祖様たちは、自分や先人たちの経験から、ほとんどの場合は、なんどもなんども痛い目に合うことによって、そこに合う生き方、手の加え方を学んできたわけですよね。

その上で、まだまだ隠された歴史があったりして・・・。日本列島は本当に面白い。

すでに、《ブラタモリ》で回った場所もいくつか含まれてましたね。それらも315の雑学の一つとしてね。だから、少なくとも、《ブラタモリ》がネタに困るようなことは、当分の間起こらないということですね。




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『流』 東山彰良

小説を読むのはいいですね。無心になれます。

この本を読んだのは、たまたま。たまたまとは言っても、2015年の直木賞ですからね。たまたま目についたこと自体、名作だったからなんでしょう。

1895年から1945年までの間、台湾は日本でした。いろいろありましたが、日本はそこを、のちに台湾と呼ばれるにふさわしい場所にしたわけです。そして日本が戦争に負け、台湾を去らなければならくなる直前まで、そこは日本であり、そこに住む人々は日本国籍でした。そこに薄汚れた綿入れに草履履き、天秤棒に鍋釜下げたような国民党軍が入ってくることになります。

台湾の人々は、「犬が去って、豚が来た」と嘆いたそうです。

この間まで日本国籍だった台湾の本省人は、みすぼらしい姿で大陸から入ってきた外省人に組み敷かれる形で新しい時代に突入したわけですね。蒋介石は恐怖政治を行い、社会のあらゆる局面で国民党が台湾を支配しました。日本当地の中で育った知識階層は、目の敵にされ、二・二八事件では数万人が処刑され、沈黙を強いられています。台湾人に対する弾圧は、蒋介石の跡を継いだ蒋経国の時代になっても続き、彼の死の直前まで継続されたわけですね。

という流れの中で、“台湾の人が書いた戦争から現代までの話”と言われて、私はついつい台湾人の立場からの戦後史ってのが頭に先入しました。でも全く違いましたね。東山彰良さんという台湾国籍の作者さんは、いわば外省人三世なわけですね。一世のおじいさんは、台湾人から「犬が去って、豚が来た」と嘆かれた“豚”の方。つまり抗日の戦士だったわけです。

だから、“台湾の人が書いた戦争から現代までの話”も、〈外省人から見た〉“話”になるわけですね。


『流』    東山彰良

講談社文庫  ¥ 950

内戦で敗れ、台湾に渡った不死身の祖父は殺された。誰に、どんな理由で?
第一章 偉大なる総統と祖父の死
第二章 高校を退学になる
第三章 お狐様のこと
第四章 火の鳥に乗って幽霊と遭遇する
第五章 彼女なりのメッセージ
第六章 美しい歌
第七章 受験の失敗と初恋について
第八章 十九歳的厄災
第九章 ダンスはうまく踊れない
第十章 軍魂部隊での二年間
第十一章 激しい失意
第十二章 恋も二度目なら
第十三章 風に乗っても入れるけど、牛が引っ張っても出られない場所
第十四章 大陸の土の下から


この『流』というお話は、支那事変の最中から1980年代後半までという時間の流れの中で、台湾の外省人の少年が、国民党軍兵士として台湾の渡ってきた祖父の行状と不可解な死に振り回されながら、やがてそれらと向き合うことで、大人になっていく青春小説です。

そうだね。私は1960年の生まれで、戦争が終わって15年目の生まれなんだけど、台湾はそのあとひと悶着しているから、・・・というか、いまだにひと悶着に決着がついているわけじゃないですからね。終戦から15年、物心がついたころには20年たってるわけだけど、それでもいろいろな気配が残ってたわけですよ。直接の体験者が、まだまだゴロゴロ生きてたし。

なにがなんだか分からないような混乱の中で、生きぬくことを最優先にしてきた人たちが周りにいましたからね。根掘り葉掘り聞いちゃいけないことは感じ取らなければいけなかったし、知っていても知らないふりをすることは、とても大事なことだった。耳には入って来ても、聞いてないふりを通すとかね。

