めんどくせぇことばかり 2013年11月
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ユダヤ人(覚書)『名著で読む世界史』 渡部昇一


渡部昇一氏の書いた『名著で読む世界史』で紹介されている十三冊の中に、とても気になる本があった。ヒレア・ベロック(一八七〇~一九五三)の書いた『The Jews』という本である。
ずいぶん多くの著作を残している人物のようだが、Wikipedhiaによれば、邦訳されているのは『聖ジャンヌ・ダーク』(1949年、中央出版社)、『奴隷の国家』(2000年、太田出版)、『子供のための教訓詩集』(2007年、国書刊行会)、『ウィリアム征服王の生涯―イギリス王室の原点』(2008年、叢文社)の四冊だけで、残念ながら『The Jews』の邦訳本はないらしい。

とても残念。英語で読める人が羨ましい。

渡部昇一氏の紹介を読んで、とても興味深かったのは、ヒレア・ベロックが二〇世紀前期の段階で、“ユダヤ人が危険であること”を、臆せずにはっきり書いているということ。彼が指摘しているものは、とりあえず、以下の二点らしい。
  • ロシア革命は、ユダヤ人の革命であった
  • 第一次世界大戦で、対立する両陣営に武器を供給して稼いでいた
トロツキーがユダヤ系で、レーニンの母親もユダヤ系であったことは聞いたことがあるが、ボリシェビキの大多数がアメリカから応援に駆けつけたユダヤ人であったというのは知らなかった。さらに、ニコライ二世家族が無残に殺された背景で、没収されたロマノフ王朝の財宝がヨーロッパのオークションに出回り、その恩恵に預かったのがユダヤ人であったということも。

そのロシア革命が発生したのは、第一次世界大戦のさなかである。第一次世界大戦では、ロスチャイルド家の鉱山の鉛で作った弾が、ドイツにも連合国にも売られ、両軍の兵士の命を奪っていた。

長い歴史の中、ユダヤ人はその劣等的立場を攻撃されてきたわけだが、この二つの出来事が、ヨーロッパの人々に、「ユダヤ人は危険である」という意識を定着させていったと、ヒレア・ベロックは警告しているのだという。“ユダヤ人は国境を越えて流血に関わり、国境を越えて巨額の富を蓄えている”、つまり、「ヨーロッパ人の血をすすっている」というところだろうか。

『The Jews』の出版は一九二二年である。その十一年後の一九三三年には、反ユダヤ主義を掲げたヒトラーがドイツの首相になっているのは、渡部昇一氏の指摘する通りである。世界史の教科書では、ヒトラーの“反ユダヤ”は唐突で、ヒトラー個人の精神性に多くの責任が帰せられることが多い。しかし、本当は、ヒレア・ベロックが、すでに警告を発していたのである。

『名著で読む世界史』 渡部昇一『名著で読む世界史』 渡部昇一
(2013/10/31)
渡部 昇一

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混沌とした現代を行くていくための指針

渡部昇一氏の慧眼は、二〇世紀前期にヒレア・ベロックが感じた危機感を、現代国際社会に当てはめたことである。いま、世界経済を動かしているのはアメリカ経済であり、アメリカ経済を動かしているのは連邦準備制度理事会(FRB)である。FRBはアメリカとイギリスの大銀行群で通貨発行権はそこに加わっている銀行だけが持っている。そこでユダヤ系企業が力を持っている。「これがグローバル化の正体です」と、渡部昇一氏も書いている。

長く、国を持たなかったユダヤ人。多くの《国民》にとって国境は自らを守るものであるが、ユダヤ人にとって国境は単なる障害である。その状況で、能力と契約によって生き延びてきたユダヤ人にとって、グローバル化こそは夢の実現であると。

そのような状況にある今、ヒレア・ベロックの『The Jews』はぜひ読んでおきたいものだが、邦訳がないということでは私には・・・。


    

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『名著で読む世界史』 渡部昇一

表紙の写真は“プリマポルタのアウグストクス”で、バチカン美術館に所蔵されている。かっこいいなぁ。足元に配置されるのは女神ウェヌスの子、アモル。ウェヌスはユリウス家を象徴する女神で、その一族に連なるカエサルの後継者であることをあらわしているのかなぁ。
最近は、インターネットその他、情報を手にし、知識を入れるには手段に事欠きません。知識はいくらでも簡単に手に入ります。本書は、そうした情報や知識の提供を目的とはしていません。知識を得るというより、そこから「知の光を得る」「歴史を見る目を養う」ことを目的としたいと思います。
“まえがき”より


もともと知識さえ不足している私だけど、昨今の情報社会についていけない状態では、人前に提示できる知識量では三流以下。あとは人並み以上程度には本を読んだ経験から蓄積された・・・はずの、人間や社会に対する観察眼を自負したいところなんだけど・・・。

