めんどくせぇことばかり 2015年08月
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『地図で読む 世界史』 柴宣弘

最近、やたらと『・・・・の世界史』とか、『・・・・からみた世界史』とか、“世界史”を題材にした本の出版が多い。めずらしい傾向だね。
まあ、私としては、準本職の分野なんだから喜ばなきゃいけないところなんだけど、本心を言うと、そっとしておいてほしいんだよなぁ。飲みに行ったときとかにさぁ。なんだかんだと変に知識つけた人と一緒になるとさぁ。・・・とどのつまり、めんどくさくてさぁ。


この間紹介した『世界史と日本史 裏話大全』とおんなじで、もとが大きな風呂敷で包まれたお話だから、この中のこれがこうで、あれがそうでという話にはならない。
看板が《学びにも、ビジネスにも使える、現代の理解するための見る世界史》っていうような内容だからね。全体を貫くテーマとして、なにか胸に宿す熱いものがあるわけでもない。
それでいて、細かい地図資料や統計資料まで使って、しかもそれをきわめて分かりやすく提供してくれている。ものによっては、二〇年、三〇年前の研究者ならのどから手が出るほどほしいような資料が、素人のために惜しみなく使われている。
・・・ということは、どういう本かというと、《素人の暇つぶしに最適な本》ということになる。

変にとらえないでね。これ以上のほめ言葉はないと思ってそう言ってるんだからね。

たとえば、P196~P201の『中華帝国』という項目。P199に使われている〈五族の住地〉という地図。清王朝の本質を考えるときにきわめて大きな助けになる。この本の中で十分に活用されているかというと、ちょっとなんだけどね。
『地図で読む 世界史』 柴宣弘

実務教育出版    ¥ 2,700

世界史の知識を五テーマに分類・整理。地図による解説で歴史上の出来事を地政学的に理解
第一章  今の世界を読む
第二次世界大戦後の主なテロ、竹島問題、尖閣諸島問題、印パ紛争、ジェノサイド、イスラエルとパレスチナ・・・他
第二章  近現代の戦争を世界
日清戦争、日露戦争、二度の世界大戦、東西冷戦、朝鮮戦争、キューバ危機、中東戦争・・・他
第三章  冷戦終結から新時代
ISIL(イスラーム国)、コソボ紛争、9.11テロとの戦い、冷戦以後の世界・・・他
第四章  世界を理解する宗教地図
世界の宗教・言語分布、仏教、キリスト教、イスラーム、ユダヤ教、宗教改革・・・他
第五章  帝国の興亡
古代ローマ、オスマン帝国、ハプスブルク帝国、ナポレオン、ロシア帝国、中華帝国・・・他
世界史にかかわる本が盛んに出版されるのは、やっぱり世界の先行きに何らかの不安を感じる向きがあるからだろうね。それからもうひとつは、やっぱりアメリカの力の低下だな。アメリカの顔色だけ伺っておけば何とかなった時代がけっこう長かったからね。その時代、ある意味、多くの日本人は、日本と世界との関連性っていうのを見失ってる向きさえ少なくなかったんじゃないかな。
それが、アメリカの影が薄まったことで、急にその向こうに広がる世界が見えてきた。今までだって、決して盲目であったわけじゃないんだろうけど、”アメリカ”っていうだいぶ濃い目のフィルターを通してしかみることのできない世界だったからね。

まあ、アメリカの影は薄まっただけで、フィルターの濃さは、決して無効の世界を自由自在に見渡せる状況にあるわけじゃない。それも部分部分、濃淡があってね。
世界史の本が多くでてるのは、フィルターの向こうにおぼろげに見える世界を、確固たるものとして自分の脳に再構築したいという思いの現れかな。そんなふうに思うんだけどね。

三十八度線。上海株。原油安。大きな変化は意外と早くやって来るかもしれない。・・・めんどくせぇなんて言ってられないね。飲み屋でもどこでも、いろんな人とやりあわなきゃね。





 


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『「神社」で読み解く日本史の謎』 河合敦

いつだってそうだけど、神さまににらまれたら、それはそれは困っちゃいますよね。だから、祀り上げておくんだよね。気持ちよくお過ごしいただけるようにするわけですよね。・・・特に、“山の神”さまにはね。
 
現代の世界で、ある程度のスケールを持った国家で、日本ほど神とのつながりを濃厚にもった社会は存在しないでしょう。ただ、それはゴッドじゃなくて、あくまで“神”ね。・・・八百万の・・・、いろいろんなところに宿っておられるさ。・・・神・・・。日本人はそのほとんどを“大自然”と重ねる。
その神さまにへをを曲げられたら困っちゃうわけよ。大地が騒ぎだしたり、空が騒ぎだしたり、海が騒ぎだしたり、川が騒ぎだしたり、山が騒ぎだしたり、親父が騒ぎだしたりしちゃあさ。はた迷惑なわけよ。だから、神さまの機嫌を損ねるような奴は、決してそばに近づけない。
皇帝ハインリヒ四世は、カノッサ城まで赴いて教皇グレゴリウス七世に謝罪したよね。キリスト教の世界から破門されたら、家来たちだって誰もついてきてくれないもんね。
一神教の神さまのことはともかく、やっぱり日本でも人々の発言や行動の背景には、それなりの信仰心があるわけだ。そう考えれば、歴史上の人物たちの言動にも、我々以上に濃厚な信仰心があるわけだから、歴史の背景に「神社」が見え隠れするのは当然のことだな。
神社は歴史を、つまり人物の言動を考える重要なヒントになりうる。しかし、その度合いはまちまち。神社だけで歴史の謎が読み解けるわけじゃない。「わけじゃない」けど、神社は間違いなく歴史に寄り添ってきた。その程度にとらえて読んでいけば、この本は面白く読めると思うな。
『「神社」で読み解く日本史の謎』 河合敦