台湾は、今でもそういう状況にあるんでしょうね。人の“存在”そのものに関わる部分じゃないですか、そういうことって。アイデンティティっていうんですか。自分は何者かってことね。それを考えることって、そのまま物語ですよね。

二・二八事件なんて、数万人が処刑されたって言っても、きっとなにがなんだかさっぱりわからない状況にあるんでしょう。そのあとも本省人への弾圧は続いたそうだしね。本来、死者は、思いのほか雄弁ですからね。

じつは私にも、昨年、今まで知らなかった新しい事実に触れる機会がありました。父と母のことです。父も母も、なにも言わずに死んだけど、記憶の端々にそれを匂わせる父の言葉や母の言葉があるんですよね。私の両親も、最近、とみに雄弁です。




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『KZ'Deep File 断層の森で見る夢は』 藤本ひとみ

面白かったよ。面白かったですよ。サラッと読めるお話しだし、展開にもスピード感があってハラハラ・ドキドキだしね。だけどな~。やっぱり私は、藤本ひとみさんの歴史のお話を読みたいな~。できれば、『聖戦ヴァンデ』とか、『ハプスブルクの宝剣』みたいな話し。

だけど、この話しも面白いからなあ。それこそ、旅のお供なら最適。

この間読んだ、KZ'Dシリーズの前作もそうだったけど、軽く歴史を取り入れて入るんだよね。この間は、早良親王の怨霊に祟られて捨てられた都、長岡京が舞台だった。「うぉ!」っとかって思ったけど、それがストーリー展開になんか影響をあたえるわけでもなかった。

今回の『断層の森で見る夢は』では、“六百年を超える因習の村”なんて、以下のもおどろおどろしいうたい文句だけど、おどろおどろしさなら、私の生まれた秩父も負けない。なにしろ私の母は、ロクサン様を祀る巫女さんだからね。風もないのに扉が閉まるわ、人魂は飛ぶわ。

秩父のことはともかくとして、舞台は長野県下伊那郡赤石村。・・・これは、秩父も恥ずかしくなって隠れるくらいの因習の村。南アルプスこと赤石山脈の名を持つ村。今も、年に数センチずつせり上がるこの山脈は、それゆえにアチラコチラで崩落が進む。題名にもある“断層”が明らかになるのもそのためである。

私も33歳までは、年に数回、この大きな山塊に入り浸った。すると、前に通った登山道が、崩壊が進んでまったく違った装いになってる場合が珍しくなかった。・・・懐かしいなあ。定年したら、また入り浸りたいなあ。


講談社  ¥ 1,512

南アルプス、六百年を越える因習の村で、突如、起こった怪事件
序章
第1章  星々の村
第2章  奇妙な種子
第3章  生還できるか
第4章  マジック
第5章  時限爆弾
終章

・・・ごめんなさい。“因習の村”の話がちっとも進んでないね。その赤石山脈の麓、南信濃地方の伊那谷は、皇族の御料や上皇法皇の寺院領が多く、皇室との結びつきが深く、手厚い保護を受けてきた地だという。後醍醐天皇と足利尊氏が争った時、その皇子の宗良親王が30年にわたって戦いの拠点にしたのがこのあたりだったという。

今回も「うぉ!」って思ったけど、前作と同じで、それがストーリー展開になんか影響をあたえるわけでは、やはりなかった。ううん、さびしいよー。歴史にどっしり腰を据えた藤本ひとみ作品が読みたいよ-。

泣き言を言っても仕方がない。無いものは無い。この本も、それなりに楽しめる本なんだから、そう思って読めばいい。
大人気シリーズKZの深層をえぐる、ディープなKZ'D『KZ' Deep File』。南アルプス、美しい断層の村で突如として起こった連続事件!ヘリコプターの墜落、白骨の出現、インターチェンジに消えた数学の天才は何を見たのか!?迫る集中豪雨の中、少年たちの奔走が始まる!謎と友情の書き下ろし長編。