そういうわけで、渡部昇一氏の選んだ、“革命的な知の光”を示したと思われる人たちの十二の著作。塩野七生氏の『ローマ人の物語』が含まれているのが嬉しいな。

『名著で読む世界史』 渡部昇一『名著で読む世界史』 渡部昇一
(2013/10/31)
渡部 昇一

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混沌とした現代を行くていくための指針
第一章   ヘロドトス『歴史』なぜ、ペルシャ戦争に向かったのか
第二章   ツゥキディデス『歴史』ペロポネソス伝送を体験した人物が・・・
第三章   カエサル『ガリア戦記』ローマ帝国がヨーロッパに及ぼした影響
第四章   タキトゥス『ゲルマーニア』ローマ人との対比で描かれたゲルマン人
第五章   塩野七生『ローマ人の物語』「物語」としてのローマ
第六章   ドーソン『ヨーロッパの形成』「暗黒の中世」観を転換させる画期的な書
第七章   マキアヴェッリ『君主論』君主に必須な要素は「徳」ではなく「力」と「計略」
第八章   クラウゼヴィッツ『戦争論』戦争を技術論ではなく哲学として・・・
第九章   渡部昇一『ドイツ参謀本部』ドイツ軍におけるリーダーと参謀
第十章   シュペングラー『西洋の没落』西洋が頂点にあるとき、その没落を見つめた
第十一章  チェスタトン『アメリカ史』日米関係を考える上で必要な、アメリカの正体
第十二章  マコーリー『イングランド史』なぜ、イギリス議会政治が栄え、今日に至ったか
第十三章  ベロック『The Jews』ユダヤ人に迫る危機、そして世界史に及ぼす影響              

タキトゥスの『ゲルマニア』、ドーソンの『ヨーロッパの形成』、チェスタトンの『アメリカ史』、マコーリーの『イングランド史』、ベロックの『The Jews』はぜひ読もう。他の本は読んだか、なんかの形で内容はに触れている。

中でも興味深いのは、荒削りな内容のようではあるがチェスタトンの『アメリカ史』。《アメリカに中世はない》というのは、いわれてみればその通り。そして、ドーソンの『ヨーロッパの形成』には、その中世の重要性が語られているらしい。この本では、11世紀ごろ、ゲルマンの好戦的世界が西欧キリスト教的世界に抱合されて騎士道が成立しており、これをもってヨーロッパの統一の象徴としているという。さらに、タキトゥスの『ゲルマーニア』でローマ人との比較で紹介されるゲルマン人を知ることができれば・・・。なんだ、世界史を軽く総なめできるや。

渡部昇一氏はそうやって選んでたってことか。すごいな。『ドイツ参謀本部』も面白かったけど、ドカンと一発、渾身の作品を読ませてもらいたいな。

*『アメリカ史』は、渡部氏の監修で、『アメリカ史の真実』という本になっている。『ヨーロッパの形成』『イングランド史』『The Jews』はちょっと手に入れるのが難しいみたい。残念。


    

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『隠された歴史』 副島隆彦


副島隆彦氏の『闇に葬られた歴史』を読んで、昨日ブログでも紹介した。ちょっと大きな期待を抱きすぎて、少し肩透かしを食った様な気分があるんだけど、歴史に大胆に切り込んでいく姿勢はいつもながらで気持ちいい。

前に読んで感動したのが 『隠された歴史』。仏教の謎に、真正面から体当たり。その本質と、時間の流れの中での根本的変質、姿形を変えて伝播していき、観音・弥勒の姿でマリアを日本に伝えた。この本は面白かった。同時に、視界が開けた。まるで目から鱗が落ちたパウロのように。

隠された歴史 そもそも仏教とは何ものか?隠された歴史 そもそも仏教とは何ものか?
(2012/07/27)
副島 隆彦

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観音・弥勒=マリア
以下は、2012年9月の記事に加筆修正したものです。
釈迦の教え
人間は死んだら全て終わりであり、消滅し、無に帰る。これが釈迦の教の本質である。この真理を知ることが悟りである。これを知り、一人できちんと死んで終われるようにするのが、仏教の修行である。

仏教は基本的に個人救済の宗教である。釈迦は生老病死などの苦しみを解明し、自ら悟りを開くために出家した。悟りを開いた彼は、その境地のまま入滅しようとした。しかし、梵天(ブラフマン)の願いにより、衆生の救済に後半生を用いた。これが慈悲である。
法相宗
人間は死んだら全て終わりであり、消滅し、無に帰る。すなわち、輪廻転生などはない。
大乗仏教
龍樹こと、ナーガールジュナ(150頃~250頃)に始まる。
大乗仏教は強い救済思想であり、衆生救済の思想である。救済思想はキリスト教の一大特徴であり、それが龍樹により、仏教という衣をまとって広められた。大乗仏教の衆生救済しそうは、本質的にキリスト教である。

この時代に花を開かせるガンダーラ美術。ギリシャの技術とともに、その思想やキリスト教が、ごく自然に取り入れられていった。マグダラのマリアは阿弥陀如来、あるいは観音菩薩や弥勒菩薩として、釈迦如来の周囲にひかえた。
禅宗の教え
神も仏も信じない。この世に救済はない。だから己一人、自分自身だけのために修行せよ。他者を助けることなどできない。だから禅宗にはお経がない。
キリスト教
キリスト教=マリア信仰がキリストの死後東へ東へと進んで、2世紀に中央アジア、北インドで仏教に変化した。そして阿弥陀・観音菩薩・弥勒菩薩信仰となって生まれた。この時仏典(大乗仏教)がたくさん書かれた。そして、それらは漢訳仏典(お経)となって中国に入った。
世尊布施論
比叡山で読まれていた漢訳教典。キリスト教聖書そのもので、イエスを人と考えるアリウス派の教え。内容は新約の「マタイの福音書」5~7章の「山上の垂訓」を中心に、「創世記」中のアダムの創造と堕落。イエスの降誕とその生涯、教え、さらに救いに関わるキリスト教の教義が記されているらしい。