PHP文庫    ¥ 756

「清盛出生の謎」、「桶狭間合戦の実相」、「家康が将門を尊崇したわけ」・・・神社からしか知り得ない“真実の歴史”
第一章  なぜ伊勢に神宮が置かれ、式年遷宮が生まれたか
第二章  皇統の危機!宇佐八幡神宮信託事件の真相とは
第三章  平清盛が厳島神社を尊崇した真意とは何か 
第四章  なぜ源頼朝は鶴岡八幡宮を信仰し、鎌倉に幕府を開いたか
第五章  なぜ信長は熱田神宮に立ち寄り、桶狭間で勝てたのか
第六章  徳川吉宗が日光東照宮への社参を挙行した真意とは
第七章  なぜ日光東照宮は幕末の戦禍を免れ、世界遺産となったのか 
第八章  伊勢神宮への御蔭参りはなぜ流行したのか
第九章  なぜ乃木希典は乃木神社の祭神となったのか
第十章  出雲大社の高層神殿は実在したのか
第十一章  皇室を呪詛した崇徳上皇はなぜ白峯神宮に祀られたのか 
第十二章  八坂神社と平氏の関係、そして清盛の出生の謎
第十三章  白河法皇はなぜ熊野三山を尊崇したのか
第十四章  明治神宮はいかに生まれ、外苑はいかに作られたか
第十五章  武田信玄が諏訪大社に残した意外なものとは何か
第十六章  武田八幡宮に伝わる武田氏滅亡悲話とは
第十七章  豊臣秀吉はなぜ北野天満宮で大茶会を開いたのか
第十八章  伏見稲荷大社の朱鳥居はいかに生み出されたのか
第十九章  徳川家康は平将門を祀る神田明神をなぜ江戸総鎮守としたか
第二十章  靖国神社はいかに創建され、なぜ靖国問題が起きるのか


“エピソード集”には違いないんだけど、それならば、この本の中に含まれる十三にも及ぶ《コラム》、これこそ“エピソード”と呼ぶにふさわしい。それは、〈軽さ〉から言ってもね。上に紹介した二十に及ぶ“章”、“章”と呼ぶには、これまた〈軽さ〉を感じるが、いずれも大きな時代の変わり目、あるいは変わり目になりかねなかったできごとを取り扱ってるのね。そういう意味では、やはり“章”として扱うのがふさわしいか。
日本の歴史って、とっても面白いよね。この面白さを味わえるのは、やはり幸せだ。それは、やっぱり、古代、いやいや神代から自分までが、一つながりになっているからで、こんな面白さを味わえるのは、やはりある程度のスケールを持った国家としては、日本人くらいのものだろう。
その“一つながり”であることに重要な役割を果たしているのが、まぎれもなく私たちの信仰心であって、神社はそれを担保しているわけだよね。だからわかるんだよな。遠く時を隔てていても、清盛が旧宗教勢力から離れて厳島神社を信仰したわけが。信長が熱田神宮の奇跡を演出したわけが。家康が神田明神を関東総鎮守となしたわけが。

そんな、ごく当たり前のことが実はとてつもないことだと、あらためて感じさせられた。同時に、支那や韓国とかが、どうして勝手次第に歴史をこねくり回せるのかね。結局、どうこねくり回そうが、今の支那人や韓国人と古代にそこにいた人たちは、なんにも関係ないしね。ロシアなんか、逆にこねくり回して隠さなきゃいけないことイックラでもがあるから大変だよね。





 


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『世界史と日本史 裏話大全』 歴史の謎研究会

編者が〈歴史の謎研究会〉になっている。この“研究会”こそ謎の組織じゃないか。とてつもなくあやしい。

さてこの本、2009年に出た『裏から読むとおもしろい日本の歴史』、2008年の『日本と世界の「近代史」がこの一冊でわかる!』、2006年の『ここが一番面白い!世界史の舞台裏』、2005年の『その歴史常識にはウラがある』の4冊を改題、再編集したものだそうです。

もしかしたらもとになった本もペラペラめくってみてるかも・・・。で、4冊をもとに再編集したってことだから、もちろんつまらない話は取り除いたわけでしょ。そのせいか、けっこう面白く仕上がってるんだな、これが・・・。

基本的な姿勢がいい。「本来の歴史は、人間臭い濃厚味の物語」。・・・まったくその通り。書く人間の枠に合わせて出っ張りを取り除き、縦横そろえて並べたものを歴史というなら、そりゃ結論だけ聴かせてくれりゃ100点取って見せますよ。でもね、そうはいかのなんとかよ。裏も知らずに歴史を語んな・・・ってところみたいね。

