めんどくせぇことばかり 2014年03月
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内田樹(覚書)『一神教と国家』 内田樹・中田考

本書に書かれていたこと。重要なことの割にはあまり知られてないこと。
一九〇〇年頃、ニューヨークにジェイコブ・シフというドイツ系ユダヤ人の銀行家がいた。当時、米財界に君臨した大物だった。彼はロシアで行われていたポグロムを憎み、ロシア皇帝を恨んだ。当時、ロシアとの開戦に備えて軍事公債の引受手を探していた高橋是清と会ったことを奇貨として、日本を財政的に支援して帝政ロシアを打倒しようと考えた。彼は国際ユダヤ資本に指示して日本が起債した戦時公債を買い取った。同時に、ロシアの戦時公債の買い取りを拒否させた。シフと世界のユダヤ人の金融ネットワークの支援で合計二億ドルの戦費を調達できたことで、日本は日露戦争に勝つことができた。戦後、シフは日本に呼ばれて、明治天皇に拝謁して勲一等旭日大綬章という勲章をもらった。
ここでは、“一神教の風土”という項目の中の、日本とユダヤの意外なつながりとしてこの話が紹介されているにすぎないんだけど、このかかわりは強烈だよね。強烈であるがゆえに、その後の日本にユダヤに対する親近感と、戦争を金で左右できるだけの力への脅威が植えつけられた。

強烈な印象はともかく、この関係を大事にするべきだった。高橋是清は二・二六事件で殺されちゃうし、もし生きてりゃなぁ。ユダヤとの関係を対米関係に生かせたかもしれないのになぁ。ヨーロッパでいじめ抜かれたユダヤ人を満州に迎えられないかなんていう話もあったらしい。


『一神教と国家』 内田樹・中田考『一神教と国家』 内田樹・中田考
(2014/02/14)
内田 樹、中田 考 他

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イスラーム、キリスト教、ユダヤ教

ウェストファリア以来の、欧米における政教分離の原点は、「世俗」と「宗教」の分離ではなく、「国家」と「教会」の分離だった。
この本を読んで一番のショックはこの部分かなぁ。イメージとしては捉えていたんだけど、言葉では捕捉していなかったので、上記の言葉に触れてショックだった。

アメリカはもちろん、ヨーロッパ諸国も為政者は当然のように宗教を引きずったまま政治に臨んでいる。宗教も政治に関わってくる。宗教上の理念が政治に反映されることも少なくない。特に、戦争にその理念が反映されるとむごたらしい。

日本はGHQの受け売りで“政教分離”を戦後の旗印の一つとした。マッカーサーあたりには、自分の掲げる正義がそもそも宗教の持ち込みなんてわかっちゃいないから、自分を顧みもせず人に押し付けることができる。そんなことで、左翼勢力と一緒になって行われたのが皇統の弱体化だ。だいたい、「国家」と「教会」の分離くらいなら、日本でも信長によって達成されている。GHQの持ち込んだ“政教分離”というのは、日本の伝統的精神を破壊することを目的としたものだ。

一切の宗教色を政治から排除しようなんていうのは本質的に不可能と言うか、「宗教色を排除した政治」という言葉そのものが成立しない。宗教「勢力」には政治に関わらせないということで、“政教分離”という言葉を真に受けて、それに縛られている日本の方が不自然。
内田氏の意見、私には賛同できない部分が色濃くある。でも、考え方そのものは受け入れられる。憲法改正についての意見もそう。『9条どうでしょう』という本の中で、内田氏はこう言っている。
「人を殺さなければならない場合がある」ということと「人を殺してもよい条件を確定する」ことのあいだには論理的関係はない。なぜなら「人を殺してもよい条件」を確定した瞬間に、「人を殺してはならない」という禁戒は無効化されてしまうからだ。「人を殺してもよい条件」を確定してしまったら、あとは「人を殺したい」場合に「そのためにクリアーすべき条件」を探し出すことだけに人間は頭を使うことになるだろう。人間がそういう度し難い生き物である、ということを忘れてはならない。「人を殺さなければならない場合がある」というのは現実である。「人を殺してはならない」というのは理念である。この相剋する現実と理念を私たちは同時に引き受け、同時に生きなければならない。
よく分かる、言ってること。そのとおりだと思う。でも、それを理由に「憲法がこのままで何か問題でも?」って言われた日には、私の“生身の身体感覚”が拒絶反応を起こす。武道家の内田氏には釈迦に説法になるけど、“危ない”っていうのは理屈じゃなくて感覚。この“危ない”って感じ、決して安部首相に言われたからって感覚じゃない。内田氏の発言は、その多くが“生身の身体感覚”からくるグローバル化への拒否感に発していると思う。感銘することが多い。しかし、ここでは、私と内田氏の感覚は衝突する。

