『天声人語 2013年7月―12月』1
「なに天声人語なんか紹介してんだよ❢」・・・そんな声が聞こえてくる。なんか、低い声で、耳元で凄まれているような感覚に襲われ、背筋に悪寒が走る。
正直に言おう。私は天声人語が好きだ。こそこそ隠れてでも読む。こんなに面白いものは珍しい。いつか近い将来、朝日新聞がこれまで日本にかけた迷惑を原因として廃刊に追い込まれることがあっても、“天声人語”だけは何かの形で継続してほしいと思っている。
パキスタンで武装勢力に頭を打たれたマララ・ユスフザイさんが、2013年7月12日に国連で演説をおこなった。しっかりした、たいした娘だ。そのしっかりした娘に目をつけたのがBBC。BBCは彼女を焚き付けてタリバーンを批判させ、娘は2012年10月に、武装勢力に襲われて頭と首に銃弾を受けた。それでもまだ、女性への教育の必要性や平和を訴える活動を続けていくってんだから、つくづくえらい娘だ。・・・BBCは“いいかげんにしろ”だけどさ。
2013年7月15日の天声人語は、この演説を取り上げた。
マララさんにかこつけて、言いたいことは“「人類普遍の原理」を謳った憲法を変えようなんて絶対許せない”ということらしい。
マララさんはたいした娘だと思うよ。“たいした娘”以外の姿はなんにも知らない16歳の娘だ。あっ、今は17歳か。これからどんな人生を送るかは、もちろん彼女自身にもわからない。そんな17歳に対する愛情なんて朝日新聞には関係ない。朝日新聞の立場で利用できるものがあれば、それが年端もいかない小娘であれなんであれ、利用するだけだ。どうせBBCが作り上げた偶像。責任を問われることはない。タダ乗りだ。
“くたばれ安倍内閣”・・・それだけ言うのに、天声人語は700字もの文字を要する。書いてる奴の怨念を思うと・・・、ああ、おもしろい。







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正直に言おう。私は天声人語が好きだ。こそこそ隠れてでも読む。こんなに面白いものは珍しい。いつか近い将来、朝日新聞がこれまで日本にかけた迷惑を原因として廃刊に追い込まれることがあっても、“天声人語”だけは何かの形で継続してほしいと思っている。
![]() | 『天声人語 2013年7月―12月』 (2014/03/20) 朝日新聞論説委員室 商品詳細を見る おもしろすぎる |
2013年7月15日の天声人語は、この演説を取り上げた。
事件が彼女の志を挫くことはなかった。むしろ彼女の中で「弱さ、恐怖、絶望が死に、強さ、力、勇気が生まれた」という。「本とペンを手に取ろう。それが最強の武器なのです」。堂々の語り口は理想を追う政治指導者の風格すら感じさせた 自身を銃撃したテロリストをも赦す。「彼らを憎んではいません」。慈悲の心、非暴力の哲学。預言者ムハンマドやキリストからガンジー、マザー・テレサまで、先哲からの学びの厚みが言葉を支える。 世界では多くの女子が低年齢での結婚を強要されたり、無理に働かされたり、人身売買されたりしている。彼女らの人権を守れ。マララさんは、日本の憲法前文で言う「人類普遍の原理」に拠って立つ。・・・・ |
マララさんにかこつけて、言いたいことは“「人類普遍の原理」を謳った憲法を変えようなんて絶対許せない”ということらしい。
マララさんはたいした娘だと思うよ。“たいした娘”以外の姿はなんにも知らない16歳の娘だ。あっ、今は17歳か。これからどんな人生を送るかは、もちろん彼女自身にもわからない。そんな17歳に対する愛情なんて朝日新聞には関係ない。朝日新聞の立場で利用できるものがあれば、それが年端もいかない小娘であれなんであれ、利用するだけだ。どうせBBCが作り上げた偶像。責任を問われることはない。タダ乗りだ。
“くたばれ安倍内閣”・・・それだけ言うのに、天声人語は700字もの文字を要する。書いてる奴の怨念を思うと・・・、ああ、おもしろい。