『世界史と日本史 裏話大全』 歴史の謎研究会

青春出版社    ¥ 1,080

「できる大人」はこのターニングポイントを押さえている❢
第1部  世界史の裏話
1 原始・古代
古代エジプトで、ミイラが盛んに作られたのは? 他
2 ギリシャ・ローマ
どうしたカエサルは暗殺されたのか? 他
3 アジアⅠ
「三国志」の時代の激戦で、人口はどれくらい減った? 他
4 中世
錬金術って実際どんな術だった? 他
5 近世
たった180人のスペイン軍にインカ帝国が滅ぼされたのはなぜ? 他
6 アジアⅡ
なぜモンゴル軍はヨーロッパを征服しなかったのか? 他
7 近現代
少数のワシントン軍はなぜイギリスの大軍に勝てた? 他
第2部  日本史の裏話
1 原始・古代
聖徳太子とキリストの誕生説話がやけに似ているのは? 他
2 鎌倉・室町
どうして劣勢の南朝が四度も京都を奪還できたのか? 他
3 戦国・安土桃山
織田信長の領地は“石高”にするとどのくらい? 他
4 江戸
アンコールワットに、日本の武士の落書きがあるのは? 他
5 明治・大正
明治時代になって、最後の仇討をした“謎の男”とは? 他
6 昭和・平成
日本は大戦前夜の外交戦でどこを失敗した? 他



覚悟しておいてね。ものすごい項目数だからね。数えようと思ったんだけど、嫌んなっちゃってやめた。けっこう細かい字の本でね。全380ページで、1項目1ページ強って感じかな。だから1個1個は短い。その分簡潔。書きようによっちゃあ、1項目で本が1冊かけるようなものだってある。でも、1つ1つ考察していると、ちっとも先に進まない。

もうねえ、この手の本は、最初から1ページ1ページ、めくりめくりしながら読んでいくようなタイプの本じゃないね。朝起きて、んんん~って、何にも考えずに本をとって、何にも考えずにどこかのページをめくって、たまたまめくったページをとりあえず読む。面白ければ、その日はいいことがあるだろう。つまらなければ、用心しよう。

そんな読み方で十分。

だけどね。目次見てるとさ、けっこうそそられるものもあるんだよね。やっぱりさ、三国時代から隋成立までの混乱で、漢民族はほとんど死に絶えたんだろう。じゃあ、今の支那人って、いったい何者なんだ。






 


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伊勢神宮に祀られているのは?(覚書)『「神社」で読み解く日本史の謎』 河合敦

伊勢神宮ってのは八咫鏡と天叢雲剣を祀るにふさわしい場所として、垂仁天皇の娘、倭姫命に創建させたんだよね。天叢雲剣は倭姫命から日本武尊を通して、草薙剣として熱田神宮に祀られたから、事実上、伊勢神宮は八咫鏡の祀りどころってことだよね。
で、その八咫鏡は皇孫ニニギノミコトの天下りに際し、天照大神が「この鏡を見ることすなわち、私を見るのと同じだから、手元から離さず、大切に祀りなさい」というようなことを述べて渡したという。だから伊勢神宮は、天照大神の御霊代、ひいては天照大神が祀られたということ。
朝廷は、伊勢神宮に皇女や天皇の姉妹を置き、斎王、または斎宮と呼んで神に奉仕させた。鎌倉時代に僧の通海が著した『通海参詣記』という旅行記があり、「伊勢神宮の神は、夜毎、斎宮に通うらしいが、斎宮の寝床に毎朝蛇の鱗が落ちている」という記述があるそうですね。女の斎王が奉仕するんだから、神さまは男と考える方があたりまえだな。


“天照”は男性神なんだ。それが持統のところで大きく変化させられるんだな。そしてちょうどこのころ日本書紀が誕生し、その中で《日本神話》も語られるわけだ。そこで語られる日本神話は、持統の跡目を孫の軽皇子が継ぐのに合わせて、高天原を統べる女神アマテラスの孫であるニニギが地上界を支配するために降臨するという物語、つまり天孫降臨神話となるわけだ。

そう言えば、日本神話の中に、もう一人、蛇の姿になって女のもとに現れた神がいましたね。倭迹迹日百襲姫命は三輪山の神、大物主神の妻になったが、蛇になって現れた夫の姿に悲鳴を上げ、夫に恥をかかせたっていう話。大物主神は大国主神の和魂であるという。・・・あれっ?・・・面白いね。
『「神社」で読み解く日本史の謎』 河合敦

PHP文庫    ¥ 756

「清盛出生の謎」、「桶狭間合戦の実相」、「家康が将門を尊崇したわけ」・・・神社からしか知り得ない“真実の歴史”


この本の第一章が『なぜ伊勢に神宮が置かれ、式年遷宮が生まれたのか』っていう題名だったんです。関裕二さんの本でさんざん読んでたので、この辺のくだりが面白くってね。それで思い出しました。謡曲の『三輪』。・・・前にもブログに書いたけどね。

『三輪』は、三輸山の麓に庵室をかまえている玄賓僧都のもとに女姿の三輪明神が現われ、三輪の妻問いの神話を語り、天照大神の岩戸隠れの神話を物語って神楽を奏しますが、夜明けと共に消えてゆくという話。その最後に歌われるのが次の歌。
天乃岩戸を、引き立てて神は跡なく入り給へば、常闇(とこやみ)の世と、はやなりぬ。八百萬の神達。岩戸の前にてこれを歎き、神楽を奏して舞ひ給へば、天照大神その時に岩戸を、少し開き給へば、また常闇の雲晴れて、日月光り輝けば、人乃面しろじろと見ゆる 。おもしろやと、神の御聲乃妙なる始めの、物がたり。
♬思へば伊勢と三輪の神、思へば伊勢と三輪の神。一體分身乃御事今更何と磐座や♬
その関の戸乃夜も明け、かくありがたき夢の告。覚むるや名残なるらん、覚むるや名残なるらん。

