めんどくせぇことばかり 2012年07月
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『働きたくない者は、食べてはならない』 曽野綾子

働きたくない者は、食べてはならない働きたくない者は、食べてはならない
(2012/05/21)
曽野綾子
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“本書は『WiLL』に二〇〇九年八月号から二〇一一年一月号までに連載された「小説家の身勝手」をまとめたものです。”ということです。

歯に衣を着せない発言で、ときに物議を醸すことがありますが、私は著者の曽野綾子さんの言っていることには大概納得しています。この方の“考え方”と言うよりも、“ものごとの捉え方”が、きわめて“まとも”と感じられるのです。私は「知命」をわずかに越えた若輩ですが、おそらく子供の頃に、著者が家族や周囲からしつけられたのと同じようなことを言われて育っているのではないかと思うのです。また、高齢者の身の処し方に関しても、死んだ祖父母や父母の様子を見てきた私には、著者の言われることはごく当たり前にしか思えないのです。

本書の中でも、「その通り!」と、少々鼻息を荒くしてしまうような幾つもの意見に出会うことができました。改正臓器移植法に関して
「他人の命を救うという大事業は、人間としての光栄」、当時の麻生総理の靖国参拝見送りについて「国のために死んだ個人というものは、最大の礼を持って遇されるべき」なんて、まったくその通り。「郵便だけではない。日本の警察、鉄道その他、多くの公共機関とともに日本人が深く尊敬し、誇りにもし、ありがたく思うべき資質」という著者の考え方には、おそらくいろいろな意見が寄せられるところであろうが、こんな当たり前のことさえ分からなくなれば、それこそ日本の基盤が崩壊しかねない。

本書の題名になっている
『働きたくない者は、食べてはならない』は、高齢者のことを言っているだけではないのだろうが。本書では他にも、いろいろな形で高齢者のことに触れている。著者が言うのは、「高齢者側にも覚悟が必要」ということで、いよいよ死に近づいているのだからあたり前のことなんだけど、“人間の尊厳を失う無様を晒してまで生きている必要はない”ということだと思う。自分の祖父母や父母のことで考えると、あの人たちには「幸福な人生を送る」という価値観がなかった。それが価値観になったことによって、世間はおかしくなったんじゃないかな。

3・11後の、WILLでの渡部昇一さんとの対談で、
「放射線の強いところだって、じいさんばあさんを行かせればいいんですよ。何も若者を危険にさらすことはない。」という発言には、反発が多かったようだが、まったくその通り。国が腹をくくって一声かければ、そう思っていた年寄りはいっぱいいたと思う。

著者自身ご高齢だが、せいぜい養生して、世間に悪態をついてください。これからも楽しみにしている私です。


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その民主主義の持つ物語を誰も知らなかったら…『日本の文脈』 内田樹 中沢新一

民主主義が効果的に機能するのは、血を流してこのシステムを作った人が現にいるのだとい
う切迫感、その人たちから贈与されたものであるという被贈与の感覚があってこそだと思うんです。アメリカの民主主義も、建国の父たちの血で贖った独立国家民主制なわけで、身銭を切ってわれわれにこのシステムを寄贈してくれた先人がいるんだという被贈与の感覚があるときには、民主主義が健全に機能する。でも、その「感謝の気持ち」が時間とともに希薄化していって、デモクラシーというシステムがまるで昔から自然物のようにずっとあったものだと思いだすと、うまく機能しなくなる。民主主義というシステムは、たえず誰かが身銭を切って下支えしないと持たないんです。支えて手がいなくなってしまうと、プラスティックの構造体が宙に浮いているようなものになってしまう。生身の肉体が分泌する情念とか名誉心とか理想とか、そういう生き生きとしたものが民主主義のシステムを下支えしている。そのような生命的なものの備給が絶たれると、それはかたちだけは民主主義だけれど、劣化した民主主義になってしまう。みんなが民主主義というシステムから自分はどういう利益を引き出せるのか、どういう権利を行使できるのかだけを考えるようになって、民主主義システムを支えるためにどんな仕事があるのかを問わなくなってしまう。
 [内田樹]
日本の文脈日本の文脈
(2012/01/31)
内田 樹、中沢 新一 他