それでも私は、内田氏の“言葉”を頼りにしている。次は、英語教育に関わる内田氏のご意見。
たしかに、日本の英語教育はダメなんです。でもね、それは教育目的が「卑しい」からなんです。英語ができないと「金にならない」という発想そのものが子供たちの学習意欲を根本的なところで腐らせている。そのことに誰も気づいていない。だって、企業が求める「グローバル人材」って要するに企業の収益を増やす人材のことですからね。
どうです?小気味いいでしょ。


      

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『歴史の読み解き方』 磯田道史

『武家の家計簿』とか『無私の日本人』とかの著者の書いた。著者の作品の中で私が読んだのはこの二作だけなんだけど、史実がしっかり調べられていて、とっても丁寧に書かれているという印象が残っていた。その著者の“歴史の読み解き方”っていったいどんなものなんだろう、という興味から読んでみた。

『歴史の読み解き方』 磯田道史『歴史の読み解き方』 磯田道史
(2013/11/13)
磯田道史

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 江戸期日本の危機管理に学ぶ
読んでみたら、やっぱり“丁寧”という言葉がふさわしいと感じた。しっかり資料にあたる。ごく一般化している話であってもしっかり事実にあたり、俗説を真実と取り違えない気配り。この間、(覚書)として残したけど、江戸期の日本人の識字率の話なんてまさしくそう。私なんか一般に流布する“ヨーロッパを超える識字率”っていう具体性に欠ける話をそのまま受け入れていた。そういう一面もあるけど、決して“正しい”とは言えない。そういうことをしっかり説明してくれていた。

*  江戸の武士生活から考える
*  甲賀忍者の真実
*  江戸の治安文化
*  長州という熱源
*  幕末薩摩の「郷中教育」に学ぶ
*  歴史に学ぶ地震と津波
*  司馬文学を解剖する

真骨頂は“歴史に学ぶ地震と津波”。その冒頭にこう書かれている。
自分は古文書探しの名人です。職人気質だから腕自慢をしますが、古文書がどこにあるか素早く見つけ出せる。正確に解読できる。それにかけては、私は日本最高水準の「古文書スーパーコンピュータ」(笑)です。

あの日、地震に揺られながら「ああ、これで世の中は変わる」と思い、同時に「歴史学はこれまで地震や津波の研究をあまりしてこなかったから、自分がやらなくてはいけない」と思いました。地震津波の古文書を探すのは私が一番の適任ですから。
ってなことで、誘いを機会に静岡文化芸術大学准教授を引き受け、いちばん危ない浜松に移住したんだそうだ。それにしても、過去の日本人は、いろいろな形で後世へのシグナルを送ってくれていたんだな。今回は、受け取る側に、少し油断があったかな。

愛知県田原という港町には金五郎さんと言う人の日記が残っていて、宝永地震の様子を伝えてくれているんだそうだ。その中に『今年東国の大地震は、来年西国の大地震となるものにて候こと古書に之有り候間、各々油断致さるるな』と書かれているという。

な~んと、油断まで見抜かれてしまったか。3・11のメッセージは、後世に向けて様々に発信されていくだろう。でも、どんだけやっても受け取る側に問題があれば仕方がない。・・・ま、後世の日本人はわれわれほど間抜けではないだろう。あれから三年、みなさん、くれぐれも
“油断致さるるな”

大胆な推理による飛躍と史実にあたっての実証。演繹と帰納を織り交ぜて進歩するのは歴史もおんなじ。著者の磯田道史さんは“史実にあたっての実証”が勝った人だけど、今後も丁寧な歴史の掘り起こしに期待したい。


    

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『インフェルノ』 ダン・ブラウン

ダン・ブラウンの“ロバート・ラングトンもの”の四作目。

私、数冊の本を同時に読み進めることはあっても、一応順番を決めてます。この上下巻は、本来、来週の水曜日あたりまでに読み終わればいいやと思っていた二冊。その前に他の二冊の本を読み終えようと思っていた。うち一冊は今日までに読み終わりたかった。にも関わらず、・・・。ペラペラめくっているうちに、引きこまれてしまった。ペラペラめくっている流れのうちに、読み終えてしまった。


目覚めたらフィレンツェだった。窓からヴェッキオ宮殿が見える。いったいイタリアで何をしているんだ。当惑するハーヴァード大学宗教象徴学教授・ラングトンに、医師はシエナと名乗った。

ダンテの〈地獄編〉の影響を受け描かれた絵には、暗号が隠されているのか?追手を逃れヴェッキオ宮殿に向かった二人を次々と危機が襲う

 
これまでの“ロバート・ラングトンもの”同様、専門とする宗教象徴学の卓越した知識と観察眼を駆使して、ラングトン教授が天才遺伝子工学者の仕掛けた犯罪を追うことになる。その天才遺伝子工学者は、それこそ専門家以上に、『神曲』に地獄の様子を描き出したダンテ・アリギエーリに詳しい。未曾有の危機を防ごうとするラングトン教授の謎解きも、自然とダンテを追いかけることになる。
 