まいりますよね。《三輪》は、「天照大御神と大物主大神は本来一体の神で、そんなことは言うまでもない」って、はっきり言ってるんだから。・・・私たちも知っているはずのいろいろな物語が、実は古代日本の隠された歴史を語っているんだな、きっと・・・。考えてみれば、「なに?これ!」ってような、不思議な話、私たちたくさん知ってますよね。






 


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『365杯のみそ汁』 フンドーキン醤油

二〇一〇年の本で、もしかしたら中古しか手にはいらないかも。でも、いい本ですよ。私は発行された頃に手に入れて、けっこう使ってるな。朝食には、みそ汁は必須だからね。連れ合いに任せておくと、まあ、ありがたい話なんだけど、どうしても定番の繰り返しになっちゃってね。そんな時、時々叫びたくなるんだ。《・・・みそ汁は、自由だ

そんな私にはうってつけの本。・・・でもね、本が手に入らなくてもご心配なく。この本はフンドーキン醤油株式会社が出している本なんだけど。同社のHPがあって、なんとそこに、《365杯のみそ汁》が、そのまんま紹介されているのです。

http://365杯のみそ汁.com/index.html


さすが、九州の雄、フンドーキン醤油。太っ腹でやす。
『365杯のみそ汁』    フンドーキン醤油

メディアパルムック    中古ですけど

一日一杯の日替わりみそ汁  これを読めば、・・・もうこだわりは何もない
これは、ついこの間いただきました。焼きナスと油揚げのみそ汁。さすがに朝は忙しいので、前の晩の夕食の準備の時になすを焼いて、皮を向いといたのね。そしたら我慢できなくなって、半分生姜醤油で食ってしまった。だから、私のみそ汁は、油揚げのみそ汁。家族は“うまい”と言っていました。ナス
もう、秋だからね。・・・おいこら 宿題終わったか?もう夏休み終わりだぞ 本当、今朝の風は北西からやってきた。秋はうまいものがいっぱいだから好きだ。でも、大事な人がなくなったのも、なぜかいつも秋なんだよな。胸を締めつけられながらも、うまいものはうまい。豚バラときのこのみそ汁だ。ナス
みそ汁に肉とか、みそ汁に魚とか、いいよね。もともと油揚げとか入れてコクを出すけど、思い切って肉、魚なら、一日はもう祝福されたも同然。ここは冬用に《里芋とたら》だけど、季節季節でその時期のものがいいね。・・・えっ?みそ汁なんかにもったいない?大丈夫、遅い時間にスーパーに行って、割引になった材料で作ろう。ナス
春を感じたければこれ。嫌だろうがなんだろうが、春がからだに飛び込んできて、鼻腔を抜けるときに寝ぼけたほっぺたを二三発張っ飛ばす。・・・「おっしゃるとおりでございます。春に間違いございません」と、泣き泣き春を・・・。別に泣かなくてもいいんだけどね。みんな春が好きなんだから。ナス

和風はもちろん、チーズを加えてイタリアン風みそ汁、豆板醤を使って中華風みそ汁、ヨーグルト使ってトルコ風、何でもあれ ただ、みそは、火を止めてから入れよう。みその香りこそは、みそ汁の命。それだけは踏まえた上で、最後にもう一度言わせてもらいます。

みそ汁は、自由だ





 


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『異人たちが見た日本史』 内藤孝宏

フランシスコ・ザビエルの来日、《キリスト教伝来》は一五四九年ね。語呂合わせは、「以後よく広まるキリスト教」。これいいでしょ。ちなみに、《鉄砲伝来》、一五四三年は、「以後予算は鉄砲へ」ね。ザビエル
そうそう、フランシスコ・ザビエルといえば、思い浮かぶのが右の写真。逆さまになってるけど、決してクリックして大きくしたりしないでください。

外国人が書き記した日本の様子をまとめた本ね。多くが日本における自分の活動や観察報告のための書簡であったり、日記や、個人的な記録であったりする。少なくとも、短期的には日本人が読むことを想定して書かれたものではない。その点、本書冒頭にもある通り、彼らの言葉は《貴重な一級資料》となる。

でも、難しいよね。日本に関して何らかのことを書き残しているとしても、そいつがどんな奴かね。とんでもない奴は、どこにでも、どんな時代にもいるからね。それからもう一つ、書かれていることがなんだか違うような気がしても、それは日本人が変わってしまったのかもしれないし、一概には切り捨てられないこと。いろいろと検証するのもけっこう難しそうだし。

『異人たちが見た日本史』    内藤孝宏

洋泉社  ¥ 1,620

戦国から明治まで、外国人が発見したニッポン  
彼らが伝える「日本」には、「日本史」が見落としてしまった細かなディテールが記録されている
PART1  中世に来日した外国人・・・宣教師と商人の時代
フランシスコ・ザビエル  フランシスコ・カブラル  アレッサンドロ・ヴァリニャーノ  アビラ・ヒロン
PART2  江戸前期に来日した外国人・・・朱印船とオランダ商館の時代
ウィリアム・アダムス  ジョン・セーリス  フランソワ・カロン
PART1¥3  江戸後期に来日した外国人・・・研究者と侵略者の時代
エンゲルベルト・ケンペル  ヴァーシリー・ゴローニン  フィリップ・フランツ・フォン・シーベルト  
マシュー・カルブレイス・ペリー


