めんどくせぇことばかり 2014年04月
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『天声人語 2013年7月―12月』1

「なに天声人語なんか紹介してんだよ」・・・そんな声が聞こえてくる。なんか、低い声で、耳元で凄まれているような感覚に襲われ、背筋に悪寒が走る。

正直に言おう。私は天声人語が好きだ。こそこそ隠れてでも読む。こんなに面白いものは珍しい。いつか近い将来、朝日新聞がこれまで日本にかけた迷惑を原因として廃刊に追い込まれることがあっても、“天声人語”だけは何かの形で継続してほしいと思っている。

『天声人語 2013年7月―12月』『天声人語 2013年7月―12月』
(2014/03/20)
朝日新聞論説委員室

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おもしろすぎる
パキスタンで武装勢力に頭を打たれたマララ・ユスフザイさんが、2013年7月12日に国連で演説をおこなった。しっかりした、たいした娘だ。そのしっかりした娘に目をつけたのがBBC。BBCは彼女を焚き付けてタリバーンを批判させ、娘は2012年10月に、武装勢力に襲われて頭と首に銃弾を受けた。それでもまだ、女性への教育の必要性や平和を訴える活動を続けていくってんだから、つくづくえらい娘だ。・・・BBCは“いいかげんにしろ”だけどさ。

2013年7月15日の天声人語は、この演説を取り上げた。
事件が彼女の志を挫くことはなかった。むしろ彼女の中で「弱さ、恐怖、絶望が死に、強さ、力、勇気が生まれた」という。「本とペンを手に取ろう。それが最強の武器なのです」。堂々の語り口は理想を追う政治指導者の風格すら感じさせた

自身を銃撃したテロリストをも赦す。「彼らを憎んではいません」。慈悲の心、非暴力の哲学。預言者ムハンマドやキリストからガンジー、マザー・テレサまで、先哲からの学びの厚みが言葉を支える。

世界では多くの女子が低年齢での結婚を強要されたり、無理に働かされたり、人身売買されたりしている。彼女らの人権を守れ。マララさんは、日本の憲法前文で言う「人類普遍の原理」に拠って立つ。・・・・

マララさんにかこつけて、言いたいことは“「人類普遍の原理」を謳った憲法を変えようなんて絶対許せない”ということらしい。

マララさんはたいした娘だと思うよ。“たいした娘”以外の姿はなんにも知らない16歳の娘だ。あっ、今は17歳か。これからどんな人生を送るかは、もちろん彼女自身にもわからない。そんな17歳に対する愛情なんて朝日新聞には関係ない。朝日新聞の立場で利用できるものがあれば、それが年端もいかない小娘であれなんであれ、利用するだけだ。どうせBBCが作り上げた偶像。責任を問われることはない。タダ乗りだ。

“くたばれ安倍内閣”・・・それだけ言うのに、天声人語は700字もの文字を要する。書いてる奴の怨念を思うと・・・、ああ、おもしろい。


    

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ヴィーナスの誕生(覚書)『怖い絵 3』 中野京子

『怖い絵 3』・・・シリーズ最終巻って言ったって、-1-と-2-は紹介してないのに、いきなり-3-。ここんところ読書の時間が取れず、過去記事で失礼することも多いんだけど、未紹介で、押し入れの奥に眠らせている本があったことを思い出して、何冊か紹介している。そんな流れの中、突然思い出して紹介しようと思ったんだけど、なぜだか-1-と-2-が出てこない。

とても面白い本。とりあえず小手調べ。こんな感じの本だって知ってもらうために、世界史の教科書にも載ってる『ヴィーナスの誕生』の項目から。

『怖い絵 3』 中野京子『怖い絵 3』 中野京子
(2009/05/28)
中野 京子

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知的でスリリングな美術エッセイ
混沌から生じた大地母神ガイア。ガイアは山や海を、そして天空神ウラヌスを産んで自らウラヌスと交わる。生まれた子たちを地底に閉じ込めるウラヌスを恨んだガイアは、末の子クロノスにウラヌスを殺させる。その時クロノスは、ウラヌスの男根を大鎌で切り取って海に捨てる。ウラヌスの男根は海を漂い、海水と混じり合い、陽光にあたって白い泡となり、その泡からアフロディーテことヴィーナスが生まれる。