最初の謎解きの対象はボッティチェリが描いた『地獄の見取り図』、そして『ダンテのデスマスク』、そこから・・・、えっと。これ以上書いちゃいけないな。ってなことで、あんな所やこんな所に導かれていく。
地獄の見取り図ダンテサン・マルコアヤ・ソフィア

ぎりぎりの緊迫感を感じさせながらも比較的淡々と進む上巻に対し、下巻のスピード感がすごい。上巻のイメージをもって下巻に入ると、ある明確な地点から、それが突然始まる。それは穏やかに流れていた川が、突然急流となって読むものを翻弄し、ラストは滝となって足場を失い、そのまま滝壺に飲み込まれていくような感じ。“なにそれ?”ッて思う人もいるだろうけど、読めば分かる。この感覚が最初から計算されたものであるとすれば、やっぱりダン・ブラウンはすごい。

ちょっと話は変わるけど、私の漫画歴はほとんどが立ち読み。漫画が買えるほど余裕はなかったからね。高校の頃は読みまくった。昼休みに学校抜けだして、“読書クラブ”っていう本屋さんに行って、店員さんの目を気にしながら読んだ。五時間目の始まりを忘れて没頭したことも再々。だから私の漫画の読み方は“絵を読む”ってこと。そしてほとんど間違いない。

なんでこんなことを書いたかって言うと、『インフェルノ』を読んでいて、なんとなく漫画の立ち読みの時の感覚を思い出した。なんとなく、絵を読んでいるような・・・。

“ロバート・ラングトンもの”の中では、私は『天使と悪魔』、『ダ・ヴィンチ・コード』が好きです。『ロスト・シンボル』と『インフェルノ』はその主題が現代、近未来にある。それに対して前の二作は、主題が過去、歴史の中にあるから。どちらにしても、“痛快活劇”の価値が失われるわけではないけどね。

最後に、『インフェルノ』のラスト、有色人種には絶対にこうは書けないと感じた。いくら公平に書いたとしても、背景には優生学的見地が感じられ・・・。あっ、ごっ、ごめんなさい。


    

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江戸時代の識字率(覚書)『歴史の読み解き方』 磯田道史

“江戸時代の日本はヨーロッパよりも高い識字率だった”というのは俗説だそうです。ただし、江戸をはじめとする大都市や京都周辺の識字率は、たしかにヨーロッパをしのいでいたようです。南九州や東北地方までおしなべて言うと、一八五〇年頃の日本の識字率はおおよそ四〇%前後と、著者は言ってます。

スウェーデン、プロイセンが八〇~九〇%、ベルギー、フランス、イギリスがおおむね五〇%、ロシアは一〇%に達するか達しないかくらいだったそうです(カルロ・M・チポラの研究)。聖書を自分で読もうとした北西部のプロテスタントで独立自営農民の多い地域の識字率が高く、神父から教えを聞いた南部に向かって低くなる。さらに東部では農奴制の名残が残り識字率が低かったということです。

まあ、幕藩体制期の統一前の日本だから、ばらつき具合も大きかったでしょう。大都市部では九〇%という所もあれば、鹿児島県では男性で三〇%、女性に限れば明治二〇年近くなっても九五%が文字を解さなかったようです。身分によるばらつきも当然あったわけで、それを考えれば都市部の八〇~九〇%の識字率ということにビックリ。

『歴史の読み解き方』 磯田道史『歴史の読み解き方』 磯田道史
(2013/11/13)
磯田道史

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 江戸期日本の危機管理に学ぶ
よく“薩長”と並び称される薩摩と長州。でも、抱えている民衆の教養のレベルには大きな違いがあった。字が読めない薩摩の民衆、方や学問好きで理屈っぽい長州の民衆。徴兵検査の時に課された全国統一試験の結果を見ると、山口県の成績が費用に高いそうです。ところが山口県では、旧制中学に入学した学歴のある者も、学歴のない者も、成績に大きな違いがないという。どうやらその理由は、家庭教育や地域教育がしっかりしていて、学校教育によらなくてもある程度の常識問題が解けるだけの程度があったということらしい。

ところが薩摩ではそうではなかった。この間、武田鉄也氏がご自分のラジオ番組“三枚おろし”の中で言っていた。薩摩には、「まだ、議ば言うか
❢❢」という方言交じりの言葉があって、これは理屈で物事をとらえようとする者への侮蔑の言葉、罵りの言葉なのだそうです。

かと言って薩摩藩がまったく“議論”をないがしろにしていたわけではないようです。薩摩の青少年教育を『郷中教育』と言いますが、地域の24・25歳の先輩が6・7歳から15歳くらいの後輩に施す伝統的な教育だそうです。この中で後輩たちは、先輩たちの話を聞き、また先輩たちから徹底的に命題を出され、それに答えていきます。その時、誰かが書いたものを読んだような、抽象的な答えにこだわると、先輩達から「まだ、議ば言うか❢❢」と罵られるというのです。後輩たちは先輩たちの出した命題に、具体的、現実的に答えなければなりません。それを繰り返すことにより、抽象的な観念にとらわれない現実的な判断能力が養われるのだそうです。