ヴァリニャーノは取り上げられているでしょ。でも、ヴァリニャーノがフィリッピン総督のフランシスコ・デ・サンデに送った次のような意見は、本書には取り上げられていない。
私は閣下に対し、霊魂の改宗に関しては、日本布教は、神の教会の中で最も重要な事業のひとつである旨、断言することができます。なぜなら、国民は非常に高貴かつ有能にして、理性によく従うからです。もっとも、日本は何らかの征服事業を企てる対象としては不向きでしょう。なぜなら、日本は、私がこれまで見てきた中で、最も国土が不毛かつ貧しい故に、求めるべきものは何もなく、また国民は非常に勇敢で、しかも絶えず軍事訓練を積んでいるので、征服が可能な国土ではないからです。しかしながら、支那において陛下が行いたいと思っていることのために、日本は時とともに、非常に益することになるでしょう。それゆえ日本の地を極めて重視する必要があります。
当然だけど、取捨選択も、けっこう大事だよな。

ルイス・フロイスが『日応文化比較』という本に、双方の文化の対称性を取り上げているというのは初耳だった。面白い。“金髪を誇るヨーロッパ女性と黒髪を大切にする日本女性”、“そばかすの多い少ない”、“ヨーロッパでは未婚女性の貞節が尊ばれるのに、日本は処女の純血を重んじない”、“妻と食事を共にするヨーロッパと、別にする日本”、“手で食べるヨーロッパと日本の棒で食べる日本”、“良い衣服を上に着るヨーロッパと、下に着る日本”、“一年を通じて同じい服を着るヨーロッパと、一年に三回変える日本”、“散歩をするヨーロッパと、しない日本”。・・・完全に比較文化論の材料になるね。

江戸以前、江戸前期までを取り扱ったPART1・2はともかく、江戸後期を取り扱ったPART3になると、日本を訪問する《異人》の数そのものが増えるので、取捨が大変だよね。その中でケンペル、ゴローニン、シーボルト、ペリーを選んだっていうのは、けっこう面白いとも思う。

でも、その部分、やっぱり無理があるように思う。重量が違う。PART1・2とPART3を同列に扱うのは、やっぱりバランスが悪い気がする。

参考にさせてもらいたいこともたくさんあったし、全体としてはとても面白い一冊でした。





 


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八月一八日からの戦い

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占守島の戦い
8月15日から三日経った8月18日の早暁午前1時頃に、終戦による武装解除の準備を進めていた占守島の日本軍に対し、ソ連軍が突如、猛烈な砲撃の下に奇襲上陸を開始し、攻撃を仕掛けてきた。やむなく日本軍は解除準備を始めていた武装を整え直し、自衛戦闘を行った。
戦闘は激烈を極め、日本軍の死傷者約600名、ソ連軍の死傷者約3,000名におよんだ。時間とともに日本軍は優勢を確保したが、昼ごろに第5方面軍司令官から、戦闘停止・自衛戦闘移行の命令があり、現地軍ははそれに従い、18日16時をもって積極戦闘を停止することとした。
しかし、日本からの停戦の働きかけにも関わらず、その後も戦闘は続いた。21日、日本軍の降伏により戦闘は終結し、23日にはソ連軍の監視下に武装解除された。
民間人の避難
太平洋戦争期には、占守島には常住の民間人は別所二郎蔵氏一家をはじめ数家族のみであったが、夏季にだけ缶詰工場が稼働するために多数の工員が島を訪れていた。1945年8月15日時点では、日魯漁業の缶詰工場が稼動しており、女子工員400~500人を含む漁業関係者が在島していた。さらに、会社経営の慰安婦も50名ほど取り残されていた。また、海軍施設の建設を請け負った民間作業員も残っており、民間人の総数は2,000人を超えていた。

8月15日以降、日魯漁業により、独航船(30トン級)を使って、早急に送還する計画が作られた。しかし、日本軍の許可が取れずに、占守島に留まっていた。戦火が小康状態となった8月19日16時、かねてからの計画通り、26隻の独航船[22]に分乗し、ソ連軍機の爆撃を受けながら濃霧に紛れて脱出し、1隻を除いて北海道に帰還した。1隻は中部千島で難破して女工20人が現地のソ連軍に収容され、1948年まで抑留された後に帰還した。女子工員以外でも、ソ連軍が日本軍を武装解除している隙に、独航船等を使って脱出したものも多かった。

最終的には1,600名ほどの民間人が占守島に取り残された。その後、島にはソ連各地から移住してくる者が現れ、彼らと共に、漁業・建設労働に従事した。1947年9月20日、日本に帰国を希望する日本人民間人全員は島を離れ、樺太真岡にわたり、その後、北海道に帰還した。ソ連人と結婚した等の理由で島に残留した日本人も極少数存在したが、やがて島を離れた。
この戦いの後、占守島で自衛戦闘を戦った日本軍の兵士のみならず、ソ連軍に対していかなる戦闘をもしていない、中千島や南千島に駐留していた兵士たちまでもすべて、シベリアを主体とするソ連領内に連行され、数年にわたり強制労働に従事させられた。そして、その1割の兵士は、栄養失調と疲労のために亡くなった。


