めんどくせぇことばかり 2014年08月
FC2ブログ

東夷・西戎・南蛮・北狄(覚書)『名著で読む日本史』 渡部昇一

名著で読む日本史名著で読む日本史
(2014/06/28)
渡部 昇一

商品詳細を見る
この「虹」が“私たち”の歴史

第二章“中世編”のトップを飾る『神皇正統記』の中に、《東夷・西戎・南蛮・北狄》に関わる説明が出てくるらしい。支那という地域は古くから南蛮や東夷、西戎や北狄が入り混じる土地柄である。そういった歴史を持つ支那と、一環した皇統、社会、民によって構成される日本は違うという文脈で登場するのではないかと思われる。著者の渡部昇一さんは、以下のように要約している。
南蛮はシナの南のほうの蛇の子孫だというのです。だから「蛮」の字には虫がついている。北狄というのは犬の子孫であるから「犭」という扁がつく。それから西戎を親房は西羌と書いていますが、これは西の人たちは羊を飼っているから羊という字が入っているというわけです。東夷の「夷」は普通「身体が小さい」という意味を表しますが、親房の解釈ではそうではなくて、「東は仁ありていのち長し」といういわれがあるところから大弓という字が組み合わさって「夷」と書くのだといっています。
北畠親房の西戎や東夷への理解はともかく、古くから中国人とか漢民族というのがいたかのような頓珍漢な現代人がいることを考えれば、よっぽどまっとうだな。


昨日も紹介したんだけど、少し前に読んだ『岡田英弘著作集Ⅳ シナ(チャイナ)とは何か』の中で、この、《東夷・西戎・南蛮・北狄》について、詳しく、面白く、触れられていた。

それによれば、支那最古の王朝である《夏》は最初に漢字を使った王朝であると考えられているという。その伝説には龍に絡む話が多く、龍蛇伝説はもともと東南アジアに多く広がる。
しかし、その後の王朝である殷も周も秦も、いずれも《戎》の色の濃い王朝で、夏王朝時代の名残はあったろうが、独自に龍蛇伝説を持たない。龍が皇帝のシンボルとなるのは漢王朝時代。高祖劉邦にはその出生伝説に龍が現れることから、その出自には《蛮》の匂いが漂う。
《蛮・夷・戎・狄》の視点は洛陽盆地。

東夷は黄河、淮河の下流域の大デルタ地帯の住民をさす。「夷」の字は「弓」と「大(ヒト)」を合わせて作られ、その音は「低」、「底」と同じで、《低地人》をあらわす。

南蛮は河南省西部、陝西省南部、四川省東部、湖北省西部、湖南省西部の焼畑農耕民をさす。

西戎は陝西省、甘粛省南部の草原の遊牧民をさす。

北狄は山西高原、南モンゴル、大興安嶺の狩猟民をさす。

夏の初代王である禹は、父鯀(コン)が堯から任された仕事を引き継ぎ、水路を開き、陸路を通じ、湖沼を掘り、山脈の位置を定めた。堯の後を受け継いだ舜は禹を後継者に指名し、禹が即位して国号を夏と定めた。禹の墓のある会稽山と洛陽を結ぶラインには夏の伝説が多く、龍蛇伝説も多く含まれる。また、長江下流域江西省から出土した陶器に記された最古の形をした文字から、漢字は夏人によって最初に使われ、それが夏人によって洛陽盆地に持ち込まれ、殷王朝の甲骨文字に発展したと考えられる。夏は、その故地から東夷とされるが、龍蛇伝説を持つところから、さらに古い出自は南蛮にあるのか。

殷人の高祖母神は簡狄。簡狄は有娀氏、つまり戎、すなわち草原の遊牧民の娘。玄鳥の落した卵を飲んで、殷の始祖となる“契”を生む。女神が鳥の姿で天から下った神に感じて妊娠するというのは、東北アジア森林地帯の狩猟民族である狄に共通する始祖神話。

伝説によれば、周の始まりは姜原という女神。姜原の「姜」は「羌」で東北チベットの遊牧民をさす。

秦の伝説で確実なところは、前9世紀に秦嬴(エイ)が、周の孝王から秦に封ぜられて馬を飼ったという西戎らしい話。後の穆公の時に力を伸ばし、西戎にはをとなえた。
『岡田英弘著作集Ⅳ シナ(チャイナ)とは何か』より (抜粋)

これを読んでもらえば、現代人にくらべて南北朝時代に活躍した北畠親房の方がはるかに支那を正確に理解してることが分かりますね。北畠親房にビックリするんじゃなくて、現代の日本人がどんだけ支那を勘違いしているかってことにビックリだな。
    

にほんブログ村 政治ブログへ 一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。

テーマ : 歴史関係書籍覚書
ジャンル : 本・雑誌

隣に韓国を作っておいた-『日中韓 お笑い不一致』 唐沢俊一

また、過去記事でお世話になります。韓国の症状は日々進んでおります。危惧は深まるばかりです。“日本人を傷つけて平然としている奴が、当たり前のように現れる”・・・ありえないって思う?・・・私は本気で心配してます。 次の記事は韓国人の心情を表すものとして、決して特異なものではありません。本当にそう思ってるんです。そういう人たちなんです。
Record China 2014/8/13
韓国人の本当の考え方=「日本と中国は強盗国家」「日中に挟まれた韓国は不幸」
http://www.recordchina.co.jp/a92571.html

そこのあなた、頭冷やして、怒らないで、嘆かないで・・・。しょうがないんですよ。もう付き合いたくもないと放っておくと、かってに困って、「なぜ助けない」と逆ギレしてヤバイ国でも平気で呼び込んじゃうしね。
神が天地を創造された時のこと
:日本という国を作ろう。そこで、世界一素晴らしい文化と世界一素晴らしい気候を、世界一勤勉な人間に与えよう。
大天使:父よ。それでは日本だけが恵まれすぎています。
:我が子よ、案ずるな。隣に韓国をつくっておいた。
以下、2013年2月の記事です
この本、結構すごいよ 『日中韓 お笑い不一致』 唐沢俊一この本、結構すごいよ 『日中韓 お笑い不一致』 唐沢俊一
(2012/12/20)
唐沢 俊一