ちなみにクロノスは、自分も我が子に殺されると予言され、妻であるレアの生む我が子を次々と食らう。
右は、ゴヤの書いた『我が子を食らうサトゥルヌス(クロノス)』であるが、レアの機転で食われずに済んだ末子のゼウスが、予言通りクロノスを倒すことになる。

本来、ゼウスにも同じ運命が準備されるが、ゼウスはプロメテウスから、思いを寄せる女神テティスが父より強い子を生む子宮を持つことを教えられて難を逃れる。
クロノス
ヴィーナスの誕生

著者によれば、この絵には様々なシンボルがちりばめられているという。ちょっとそれが書かれた部分を紹介する。
生まれたての彼女(ヴィーナス)を運ぶ貝殻は女性器をあらわし、「生殖」と「豊穣」を意味する。左下に見えるガマの穂は「再生」と「多産」、右上のオリーブの樹は「平和」の象徴である。

左上方からは有翼の西風ゼフュロスが・・・その飛行の早さはマントのはためきで示される・・・、頬をふくらませて春の息吹を送る。彼にしがみつく妻フローラも、いっしょに息を吹きかける。フローラは花の女神なので、周りには蝶のように薔薇が舞う。この花は「愛」と「歓喜」を象徴し、たった今ヴィーナスとともに生まれ、ヴィーナスに捧げられたのだ。ヴィーナスそのもののごとく美しく、ヴィーナスが与える愛の痛みのように鋭い刺を持つ。
 (以下略)
とても面白いでしょう。じゃあ、右側からヴィーナスにガウンを着せかけようとしている女は?その女の足元に咲く可愛い花は?・・・ねっ、知りたくなるでしょう。

「絵は先入観なしに感性で見た方がいい」・・・そんなこと言われても困るよね。“あとがき”で著者も言ってるんだけど、「知識は決してよけいなものではありません」って、そのとおりだよね。色気のある、いい女の絵や写真なら、ほかにもいくらでもある。あの時、ボッティチェリはなんで、こういうヴィーナスを、こういう絵に描いたのか。そういうことを知りたいよね。

そういえば、同じボッティチェリの『春』の中では、フローラはゼフュロスに連れ去られそうになって、慌てて逃げてたようなきがするんだけど、連れ去られたあと、いつの間にか仲良くなっちゃったんだな。

さて、「怖い絵」の-1-と-2-を探そう。


    

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『古事記』 みのお ひなせ

『古事記』・・・でもマンガです。マンガでもいい。内容は問わない。まずは知ること。だって、本当に知らないんだもん、若い人たち。日本人が、こんなにも豊かな神話を持っていること。

『古事記』 みのお ひなせ『古事記』 みのお ひなせ
(2010/03/17)
太安万侶

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名作をマンガで❢


この本は、たったの200ページ足らずの本。その中に10のお話。
天地創造・・・・・・・・・P.8
天の岩戸・・・・・・・・・P.33
八岐大蛇・・・・・・・・・P.54
因幡の白兎・・・・・・・P.69
国譲り ・・・・・・・・・・・P.98
天孫降臨・・・・・・・・・P.104
海幸彦・山幸彦・・・・P.110
八咫烏・・・・・・・・・・・P.120
白い鳥・・・・・・・・・・・P.137
天皇の時代・・・・・・・P.166
中にはたったの5ページでやっつけられているお話もあり、構成にも疑問を感じる点はある。絵は、線が細く重厚感にかけるけど、好みがあると思うので別とする。だけど、描かれた神々の個性が軽々しく感じられるのは好ましくは感じられない。

5ページでやっつけられているのは『国譲り』。続く『天孫降臨』は6ページ、さらに続いて『海幸・山幸』が9ページ。なんでなんだろう。とても大事なところなのに。神が降臨して、その子孫たちが地上界と海を従え、続く『八咫烏』の章でヤマトに入って神武天皇となる。むしろ、『国譲り』から『八咫烏』に至る章を面白く読ませることに、構成上の中核をおいて欲しかった。

でも、・・・“でも” です。それでも、どんな形であれ、日本の神話が多くの人々の知るところとなることが、何より優先です。本来は、親から子へ寝物語に語られるのがいい。絵本の形態がいい。その時期が過ぎたなら、むしろマンガがいい。お手軽でいい。・・・、そういう意味では、この本もいい。
そういえば、これ2010年の本なんだけど、さっき調べたら2013年に学研パブリッシングからkindle版が出てる。絵がおんなじだから、きっとおんなじ内容でしょう?

kindle版ってなんのことか知らなかったんだけど、電子書籍だそうです。ハハハ、だれでも知ってるか?



