めんどくせぇことばかり 2013年05月
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『東北・蝦夷の魂』 高橋克彦

高橋克彦の本を最初に読んだのは、やっぱり大河ドラマになった『炎立つ』が最初だったか?・・・いや、違うな。『火怨』を先に読んで、『炎立つ』に戻ったんだ。で、『風の陣』『天を衝く』の順番だな。大好きな作家。しかし、この本が出るまで、しばらくのあいだ書けなかったという。あの、東日本大震災以来。

そしてこの本が出来上がった事自体、高橋克彦の東北への思いが底流にある。出版社から声をかけられて、インタビュー形式で、上記の本には表しきれなかった思いや歴史を語ったもの。話は“東北人のコンプレックス”から始まる。
東北・蝦夷の魂東北・蝦夷の魂
(2013/03/15)
高橋克彦

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『風の陣』『火怨』『炎立つ』『天を衝く』の作者。大震災の後、一時、筆を置いた東北の作家が・・・

『大和』と書いて『ヤマト』と読む。このことに疑問をいだいた人がどれだけいるだろうか。あまりにも当たり前すぎて、それを疑問と感じることさえなかったと言ったところが大半では・・・。

なぜ祖先たちは、『日本』という名称を名のったのか。『日本』のもとになった「ヒノモト」。これも、本来は「ヒイノモト」、・・・。このくらいにしておきましょう。これから読む人に悪いから。

この二つの謎解き、なかなか興味深い。

さて、その謎解きとも関わって、“日本”という国がどうやって誕生していったのかが語られる。国譲りを強制された出雲こそ“和”である。“和”は畿内一円から追われ、九州にいついたものは“隼人”と呼ばれ、東北にいついたものは“蝦夷”と呼ばれるようになったという認識が底にある。“和”は“和”である前に、まず“輪”であり、この国に生きる者たちの精神のあり様を著した言葉であった。
東北は朝廷など中央政権に負け続けている。

阿弖流為が坂上田村麻呂に、安部貞任が源頼義に、平泉の藤原泰衡が源頼朝に、九戸政実が豊臣秀吉に、そして奥羽列藩同盟が明治新政府により賊軍とされた。

負けた側の歴史は抹殺される運命にある。五回も負けた東北の歴史はズタズタにされ残っていない。

しかし、東北にもずっと人の営みがあり、古代から現代まで歴史があった。

平成二十三年六月、かつて、奥州藤原時代の首府であった平泉の、世界遺産への登録が決まった。しかし、平泉は、前に一度、世界遺産への登録を逃している。著者は、世界文化遺産にふさわしいとして平泉が提示した『浄土思想を軸とする国造り』が受け入れられなかったという。確かに中世の、極東の、日本という国の片田舎に、“万人平等”を掲げた国造りをめざすリーダーが存在したこと。代替わりしながらも百年にわたって“万人平等”が目指されたこと、確実に実を結びつつあったことなど、簡単には受け入れられる話ではない。

著者は、“現世に浄土を招来しようと本気で努力したリーダーたちが千年前の東北にいた事など、理解してもらえるはずがない”と思っていたという。しかし、平泉は世界遺産に登録された。
自分が苦境にありながら他者を案じる優しさ。ともに手を携える温かな心。苦難に無言で絶える強さ。上も下もない平等のまなざし。あらゆる生き物に対する愛情。それらがメディアを通じて全世界に伝えられた。岩手、宮城、福島、ことごとくが清衡の拵えた平泉文化圏の中にある。世界は知ったに違いない。清衡の拵えた国は滅びたが、その心は今も変わらずその地に暮らす人々の胸の中に残されているのだ、と。
それを教えたのが、東日本大震災と大津波だった。その東北の“優しさ、温かさ、強さ”に、こんどこそ“中央政権”は応えましょう。
   

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『科学でわかる男と女の心と脳』 麻生一枝

人間も生き物ですからね。所詮は生理に支配されてるんですね。でもまあ、社会的な生き物である人間が生理にだけ支配されて人間が行動したら、社会は構成できませんからね。そこで人間は神と契約を結んで・・・、あっと、それじゃ社会契約論。長い年月の経験の中で、より多く、できる限り優秀な子どもを残せる道を探してきたんだな。でもそれって、時には内から湧き出る衝動に背く行為でもあったんだな。だからそこにはいろいろな問題が生じる。それが人間らしいとも言えるけど、・・・むずかしいよねぇ。男と女って。
『科学でわかる男と女の心と脳』 『科学でわかる男と女の心と脳』 
(2010/03/18)
麻生 一枝

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男はなぜ若い子が好きか? 女はなぜ金持ちが好きか? って、そりゃー、若い娘の方が・・・、ねぇ
進化という視点から考えると、動物個体が生きている究極の目的は、生き残り、子をつくり自分の遺伝子を次世代に残すことだ。そして、遺伝子しかもたない小さな配偶子(精子)をつくるのがオス、栄養を含んだ大きな配偶子(卵子)をつくるのがメスだった。

精子は小さくてつくるのにあまりエネルギーがかからないので、オスは一度にたくさんのメスの卵を受精させられるだけの精子をつくることができる。したがって、オスはたくさんのメスと交配すればするほど、たくさんの子をつくり、自分の遺伝子を残すことができる。

一方、栄養を豊富に含んだ卵子をつくるには、たくさんのエネルギーが必要だ。だから、いっぺんにそんなに多くはつくれない。メスがどんなにたくさんのオスと交配しても、できる子の数は自分のつくる卵子の数より多くなることはない。ヒトを含む哺乳類では、ふつう妊娠期間中と、授乳中も子はつくれないので、メスが一生のうちにつくれる子の数はさらに少なくなる。
そんな違いを抱えながら、オスもメスも、最大限、自分の遺伝子を受け継ぐ子を、できる限り多く残そうと努力するところに、考え方、感じ方の違いが生まれてくるというわけだ。

若い女の方が、より多く自分の遺伝子を受け継ぐ子を生んでくれる可能性が高いから、男は若い女が好き。

金持ちの男の方が、より確実に、自分と自分の遺伝子を受け継ぐ子を養ってくれる可能性が高いから。女は金持ちの男が好き。

結婚という制度も、男にとっては、確実に‘自分の子’を女に産ませる制度であるし、女にとっては、自分と自分の産んだ子を男に養わせる制度であるわけだ。

‘ギョッ’っとさせられたのは「子殺し」。なぜ、母親が実の子を殺すのか。進化論的な考え方の基本に立ち返れば、これも‘最終的に次世代に残す遺伝子の数を最大にするために最良の選択は何か’を考えることになる。日本でも、さほど遠くない過去において「間引き」という行為が行われてきている。現代においても、父親にその子どもと自分を養う気持ちがないとき、さらには、子がいることで、新たなパートナーを見つけられる可能性が低減してしまうと考えられるとき、その行為が行われる可能性は高まることになる。