この中で世尊と呼ばれるのはもちろんイエス・キリストであって、ブッダではない。法然や親鸞ら、比叡山で学んだ学僧たちの多くが、この「世尊布施論」を読み、影響を受けたことが考えられる。
  

仏教への疑問は絶えない。その本質を解き明かす画期的な本だ。少なくとも、私は待ち望んでいた。まずは大乗仏教の登場によって、仏陀の教えは分裂した。このあたりの経緯に関して、かつて“ひろさちやさんの『仏陀』”を読んだ。
この中では、「出家者を中心とする教団の特権化に伴い、在家信者たちの間には不満が高まっていた。アショーカ王の寄進と仏塔建設により、その管理者としての在家信者が一大勢力となり、仏陀の“救済”の思想を教えの基本とした大乗仏教が生まれた」といった趣旨が語られていた。ひろさんの主張も十分納得のいくものであった。

この『隠された歴史』では、その辺に主張の違いが見られる。しかし、「救済の教えを求める在家信者に、龍樹が“キリスト教の救済思想”で応えた」という考え方が成り立つ。もちろんひろさんと著者の副島さんは、発言の立ち位置がまったく違うわけであるが、副島さんの考えを主とし、ひろさんの考えを従とすることで、私にとっては一本筋の通った理解が得られたと思う。ただし、副島さんは小乗にこそ仏陀の本来の思想が語られていると言うが、すでに教えの独占による利益を得ていた教団が仏陀の真意を伝えてきたというのも、なかなかしっくりはいかない。この点、副島さんご本人が書かれているが、宗教界も政治の世界とかわりはない。ともかく、在家信者が求める形に仏教は装いを新たにしたということだろう。

これで、今まで抱えてきた仏教の関する疑問の多くが解決にされていくように思える。それに加えて、本書の中では支那王朝変遷史の中で重きをなす“民衆の反乱”に、“救済思想としてのキリスト教”の影響を強調している。これは支那史、さらには古代史における人の流れ、思想の流れに新風を吹き込むことにつながるのではないだろうか。


    

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『闇に葬られた歴史』 副島隆彦

副島隆彦氏の書いた本ということと、『闇に葬られた歴史』という題名から、読むのが楽しみで楽しみで・・・。でも、取りあえず先に読まなきゃいけないのが何冊かあって、横目でチラチラ見ながらやせ我慢して。ようやく読めました。待ち時間が長くて、期待を膨らませすぎた。まあ、面白く読ませてもらったけど・・・。その程度の読後感だった。これは決して著者の責任ではない。著者と題名に平常心を失った私が悪い。前の、『隠された歴史』が面白かったからなぁ。

誤解を受けないように繰り返すけど、期待を膨らませすぎた私が悪いのであって、当たり前以上に面白かったですよ。


『闇に葬られた歴史』 副島隆彦『闇に葬られた歴史』 副島隆彦
(2013/10/29)
副島 隆彦

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歴史には触れてはいけない部分がたくさんある
第一部 戦国・江戸時代編
第一章  信長を殺したのはイエズス会勢力だ・・・八切止夫説を支持する
第二章  徳川家康の正体・・・村岡素一郎『史疑』を蘇らせる
第三章  本当の戦場とはどういうところか・・・藤木久志説を支持する
第四章  松尾芭蕉とは何者か・・・江戸幕府の公儀隠密たち
第二部 古代編
第五章  天皇とは「天の煌き」という意味で「北極星」のことである・・・斎川眞説を支持する
第六章  日本は漢代の華僑が作った・・・『日本史の誕生』の岡田英弘学説を支持する
第七章  聖徳太子は蘇我入鹿である・・・関裕二説と藤枝晃の研究を支持する
 
たくさん盛り込まれすぎているが、それぞれはとても簡潔に書かれている。だからどうしても、この本で初めて触れた話には説明が不足して強引過ぎる印象を受けるし、すでに元になる説を現物で読んでいるものに対しては物足りないし、やはり説明不足でインパクトに欠ける。岡田英弘氏の『日本史の誕生』みたいに、ぜひ読んでみようという本を紹介してもらって参考になったけど、全般的には、やっぱり《他人のふんどし》感は否めない。華僑勢力とそれに対する民族主義に置き換えての説明も、私にとっては言葉足らずに感じられ、いまいちピンとこない。

全体をつらぬく《属国・日本論》に関しては、属国の定義次第で、何の文句もない。もちろん、現代も含めて。なにしろ、外交と防衛の決定権(もちろんそれだけではないが…)を決定的にアメリカに掌握されている国なんだから。

