めんどくせぇことばかり 2017年01月

『韓国窃盗ビジネスを追え 狙われる日本の「国宝」』 菅野朋子

chosun Online 2017/01/26
対馬仏像:「韓国の寺に所有権」判決、日本政府は激しく反発
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/01/26/2017012602318.html
(全文)
韓国の文化財窃盗団が日本の長崎県対馬市の寺から盗み、韓国に持ち込んだ「観世音菩薩坐像」について、本来の所有者とされる韓国・浮石寺(忠清南道瑞山市)に引き渡すよう命じる判決が大田地裁で下された。
(続きを読む)に全文

朴槿恵の弾劾訴追要求デモの大成功以降、もう韓国人の精神は“糸の切れたタコ”、“発情が収まらない種馬”。風がなくなるか、射精してヘナヘナになるかしないと、暴走は止まらないようですね。汚職贈賄・癒着・私物化、いずれをとっても朴槿恵は歴代のなかで一番いい方のはず。

歴代と違うのは、1998アジア金融危機で破綻し、IMFによる救済を受けて以降、規制緩和、自由化、競争社会化によって、それまでと正反対に触れるかのような韓国社会が出来上がった。もはや、職場は愚か、家族という人間関係も希薄になりつつある状況に経済の不調が重なって、彼らは不満のはけ口を求めていた。

日韓合意があるから、いきなり日本に来なかったので、その対象として朴槿恵大統領が上がったのは当然の成り行き。案の定、次は日本だったと言うだけ。金だけ受け取ったら、早くも“日韓合意再検討”という声が上がる始末。慰安婦、竹島、・・・そう立とうと思っていたら、このニュース。


新潮社  ¥ 1,512

「元々は我々のもの、取り戻して何が悪い!」・・・本当は、みんなそう思ってるの?


この本は2,012年の本。記事も当時のもの。

日本の寺院から盗まれた重要文化財が韓国で取引されている・・・・
こんなミステリーのような・・・と、著者が言うそのミステリーに、著者本人が挑む。探し求めるのは兵庫県鶴林寺から盗まれた高麗仏画“絹本著色弥陀三尊像”と長崎県壱岐の安国寺から盗まれた経典“高麗版大般若経”の二つ。この本には、著者がそれらを追い求めた二〇〇五年からの記録である。

骨董の世界は、国を問わず魑魅魍魎の跋扈する世界である。自分が足を踏み込んでいるわけではないが、刀剣に詳しい友人の話によれば、「世の中の汚い話を集めてミキサーにかけ、ドロドロしたものを煮詰めて濃縮したような世界」なのだそうだ。そんな世界、しかも韓国のその世界に著者が飛び込んでいく。それもただの骨董の世界ではない。追い求めるのは盗品。犯罪の世界だ。

文化財窃盗

当然であるが、著者は“反日”という壁にもぶつかる。何度も「あきらめなよ。だってあれはもともと俺達のものでしょう。韓国に来たことも自然な流れなんだよ」というセリフをぶつけられたという。著者の前には、幾つもの壁が立ちふさがる。

二つの重文は見つかっていない。

この本がミステリーなら、私は結果を言ってしまった。大変な重罪を犯してしまったことになる。しかし、この本の本質はそんなところにはない。二つの重文を追い求める著者の行動の中で垣間見える日韓のあり方、韓国社会そのもの、それこそがこの本の本質だと思う。実は、著者は実行犯に直接インタビューしている。実行犯はこう語る。
カネがない者は、そのままカネがない。カネがない者を下層というのなら、下層から上には這い上がれない。カネがなければいくら頭が良くても塾にも通えず、いい大学に進学することは無理。いい大学を出なければ給料のいい会社になんか勤められない。韓国社会の主流となる人たちとの人脈も作れない。結局、そのままずっと下層にいることになるわけ。それが今の韓国社会なんですよ。

経済の不調が言われるのなら、それはむしろ日本。韓国経済は、数字的には日本を上回って成長している。その経済成長の背景に、実行犯がいうような格差が生まれていることそのものを、もっと問題視すべきだろう。

私たちの日常は、幸せなことに文化財に囲まれている。10kmも半径を取れば、その中にどれほどの神社仏閣を持つだろうか。道端には石仏、お地蔵様、馬頭尊。しかし、私たちはどれだけのことを知っているだろう。かつてそれらに手をあわせて来た人たちのことを。歴史のつながりを欠いているのだ。それを取り戻さなければ、私たちは韓国人窃盗犯にすら笑われる。

2012年と言えば、第2次安倍内閣が始まった年。以降、円安に反比例するようにウォン高が進み、韓国経済は沈み始める。だけど、それ以上に、規制緩和、自由化、競争社会化の進行によって、今の韓国につながる格差社会はすでに完成の域に入ってたんだな。

まあ、経済がどうあれ、政治がどうあれ、韓国人が韓国人であることに変わりない。原因を見つけようとすると、最終的にはそこ。《韓国人だから》に、行きつく。






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『山小屋で会いましょう』 鈴木みき

すみません。2011年の本なんです。買うには買ったけど、足のせいで、山やめてる真っ只中の頃ですから、読む気にならず、ほっぽってあった本です。「じゃあ、買うなよ」・・・ですよね。でも、まあ、今は登れるように・・・、なったとも言えないんだよな~。年末にあちこちの低山歩き回ったら、時には重りまで背負って歩き回ったら、悪くない法の足の膝を痛めてしまった。今月は、週末になっても、横になって本を読んでるだけ。「これじゃあ、手術受ける前と同じだ~」って思って、昨日はトレーニング用の自転車をこいでみた。そしたらなんか、今日は少しいいみたい。

来週は、山に行けるかな。

この本は漫画だよ。著者は、山の大好きな漫画家。本当に好きなんだな~。読んでると、好きで好きで、ものすごく山が好きなことが伝わってくる。一切の暗さがない。「24歳の頃カナダで1年間を過ごし、その時に出会った山に圧倒されて山にはまる」と、プロフィールにある。暗さがないのが分かる。山岳部系ってのは、どうしても、どっかに暗さを引きずるからね。いや、うらやましい。こういう山登りがいいよね。