「男が耐え難いのは肉体的な裏切りであり、女が耐え難いのは精神的な裏切りである」
その通り。私は女の肉体的な裏切りなんて許せない。時間と愛情を注いで育て上げる子が自分の遺伝子を受け継いでいないという不安を起こさせる女の肉体的な裏切りは、決して容認できない。女が、より精神的な裏切りを許せないと考えるのは、男が肉体的に裏切っても、自分と子供を養ってくれていれば、子どもを残すという目的は達せられるからであろうと考えられる。
納得してしまった。でも、もっともっと面白い話がいっぱい書いてあッた。最後に、興味深い項目を紹介して終わりにします。
  • なぜ男は浮気っぽく、女は男をえり好みするのか?
  • 男がグラマーな女にひかれる理由
  • 献身を要求する一夜の女は嫌われる
  • 結婚相手に求めるもの 「なくてはダメ」と「あったらいいな」
  • なぜ男は女より地位や収入にこだわり、それを誇示しようとするのか?
  • なぜ女は男より見た目を飾ろうとするのか?
  • 男も女も自分自身の市場価値に見合った男を選ぶ
  • 女のカジュアル・セックスはけっこう疑問
  • 女は妊娠しやすいときに男らしい男にひかれる
  • 男女関係における嫉妬の機能
  • 犯罪者はほとんど男
  • 殺人の被害者の大多数は男に殺される男
  • 女は夫や彼氏に殺される
  • 女が夫や彼氏を殺す理由
  • 相手の合意に基づかないセックスはレイプ
  • レイプ犯のほとんどは顔見知り
  • 義理の親による子供の虐待
第4章の「男女の脳の違い」っていうのは興味深かった。脳の性差は、その平均的な違いであって絶対的なものではない。だから、‘脳の性差を男女差別や固定観念に結びつけないで’と呼びかけている。当然のことだ。しかし、狩猟に出かけた男は空間認知能力やシステム化の能力を伸ばし、一方、家庭を守った女は乳飲み子の変化にいち早く気づき、周囲と心を通わせる必要から共感能力を伸ばしたと、両者の特性を認めてもいる。結局は、互いの立場を尊重し、上手に役割分担をして支えあった男と女が、そうでなかった男と女よりも多くの子を残してきた、ということなのだ。

私はもう、子育ての時期を過ぎてしまったけど、今だっていろいろあるけど、これからもお母ちゃんと仲良くやっていこう。

   
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左翼ジャーナリストが使うひどい言葉 『国境の島の「反日」教科書キャンペーン』 仲新城 誠

2011年から2012年にかけて、八重山が日本全体の注目を浴びた。最初、問題の所在がどこにあるのか、私にははっきり分からなかった。要は、2011年の9月、正規の手続きで決定された育鵬社版公民教科書に対して、八重山採択地区協議会内の一地区である竹富町教育委員会が反旗を翻して東京書籍版公民教科書を採択したことにはじまる。これ自体、大したことではない。非は竹富町教委にあり、しかるべき機関から指導が入り、竹富町教委がそれを撤回すれば済む話だ。ところが沖縄ではそうはならず、問題は複雑化した。

全国紙でも大々的に取り上げられるようになったのは、沖縄県教育委員会が竹富町教委の立場に立って仲裁に入り、育鵬社版公民教科書の‘逆転不採択’を決定したあたりからである。さらに裁定は文科省にも持ち込まれ、‘逆転不採択’を無効としたにもかかわらず、竹富町教委がそれを取り下げなかったこと。文科省が‘教科書無償配布’の枠外を認めて、独自予算による東京書籍版公民教科書に道を開く流れにつながっていく。この間、沖縄のマスメディアは一貫して育鵬社版公民教科書、ひいては育鵬社そのものと、それを採択しようとすること自体を取り上げて騒ぎ立て、沖縄ゆえのわがままを押し通して、‘教科書採択’、‘教科書無償配布’という制度そのものの土台を揺るがせることに、その力を発揮し続けた。
『国境の島の「反日」教科書キャンペーン』 仲新城 誠『国境の島の「反日」教科書キャンペーン』 仲新城 誠
(2013/02/28)
仲新城 誠

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沖縄と八重山の無法イデオロギー

上記の本は、この顛末に関して大変わかりやすく、詳しく書かれている。さて、著者は現在八重山日報の編集長。八重山日報は石垣市、竹富町、与那国町で購読されるローカル紙で、発行部数は6000部。八重山地区における大手には八重山毎日新聞があり、1万4000部。「県紙」と呼ばれる沖縄全域をカバーする新聞は沖縄タイムスと琉球新報で、2社合わせて30万部。この出来事において、八重山毎日、沖縄タイムス、琉球新報は、八重山採択地区協議会が育鵬社版公民教科書の採択を決める前からその批判を始められた。批判は育鵬社版の採択を主導した石垣市教育長玉津博克はじめ、育鵬社版に手を上げた地区協議会メンバーへの個人攻撃も辞さない激しいものとなった。自らのイデオロギーのみを正義とする批判は、その対象を悪と決めつけるもので、個人攻撃を受けた者たちの人権を踏みにじることなど、正義のイデオロギーの前には少しも考慮されるところは感じられない。

日本への編入から沖縄戦、アメリカ軍政下から復帰後の米軍基地の居続けまで、一貫して被害者の立場を強調する沖縄民族主義こそが彼らの正義を支えるイデオロギーである。育鵬社版に書かれた“国境”の問題、つまり尖閣をめぐる支那、台湾との角質は、“日本国”としての問題であり、彼らのルサンチマンをエネルギー源とする民族主義からすれば、決して相容れることのできない存在でしかない。正義を背負ったジャーナリストは、全身全霊を込めて悪を叩く。本書に登場する、それらの言葉を紹介する。正義のジャーナリストと、正義の教育者の、正義の言葉の数々である。
沖縄タイムス
連載『ゆれる「国境の学び」』 2011・8・1~
  • [育鵬社の歴史教科書は、軍が住民の集団自決に関与したことを隠蔽していると断じ、]日本の侵略戦争や植民地支配の加害責任に向き合う歴史記述を『自虐史観』とする歴史修正主義[と位置づけた]。
  • 八重山では沖縄戦記述を歪めた教科書の採択される可能性が増している。
  • 中国や台湾を敵視させるような雰囲気の教科書で教えるのは良くない。
社説 2011・8・17
[改革は]『新しい歴史教科書をつくる会』系の自由社、育鵬社の選定を想定しているのではないかとの疑念が広がる。『愛国心』を強調する両社の歴史教科書では沖縄戦の『集団自決(強制集団死)』について日本軍の関与には触れていない。原因を米軍に求める記述がなされ、沖縄戦の実相からかけ離れている。

『教科書の岐路 八重山の選択』
石垣町教育長の玉津博克は、集団自決の体験者と面会した際、体験者の体験談を表情も変えずに聞いていた。

『八重山教員に危機感「戦争に向かわせる教科書」』(8・17第二社会面)
『教科書選定「憂慮」相次ぐ 退職教員ら4団体声名』(8・19一面トップ)
『史実歪曲 我慢ならん 「集団自決」体験の吉川さん』(8・20社会面トップ)
『杉並・横浜から八重山注視 市民団体、「偏った歴史観」に反対』(8・23第二社会面)

社説 2011・8・24
  • 十分な説明や議論もないままの突然のルール変更、調査員が推薦していない教科書の選定。全てはこのためだったのかと結論ありきの感が拭えない。
  • 認識の偏りなどから、『つくる会』系の教科書を採用している自治体は、全国的に見ても少ない。その中で、なぜ八重山で唐突な動きがあったのか。次々と明らかになる同地域への自衛隊の配備計画と、今回の教科書問題が見えないところでつながっているのではないか。

琉球新報
2011・8・16
[自由社、育鵬社の]教科書は、『愛国心』を強調し、沖縄戦の『強制集団死』(集団自決)への日本軍の関与に触れない記述を貫き、他の五社と一線を画す。こうした特定の教科書の採択を初めから意図した『改革』なのか

『生徒は大人の背中を見ている』 2011・9・1
肝心の子どもたちやその保護者が置き去りにされ、その教科書を選ぶかという教育の課題が政治・社会問題化している。

『八重山協は「意図的」選定で緊急アピール』(8・16一面)
『「史実を伝える教科書を」戦争体験者が訴え』(8・16社会面トップ)
『戦前回帰の教育懸念 現場意見無私を憂慮』(8・21社会面トップ)
『「軍隊の実態伝えて」 八重山教科書きょう選定』(8・23社会面トップ)