    

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『日本人の背中』 井形慶子

この間、この本について書いた時、2008年初版であるだけにズレがあると述べた。2008年初版であるだけに生まれたズレといえば、もう一つ、“グローバル化”に関するズレもあった。もちろん2008年であれば、グローバル化はじわじわと進行しつつあった。それが日本社会の様々な方面に影響を生み出しつつあった。

それでも本書に書かれた著者の危惧を読むと、どうにも悠長に聞える。やはりTPPに参加するかどうかという議論が始まった2010年、参加を前提に交渉に参加した2013年の論調に比べると、危機感が違う。

どうも新聞読んでもニュース番組見ても納得いかない。豚肉の関税だの、自動車の関税だの、数字が幾つになろうが、日本政府は日米安保のもとに国民の生命財産を守らなければならない。安全保障にとって経済力は決定的要因だし、食料自給率も同様だ。

ちょっと先走りすぎたけど、この本の著者は、日本人の行動、日本の行動を判断する上で、政治的背景、歴史的背景に対する配慮が足りない。そう思ったいくつかの点を取り上げてみる。
『日本人の背中』 井形慶子『日本人の背中』 井形慶子
(2010/10/20)
井形 慶子

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欧米人はどこに惹かれ,何に驚くのか
かつて福沢諭吉は脱亜入欧論で、日本はアジアを脱して欧米列強と横並びになるべきだとし、日本の発展プロセスはヨーロッパとよく似ていることから、日本は極東のアジアではなく、極西に位置する欧米の国だと主張しました。そういう国はアジアでは日本だけ。日本が朝鮮や中国を支配するのは、イギリスがインドを支配し、フランスがベトナムを支配するのと同じ、避けられない運命だと唱えたのです。

今、振り返ってみると、この論法はかなり乱暴ですが・・・

困ったなぁ。乱暴なのは著者の取り上げ方なんだけどなぁ。・・・ね。かなり特殊な事情の中で主張された「脱亜論」を、著者は自分の都合に合わせて英仏のアジア植民地支配と同列に扱ってます。さらに、以下のように続く。
民主化が抑圧されているミャンマー、11億人のうち3億人が貧困層と言われるインドなどアジアの国を見回すと、日本も戦後マッカーサーやGHQによる民主化政策や非軍事化がなされなければ、「貧困」「権力」「差別」などいまだに難問を解決しきれずに、これほど欧米に近づくことはできなかったと思うのです。

このあたりを読むと、著者は『負けて良かった』論者 のもよう。ミャンマーの歴史的背景も、インドの歴史的背景も無視。その割には沖縄戦に関する教科書の記述が不十分と怒りの声を上げている。その辺も詳しく紹介しようかと思ったんだけど、もうやめた。


日本の、日本人の誇るべき点、日本人的特性ゆえに損をしている点、少し考え方を変えれば大きな力を発揮できる点など、読むべき価値を感じるところはたくさんあるんだけど、日本や世界の近現代史の捉え方が甘いというか、決定的に間違っている。学校で、先生から間違って教えられて、そのまま社会に出たてのお兄ちゃん、お姉ちゃんじゃあるまいし・・・。すみません、言葉が過ぎました。

各所に面白い日本人に対する分析がありながら、最終第5章『これからどうなる日本人』が、てんでつまらない。あの時代を「マッカーサーのお陰です」なんて切り捨てているから日本人を歴史的つながりの中で捕らえられていない。だから将来の、独自の日本人像を構築できないんでしょう。


    

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『TPPとワンワールド支配者』 飛鳥昭雄

まったく、なんて装丁だろう。「日本完全植民地化」、「国家消滅」、「モンスター殺人企業」なんていう過激な文字がごちゃごちゃと表紙に踊っていて、こないだ読んだ『魯人の言葉』に比べれば大違い。なんてったってあっちは“世界で最も美しい本”コンクール銀賞だかんな。比べちゃいけないよな。