それから福島隆彦氏にはありがちなんだけど、この本では学会内外での論説の相違に関する攻撃的な意見が目についた。そういったことを明らかにすることは、学問の世界では必要なことはよく分かる。でもこの本は一般書だし、私は興味が無い。福島隆彦氏の歴史に対する切込みを楽しみにしている一人なので、そういうことは別のところでやってもらいたいというのが正直な所。

    

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稀勢の里 白鳳戦(九州場所十四日目)の万歳三唱

相撲の大ファンです。なかでも、稀勢の里は、萩原という本名で土俵に上がっていた頃から注目してきた。「稀な勢いで駆け上がる」という願いを込めて“稀勢の里”という四股名に変わった頃には、その名の通り、順調な出世を疑わなかった。

しかし、恵まれた身体に慢心したか、捌きが上達せず、ほかにも詰めの甘さ、勝負に向けての心の作り方など、多くの欠点を露呈して、出世が遅れた。それでも、少しずつ、少しずつ、相撲がうまくなった。詰めでは腰をどっかり落として相手を寄り切る形を身につけて大関昇進。栃東、魁皇引退後は、モンゴル勢に太刀打ちできる力士もない状況で、稀勢の里への期待は高まった。

最後に残った課題は、“立ち合い”と“心”。今場所、十三日目、十四日目に行われた二人の横綱との勝負は素晴らしかった。びっくりしたのは、出足の鋭い日馬富士、白鳳の両横綱に立ち勝ったこと。それ以上に、そこに至る心の作り方だ。風格では白鳳と五分五分、日馬富士に対しては、完全に上を行っていた。



ほんとうに嬉しい相撲だった。もしも今場所で見せた風格が本物なら、・・・。期待は高まるが、これまでにも何度も裏切られた。期待はほどほどに、もし本当にそうなったら、そうなったときに喜ぼう。

それはそれでいい。《それでいい》では済まされないのは、客席から自然発生した万歳三唱だ。場所に駆け付けた観客が熱狂するのは分かる。それだけ稀勢の里に対する期待が大きいのも分かる。だからと言って万歳三唱はない。力士たちはお互いのすべてをぶつけあった勝負でも、終われば一礼をして土俵を下りる。この時、負けた白鳳も一礼をして土俵から下りている。勝ち負けは礼で段落がついている。それを客席から蒸し返しては、次の勝負への遺恨にしかならない。

たしかに、モンゴル勢の相撲には美しさに欠ける部分がある。張り差し、張り手、かち上げ、強引に相手の頭を押さえつけて、ときには髪や髷に影響するのもお構いなし。十三日目、切羽詰まった日馬富士が稀勢の里を強引にこてに振ったが、相手が負傷することへの頓着など微塵も感じられなかったし、むしろそれを望んだのではないかとまで思わせる行為だった。

《それでも》、である。勝負には清々しさが必要である。稀勢の里はそれをつらぬいている。他にも、そういう力士は決して少なくはない。ならば、応援にも清々しさが求められていい。

「白鳳もいい相撲だった。次は負けるなよ、横綱」という声がかかってこそ、次の勝負が楽しめる。

もう一つ、最近、テレビに映りやすい客席で、力士の名前を半紙程度の紙に書いて応援している人たちが目につく。気持ち悪い。なんかの宗教団体の刷り込みのようだ。どうして応援している《私》をテレビにアピールする必要がある。


   

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日本人お断り

ロッテシネマネットカフェより
LOTTEグループ系列のロッテ・シネマの建物にあるネットカフェが掛けた横断幕
「日本人の入店お断り。入りたいなら'竹島は韓国の領土’と3回言うこと」
http://www.hoshusokuhou.com/archives/34307951.html
日本人お断り 
일본사람은  입점을  받지  없습니다    출입을하고자   하는  사람을  “독도는 한국땅”  이라고  세번  외치인  PC방을・・・

事態は、すでにここまで来てしまっているんですね。とても残念です。このような横断幕を出した者にも、この横断幕に同調するものにも、笑いながら行き過ぎるものにも、意に介さず行き過ぎるものにも、・・・とても残念です。“このようなことはするべきではない”と、考える人々を除き、韓国は異常です。

日本に帰化した先輩がいて、学生の頃お世話になりました。恩人と言ってもいい人物で、いまでも尊敬しています。韓国への関心は、そこからと言ってもいいほどです。

それだけに・・・、残念でならない。いま、気持ちが逆に振れすぎないように・・・、そう心がけています。

この一年の間に読んだ、韓国に関する本の中から、何冊か選んで、そのときに書いていたことを並べてみました。

日本人と韓国人が殴り合いの喧嘩をしていた。
やがて警察がやってきて仲介に入った。
韓国人が口を開いた。
「とにかく滅茶苦茶な話なんですよ」
韓国人は日本人を指さして続けた。

「そこの生意気日本人が、私に殴り返してきたのが喧嘩の発端なんです」

的外れとは言わないが、少なくとも本質は射ていない。

それでも、金惠京さんの志は尊敬に値する。だけどそれだけに、今後、彼女は苦しむはずだ。おそらくこれまで以上に。彼女が日韓を思えば、必ずこれまで封印してきた“韓国”そのものと向き合わなければならなくなる。彼女のような人間には相応しくないが、安易に流れるなら、私はため息を付いて済ます。泣きながらもがき苦しむなら、なんとか彼女を支えてあげたい。