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07/29のツイートまとめ

jhfk1413

【すごいぞ!ニッポンのキーテク】冷却電力「ゼロ」 脅威のピークシフト自販機 - MSN産経ニュース http://t.co/BIFATYKv
07-29 06:35

秋田犬寄贈されたプーチン大統領「心温まる」 お返しはシベリアのネコ - MSN産経ニュース http://t.co/TIktIATr
07-29 06:38

中国、尖閣問題で“民間人”の抗議行動が激化 - MSN産経ニュース http://t.co/ssIlsvFx
07-29 06:40

日本を見くびるな! 韓国誌が異例の日本評価論 - MSN産経ニュース http://t.co/BZ18khvk
07-29 06:41

【柔道】「一生悔いが残る試合」と福見 - MSN産経ニュース http://t.co/XlfnU6DB
07-29 06:43

【体操】「楽しんだもの勝ち」と田中 日本初の3きょうだい出場へ - MSN産経ニュース http://t.co/qWzROcF7
07-29 06:44

元外務省官僚「尖閣めぐって衝突すれば日本は必ず負ける」(1) http://t.co/EEWYjjvx 彼がこのような人間になった経緯は?
07-29 06:54

日本の尖閣防衛協力が目的と報道 米軍オスプレイ配備で中国紙  - MSN産経ニュース http://t.co/bqByXyN7
07-29 07:00

日本の右翼がデモで韓国の国旗「太極旗」を冒とく…韓国で非難続出 2012/07/27(金) 19:58:26 [サーチナ] http://t.co/41ZOUTUW @searchinanewsさんから
07-29 07:02

山口朝鮮初中級学校:保護者ら、下関市長に補助金増額を要請 /山口 http://t.co/xkRJPkE6
07-29 07:09

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『日本の文脈』 内田樹 中沢新一

日本の文脈日本の文脈
(2012/01/31)
内田 樹、中沢 新一 他

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対談ものです。

内田樹
思想家。武道家(合気道七段)。凱風館館長。神戸女学院大学名誉教授。
1950年東京都生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。

中沢新一
思想家。人類学者。明治大学野生の科学研究所所長。明治大学特任教授。
1950年山梨県生まれ。東京大学文学部宗教学宗教史学科卒業。

中沢新一氏のものは初めてですが、内田樹氏は最近、ずいぶん書いてますよね。『日本辺境論』は興味深く読ませてもらった。本書の最後に、上のように紹介されている。お二方とも“思想家”という触れ込みですが、これはちょっと嫌だなぁ。もしも自分が“思想家”なんて紹介されたら・・・、考えただけでも恥ずかしい[そうなることはありえないのだが]。まるで「腕に覚えがあるわけでもなく、一粒の汗おも流そうとしない役立たず」っていわれているようで・・・。ただしお二人とも、哲学の世界の正統を歩んでいるわけではないらしい。

日本語の場合、哲学の話を哲学の用語だけで書いていたら、普通の生活者にはまず意味不明ですよね。一回これをどこかで生活言語に置き換えて、「平たく言えば・・・」という言い換えをしないといけない。抽象性の高い概念は、一度土着後に翻訳してみないと呑み込んでもらえない。だから、アカデミックな言語を語る学者と、生活言語を語る生活者のあいだに、その間をとりもつ「ブリッジ」の役を果たす「二重言語話者」が必要になる。
これは内田氏の言葉だが、この本を読んでみると、お二人とも生活者の言葉で語る“思想家”という立場の人達なのだろう。