それにしてもひどいな、この表紙。
日本完全植民地化の爆裂弾 TPPとワンワールド支配者 国家主権譲渡⇒国家消滅を選択させられる日本(超☆はらはら)日本完全植民地化の爆裂弾 TPPとワンワールド支配者 国家主権譲渡⇒国家消滅を選択させられる日本(超☆はらはら)
(2013/05/23)
飛鳥 昭雄

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モンスター殺人企業がすべてを食い尽くす


先日、この本に書かれているアル・ゴアと『不都合な真実』について取り上げたところ、読者さまからコメントをいただいた。うれしい この本の著者はサイエンス・エンターティナーと自称する結構な有名人なんだそうですね。カッパだの、宇宙人だの、プラズマ兵器プリズナーだのと・・・。「怪力乱神を語らず」というけど、私も”怪力乱神”が大好きで、大好きで・・・。
Ⅰ  ワンワールドを目論む軍事戦略としてのTPPに日本はどう立ち向かうべきか❢?
Ⅱ  地球規模災害とホピ族の予言「コヤニスカッティ」-均衡を失った世界を取り戻せ
Ⅲ  なぜここまで神国日本は狙われつづけるのか-プラズマ兵器、シークレット・ガバメント
さっきの話・・・サイエンス・エンターティナーの。こういう話が大好きよ。“怪力乱神”でも“魑魅魍魎”でもなんでも来い。暇な時なら、いくらでも相手してやる。むかし、川口探検隊にワクワクさせられた口だし。

この本も、二章の“ホピ族の予言”あたりからあやしくなって、三章は夢の世界。いくらでも相手してやりたいんだけど・・・、今は忙しいのでその部分、具体的にはP153~P237は読んでない。

もともと私、この著者の“サイエンス・エンターティナー”としての姿は知らないんだけど、その評価はともかくとして、この本[P153~P237]はいいよ。評価に値する。TPPに関する考え方にしても、昨今のニュースや新聞の何だか周辺をウロウロするような報道に比べて的を射ている。

この間オバマ大統領が来日したけど、話題になったのは“TPP”であり、“尖閣”だったよね。「TPPは安全保障だ」と著者が言うけど、まさにそのとおりであることがオバマ来日で証明されちゃったじゃん。それだけじゃない。 『たとえ劇薬でも、日本がTPPに加わっておくことが、安全保障上の最重要課題となる。ただし易々とTPPに加わるだけでは能がない。日本がアメリカへ突きつける条件があるのだ。』ってさ。この本、2013年5月31日第一刷の本だかんね。

あえて一歩踏み込んだ分析で、あやうく魑魅魍魎を引き出すんじゃないかと感じさせられた部分もあるけど、大した本[P153~P237]だと思う。

最後に、これも本書で取り上げられてるけど、いよいよ“食糧問題”が前面に出てくる。支那が食料確保に動き出した。
各国食料自給率
オーストラリア・・・332.9%
アメリカ・・・131.9%
ドイツ・・・101.4%
フランス・・・173.3%
スウェーデン・・・122.2%
フィンランド・・・114.4%
デンマーク・・・107.3%
スイス・・・49.1%
ギリシャ・・・75.2%
イタリア・・・72.9%
日本・・・27.0%


    

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欧米人のうらやむ日本(覚書)『日本人の背中』 井形慶子

今回私が読んだのはこの文庫版じゃなくて2008年初版のサンマーク出版が出したもの。この6年間でも、”日本”に関する一般的論調には微妙な変化が生まれているように思う。

日本人自身が日本を積極的に評価していこうとする風潮は、この6年間でもだいぶ強まった。それ自体悪いこととは思わない。その傾向の中で行き過ぎや事実に基づかないものを抑えていくというのが自然な姿だと思う。

当然のことながら書き手は、その時々の社会的風潮を前提にしてものを書く。同じ人間が同じことを訴えようとしても、社会的風潮が異なれば、各内容にもそれが現れる。そんなことを原因とするであろう微妙な感覚的ズレが、この本には感じられる。・・・間違えないでね。著者の言ってることがズレてるってことじゃないからね。

