めんどくせぇことばかり 2017年08月
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メイドカフェのイギリス人『不思議の国のジャパニーズ』 片野優 須貝典子

メイドカフェってのも、おかしな流行だな。だけど、私の感覚では、当初、ノーパン喫茶だの、ノーパンしゃぶしゃぶだのと変わりなかったんだけど、どうもそうでもないらしい。

まず、その出どころが違う。メイドカフェは、風俗出身のノーパン喫茶と違って、オタク文化の出身。最近は外国からのお客様が増えているのに対応して、英語教育を受けたメイドさんが接待してくれる。これに、イギリス紳士が反応してるっていうのが面白い。

この本のコラムによれば、イギリスは民主主義のを前提にした社会であるが、階級意識は極めて強いからしい。上流階級には上流階級の、中流には中流の生活があるんだそうだ。言葉の違いは顕著のようだ。上流はクイーンズイングリッシュを、中流はBBC放送の基礎にした標準英語、ロンドンの労働者階級は“コクニ―”と呼ばれる下町訛りを使うんだそうだ。

なんか、それも最近は、だいぶか会って来たって話を聞く。 そういえば、労働党からイギリス首相を務めたトニー・ブレアは、本来中流階級の人。そのブレアが、場合によっては上手に“コクニ―”を使いこなしたんだそうだ。労働党党首に躍り上がって国民を支持を集めた背景には、そんな点もあったのかもしれない。

この本によれば、イギリスの中流以下にはⅠ・Ⅱ・ⅢA・ⅢB・Ⅳ・Ⅴと、6つのカテゴリーがあるんだそうだ。職業でいえば法廷弁護士・判事・医師・大学教授・建築家が階級Ⅰ.国会議員・会社経営者・会社重役・農場主・新聞記者が階級Ⅱというふうに・・・。

もともとは王族・貴族に産業革命で台頭した新興ブルジョワジーが中流階級となって加わった。やがて、この中流が階級が上層・中層・下層の三つに分かれて、全体として5つの階級が出来上がっていったんだそうだ。

『不思議の国のジャパニーズ』    片野優 須貝典子

宝島社  ¥ 1,296

激動の幕末日本を訪れたシュリーマンは、平和で、秩序だった日本社会に感嘆したという
第一章 セルビアから未来の国・日本にタイムスリップ
第二章 ヨーロッパ人が日本文化を初体験
第三章 外国人がサプライズした日本人の精神性
第四章 外国人に受ける日本の名所


なんの本を読んだ時だったか、ピーター・ラビットを書いたビアトリクス・ポターの話に面白い話があった。ピーター・ラビットの物語を本にすべく、出版社と打ち合わせを重ねるうち、出版業を仕事とする人物と恋に落ちる。二人のことを知ったビアトリクス・ポターの両親は大反対。

ビアトリクス・ポターは特権階級の生まれなんだな。1866年、ヴィクトリア朝時代、特権階級の女性は私的に教育を受けるのが一般的で、大学にはいかなかったんだそうだ。それでも、開明的な彼女の両親は娘を学校に通わせることに理解があり、国立芸術学校に通っている。

それでも、娘が庶民の男と結婚することには大反対。相手が出版業界で働いていることを知ると、「会社務めなんかしている奴に、娘をやれるか」とカンカンだったという。

“しっかり仕事をして生活を支える”ということは、人間が生きていくうえで、できればやらないで済ませたいものなんですね。
そんなイギリスから、メイドカフェを目的の一つに日本に来る人がいるという。「お帰りなさいませ、ご主人さま~」って、ウサギのお耳のメイドさんにニャンニャンポーズされてみたい“イギリス紳士”は、いったいどんな階級の方なんだろうか。




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テーマ : 本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

『世界一美味しい煮卵の作り方』 家メシ食堂

本の名前の付け方が絶妙ですね。場合によっては、“煮卵専用の料理本”、なんて思われかねないという懸念もあったはず。それをあえて押し通すことで、逆に、煮卵に代表されるこの本の、《適当で、楽で、安く済んで、それでいて美味しい》という性質を十二分にあらわしている。見事なネーミングだ。

この本を買って帰った翌日である25日の朝、とりあえず、前の晩に作って味をなじませておいた煮玉子を食った。その夕方、帰りにスーパーに寄ってたまごを一パック買ってきた私は、煮玉子を作ってジップロックに入れてで味をつけている。ごはんのたびに出して食べるんだ。