商品詳細を見る
題名や色遣い。表紙に惑わされてはいけません。内容はかなり深~い本です。日中韓の本質に迫る勢いです。ぜひ読んでね・・・



私、この本はものすごい本だと思う。装丁や題名で、ごくごく軽い本と思って読んでみたんだけど、たしかに肩の凝るような本ではないんだけど、本質を鋭くえぐっている。エスニック・ジョークを題材にしているので、もともと“えぐい”内容ではあるんだけど、それだけで終わらないのがすごいところ。
前口上 ジョークは国の鏡?
第一章 笑える?笑えない!?中国ジョーク
第二章 笑える?笑えない!?韓国ジョーク
第三章 笑える?笑えない!?日本ジョーク
第四章 [鼎談]日中韓実笑分析 ゲスト:呉善花×石平

という構成なのだが、一・二・三章は、まず一つのジョークが紹介され、そのジョークに対して著者の解説が書かれている。この解説が適切で、深い知識と理解に裏付けられているため、ジョークがきわめて際立てられている。

この本に出てくる中国ジョーク、韓国ジョーク、日本ジョークの中から、私のお気に入りを紹介します。

まずは、中国ジョーク
北京の小学校で、先生が生徒に質問した。
「世界で最も進んでいる国はどこですか?」
生徒たちは答えた。「はい、中華人民共和国です。」
「では、世界で最も道徳的な国はどこですか?」
生徒たちは答えた。「はい、中華人民共和国です。」
「では、世界で最も豊かな国はどこですか?」
生徒たちは答えた。「はい、中華人民共和国です。」
しかしその後、生徒たちは突然、一斉に泣き出してしまった。
先生は驚いて聞いた。「どうしたのですか?」
生徒たちは声を揃えて答えた。
「先生、僕たちは中華人民共和国に生まれたかったです。」

続いて、韓国ジョーク。
日本人と韓国人が殴り合いの喧嘩をしていた。
やがて警察がやってきて仲介に入った。
韓国人が口を開いた。
「とにかく滅茶苦茶な話なんですよ」
韓国人は日本人を指さして続けた。
「そこの生意気日本人が、私に殴り返してきたのが喧嘩の発端なんです」

最後に、日本ジョーク。
「私の国では日本を褒めると袋叩きにあいます」
「あなたはどこの国の人ですか?」
「韓国人です」
「私の国でも日本を褒めると袋叩きにあいます」
「あなたはどこの国の人ですか」
「中国人です」
「私の国でも日本を褒めると袋叩きにあいます」
「あなたはどこの国の人ですか」
「日本人です」

どう?おもしろいでしょ。それだけで終わらないのがこの本のすごいところ。先ほども書きましたが、一つ一つのジョークに添えられている、というよりも、こちらのほうが本題なんだけど、解説がいい。適切で、深い知識と理解の裏づけがある。失礼ながらビックリしたものを紹介する。
なぜ韓国だけがここまで日本を恨むのか。

その理由は、戦後の韓国政府が、当時上海に作られていた亡命政府をその原型としているからであるという。

第二次世界大戦で勝利者となった連合国により、亡命政府は韓国の統治をまかされたが、内部で紛争ばかりやっている彼らの評判はよくなく、国民の間に、日本の統治時代を懐かしむ声さえ上がり始めた。

これではいかん、と、政府(李承晩政権)は、徹底した反日教育を国民にほどこし、政府は日本軍の暴虐から韓国を救ったありがたい存在である、と国民を洗脳しようとした。

いろいろ本を読んでみても、この韓国の本質を的確に書いた本て、あまり多くないんだよな。

第四章は、著者、呉善花さん、石平さんの鼎談。ここでは本書で取り上げられた各エスニック・ジョーク、各国の“笑い”の本質について語られ、それはそのまま各民族性の本質に触れるものとなる。つまり、第四章ですべてがまとめあげられている。この本のすごいところはそこまで深く掘り下げながら、決して難しい話になってない、多くの言葉を使いすぎてないってところじゃないかなぁ。ぜひ、読んでみて。
最後に、《韓国の本質を的確に書いた本て、あまり多くない》って書いてあるけど、この記事を書いた2013年2月の段階ではそうだったんだよ。黄文雄さん、呉善花さん、石平さんたちは、外からの眼で書いていたし、もちろん日本人でもいたけど、今のように一般に受け入れられる状況ではなかった。ここにきて、急激に変わったんだ。

    

にほんブログ村 政治ブログへ 一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。

テーマ : 精神世界
ジャンル : 本・雑誌

焚書坑儒の嘘(覚書)『岡田英弘著作集 第四巻 シナとは何か』

心底納得してしまうってことは結構恐い。“この人はいい人”って思うからこそ結婚するんだよね。でもさ、年端もいかない娘っ子に、そう簡単にわかるかい? “この人はいい人”っていうのは、“この人が好き”と同義でしょ。でもって、“好き”っていう脳の判断は、それ相応の行為に裏打ちされている。つまり、自分が相応の行為を許している相手が“悪い人”のわけはないことになる。

いったん下したその評価はなかなかくつがえらない。赤の他人から見れば、“どうして気がつかないのか”ということにさえ気がつかない。結局は、具体的問題行動が発覚したとき、ようやく大きなショックとともに、今後の身の振り方を考えなければならなくなる。
発覚したら即、離婚!? 決め手となる行為トップ11
・・・うちに限って絶対そんなことはないけれど、もし万が一裏切られたとしたら...。
http://netallica.yahoo.co.jp/news/20140817-00025158-urepia

アレッ??? なんでこんな話書いてんだ。全く関係ないのに・・・。・・・思い出した。「安易にそうと決めつけちゃうと、なかなか間違いに気づくのは難しい」って言うこと考えていたら、“よもやっ”って男と結婚しちゃった身近な娘さんのことを思い出しちゃったんだ。“なんであんな男と・・・”、“苦労することがわかんないのかな?”ってさ。そしたら、しばらく前に見たこの記事を思い出して・・・。

・・・大変、失礼しました。私も、“あんないい加減な奴” の一人だった。ああ・・・、また変な方へ話が行っちゃった。

『岡田英弘著作集 第四巻 シナとは何か』『岡田英弘著作集 第四巻 シナとは何か』
(2014/05/24)
岡田英弘

商品詳細を見る
What is China?