『日本人の背中』 井形慶子『日本人の背中』 井形慶子
(2010/10/20)
井形 慶子

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欧米人はどこに惹かれ,何に驚くのか
第1章  欧米人のうらやむ日本
第2章  欧米人の不思議がる日本
第3章  自信の持てない日本人
第4章  日本人が尊敬されるために
第5章  これからどうなる日本人
・・・私がこの本に感じた、”今”との微妙なズレの背景には、この本が書かれた年、2008年。3・11以前の本だということがあるように思う。あそこを起点に、やはり日本人は変わった。自分自身を捉え直そうとしているように思う。そうしようとした時、あまりにも見過ごされてきた自分たちの特殊性、特に外から見て“うらやまれる”点に関心が集まるのはごく自然。つまり、“日本人による日本人の再評価”。

それを考えた時、本書でそれに当たるのが、第1章の『欧米人のうらやむ日本』なんだけど、だいぶ遠慮がちに書かれているように感じてしまう。今なら、それこそ第1章をより詳しく、より様々な事例をあげることで一冊の本にするほうが、読者の関心を引けたんじゃないかなって思う。
第1章  欧米人のうらやむ日本
  • 欧米人が絶賛する日本の風呂
  • 日本食は究極のヘルシーフード
  • なぜ彼らは居酒屋にハマるのか?
  • 「わび・さび」文化に魅せられる欧米人
  • 「オタク」と「マンガ」に世界が注目
  • 日本人も知らない神秘の日本

第1章の項目を見ても、今は常識となっている様々な日本初の文化を先んじて取り上げている。書き様によっては、これだけで一冊の、内容豊富な本になったろうと思う。

もちろん本書はそれだけを目的にした本ではない。好き嫌いにかかわらず国際化する世界において、その世界とそれぞれの立場で関係して、私たち日本人は生きていく。その日本人に、日本人にも誇るべき数々の美点があること、またちょっとした意識の改良でさらに日本人の世界が広がっていくことを訴えている。もちろんその点で捕らえてみても、価値の高い本だとは思う。

ただし、部分、部分、「ここは著者の考え方は違うんじゃないかな」って思うところがあった。そんな点について、あとでもう一度、この本の記事を書くことになると思う。


    

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「不都合な真実」の不都合(覚書) 『TPPとワンワールド支配者』 飛鳥昭雄

このドキュメンタリー映画『不都合な真実』に出演したアル・ゴア。

キリマンジャロの雪が消え、パタゴニアの氷河が後退し、ツバルが水没し、北極が解けて白クマが死に絶えると訴えた。原因は長い間に排出された二酸化炭素にあり、それが蓄積されて地球の環境バランスが崩れたと。 
アル・ゴア
2000年の大統領選挙でブッシュ・ジュニアと争い、僅差で大統領になりそこなった人。大統領にはなれなかったけど、2007年に、この映画でIPCCと一緒にノーベル平和賞を受賞した。

日本完全植民地化の爆裂弾 TPPとワンワールド支配者 国家主権譲渡⇒国家消滅を選択させられる日本(超☆はらはら)日本完全植民地化の爆裂弾 TPPとワンワールド支配者 国家主権譲渡⇒国家消滅を選択させられる日本(超☆はらはら)
(2013/05/23)
飛鳥 昭雄
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モンスター殺人企業がすべてを食い尽くす

ノーベル平和賞を受賞したアル・ゴアにとって、“不都合”なうわさが流れた。エコの伝道者アル・ゴアは、私生活においてとんでもなく大量の二酸化炭素をまき散らかしていると。事実だった。
ゴアは1年間にアメリカの平均世帯が使用する電力の20倍以上の22万1000キロワットを消費し続け、毎月の電気代は平均1359ドル(約13万2000円)に達することが判明した。実生活を暴露されたゴアは、すぐに自宅の改装を開始し、太陽パネル完備の屋根と地熱利用のプールをつくり、雨水利用システムを取り入れ、電球まで消費電力の少ない蛍光灯電球に入れ替えた。

その改装のためにはどれくらいの二酸化炭素が排出されたのか。そんなことに彼の関心はない。なんせアル・ゴアは、ウランとプルトニウムを精錬し、核弾頭の原料を製造するアライド・ケミカル社のオーナー。そして、二酸化炭素の排出権を金融商品として扱う投機ファンド会社ェネレーション・インベストメント・マネジメントのオーナー。シカゴ気候取引所の大株主でもある。
 