第1弾の『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』は、古今東西、各界の著名人が見た、感じた支那観、朝鮮観、日本観を中心に、歴史的、地理的、文化的に検証された三者の差異が語られていた。それに対して、第2弾の『日本人が絶対に理解できない中国人と韓国人』は、三者のみならず、世界中の最新データを用いて支那人、朝鮮人、日本人の違いが浮き彫りにされている。

古来より、支那から直接、または朝鮮半島経由で入ってくる文化に強い影響を受けてきた日本は、両地域に特別な感情を抱いてきた。明治となり、その感情を持ったまま、開明された三地域の同盟により西洋列強の圧力をはねかえそうと両地域に接していった日本は、両地域の体たらくに唖然とさせられたわけだ。福沢諭吉の脱亜論。【惡友を親しむ者は共に惡友を免かる可らず。我は心に於て亞細亞東方の惡友を謝絶するものなり】あれは福沢諭吉の‘悲鳴’だったろう。著者は、日本人に、早くそのことに気づかせようと、懸命に書いている。


読後の感想は・・・、‘すっきりしない’ということだった。

「独島は韓国固有の領土」、「日本の歴史認識は間違っている」と言われて、「竹島は韓国に不法に占領されている」、「韓国人こそ歴史を正面から見るべきだ」と言い返す。その日本人からの反論に対して、「韓国人をそんなにあおらないでほしい」と言われたらどうか。

自分が甘えていることが、わかっているだろうか。

呉善花氏によれば、それは戦後の韓国が、対日民族優越主義を最大の柱にして民族アイデンティティを作り上げてきたからだという。日本(人)評価とそれに関わる韓国(人)評価はある限界値をもっていて、この民族アイデンティティの根幹を揺るがさないものである限り可能となっており、そこに触れた途端に、凄まじいウリ民族の排他性の情緒が吹き出すのだという。
 
いつまででも待ちましょう。それまでは「近くて遠い国」で・・・。
ああ、この時はまだ、心に余裕があった。“いつまででも待ちましょう”などと書いている。しかし、韓国の「日本人の 入店お断り」という論調は見過ごせない。このような横断幕が見過ごされる国は、日本人にとって危険です。日本人は、そう認識するべきだし、日本人がこれを見過ごすのもよろしくないと思います。 
エスタブリッシュメントに属する人々は汚れた大金を懐に入れ、ふんぞり返って高級車に乗り込む。自分では決してドアの開け閉めもしないし、バッグすら持たない。

四方から支えられた猫車(一輪車)に乗って、ふんぞり返っていた両班の姿が浮かび上がってくる。

建物も服装も乗り物も、外国人観光客の目に入る文化的外観は全て変わった。しかし、この国の文化文明の本質的な部分は、李王朝時代より進歩したのだろうか。



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『悪韓論』 室谷克実

しばらく前から《歴史》や《社会》の分野でランキングに登場していた本で、題名から気になっていたが、どうも直截すぎて後回しにしてしまった。この前に紹介した『日本が戦ってくれて感謝しています』はさらに直截的だが、題名から歪められた日本の歴史を問い直そうという意気込みと分かる。『悪韓論』は自分のことではなく、他国、しかも最隣国である韓国に対して、あまりにも攻撃的すぎないか。韓国の振る舞いに対して言いたいことは山ほどあるが、それを《悪》と断ずるまでの必要があるのか。そう感じていた。

そんな考えを日本人的というなら、韓国はそれを日本の《弱さ》ととらえてつけ込んでくる。つけ込んでくるにはそれなりのわけがあるだろうと相手の立場を慮ろうとする日本の《弱さ》に、彼らはさらにつけ込んでくる。そんなところに、著者があえて本書に『悪韓論』と名づけた理由があるのだろう。「強きに阿ね、弱気につけ込む」韓国人の姿勢。それが日本に対して遺憾なく発揮され、日本がどれだけの国益を損ねているかを考えれば、私たちはそれを《悪》として対処しなければならないということだろう。