住民の会、沖教組八重山支部、沖縄県退職教職員会の抗議声明
  • なんと非民主的で独断的な暴挙だろうと怒りを禁じ得ません。調査員からの推薦もなかった教科書が選定されるのは全国でも例を見ない異常な選定。県民、国民への大きな挑戦
  • 基地問題から子どもたちの目をそらそうとする意図が見え隠れする。日本国憲法や基本的人権などの権利を軽視し、沖縄の米軍基地に関してまったく触れられていない教科書
  • 憲法9条を改正し、戦争のできる国造りへと誘導し、国民より天皇と国家を優先する内容
両紙とも、育鵬社版が選定された直後、協議会の委員名を実名で報道した上で、誰がどの教科書に投票したのかを明らかにする記事さえ掲載した。

『新・沖縄ノート―誰も語れなかった沖縄の真実』 惠隆之介『新・沖縄ノート―誰も語れなかった沖縄の真実』 惠隆之介
(2011/12/21)
惠 隆之介

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著者はいま、沖縄の教育界、言論界では少数派として苦戦を強いられている。彼の戦いの対象は、沖縄県教職員組合、地元マスコミを主体とする極左勢力による異常なまでの言論統制である。話題になった“教科書採択”に関わる問題は、沖縄における“言論統制”を全国に明らかにした点においても重要であった。それら極左勢力に、支那が盛んに働きかけている。

 
「沖縄ノート」と間違えないで。この『新・沖縄ノート』こそ、本当に沖縄のことを考えぬいた、沖縄人の書いた本だと思います。各章とも大変面白いが、第3章の「歴史のなかに見る沖縄の姿」が大変重要であると感じました。

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テーマ : 歴史関係書籍覚書
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アメリカはきれい事で「慰安婦」を語るな❢“GHQは、日本人女性への乱暴を語ることを許さなかった” 

第二次大戦時のフランスにおける性と米兵
時事ドットコム 2013/5/26
第2次世界大戦中、ノルマンディーに上陸しフランスに進撃した米軍兵士の多くが地元女性との性行為に躍起になり、トラブルの種になっていたことを示す研究書が米大学教授によってまとめられ、6月に刊行されることが分かった。ナチス・ドイツからの欧州解放の立役者となった米軍の影の部分に光を当てたものとして注目される。

この本は、米ウィスコンシン大学のメアリー・ロバーツ教授(歴史学)が著した「兵士たちは何をしたのか-第2次大戦時のフランスにおける性と米兵」。米仏両国の資料を分析したもので、同教授によれば、米軍進駐後のフランスでは、公園や廃虚などさまざまな場所で米兵が性行為を行っている姿が見られた。レイプも多発し、数百件が報告された。米兵による買春もあった。

フランス女性たちは既婚者でも米兵にしつこく誘われ、ある住民は「ドイツ占領中は男たちが隠れなければならなかったが、米兵が来た後は女性を隠さねばならない」と言っていたという。

当時のある市長は駐留米軍幹部に苦情を寄せたが、問題は改善しなかった。
戦場における性の問題は、何れにしても各国ともにあまり触れてほしくない問題であることは確かだ。命を賭けた戦場では、性に関わる問題を、日常と同様に取り扱う事自体が間違っている。橋下発言以来、それは常に日常の感覚で論議されているし、日常の感覚で何らかの結論を出したとしても、それは無益であるばかりでなく、大変な禍根をあとに残すことになる。

日常にとどまる父母、妻や子は、愛する息子の、夫の、父の無事を祈りつつ戦場へ送り出している。そういった父母、妻、子の前にこの問題をさらけ出すのがはばかられるのはよくわかる。橋下発言は、それをさらけ出した。各国から矢継ぎ早に反論の手が上がったが、やはり日常感覚からの論議だった。やはり実情を語ることは、なかなかに、はばかられるのだ。その気持はよく分かる。“だったら、日本にだけそれを問うのはやめろ”ということだ。

本来この問題は、各国ともに知恵を絞って対処してきた。軍の管理下に民間業者が慰安所を経営する形もその一つにすぎない。中には、まったく知恵を絞ることなく、兵のやりたい放題に任せた国もある。ロシアや韓国がそうだ。何らかの対処を行った国家であっても、上記のように機能しない場合もある。特に米兵による日本におけるさまざまな問題には、人種差別すら感じる。

2013/3/8 の記事を加筆修正しました。
進駐軍、相次ぎ皇室に非行行為 外交文書公開で明らかに  朝日新聞デジタル 3月7日(木)19時40分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130307-00000029-asahi-soci
マッカーサー
【円満亮太】ライフル銃を持った米兵が皇居の警備担当者から拳銃を奪取。東条英機元首相宅にも米兵が侵入――。米国主導の進駐軍上陸後、米兵による皇居などへの非行行為が頻発し、日本政府が連合国軍総司令部(GHQ)に改善を求めていたことが、7日に外務省が公開した外交文書で明らかになった。

日本政府がGHQに提出した資料によれば、1945年8月末の進駐軍上陸から9月末までの約1カ月の間に、米兵が関係する殺人事件は5件。皇室への犯罪は8件、強姦(ごうかん)は未遂を含めれば44件、誘拐が7件、住宅侵入が18件あった。

公開された文書には、皇室に関係する事件が多数記載。9月5日にはライフルを持った米兵が皇居の桜田門に立っていた日本人警備担当者を脅して拳銃を奪った。21日には鹿児島県で公民館に小型四輪駆動車で乗り付けた米兵4人が天皇の写真を射撃して逃げ去る事件が発生。このほか、一人乗りの米機が京都御所に強制着陸する騒ぎや、神奈川県の葉山御用邸や竹田宮別邸に米兵が侵入を繰り返す事件もあった。
おどろいたりしない。戦勝国による占領だ。「男は殺され、女は犯される。」戦中、多くの者達が言っていたことは、半分当たっていたわけだ。なぜ、私達はそんなことを知らないのか。GHQによる徹底した検閲があったからだ。GHQにおもねったマスコミが、言わないようにしたからだ。 

以下は、GHQの検閲指針です。(昭和21年11月25日付)

(1)SCAP−−連合国最高司令官(司令部)に対する批判
(2)極東軍事裁判(東京裁判)批判
(3)SCAPが日本国憲法を起草したことに対する批判
(4)検閲制度への言及
(5)合衆国に対する批判
(6)ロシアに対する批判
(7)英国に対する批判
(8)朝鮮人に対する批判
(9)中国に対する批判
(10)他の連合国に対する批判
(11)連合国一般に対する批判
(12)満州における日本人取り扱いについての批判
(13)連合国の戦前の政策に対する批判
(14)第三次世界大戦への言及
(15)ソ連対西側諸国の「冷戦」に関する言及
(16)戦争擁護の宣伝
(17)神国日本の宣伝
(18)軍国主義の宣伝
(19)ナショナリズムの宣伝
(20)大東亜共栄圏の宣伝
(21)その他の宣伝
(22)戦争犯罪人の正当化および擁護
(23)占領軍兵士と日本女性との交渉
(24)闇市の状況
(25)占領軍軍隊に対する批判
(26)飢餓の誇張
(27)暴力と不穏の行動の煽動
(28)虚偽の報道
(29)SCAPまたは地方軍政部に対する不適切な言及
(30)解禁されていない報道の公表