対談のなかで、まるで無駄な世間話であるかのように、「現代の日本」の“意味”を明確にしていく。それも面白おかしく。戦争にかわる“結婚の意味”であったり、“少子高齢化社会の意味”であったり、“戦後民主主義の意味”であったり、“福島第一原発事故の意味”であったり。ものに、あるいは時代に意味を与えるのが“思想家”の存在意義であるのだろうが、それだけに人の仕事の後追いであっては意味を成さない。自然と奇をてらった“意味付け”をわけの分からない言葉の羅列でごまかされることが多いなかで、二人の言っていることはだいたい分かる。分かる事自体に価値があるだろう。“思想家”と呼ばれるグループに属する人の買いたい本のなかで、“読んで分かる”という事自体が、この本の価値だ。

※ とは言え、理解し難いこともあった。めんどくせぇから飛ばしてしまおうかとも思ったが、とりあえず読んでおいた。本書の中の“ブリコラージュ”という言葉のように、分けのなからない、つまらない話でも、人生のとんでもないところで私を助けることにつながるかもしれない。


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『麹の漬け物』 伏犠暢顕 イチカワヨウスケ

麹の漬け物 (-)麹の漬け物 (-)
(2012/06/08)
伏木 暢顕、イチカワ ヨウスケ 他

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おりからの“麹”ブーム。この本は、一冊、“麹の漬け物”の本。
そこで、麹の出番!麹には、セルロースを分解するセルラーゼが含まれており、セルロースを分解して、植物性乳酸菌のエサであるオリゴ糖に分解してくれるので植物性乳酸菌が喜び、活発に働いてくれます。セルロースを分解できれば野菜の栄養素も十分摂れ、なにより麹自身が持つ100種類以上の酵素と合わさって発酵することで、栄養価も保存性もぐんと高くなります。

麹で野菜をつけることは、「煮る」と同様の作用があります。煮ることによる熱分解と麹による分解は似た効果があり、麹が発酵を促し、微生物たちが野菜の美味しさと栄養価を高め、消化吸収しやすくしてくれます。そんな自然の神秘的な力を生かした調理法なのです。

基本的に、塩、みそ、醤油、その他の調味料と麹、あるいは麹の甘酒をあわせて野菜を漬ける、というごくごくシンプルな漬け物の紹介。いろいろな漬け方が紹介されているが、これならばバリエーションは無数。さらに漬け物をアレンジした料理も紹介されている。ん~、結構楽しい。

私が感動したのは、“乾物の漬け物”。乾物は漬け床の汁を吸い込んで、さらに栄養価とうまみをアップさせる。今、麹の漬け床にはナスが入っているが、さっそく“切り干し大根の麹漬け”に挑戦しよう。


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中体西用と和魂洋才 『日本の文脈』 内田樹 中沢新一

外からどんどん取り入れたときに自分の中身がぎっしり詰まっていると、構造が壊れてしまうので、外から取り入れても民族的な本体が損なわれないようにするためには、どうしたらいいんだろうって考えた。その結果が自分をスカスカなものにしておくことで、その最良の例は、明治維新後の近代化ですね。日本と中国と朝鮮の三つを比べると分かりやすいけれど、中国人は「中体西用論」(清朝末期、中国の文明を本体として西洋の科学技術を利用しようとする)で、「すべての文明は中国が起源である」という考え方をする。いまはたまたまヨーロッパやアメリカが進んだ技術を持っているけれども、もとをただせば、みんなうちがオリジンなのである、と。火薬も羅針盤も紙も。