「安易にそうと決めつけちゃうと、なかなか間違いに気づくのは難しい」っていうところからもう一度。決めつけちゃったのは、始皇帝の行ったとされる“焚書坑儒の評価”のこと。“焚書坑儒”に関しては、高校の世界史で触れる前に、なんかの形で読んだんだと思う。おそらく、その際に決めつけちゃった思い込みの間違いに気づかされるまでに40年近く費やしてしまった。

“書物を焼き捨てる”、“学者を生き埋めにする”というイメージから、焚書坑儒は思想弾圧である・・・とね。

今、高校で使われている世界史の教科書にどう書かれているかを紹介するね。以下は、東京書籍の『世界史B』第1編「さまざまな地域世界」第4章「東アジア世界」2「中華帝国の誕生」の中の、《秦漢帝国》という小項目の本文および、欄外の記述です。
(本文)・・・始皇帝は、法家の李斯を丞相として言論や思想の統制を強行し、行政を円滑にするために、文字・度量衡・貨幣・車軌を統一した。・・・
(下線部に関する欄外)農業や医療や占いに関する書物を除いて、民間の書物すべてを没収して焼き捨て(焚書)、儒家は皇帝の政治にじゃまなものとして、その学者の多くを捕らえて生き埋めにした(坑儒)とされる。

始皇帝の業績といえば、ひとえに統一である。その流れで、焚書坑儒は思想を統一するための事業の一環ととらえた。その上では、焚書坑儒は分離すべきものではなく、一貫した統一事業というふうにである。・・・しかし、違った。
じつは、漢字の増殖はすでに当時から深刻な問題であった。国によって使う文字が違っていたし、読みも当然異なっていたからである。そこで外交文書を取り交わそうにも、相手の文書そのものが読めないという事態が出現しつつあった。

そのコミュニケーション・ギャップを埋める役割をしたのが、儒教集団であった。儒家は御存知の通り、『詩経』『春秋』『易経』といった古典を神聖視し、その読み方を厳密に定めていた。だから、どの出身地の人間であろうと、儒家同士では手紙のやり取りも非常にスムーズにいった。・・・

秦の始皇帝が文字の統一と固定化を考えた原点には、おそらくこの儒教集団の活躍があったの違いない。儒家が行っているように、文字の書き方、読み方を統一すれば、言語の壁は無視できると始皇帝は考えたのである。・・・

しかも彼は、同時に民間に流布している様々な書物を焼かせた。いわゆる「焚書」である。

・・・始皇帝が書物を焼いた目的は、民間において野放図な漢字の使用が行われないようにというものだった。ことに漢字作成の基本用例となるべき『詩経』や『書経』などの民間版を追放するのが目的で、それに関係のない法律書や農書などは焚書の対象外であった。・・・

焚書と並んで語られるのが「坑儒」である。つまり、秦の始皇帝は儒家を迫害し、彼らを穴埋めにした、と昔から語られてきた。

・・・始皇帝は文書作成者としての儒家の価値を認めていた。儒家を利用することはあっても、殺す必要はない。

じつは、いわゆる坑儒というのは、儒家を相手にしたものではない。これは、もとはと言えば、皇帝のもとで働いていた書生二人が、不死の薬を求める皇帝を批判して逃走したことに関する処分であった。批判に激怒したし皇帝が書生たちを取り調べ、最終的には数百人を検挙して生き埋めにしたことが、のちに坑儒として誤解されて伝わったにすぎない。
本書P454~P457抜粋

まあ、いいか。死ぬ前に気づけた。もちろん、確信は持たないようにするけどさ。それにしてもなぁ。語っちゃったよ、若い連中にも・・・。法家の思想は乱れた世に秩序を取り戻すことに優れ、儒家の思想は秩序を取り戻した世に安定を与えることに優れるとか何とか・・・。穴があったら入れよかな。いやいや、入りたい。


    

にほんブログ村 政治ブログへ 一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。

テーマ : 歴史関係書籍覚書
ジャンル : 本・雑誌

『古代史謎解き紀行III:九州邪馬台国編』 関裕二

もともとの本は、2006年5月にポプラ社から出されたそうで、ずいぶん前だな。著者はたくさん書いているから、読んだような気もするし、読んでないような気もするし・・・。でも、この紀行ものもおもしろいね。地図帳を開きながら、ああでもない、こうでもないと、・・・すごくおもしろい。

さて、地図を見ながら、なにを推理していったかというと、この本の題名にもあるように、“邪馬台国”はどこにあったか。・・・納得してしまった。まあ、誰にでも、いとも簡単に納得させられてしまう私ですが・・・。

ちなみに、下の項目を見てもらって分かるように、結局、この“邪馬台国とはなにか”という問題が、古事記や日本書紀の中に巧妙に隠しこまれて粉飾された“大和建国の謎”につながる、ということになる。

『古代史謎解き紀行III:九州邪馬台国編』 関裕二『古代史謎解き紀行III:九州邪馬台国編』 関裕二
(2014/07/28)
関 裕二

商品詳細を見る
深刻な鉄欠乏症に陥っていたヤマト。なぜ、そのヤマトが・・・



第一章  久留米の謎と邪馬台国論争
第二章  大和の台与と山門の卑弥呼
第三章  宗像三神と北部九州の秘密
第四章  宇佐八幡と応神天皇の秘密
第五章  天孫降臨神話と脱解王の謎

『ハルカ』と本書は無関係

“いまさら邪馬台国論争?”って人がいたら、そうじゃない。・・・そうじゃなくないか。でも、他の邪馬台国論争に比べて圧倒的に面白い。なんといってもここまで来ちゃうとさ、邪馬台国論争だって、宗教化、イデオロギー化しちゃうよね。わかんないのは本人たちだけで、“私の神様のご利益はすごいんです”とかって言われても、しらけるばかり。そういうものとは完全に違うから、もしまだだったら、安心して読んで。

紀行ものであることがこの本の魅力の基でもある。魅力を分かってもらうためにあえて紹介するけど、福岡に、高良山ていう低山があってね。312mの山なんだけど、古くから軍事的要衝としても注目されていたという。そしてその南西、博多周辺の有力勢力からすれば、高良山を挟んだ反対側に“山門”という地名がある。下の地図を見てね。九州北部
地図を見ながらだと一目瞭然でしょ。それにこの地図、魅力的でしょ。まあ、本書に載ってるものではないんだけど。地域をこういうふうに俯瞰すると違う見方ができるよね。地図はもう少し大きくできるからね。

△が高良山。◯が山門。

博多から壱岐、対馬、朝鮮と、一直線。繁栄する博多の背景に大宰府があって筑紫野の狭隘。しかし、地図だと一目瞭然ね。高良山を抑えられれば九州北部は手も足も出ない。この背景に邪馬台国があって九州北部連合政権の長となったというのは非常に合理的である。

しかし、高良山から見て東にある日田。東の勢力に日田を抑えられると、連合政権は分断された上に身動きを封じられてしまう。日田は筑後川の上流で、筑後平野に多大な影響を与える地でありながら、豊の国に属する。豊・・・、トヨ・・・? 台与・・?