『不都合な真実』は原子力発電のセールスキャンペーンとして制作され、ついでに排出権取引にも網を張って二重に設ける周到さ。日本が一方的にむしりとられても、損をしているのが日本ならだれも文句を言う筋合いはない。

ただし“温暖化”の濡れ衣を二酸化炭素排出にだけ押しついけて、本物の気候変動に盲目になるならば、しわ寄せは世界におよぶ。

ちなみに本書に“エコの常識の嘘・・・非科学的説明が世間に流布されている❢”に挙げられている“嘘”を紹介しておきます。
  • 森が温暖化から地球を救っているというのは嘘。二酸化炭素の吸収が優先されるのは太陽が出ている間だけで、成熟した森は成長が止まっているため、吸収と排出がつりあっている。ちなみに最も多く二酸化炭素を吸収するのは海。
  • 地球の酸素を創り出したのは森というのは嘘。地球の酸素をつくっていたのは海に生息する細菌である藍藻(シアノバクテリア)
  • 北極海に浮かぶ氷が解けたため海面が上昇するというのは嘘。水に浮かんだ氷が解けても水面は上昇しない。

学校の先生ってまじめだから、この地球温暖化論議にあたふたしちゃって、『不都合な真実』を子供たちに見せたりしていた。もう、今はいないだろうな。もしかしていたリして・・・。子供に教えることくらい、自分でしっかり勉強してからにしろよな。

そう言えば、昨年夏にちょっと参加した研修で訪れた大学の環境問題に携わる先生。今進められている温暖化論議に対して疑義を申し立てる立場の人たちのことに触れて、「自分の本を売る目的の“為にする議論”でしかありません」って言い捨ててたな。困ったな、まったく。


    

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韓国反日団体が総会屋になった

毎日新聞社 2014年4月18日
<強制連行追悼碑>群馬県が「政治利用」と許可更新に応じず
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20140418/Mainichi_20140418k0000e040188000c.html
産経ニュース 2014.4.20
群馬の朝鮮人追悼碑を守る会、批判の中集会 「更新拒否なら国際問題」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140420/kor14042008060004-n1.htm

“群馬の朝鮮人追悼碑”といえば、前に記事に書いた「群馬の森」に建てられているヤツのことだな。以下、2012年5月の過去記事。
群馬県立公園「群馬の森」に『「記憶 反省 そして友好」の追悼碑』というものがあるらしい。強制連行真相調査や日朝友好運動に携わっていた日本市民らが「真の友好のためには正しい歴史認識、心からの反省が必要だ」との認識で2004年に建立したものだという。

まったく知らなかった。そんなものが日本国内に、しかも公有地に立っているなんて。

そこで、日本の植民地時代に強制連行され過酷な労働を強いられて群馬県内で犠牲になった朝鮮人を追悼する集会が4月21日に開かれたという。その集会に、在日、“日本市民”あわせて160人が集まったという。集会では、角倉邦良県議、石川眞男玉村町議らが追悼の辞を述べ、星野已喜雄・沼田市長、新井利明・藤岡市長のメッセージが紹介されたという。 
http://chosonsinbo.com/jp/2012/05/0515th-2/
 
韓国日本大使館前の“慰安婦像”といい、アメリカニュージャージー州の“慰安婦碑”といい、“碑”が好きな人達だ。

なにが友好か。なぜ友好などというまどろっこしい言葉を使うか。友好の名のもとに彼らが求めるのは日本人の“屈服”しかないのに。

この碑の建立に携わった“日本市民”が言っている。「真の友好のためには正しい歴史認識、心からの反省が必要だ」。これは、日本人にとって“屈服”である。そして“屈服”を要求している“日本市民”は、少なくともその心は、“日本国民”ではない。

こんなもの建てた韓国に関する本の題名がすごい。それは前にも記事に書いた。“妄想大国”、“悪”、“呆”、“恥”、”嘘つき”、”醜”、”捨て置け”なそ、など、など。でも、こんなニュース見ると・・・、ほんとうに悲しいね。