西洋風にアレンジされたものを使うけど、もともとはうちのだし、われわれの本体はまったく変わらない、というのが中体西用論。しかし、この思想は、十九世紀の終わりに帝国主義国家が侵略してきたときに効果的な対抗をすることを致命的に妨げた。すべての起源は中国にあるということになると、外国に中国人の知らない新しい概念や構想が存在するということはあってはならない。それを認めると知的な華夷秩序の全体が崩れてしまう中国オリジン説になじまないものはシステマティックに排除される。それは「小中華」である朝鮮も同じですね。その時、日本は、外来の制度文物を入れては適当のアレンジしてローカライズするということを千五百年以上もやってきていたので、平気でどんどん入れちゃうわけですよね。長い間、中国のものを入れることに慣れているから。外国語の文献を翻訳するにしても、日本語に存在しない概念を二文字の漢字熟語に置き換えるだけだから、ほとんど「漢訳」なんですよね。ルソーの『社会契約論』は中江兆民が訳すんですけど、日本語訳と漢訳を同時にやってるんです。意識としては、外国語を外国語に置き換えているだけだから、それによって民族的アイデンティティが揺るがされるとか、そういうことは起きないわけです。だから、日本人は外来のものの受容と換骨奪胎が得意なんです。土着的な本体の上に、外国起源の新しい概念を「トッピング」するだけなんですから。
[内田樹]
日本の文脈日本の文脈
(2012/01/31)
内田 樹、中沢 新一 他

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日本人は「野蛮人」て言い得て妙 『日本の文脈』 内田樹 中沢新一

「野蛮人」て、言い得て妙だと思うんです。どんな言葉を使って、どんなふうに思考するのが正統的日本人であるかって考えると、実は「野蛮人」こそ日本人なのではないか。僕はそう思うんですよ。日本人が格好つけて気取ったことをやると、全部欧米の物真似になってしまうでしょう。「出来の悪い欧米人」になってしまう。欧米文明を過剰に内面化した日本人て、必ず「ヨーロッパではこうである、アメリカではこうである、だから日本はダメなんだ」って言い方になりますよね。でも、そういう人たちの言葉が日本人に対して強い指南力を発揮することは絶対ない。反論できないから、みんな黙って下を向いてますけど、内心では、「うるせえな、そんなこと知るか馬鹿野郎」と思っている。

この「知るか馬鹿野郎」という土着のサイドからの反感を言語化する仕事のほうが実は日本の知識人としては正統的な仕事じゃないかと思うんですよ。
 [内田樹]
日本の文脈日本の文脈
(2012/01/31)
内田 樹、中沢 新一 他

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07/27のツイートまとめ

jhfk1413

日系製紙工場の排水管建設中断 「環境汚染」と住民反発で中国当局 - MSN産経ニュース http://t.co/ei3u7TX1
07-27 17:16

李氏宅から大量のドル札か 解任の口実にと韓国報道 - MSN産経ニュース http://t.co/qsoBNut3
07-27 17:24

5歳児暴行死で男鑑定留置 母親の交際相手 埼玉 - MSN産経ニュース http://t.co/oppBYALv人殺し
07-27 17:26

【生活保護を問う】大阪・高槻市職員12人の親族が受給 - MSN産経ニュース http://t.co/tDogThbN
07-27 17:28

【ロンドン余話】ツイッターでアフリカ系移民からかい追放…ブロンド美人選手、五輪代表外される - MSN産経ニュース http://t.co/sKWciR5B
07-27 17:35

ロンドン五輪:女子柔道、ヘジャブ着用不可 サウジ反発も http://t.co/dQKaTAw6
07-27 17:39

沖縄タイムス | [与那国住民投票]実現へ町議会の英断を http://t.co/L4JokBmg @theokinawatimesさんから
07-27 17:53

仏産業再生相「韓国車にセーフガード適用を検討」 http://t.co/vLtZT0WJ
07-27 17:56

07/26のツイートまとめ

jhfk1413

【シリア騒乱】市民含む100人超死亡 シリア各地で犠牲拡大 - MSN産経ニュース http://t.co/VRLrkTzV
07-26 17:02

26歳女性に抱きつき、口ふさぐ 暴行容疑で米兵逮捕「覚えていない」 - MSN産経ニュース http://t.co/fg96hOVx
07-26 17:04

日本にビビる? 引き渡し恐れドイツ出国 シー・シェパード代表のワトソン容疑者 - MSN産経ニュース http://t.co/F0LUJ4sV
07-26 17:09