著者の九州紀行は“追い落とされた者たち”を追って有明海へ、南下して引っかかるのが野間岬。そして高千穂峰を越えて宮崎県、日向国へ。・・・ここまでにしておこう。

    

にほんブログ村 政治ブログへ 一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。

テーマ : 歴史関係書籍覚書
ジャンル : 本・雑誌

『大東亞戦争は昭和50年4月30日に終結した』 佐藤守

孫が熱を出しまして、子守だけでも大変なところ、心配で目が活字を追いません。恐縮ですが、過去記事です。
・・・2013年2月・・・
“大東亜戦争” “昭和50年4月30日”

題名に使われているニつの言葉。このキーワードで、本書の内容を類推できる人も多いだろう。

“太平洋戦争”はアメリカにとっての日本との戦いの呼称“Pacific War”の戦争観を押しつけただけのこと。「アジアの解放」を大義とする“大東亜戦争”の一部分でしかない。歴史教科書でも未だに“太平洋戦争”と、アメリカの立場に立った呼称が使われる。それを、あえて“大東亜戦争”と呼ぶからには“太平洋戦争”をその一部分とするアジア解放をめざす日本から白人による世界支配への挑戦を対象として、この本は書かれている。

“昭和50年4月30日”、1975年といったほうが、私には分かりやすい。自分が15歳の時の出来事ではあるが、私には世界市場のできごとに属するからだろう。この日、サイゴンは陥落し、南ベトナムは崩壊した。つまり、アメリカが完全敗北した日だ。
大東亞戦争は昭和50年4月30日に終結した大東亞戦争は昭和50年4月30日に終結した
(2012/12/01)
佐藤守

商品詳細を見る
昭和50年4月30日、1975年4月30日。それは、あのベトナム戦争が終わった日だ。そこまで戦いが続いていたのか。

 
プロローグ
第1章 大東亜戦争開始
第2章 中国大陸における終戦
第3章 インドネシアにおける終戦
第4章 フィリピンにおける終戦
第5章 ビルマ方面の終戦
第6章 印度方面の終戦
第7章 台湾(国民党政府)への救援
第8章 仏領インドシナ(ベトナム)における終戦
結びにかえて 「太平洋戦争」には負けたが「大東亜戦争」には勝った❢

未だ戦力を温存し戦況を有利に展開する支那、インドネシア。ほとんど戦闘のなかったフランス領インドシナ。ジャングルに屍を晒したビルマ。8月15日の終戦の詔勅に続く16日の戦闘停止命令は、戦況戦況に合わせて、アジア各地の日本兵一人ひとりをこの上なく混乱させた。特に、勝っているのに、これまで自分が打ち負かしてきたものからの武装解除を受ける場合、動揺はちょっとやそっとのことじゃなかったろう。

この本を読むまで、私はそのことに思い至らなかった。“その時、自分なら・・・”という視点を欠いていた。
また、そのとき置かれた状況と、その状況へのそれまでの関わり方、責任感、故郷の家族の状況と言った様々な要因が、その後の彼らの行動に千差万別の違いを生み出していった。
大東亜会議 アジアの解放

国民党軍に肩入れして台湾を守った日本兵。中共に協力して、人民解放軍空軍の礎を築いた日本兵。もちろん武装解除されて故郷に帰った者も多い。でたらめスターリンによってシベリアに抑留された日本兵。凍土に埋葬された者も数知れず。インドネシア独立のため、イギリス、オランダと戦った日本兵。日本兵と一緒にインパールをめざしたインド人は、まもなく独立を勝ち取った。ベトナムの解放をめざして、日本名すら残さなかった日本兵。

MSN産経ニュース 2014/8/25
最後の元残留日本兵、小野盛さん死去 インドネシア独立戦争に参加 
http://t.co/yFdsf4urja

 
1945年8月15日、日本がアメリカに負けたあとも、数多くの日本兵がアジアの戦場で戦い続けていたということだ。そしてこの戦いは、白人による世界支配への戦いであり、彼らの多くはアジアの土になった。そしてアジアは解放された。つまり白人の支配を打ち破ったのだ。さらに、アフリカが続いた。主要な植民地を失ったヨーロッパはその力の低下を抑えるために統合に向かった。

しかし、世界の混沌は終わらない。今こそ、かつて一人白人支配に立ち向かった、あの時代の日本が期待される。残念ながら、アメリカの属国そのものである今の日本にその力はないが。

なによりも驚かされ、考えさせられたことは、この時代の兵士一人一人の、人間としての質の高さだ。ようやく気づいた。“その時、自分なら・・・”と、私は考えて見なかったわけじゃない。考えたって思い至ることが出来なかったんじゃなかろうか。それだけ私は、彼らに比べてレベルが低い。そういうことかもしれないな。


          

にほんブログ村 政治ブログへ 一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。

テーマ : 精神世界
ジャンル : 本・雑誌

08/26のツイートまとめ

 復刻 わしみみずく 鯉のぼり
娘が作っている張り子です。
良かったら立ち寄ってやって下さい。
 
http://hayashiya.shop-pro.jp/     
 ミィ4 (9)

シリア、米国との対テロ共闘の「用意ある」 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News http://t.co/8xjyngKXFL

ウクライナ当局、東部で「ロシア空挺兵10人を拘束」 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News http://t.co/ixnOckUErL

国連、イスラム国の「民族・宗教浄化」を糾弾 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News http://t.co/wxx85jU36i