・・・何も言うな❢・・・ということだ。日本人の女達が米兵に犯されるのを見てもね。

兵士の非行を取り締まる立場にあった特高は、GHQによって1945年の10月に解散させられている。米軍の上陸は8月末。およそ1ヶ月の間、特高は米兵の非行を調査している。敗戦国の調査組織が戦勝国の兵士の行動を調査するなど、通常考えられない。調査は十分なものではなかったはずだ。それにもかかわらず・・・。

以下は、2013年1月8日の過去記事の抜粋です。
それにしても、アメリカのマスメディアがよくそんな口を利けたものだ。アメリカは米兵が世界で、特にアジアで行ってきた、今も沖縄でおこなわれている行状に神経を配った方がいい。日米地位協定の欺瞞でも暴いてみたらどうだろうか。

大東亜戦争に敗れた日本は、被占領にあたって、日本女性の貞操の危機を真剣に考えた。特殊慰安施設協会RAA:Recreation and Amusement Association 、つまり米兵用の慰安所を設立した。NYタイムズは、これを根拠のない世迷言といえるか。1945年の10月に解散させられる特高が、それまでの間、米兵の不法行為を
『進駐軍の不法行為』という冊子にまとめている。1945年8月30日~9月10日ごく僅かな期間ではあるが、強姦事件9、ワイセツ事件6、警官にたいする事件77、一般人に対する強盗・略奪など424件。特別事件として「葉山御用邸侵入」「二重橋ニ侵入皇居撮影事件」「宮様御用列車ニ同乗未遂事件」などが報告されている。RAAは、1946年、前アメリカ大統領フランクリン・ルーズベルト夫人エレノア・ルーズベルトの反対と性病の蔓延で廃止されるが、その後、米兵によるレイプ事件は激増する。

日本が行っていた慰安所の設置っていうのは、性病対策や現地女性の保護にきわめて有効であった。歴史上のあらゆる戦場と比べてみても、日本兵は“マシ”だったろう。もちろん米兵よりもはるかにね。韓国兵なんか論外だよ、ベトナムの様子見れば・・・。とりあえず、“戦争と性”の問題に関して、アメリカが日本に口出しするのはやめた方がいい。

“戦勝国が作り上げた歴史”について、まだまだアメリカが過敏に反応する必要はない。いずれは問題化することがあるだろうが、日本側の体制はそこまで整っていない。今の日本にとってアメリカは、大切な同盟国である。それでいいじゃないですか。

とりあえず『進駐軍の不法行為』に記された米兵の行状を、いかに紹介しておく。

(以下はSAPIO 2007年4月11日号に掲載された米兵による日本女性レイプ事件の記事。博士の独り言 より転載。あしからず)
八月三十日午後六時頃横須賀市OO方女中、34右一人ニテ留守居中、突然米兵二名侵入シ来リ、一名見張リ、一名ハ二階四畳半ニテ○○ヲ強姦セリ。手ロハ予メ検索ト称シ、家内ニ侵人シ、一度外ニ出テ再ビ入リ、女一人ト確認シテ前記犯行セリ

八月三十日午後一時三十分頃横須賀市○○方。米兵二名裏ロヨリ侵入シ、留守居中ノ右同人妻当○○三十六年、長女○○当十七年二対シ、拳銃ヲ擬シ威嚇ノ上、○○ハ二階ニテ、○○ハ勝手口小室ニ於テ、夫々強姦セリ(以下略)》

同九月一日、房総牛島に米軍上陸。ここでも事件発生。 《○○方ニ侵入セル米兵三人ニ留守番中ノ妻(ニハ)(中略)奥座敷ニ連行、脅迫ノ上ご三人ニテ輪姦セリ》

《九月一日午後六時頃トラックニ乗リタル米兵二名(中略)市内○○ニ来り女中一名(24)連レ去リ(中略)野毛山公園内米兵宿舎内二於テ米兵二十七名(ニ)輪姦サレ仮死状態ニ陥リタルモ(中略)三日米兵ニヨリ自宅迄送り届ケラレタリ》
 
《九月十九日夜十一時頃、(横浜市)保土谷区、出征中○○妻(27)、(中略)ニ侵入シ「ジャックナイフ」デ情交ヲ迫リ、被害者之ヲ拒否シテ戸外二逃避セルヲ(中略)畠(畑)ニ連行、三名ニテ輪姦シタル。更二連中ノ三名ノ黒人兵ガ同所二於テ輪姦逃走セリ》

《九月二日午前十一時三十分頃武装米兵六名ハトラックニテ横浜市中区山手町二ー二番地共立女学校内、校長神保勝也二侵入各室ヲ物色シタル後現金二千七百十圓及ウオルサム腕時計一個ヲ強奪逃走セリ》

《N病院(=中村病院。その後廃業し、跡はビルと道路になった)は三白のトラックに分乗した米兵によって、およそ一時間ちかくも病院じゅうを荒らされた。彼等の総数は二百人とか三百人とかという説もある。婦人患者のうち重症者をのぞく四十故人と看護婦十七人、ほかに十五ないし二十人の付添婦・雑役婦などが凌辱された》

 「彼等は大病室に乱入し、妊婦・産婦・病気の婦人たちのふとんを剥ぎとり、その上にのりかかった」「二日前に生まれたばかりの赤ちゃんフミ子ちゃんは、一人の兵隊にユカに蹴落とされて死んだ」「M子などは続けさまに七人の兵隊に犯され、気絶した」

 そして、「裸でころがっているあいだを通って、侵入してきたときと同様、彼等は表玄関と裏口から引き揚げていった」



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テーマ : 軍事・安全保障・国防・戦争
ジャンル : 政治・経済

『国境の島の「反日」教科書キャンペーン』 仲新城 誠

沖縄タイムス 2013・5・1

 私たちは日本人ですか? 
ことあるごとに本土へ投げ掛けてきた問いを、自らの心に向けてみる時が来たのかもしれない

▼28日、わが国の「完全」な主権回復を記念するとした式典では万歳三唱が起きた。お祝いにはしない、としていた国側の本音が透けて見える。「沖縄が経てきた辛苦に(略)思いを寄せる」とした首相の言葉もうつろに聞こえる

▼沖縄大会では「がってぃんならん」の叫びがこだまし、いつものガンバローよりも、怒りの深さを感じさせた。時を同じくして行われた二つの集会は、東京と沖縄の埋めがたい溝を照らし出す

「差別」「切り捨て」「離縁状を」「独立」などの文字が紙面に並んだ。数々の抗議集会、東京行動…。束になって異議申し立てを繰り返しても一顧だにされない無念の思いが、鋭い言葉の裏側に潜んでいる

▼「沖縄を返せ」の歌詞を「沖縄に返せ」に替えて歌うことが定着し、大会でも合唱された。沖縄のことは沖縄で決めたいという願いに呼応しているのだ。冒頭「民族の怒りに燃える島」の「民族」も別の意味を持って響く

ニッポンは母国にあらず島人の心に流す血を見つむのみ(玉城寛子)。28日付本紙歌壇に寄せられた短歌が重い。もしかすると多くの政治家には、その血潮さえも見えていないのかもしれないが。(具志堅学)

「がってぃんならん」、「差別」、「離縁状を」、「独立」、「沖縄のことは沖縄で決めたいという願い」も、これまでずっと沖縄タイムスが県民を煽ってきたものであり、沖縄タイムスの願いだ。「ニッポンは母国にあらず島人の心に流す血に見つむのみ(玉城寛子)」と、どれだけの覚悟で歌を詠むのか。このような人をどれだけ増やせば気が済むのか。
言いにくい言葉だが、“自分たちが一番苦労した”と
思い込んでる人は見苦しい。