長州にしてみれば薩摩の連中は理屈の通らない連中で、薩摩にしてみれば長州の連中は理屈に先走った無謀な連中でしょう。ところがこの薩長が同盟したことによって理念は行動力を与えられ明治維新が達成されていきます。だから、いい組み合わせだったわけですね。

ところが、日本は徐々に理念に流されていきますね。つまり長州に流されていってしまいます。実際、幕末においても長州は無謀だった。ただ、その理念が明治維新の熱源となったことは間違いないと思います。この時は、薩摩という具体性を持った力を得て明治維新を成功させますが、その具体性を失った時、理念の暴走を止められなくなってしまいます。藩校での成績の良かったものが藩政に関与したように、官僚が試験によって選抜されることにより、具体的、現実的判断能力を磨く機会が失われていったことの影響が大きいんじゃないでしょうかね。


    

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禁煙イデオロギー(覚書)『一神教と国家』 内田樹・中田考

本書の中に、内田樹氏が“禁煙…におい”について語っている部分がある。実は、においに過敏な人が増えているというニュースを読んで、記事を書いたことがある。以下は、2011年8月の記事
『男性社員の不快なにおい?』

私は甘ったれの末っ子で、小学校に上がってもお袋の布団にもぐりこんで寝ていた。朝の早いお袋が寝床を出たのを察すると、親父の布団に移動した。タバコのにおいがした。祖父母のところにももぐりこんだし、兄貴たちとは、それこそ重なり合って寝ていた。当然、家族のにおいは嗅ぎ分けた。祖父母も父母も、旅立って久しいが、今もあの布団に染みついた匂いは忘れない。

お勝手はいろいろな匂いがした。おいしい匂い。残り物は冷蔵庫ではなく戸棚にしまわれたので、時にはすえた匂いもただよった。食い物が悪くなっていないかどうかは、匂いで嗅ぎ分けた。風呂や、かまどの煙の匂い。何より、汲み取り便所の匂いは、どんな時でもかすかに漂っていた。

夏の草いきれの匂いは、秘密基地の思い出につながる。木の腐った匂いがすれば、必ずカブトやクワガタを見つけた。干した布団や夕立の後には、お日様を感じた。風の匂いの変化で、雨を感じ取るなんてのは当たり前。学校に通う道には、毎朝、馬糞が落ちていた。帰り道、運が良ければ、カラの馬車に乗って帰った。うんこくさいやつに・・・
                                                      小学4年時の担任の先生は、教師になったばっかりの女の先生。白い体育着の石鹸の匂いは、・・・あれは初恋か?お袋は、ボロボロでもいつも洗いたての服で学校に行かせてくれたけど、そんな余裕さえなく着古した匂いを漂わせる級友もいた。あの時代は、みんな生きてた。だからいろんな匂いがただよってた。

口臭がどうの、加齢臭がどうのと、バカくせぇ。
Infoseeknews 2011/8/17
「例年より、男性社員の不快なニオイを感じる」女性36%に【セーレン】
http://news.infoseek.co.jp/article/careerzine_2061

『一神教と国家』 内田樹・中田考『一神教と国家』 内田樹・中田考
(2014/02/14)
内田 樹、中田 考 他

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イスラーム、キリスト教、ユダヤ教
哲学者ってのは大したもんだ。「そりゃなんか違うだろう」って思ってることに、適切な言葉を与えてくれる。まずは、喫煙者の排除が強力に推し進められる方向を、“禁煙・嫌煙イデオロギー”と名づけ、その傾向を、“本質的には健康志向ではなく、反共同体志向”と喝破する。

お互いの匂いを許容しあうことなしに共同体は成立しない。領域を共有しながら匂いを許容できないってのは、共同体そのものへの拒否ってことでしょ。“反共同体志向”とはよく言ったもんだと思う。たしかにタバコは吸い方に注意すべきだし、口臭には病的なものもあります。みんな迷惑にならないように気を使ってるときに、「あなたは臭い」って言われたら傷つくよ。排除の論理だからね。

内田氏は“自分のものは自分のもの。他人のものは他人のもの。誰かと資源を共有するのは絶対に嫌だし、そもそも資源を分かち合おうという発想がない”と言ってますが、これはかなり危険な兆候だよね。どこかで世間の世話になっておきながら、それは自分の権利として受け止め、自らの反共同体志向のためには人を傷つけることも躊躇しない。喫煙者に対しては倫理的優位性まで与えられたような気になって、排除に遠慮がない。