連れ合いにも、一つだけあげた。

“一人暮らし料理人気ランキング”というのがあるんだそうだ。そこで、26週に渡って連続で1位の地位に輝き続けているという。なんと半年以上も1位を続けるとは・・・。

日本には、そんなにも寂しいやつが溢れているわけか。・・・そっちのほうが問題だな。



光文社文庫  ¥ 972

適当で楽で安く済んで、でも美味しい料理こそ、本当に必要な料理じゃないだろうか

Chapter  1 どこから作ってもうまい!安い!楽!人気レシピ10
Chapter  2 最速1分から作れる❢定番オツマミ
Chapter  3 究極のトマトスース
Chapter  4 パスタにうどん、ラーメン、バリエーションが豊かな麺類
Chapter  5 食卓を賑やかにする!頼れるおかず
Chapter  6 1品作るだけで1食が完結!ごはんもの
Chapter  7 ハンバーグ!生姜焼き!創るだけでワクワクする肉料理!
Chapter  8 食パンから広がる無限の可能性!
Chapter  9 ボリュームたっぷり 1品で満腹!粉もの
Chapter 10 本格スイーツからお手軽おやつまでバッチリカバー
Chapter 11 身も心も温まるスープ、汁もの
Chapter 12 全部作っても155円!金欠になったときのお助けレシピ
Chapter 13 旨すぎて封印していたブログ未公開レシピ

いずれも、"適当で、楽で、安く済む”料理のオンパレードだ。それがうまいかどうかは、人による。

だけど中には、「これはあまりと言えば、あんまりな」と言うものもないではない。《やみつき塩キャベツ》なんて、キャベツをちぎって、牛角旨塩ダレとすりごまをまぶすだけ。こんなもの料理とは言わない。“うまいまずい”は、キャベツによる。

これなら、私が山に持っていく“ソーセージサンド”の方がよっぽど料理だ。まな板の上で、八枚切りの食パンを、すりこ木の棒を使って適当に伸す。伸しておかないと上手に負けない。魚肉ソーセージを縦半分に切る。きゅうりを細長く切る。水気のあるものが巻いてあると食いやすい。サランラップの上にのしたパンを載せ、からしマヨネーズを塗る。ソーセージときゅうりを乗せて巻く。サランラップを巻き簾のように使って上手に巻く。サランラップの両端をくるくると巻き上げて、そのままタッパに入れる。山に持っていくと、これは便利。汚れた手でも大丈夫。雨が降ってるとき、立ったままでも食えるし、歩きながらでも食えて、即座に力に変わる。

その程度に“適当で、楽で、安く済む”料理が満載。麺類の中には、山で使えそうなほどの“適当さ”のものもあり、ありがたいところ。

先ほど、《やみつき塩キャベツ》なんて料理じゃないと言った。言ったは言ったけど、キャベツさえまずくなければ、これはうまい。おんなじくらい料理じゃないのは、《濃厚!釜玉うどん》。これなら私の得意な、《素うどんじゃなくて酢うどん》の方がよっぽど料理っぽい。冷やしうどんに酢をたっぷり入れためんつゆを注ぎ、おぼろ昆布をたっぷり混ぜ込んで食べる。夏場にはいい。でも、料理じゃないけど、《濃厚!釜玉うどん》も、間違いなくうまい。

呆れるほど簡単な作り方で、驚くほどうまい。考えてみれば、これに過ぎるものはない。

仕事から帰ると、連れ合いは出かけている。晩飯は作っておこう。何にしようか。とりあえず、キャベツでもちぎろう。




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テーマ : 料理の本
ジャンル : 本・雑誌

正丸駅~げんきプラザ~正丸駅

奥武蔵に武川岳という山があって、高校1年の4月に、武甲山・子持山・大持山・武川岳・二子山と欲張ったことがある。あのときは、前日の土曜日に山岳部への入部を決めた翌日の日曜日の朝早く、どこでどう調べたのか私のうちを探し当てた山岳部2年生の青野さんが訪ねてきて、いきなり、「山に行くから準備をしろ」と言う。

“山の準備”というのがなんのことか分からないでいると、「昼飯用のおむすびと水筒」があればいい」という。母が挨拶に顔を出すと、青野さんは、「お母さん、山に行くのでおむすびをお願いします。大きめのを5つほど・・・」と言うと、私の準備を急がせる。

昨日入学式ではいた革靴の他には、履き古しのズックしかない。ザックは・・・、まさかランドセル引っ張り出すわけにも行かず、兄が修学旅行に使った柄の長い手提げバックはあったが、それにしようかと思ったが、祖父の提案で、山仕事用の背負子に、風呂敷に包んだ荷物をくくりつけた。

さあ、出発!