これが本作のうたい文句。私のすすめてるんだか、ないんだかわからないような紹介よりも、このうたい文句でそそられて下さい。

そうそう、表紙はとてもきれい。しばらく眺めてしまった。どっかに作品の紹介がないかなって思ってみたら、ルノワールの《小みち》という絵だそうです。





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『カエルの楽園』 百田尚樹

NHK NEWS WEB  2017/12/09
ノーベル平和賞 ICANの素顔
https://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2017_1209.html
(抜粋)
ことしのノーベル平和賞の授賞式が10日、ノルウェーの首都オスロで行われます。受賞者はICAN=核兵器廃絶国際キャンペーン。世界の101の国と地域にある468団体と連携し、核兵器禁止条約の実現を働きかけてきた国際NGOです。メンバーたちは、外交経験があるわけでもなく、広島や長崎の被爆体験を聞いて育ったわけでもない、20代から30代の世界の若者たちが中心です。彼らを核兵器を禁止する活動へと突き動かしたのは何だったのか。授賞式を前に、スイスのジュネーブと東京で暮らす2人の中心メンバーを訪ねました。そこで見えたのは、日々の暮らしの中で家族を大切にしながら、世界が直面する問題に臆することなく声を上げ、実際の行動に移していく、優しくも力強い姿でした。(国際部記者 古山彰子)
(続きを読む)に全文
面白いよね。このノーベル平和賞で一番話題になってるのが、日本が国連で採択された核禁止条約を批准しないってこと、唯一の被爆国である日本が、アメリカの核の傘で守られていることなんだからね。一体どこをどう叩けば、この核の問題で日本が非難されることになるんだか。「この問題で日本を悪者にする方法を思いついたこと」に対して、ノーベル平和賞が与えられたんじゃないかな。だって、いまだに核兵器の脅威にさらされているのが、唯一の被爆国である日本なんだよ。日本を取り囲むアメリカ、ロシア、朝鮮、チャイナは核兵器を保有しているんだよ。

アルフレッド・ノーベルが望んだのはニトログリセリンを安定させることで、戦争を終わらせる発明をすることだったとかって言われても、・・・ねえ。そんな賢い大の大人が、どうしてそんなにも無邪気なことを考えるのよ。まんまと大富豪になってるじゃない。自分が「死の商人」と歴史に刻まれることを恐れたのは晩年のこと。

どうも北欧の人ってのは何考えているかわからない。昨日見たサッカーの北朝鮮の監督。ノルウェーの人だった。北朝鮮の監督引き受けるかよ。だいたい、東アジア大会なんかやってる場合かよ。


新潮文庫  ¥ 562

《予言書》とも言われた現代の寓話にして、国家の意味を問う警世の書
国を追われた二匹のアマガエルは、辛い放浪の末に夢の楽園にたどり着いた。その国は「三戒」と呼ばれる戒律と、「謝りソング」という奇怪な歌によって守られていた。だが、南の沼に住む凶暴なウシガエルの魔の手が迫り、楽園の本当の姿が明らかになる。

ツチガエルの楽園は、滅びた。

かつて周辺のカエルと争って、最後は鷲のスチームボードに引き裂かれたツチガエルの国ナパージュは、スチームバードの保護化に平和を享受した。その代償が、「三戒」と「謝りソング」に象徴される自虐の受け入れだった。

・・・もういいや。そういう本だよ。日本のことを書いているの。ナパージュはNAPAJ、逆からかけばJAPAN、つまり日本。スチームボードはアメリカ。ウシガエルはチャイニーズ。ヌマガエルは朝鮮人。日本を壊すデイブレイクは筑紫哲也あたりかな。

なんてゾッとする本を書くんだろう。

男は去勢の上奴隷にされ、女は慰みものにされて、この世の楽園を謳歌したツチガエルは滅びました。




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『青空に飛ぶ』 鴻上尚史

昭和19年、日本陸軍航空隊初の特別攻撃隊として鉾田教導飛行師団で編成された万朶隊。装備機種は九九式双発軽爆撃機。佐々木友次は、その万朶隊員で、9回以上特攻に出撃して、唯一生存した隊員だそうだ。
『青空に飛ぶ』という題名。中学生らしい少年が、手をかざして空を仰ぐ。背景には、横っ腹に日の丸をつけた軍用機。焦燥感というか、無力感というか、わけの分からない胸騒ぎがして、一瞬、手に取るのをためらった。