北方領土の占領
得撫島以北の占領は、カムチャツカの現有勢力で行われた。乏しい戦力で占守島の戦闘になったため、ソ連軍は大きな損害をこうむった。当初、カムチャツカの現有勢力の占領は新知島までを占領することとされていたが、順調に占領が進んだため、8月27日に、得撫島までを担当することになった。実際に得撫島に到達するのは8月28日、上陸は8月30日、得撫島を占領して帰還したのは8月31日だった。
択捉島以南の占領は、樺太占領部隊を宛てることになっていた。当初、北海道の一部を占領し、その港を使って、南樺太を占領する予定だったが、アメリカ大統領トルーマンに北海道北東部をソ連が占領することを拒否されると、樺太大泊港から直接、南千島に出航することとした。
択捉島以南占領作戦の実施を開始したのは8月26日、上陸開始するのは8月28日だった。択捉島は8月29日に占領、国後島・色丹島は9月1日に占領した。歯舞群島は9月3日に作戦を開始し、9月5日夜に捕虜を国後島に移送して占領作戦を終了した。





 


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『英語化は愚民化 日本の国力が地に落ちる』 施光恒

意外と鼻が利くんですよ。もともと賞味期限なんてちっとも気にしてない。すべては鼻が決める。みんなそうだったよね。残り物は冷蔵庫なんかじゃなくて茶だんすの中、食えるかどうかは鼻だけが頼り。スーパーだとさ、賞味期限が近付くと割引になるでしょ。何にも問題ないのにね。ありがたい話です。

・・・そうじゃなくて、嗅ぎ分けるのは、“人”ね。
NHKあたりで盛んに言ってて、なんだか耳触りになるような言葉があったら、背景を感じた方がいいよね。ここでの話の場合、それは「グローバル化」、「ボーダーレス化」。こんなこと進めていって最終的に喜ぶ奴がいるとすれば、それはユダヤ人しかいないはずの、何となくわかりやすいような、わかりにくいような・・・。
「グローバル化は時代の流れ」、「ボーダーレス化は歴史の必然」・・・、あれ?それって、資本主義社会を止揚した先にあるものと一緒じゃないよ。しばらく顔を見せないと思ったら、「そうです、私が変なおじさんです」って言っておなじみの踊りを始めるような・・・。

村落共同体 → 国民国家 → 地域統合体 → 世界政府(ボーダーレス社会)
原始共産制 → 古代奴隷制 → 封建社会 → 資本主義社会 → 共産主義社会
・・・ねっ。すごく嫌~な感じでしょ。普遍的歴史法則、あるいは歴史法則主義。これって唯物史観そのものだよね。三十五年前、二十歳の私はそういうことを教えてくれるありがた~い大学に在学していたんだよね。
特定の史観に基づいてものを考える奴は、必ず自分を大衆よりも一歩先に存在させる。大衆への啓蒙を図り、意に沿わない、つまりそいつと同じ史観を持たない奴を“野蛮”として排斥する。新たな時代においては、同調する者たちで指導部を結成し、社会をリードする。大衆からは首領様とか将軍様とか呼ばれるんだっけ?
もちろん、今度の奴らは共産主義者じゃない。アメリカ型の自由民主主義と純度の高い市場経済を理想とする新自由主義者と呼ばれる連中だ。でも、大衆の利益を唱えながらも、こんなにも大衆をバカにしている奴はいないってことではあいつらとおんなじ。

におうんだよな~んかさ。やたらと臭いんだよ。文科省の方を経由してさ。
『英語化は愚民化 日本の国力が地に落ちる』      施光恒

集英社新書    ¥ 821

英語化推進派のお題目は国際競争力の向上。しかし、それはまやかしだ。漱石も諭吉もあきれた明治の英語公用語化論の再来。
はじめに  英語化は誰も望まない未来を連れてくる
第一章  日本を覆う「英語化」政策
「英語化」政策は「愚民化」政策  他
第二章  グローバル化・英語化は歴史の必然なのか
日本語が「国語」の地位を失う危険  他
第三章  「翻訳」と「土着化」がつくった近代日本  
日本を近代化するには英語か、日本語か?-森有礼の「日本語廃止論」 他
第四章  グローバル化・英語化は民主的なのか
EUで上がる疑問の声  他
第五章  英語偏重教育の黒幕、新自由主義者たちの思惑
なぜ今回の英語化が最も危険なのか  他
第六章  英語化が破壊する日本の良さと強み
グローバル化・英語化が庶民を社会から排除する  他
第七章  今後の日本の国づくりと世界秩序構想
英語支配の序列構造  他
森有礼が日本語廃止論者であったことはよく知られている。後に初代文部大臣を務めた人物でもあるわけだからけっこう厳しいよね。まあ、列強による植民地化の脅威が決して大げさじゃない状況の中で早急な近代化を考えたときの、やむを得ざる選択ではあったんだろうけどね。

でも、彼には“是が非でも”ってくらいの勢いがあったみたい。自説に箔をつけるため、英語公用語化への賛成を取り付けようと書簡を送ったイェール大学教授で米言語学教会初代会長のウィリアム・D・ホイットニーから、森有礼は逆にたしなめられている。このホイットニーという人物。米言語学教会初代会長というだけあって“言葉”の持つ力を確実に理解していたようだ。