青野さんのほかに、2年生は原島さん、1年生は私と横田とピースケの5人パーティ。記憶は薄いのだが、南側から見た武甲山の、いつもと違う見え方に驚いたのだけは印象に残っている。

26日・27日の週末に月曜日の“サボり”を追加した三連休。なか日の日曜日を連れ合いのために使って、土曜と月曜は山に行ってやろうと目論んでいた。

土曜日はうまくいった。登ったのは、その武川岳。ここに行くのは、上に書いた、武甲山から小持山・大持山を越えてくる道、芦ヶ久保から二子山を越えてくる道、名栗をバスの終点の名郷で降りて天狗岩を経由してくる道があって、これらが主な道になっている。山伏峠や名栗げんきプラザから登る場合は、自動車でそこまで入るのが一般的。

私は、秋にでも、高校生を連れて行く道を考えていたんで、正丸の駅から正丸峠の隣りにある長岩峠を越えて、名栗げんきプラザから、少し道の薄い、秩父と飯能の郡境沿いの尾根道を行く道を行くことにした。
 地図
P8260005.jpg正丸駅です。山に来て、青空を見たのは、いつ以来でしょうか。思わず写真に取ってしまいました。

6:45、出発します。
 P8260006.jpg正丸峠に向かう道と伊豆ヶ岳に向かう道の分岐です。伊豆ヶ岳方面に向かう。
P8260007.jpg伊豆ヶ岳に向かう道とげんきプラザに向かう道の分岐です。げんきプラザ方面に向かう。
P8260008.jpg
双子岩
P8260010.jpg
亀岩
P8260011.jpg正丸峠から伊豆ヶ岳へと続く尾根にでたところです。ここから少し、正丸峠側に向かう。
P8260012.jpg長岩峠。ここから名栗から秩父へ向かう道まで下ります。かなり急な下り。・・・こわP8260013.jpg
 P8260014.jpg下りきったところですね。砂防ダムからは白糸の滝のように、水が落ちている
P8260015.jpgげんきプラザのすぐ下の物置。その裏手に回るように道がついている。ここには道標はない。
P8260016.jpg樹林の道を歩いていると、葉っぱに落ちるパラパラという雨の音がしていたが、いつの間にか雨も収まり、久しぶりの展望。

左、伊豆ヶ岳。右、古御岳。
 P8260018.jpgげんきプラザから遠ざかると、いきなり道が薄くなる。木に巻いてあるテープが頼り。尾根への急登。

「心細いなぁ」と思ってたら、雨まで降り出す。
P8260020.jpg尾根に上がりました。秩父と飯能の郡境かな。雨は上がったけど、ご覧のとおり切りに巻かれる。
P8260021.jpgげんきプラザ方面から登ってくる沢沿いの道との合流。その道はけっこう濃いらしいけど、尾根沿いの道のほうがいいよね。
P8260022.jpg武川岳山頂だ。樹林の中から見るとあちらは明るい。なんかワクワクする      
P8260023.jpgもうしわけないんだけど、またラーメン。あの塩気がたまらないんだよね。
P8260024.jpgここは、前武川岳。展望なし。武川からは見えてたんだけどね。通過
P8260025.jpg山伏峠に降りていく道からの伊豆ヶ岳。まさに、奥武蔵の名峰だな。
P8260026.jpg上の写真同様、伊豆ヶ岳。左手の尾根の向こうに見えるのは、奥武蔵グリーンラインをつなぐ山々かな。
  P8260028.jpg正丸峠との分岐まで戻りました。馬頭観音に御礼です。ありがとうございました
P8260029.jpgトンボ。
今回、思ったんだ。山頂の冷たい風。伊豆ヶ岳の背景の空の感じ。これは秋の先触れだ。
P8260030.jpg正丸駅につくと、すぐに電車が入ってきました。13:00。歩きはじめて、6時間15分の山歩きでした。

ここまでは良かったんだ。

家に帰って、片付けをして、汚れ物を洗濯機にたたっこんで、頭は月曜日の山歩きに向かってました。とりあえず、日曜は連れ合いのために時間を使う。そして月曜日は奥多摩にいこうかな・・・なんて考えていた。

日曜の朝、・・・連れ合いのとんがった声。・・・な・なに?