なんとなく感じている非喫煙者も多い。そういう人たちは、“ここまでするこたぁないのにね”と声をかけてくれる。分かってるんだな。排除の論理でことが進めば、息苦しいだけの世の中になるってことが。

私の職場では、四月一日から喫煙場所が排除されます。敷地内禁煙ということで、ついに追い出されてしまった。昔を思い出して、便所に隠れて吸うか。


    

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ウェストファリア体制(覚書)『歴史問題は解決しない』 倉山満

現在も続くウェストファリア体制。そこへの道筋は中世への反発、教会の支配から逃れようとする国家元首の抵抗から始まった。元首は、ローマ教会の支配下にある国内勢力を打倒することによって絶対君主制を築きつつ、ローマ教会から切り離された国家運営を確立していった。ローマ教会の影響力を排除した絶対君主制国家こそ、主権国家の始まりである。

各地で行きつ戻りつの駆け引きが展開されていくが、最終的決定打となったのが三十年戦争に続くウェストファリア条約(1648年)である。
  • アウグスブルク和議を破棄し、カルヴァン派を公認した。
  • 領民に領主と異なる宗教の信仰が許可された(信仰の自由)。
  • 神聖ローマ肯定の立法権・条約締結権は、ドイツ諸侯からなる帝国議会に拘束される。
  • 皇帝の諸侯に対する命令権の否定。不介入権の容認。
  • スイス・オランダの独立。
つまり、ヨーロッパの国々は神聖ローマ帝国とローマ教会の束縛から解き放たれ、基本的に対等な主権国家として並立する体制が確立されたわけである。 並立する主権国家間の関係を規定する規範がつくられ、やがて国際法と呼ばれるようになる。

もちろん、国際法の適用範囲は主権国家に限られ、政治的・宗教的自由を確立するだけの力、主権国家として認められるだけの軍事力・経済力・文化力に裏打ちされた総合力を認められることが必要である。力のない者に国際法は適用されないとするのがヨーロッパの考える文明である。だから、アフリカ・アジアは国際法の適用される文明とは認められず、侵略の対象となる。唯一日本のみが、ヨーロッパ以外の例外である。日本はきわめて短い期間に、ウェストファリア体制下のヨーロッパ諸国以上の近代的模範国家をつくりあげた。

『歴史問題は解決しない』 倉山満『歴史問題は解決しない』 倉山満
(2014/01/25)
倉山 満

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日本がこれからも敗戦国でありつづける理由

ウェストファリア体制は、本来、宗教の政治に対する関与を克服している。ところが、ウェストファリア体制とはまったく無関係に、ウェストファリア体制下の国々を上回る大国が登場する。宗教的自由を求めて、ウェストファリア条約以前にヨーロッパを後にしたキリスト教原理主義者のつくりあげた国家、アメリカである。

宗教戦争を克服したウェストファリア体制の世界に、アメリカは宗教戦争を持ち込んだ。キリスト教的絶対正義を掲げて。だからアメリカは、基本的には中世国家である。だからアメリカは、国際法よりも自らが掲げる絶対正義を優先する。そう考えれば、国際法を無視して異教徒の国を空襲によって数十万の民間人共々焼き尽くし、広島・長崎に原爆を投下して平然としていられるのも納得がいく。その後、国際関係上、その中世国家が近代国家を装うためにまとった衣が国際連合であるが、どうも窮屈でしかたがないらしい。

似ている国は他にもある。つまり、他国に対して“絶対正義”を掲げる国、支那や韓国である。彼らに共通するのは儒教に裏打ちされた“中華思想”という絶対正義である。中華ではありえないのに中華を標榜する韓国は、その屈折から精神に異常を来しているように見受けられるが。

日本占領軍の長であるマッカーサーも、靖国を焼き払ってドッグレース場に作り変えようとしたらしい。他人の、他国の信仰を頭から否定してかかるあたり、中世国家の本領発揮である。支那・韓国が靖国を問題視するのも同様である。他国の信仰に平気でいちゃもんをつけ、他国の内政に干渉してはばからないあたり、彼らは1648年にさえ至っていない。


    

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03/25のツイートまとめ

 復刻 わしみみずく 鯉のぼり
娘が作っている張り子です。
良かったら立ち寄ってやって下さい。
 
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    ミィ1

ロシアの「支配」進むクリミア、異議はささやき声のみに 写真5枚 国際ニュース:AFPBB News http://t.co/2rFtH2x3N0  03-25 16:36

ケニアで一夫多妻制法案を可決、男性議員が妻の拒否権削除 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News http://t.co/AnOse5wsPh  03-25 16:36

ウクライナ、クリミア駐留部隊に撤退命令 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News http://t.co/23MXld1ODv  03-25 16:37

大気汚染による死者、2012年は700万人 WHO 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News http://t.co/rbDQtuWYzX  03-25 16:37