イラン、イスラエルの無人偵察機を撃墜と発表 「核施設に接近」 写真7枚 国際ニュース:AFPBB News http://t.co/ZQO96b9kEd

朝鮮日報 オバマ政権、対北政策責任者を一新http://t.co/j070iaOmqJ

朝鮮日報 恥ずかしいコリア、外国人の性犯罪被害者急増http://t.co/quC6a1Oh1q

朝鮮日報 産経支局長の虚偽報道疑惑、検察が朴大統領の元秘書室長調査http://t.co/yySeeQW8rb

朝鮮日報 韓国最高裁長官「法治主義こそ社会安全システムの基本」http://t.co/UHRazPt2De

中国・米国・ロシア・韓国が珍しく協調、日本の死期は近い―中...:レコードチャイナ http://t.co/wqhQoPls8v

米国の対ロ制裁、中国・韓国の説得は不可能、韓国はロシア市...:レコードチャイナ http://t.co/5mLlgGwM1k

三峡ダムに浮かぶ大量のごみ、生活用品から“あんなもの”まで...:レコードチャイナ http://t.co/IkshZvNuXN

韓国の抗日作品、日本と関係緊張のたびに決まって登場―中国紙:レコードチャイナ http://t.co/3t0s1IVlaz

中国製の粗悪な鋼材が、韓国の建物の“時限爆弾”になっている―...:レコードチャイナ http://t.co/08m51qRImb

日本の海上戦力はアジア最強=韓国ネット「日本を見習うべき...:レコードチャイナ http://t.co/GYvX6wcY4l

朴大統領と「密会疑惑」の男性を事情聴取=韓国ネット「検察...:レコードチャイナ http://t.co/zv9qiwRL1w

サーチナ|ソウル飲食店「アフリカ人は入店禁止」 エボラ出血熱が理由と張り紙、黒人差別ではないかの指摘に謝罪=韓国メディア http://t.co/XXQHVfpS8a

サーチナ|「韓国社会は不安」と国民の4割 「性的暴行など4大社会悪」根絶目指す政策に「懐疑的」=韓国 http://t.co/YTYbL8jvtc

サーチナ|干ばつ地域が抗議すべきは、「アイス・バケツ・チャレンジ」でなく「怠慢な当局」だ=中国メディア http://t.co/0WbWCuOwZo

サーチナ|中国政府がベトナムを評価・・・5月の企業襲撃事件、事後処理で http://t.co/HgMoxuvk3Q

韓国クラブ経営者が所得税1億2千万円脱税 ホステスへの天引き分納付せず 東京国税局が告発 - MSN産経ニュース http://t.co/yzxK6TXZKS

菅氏 プーチン氏来日「種々の要素を総合的に判断」 露外相の「変更ない」発言受け - MSN産経ニュース http://t.co/YxrrLoAJJb

慰安婦報道「事実ねじ曲げた朝日新聞」「日本の国益や先人の名誉傷付けた」 西岡力氏が講演  - MSN産経ニュース http://t.co/VDJomCkwNs

リニア中央新幹線、いよいよ始動 JR東海が午後、工事実施計画申請 - MSN産経ニュース http://t.co/uizUtiTcxC

防衛省来年度予算、過去最大5兆円要求へ 対中シフト鮮明、南西・島嶼防衛を強化 - MSN産経ニュース http://t.co/ttCCOrsv4X

【編集日誌】親日国の新大統領に疑念 - MSN産経ニュース http://t.co/zmNs4NUuEl トルコだよ

米軍機への中国軍戦闘機の挑発、他に3回も パイロットの「跳ね返り」行為か - MSN産経ニュース http://t.co/lqmqnR8NNj

アフリカゾウ「100年後には絶滅」 象牙、中国で価格暴騰 3年で10万頭密猟 - MSN産経ニュース http://t.co/0fYPphPGlI

ミンダナオに和平を、歴史動かした女性外交官 初の日本主導「平和構築」外交に奔走 志半ばで逝く   - MSN産経ニュース http://t.co/3f01VFXUbg

捕鯨監視船きょうにも出港 ロシアが拿捕、事情聴取終了 - MSN産経ニュース http://t.co/N1vzncxhvU

プーチン氏訪日、日本の判断見守る 米、「反対とは言わない」 - MSN産経ニュース http://t.co/Zvd3lVub04

UAEが秘密裏にリビア空爆か イスラム系民兵狙う - MSN産経ニュース http://t.co/ODOoZKZgrf

「千年恨」に付き合ってはいられない http://t.co/qKlfSmjIyv

日本漁船が国籍不明船と衝突 尖閣付近の公海上、けがなし - エキサイトニュース http://t.co/Vgd0EG18aA

ミラン・本田圭佑が3戦連発で大会MVPを獲得 開幕レギュラーを当確で「どや顔」 http://t.co/GrwCXwqrBU

朝鮮日報 産経ソウル支局長の処罰は朴大統領の「意思」http://t.co/9ApxefSayc

人手不足で中小の倒産増…人件費の高騰、負担に : 経済 : 読売新聞 http://t.co/dqzWXpM5mh

橋本元首相、新聞記者ら 中国ハニートラップにハマった人々│NEWSポストセブン http://t.co/YEan1PB1tr #postseven

雅子さま 夏休み前の積極的なご公務ご参加に懸念の声出る│NEWSポストセブン http://t.co/ck8BwbQu31 #postseven

ドイツの対ロシア輸出、今年最大25%落ち込む恐れ=業界団体 | ワールド | Reuters http://t.co/kapyKNDB39

イラクで「捕虜を大量処刑」、国連がイスラム国を非難 | ワールド | Reuters http://t.co/s6auQTpL4G

スコットランド独立めぐる第2回テレビ討論会、賛成派が勝利 | ワールド | Reuters http://t.co/O5nFfgiHha

アングル:南シナ海領有権問題、インドネシアの諸島が新たな舞台に | ワールド | Reuters http://t.co/6NI6WazMxw

世界一のソフト女子帰国 上野「一丸で戦えた」 - 47NEWS http://t.co/T947v8Hpw6

石巻からおにぎり2万個分支援米http://t.co/dK5gd19qIq

【ランキング】「彼女から一度は言われてみたい!」と男性が密かに思っているセリフベスト3 http://t.co/LAzIhYGibs



      

にほんブログ村 政治ブログへ 一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。

日本はドイツを見習え❢

Record China 2013/11/14
韓国大統領が欧州でも強調、「日本はドイツに見習え」
http://www.recordchina.co.jp/a79113.html
中央日報 20129/7
戦争犯罪の前でドイツとあまりにも違う日本(1)
http://japanese.joins.com/article/044/159044.html

戦争犯罪の前でドイツとあまりにも違う日本(2)
http://japanese.joins.com/article/045/159045.html?servcode=100&sectcode=140