「背景に望まない妊娠」 児童虐待死亡例が微増 平成22年度、45件51人 3歳以下が8割超 - MSN産経ニュース http://t.co/hkDIOIF6
07-26 17:12

【韓国BBS】最近、日韓の歴史を知らない日本人が増えている 2012/07/26(木) 11:22:09 [サーチナ] http://t.co/qLqFgAYT @searchinanewsさんから
07-26 17:14

レコードチャイナ:オスプレイが尖閣を守る?沖縄県民「中国の脅威より米軍基地... http://t.co/OeEJ8HqF
07-26 17:16

【科学】夢の海底資源「レアアース泥」 早期の自給化に向けて国家的支援と戦略必要 - MSN産経ニュース http://t.co/pi5xsiPB
07-26 17:17

韓国との懸案、日本が努力を=北朝鮮は「ミャンマー見よ」―駐韓米大使(時事通信) - Y!ニュース http://t.co/Kld1greGおとといきやがれ。程度低いな!
07-26 17:19

消費者の金銭管理能力 タイ低迷、日本最下位 マスターカード調査http://t.co/5AYvC3CUっあ、どした
07-26 17:24

米国の朝鮮半島専門家、韓国を批判 ~過去にしがみつきすぎ~ http://t.co/VcW8jLYC
07-26 17:27

『日本人の宝』 竹田恒泰 塩沼亮潤

日本人の宝日本人の宝
(2012/04/19)
竹田 恒泰、塩沼 亮潤 他

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竹田恒泰氏は伏見宮家より分かれた北白川宮家の分家にあたる竹田宮家に生まれ、明治天皇の玄孫に当たる。ご自身は慶應義塾大学講師(憲法学)で、環境問題・憲法学・孝明天皇などについて研究をしている。2006年に『語られなかった皇族たちの真実』で山本七平賞を受賞。以来、皇室や日本史関連の書籍を相次いで執筆。

塩沼亮潤氏は宮城県仙台市の生まれ。吉野山金峰山寺で出家得度。平成3年に大峯千日回峰行入行し、平成11年に満行に達する。吉野山金峯山寺1300年の歴史で2人目の偉業であるという。僧侶でありながらも神道に造詣が深く、『古事記』にも精通しているという。

二人の間で語られるのは、日本がどんな国であったかということの再確認。“天皇”を研究してきたものと、僧侶。異質な組み合わせのように思えて、実はベストマッチというのが日本という国の面白いところ。神道と仏教は、本来、きわめて近い考え方のもとに成立し、同時に、両者は日本の歴史の中ではお互いに支えあい、補いあってきた。ある時期までは・・・。

明治、世界を覆い尽くそうとする欧米の力に対抗するためとはいえ、日本はそれまで培ってきた多くの日本らしさを失った。神道と仏教の関係もその一つであろう。両者が引き裂かれることによって日本人が失ったものは、計り知れないだろう。竹田氏は『逝きし世の面影』(渡辺京二著 平凡社ライブラリー)をあげて、「それほど優れた社会を築いていた日本のよさが、明治国家の欧米化政策により失われていった」と発言している。そして今も、私たちは失い続けている。

この本は、私も読んだが、きわめて優れた本である。読まれた方も多いと思うが、まだであれば是非一読をおすすめする。

塩沼氏は、その発言のなかで何度か“縁”という言葉を使っていた。自分の周りに表れる現象のすべてを“縁”として受け入れ、決して抗わない。自分にとって不都合な現象であっても決して抗わず、良い“縁”に変えていく。まさしく“和”の思想である。

最後に、武田氏の“福島第一原発事故”に関わる考え方には、私は同調できない。不都合な“縁”であっても、それを良い“縁”に変えていく道がかならずあるはずだ。 


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ありがとうございました



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現代とはなぜこんなにも棲みにくいのか。
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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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