山小屋は、お客として泊まったことがない。夜中の強風で非難させてもらったことはあるけどね。山をはじめた高校の頃、もう、GWには山小屋に歩荷を兼ねてバイトに行ってた。山小屋は、バイトを兼ねて山に登れる場所。で、奥秩父の山小屋でお金稼いで、北アルプスや、南アルプスや、八ヶ岳に行くの。もちろん、テントかついで・・・。山小屋なんてなしよ。それだって、節約登山。装備に頼らない、体力登山。


講談社  ¥ 1,296

楽しみ広がる「お泊り登山」・・・お、お泊り・・・ムフフ
第1章  ステキなお泊り登山 泊まる楽しみ
第2章  山小屋を知る しくみを詳細解説
第3章  山で迎える夜と朝 泊まり方案内
第4章  もっともっと山登り 広がる楽しみ
第5章  ストーリー@山小屋 出会いのファンタジー

私が山に登っていた時期って、昭和50年から平成3年あたりまで。あんまり長い間じゃないんだな。20年にも満たない。でも、登りまくってたからな。そのまま、順調に歳が取れるって思ってたんだけどな。・・・泣き言が多いね。その手の人間関係を、自分の方から拒否したからね。とても、もったいなかった。

まあ、とにかくその頃は、山はそんなに混雑してなかった。最後の方は、年寄りが増えつつあったけどね。今、休日の百名山は大変だそうだ。そんな中、山小屋はどうなんだろう。混雑しちゃってるんじゃないだろうか。

さて、著者のコラムに、山の楽しみ方の適性が分類されているので紹介します。
下界とおさらば住み込み登山
残念!あなたは登山客にはなれません。働いてください。万が一、登山客に復帰できたとしても、混んでいる山小屋でつい手伝ってしまったり、帰宅したザックはゴミが詰まっているでしょう。逃避癖は治りませんので、逃げ切ることです。
道は前にしかない縦走登山平凡な日々に飽きかけているあなた。いつもより長く歩き、味わう自然の豊かさと厳しさに、平凡が恋しくなるかも。「山登り」の次は「山歩き」。山の大きさを感じてください。
レッツ!お泊り登山登山に少し慣れてきたあなた。自分の力量以上の山に行こうとしていませんか?まずは前哨戦として1泊のコースを2泊にしたり、行きたい山が見える山もいいと思いますよ。山は逃げましぇん!
登頂ってなんですか?山小屋泊まりまだあんまり自発的に山登りをしていないあなた。もしかして苦しい憶い出ばかりではないですか?山小屋をゴールとしてのんびり山小屋時間を過ごしてみたら意外な発見があるかも!登頂するだけが山登りではありません。
飲めや歌えやイベント登山東に開山祭りあれば行き樽酒を飲み、西に餅つきがあれば行きヨイショする。そんな人に・・・あなたはなれます。飲みに行く家が少し遠くなっただけです。一生登頂しないのも面白いでしょう。レッツ・ヤマノミニケーション!
感じるな!慣れろ!日帰り登山山よりもお風呂が好きなあなたは山の近くの宿に泊まって山登りしてみましょう。体は汚れても心は美しくなるのに気がつき始めたら温泉のある山小屋に泊まって見るのはいかがでしょう。
ね。この人の山には、暗さがないでしょう。本当にうらやましい。私もそんな山登りがしたい。以前登っていた時は、《下山とおさらば住み込み登山》や、《道は前にしかない縦走登山》ばかりでしたからね。・・・そう考えると、自分が憐れになるな。

私も山を楽しむぞー❢




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弓立山

ときがわ町の弓立山に登ってきました。源経基が慈光寺一山の境界を定めるため、頂上から四方に矢を放ったのが、山名の由来とか。鏑矢を放って悪霊を払う蟇目の神事が行われた神聖な場所なんですね。
3弓立山ときがわ町の第2庁舎に車を置かせてもらって、弓立山の往復です。前日に役所に電話で聞いたら、せせらぎホール(町の体育館)か第2庁舎に置いていいって言われた。左写真の◯で囲んだところね。

そこから歩いて、・・・当初はピンクのルートで行こうと思ったんだけど、“第1町人”にきいたら、赤のルートを支持された。途中に立ってた案内板も、そちらを指示していたので、そっちに行った。
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左から、車を置かせてもらった第2地方庁舎、道祖神やお地蔵さま、鳥居は八幡社、一番右が登り口の幼稚園の、すぐ上にある観音様。この観音様の上で、道を間違えた。そのまま尾根を目指せばよかったんだけど、ピンクのテープに幻惑されて、足跡をたどってしまった。道が途切れてから、無理やり尾根上を目指したら、付き添いの方(連れ合い)が筋肉痛になりました。 それから、途中でうさぎのうんちを発見しました。
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樹林の中のいい気分の道。中二枚は男鹿岩という巨岩。右は山頂です。

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これはパノラマ写真。道を間違えて、たぬきくんたちの通り道にお邪魔したことなんか忘れてしまいそうな絶景でした。第2庁舎をでてから1時間40分。道間違いしてなければ、1時間20分ってところですね。帰りはもと来た道を戻り、神社の裏手に下りました。舗装道路を歩くところも縮まり、こっちの方がいいや。そうそう、次の写真を見てください。
八幡社の脇の道にある石碑なんだけど、ご覧のとおり《聖徳皇太子》って刻まれている。八幡神といえば応神天皇。八幡社の境内にともに祀られることが多いのが高良社。高良者に祀られるのは蘇我市の祖と言われる武内宿禰。

聖徳太子は、中大兄皇子と鎌足に殺された蘇我入鹿の分身として、日本書紀に創作された人物という話もある。
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そんな古代時の秘密を匂わせて、八幡社の脇の道に聖徳太子の名を刻んだ石像があるんだろうか。でも、なんでときがわ町に?
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下りてきました。いい山でした。下からでも山頂が見えた。山頂部は樹木が刈り込んであったので、景色がいいはずですよね。