沖縄タイムスには、真摯に歴史を見る目がまったく感じられない。日本化に関しても、戦中・戦後の出来事に対しても。主張するところは、“被害者”の立場からの要求ばかりだ。なにもかも、引きずり下ろす勢いだ。これら沖縄の新聞が、とんでもないことをやらかしていた。
『国境の島の「反日」教科書キャンペーン』 仲新城 誠『国境の島の「反日」教科書キャンペーン』 仲新城 誠
(2013/02/28)
仲新城 誠

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沖縄と八重山の無法イデオロギー

八重山地区教科書騒動の顛末
2010年
2月28日  中山義隆石垣市長誕生 16年ぶりの保守市政誕生
10月1日  現職校長の玉津博克が石垣市教育長に就任
2011年
5月  玉津、教科書選定方法の改革に着手。「八重山採択地区協議会」メンバー変更。調査員報告書内の順位付けと一種絞り込み廃止。
6月27日  協議会総会開始。玉津改革の変更点承認
8月23日  協議会総会(8人)で、公民に育鵬社版が採択される
8月27日  竹富町教委が育鵬社版を全会一致で不採択
9月1日  石垣市教育委員長の中本英立が石垣、竹富、与那国3市町の教育委員全員による「八重山教育委員協会」の召集を要請
9月8日  「八重山教育委員協会」臨時総会で、育鵬社版が逆転不採択となり、東京書籍版が採択される
9月13日  文科省が「逆転不採択は無効」との見解
10月26日  文科省が、協議会の答申に従わない竹富町について「無償給付の対象外」と国会答弁。自費購入は容認
2012年
2月22日  竹富町教委、寄付を受けて、東京書籍版を購入することを決定

革新の砦沖縄に、八重山の離島のこととはいえ、玉津博克による教育改革で「公民」教科書として育鵬社版が導入されるという決定は、確かに唐突にも思われる。しかしそれは、国境が賑やかになったことが原因で、国境についてしっかり触れられている育鵬社版の選択は、国境の町にすれば当然でもある。そう考えれば、沖縄教育界やマスメディアの反応の方が異常であり、玉津博克の改革は正規の手続きを踏んだものであり、しかも長らく無責任に放置されてきた教科書採択を考えれば、改革の必要性は正当であった。

横槍を入れて、文科省の教科書採択システムを無視したのが「逆転不採択」であり、そのイニシアチブを取ったのは、竹富町教育長の慶田盛安三と沖縄県教育委員会だった。そしてその背景にあるのが、長年において沖縄の世論を操ってきた沖縄タイムス、琉球新報といった、沖縄限定の主要マスメディアという構図である。そして、“独自購入”により教科書採択システムの抜け道を許した文科省の責任も大きい。

沖縄マスメディアの特徴は、イデオロギー色の強さにある。“沖縄人の生存と人権を脅かす米軍基地を前面撤去するため、日米両政府との闘争を続ける”という思想である。日本人の抱える沖縄への罪悪感は、沖縄の特別視を容認することにつながり、沖縄イデオロギーに濃厚な“反日、反米”という姿勢は、日本各地で足場をなくしつつある左翼の格好の隠れ蓑となっている。もちろん、沖縄マスメディアも、それを臆面もなく利用している。今では、県民を炊きつけることなど、いとも簡単にやってのける。

“竹富町教委には「自分たちは違法行為はしていない」という方い信念があった”という。彼らは今もわかっていない。自分たちのゴリ押しが、いかに日本の教科書採択制度を不安定にしたか。沖縄のやり方に一石を投じた玉津博克が悪い、“沖縄”の決定を認めなかった日本政府が悪いと、自らを省みようとはしない。イデオロギーは、全てに優先するのだろう。まだまだ今後も、沖縄は激動するだろう。

報道されない沖縄  沈黙する「国防の島」報道されない沖縄 沈黙する「国防の島」
(2012/04/28)
宮本 雅史

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『「戦争中、唯一国民を巻き込む地上戦の行われた沖縄は日本本土の被害を最小限に食い止めるための犠牲であった」、「沖縄には在日米軍基地の大半が集中している」、「我慢の限度を超える騒音だけでなく、米兵による事件、事故の犠牲まで押し付けられてきた」 。沖縄を取り巻く感情は、あまりにも複雑である。その複雑さに耐えかねて、上記のような“被害者像”だけで沖縄を語ろうとするなら、それは“日本”を苦しめ続ける。もちろんそこには沖縄も含まれる。』

上記のような文脈で書かれた本。しかし、『政府は、予算や基地問題でも、他の都道府県の時と同じような感覚で交渉するが、沖縄は違う。沖縄は政府対自治体の交渉をしているのではない。我々は日本国と外交交渉をしているのですよ。それが全く分かっていない。沖縄の歴史を見ればすぐに理解できるはずだが』という沖縄の在り方が今後も続けられるなら、沖縄が傷つけているものは決して‘本土’だけではなく、切り離すことのできない日本の一部である沖縄そのものなのではないだろうか。この本にはそういう視点がある。


『新・沖縄ノート―誰も語れなかった沖縄の真実』 惠隆之介『新・沖縄ノート―誰も語れなかった沖縄の真実』 惠隆之介
(2011/12/21)
惠 隆之介

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沖縄県民が自分の足元を見つめ、前へ進むために書かれた本。今のままでは沖縄はどこへも行けない。本土をへきえきとさせているように見えて、結局は自分が一番傷ついている。これまでも沖縄は血を流してきた。でも、血を流したのは沖縄県民だけじゃない。それに築かなければ沖縄は前に進めない。

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『シェイクスピアの人間学』 小田島雄志

読書好きの少年だった中二の頃、『ベニスの商人』を読んで“ワルモノ”シャイロックがやり込められて「スカッ」とした私は、同じく読書好きな同じクラスの女の子に面白い本を聞かれてこの本を紹介した。多感だったあの頃の教室の真ん中で、私はその女の子から大きな声で質問された。「ねぇねぇ、★★君、ペニスってなんのこと?」
・・・
極めて印象深い物語だ。

ヴェニスの商人…あらすじ

バッサニオはポーシャに一目惚れし、どうしても求婚したいのだが、如何せん先立つものがない。親友のアントニオに借りに行くが、彼もちょうどまとまった金がない。アントニオはバッサニオのために金貸しシャイロックのところへ金を借りに行く。万が一返済不能の場合は胸の肉1ポンド切り取らせるという条件でアントニオは金を借りた。

そのアントニオの不幸を告げる手紙が届けられる。アントニオの船がすべて沈没し、借金の返済ができず、シャイロックから訴えられたのだ。シャイロックはにくらしいアントニオをやっつける千載一遇のチャンスに小躍りした。

バッサニオの愛を受け入れたポーシャは知り合いの裁判官と相談し、夫の親友の危機を救うため、裁判官に変装して法廷に乗り込むが、シャイロックの証文を盾にとった法廷闘争には一点のスキもない。アントーニオ危うし。だが、ポーシャは切り札を隠していた。証文を盾に主張を曲げないシャイロックに対して、ポーシャも証文を盾に攻め立てた。