ギニアで発生したエボラ出血熱、隣国リベリアに拡大か 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News http://t.co/nKE8Sp2GSe  03-25 16:37

西アフリカからの帰国者、エボラ出血熱を発症か カナダ 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News http://t.co/WvY8x3ac6f  03-25 16:37

【写真特集】台湾警察、対中協定反対派を強制排除 写真17枚 国際ニュース:AFPBB News http://t.co/YN04HsVjBG  03-25 16:38

首相、ウクライナへの1500億円支援を表明 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News http://t.co/vjMXIfW9wO  03-25 16:38

中国の華為技術、米NSAの「スパイ活動」を非難 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News http://t.co/0sSfStEJ18  03-25 16:38

朝鮮日報:ソウル地下鉄での性犯罪 前年比20%増 http://t.co/EVjYFgw5dB  03-25 16:40

朝鮮日報: 旧日本軍の慰安所への関与 米国では「あり」結論済みhttp://t.co/8om6iJXENo  03-25 16:42

朝鮮日報:安重根は日本の着物を着ていたのか http://t.co/a0Ad011JZg  03-25 16:42

日韓・韓日議員連盟がソウルで会合=共同での「慰安婦問題」...:レコードチャイナ http://t.co/ff3Aga1Xfz  03-25 16:46

日本人の51%が「中韓に譲歩する必要なし」と回答―日本メディア:レコードチャイナ http://t.co/vBms6Z3JuB  03-25 16:46

安倍首相側近の失言、日本批判の中、「韓国人はどうかしてい...:レコードチャイナ http://t.co/8FOg5CL6dL  03-25 16:46

サーチナ|学生と対話した李登輝、しない馬英九・・・台湾で両者の違いに再注目 http://t.co/N2swxeKN1I  03-25 16:50

サーチナ|中国の住宅価格、「高すぎて受け入れられない」が64%=人民銀調査 http://t.co/rj5Fwx2N6G  03-25 16:51

サーチナ|中国制作の「極東軍事裁判記録」英語版発行、パリでセレモニー=中国報道 http://t.co/9FYG2Fnbf1  03-25 16:51

サーチナ|朴大統領「安重根記念館は韓中友好の象徴」習近平主席との会談で=韓国報道 http://t.co/cPY1cVhJnX  03-25 16:51

サーチナ|タスマニア島の朝鮮戦争追悼公園、案内板表記で「日本海」を「東海」に変更=韓国 http://t.co/kzjoKUDblo  03-25 16:51

サーチナ|中国・フィリピン:対立エスカレートの動き=南シナ海領有権問題 http://t.co/V9c8CGoyhl  03-25 16:51

サーチナ|台湾で内閣占拠した<首謀者>釈放、裁判所「証拠不十分」 http://t.co/DVoCmhxBVI  03-25 16:51

日本 米国に核燃料返還へ http://t.co/fSO6VAuAYP  03-25 16:52

日本政府 ロシアのG8参加復帰を支持 http://t.co/OYqh6C5D5v  03-25 16:52

台湾人学生に対する中国人総統の報復―警官隊が暴行http://t.co/1u5NBZ6Tne 03-25 16:58

サーチナ|台湾国会:大陸との経済協定で「審議終了」を撤回、協定締結を否決 http://t.co/ecW9kGxkYf  03-25 17:08

藻で燃料 最大級の施設完成http://t.co/6I8n9NZLTg  03-25 17:11

民主党議員団が訪中 元外相らと会談  :日本経済新聞 http://t.co/YTB9OFpCKN  03-25 17:12

河野談話は修正可能? 「日本はなぜ国際社会を愚弄するのか」 |中央日報 http://t.co/Nxpu0AA64b  03-25 17:16

ロシアのG8参加を停止 G7がハーグ宣言採択(朝日新聞デジタル) http://t.co/qzFb9aLTiY  03-25 17:17

韓国が国内外で抱える“性”にまつわる不都合な真実(2)「老若男女問わず性犯罪の被害を受けている」 | アサ芸プラス http://t.co/ObWIXwV33Z  03-25 17:20

横浜市米軍施設の7割、来年6月までに返還 日米両政府が合意 - MSN産経ニュース http://t.co/EAdBScUipR  03-25 17:35

国と地方の給与格差縮小 要請受け地方公務員3・5ポイント減の103・5 - MSN産経ニュース http://t.co/Gza0NzojNg  03-25 17:35

萩生田氏の「河野談話」発言 「反省すべきだ」公明代表が批判 - MSN産経ニュース http://t.co/dIwB3sKv3Z  03-25 17:35

朝鮮総連副議長「民族差別」「司法の暴挙だ」 売却決定の本部で会見 - MSN産経ニュース http://t.co/FLL53eaGO2  03-25 17:35

東電が廃炉推進組織の副責任者に東芝など原発メーカーの担当者 技術や知見を頼る - MSN産経ニュース http://t.co/UrOqHY2bTv  03-25 17:37