・・・と、こういうのもありましたね。ドイツを取り上げるのは、あくまでも日本への嫌がらせのためであって、それ以上でもそれ以下でもない。

ちなみに次の写真は2002 日韓共催W杯、独韓戦の時のもの。
ナチス『ドイツでナチスの旗を掲げて行進すれば司法処理対象だ。ドイツはもちろん欧州のほぼすべての国は、過去のナチスによるホロコーストを否定する発言をしたり文章を書くだけでも処罰する。西欧でこれはグローバルスタンダードだ。ドイツ極左赤軍派出身から極右に転向したホルスト・マーラーは09年3月、ホロコーストを否定した罪でポツダム裁判所で懲役5年型を言い渡された。英国人作家リチャード・アーヴィングは同じ罪で、05年に第3国のオーストリアで逮捕され、13カ月間服役した。フランス大統領選に出馬した大物極右政治家ジャン=マリ・ルペンもこうした発言をし、フランスとドイツで罰金刑を受けた。良心の自由や表現の自由という弁論はここには適用されない。』
(上記 《戦争犯罪の前でドイツとあまりにも違う日本(1)》

上記、《戦争犯罪の前でドイツとあまりにも違う日本(1)(2)》によれば、
  • ドイツはノルマンディ上陸作戦、スターリングラード戦闘の犠牲者を称える戦勝国行事に政治家がほとんど毎年参加する。
  • ナチスはドイツ人にとっても敵であることを明確にしている。
  •  ドイツでナチスの旗を掲げて行進すれば司法処理対象だ。
  • (ホロコーストを否定することは司法処理対象であり、)良心の自由や表現の自由という弁論はここには適用されない。
  • ドイツは徹底的な脱ナチス化を追求し、ナチスの蛮行を子どもに教えている。
ということです。“だから日本はドイツに見習え”と、朴槿恵はヨーロッパで言いまくってきたわけだ。まあ、ドイツは驚いただろう。口には出さないまでも、「人のうちの恥をあっちこっちのご近所さんに振れ回りやがって・・・」くらいのことは、当然思ったろう。朴槿恵って、・・・そういうこと感じ取れない女なんだろう。

“あっ、今さら何をそんなことを・・・”とお思いでしょうけど、これ、一様、昨日の続きのつもり。

ドイツにとっての第二次世界大戦と日本にとってのそれは、まったく同じ土俵で比べられる質のものではない。だけど、歴史的敗戦からの復興自体には変わりわない。ともに、それなりに困難な戦後があった。

韓国、中央日報に言わせれば、ドイツは上記五項目のように“立派な”反省の戦後を過ごしたわけだ。・・・馬鹿じゃないの・・・。・・・人を罵るに豊富な語彙を持ちませんで・・・

ドイツのことをなんのかんの言うのは違う機会にして、これが昨日の記事に書いた“余分なこと”だな。

第二次世界大戦を土台にしてつくられた世界においては、日本やドイツはどこまでも敗戦国。ドイツはドイツなりの立ち回りをしているというだけのことだ。日本もドイツも、ときにはかなり厳しい思いをしながら先進国への道を歩み、成功をおさめた。成功した者は過去の傷には触れられたくないものだし、相手はドイツ。まあ、そのへんは、関係国も承知をしている、は・ず・な・の・に・・・、極東の“韓国”とかいう国からやってきた大統領が、“ドイツの反省は素晴らしい”とか言っている。・・・ああ・・・

“ドイツの立ち回り”は、おそらく奥の深いものだと思うよ。旧プロイセンの故地も奪われたけど、結果としてヨーロッパ全体を手に入れれば・・・、ね。韓国が“ドイツの反省は素晴らしい”というのは、そんなドイツへの辛辣なメッセージなのか。ハハハハ・・・。


     

にほんブログ村 政治ブログへ 一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。

テーマ : 韓国について
ジャンル : 政治・経済

ついに国連も韓国の味方になった・・・?

産経ニュース 2014/8/22
「言動過激、暴力行為も」日本のヘイトスピーチに懸念 国連差別撤廃委
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140822/erp14082209000001-n1.htm

Record China  2014/8/22
国連、ヘイトスピーチに「法的規制が必要」=韓国ネット「国連は韓国の味方!」「日韓関係は修復不可能」
http://www.recordchina.co.jp/a93060.html

不愉快な記事ではあるが、ある意味では当然の成り行き。こんな瑣末なことで一喜一憂すること自体、馬鹿馬鹿しいし、クソ忌々しい。日本が突き落とされた穴は、もともととてつもなく深い。それは、ドイツ以上に。
上記、Record Chinaの記事の中、“韓国ネット”のご意見に、「ついに国連も韓国の味方になった」というのがあるけど、これらの記事の瑣末な内容に一喜一憂することは、こういったご意見と同様のレベルに身を落とすことになるのでご用心。

左は、雑誌『WiLL』の2013年2月号。表紙にもあるけど、中西輝政さんの記事で、《中国の奥の手は「敵国条項」》というのがある。支那政府の発言には、“この言い方は、”この言い方は、暗に「敵国条項」を匂わせている”と思えるものが少なくない。
国際連合憲章 旧敵国条項

53条
  1. 安全保障理事会は、その権威の下における強制行動のために、適当な場合には、前記の地域的取極または地域的機関を利用する。但し、いかなる強制行動も、安全保障理事会の許可がなければ、地域的取極に基いて又は地域的機関によってとられてはならない。もっとも、本条2に定める敵国のいずれかに対する措置で、第107条に従って規定されるもの又はこの敵国における侵略政策の再現に備える地域的取極において規定されるものは、関係政府の要請に基いてこの機構がこの敵国による新たな侵略を防止する責任を負うときまで例外とする。
  2. 本条1で用いる敵国という語は、第二次世界戦争中にこの憲章のいずれかの署名国の敵国であった国に適用される。
77条
  1. 信託統治制度は、次の種類の地域で信託統治協定によってこの制度の下におかれるものに適用する。                 a 現に委任統治の下にある地域
    b 第二次世界大戦の結果として敵国から分離される地域
    c 施政について責任を負う国によって自発的にこの制度の下におかれる地域
  2. 前記の種類のうちのいずれの地域がいかなる条件で信託統治制度の下におかれるかについては、今後の協定で定める。
107条
この憲章のいかなる規定も、第二次世界大戦中にこの憲章の署名国の敵であった国に関する行動でその行動について責任を有する政府がこの戦争の結果としてとり又は許可したものを無効にし、又は排除するものではない。



Wikipediaには、日本/ドイツ/イタリア/ブルガリア/ハンガリー/ルーマニア/フィンランドと出てるけど、イタリアは多分違うんじゃねぇかなぁ。終戦間際には寝返って日本に宣戦布告した国だからなぁ。あまつさえ、日本から賠償金掠め取るとは呆れてものが言えねぇ。とりあえず、イタリアは向こう側だと思うけど、それを除けば6カ国。主犯格としては日本とドイツということだな。