だけど、書いたのが演出家の鴻上尚史ということもあり、読んでみることにした。別に私は鴻上尚史に縁もゆかりもない。だけど、好んで見ているNHKの《クールジャパン》という番組で見る、鴻上尚史の何か企んでいそうな邪気たっぷりの顔を思い出し、読書欲を書きたてられた。

少年は、“たまたま”であるが、上記の本を読んでいた。そういう設定になっている。


『青空に飛ぶ』    鴻上尚史

講談社  ¥ 1,672

哀調の切々たる望郷の念と、片道切符を携え散っていった特攻という名の戦友たち


少年は、とある病院の病室に、佐々木友次という名札を見つける。少年は、その名前を知っていた。

少年は、9回にわたって特攻隊員として出撃し、敵艦に突入することよりも死ぬことを期待されて出撃し、そのたびに生きて帰ってきた佐々木友次に、おさえきれない興味を抱いた。

彼は9回も、死を抱いて、青空を飛んだのだ。

少年が彼に興味を持ったのは、少年も青空を飛ぼうとしていたからだ。

いじめられて死に追い詰められていく少年と、特攻として若者たちが青空に飛び出していった時代が重なる。

佐々木友次にその時の様子を聞いたのは、少年ではない。それは、著者の鴻上尚二だった。鴻上は死を目前にした佐々木友次に合っている。そして、話を聴いている。そこから鴻上が感じた「生きたい」という心情が、鴻上の心の中の、死に急ぐ少年少女たちも「本当は生きたい」って思ってるに違いないって思いに重なっていって生まれたお話なんだろう。
最近の若い人たちは“匂い”に過敏すぎる。困ったもんだ。人というのは、匂うもんなんだ。匂い過ぎるのをおさえる程度が、ちょうどいい。そのへんのところが、分かってもらえない。匂いに敏感なわりに、人間の腐った匂いには疎かったりする。人間の腐ったやつは、匂う。

そのあやふやな感覚が冤罪を生むことにもつながるとかって言われそうだけど、匂うもんは匂う。いじめがはびこる教室の臭気なんて、最低だ。いじめって、匂うんだ。これは、教えて分かるもんじゃない。アンケートなんて書かせたって、たちの悪いいじめほど隠れる。あぶりだすには、仕掛けを張って密着するしかない。こっちも傷つくのを覚悟すれば、止められる場合もある。




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『飛騨の怪談』 岡本綺堂

2008年の本。私は原価よりも安く買ったけど、amazonでは原価よりも上。いやいや、・・・飛騨は、・・・怖いよ。

この本に出てくる“怖いの”は、「やまわろ」。「やま」は山だけど、「わろ」の字が出てこない。けもの偏に口を三つ書いて木という漢字。人とも猿ともつかないわけの分からない生き物。夜の間に鳥小屋の鳥を絞めて盗んだり、かつては人をさらうこともあったという。まつわる話はいくらでもあるが、正体はまったく知れない。「見た」という話もあるが、どうも突き詰めてみるとおぼつかない。

「わろ」は、おそらく和郎という意味であろうという。で、大きいのを山男と言い、小さいのを「やまわろ」と言うんだろうと。山姥や山女郎はその女性版とか。

同じような、「黒ん坊」の話を何かで読んだ。この、「やまわろ」の話がもとになっているんだろう。

怖いのは怖い。怖いけど、ただの怪談話じゃない。だいたい、死んだ人間が化けて出るわけじゃない。化けで出るわけじゃないけど、怪綺談であることは間違いない。だってゾッとする。だけどそれだけじゃあない。それらは飛騨の険しい山岳を背景に懸命に生きている。生きている以上感情がある。女も欲しくなる。愛情も芽生える。それらはときに、おぞましく思えるかもしれないが、愛に隔てはないだろう。