彼から森有礼に対する反論は、以下の様なものだったようです。
母語を捨て、外国語による近代化を計った国で成功したものなど、ほとんどない。英語を日本の「国語」として採用すれば、まず新しい言葉を覚え、それから学問をすることになってしまい、時間に余裕のない大多数の人々が、実質的に学問をすることが難しくなってしまう。その結果、英語学習に割く時間のふんだんにある少数の特権階級だけがすべての文化を独占することになり、一般大衆との間に大きな格差と断絶が生じてしまうだろう。

先に書いたように、森有礼の英語公用語化論の背景には《列強による植民地化の脅威》があった。だけど今、文科省が進めている英語偏重教育。これって新自由主義路線に立った財界の要請ってことだよね。
新自由主義者は営利活動の完全な自由を求める。環境基準、安全基準、権利保障はなるべく緩いものをグローバル・スタンダードとすることが彼らにとっては正義となる。さらには、文化や言語の違いも、新自由主義者にすれば、営利活動の障害となる。障害を取り除くことが、彼らにとっては正義なのだ。


三木谷さんは言ってます。「グローバリゼーションという観点からは、日本はアジア諸国に遅れを取ってしまっている。残念ながら、英語力は他のアジア諸国より低い。TOEFL平均スコアは、韓国が81点なのに対して、日本は70点しかありません」 「英語革命なくして、日本のグローバル化は果たせない」

つまり、新自由主義の立場で世界市場を奪取できる人材を育てる。海外にそれを求める分、日本も海外の企業に開かれた状態にする。
残念だけど、そんな教育についていけるのは、半分なんて絶対いないよ。三割から二割の間くらいかな。もちろんついていける奴ら自身も、その中できれいに序列化されてね。しかも、そんなことやったら、日本も世界も確実にダメになる。日本より英語ができる韓国が何なんだよ。言語能力の優れたフィリピン人がどうかしたのかよ。

三木谷さんは目を覚ましてほしいな。でも無理だな。下手に成功しちゃってるからね。日本がグローバル化から取り残されるなんてあおりながら、あなたが切り捨てようとしているのも日本人だからね。ちょっと匂うよ、腐臭が・・・。






 


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『氷雪の門』 松山善三

産経ニュース 2015/8/13
【戦後70年~昭和20年夏(7)】樺太に残された日本人女性 ソ連兵の恐怖に震え…過酷な日々、帰国信じ半世紀
http://www.sankei.com/premium/news/150813/prm1508130012-n1.html
(抜粋)
 終戦後もソ連軍の攻撃は続いた。20日には、樺太西海岸の拠点だった真岡町にソ連軍が上陸した。内地への引き揚げ命令が出た22日、ソ連軍は樺太庁のある豊原市(現ユジノサハリンスク)を爆撃、100人以上が死亡した。同日、引き揚げ者を乗せ、北海道・小樽に向かっていた小笠原丸、第二新興丸、泰東丸の3隻が国籍不明の潜水艦の攻撃を受け、第二新興丸を除く2隻が沈没、1700人以上が死亡した。犠牲者の大半は女性や子供、老人だった。ソ連はこの事件に関して沈黙を守ったが、ソ連崩壊後、海軍記録などからソ連太平洋艦隊の潜水艦L-12、19が付近海域で船舶3隻を攻撃したことが判明している。
 ソ連兵は傍若無人だった。短機関銃を構えて民家に押し入っては時計や万年筆、鏡など貴重品を手当たり次第に略奪したが、黙って見ているしかなかった。強姦(ごうかん)も日常茶飯事だった。近藤ら若い女性は髪を短く切り、作業服姿で男のふりをして日中を過ごし、押し入れか屋根裏で就寝した。ソ連兵が家に押し入ると押し入れで息を潜めた。
過去記事です

『氷雪の門』    松山善三

潮文庫  中古ですけど

一九四五年八月二〇日、樺太で失われた九人の電話交換手の乙女たちの命。これは時代に圧殺された真実の物語


南樺太 日本人民間人 40万人
北海道への緊急疎開等、脱出成功 10万人
空襲や艦砲射撃、地上戦など島内での戦闘に巻き込まれて死亡した民間人 およそ2000人


大平炭鉱事件
16日、間宮海峡に面した塔路にソ連軍が上陸。塔路、大平の住民は上恵須取方面へ避難しました。ところが、「上恵須取に既にソ連兵が入った」というデマが飛ぶ。このため、大平鉱業所病院の看護婦二十三名が避難の途中に退路を断たれたと思い込み、17日早朝、全員自決を図った。
避難途中に青酸カリのビンが割れ、致死量に至らなかったため手首を切った6人が死亡し、残りの17名は近くの製材工場の作業員らによって救出された。

真岡郵便電信局事件
8月20日にソ連軍は艦砲射撃を加え、上陸すると航空機で爆撃し、市民は自動小銃で無差別に殺戮された。真岡郵便局では女子交換員9名が「これが最後です。ソ連軍の靴音が聞こえてきます。さようなら、内地の皆さん、さようなら」と最後に発信し、服毒自決した(10名が局内で自決を図り、9名が死亡)。学校に避難していた女性たちはソ連兵の暴行にあい、さらに放火までされた。真岡では申し出があったものだけでも477人の死者・行方不明者が出た。

三船殉難事件
1945年(昭和20年)8月22日、北海道留萌沖の海上で樺太からの婦女子を主体とする引揚者を乗せた日本の引揚船3隻(小笠原丸、第二新興丸、泰東丸)がソ連軍の潜水艦による攻撃を受け、小笠原丸と泰東丸が沈没して1,708名以上が犠牲となった事件。