さらに悲しいのは、国内の反日勢力が、自分が何をしているかも分からずに韓国を利しているということ。上記、『群馬の朝鮮人追悼碑を守る会、批判の中集会 「更新拒否なら国際問題」 』の記事に名前を出す同会の共同代表を務める民主党の角田義一。闇献金疑惑を恥とも思わず、政治資金規正法によって禁止されている外国人からの献金、実際上は朝鮮総連系の企業からの献金を受けた疑惑も持たれている。

そういえば、以下の様なニュースも・・・
産経ニュース 2014.4.20
「特殊株主」日本企業に送り込む韓国“反日団体”の総会屋的圧力

http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140420/waf14042007000002-n1.htm
ついに、韓国の反日運動は、総会屋にまで身を落としました。これって日本では、ただのヤクザモン扱いなんだけどな。しょうがない。捕まえちゃう?

    

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『皇室と日本人』 寛仁親王殿下対談集

平成十八年に発行された本。ちょっと前の本だな。平成二十四年に薨去された寛仁親王殿下の対談集。

平成十六年、小泉内閣時代、首相の私的諮問機関として「皇室典範に関する有識者会議」が設置された。1965年に秋篠宮殿下以降、長く皇室に男子の誕生がなく、現在の皇室典範では近い将来、皇位継承資格者が存在しなくなるおそれが生じていたためである。

有識者会議は“女性天皇”や“女系天皇”の検討に道を開いた。対談集はその問題に多くのページを割いている。

『皇室と日本人』 寛仁親王殿下対談集『皇室と日本人』 寛仁親王殿下対談集
(2006/03)
寛仁親王、加瀬 英明 他

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寛仁親王殿下お伺い申し上げます

第一章  皇室と日本人  皇族のお務めとは何か・・・日常語で語られた皇族観
第二章  天皇さま その血の重み  なぜ私は女系天皇に反対なのか
第三章  皇室の藩屏として思うこと
第四章  いま申し上げて置きたいこと
とどのおしゃべり  近況雑感

  

殿下は、福祉団体柏朋会の会報「ざ・とど」にエッセイを寄せられた。平成十七年九月のことで、“女系天皇”を検討に登らせた有識者会議の方針に反対する内容のものであった。本書の第二章、第三章、第四章は、それをテーマにした対談になっている。第一章はかなり前、平成五年のもので、この年の六月に皇太子と雅子妃殿下の結婚の儀が執り行われた。

“斯道奨励”・・・この本の第一章で初めてこの言葉を知った。皇族方は、政治の力のなかなか及ばない分野に日の光を当てることを自らの役割と心得ておられるという。福祉の世界、スポーツの世界、赤十字の仕事などなど。たしかにそうだ。多くの場合弱い立場の人々、スポーツならマイナー分野で大きな役割を果たされ、国民の目がそこに向くよう促しておられるわけだ。

第二章、第三章、第四章のテーマとして取り上げられている“皇位継承問題”についてだけど、殿下は「まずは知ってほしい」と繰り返し述べられている。「知った上で、時間をかけて論議してほしい」と。「その結果ならば受け入れる」とも。殿下の危惧は、有識者会議の拙速さだ。それは小泉元首相の拙速さでもあったろう。

有識者会議への反論として、殿下が「ざ・とど」に寄せたエッセーには、皇室の継承をより確実にするためのいくつかの方策が示されている。国民が“知った上で議論”を重ねれば、通常はここに行き着くだろうという方策である。それが有識者や小泉元首相の拙速策とは違ったということだ。
  • 臣籍降下された元皇族の皇籍復帰
  • 現在の女性皇族(内親王)に養子を元皇族(男系)から取るように定め、その方に皇位継承権を与える
  • 元皇族に廃絶に成った宮家(例=秩父宮・高松宮)の祭祀を継承して戴き再興する
  • 昔のように側室を置く(これは今の世では難しい) 
有識者や小泉元首相は知りもしないし、ろくに論じもしなかったということだろう。そうじゃなければ昭和二十二年に十一宮家を臣籍降下させたGHQと同じ立場。おそらく前者だろう。