ただ、その背景にあるのが、飛騨の険しさなのだ。

『飛騨の怪談』    岡本綺堂

メディアファクトリー  ¥ 時価(定価より高いかも)

近代怪談文芸の精華 岡本綺堂に1世紀近くも埋もれていた幻の中編怪奇小説があった!
飛騨の怪談

怪談実話集
木曽の怪物
お住の霊
河童小僧
池袋の怪
画工と幽霊


私の生家は、埼玉県の秩父、武甲山の北側斜面の山麓にある。家は、武甲山の北側斜面に正対する格好で建てられていた。子どもの頃に見上げる武甲山はとてつもなく出かかった。当時は、夜になれば真っ暗。武甲山がある方を見れば、それこそ桎梏だった。そちらの方向からは、いろいろな音が聞こえてきた。

なにかがいるのは分かっていたので、大人から脅されたときは、やっぱりほどほどにしておいた。抑えがきかなくなって、外の木に縛り付けられた夜は、声が枯れるほど泣いた。・・・らしい。

私は、四足の生き物だろうと思っていた。なぜか。まったく理由はない。当時、野良犬はいくらでもいたし、それらと渡り合ったこともあった。そのため、“山の中の恐ろしいもの”を考えると、犬型で、もっと恐ろしくて、悪賢いものが思い浮かんだんだろう。

かりに当時、武甲山にそんなのがいたとしても、今の武甲山ならまったく居場所がない。石灰岩を掘り出された今の武甲山は、無残な姿をさらしているばかり。“何者か”がいられる場所は、どこにもない。

今住んでいるのは、埼玉県の東松山市。関越高速で都会の人が、ゴルフにやってくるのにちょうど都合がいい。うちから高台に登っていくと三方をゴルフ場に囲まれている。道は、ゴルフ場の間を縫って向こうの町につながっている。

山の上にあるのはゴルフ場。それから、大学も山の上にある。大東文化大学と山村短大というのがある。一山南には東京電機大学がある。周辺の山も電気大の所有地らしい。電気大は、電気をたくさん作りたいらしく、山を切り開いてソーラーパネルを並べた。道路から見ると、その向こうは林のように見えるが、木が植わっているのは、ほんの一重。中に林はなく、ソーラーパネルが敷き詰められて電気を起こしている。

ゴルフ場に、大学に、ソーラーパネル。「やまわろ」よりもたちが悪い。




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『素敵な日本人』 東野圭吾

『素敵な日本人』という題名で買いました。社会性の高いものかと思ったら、短編の“読み物”だったんで後回しにしていたら、ずいぶんと時間が経過してしまった。とりあえず、一話読んでみたら、そのまま手放せなくなって読み切りました。あとで後悔したんだけど、毎晩寝る前に一話ずつ読んで、長持ちさせればよかった。

最初の、『正月の決意』の、スッ転んで、転んだまま「痛てて」って顔を上げてみたら、とてもきれいな花を見つけたみたいな結末に快感を覚え、同じ快感を期待して次の『十年目のバレンタインデー』を読んだ。期待は裏切られ、満たされたのは復讐欲だった。

なにが出てくるかわからない。何気ない話を読んでいるようでも、どこかで展開を変えられるかもしれないから、油断できない。まるで暗闇を手探りで進むときに、暗い壁に延ばした手を、仮に誰かが触っても絶望しないよう胆に銘じるように、読み進んだ。

東野圭吾さんの書いたものを読んだのは、初めて。ずいぶん売れてる作家さんなのにね。そういえば、息子たちはよく読んでいた。原作が映画になって、子どもに進められて面白く見たものもあった。

こういう“おはなし”が書ける人だったんですね。


『素敵な日本人』    東野圭吾

光文社  ¥ 1,404

意外性と機知に富み、四季折々の風物を織り込んだ、極上の九編。読書の愉楽を、存分にどうぞ
正月の決意
十年目のバレンタインデー
今夜は一人で雛祭り
君の瞳に乾杯
レンタルベビー
壊れた時計
サファイアの奇跡
クリスマスミステリ
水晶の数珠