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『文豪山怪奇譚 山の怪談名作選』 東雅夫

『山怪奇譚』は山の怖い話。とはいうものの、その前に“文豪”と付いている。下の目次を見てね。すごい人たちの書いた、“怖い話”。“怖い話”とは言っても、ただ、恐怖を掻き立てるだけのゾンビ話じゃありません。砂漠だろうが、なんだろうが、ところ構わず、いたるところに、いつ何時でも現れるゾンビと違って、“それ”は、その居るべきところにいて、出るべき時に出る。

文豪たちは、その居るべきところをあらわし、出るべき時を盛り上げる。最近の山の怪談は、時にゾンビ話に引っ張られたかと思わせるものも時に見受けるが、さすが、文豪の、それも“名作選”ですからね。

いずれも、ひと時代前。人の住処は、それらの居場所のすぐ隣りにあって、日が暮れれば、人はとたんに、それらに時間を明け渡さなければならない。

『魚服記』に太宰治が書いているが、妙に静かな晩には、山ではきっと不思議が起こる。天狗の大木を切り倒す音がめりめりと聞こえたり、小屋の口のあたりで、誰かがあずきをとぐ気配がさくさくと耳についたり、遠いところから山人の笑い声がはっきり響いてくるものなのだ。それが、ごく当たり前のことなのだ。そういう場所であり、そういう時が設定されれば、それらは、人のすぐそばまでやってくる。



山と渓谷社  ¥ 972

願わくは、山行に本書を携え、気に入りの作品を味読朗読されんことを・・・。するか❢

千軒岳にて(火野葦平)
くろん坊(岡本綺堂)
秋葉長光(本堂平四郎)
鉄の童子(村山槐多)
薬草取(泉鏡花)
夢の日記から(中勘助)
山の怪(田中貢太郎)
河原坊(宮沢賢治)
百鬼夜行(菊池寛)
鈴鹿峠の雨(平山蘆江)
魚服記(太宰治)
山人外伝資料(柳田国男)

山は、信じられないほど美しい。とてつもなく清らかで、たどりつけないほど高潔である。多くの人は、そこには何か不思議な力が働いていると感じる。神秘的な気配にはっとさせられることも少なくない。

山は、危険でもある。足元は柔弱で、時には険阻で、人を恐れさせる。山がいったん牙を向けば、そこは人が生きていける場所ではなくなる。気まぐれに、いとも簡単に、人の命を奪うこともある。

本の題名をクリックして、表紙を大きくしてみてください。大木に巻きついた蔦は、大蛇であったり、鵺であったり、鳥の化物であったりしている。彼らは人の目を感じて、蔦に紛れ込もうとしたが、少し、もとの姿を残してしまった。もしも気が付かなかったら、きっと私は、彼らに取り込まれてしまったのだろう。・・・よかった。

でも、ちょっと待って❢ よく見ると、私よりも前に、すでに取り込まれた人がいる。こちらの人は、目だけを残して、すでに大木と一体化している。蛇も鵺も鶏も、この大木の眷属か。

山に行ったものが、何がしかの理由で帰らないことがあれば、そのときには、ありとあらゆる可能性が語られることになる。かつて、山で不思議な声を聞いたものは、その声の主にあったと考える。かつて、沢に足を取られたものは、淵の主の怒りに触れたと考える。

“それ”は居るべきところに居るし、出るべき時に出る。だから、そこでは頭をたれて、その時には謙虚であるべきだ。・・・ブルドーザーで山を削ってゴルフ場にするなんて、絶対しちゃいけない。・・・きっと罰が当たる。




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朝鮮通信使(覚書)『日本に外交はなかった』 宮崎正弘・高山正之

そうだねぇ~。なにが良かったって、韓国人じゃなくてよかったな。最近の様子を見るに、・・・見るまでもなく、つくづくそう思うよ。そんなの、みんなおんなじか~。

今日は、朝鮮通信使について、覚書に残しておこうと思う。というのは、このこと、必ず近いうちに話題になる。なぜかというと、以下のような動きがあるから。
産経ニュース 2016/01/30
「朝鮮通信使」記憶遺産申請へ 日韓合同で2017年登録目指す
http://www.sankei.com/life/news/160130/lif1601300030-n1.html
(抜粋)
 江戸時代、朝鮮王朝が日本に送った外交使節「朝鮮通信使」の関連資料を、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界記憶遺産に申請することが29日、正式に決まった。日本と韓国の民間団体がこの日、国境の島・長崎県対馬市で共同申請書に調印した。資料は外交文書、絵巻など日韓合わせ111件333点。3月に申請し、2017年の登録を目指す。

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初詣は、毎年、高麗神社に参ります。高句麗王若光をまつった神社です。周辺の開拓に帰化人が果たした役割は大きく、併合時代には政治にかかわる人々も、多く参拝しています。最近、朝鮮色を強めているのが気になるけどね。若光王は子孫がこの日本の国に溶け込んで、半島北方にいた頃以上に穏便に暮らしていけることを見守っているに違いないと思うのだが・・・。

さて、そんな私からしても、『朝鮮通信使』の世界記憶遺産登録ってのは、どうも、いかがなものかと考えてしまう。南京事件がすでに登録されているけど、シナは登録されているのに、登録されるべき資料を、いまだに明らかにしていないそうだ。資料がないのに、いったいユネスコはどうやって世界遺産にふさわしいと判断したのやら。

種明かしは簡単で、その時のユネスコの事務局長が、ブルガリア出身のイリナ・ボコバという女で、ブルガリア共産党の札付きの左翼。その年(平成27年)の9月に北京で開かれた抗日戦争勝利70年に出席して、天安門で習近平と一緒に写真を撮ってた女。たぶん、たくさんお金をもらったんだろうって、高山さんが言ってる。