携帯を洗濯してしまいました。・・・うんともすんとも言いません。

そんなわけで、月曜の山行きは中止。スマホを買いに行くことになりました。




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テーマ : 登山
ジャンル : スポーツ

『拉致と日本人』 蓮池透 辛淑玉

なんだかんだ言いながら、私も情報はマスコミに頼りっきりで、あとはいくらかの本を読む程度。だから拉致問題にしたって、マスコミの報道の頻度とともに、私も関心を低下させてしまった。・・・しょうがねぇな、まったく。
蓮池透さんが、『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』という本を出されたときには、正直なところ唐突な感じがした。蓮池さんは、家族会の一員として露出していた頃から、さかんに政府の不作為を攻撃していた。どうも性格的に、怒っている人がいると、怒られている側に立ってものを考えてしまう。怒られている政府の立場に立って、「なにができるんだろうか」を考えてしまう。

なにもできないのだろうか。だとしたら、それはなぜか。そう考えていくと、《日本が確固たる独立国家ではないからだ》というところまで行ってしまう。

おそらく、蓮池さんにとって、家族会の主要メンバーとして活動していた時も、安倍首相を“冷血”とののしる今も、その部分への強い不信感・・・というよりも憤りが、当時と今に共通する行動のエネルギーになっているんだろう。


『拉致と日本人』    蓮池透 辛淑玉

岩波書店  ¥ 1,836

拉致被害者家族と在日朝鮮人 国家に翻弄された家族と人間をめぐる対話・・・?
はじめに──この社会で共に生きてきた蓮池透さんへ
第1章 拉致問題に取り組まない政治
辛淑玉の目線……❶
 朝鮮籍=北朝鮮国籍?──無知と無関心を利用したプロパガンダ
第2章 家族と国家
辛淑玉の目線……❷
 「拉致」に群がった人々の作る未来
第3章 北朝鮮と在日朝鮮人
辛淑玉の目線……❸
 「拉致事件」とはなんだったのか
第4章 分断を超えて

辛淑玉さんは、叔父さんとおじいさんを、北朝鮮帰還運動で北に送り出したんだそうだ。彼らは、北に到着した瞬間から、労働力もお金も知識も、全部吸い上げられて、吸い上げるものが無くなると、最後は捨てられるんだそうだ。

《敗戦後も朝鮮戦争などで祖国に帰れなかった人たちは、日本での差別に苦しんでいたこともあり、北朝鮮という新しい社会に希望を見出そうとしました。韓国政府は在日を敵視していたし、また軍事独裁政権だったこともあって、社会主義を標榜する北朝鮮が「楽園」として伝えられ、金日成も在日朝鮮人を「海外公民」と表現し、祖国に帰れば差別もなく、平等に扱われて教育も受けられる、というキャンペーンを日本のメディアとともに展開したのです。一方、日本政府は貧しい朝鮮人を日本から追い出したかったし、朝鮮植民地支配の結果である在日を見たくなかった。p92》


気持ちはわからないじゃないけど、人のせいにしたって仕方がないって・・・。

《1959年から約20年間の間に、日本国籍を持った女性やその子も含めて、約9万5000年が北朝鮮に渡りました。しかし、そこは楽園ではなく、一度来てしまったら二度と戻ることのできない地獄でした。財産を没収された在日の命の綱は、日本に残る親族だけです。p92》

叔父さんとおじいさんは、辛淑玉さんが仕送りをやめてしばらくして、どうやら亡くなったらしい。

蓮池薫さんは、北朝鮮で、日本語の新聞や雑誌、書物などを朝鮮語に訳す仕事をしていたんだそうだ。もちろん、当局からチェック済みの記事を渡されるらしいんだけど、その中に、たまたまなんかの手違いで見過ごされた重要なものが紛れてることがあるらしい。

なんと蓮池さんは、手渡された記事の中に自分の両親の写真を発見したんだという。ご両親は、どうやら救出活動をしている周回で、たすきをかけた姿で写真に写っていたという。それを見て蓮池さんは、自分の両親が元気で、自分を助け出すために頑張ってくれているということを知ったんだろ言う。その上で、自分が日本に変えれる日は来ないだろうと思っていたんだそうだ。・・・せつない話だね。

蓮池さんにしろ、地村さんにしろ、カップルで拉致されたのは、男を人質にして、女に海外工作活動をさせるという意図があったらしい。だから、蓮池さんの場合なら、祐木子が狙いで、薫さんは人質として拉致された。