平成十八年、悠仁親王がお生まれになったことで、小泉元首相はこの論議を打ち切ってしまった。本質的問題がまったく解決されていないにもかかわらずである。徐々に寛仁親王殿下のようなまっとうな意見が力を持ちつつあることにを感じ、悠仁親王のご生誕を渡りに船と、有識者会議の設置そのものさえなかったことにしてしまったということだろう。

まったく


    

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『10年後に食える仕事、食えない仕事』 渡邉正裕

これからの時代はグローバル化だ、皆が英語を操って世界を開いてに丁々発止のビジネスを展開しなきゃいけない、キャリアアップして世界に通用する人材にならないと生き残れない。
そんな言葉に踊らされて追いまくられ、疲れきってしまうなんてバカバカしい。冷静にグローバル化によって起こりつつある変化を分析し、自分にふさわしい仕事の分野を過たず、適切な努力で能力を高めていこう。そういうことが書いてある本。
『10年後に食える仕事、食えない仕事』 渡邉正裕『10年後に食える仕事、食えない仕事』 渡邉正裕
(2012/02/03)
渡邉 正裕

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グローバル時代、世界70億人の仁義無き戦い
無国籍ジャングル分野
  • 世界70億人と仁義なく戦い
  • “超成果主義”の世界
  • 勝ち残れば青天井
  • 才能も運も必要
  • 顧客と直接接点のない職種が多い
グローカル分野
  • 日本人の強みを生かしつつ、高付加価値スキルで勝負
  • 日本市場向けの高度専門職
  • 高度な日本語と日本での人的ネットワークを活かす
  • 「士」業など
重力の世界分野
  • グローバルの裁定給与水準に収斂されていく
  • 平均賃金が日本の20分の1のインド人、中国人と勝負
  • 低付加価値なブルーカラー職種が多い
ジャパン・プレミアム分野
  • 日本人ならではの高いサービスマインド、職人気質、チームワーカースピリットを生かす
  • 「同じ日本人」という信頼感を活用した対面のサービス
  • 営業マンや旅館の女将など
これは著者が作った『グローバル時代の職業マップ』なるもの。“重力の世界”に吸収されるようなことがあろうと所詮は自己責任・・・、なんてバカなこと言っていられない。現在進められつつある“グローバル化”というのが間違っているとしか言い様がない。報酬に偏在があるのは当然としても、程度がある。

イギリスは奴隷貿易を食い物にして派遣を築いた。アメリカは黒人奴隷、そして移民の低賃金を食い物にした。今、支那は農民階級という低賃金の、言わば国内奴隷を食い物にして成り上がろうとしている。“グローバル化”というのは、世界にあまねく低賃金労働を効率的に利用し、IT化で中間層まで切り崩してしゃぶり尽くそうとするものか。
第1章  今なにが起きつつあるのか
第2章  「日本人のメリット」で食える仕事の条件
第3章  各エリアの職業とその特徴
第4章  判定チャート・・・10年後、あなたの仕事はどうなるのか?
第5章  10年後の生き残り方
第6章  10年後の「日本人の雇用」
おわりに  「頼れるのは自分だけ」の社会で

日本はTPPに参加する。もうそれは間違いない。でも、現在進行している“グローバル化”は、日本人の生き方にはそぐわない。交渉の過程、さらにうちから主導することでその道筋を正す可能性を探るべきだ。だいたい、グローバル化・グローバル化というが、現状では言葉通りのグローバル化など成るはずがない。

食うや食わずの“重力世界”に依存したそれが成った時、日本人は正常な日本人的信仰心を失っているだろう。なら、イスラームも失われているのか。ありえないだろう。もしそういう世界をつくりあげたいと思うなら、現在以上のテロと暴力に満ちた世界を覚悟することになる。

たしかに、この本に書かれている傾向が今より進んでいくことになるだろうが、“おわりに”にあるような「頼れるのは自分だけ」の社会など、誰も望んでいない。それに日本人はこれまでも、『グローバル時代の職業マップ』の中の右側の二つ、「グローカル」と「ジャパン・プレミアム」の分野で生きてきたのではなかったか。

大学3年の息子に進めようかと思って読んだけど、「自分一人で生きているわけじゃない。世のため、人のため、日本のため、世界のためを思って、一生懸命働くことを考えて将来の仕事を選びなさい」って言ってやればそれで済みそうな気がする。


    

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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