中国の景況指数が3月速報値も下落 5カ月連続、英HSBC調査 - MSN産経ニュース http://t.co/3abEoTspsa  03-25 17:39

米下院に親日議連、62人で発足 若手中心で日米関係強化目指す 首相もメッセージ - MSN産経ニュース http://t.co/0MhZYeHXoU  03-25 17:44

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『一神教と国家』 内田樹・中田考

以下の二人の対談
内田 樹
1950年東京都生まれ。思想家・武道家。神戸女子学院大学名誉教授。専門はフランス現代思想、武道論等。著書に『私家版・ユダヤ文化論(文春新書)等多数。
中田 考
1960年岡山県生まれ。イスラーム学者。同志社大学神学部元教授。専門はイスラーム法学・神学。哲学博士。著書に『イスラームのロジック』(講談社)他。
中田考氏はムスリムなんだそうで、ムスリムの語るイスラームは、やっぱり外の人間が語るものとは違うんだな。なんだかんだ言っても“テロリスト”というイメージは、私の頭にも刷り込みが進行しつつあった。この程度の段階で中田氏の語るイスラームに触れることができてよかった。

なにせ世界に十六億人もの信者を抱えるイスラームを誤解したままでは、世界の理解なんてできるはずがないからね。

『一神教と国家』 内田樹・中田考『一神教と国家』 内田樹・中田考
(2014/02/14)
内田 樹、中田 考 他

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イスラーム、キリスト教、ユダヤ教
序  レヴィナシアン・ウチダ、ムスリム中田先生に出会う   内田樹
第一章  イスラームとはなにか?
第二章  一神教の風土
第三章  世俗主義が産んだ怪物
第四章  混迷の中東世界をどう読むか
第五章  カワユイ
(^◇^)カリフ道
補遺  中東情勢を理解するための現代史  中田考
イスラームとはなにか、イスラーム・ユダヤ教・キリスト教の比較、一神教と多神教の比較などといえば、やはりかた苦しく思われがちだが、そうならないのは両者が“生身の身体感覚”から語っているから。“生身の身体感覚”って言うのは、実感をともなう、つまり観念に堕ちないってことかな。とにかく、他の宗教に関わる本にありがちな“わかりにくさ当然”みたいな本じゃあない。

だから、語られる現場はあくまでも“今”。アメリカ主導で進められるグローバル化の中で、イスラームはどう生きているのか、私達はどう生きるのかってことが、本書の主題。

二人はグローバル化を強く懸念する。世界の人々が同じ言語を使って、同じものを食べ、同じ商慣習により取引し、同じように考え、同じ欲望をもち、同じものを買う。、その言語は英語で、食い物はアメリカ人みたいな食い物、アメリカ流の商慣習を世界が受け入れ、アメリカ人とおんなじように考え、アメリカに欲望を刺激されて、アメリカから買う。

そこに何かしらの理念があるわけじゃなくて、あるのはただ、お金のダイナミズムのみ。拝金主義そのもの。グローバリズムとはいえ、それは単なるアメリカ化。国民国家はローラーをかけられたようにおしなべて平準化される。世界でも特殊な文化を持った日本のような凸凹も、いつかはまっ平ら。日本列島はあっても日本人は消え、存在するのはアメリカみたいに金持ちと貧乏人だけになる。

ああ~、やだやだ。だいたいウェストファリアも理解できない中世国家のアメリカ風にローラーかけられるなんて、真っ平ごめん。宗教戦争の時代に逆戻りだよ。・・・そうか、だから捕鯨反対なんだ。

反捕鯨運動の本質は“魔女狩り”だね。死刑廃止運動も、わけの分からない環境運動とか人権運動もみんな“魔女狩り”と同じ本質を持ってるんだな。

グローバル化の最大の障壁がイスラームであるという。その理由は、イスラームは本来がボーダーレスな存在であるからだという。だからグローバル化の動きは、非イスラームに関しては領域国家を解体する方向で、ボーダーレスなイスラームに関しては領域国家に封じ込め、分断する方向で進められていくという。たしかに・・・。

中田考氏のイスラーム主義も、内田樹氏の護憲派としての意見も、私は受け入れられない。でも、両氏の考え方や認識にも勉強させてもらう部分はある。“グローバル化”に対する認識はおんなじ。“反グローバル化”というところに価値判断の基準を置いているのかな。“護憲”というのもその辺りに根本があるか?ともかく、日本はさらに特殊な立場をもつ。そのアメリカに戦争で負けたってことで、敗戦後の体制からの脱出も重要課題。難しい問題。“護憲”で乗りきれるとはとても思えない。


    

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“群れより祝う十七条”

“以後よく広まる”   これに続く言葉分かる? 