28日の朝、関東南岸を舐めるように東へ進んだ豪雨のあと、涼しい風が入ってきた。“暑さ寒さの彼岸まで”とはよく言ったもので、肌に心地よい、本格的な秋の始まりを感じる。

4月に出たこの本。偶然ながら読むのが遅れ、こんな気候の中で読めたのは、運が良かった。出版された当初の新緑の季節ならまだしも、ジメジメした梅雨時だの、うだるような暑さだの、そんな高い湿度の中で読むような本じゃない。

小気味よく転がされ、カラっと騙されるなら、やっぱり空気は乾いていた方がいい。

他にどんだけ読まなければならない本を抱えていても、短編ならば、気分転換にもなる。でも、まあ、読み始めれば、そんなわけにはいかないな。もう一度、転がされたい。騙されたい。そんな気持ちをおさえて秋の夜長を過ごすなんて、私にできる技じゃない。

そういえばこの本、なにが“素敵な日本人”なんだ。




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『美しき幻 遙かなる墓標のもとに』 森村誠一

ここで紹介すべきかどうか、とても迷いました。本屋で手にとって、裏表紙の要約を読んで、私は勘違いした。そこには、次のように書いてありました。
知られざる戦争の悲劇 終戦間近のアルプスでなにが !?
大学で旅行研究会に所属している三杉道久は、一年先輩でマドンナ的存在の新村桐子と二人きりで北アルプスを縦走する。桐子の祖父は戦争中、徴兵を忌避してアルプスの最奥地・雲ノ平で消息を絶ったという。数年後、急逝した桐子の遺言に自らの使命を見出した道久は再びアルプスへ・・・
作家・森村誠一が平和への祈りを込めて世に問う渾身の書き下ろし長編。
気になる「徴兵を忌避」という言葉もあるが・・・。書いたのが森村誠一とは言っても・・・。だって、・・・。そんなこと言ったって・・・。

・・・そこで気が付かなきゃダメだよね。でも、北アルプス雲ノ平を舞台にしていて、主役が「ふたたびアルプスへ・・・」なんて言われたら、・・・ねえ。読んじゃうよね。

森村さんの書いた『悪魔の飽食』は、単行本として出されたときに、すぐに読んだ。当時は、日本の戦争責任を告発するのがブームで、家永三郎、千田夏光、本多勝一、吉田清治、森村誠一、挙げ句の果ては『ゆきゆきて、神軍』なんてドキュメント映画まで作られた。


時期的には1970(昭和45)年前後からそういった動きが激しくなり、そこから20年~30年余りの間は、無人の野を行くがごとき有り様。逆に、“保守”というだけで、“軍国主義者”と決めつけられるようなご時世。

戦争に行ったのは大正生まれの人たちで、大正生まれの人たちの戦争と言っていい。昭和生まれでも、なかには志願していった人達もいるが、昭和3年生まれの私の父は、祖父の激しい反対にあって断念した。当時、17歳。森村さんは昭和8年生まれだから、当時、12歳。おそらく、この違いは限りなく大きい。少なくとも、戦争に行った大正生まれの人たちを、“軍奴”を切り捨てる傲慢さは、父にはなかった。


実業之日本社  ¥ 590

星座を見上げながら、桐子が、「私たちの星座を探しましょうよ」と言った
マドンナとの出逢い
流英の一夜
予期せぬ邂逅
「ただ一人の異性」の遺言
孤独の抵抗
元測量部隊隊員の証言
雲ノ平への道
山上の神域と人間の海の間
撃墜王と呼ばれた男
米軍兵士の述懐
北アルプスの新緑の森に


雲ノ平は好きです。夢のような場所だと思います。もう一度、行ってみたいところだな。そう思うのは、人があまり来ない静かな場所というイメージがあるからで、登山ブームでたくさんの人が訪れる雲ノ平なら、行かなくてもいいや。うちの近所に、一日歩いても誰にも合わないで住む山なら、まだまだある。