それに、もともと資料なんかないのだ。シナが捏造したもの以外にはね。だけど、シナでもなければ、資料は表に出されるもの。人目に触れるもの。たしかに朝鮮通信使が両国の親善に果たした役割というのは、小さからぬものがあるよ。だけど、それだけを表に出すわけじゃあない。みんな表に出す。・・・こんなことも、あんなことも、み~んな。


『日本に外交はなかった』    宮崎正弘・高山正之

自由社  ¥ 1,080

二人のジャーナリストが語る、外交から見た日本の混迷
上 古代から明治維新
「日本に外交はなかった」という言葉
日本文化を花開かせた「遣唐使」廃止
足利義満の屈辱の外交
鎖国は賢明な外交政策
江戸の外交
研ぎ澄まされた聖徳太子の外交感覚
元寇に見せた北条時宗の外交
とんでもない朝鮮通信使
キリスト教排除
幕末に見る日本人の気概外交
下 明治維新から現代
ロバート・バウン号と榎本武揚
お雇い外国人エミール・ベルタン
外交官試験に通った堀口九萬一と白鳥敏夫
日英同盟と日露戦争
日米対立
真珠湾奇襲
アメリカのエージェントとなった外交官
ノンキャリアをいじめる外務省
慰安婦問題で朝日と共犯になった外務省
三島由紀夫が乗り移ったストークス
朝鮮問題で引きずり込まれた日清戦争
お雇い外国人ヘンリー・デニソン
三国干渉とドイツ
対華二十一箇条の要求
日米開戦
「最後通知」手交延滞
外交官試験廃止
教育主権を中国、韓国に手渡した
南京事件が世界遺産になった


通信使は、徳川幕府の発明品じゃなくて、すでに義満や義教の頃から来てたんだって。室町時代の通信使は聖宗の派遣した短期留学生のようなもので、灌漑用水車の作り方とか、メッキの仕方とか、紙の漉き方、染色の仕方と、いろいろなものを習いに来た。つまり、そういうことが、李氏朝鮮時代の半島ではできなくなってた。木を丸めて車輪を作ることもできなかったという。

高山さんは、そこで、《漢字かな混じり文》に接したことが、聖宗をして諺文づくりの発想につながったんじゃないかというけど、高麗時代に、半島にはモンゴルが入ってるからね。ハングル文字はパスパ文字に似てるっていうしね。でも、発想自体は、もしかしたらそうかもね。大概の技術は、日本の方が高かったんだよね。陶工だって、日本は粘土の山まで与えて、畑付きで待遇もよかった。絵付けの技術とかは日本が教えた。色がないからね。向こうには。向こうでは、技術者は大事にされてないからね。だからみんな仲間を呼んで、結局、帰らなかったんだよね。

徳川幕府の始めた朝鮮通信使は、秀吉時代の関係を改善し、貿易を再開しようというもの。あと、シナの王朝が行う“朝貢”ですね。琉球王朝の使節もやってこさせて、徳川将軍にあいさつする。

これは招待旅行で、ずいぶんお金がかかった。400人くらいがやって来て、全部、顎足つき。行く先々で、宿の食器から掛け軸でも、何でもかんでも持ってきちゃって、全部、幕府が払って回った。
本の中で高山さんが話題にしてた絵が右のもの。《朝鮮聘礼使淀城着来図》という絵で、京都市歴史資料館は、“盗んでいる”とは限らないって言ってるそうだけど、朝鮮人に棒で殴りかかってる日本人がいるからね。300px-Chosenjintsushinshi.png

朝鮮人は、みんな真っ白ね。洗いざらしの木綿服で、染色の技術がなかったそうだ。きれいな衣装の朝鮮通信使ってのは、みんなウソってことになる。大丈夫ですか。世界遺産登録を推進している人。きれいな服にすると、シナと一緒になっちゃうよ。

家宣の時代、新井白石が何の知的刺激もなく、1回100万両の浪費をやめるべく献策。なのに、老中の土井正直が継続を主張したらしい。ただし、接待は質素、宿屋には高価なものは隠すように指示して、経費を半分にした。

家斉の時代、松平忠信が、対馬で接待すればそれでいいってことにした。易地聘礼(えきちへいれい)っていうらしいけど、朝鮮側はぶーぶー言ったらしいが、1811年が最後の12回目で、これで終わったらしい。

心配だからもう一回いうけど、世界記憶遺産に登録すると、本当のことが全部明らかになるんだからね。隠したり、嘘ついたりすると、それこそ、「シナか、お前は・・・」って言われるんだからね。




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Brexit(覚書)『これが世界と日本経済の真実だ』 髙橋洋一

政治を決するのは、選挙でいい。誰に、なに党に政治を託するかを選択し、選ばれた個人、政党は、その委託に身命を賭すつもりで応える。それでいい。イギリスは、2014年にスコットランドの独立を問う住民投票があって、2016年のEU離脱を問う国民投票。
・・・好きなのか? 国民投票が・・・。民主主義の原点? 嫌いだもん。民主主義なんか。他にもっといい方法は、・・・思い当たらないけどさ。

でも、国民投票ってのはよくないよ。あんまりにも白黒はっきりしちゃってさ。あとに禍根となって残りそうだよね。マスコミは、この世の終わりでもあるかのように騒ぎ立てるだろうし、それがこぞって髙橋さんの言う“左巻き”じゃあ、ひどく耳障りだろうことは容易に想像がつく。感情的に煽り立てられは、逆に冷静な判断なんてできなくなるだろう。

イギリスでは、EU残留を訴える政治家の方が殺されたね。あれも結果を左右したね。この本には、勝ち馬に乗るバンドワゴン効果と、判官贔屓のアンダードッグ効果が紹介されてるけど、この事件はイギリスにアンダードッグ効果をもたらしてしまった。



悟空出版  ¥ 1,188

数字を読めない「左巻き」のマスコミ、評論家、学者、官僚たち
第一章  世界経済の真相
第二章  実は成功しているアベノミクス
第三章  マスコミ報道はなぜ嘘八百になるのか
第四章  数字を読めない左巻きの罪