豊原駅爆撃
8月22日、避難民が集まっている豊原駅をソ連航空機が爆撃した。ソ連機は逃げ惑う避難民に対して執拗に機銃掃射を浴びせかけた。





 


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楽天の英語公用語化(覚書)『英語化は愚民化 日本の国力が地に落ちる』 施光恒

まったく、安倍晋三には困ったもんだ。自民党でも、その困った安倍晋三しかいないっていうんだから、なおのこと困ったもんだ。懇意にしてもらってる先輩に訴えても、「まあ、長州なんてのはそんなもんよ」で済ましてしまう人だし、・・・それはそれで困ったもんだけど、会津人だからな、まあ、しょうがねえか。
この間は世界遺産で驚かされた。「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」がほぼ内定しているところに「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」をごり押しし、“強制連行施設”とかって韓国から難癖つけられて、結果はともあれ歴史を取引材料に使って韓国を黙らせた。
Record China 2015/8/18
軍艦島を訪問した韓国人教授が憤慨=韓国ネット「日本を信じた韓国が悪い」「資格をはく奪できないの?」
http://www.recordchina.co.jp/a116866.html

どうも、文科省がらみでケチがつくんだよな、安倍さんはさ。第一次安倍内閣で導入された教員免許制度改革だけど、今、ものすごいことになってるよ。単なる潰れそうな地方大学救済措置みたいな感じ?
だいたい文科省が現場に押しつけるものにはろくなもんがなくて、ディベートなんて、もとから日本の公序良俗に反しているし、最近は“学び合い”だってさ。どちらにしたって、そんなことやっといて、《いじめがなくならない》とかって、アタマが悪いとしか思えない。日本語は《おもんばかり》の言葉なんだから・・・。

そんで、今度は英語教育の偏重ね。・・・ここまで来ると馬鹿にも程がある。安部首相は楽天の三木谷さんと親しいんだとか、・・・絶望的な気持ちになる。

『英語化は愚民化 日本の国力が地に落ちる』      施光恒

集英社新書    ¥ 821

英語化推進派のお題目は国際競争力の向上。しかし、それはまやかしだ。漱石も諭吉もあきれた明治の英語公用語化論の再来。


英語化の波は、すでに世間を飲み込みつつある。楽天が英語を社内公用語としたのはよく知られているし、二〇一五年七月にはホンダも英語公用語化導入を発表した。英語を社内公用語とした企業は、実はけっこうある。

【楽天、ファーストリテイリング、アサヒビール、シャープ、三井不動産、三井住友銀行、三菱地所、三菱商事、日立製作所、日本電産、武田薬品工業、ソフトバンク】

それぞれけっこうな温度差があるみたいなんだけどね。
楽天人事部副部長が語る英語の社内公用語化の三つの理由
http://president.jp/articles/-/14746
1 優秀な人材の確保
世界には、日本語はできなくとも優秀な人がたくさんいます。世界一になるために、多様で優秀な人材は欠かせないと考えます。
2 グローバル規模での情報共有と意思疎通を迅速にできる
ビジネスをグローバルに展開する上で、海外のグループ社員やパートナーと一緒に仕事をしていくことは必然となります。英語は一体感を構築するための不可欠なコミュニケーション手段となる
3 インターネットビジネスの最新情報は英語で発信されるから
翻訳されるのを待っているようでは、グローバル市場で勝てない

三木谷さんが委員を務める《英語教育の在り方に関する有識者会議》の答申
《今後の英語教育の改善・充実方策について 報告(概要)~グローバル化に対応した英語教育改革の五つの提言http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/102/houkoku/attach/1352463.htm
っていうのがある。当然だけど内容的にはおんなじようなことを言っているんだけど、“社内公用語”の場合、そんな嫌~な会社には入社しなければいいんだけど、この答申は文科省に出されているもんだからね。みんな巻き込まれちゃうからね。あ~あ、本当にたちが悪いんだよな。

さて、楽天は英語の公用語化の理由として上記三つをあげているけど、これが英語を公用語とした場合のメリットだよね。英語ができるようになるといいよね。だけど、本来、「いいよね」っていうそれだけのことのはずなんだ。できないよりできた方がいいってことなんだ。そのメリットを達成するためには、英語ができた方がいいし、さまざまな形のコミュニケーション技術の発展があればとてもうれしい。ドラえもんは「翻訳こんにゃく」持ってたよね。

かりに、日本社会が三木谷さんがめざすようなものになった場合、それは安倍さんがめざすものかもしれないけど、日本人の過半数は日本社会から取り残されてしまうからね。これは決して表面的な脅しなんかじゃない。本書でも紹介されていたけど、有識者会議の提言するような日本社会が生まれた場合のデメリット。羅列しますね。・・・《お・も・て・な・し》なんてもの、どっかに吹っ飛ぶよ。
日本語もきちんと見についていない小学生から英語の授業をはじめて、肝心の日本語やほかの教科がおろそかにならないだろうか。

大学の授業をわざわざ英語でやる必要があるのだろうか。学業のレベルが著しく低下するのではないか。

“グローバル人材”イコール“英語力”なのだろうか。

そもそも、英語力強化が、日本経済の再生につながるのだろうか。

日本語を軽視する傾向が生まれ、美しい日本語が失われないだろうか。

日本文化が衰え、日本人らしさが消失していかないだろうか。

英語の苦手な日本人が肩身が狭いと感じる、よそよそしい社会になってしまわないだろうか。






 


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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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