『悪韓論』 室谷克実『悪韓論』 室谷克実
(2013/04/17)
室谷 克実

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悪しき韓国について論じた書

序章  李王朝の昔から続く宿痾
滅私奉公とは逆の価値観儒教は武器、儒教に基づく政はなかった
水の漏れない桶・樽も作れなかったので「君子不器」の精神で世は回る
第一章  韓国コンプレックスに陥ることなかれ
韓流オバさんの世迷言教育熱強国であることは間違いない
法定最低賃金を守らなくても処罰されない国失業率優等生国、その統計の「裏側」
「サムスン財閥」の雄姿に潜む歪み
第二章  格差王国の身分制度
大卒でなければ人間扱いされない大手財閥系はブルーカラーも高給
オフィスの人口密度が違いすぎる「大部屋重役」のいない国
一社に社長が十六人?進歩系労組が《職場世襲》を要求
第三章  就職浪人大国の悲惨
大卒新入社員の平均年齢は二十八歳超国民の〇.六%が「留学ないしは遊学中」
米国には韓国人専用大学が?兵隊のライタイハンの次は留学生のコピノ
大学を出ても半数は職がない「学歴過剰大国」症は昂進する
「ニート大国」症候群も悪化するカップラーメンと焼酎で「消日」
第四章  短期退職者が溢れる国に匠はいない
「超」短期退職者がいっぱい一番人気・最も尊敬される企業でも
どんな汚い術を使おうと勝てばいい鉄拳制裁健在、七三%が《会社うつ病》
四十五歳定年の仕組み最高のバイトは事務補助、最低は・・・
生産職は定年延長、事務職には希望退職ヒムドゥロヨとケンチャナヨの大合唱
第五章  長時間労働大国の怠慢
OECD労働党系の罠「韓国人は勤勉」とは外国人観光客向け
自分の名字も漢字で書けないソウルの板長が吠えた
怖いからKTX乗車はご遠慮します
第六章  嘘吐き大国は《外華内貧》で老人自殺大国
韓国紙にここまで載っているのに嘘を重ねて自縄自縛になること
大統領夫妻が美容整形した輝かしい歴史結婚「式」だけの費用が年収を上回る
子育てと産業化に邁進した高齢者は今
第七章  詐欺大国の上に訴訟大国
「謝罪させたい」という欲望保険金詐欺は医師の協力が不可欠
交通事故の入院率五八・五%、日本の九・五倍請求権、詐取を企図して詐欺に遭う
「犯罪大国」でもある国民の一%超が年に一回告訴する国
第八章  国際法廷を逃げ回る訴訟大国
第八章  高級マンションはヤミ金大国の象徴
世にも不思議な伝貰というシステムヤミ金市場があるから成り立っている
「資金の出所は一切問わない」と呼びかけた軍事政権本当は賭博大国
静かな下落で「損切り」できないままリーマンショックを奇貨としたウォン安操作
関心事は給料日とカード決済額家計負債という時限爆弾
第九章  お笑い欺術大国、だから原発が恐ろしい
就職のために金を払うか―イエス三〇%超月給の何倍も稼げるから
原発「不正部品」納入の闇「技術大国」ではなく「欺術大国」
超公然たるキックバックの手法があった
第十章  恩赦大国に腐臭なき人はいるのか
「民・明汚職」の常識警察官とは、昔から悪い人の代名詞
朴槿恵が首相候補に指名した元憲裁所長もお笑い「就任二十五周年記念でグループ内恩赦」
終章  韓国型生活様式が内包する売買春天国
ついに「グレート・コリア」の主張が出た総合でも「大国」になってしまった
李王朝時代より進歩したのか

目次の様子だけ紹介しました。ん~。失敗だったかもしれない。これに目を通しただけで、もしかしたら今、ゲップが出ちゃった人はいませんか。とても心配。でも、ぜひ手にとって読んでみて下さい。どんな国でも隣国は隣国。いやでも袖がふれあうんですから。

    

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整形と捏造(覚書) 『悪韓論』 室谷克実

整形手術
私の感覚では、病気や事故で必要が生じ、日常生活を営んでいくために行うものという感覚がある。あくまでも医療行為としての整形である。しかし、この本でも取り上げられ、韓国において当たり前に行われているというのは、美容としての整形である。

日本だって、二重まぶたにするとか、鼻をちょっと高くするとかいう話は聞いたことはあるが、まず自分の周りにはいない(たぶんね)。いたとしても、通常、人には知られないようにするという感覚があるから、分からない。それが韓国ではそうではないらしい。
ミスコリアちょっと前に話題になった「ミス・コリア」の出場者たちの写真。これには驚きましたね。みんな同じ顔で、・・・エッと、・・・一体どうやって区別をつけてるんでしょう。

この間、初孫が生まれたんだけど、この人たちに子供が生まれたら、とりあえずは、“まぁ~、かわいい。お母さんにそっくり。目が二つで鼻と口が一つずつだわ”ってことになるわけでしょうか。

ゾッとしますね。

『悪韓論』 室谷克実『悪韓論』 室谷克実
(2013/04/17)
室谷 克実

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悪しき韓国について論じた書


本書でも語られていますが、韓国は儒教の国ですよね。李氏朝鮮で本格的に儒教を取り入れ、支那で満州族が支配する清朝が起こってからは、儒教の本場さえ自負していたわけでしょう。その国で、整形がここまではびこるっていうことは、一体どういうことでしょう
『身体髪膚、これを父母に受く。敢えて毀傷せざるは、孝の始めなり。身を立て道を行ひ、名を後世に揚げ、以て父母を顕はすは、孝の終りなり。それ孝は親に事ふるに始まり、君に事ふるに中し、身を立つるに終る。」(孝経)

親孝行っていうのは、“親のために”だけ行われるものではないと思うんです。これは祖先から連綿と続くつながりを大事にするという意味で、血のつながりを基本とする集団の中でアイデンティティを確立することの重要性をも言っていると思うんです。

整形とはそれを否定する行為だと思うんですね。つまり、先祖から連綿と受け継がれてきたものを忌むべきものとして否定する行為。それは先祖から受け継がれてきた歴史を、忌むべきものとして捏造する、韓国人の得意技と同じ根っこでつながっている行いでしょう。