大戦後の西欧諸国にとっての最大の脅威はソ連を中心とする東欧社会主義勢力。それに対処する自由主義陣営の軍事同盟が、アメリカ、カナダと西欧諸国で構成されたNATO。NATOを安全保障として、西欧はマーシャルプランで経済復興を遂げていく。その中で、1951年に石炭鉄鋼共同体が誕生し、連携への流れができる。連携を主導したのは西ドイツ・フランス・イタリア・オランダ・ベルギー・ルクセンブルクで、1957年には経済共同体(EEC)、1967年にヨーロッパ共同体(EC)1993年のヨーロッパ連合(EU)も、この6カ国をコアとして発足した。

イギリスは、この一連の連携において、中心的な役割を果たしてこなかった。EEC時代には、これに対抗してノルウェー、デンマークなどと一緒にヨーロッパ自由貿易連合(EFTA)を発足させて対抗した。しかし、EECとの競争で苦境に立たされ、1963年にEECへの加盟を申請するが、フランスのド・ゴール大統領に反対されて失敗。1973年、オイルショックでヨーロッパ経済全体が危機に陥って、ようやくEC加盟が果たされた。

サッチャー時代、やはりヨーロッパ統合には積極的ではない。だからユーロの導入は見送られた。実は、イギリスは、ヨーロッパ大陸の国々との間に様々な違いがある。車の通行は、イギリスは左側で大陸は右側。法体系は、英米法は判例主義で大陸法は成文法主義。イギリスは司法が行政に優先するが、大陸は行政優位の法運用体制。イギリスは、官僚機構がそれほど強くなく自由競争を重視している。それに対し、大陸は今のEUがそうであるように、巨大な官僚機構に支えられる役人天国である。現状では、自由競争を重視するイギリスでも、EUの定めたルールに縛られる。

EUに加盟して7年が経った国の国民は、EU内での労働移民が認められる。そのため、イギリスには2004年に加盟したポーランド、2007年に加盟したブルガリア、ルーマニアの労働移民が大量に流入、定着した。そのために賃金が低下し、イギリス人労働者の働き場が奪われていた。移民が入ってくる前のイギリスを知っている人々には、EU離脱派が多かった。

ただし、イギリスは、ヨーロッパの国家間において国境検査なしで国境を超えることを許可する《シェンゲン協定》に入っていない。だから、国境検査が可能である。ユーロ圏でもなければ、シェンゲン圏でもない。そんな優位な立場を認められていた。

イギリスは、常に、EUに対して一歩、距離を置いてきた。それでもなお、EUのルールを多分に受け入れてきた。独自の政策が取れない。特に経済政策の小回りの効かないことが足かせになっているという不満の象徴的な問題として、移民排斥という動きが生まれたというのが著者の見解。

たしかに、離脱の“形”にもよるが、それによって良くなる点も悪くなる点もある。それを見て、スペインやギリシャも考える。離れるべきは離れ、残るべきは残る。そうすることでEUも、より適した規模になることができるという見方もある。




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キリシタン禁制(覚書)『日本に外交はなかった』 宮崎正弘・高山正之

BBC NEWS JAPAN 2016/02/19
【米大統領選2016】「キリスト教徒ではない」 ローマ法王がトランプ氏発言を非難
http://www.bbc.com/japanese/35610162
(抜粋)
ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は18日、米大統領選に立候補しているドナルド・トランプ氏がメキシコとの国境に不法移民を防ぐ壁を建設すると発言していることについて、キリスト教徒らしくないと述べた。
(続きを読む)に全文
やりましたね。大統領就任を目前にして明言しておりました。「米墨国境に壁を作り、その費用をメキシコに請求する」と。さて、壁を作るだけじゃないんです。その費用をメキシコに請求するっていうんですから、なおのこと《キリスト教徒ではありません》よね、教皇様。“破門”ですよね。

《異例の発言》ということなら、ドナルド・トランプどころではない。フランシスコ1世は、そのドナルド・トランプを“破門”にするって言った。あるいは、ウソだったのか。

2013年9月、フランシスコ1世は、「教会は人々の実質的な生活条件を理解しなければならない」としながら同性愛者、離婚した人、中絶女性に慈悲を施すことを促す言及をした。それからほんのわずかの間に、同性愛は世界中で認知が広がっている。実際には、“同性愛”などという簡単なことではない。性的嗜好は千差万別だ。性にかかわる問題であるだけに、たいていの人間は口には出さずに世間と折り合いをつける。それを簡単に“同性愛”など、問題の矮小化も甚だしい。・・・まあ、いいや。今はそれを問題にしたいわけじゃない。

『日本に外交はなかった』    宮崎正弘・高山正之

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二人のジャーナリストが語る、外交から見た日本の混迷
上 古代から明治維新
「日本に外交はなかった」という言葉
日本文化を花開かせた「遣唐使」廃止
足利義満の屈辱の外交
鎖国は賢明な外交政策
江戸の外交
研ぎ澄まされた聖徳太子の外交感覚
元寇に見せた北条時宗の外交
とんでもない朝鮮通信使
キリスト教排除
幕末に見る日本人の気概外交
下 明治維新から現代
ロバート・バウン号と榎本武揚
お雇い外国人エミール・ベルタン
外交官試験に通った堀口九萬一と白鳥敏夫
日英同盟と日露戦争
日米対立
真珠湾奇襲
アメリカのエージェントとなった外交官
ノンキャリアをいじめる外務省
慰安婦問題で朝日と共犯になった外務省
三島由紀夫が乗り移ったストークス
朝鮮問題で引きずり込まれた日清戦争
お雇い外国人ヘンリー・デニソン
三国干渉とドイツ
対華二十一箇条の要求
日米開戦
「最後通知」手交延滞
外交官試験廃止
教育主権を中国、韓国に手渡した
南京事件が世界遺産になった