森村さんは山好きなんだろうけど、中でも北アルプス最深部の雲ノ平は汚れのないものの象徴。新村桐子もそう。汚れなき存在とそれに対する存在とをきれいに分けて、汚れなきものが汚れたものに勝利する物語。勧善懲悪を貫いた水戸黄門みたいなもの。

とても、政治色の濃厚な物語で、現政権への憎悪に満ちている。その憎悪を貫くためなら、無辜の先人たちへの呪詛をためらわない。

心身に不調を抱える時には読まれませんように。




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『竜宮城と七夕さま』 朝田次郎

JALグループの機内誌『SKY WARD』に掲載されたエッセイをまとめたものの模様。飛行機なんかめったに乗らないから、当然お目にかかったことはない。今までのエッセイ集の中にも、『SKY WARD』のものがあったんだろうな。

JALのHPから『SKY WARD』を調べてみたら、月間で出されているもののよう。しかも、今月号の編成が紹介されていて、バックナンバーの内容も調べられるようになっている。

コラムは、だれが書いたものかは明らかにされていない。ちなみに8月号のコラムは、《スポーツ聖地紀行》、《旅の風景を支える人》、《ご当地カレー進化論》の3本。どうも、浅田次郎さんが書いたのはどれかな。題名からすると、《ご当地カレー進化論》。之しかなさそうだな。

飛行機に乗るのは好きではない。旅なら、もっぱら自家用車か、電車・バス。自家用車の旅は、必要に迫られてのこと。私だってできれば電車・バスを使いたい。そんな旅のお供には、やっぱり本がいい。そんなときの本には“軽さ”が必要。

この間、山に行くのに電車・バスの旅をした。持って行ったのは、アーサー・C・クラークの『地球幼年期の終わり』。「SFならぴったり」と思ったんだけど、さすがは、アーサー・C・クラーク。SFとは言っても、内容は高度に哲学的。窓の外の雨の風景とともに、明日の運命に不安を感じさせられた。


小学館  ¥ 1,512

国内外での抱腹絶倒の出来事から身辺に起こる様々な出来事を描く傑作エッセイ集
唸る男水を飲む砂漠への帰還煩悩を去るヒマ
寿命の考察続-シロクマ奇譚宗旨変え続-宗旨変え布袋考
中華料理の歴史涼しかったあの頃GOOD LUCKハンパ者真夜中の対話
皇帝たちの温泉総統の抜け穴大雁塔とドラ焼き君は虚無僧を見たか鬼は外 福は内
「白」の時代ヴェルサイユの奇跡キムチ大好き竜宮城と七夕さま時間の暴力
北京秋天温泉礼賛トリュフの味誰だっけ加速する人生
高麗屋inラスベガス鬱と鬣习と丰学生街の喫茶店納豆礼賛
御幣担ぎ流れる獅子王○か×か初めてのキャッチボール


その点、この本なら間違いない。“軽さ”がいい。浅田さんのエッセイは、『SKY WARD』という機内誌の中で、“旅のお供”という意味合いでは、きわめて重要なポジションを占めているのだろう。“軽さ”こそが、重要なのだ。

“軽い”。たしかに“軽い”には“軽い”。その軽さが心地よい。だけど、本当にただ“軽い”だけのエッセイなら、おそらく誰も読まない。その中に、「たしかに」と、読者をうなずかせるもの一つや二つは織り込まなくてはね。400字詰め原稿用紙7~9枚のエッセイのなかで、結構、難しい作業だな。

この本の題名になっている『竜宮城と七夕さま』は、この本に掲載されている40のエッセイの中の一つ。この中で浅田さんは、もう一度、幼いころに聞いたおとぎ話を振り返っている。

竜宮城で浦島太郎をもてなした料理はなに?・・・そうだよね。目の前でタイやヒラメが躍ってくれてるのに、尾頭付きをつつくわけにはいかないよね。

織姫と彦星の年に一度の逢瀬が雨にたたられては可哀そう?・・・「だいたい一年も会えなかったら、男と女の中は続かない」っていうのは、浅田さんの実体験だそうだ。

《幼いころの知的体験は、知識というよりも、ほとんど肉体の一部となる/肉体の一部になったものだから忘れ去るということがない》・・・映画やテレビと違い“お話し”には具体的な強制力がなく、その分だけ自分勝手な思考や想像が可能だし、必要となる。