「肉を切り取るのはよいが、血は一滴も流してはならぬ。この証文には肉1ポンドとのみ書いてある。血を流してよいとはどこにも書いてない。」

こうして、勝訴したアントニオのもとに、船の難破はすべて間違いだったという知らせが入り、めでたく幕を閉じる。

シェイクスピアの人間学シェイクスピアの人間学
(2007/04)
小田島 雄志

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小田島雄志氏がシャイロックについてどう見ているか、興味があって読んでみた
シェイクスピアの全戯曲を翻訳したという著者によれば、シェイクスピアは“王だろうが、市民だろうが、庭師だろうが、台詞を言っている時は世界の中心にいるのです。主人公意識を持って台詞を行っています”ということになるのだそうで、以下、シャイロックがアントーニオへの恨みの台詞をアントーニオの友人たちにぶつける場面。
ユダヤ人には目がないのか?手がないか?五臓六腑が、四肢五体が、感覚、感情、情熱がないとでも言うのか?キリスト教徒とどこが違う、同じ食い物を食い、同じ刃物で傷つき、同じ病気にかかり、同じ薬で治り、同じ冬の寒さ、夏の暑さを感じたりしないとでも言うのか?針を刺しても血が出ない、くすぐっても笑わない、毒を飲ましても死なないとでも言うのか?だから俺たちは、ひどい目にあわされても復讐しちゃあいかんとでも言うのか?
いやいや、立派な主役さながらの台詞。確かにただの敵役とは言い切れないところは、こういうところから来るんだな。なんといっても『ヴェニスの商人』といえば、一番印象に残るのはなんといってもシャイロック。“なんでシャイロックはアントーニオにこんな意地悪を言うんだ”っていうのは、ユダヤ人差別の背景なんてなんにも知らない中二の時にこの話を読んで、一番に疑問に思ったところ。主役といえば“イイモノ”としか思っていなかったから、シャイロックはやっぱり“ワルモノ”。でも、アントーニオもポーシャも忘れても、シャイロックのことだけは忘れなかった。
シャイロックの時代のイギリスには反ユダヤ感情が渦巻いていました。もとをたどれば、一二九〇年にエドワード一世が発布したユダヤ人追放令が生きていて、ロンドンにユダヤ人は、いわゆる非合法で住んでいた。正業につけない彼らの多くが人から嫌われる金貸し業を営んでいました。当時のイギリス人は、金が利子を生むことを罪として否定しながら、やむなく彼らから金を借りることもあり、その罪悪感が屈折して反ユダヤの感情に転嫁していきました。
ということになるなら、ユダヤ人こそがいい面の皮だったわけだ。シェイクスピアはひとえに“ワルモノ”ユダヤ人のシャイロックが、最後には“イイモノ”キリスト教徒にやり込められる話を書いたわけだ。ところが、“一万人の心を持つ”というシェイクスピアがたんに、その時代の人々の共感できる“心”を描けば、シャイロックこそが作中人物でもっとも印象深くなるのは当然の事だった。シェイクスピアは、彼の意図を超えて、「ユダヤ人の悲劇」を描いていたということか。
   

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『日本人を殺そうと思った』 生野“通り魔”

イギリス イスラムテロ白昼のロンドンで刺殺事件
               キャメロン首相「テロ示す強い兆候」

ロンドン南東部の路上で22日、兵士とみられる男性が男2人に殺害される事件が起きた。英政府はテロの可能性があるとみている。容疑者2人は白昼の路上で兵士に襲いかかり刺殺。現場の近くには兵舎があり、報道によると、容疑者らは被害者を刺しながら、アラビア語で「神は偉大なり」と叫んでいたという。警察によると、2人の容疑者は現場に駆け付けた警官に撃たれ、身柄を拘束された。ITVニュースが入手した目撃映像には、血のついた肉切り包丁とナイフを手にした20―30代の黒人男性が、地元のアクセントで「お前たちにもう安全はない。政府を追い払え。政府は国民のことなど気に掛けていない」と語る様子が写されている。フランスを訪問中のキャメロン英首相は急きょ日程を切り上げ、ロンドンに戻る意向を示し、「テロ事件であることを示す強い兆候がある」と語った。
yahoo!ニュース
  「お前、日本人か」

男はそう聞いてきた。年齢は30代か、異様な雰囲気を漂わせる、大柄で太り気味の男だ。男は直後、配達員の男性に包丁で襲い掛かった。腹部に刃を突き立てられた男性は、死に物狂いでその場から逃げ出した。そして午前5時18分、血を流しながらも「男に刺された!」と自ら110番した。

一方の男は血にまみれた包丁を鞘代わりのビニール袋に入れて、すぐそばの商店街まで歩いていった。商店街といっても、車2台がようやくすれ違う程度の小さなものだ。男は、充血した目をぎらつかせながら、道行く人に片端から声をかけて回る。

  「日本人か」

ただならぬ様子を不審がりながらも、ある男性は「そうやで」と応じた。すると男は、おもむろに袋から包丁を抜いたという。男性は慌てて自宅に逃げ込み、難を逃れた。うろつく包丁男に町の人々がざわつき始めたころ、男性は清掃員の女性(63)に話しかけた。男性の110番から6分後、午前5時24分のことだ。

一方の男は血にまみれた包丁を鞘代わりのビニール袋に入れて、すぐそばの商店街まで歩いていった。商店街といっても、車2台がようやくすれ違う程度の小さなものだ。男は、充血した目をぎらつかせながら、道行く人に片端から声をかけて回る。

  「日本人か」

ただならぬ様子を不審がりながらも、ある男性は「そうやで」と応じた。すると男は、おもむろに袋から包丁を抜いたという。男性は慌てて自宅に逃げ込み、難を逃れた。うろつく包丁男に町の人々がざわつき始めたころ、男性は清掃員の女性(63)に話しかけた。男性の110番から6分後、午前5時24分のことだ。

  「生粋の日本人か」
  

「そうです」との答えを聞いたとたん、包丁男は女性を羽交い絞めにし、腹部や背中などを次々と刺した。悲鳴を上げて猛抵抗した女性は、辛うじて男を振り切ったものの、間もなくばったりとその場に倒れた。110番で駆けつけた警察官らが取り押さえ、男は女性への殺人未遂の疑いで現行犯逮捕された。最初の事件から、わずか10分ほどの間の凶行だった。

刺された男性、女性はともに重傷。男は「生粋の日本人なら何人でも殺そうと思った」などと供述しているが、その言動は支離滅裂だという。統合失調症で精神科への通院歴もあると報じられており、大阪府警は現在、刑事責任能力の有無も含めて調べを進めている。
J-CASTニュース

下の記事は、5月22日に大阪の行くので発生した「通り魔事件」である。犯人は“韓国籍の男”と報道されているが、時事通信社は“田仲桂善容疑者 (31)”という名を上げている。通名だろう。

“韓国籍の無職の男性 田仲桂善が早朝から包丁ぶら下げて通りを歩き、行き会う人ごとに日本人であることを確認して襲いかかった事件”

上の記事は、同じ日にイギリスで起こった、イギリスに住む黒人ムスリムによるイギリス人男性を刺殺した事件である。被害者男性は兵士だったという。犯人は地元のアクセントで「お前たちにもう安全な場所はない」と語ったということだが、まるで生野の犯人が言い出しそうな言葉じゃないか。

「お前たち日本人に、もう安全な場所はない」

それでもイギリスはいい。キャメロン首相は「テロ事件であることを示す強い兆候がある」として、対策に乗り出そうとしている。これまでも、イギリス国内のムスリム、その中でも一部のテロリストが引き起こす事件への対策を講じてきている。日本はどうだ。在日外国人の犯罪にさらされながら、それ相応の対策が講じられているフシもない。そんなことをしたら、“ヤレ人権侵害”と《有識者とマスメディア》が許しちゃくれない。犯罪を未然に防ぐこともできゃしない。日本人が声を上げ始めているのは、《有識者とマスメディア》の責任ですよ。