取り上げたいのは、この本でも紹介されている、イエズス会士たちの宣教とバテレン追放令の話。

あの頃、宣教師たちは、一般的に神仏を悪魔とみなし、仏像や神体を破壊すべき偶像と考えていた。キリシタンによる寺社の破壊、神仏に対する冒清の記事は、探せばいくらでも見つかるというし、イエズス会がそれらの行為を自分たちの布教成果として重視していたと考えられる。秀吉が、寺社破壊についてコエリョに詰問したところ、熱心な日本人信徒の自発的行動であり、宣教師が直接指導にあたってはいないと責任逃れをしているが、しかし、これらの行為は、イエズス会の意図であることは間違いない。オルガンティーノもヴァリニャーノあての書簡で、寺社の償却を強く希望している。

寺社勢力は、何といっても日本社会における一大勢力であった。その説くところは、戦国の混乱に惑う人々を救うのに十分ではなかった。戦国時代に、キリスト教の教えにすがろうとする日本人がいたのは、そんなところにも理由があるだろう。大名たちの中には、南蛮貿易の利を目当てに、キリシタン大名と呼ばれた者もいた。高山右近の信仰心がどうのこうのと問題にするつもりはない。その前に、まず、宣教師たちの、前述のような姿勢があったということだ。

このころのキリスト教は、“寛容”からは程遠い、対極に位置する宗教といっていい。イエズス会士も、その姿勢に揺るぎはない。スペインの軍事力に頼ることも、目的のためであれば、ためらわない。結果として、日本にその方法を取ることが効果的ではないと判断しただけの話だ。

教会領と称して日本を蚕食するわ、日本人を奴隷として売り飛ばす片棒は担ぐわで、イエズス会ってのは、日本にとって大変危険な組織だった。高山右近はそれが見抜けなかったか、そういった高い見地を持つことができなかっただけ。

「日本人を奴隷として売り飛ばすようなことはするな」、「宗教対立を持ち込むな」というのが、秀吉のバテレン追放令。高山右近は、秀吉のような危機感を持つことができなかった。・・・その高山右近が列福されるそうですね。
バチカン放送局 2016/01/22
高山右近福者に
http://ja.radiovaticana.va/news/2016/01/22/%E9%AB%98%E5%B1%B1%E5%8F%B3%E8%BF%91%E7%A6%8F%E8%80%85%E3%81%AB/1202930
(全文)
2016年1月21日、教皇フランシコは教皇庁列聖省長官アンジェロ・アマート枢機卿と会見し、同省から提出されていた11件の文書に承認のサインをされた。その中の1件は400年前の日本のキリシタン大名ユスト高山右近の殉教を承認するもので、これで日本カトリック教会の長年の悲願であったキリシタン大名、高山右近の列福に決定的な一歩がしるされた。
(続きを読む)に全文
高山右近の列福は、2月7日、大阪城ホールで行うそうです。もちろん主催は教皇庁。

《信仰の迫害》という側面だけを取り上げて高山右近を持ち上げるが、彼が日本にとって危険な存在であったことは間違いない。彼を危険な存在したのは、イエズス会であり、ローマ教会である。その視点を欠いて高山右近を持ち上げようとするなら、最近ローマ教会が盛んに使う“寛容”という言葉は、白人社会の中だけで通用するものという、そういうただし書きがついていることなのだろう。




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ジャンル : 本・雑誌

『日・米・独 10年後に生き残っている国はどこだ』 高山正行/川口マーン惠美

この間書いたけど、ドイツってのもすごい国だね。日本人はドイツが好きだよね。「今度はイタリア抜きでやろうぜ」なんて冗談、昔、聞いたことあるでしょ。ドイツのことを悪く言う日本人って、あまりいないよね。ドイツ人は、こんなにも日本を馬鹿にしているのにね。・・・日本人の頭にはタンポポでも咲いてるのか?

反原発の動きは底強いね。かりにこの後、自民党が足元をすくわれることがあるとすれば、やっぱり原発のことかな。その反原発団体がお手本にするのがドイツ。「ドイツは原発やめて再生可能エネルギーに完全に移行しようとしているのに、日本はなんでそのくらいのことができないのか。」・・・ドイツは何にもやめてない?

えー❢❢

ドイツは原発やめてない。「一気に全部止めるなんていう自殺行為は、日本以外どこもやっていません」って川口さんが言ってます。・・・まったく、なんてこったろうね。もともと私は反原発派で、徹底的に化石エネルギーを燃やす派です。できれば石炭ね。その間に、メタンハイドレードを実用化汁。・・・汁じゃなくて、“する”。・・・ごめんなさい、まだ少し、昨日を引きずってる。

それにしてもドイツ人って、それでいて日本を責め立てるからね。自分のことを棚に上げてものをいうことは、日本では恥ずかしいことなんだけど、ドイツではそうじゃないみたいね。

もともとの使用年限40年を、法改正によって、超えて使用していくことにしたことへの反発が強いけど、高山さんが言うにはアメリカはとっくに80年に延ばしてるって。しかも原発は点検点検で、どんどん部品を交換していくから、40年たってもぴかぴかで新品同様だって。

ん~、それでも私は反原発派。化石燃料どんどん燃やす派。できれば石炭にこだわります。・・・ただし、今は、原発稼働率をどんどん上げるべき。現状で化石エネルギーを買いまくったら、日本経済が死ぬ。



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日本は世界をリードできるか。現状を分析し、未来を占う!
序章【白人対非白人】中東情勢が日-米-独の未来を左右する
第一章【歴史編】世界大戦以前から、欧米に敵視されていた日本
第二章【政治編】バラク・オバマ、アンゲラ・メルケル、安倍晋三ー歴史に名を残すのは誰か
第三章【経済編】“安い労働力”で成り立つ《奴隷経済》の終焉
第四章【マスメディア編】アメリカとドイツのジャーナリズムも“朝日新聞化”している!?
第五章【移民問題編】「グローバリズム」と「ナショナリズム」の時代へ