彼らは本来とは異なる歴史をご先祖さまに背負わせ、ご先祖さまの顔を整形後の自分に似た顔にすげ替えていることになるわけです。過去を現在の自分に従属させてしまっては、現在における横のつながりは成立しません。同一の人物であっても、一人ひとりの整形後の顔に従属させられたご先祖さまの顔は、まったく違うものになってしまうからです。

いや、違う。上の写真のことを考えて見るならば、彼女たちの区別がつかないように、ご先祖さまも、まったく区別がつかなくなってしまいますね。

そのような状態で健全なアイデンティティを確立することは不可能です。韓国人の行なっていることは極めて危険です。昨今の韓国から聞こえてくる異常なニュースの背景には、そういったことが関係していると思います。

韓国は、儒教道徳の尊重される国家ではありません。


    

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『日本が戦ってくれて感謝しています』  井上和彦

「TOURIST FROM EVERY COUNTRY WHO VISIT THIS ISLAND SHOULD BE TOLD HOW COURAGEOUS AND PATRIOTIC WERE THE JAPANESE SOLDIERS WHO ALL DIED DEFENDING THIS ISLAND」
米太平洋艦隊司令長官C・W・ミニッツ提督

『日本が戦ってくれて感謝しています』  井上和彦『日本が戦ってくれて感謝しています』  井上和彦
(2013/09/29)
井上和彦

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アジアが賞賛する日本とあの戦争
『日本が戦ってくれて感謝しています』

その題名のままの内容を持った本です。疑いも持たず、その題名のままに受け入れて大丈夫です。外角低めから外に外れるスライダーを心配する必要はありません。外、外を突いた後、いきなり内角にビシッと切れ込んでくるんじゃないか。内角高めでのけぞらせた後は、外角球で及び腰、なんて心配も一切無用です。

ど真ん中ストレート。このピッチャーはそれだけしか投げません。ただし、かなりの剛速球。あなたも振り遅れないように準備して、真芯で受け止めて下さい。
第一章 【インド】 独立戦争をともに戦ってくれて感謝しています
インパール作戦は対英独立戦争
日本軍は《解放軍》
東条英機首相は英雄
インドというオプション
インド国民軍の日本軍への感謝           
日本兵が守ってくれた
ガンジーの愛国心

第二章 【フィリピン】 白人への最後の抵抗と勇気を敬っています
アジアの中の《ラテン》
独立を封殺した《アメリカ帝国主義》
《死の行進》の実相
マニラ軍事裁判は復讐劇
「大西中将は武士」
「あの人たちはヒーロー」
サンチャゴ「記念碑」への疑念
写真が語る日本軍の実像
敵前逃亡と「アイ・シャル・リターン」            
神風特別攻撃隊の誕生
白人の横暴への最後の抵抗
《犬死に》ではなかった特攻隊
第三章 【パラオ】 打電「サクラ・サクラ」は武勇の象徴です
日本統治時代の遺産
「天皇の島」ペリリュー
「大山」山中の白い魂
称賛される東條氏の《勇気》
17人の水上決死隊
敵将ミニッツからの賛辞
「ダイジョウブ」を口にする人々    
強兵どもが夢の跡
米軍が恐れた中川大佐の教訓
執念の集骨
ナカムラ大統領の誇り

第四章 【台湾】 「大和魂を持っていた」と胸を張っています
《老台北》との出会い
二・二八事件と《幌馬車の歌》
文豪を引きつけた台湾
幻想と現実
最高の助っ人、生命の恩人
明石元二郎が遺した《日本》
「私が死んだら靖国神社に入れますか?」
戦前風の日本人との邂逅
日本は《元日本人》のものでもある
「教育勅語」を教える学校
後藤新平と許文龍
自分の国を愛しなさい
日本の伝統的価値観の尊さ
台北は「日本建築博物館」
「日本のために一生懸命戦いました」                      
六氏先生と芝山巌精神
高砂義勇隊
「私は下のものだから・・・」
靖国神社での再会
「私は大和魂を持っていた」
八田與一の功績
台湾で歌われる君が代
アジアの盟主となれ
司馬遼太郎からの手紙
対中外交と台湾

第五章 【マレーシア】 アジアは英米と対等だと奮い立たせてくれました
マレーシア攻略戦の大義
日本軍上陸が歓迎された理由
アジアを勇気づけたマレー沖海戦の大戦果
《世界一》の電撃戦
橋梁250分の物語
F機関とインド独立運動
無敵・島田戦車隊
マレー人が守り続ける殉難碑
「日本軍はマレー人を一人も殺していません」
マレー半島最南端の町
日本人の誇りを教えてくれた町
親日の理由
タイ王国首相の感謝
武士道と騎士道の戦い
電撃作戦を助けたマレー人
二人の《虎》
ジョヨヨボの予言
奇妙な独立記念碑
ある女性教師と歴史教育
多民族国家マレーシア
自国の悪口を流布する日本人                                      
驚くべき事実

李登輝


かつては学生として〈日本人から〉教えを受け、さらには実務家として〈日本から〉多くの学んだ私としては、日本が持てる力を十分に振るえずに停滞している姿を見るのはつらい。また国際社会において、意外なほど幼い行動を取るのを目撃するのは、実に残念な思いがする
李登輝


    