「大事なことだ」という自覚のもとに、孫に本を読んでやる。ところが孫が面白がる本と私が強制したい本が違う。「こっちの本の方が面白いんだ。この野郎」と言っても仕方がないので、孫の好みに従う。何度か読んでやってるうちに、孫が感じていた“おもしろさ”が見えてきたりする。この間、孫に読まされた、《村を救ったカエル》。最後は涙が流れた。

“軽い”ようで、“深い”? まあ、あまり気にせず、旅先につくまでの間、読んでみましょう。




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『地球幼年期の終わり』 アーサー・C・クラーク

SFは好き。だけど、アーサー・C・クラークはあまり読んでない。ほんの何冊かは読んでるはずなんだけど、あまり覚えてない。アーサー・C・クラークを読むには少し子ども過ぎたのかもしれない。

やっぱりこの本も、『2001年宇宙の旅』あたりと同じように、人類の“進化”であるとか、“使命”であるとかをテーマにしたスケールの大きいストーリー。テーマをそらすことのない展開が、私には少し息苦しい。人間がふざけているので、冗漫な流れのほうが、どうも私には合っている。

それにしても、この作品が、イギリスで出版されたのが1953年。日本で1964年。“SF小説史上の最高傑作”と言われているそうだけど、上で文句言っておいてなんだけど、“最高傑作”と言われるのもよくわかる。

だって、この本を読んでいて、「あれ、この展開は、あの本と同じだ」って、何回思ったことか。つまり、私がこれまで読んだ本の中で、強く印象に残っているものの中に、『地球幼年期の終わり』を元にして、あるいは刺激を受けて書かれたと思われる本がいくつもあった。

漫画も合わせてね。

『地球幼年期の終わり』    アーサー・C・クラーク

創元SF文庫  ¥ 864

優れた科学技術を備えた超知性体が人類に理想社会をもたらした。そして、その先に待つのは・・・
  • プロローグ
  • 第1部  「地球とオーバーロードたちと」
  • 第2部  「黄金時代」
  • 第3部  「最後の世代


最初に頭に浮かんだのは『デビルマン』。ちょっとネタバレして悪いけど、・・・いや、SF小説でネタバレはまずいね。やめとく。でも、ほら、・・・あそこにも“使命”が関与してくるじゃないですか。そして、その“使命”から外れて、人間の側に立って、デビルマンは戦うんだよね。

・・・この言い方なら問題ないな。でもね。私がここでデビルマンを持ち出した理由は、それだけじゃないんですよ。びっくりだよ。私なら、そこからもう一つ物語を作りたい。・・・ああ、言いたい。

おそらくは、『地球幼年期の終り』の強烈な影響のもとに書かれたんだろうと思われるのが、半村良の『妖星伝』。『妖星伝』は『地球幼年期の終わり』の半村良流の焼き直しと言ってもいいんじゃないかと思う。ずい分前に読んだんでうるおぼえではあるんだけど、とにかく面白かったからな。たしか、時間が意思を持ち始めたんだよね。つまり、終末に向かい急ぎ始めた。超知性体がそれを母星に伝えなければいけないんだけど、宇宙船が故障してしまう。その代わりに、超生命体となった人間の生命エネルギーを宇宙船とするために、超生命体は人間に使命をもたせた。

・・・何十年も前に読んだ本なのに、そこそこ覚えてるねえ。

『百億の昼と千億の夜』も、そう。もしかしたら、これが一番、強く影響を受けているかも知らない。超知性体のボイラーの中のできごとなんだよね。・・・すべてが・・・。

進化した新人類が、エスパーとしての能力を持つなんてのも、色々なバリエーションで物語化されているよね。

でも、本当は私の一番の興味は、この物語に書かれていない、悪魔の姿をしたものたちと人間の、過去の関わりの中にあるんだ。・・・でも、これは、言っちゃあいけないんだよね。




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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本
















































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