【第三章 経済編】は考えさせられる。イギリスは奴隷貿易を燃料にして経済成長を遂げた。アメリカは黒人奴隷と苦力を燃料にした。現在のシナの経済成長は、国内人口の過半を超える農村戸籍の低賃金を燃料にした。いずれも人を犠牲にしてきた。

日本とドイツはどうだろう。日本の経済成長の要因は、これまでにもさまざまに言われてきた。安い給料を売りにした時期だって、確かにあった。でも、総体としては、歴史的に培われた労働観と集約型の働き方、技術力。発想の質。日本人の総合力といってもいい。では、ドイツは? もとが技術の国であるのは確かだが・・・。

川口さんによれば、意外と謎解きは簡単。「ライン川の奇跡」と言われた戦後の経済成長は、イタリア、ポルトガルから入った外国人労働力。その後は、トルコ政府と交渉して、大量にトルコ人の安い労働力がドイツに入ってくる。東西統一後は東ドイツの労働力が入り、ソ連崩壊で、ドイツ系ロシア人がたくさん戻ってきた。さらに、ユーゴ内紛でユーゴスラビアから移民が大量に確保され、EUが東ヨーロッパに拡大していくと、東ヨーロッパから安い労働力が入る。

そういうことなんだそうです。川口さんは、「ドイツは安い労働力をどうやって確保するかを常に考えている」っていう。こういう流れが、シリアからの難民流入につながっていくわけですね。
この本は、「日本・アメリカ・ドイツのうち、10年後に生き残ってるのはどこか」って、過激な題名の本。日本が生き残れるか否かってことへの興味は強いけど、それ以上に、この10年がそこまで試練の10年になるということだよね。昨年は、いろいろとそれを予感させることがあった。中東の崩壊、イギリスのEU離脱決定、米大統領選におけるドナルド・トランプの勝利。今年に入り、それぞれが、まさに動き始めてる感じですよね。

今、日本はたくさんの強みを持っている。でも、いくつかの弱点も抱えている。歴史認識、エネルギー問題、平和ボケ、対米関係、そして何より、それらのすべてとかかわるマスコミの問題。でも、歴史認識なんかは、長年のいろいろな人の血のにじむような努力の成果が出てきてますよね。そうやって、少しずつ弱点を克服しつつ、強みを生かせるように工夫を重ねる。

なにより、日本人が日本人らしくあること。最近、どうも、胡散臭いのが見受けられて・・・。




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『郷土汁』 飛田和緒

 埼玉代表は?・・・なんだ?・・・えー❢ 埼玉代表が呉汁。なんだ呉汁が埼玉なんだんベ。北陸かどっかの方じゃねんじゃねえけ。あまつさえ、汁ものにかぼちゃかよ。山梨のほうとうじゃあるまいし。一体、埼玉のどこで呉汁すすってんだ!

まあまあ、“なすとかぼちゃの組み合わせ”は著者のオリジナルのようで、「地元では芋がらを入れてつくるようです」だってさ。貧乏くせぇよう~。悲しいよう~。

埼玉代表、もう一つは深谷ねぎ汁。ねぎの味噌汁だ。・・・文句あっか。
どうも、汁ものっていうと、お雑煮かうどんが入ってるかのどっちかで、この本は、どうもそういうものは除外してあるみたいで、そのあたり、もう一つ、生の郷土って感じじゃなくなってる。埼玉ってより、北関東は“おっきりこみ”だ。汁ものは、いつなんどきでも“おっきりこみ”だ。okkirikomi.jpg
すみません。写真は拝借です。でも、これもイメージに合わない。“おっきりこみ”って、なんか田舎風を気取られるとつまらない。鉄なべなんかじゃない。アルマイトの深いなべね。なべにはうどん用お玉が入ってて、大量に作って、汗かきながら食って、あったかくして寝る。

これじゃなきゃなあ。


『郷土汁』    飛田和緒

世界文化社  ¥ 1,512

47都道府県のとっておきの汁ものをあつめました。その数なんと102品
はじめに 基本だしのとりかた
北海道地方 三平汁、かに汁…など
東北地方 せんべい汁、けの汁、まめぶ汁、いも煮汁、こづゆ…など
関東地方 すいとん、呉汁、けんちん汁…など
中部地方 のっぺい汁、ぼっかけ、おつけ団子汁…など
近畿地方 七色汁、泥亀汁、船場汁、肉吸、ばち汁…など
中国地方 きび団子汁、太平汁…など
四国地方 そば米汁、しっぽく汁…など
九州地方 だご汁、ヒカド、冷汁、沖縄味噌汁…など

もう、何十年も前のこと、8月後半の北陸路を車で富山に向けて走っていた。気心の知れた友人たちとの一泊旅行。目指すは欅平の名剣温泉。二台に分乗して、抜きつ抜かれつの旅。ところが、高速を降りたドライブインで待ち合わせしたものの、いつまでたったもその一台が来ない。携帯電話もない時代の話。結局、私たちだけで目的地の旅館へ向かい、その旅館で情報を待つ。旅館に入った連絡によれば、高速途中でタイミングベルトが切れ、自動車がエンコ。レッカーで運ばれ、代車を頼み・・・。トロッコ電車に乗ったその先にある旅館で、トロッコ電車の最終にも間に合わず、富山で宿泊とのこと。

私たちは、予定通り、名剣温泉で名物の“骨酒”に酔いしれました。

その帰り道、富山で再開し、帰路につく。行きには気が付かなたっかたけど、夏の終わりのさびしい富山の海岸線。一人は半農半漁のさびれた漁村と表現。・・・富山の人、ごめんなさい。何十年も前の話です。そのあたり、あちこちに店に出てるのぼり旗に《タラ汁》の文字。いつしか、サブリミナル効果が効き始め、私たちの頭は《タラ汁》への興味ではちきれそうでした。

半農半漁の海岸線の店に飛び込み、全員そろってタラ汁を注文。その、うまいこと❢

この本でそれらしいものを探すと、新潟県に《スケトの沖汁》というのがある。船の上で、スケトウダラとねぎを煮込んだ漁師めしということだけど、私たちがあの時いただいたのは、ひたすら“タラ”だった。文字通り“タラ汁”だった。“タラ汁”には、飯能干魚の海岸線が似合う。そういえば、知り合いの福井県出身の方も、富山のことを“半農半漁”だよ、って言ってた。