   
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テーマ : これからの日本
ジャンル : 政治・経済

A Living God 『津波救国──〈稲むらの火〉浜口梧陵伝』 大下英治

『津波救国──〈稲むらの火〉浜口梧陵伝』 大下英治『津波救国──〈稲むらの火〉浜口梧陵伝』 大下英治
(2013/03/29)
大下 英治

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安政元年の南海大地震で「稲むらの火」を掲げて村民を津波から救済
この本の中にも紹介されている、ラフカディオ・ハーンが明治三十(一八九七)年に著した『仏陀の畑の落穂拾い』の中に収められた『生ける神(A Living God)』の中の一節である。もちろん、浜口梧陵の津波被災民救済のことを伝え聞いて焼き直した物語である。ハーンは東洋の国の人の献身的努力を、広く世界に伝えていた。
松明―松の木の灯りは、嵐の夜や神社の祭りに使うために多くの海辺の家々に置かれていた。子供はすぐに松明に火をつけ、老人はすぐにそれを持って外に飛び出していった。そこには彼の財産のほとんどに相当する何百もの稲の束が取り込みを待っていた。彼は傾斜地の最も近い端に近寄り、松明でそれらに火をつけた。―年老いた足で精一杯急いで次から次へと。日に干された藁はよく火がついた。だんだん強くなってきた海風は炎を陸の方へ吹きつけた。そしてすぐに列から列へと稲むらは炎に包まれ、空に煙の柱を吹き上げ、それらが混ざり合って一つの大きな雲の渦巻きとなった。

彼は危険に晒されている四百人の命のことしか考えていなかった。・・・浜口は田んぼの端へたどり着くまで、次から次へと稲むらに火を放ち続けた。山寺の小僧が炎に気づき大きな鐘の音を響かせた。それで村人たちは両方の知らせに反応した。浜口は、村人たちが海から急いで海岸に戻り、蟻の行列のように村から走り上がってくるのを眺めた。しかし彼の心配している目には蟻より早いとは思えず、その一時が彼には恐ろしく長く思えた。日は沈もうとしていた。湾のしわのよった海底や広大な斑入りの川柳のような海原が、夕日のオレンジ色に照らされてむき出しに横たわっていた。そしてまだ海水は水平線の方へ引いていた。

ところが実際は、最初の救助隊が着くまでにそう長くはかからなかった。―意気盛んな若い百姓たちはすぐに火を消そ嘘した。しかし長者は両腕を広げて彼らを止めた。「そのままにしておけ❢」と彼は命令した。―「そのままにしておけ❢私は村中のみなにここに来て欲しいのだ。恐ろしいことが起こる、―大変だ❢」
 村中の人が集まってきて、浜口は人数を数えた。
・・・
「稲のことについては」と、浜口は話し始めた。
「子供の言うとおりだ。私が稲に火をつけた。もう村人はみんな集まったか?」

組長と家々の家長等が周りを見回し、丘の下を確認して、「みんな揃っています。もうすぐ来るものもいる。いったいどういうことですか」
「来た❢」と、老人は海原を指さしながら上ずった声で言った。「これでも私がおかしくなったというのか❢」
 

皆の見た東の薄明かりの中に、今まで海岸のなかったところに、海岸の影のような、長く、細く、黒い水平線が見えた。―その線というのは、見つめているうちに太くなり、引き寄せられるように広がってきた。その長い暗闇は押し寄せてくる海水で、絶壁のようにそそり立ち、凧が飛ぶより早く襲ってきた。


「津波だ❢」
浜口梧陵の長男浜口坦がイギリスに留学中の明治三十六年のある日、ロンドンの日本協会の主催で、「日本の女性」という演題で講演に立ったことがあった。講演の後に、一人のイギリス人女声が質問に立った。彼女は、ラフカディオ・ハーンの書いた『A Living God』を読んでいて、こう聞いた。「講演者の浜口と浜口五兵衛との間には、何らかの関係があるのでしょうか」

浜口坦が、浜口五兵衛のモデルになった浜口梧陵が自分の父親であることを告げると、会場は驚きに包まれ、やがて坦は万雷の拍手が彼に寄せられたという。

津波被害ののち、浜口梧陵は私財をなげうって堤防を建設した。たんに次の地震と津波に備えるためだけでなく、被災で希望を失った人々に復興へのきっかけを与えるためでもあった。同時に、浜口梧陵は幕末から明治維新を生き、私たちのよく知るこの時期の時代人と交わった。梧陵はヤマサ醤油の棟梁の家の総領である。本来が事業家である。勝海舟らの時代人と交わり、時にはその経済力で多くの若者を支えた。しかし寄って立つ場所が異なれば、彼自身がを動かす立場に立ったとしても決しておかしくない一流の人だった。

昭和十九(一九四四)年十二月七日、さらに昭和二十一(一九四六)年十二月二十一に、南海大地震が発生している。特に昭和二十一年の地震の際には、五メートルの津波が界隈を襲った。この地震と津波による死者は二三三〇人におよんだ。しかし、広町における死者は二十四人で食い止められた。梧陵の築いた堤防は、昭和の時代にも広町を守ったのだ。


『無私の日本人』 磯田道史『無私の日本人』 磯田道史
(2012/10/25)
磯田 道史

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この国にとってこわいのは、隣の国より貧しくなることではない。ほんとうにこわいのは、本来、日本人がもっている“清らかに生きる”ことへの志向を失うことだ。
『穀田屋十三郎』、『中根東里』、『大田垣蓮月』
この本には、上記三人の物語がまとめられている。最初は、面白く読み進められるのか半信半疑だった。なぜかと言えば、残念ながら、と言っても私の勉強不足故だが、三人とも名前も知らなかった。でも、本を手放す間もないままにこの物語を読み終えた。

彼らの印象は、どことなく濱口梧陵に似ている。梧陵以上に無名の彼らであっても、梧陵同様、“無私の人”なのだ。江戸時代に日本人のすべてがそう思っていたわけではない。でも、多くの者達がそうであろうとした。それがこの国に、数々の奇跡をおこした。今、私たちにはその片鱗でも残されているのだろうか。

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[韓国の様子] イチャモン・竹島・韓国人の性・“原爆は日本への懲罰”

イチャモン
首相が長嶋茂雄氏らへの国民栄誉賞授与後の始球式で付けた背番号「96」は第96代首相にちなんだものだ。だがこれすら「憲法96条改正の主張を思い出す」と、「右傾化」攻撃の材料にする。「ぼやき漫才」ではない。れっきとした韓国一流紙のコラムや社説である。(産経ニュース) 
731.png 大震災被災地の航空自衛隊基地で、練習機の操縦席に座ってみせた首相を攻撃している、というのにはあきれるしかない。
 練習機の機体番号が「731」だった。これは細菌兵器実験をしたと韓国などが「憎悪の的」にしている旧日本軍の部隊の番号だ。だから首相の行動は「他人の傷を意図的にほじくり返す行為」だという。一体どこにそんな酔狂なことを考える者がいるというのだろう。(産経ニュース)

竹島
産経ニュース 2013.5.21
日本人歴史家ら竹島上陸へ

 日本と韓国が領有権を主張する竹島(韓国名・独島)を研究する日本人の歴史家グループが21日、韓国の釜山で記者会見し、23日にも島に上陸すると明らかにした。竹島や、近接する鬱陵島で日露戦争時の戦跡などを調査するとしている。