2012年1月にも同様の記事を書いているんだけど、その日・独が国連の中でも重要な地位を占める現在においては時勢に合わないとして、1995年の国連総会において、同条項の国連憲章からの削除を求める決議が圧倒的多数で採択された。しかし、安全保障理事会改組問題が難航し、国連憲章の改正に支障を来し、同条項の削除自体は未だ実現していない。

この部分だけを切り離してでも同条項の削除を優先しようという気は、安保理事会の主要国にはないようだ。

それはそうと、国連憲章に条文にあるように、国連加盟国は、「敵国」が憲章に反する行動にでた場合、もちろんそう判断された場合、国際連合加盟国は国連決議に関係なく、単独でも無条件に、当該国に対して軍事的制裁を課すことが認められているのである。 上出のWiLLの記事は、支那は尖閣を巡って対立する日本に対して、この条項を使うことができると言っているわけだ。
 
《日・独が国連のなかでも重要な地位を占める現在》などという言葉に疑問を挟む余地もないと考えるなら、おそらく大きな間違いなのだ。日・独は、今でも条文上だけでなく、実質的にも“敵国”であってくれたほうがありがたいという国はいくらでもある。支那・韓国だけじゃないということだ。 韓国も安心していいってことだ。ただ、あんまり馬鹿なことをやると、敗戦国日本から利益を引き出すことを当然とする国々の足を引っ張ることになるからね。


     

にほんブログ村 政治ブログへ 一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。

テーマ : 国際問題
ジャンル : 政治・経済

『バイキングと北欧神話』 武田龍夫

七九三年
七九九年
八三四年
八三五年
八四四年
八四五年
八五九~六二年
八六〇年
八六二年
八六七年
八七〇年
八八二年
八八五年
九一一年
九一二年
九八二年
九八六年
九九二年頃
一〇〇〇年
一〇一四年
一〇一七年
一〇二八年
一〇六六年

一二六〇年

リンディスファーン襲撃
ナント襲撃
ドーレスタッド襲撃
ロンドン攻撃
スペイン沿岸に遠征
ハンブルク襲撃
ビョルンおよびハスチングの率いるバイキング、地中海に侵入                   
コンスタンティノープル襲撃
ノブゴロドに植民地建設
英国中部に侵入
アイスランド発見
キエフに植民地建設
ジーグフリートの率いるバイキング、パリを包囲
バイキング首領ロロ、ノルマンディー公となる
バイキング、カスピ海沿岸を掠奪
赤毛のエリク、グリーンランドを発見
ビャルニ、アメリカ大陸を目撃
ライフ・エリクソン、アメリカ大陸発見
カールセフニのヴィンランド(アメリカ大陸)探検
アイルランドのバイキング大敗北
バイキング族王クヌート、英国王となる
スチクレスタドの戦い。クヌート、ノルウェーに支配編確立
スタムフォードブリッジでバイキング側大敗北
ヘイスチングの戦い。ノルマンディー公ウィリアムの勝利
グリーンランドの植民バイキング、衰滅へ向かう
本書P74~75より

『バイキングと北欧神話』 武田龍夫『バイキングと北欧神話』 武田龍夫
(2005/11/30)
武田 龍夫

商品詳細を見る
「神よ、ノルマンの怒りより我らを救出し給え」



この本には、地中海、特に南イタリアに関わったバイキングのことはあまり書かれていたない。このあたりに入ってくるのはノルマンディー公の家臣の連中で、植民とか掠奪とかではなくて、一〇世紀末に盛んになっていた巡礼者が皮切りで、そのままの成り行きで、地元のサレルノ公だのナポリ公だのの傭兵となって頭角をあらわすものが登場する。そのうわさや傭兵の募集の話が巡礼者を通じて広まり、ノルマン人戦士を南イタリアに向かわせたという。やがて、一一三〇年にはノルマン朝シチリア王国が成立する。

巡礼者としてやってきた段階で、すでにバイキングらしくない。もちろんその血を引き継いでいることは間違いないんだけど、おそらくそういう理由で、バイキングの歴史の中での活動としてとらえていなかったのかな、と思った。
第1部  バイキングの活躍・・・西欧への衝撃
バイキングとは?
バイキング、その船と武器と習俗
ノルウェーバイキング・・・アイスランド、グリーンランド(北北西への進路)
アメリカ大陸の「発見」
デンマークバイキング・・・英国、北フランスの植民、そして地中海へ(南進ルート)
スウェーデンバイキング・・・ビザンチンへの道(東方への道)
バイキングの滅亡・・・歴史の霧の中へ
第2部  バイキングの神々・・・北欧神話の世界
北欧神話の神々
天地創造
イードゥンと黄金のリンゴ
神々への六つの贈り物
トールとヒミールの大釜
海神ニオルドと山岳女神スカーディ
バルデル神の死
ロキの懲罰
神々の黄昏(ラグナレーク)

第1部最後の「バイキングの滅亡」っていう項目は大胆だよ~。だって決して死に絶えてないもん、その血筋は・・・。それなのに“滅亡”というからには、著者にはバイキングに対するそれなりの思い入れがあるってことなんだろうな。

『それらは一二世紀の間にあいついでヨーロッパ大陸の中に消え去ってしまうのである』という、この言い方。“・・・の中に消え去ってしまう”というのは、バイキングとしてのすべての特性を失ってヨーロッパの文明に飲み込まれたというように感じられるけど、まさしくその通り。
イングランドではノルマン朝もプランタジネット家の支配に変わった。またノルマンディーのノルマンたちはもう北欧語ではなくフランス語を話していた。彼らはすでに異教徒ではなくキリスト教徒であったし、またフランス人と見られ、彼ら自身も自分たちをフランス人と考えた。同じようにシシリー島のノルマン公国もシシリー公国と称し、ビザンチン帝国への野心を育んでいたが、一一九四年からはドイツ人のハインリヒ六世が王となった。シリアのアンティオキア公国は一二八七年まで続いたが、彼らもまた自分たちをもはやノルマン人とは考えていなかった。
ビッケ『小さなバイキング ビッケ』・・・、見てた人いる?私見てました。なんだかほのぼのしてましたけど・・・。同じ海洋民族の血筋ゆえか、バイキングにロマンを感じる日本人。どうも得意な存在らしい。本家本元のスウェーデンでは“野蛮なバイキング”と現代のスウェーデン人は関係ないと、あんまりその話はしたがらないんだってさ。
後半の「北欧神話の世界」は、とても簡単に分かりやすく書かれていていいよ。世界の神話の中で、北欧神話から読むなんて人はいないと思うのね。まあ、それなりに、旧約とかギリシャ神話とかさ、八百万神でもオシリス神話でもさ。そういうのをちょこっとでも読んで、それから北欧神話だよね。どっちかって言うとマイナーだもんね。