郷土汁の奥は深い。万人をうなずかせるものは、・・・不可能だろう。




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『日本に外交はなかった』 宮崎正弘・高山正之

題名から、「戦後の日本の、外交権をアメリカに握られて首根っこを押さえつけられたことを言っている本かな」って思ったんだけど、違った。

最初の章の題名が《「日本に外交はなかった」という言葉》という題名なんだけど、この言葉自体は、日清戦争の前年に北京へ赴く小村寿太郎の言葉で、「俺が本当の外交を見せてやる」という自負を語ったものと高山さんが言っている。

では、本当の外交とは何か。それが「日本にはなかった」ということを書いたのがこの本ということになるわけだ。本当の外交とは、・・・。最初の章にある宮崎さんの言葉を借りておきましょう。端的な言葉を選べば、《武器を伴わない戦争》。クラウゼウィッツの『戦争論』の言葉を宮崎さんも使ってるけど、もう少し噛み砕いた言葉なら、《軍事力と情報力を背景とし、地政学に基づく国家戦略を達成するための対外政策》ということか。

日本には、それがなかった。それを二人の、強烈な個性を持った老ジャーナリストが語るという本だな。対象とするのは“戦後”なんて狭い領域ではなく、日本の“歴史”そのもの。日本の“歴史”全般を相手にして「日本に外交はなかった」ことを検証していくということは、そこから、“外交”に不得手な日本人の特質を引き出し、それを理解したうえで、今後の“外交”に、その知恵を生かしていこうとする本ということね。

下の「目次」を見てもらえば明らかなように、“上・下”の2部構成ではあるんだけど、分量からすれば、古代から明治維新までが3分の1。明治以降が3分の2という割合。2人は歴史の学者ではなく、ジャーナリストですからね。その知見を、明日の日本に生かしていくと知れば、当然こうなるべきですよね。だけど、“上 古代から明治維新”が結構おもしろい。

特に、《朝鮮通信使》と《キリスト教》に関しては、大笑い。後日、覚書としてまとめておこう。
『日本に外交はなかった』    宮崎正弘・高山正之

自由社  ¥ 1,080

二人のジャーナリストが語る、外交から見た日本の混迷
上 古代から明治維新
「日本に外交はなかった」という言葉
日本文化を花開かせた「遣唐使」廃止
足利義満の屈辱の外交
鎖国は賢明な外交政策
江戸の外交
研ぎ澄まされた聖徳太子の外交感覚
元寇に見せた北条時宗の外交
とんでもない朝鮮通信使
キリスト教排除
幕末に見る日本人の気概外交
下 明治維新から現代
ロバート・バウン号と榎本武揚
お雇い外国人エミール・ベルタン
外交官試験に通った堀口九萬一と白鳥敏夫
日英同盟と日露戦争
日米対立
真珠湾奇襲
アメリカのエージェントとなった外交官
ノンキャリアをいじめる外務省
慰安婦問題で朝日と共犯になった外務省
三島由紀夫が乗り移ったストークス
朝鮮問題で引きずり込まれた日清戦争
お雇い外国人ヘンリー・デニソン
三国干渉とドイツ
対華二十一箇条の要求
日米開戦
「最後通知」手交延滞
外交官試験廃止
教育主権を中国、韓国に手渡した
南京事件が世界遺産になった


《下 明治維新から現代》は、まずは、それ以前の話もあるけど、重大な点は、《なぜアメリカとの戦争を避けることができなかったか》ということになるよね。

高山さんは、「やり方次第では、開戦は回避できた」と言う。宮崎さんは、「外務省の能力が高ければ、日米開戦は100%なかったといえなくはない」とまで言う。同時に、「アメリカのあの執拗さを考えれば、やはりいつかは戦争になっていた」とも言っている。やっぱり、みんな、いろいろな思いを抱えてるんだね。

その外務省の能力だけど、・・・どの程度まで“高ければ”いいんだか分からないけど、確かに避けられた可能性もある。その可能性を放棄した結果があれだけの民族的悲劇だし、その後の日本、その後の世界につながるわけだから、その可能性を生かせなかったことの意味は、あまりにも大きい。

だけど、・・・だけど、あえて言うけど、戦争って、一方がどうしても、何が何でも“やる!”って考えてるときに、それを回避するのは、当然だけど、結構難しい。ルーズベルトは、何が何でもやるつもりだった。だからこそ、11月26日っていうぎりぎりの段階でカードを切ってきた。外務省にその段階での巻き返しを期待するのは、ある程度、ルーズベルトの悪魔性を把握していることが前提でないと厳しいんじゃないかな。

のちに、『ルーズベルトの戦争責任』を書いたハミルトン・フィッシュのような下院議員がいたことを、高山さんは根拠にしている。上院議員のロバート・タクトやフーヴァー前大統領、それからリンドバーグなんかも反ルーズベルト勢力だよね。その彼らだって、ルーズベルトの悪魔性を見破ることはできてないように思うんだけどな。もちろん、あの段階でね。

さて、そのあとは、敗戦後の話。そうなると、もう体たらくでしかない。
産経ニュース 2017/01/15
【北朝鮮拉致】
飯塚繁雄さん「日本人として一緒に戦ってください」 被害者奪還、広島で国民のつどい

http://www.sankei.com/world/news/170115/wor1701150038-n1.html
(抜粋)
 北朝鮮による拉致被害者の奪還へ向けて、政府や支援組織「救う会」などが主催する「拉致問題を考える国民のつどい」が15日、広島市で開かれ、家族会代表で田口八重子さん(61)=拉致当時(22)=の兄、飯塚繁雄さん(78)は「毎年『今年こそ』と思いながら結果が出ていない。一人の国民、日本人として一緒に戦ってください」と力を込めた。
 
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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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