・・・、ピンポーン、そう、“キリスト教”、 “以後よく広まるキリスト教”と続く。フランシスコ・ザビエルによる『キリスト教伝来の年号、1549年を覚えるための語呂合わせ。
最近、素晴らしい語呂合わせを知りました。本能寺の変の1582年を思い出すためのもの。“いちごパンツに本能騒ぐ”ってスゴイでしょ。私だって本能騒いじゃうもん、いちごパンツ見たら。最高でしょ。・・・本題に戻ろ。
いちごパンツ
そんなバカな、もっともっと、ずっと前からキリスト教は日本に“伝来”していた。ただ、日本がそれを本来の姿のままでは受容しなかっただけで・・・。だいたい、唐王朝時代の支那で“景教”が流行したのは有名な話で、その支那に大和朝廷は遣唐使を派遣していた。

景教、もとのネストリウス派がエフェソスの公会議で異端とされたのが431年。コンスタンティノープルを追放され、東方に広まって、その後、ペルシャ人がアジアに伝道した。

子供に“馬小屋”と名付ける親はいない。廐戸皇子のこと。「まぁ~、かわいい馬小屋」っていうのはおかしい。ただし、その“馬小屋”という言葉が、当時、「素敵な言葉」として受け止められる何らかの背景を持っていたのであれば話は別。同時代の皇子たちを見ても竹田皇子、泊瀬部皇子に混じって廐戸皇子。特に、今のキラキラネームと違って変な名前をつけるブームがあったわけでもないらしいから、“厩戸”は皇子の名としてふさわしいと受け止められる常識があったと考えられる。常識として受け止められるくらい、飛鳥時代の日本にはキリスト教に関わる知識が入っていた。

ユダヤ同祖論なんて風呂敷を広げるつもりは毛頭ないけど、すぐそこにあったキリスト教に理由を求めて何が悪い?逆に、“以後、よく広まるキリスト教”・・・1549年キリスト教伝来・・・に洗脳されてない?

関係ないけど、私の好きな“年号語呂合わせ”
室井さん、白村江封鎖できません
いや~ん、見ないで平八郎
嫌でござんす、ペリーさん
一つくれよう、ロシアにパンチ


   

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『自立国家への道』 渡部昇一

Not just currying favors with Western countries, China and Korea,but aiming for a true self-sustaining country.Shoichi Watanabe 
「支那や韓国のように、欧米諸国におもねるのではなく、真に自立した国家を目指す 渡部昇一」

こんな訳し方でいいのかなぁ。表紙に書いてあったんだけど、困っちゃうよなぁ、英語なんかで書かれちゃうと。分かんないんだもん。でも、渡部氏はもともと英語の学者さんだしなぁ。


『自立国家への道』 渡部昇一『自立国家への道』 渡部昇一
(2013/12/26)
渡部昇一

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強い日本を造るためになすべきこと


『自立国家への道』という題名の通り、日本は自立国家ではない。“自立していない”ということは、自分一人では立っていられないということ。実際には、アメリカに支えられていないと立っていられないということ。子供が親に支えられているように。子供が親に盾を突くことができないように、日本が米に盾を突くことができない。

大人に盾を突くことのできない子供は、それらしい顔をしていて、かと言って本当に子供ってわけじゃないから、子供じゃないのに子供を装うような、言ってみれば“卑屈な顔”、たとえばこの本でも批判されてる
こんな顔  
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プロローグ  いま、ガッツあるリーダーが求められている
第一章  政治リーダーの資格と使命
第二章  原子力発電の再稼働を急げ
第三章  やっかいな隣国との付き合い方
第四章  反日の底流
第五章  社会再生への道筋
エピローグ  小泉元首相の脱原発論に直言する

第一章や第二章は章題の通り。第三章では“レーダー照射事件”、“離島問題”、“従軍慰安婦をめぐって”、“靖国問題をめぐって”などに焦点が当てられる。第四章では“大江健三郎の責任を問う”を始めとして、鳩山由紀夫の売国行為、いまや“反日”と同義となった“左翼”への警戒が述べられる。第五章での主題は“教育問題”。“教科書”、“体罰”、“性”、昨年話題となった“はだしのゲン問題”、“婚外子相続問題”が語られる。

全般的に、難しい言葉は使わず、きわめて優しく語られている。まるで、おじいちゃんが中学生の孫を相手に話をしているような。扱っている内容はかなり深刻なんだけど優しく、優しいけど問題の本質は決して外さず、今の日本が抱えている問題がよくわかる。大江健三郎の本よりはよほど分かりやすい。


世界の情勢が動いている、シリアが抱えた混迷はそのままに、主役の地位だけはウクライナに移った。この両問題、共通して陰の主役を演じているのはアメリカである。“やるぞ、やるぞ”と以前通りの強気を装いながら、結局何もできないところまで共通している。

第三の挑戦者は誰か。もしもそれが支那なら、いよいよ日本も舞台に引きずり出されることになるかもしれない。渡部昇一氏の警告は、果たして間に合うのか。


    

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本












































































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