ただの人種差別(覚書)『恐怖の環境テロリスト』 佐々木正明
“一体何だ”と、びっくりされたでしょうが、ここまで読まれればお分かりでしょう。来日したシー・シェパードの連中が、太地町の漁師の方々に吐いた呪詛の数々です。まったくなんてことでしょう。人口三二〇〇人しかいない大地町。そのなかで数十人の漁師で作る「いさな組合」こそが、シー・シェパードの攻撃対象。かたやシー・シェパードはアメリカの社会や政治だけでなく、世界的企業をも動かしうるパワーを持っている。
『恐怖の環境テロリスト』 佐々木正明 新潮新書 ¥ 時価 エコのためなら人でも殺す。彼らはカルト思想と違法手段で武装した環境テロリスト |
ネプチューンの声が大空に雷のごとくとどろき渡り 神は怒りを込めて深き海底の床を打ちのめした 沿岸の地から、死者を悼む人類の嘆きの声がこだまする ・・・海は盛り上がり、疾風迅雷のごとく沿岸の地に打ち付けた 日の昇る東の地より 海という海が下した恐ろしい天罰が、大地にはじけた 心構えすることも逃げることにもわずかな時間しかなく 力に耐える人間は皆無なり 『Tsunami』ポール・ワトソン |
ちなみにあの時、シー・シェパードの連中が被災した岩手県大槌町でイルカ漁にかかわる漁師や魚市場などをビデオやカメラで撮影していたそうですね。その日、メンバー6人が乗用車で監視活動中で、地震後、津波から逃れるため高台に避難。その後、宿泊先のホテルがある約50キロ離れた遠野市に向けて徒歩で移動を始め、途中から地元住民の車に乗せてもらい、食事の提供も受けていたそうですね。彼らも天罰が下っちゃったんだね。