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安重根…李朝末期の両班 『朝鮮紀行』 イザベラ・バード

産経ニュース 2013.11.19
「安重根の記念碑建立進んでる」 朴大統領、中国に謝意
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131119/kor13111908040000-n1.htm
あいかわらずの支那・韓国。なぜ、国際情勢も知らず、大韓帝国内の将来にも盲目な安重根を英雄扱いするのか。大韓帝国の併合に消極的だった伊藤博文を暗殺したことを考えれば、彼はむしろ併合を促したような人物でもあるのに。

日本の敗戦によって、朝鮮の将来は、日本人とともに半島の近代化をめざした人々にゆだねられてしかるべきだった。しかし、それらの人々も、日本の敗戦による独立を、敗戦国としてではなく、戦勝国として受け入れることを望んだ。そのために戦後の成り行きは、半島の将来に盲目であり続け、近代化に背を向け続けた者たちに牛耳られることになった。


以下は、2011年12月2日の記事を加筆修正した物です。
安重根は両班の家の長男として生まれた。
李氏朝鮮時代における両班は、両班、中人、常人、奴婢、白丁からなる身分階級の最上位に君臨した。 高麗王朝時代の両班は、科挙で選抜された官僚制をさす言葉であったが、朝鮮王朝時代になると時代が下るほど、最上級の身分をあらわす言葉となった。 (*何代にもわたって官僚を出さないと、その身分を剥奪されるとも言われるが、実際には何となくその身分に居座ったようである) 安重根は、大韓民国の政治に責任のある立場だったと言うことである。

イギリスの旅行作家イザベラ・バードの『朝鮮紀行』にこうある。
朝鮮人官僚界の態度は、日本の成功に関心を持つ少数の人々をのぞき、新しい体制にとってまったく不都合なもので、改革のひとつひとつが憤りの対象となった。官吏階級は改革で「搾取」や不正利得がもはやできなくなると見ており、ごまんといる役所の居候や取り巻きとともに、 全員が私利私欲という最強の動機で結ばれ、改革には積極的にせよ消極的にせよ反対していた。政治腐敗はソウルが本拠地であるものの、どの地方でもスケールこそそれより小さいとはいえ、首都と同質の不正がはぴこっており、勤勉実直な階層をしいたげて私腹を肥やす悪徳官吏が跋扈していた。このように堕落しきった朝鮮の官僚制度の浄化に日本は着手したのであるが、これは困難きわまりなかった。名誉と高潔の伝統は、あったとしてももう何世紀も前に忘れられている。公正な官吏の規範は存在しない。日本が改革に着手したとき、朝鮮には階層が二つしかなかった。 盗む側と盗まれる側である。そして盗む側には官界をなす膨大な数の人間が含まれる。「搾取」 と着服は上層部から下級官吏にいたるまで全体を通じての習わしであり、どの職位も売買の対象となっていた。
『朝鮮紀行』 イザベラ・バード
『朝鮮紀行』 イザベラ・バード

(1998/08/10)
イザベラ・バード

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英国人女性旅行家 イザベラ・バードが描く十九世紀末の朝鮮の素顔
1909年10月26日、安重根はハルビン駅で伊藤博文の暗殺に成功した。 逮捕された安重根は、伊藤博文暗殺理由を15項目あげている。
1 韓国王妃の殺害を指揮した
2 日韓議定書を強要した
3 第二次日韓協約を強要した
4 韓国皇帝の廃位を図った
5 韓国軍を解散した
6 旧軍兵士の反乱を鎮圧した
7 韓国の政治、その他の権利を奪った
8 韓国の学校教科書を焼却した
9 韓国人民の新聞購読を禁じた
10 韓国の不正役人に金を与え、勝手に第一銀行券を発行した
11 国債を募って役人の間で勝手に分け、また土地も奪ったと聞いている
12 ロシアと戦争をして東洋の平和を攪乱した。韓国人2000万はみんなおこっている
13 韓国保護に名を借り、不利益をもたらしている
14 孝明天皇を暗殺した。韓国人はみんな知っている
15 韓国人はみんな怒っているのに、天皇は世界に対して韓国は無事だと言っている

イザベラ・バードの文章を読んだあとでは、すべてがむなしい。 半径数mしか視野を持たない稚拙な論でしかない。
どの一つをとっても、同じような仲間と愚痴をこぼしあっていた内容だろう。

ドイツ エルウィン・ベルツ博士はこう言う。

『韓国人が公を暗殺したことは、特に悲しむべきことである。何故かといえば、公は韓国人の最も良き友であった。日露戦争後、日本が強硬の態度を以って韓国に臨むや、意外の反抗に逢った。陰謀や日本居留民の殺傷が相次いで起こった。その時、武断派及び言論機関は、高圧手段に訴うべしと絶叫したが公ひとり穏和方針を固持して動かなかった。』

それが、今でも韓国の英雄。
安重根
イザベラ・バードの『朝鮮紀行』が改ざんされているという話がある。
「当時のソウルは清潔で人々はとても快適かつ豊かに暮らしている」と書かれている『朝鮮紀行』が出版されているらしい。
それは、1997年に韓国延世大学から出版された、韓国版らしい。
http://ameblo.jp/lancer1/entry-10131451872.html

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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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