 釜山の日本総領事館はグループに渡航の中止を求めているという。
 グループは4月に発足した「『竹島の日』を考え直す会」の久保井規夫副代表ら4人。22日に鬱陵島へ渡り、竹島上陸の機会を待つという。
 久保井副代表は会見で「日本は日露戦争遂行のために竹島を島根県に編入し、これが朝鮮半島の侵略につながった。日本政府が竹島の領土問題が存在すると主張することは侵略を反省せず美化する態度だ。調査結果を広く知らせたい」と述べた。
久保井規夫
久保井
長いこと日教組組合員として学校の先生をしてたみたい。解放同盟との揉め事から、日共に見捨てられたらしい。
歴史家という話だが、部落史やってんのかな?
思い込みの激しい、優しそうに見えるけど、暑い人ではあるみたい。
思い込みが激しいと、学問には向かないけどね・・・。
 釜山の総領事館が渡航中止を求めたにもかかわらず、計画を実行に移す姿勢を崩さないということは、現在の日本の方針に従う気はないということ。あんまりひどければ、別件でもなんでも拘束しておかなければ、失われるものが大きくなるものがある。
 中心となっているのは久保井規夫という人物のようだが、“歴史家”を名のっているようだが、果たして歴史で食っているのかどうか。この人物が副代表を務める「『竹島の日』を考え直す会」というのは、尹濚夏(ユンヨンハ)という在日朝鮮人が代表を務めているらしい。お金の出処は、おそらくそんなところだろう。通常、日本では考えにくいことだけど、歴史に捏造のためには金の出し惜しみをしない国も、世の中には存在するということだ。久保井規夫という日本人を前面に出して、こういう意見が日本人の中にも広く存在するかのように印象付け、尹濚夏という在日は後ろにいる。そんなことで“日本人歴史家ら”だかんな。

久保井規夫という人物のこと知ってるわけじゃないけど、“ここまでのことをするような奴はよっぽどお金をもらってるんだろうな”というのが普通の考え。あんまりみっともねぇ真似してくれるなよ。日本人の名前でさ。

性接待・・・慰安婦
 2009年に自殺した韓国女優、チャン・ジャヨンさん(享年29)が、生前に書いた「性接待」の実態を暴露した手紙をめぐり、実際にチャンさんを陵辱した人物の実名とされる約20人のリストが流出していることが10日、分かった。リストには、日本に関わりの深い人物も含まれている。
 既に公開されている手紙で、チャンさんが「悪魔」と呼んだ、韓国政財界やメディア幹部らだ。
ちゃん
こんなきれいな人が・・・
 
性接待
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110310/kor11031021010002-n1.htm
 韓国というのはそういう国。今さら驚くには当たらないだろうに。妓生は韓国一番の稼ぎ頭だったじゃないか。というより、その状況はあんまり変わっていない。日本のナントカさんが「韓国人売春婦がウヨウヨ」とかって言って顰蹙買ってたけど、本当のことじゃん。時をさかのぼって、併合前の韓国もそう。要求されるだけの女を支那に送ってたでしょ。女衒は国を商売の相手に女を集めた。併合期は、国が日本に変わっただけでしょ。まったくおどろくには当たらない。昔のまんまじゃん。

きわめつけ    原爆を落とす自由があるとまでほざき始めた
神は人間の手を借りて人間の悪行を懲罰したりする。最も苛酷な刑罰が大規模空襲だ。歴史には代表的な神の懲罰が2つある。第2次世界大戦が終結に向かった1945年2月、ドイツのドレスデンが火に焼けた。6カ月後に日本の広島と長崎に原子爆弾が落ちた。

これらの爆撃は神の懲罰であり人間の復讐だった。ドレスデンはナチに虐殺されたユダヤ人の復讐だった。広島と長崎は日本の軍国主義の犠牲になったアジア人の復讐だった。特に731部隊の生体実験に動員された丸太の復讐であった。同じ復讐だったが結果は違う。ドイツは精神を変え新しい国に生まれた。だが、日本はまともに変わらずにいる。 

安倍はいま幻覚に陥ったようだ。円安による好況と一部極右の熱気に目をふさがれ自身と日本が進むべき道を見られずにいる。自身の短い知識で人類の長く深い知性に挑戦することができると勘違いしている。

彼の行動は彼の自由だ。だが、神にも自由がある。丸太の寃魂がまだ解けていなかったと、それで日本に対する懲罰が足りないと判断するのも神の自由だろう。 
               (中央日報)
http://japanese.joins.com/article/765/171765.html?servcode=100§code=140        
バカも休み休み・・・では済まないよ。

  
『お笑い不一致』が意外と深い。

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テーマ : 韓国について
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『津波救国──〈稲むらの火〉浜口梧陵伝』 大下英治

津波
紀伊国有田郡広村を襲った津波は六メートルの高さだったという。それを考えれば、2011.3.11に東北を襲った津波はあまりにも巨大である。でも、“東北”という広い範囲にわたって、無数の浜口梧陵がいたことも、また事実。防災無線で避難を呼びかけ続けた女性。危険を犯して水門を閉じに行った消防団員。逃げ惑う車の整理を続けた警察官。多くの人達が“公”を貫いて命を落とした。親を、子を、家族を、友人を救い出すために、危険の中に見を晒したひとり一人の人たち。その後始まる救援の中でも、自分を顧みずに被災者のためを図る自衛隊員、最悪の事態を防ぐため、命を投げ出したに等しい東電職員、止むに止まれず東北に向かったボランティアの人達。

なんと、人のために立ちたい人の多いことか。

『津波救国──〈稲むらの火〉浜口梧陵伝』 大下英治『津波救国──〈稲むらの火〉浜口梧陵伝』 大下英治
(2013/03/29)
大下 英治

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安政元年の南海大地震で「稲むらの火」を掲げて村民を津波から救済

安政元(一八五四)年十一月四日午前十時過ぎ、紀州広村は強い地震に見舞われた。揺れがおさまったあと、浜口梧陵は海岸に向かった。海の様子をみるためである。言い伝えでは、大地震のあとには、しばしば大津波が寄せ来ることがあるという。波の動きが尋常ではない。梧陵は行き会う人ごとに声をかけ、高台への避難を呼びかけた。しかしこの日、津波はやって来なかった。翌朝、村人の多くはそれぞれの家に引き上げた。

その日の午後四時、ふたたび地震が発生した。前日のものとは比べ物にならないほどの大地震となった。安政の南海大地震である。現在、その地震の強さは、マグニチュード八.四と推定されている。揺れは、三度、四度に及んだ。梧陵は家族に避難を促し、海へ向かった。地がさけ、水が吹き出すところもあった。脆い家は崩れ、けが人も出ている。梧陵はむらを走り回り、避難を呼びかけた。

「津波だー❢」

この時の津波は、最高で六メートルあったとされている。梧陵自身、逃げに逃げた。途中、波に飲まれたが、かろうじて小高い丘に流れ着き、ようやく命拾いした。悲惨な状況があたりを覆い尽くしていた。災難を逃れて高台の八幡神社に逃れた者たちも、今や悲鳴を上げて、親を尋ね、子を探し、兄弟を互いに呼び合っている。

午後六時、広村は、第二波、第三波の津波に襲われていた。暗さが逃げる村人の進路を奪い、方角を失った者たちを波が飲み込んでいく。

梧陵はとっさに周りの者たちに命じた。「むらのすべての稲むらに火を放て」

高台にてんてんと広がるすべての稲むらに、火が放たれた。闇の中で、どちらに向かえばいいかわからずさまよっていた人々が、それらの稲むらの火を頼りにして高台に駆け上り、なん人もの命が救われた。その少しあと、一層大きな波が村を襲っていた。

波濤の襲来は、前後四回に及んだが、最後の一波が最大であったという。濱口梧陵の判断が多くの人々を“生”へと導いた。

   

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イーグルス16

Author:イーグルス16

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現代とはなぜこんなにも棲みにくいのか。
前近代から近現代へと変貌し続ける世相の本質をつかみ生き方の支柱を示す。
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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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