前者のメジャーな神話だと深く、浅く、多方面からのアプローチがすでにある。あとは神話を神話として、というのは、面白いものを面白いものとして、お父さんから、あるいはお母さんから語られればいい。残念ながらこれまで私が接した北欧神話の多くは、そういう余裕が無い。マイナーな分、与えられた機会を最大限に活かそうとする姿勢は、よ~く分かる。

この本の後半、第2部の「バイキングの神々・・・北欧神話の世界」は、ただ面白い。ただ面白いってことは“北欧神話”にとって、結構大変なことだと思うよ。ちなみに私が一番好きなのは、“ロキ”かなぁ。半分の神性と半分の悪魔性をあわせ持つ火の神。




にほんブログ村 政治ブログへ 一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。

『イエス・キリストは実在したのか?』 レザー・アスラン

すでにこの本で二本も記事を書かせてもらっちゃったけど、それは、私にとってそれだけ強烈な印象を残したということだ。 

 実在したのは救世主ではない、暴力も厭わない革命家だった ・・・というのも、とっても強烈だった。この本の題名は、『イエス・キリストは実在したのか?』というもので、私はこの題名通りの興味を持って読もうとしたわけだ。そんでもって表紙をめくると、その裏に書かれていたのがこの言葉だった。
 
でもね、この言葉を見ても、私は理解できなかった。そこには、神の国を地上に実現するたに既存の勢力を力によって打倒そうと呼びかける男がいたのであって、私たちが思っているような救世主としてのイエス・キリストという男は実在しなかった。 読み始めてから分かって、けっこうのめり込んだ。

『聖書』はもともと、イエスの死後、布教に携わったイエスの使徒たちの手紙や文書を、一つに編んだもの。著者は、それぞれの弟子たちの文献、聖書以外の歴史的な資料を比較調査することにより、聖書で、なにが捏造され、なにが史実から落されていったかを明らかにしていく。

イエスとは実際にはどのような人物だったのか?
そしてイエスは何を実際に説いていたのか?
そしてそれがどのように変質して、世界宗教へと発展していったのか?
『聖書』の物語と、実際の史実の差から見えてきたものとは?

『イエス・キリストは実在したのか?』 レザー・アスラン『イエス・キリストは実在したのか?』 レザー・アスラン
(2014/07/10)
レザー アスラン

商品詳細を見る
実在したのは、救世主ではなく、革命家だった❢



はじめに  実際のイエスを探る
第Ⅰ部  ローマ帝国とユダヤ教
プロローグ  テロリストよ、祭司をさせ❢
第1章  ローマ帝国と手を結ぶユダヤの大祭司たち
第2章  「ユダヤ人の王」ヘロデの実像
第3章  ヘロデ王は、赤子大虐殺などしていない
第4章  地上の革命を求める者たち
第5章  世界最強帝国に宣戦布告する
第6章  聖都壊滅という形で現実化した「世の終わり」
第Ⅱ部  革命家、イエス
プロローグ  イエスはなぜ危険視されたのか?
第7章  イエスの蔭に隠された洗礼者ヨハネ
第8章  善きサマリア人の挿話の本当の意味
第9章  無償で悪魔祓いをする男
第10章  暴力革命も辞さなかった男
第11章  イエスは自分を何者と見ていたのか?
第12章  ピラト裁判は創作だった
第Ⅲ部  キリスト教の誕生
プロローグ  「神」になったイエス
第13章  ユダヤ人ディアスポラから生まれたキリスト教
第14章  パウロがキリスト教を世界宗教にした
第15章  イエスの弟ヤコブが後を継いだに見えたが・・・
エピローグ  歴史に埋没したナザレのイエスの魅力
イエスは、当時、数多くユダヤ人に登場しては消えていったメシアの一人にすぎない。メシアとは、“油を塗られた者”、“理想的な統治をする為政者”、“神事を行うように聖別された祭司”、“神との特別な関係にある預言者”を言った。そしてイエスの時代のメシアに求められたのは、ダビデの王国を再建し、イスラエルという民族国家を再興することだった。そんなメシアのひとりとして、イエスは処刑されて死んだ。

数多く登場したメシアたちとイエスを分けたものはなんだったか。イエスだけが“復活した”ということ、そしてそれを証言する多くの者が、その証言の撤回を拒否することで、次々と残酷な死に追い込まれた。その事実が、他のメシアたちとイエスを分けた。

復活のモチーフは農耕文明の太陽信仰に発する。本質的に砂漠の宗教であるユダヤ教に、それがどこから入り込んだのか。ん~、考えられるのはすぐ近くのエジプトで、エジプト文明においては“復活”は重大なモチーフだよね。オシリスも復活するしね。そう言えば、オシリスを復活させたイシスは、冥界の王となったオシリスとの性交渉なしにホルスを生むよね。これって“処女懐胎”につながるよね。

話がずれちゃったけど、その“復活”から、それまでのイエスの物語とはまったく別個のもう一つの物語が作り上げられていくわけだ。新たな物語はそれまでの物語にも影響を与えて、都合の悪い部分、つまり“革命家イエス”という男の物語は消し去られたわけだ。

もうひとつ頷かされたのは、聖書の記述者たちが、過去に起こった“事実”を“歴史”として書き残すことを目的とはしていないということ。それぞれの“今”を生きる者たちから寄せられるイエスに関する疑問を、祖先が残したさまざまな予言を読み解き、“復活”をスタート地点として新たに構築されたイエスの地位を確立することが目的だったという点かな。


 

にほんブログ村 政治ブログへ 一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。

テーマ : 精神世界
ジャンル : 本・雑誌

ありがとうございました



「《めんどくせぇことばかり》は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。」
よくお越し下さいました

イーグルス16

Author:イーグルス16

息も絶え絶えです、ぜひ応援してください


現代とはなぜこんなにも棲みにくいのか。
前近代から近現代へと変貌し続ける世相の本質をつかみ生き方の支柱を示す。
カウンター
カテゴリ
こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
最新記事