当初は別々に監禁されて、互いに、相手は日本に帰されたと言われていたらしい。・・・北朝鮮にいたころのこと、もっともっといろいろ書かれているけど、このくらいにしとくね。後は読んでみてね。

拉致問題に関して、マスコミとともに関心を低下させてしまったことは確か。辛淑玉さんの物言いには、正直頭にくる。だけど、それは朝鮮人に特有のもので、“ああ言えばこう言う”という世界に迷い込むだけだから、私はあえてなにも言わない。それはそれとして、この本を読めたことは、自分にとって幸運だったと感謝している。個人と国家という重い問題も、いかに解決することが難しくても、目をそらしてはいけないことだしね。







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テーマ : 本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

『疲れリセット 速攻マニュアル』 梶本修身

仕事は、嫌いだ。ところが、私の周りには、仕事が「三度の飯よりも好き」って感じのやつがウヨウヨいる。「いや~、今日で150日連続勤務だ」とかって、いい歳こいた、・・・どのくらいいい歳こいているかと言うと、60歳の定年を過ぎるほど“こいて”いるおっさんが言っている。

「ああ、そうですか。ごくろうさま。でも、死ぬと迷惑だから、ほどほどにしてね」って言うんだけどね。それにしても、本当に仕事が好きなんだな。好きなことをやってるから、きっと疲れないんだろうな。私なんか、嫌々やってるから、疲れて、疲れて・・・。

そんな“お疲れ”の私も、「この本を読めば元気になることができるかもしれない」と思って読んでみた。

《運動による体を使った疲労も、デスクワークによる疲労も、眼精疲労も、さらに心因的なストレスも、すべての疲れの原因は脳内の「自律神経」にあった(p26)》

体も疲れも、脳が原因?・・・体の疲れは、・・・例えば筋肉の疲労ってことじゃないの?んんん、いまいちすんなり入ってこないかな?・・・そんなことを思いながら読み始めたんだけど、そんなことなかった。

自律神経は脳幹部分にある自律神経中枢のこと。運動をすると、意識しわけじゃないのに呼吸が早くなって、心拍数が上がる。さらに体温が上昇して、発汗が促される。これらの体の作用をコントロールしているのが自律神経中枢。だから、運動が激しくなれば自律神経もお仕事が増えるわけだから、当然疲労する。自律神経中枢がお仕事をするためには酸素が必要なんだけど、運動が激しくなると活性酸素が発生してしまって、自律神経中枢そのものを劣化させてしまうらしい。

対策はもちろんある。・・・そういう本なんだから。
  1. 自律神経を酷使するような激しい運動をしない
  2. 活性酸素の酸化作用を抑えるため、抗酸化作用を持つものを食べる
  3. 自律神経中枢の劣化を補正するため、気持ちよく寝る

三笠書房  ¥ 1,512

「疲れやすい人」と「なぜだか元気な人」は、いったいなにが違うのか?
はじめに  疲労を科学することとは
第一章  疲労の原因は脳にあり
第二章  疲労の原因物質とは
第三章  日常的な疲労の原因はいびきにあった
第四章  科学で判明した脳疲労を改善する食事成分
第五章  「ゆらぎ」のある生活で脳疲労を軽減する
第六章  脳疲労を軽減するためにワーキングメモリを鍛える

仕事が好きで、それだけに疲れも見せずに働く人。これね、やばいらしいよ。どうも、前頭葉に原因があるらしい。前頭葉が、本来人間が感じるべき疲労感を、高揚感や達成感によって麻痺させてしまうらしい。そのためにβ-エンドルフィンという快楽物質を出しているんだという。

私の職場のいい歳こいた連中も、β-エンドルフィンで気持ちよくなっちゃってるらしい。愚かな奴らだ。

さて、自律神経中枢の劣化を防ぐための対策1・2・3の具体策を見てみよう。

・・・それを全部紹介しちゃったら、この本を買う必要なくなっちゃうから、ほんのさわりだけね。
疲れやすい人は・・・
一段落つくまで頑張って、まとめて休憩を取る
疲れにくい人は・・・
ひと段落つこうが、つくまいが1時間おきに休む
おお、私は完全に《疲れやすい人》だ。

疲れやすい人は・・・
集中して一気に作業する
疲れにくい人は・・・
複数の仕事をちょこちょこ進める
うわっ、またまた私は《疲れやすい人》だ。

疲れやすい人は・・・
集中することにこだわる
疲れにくい人は・・・
要点把握にこだわる
だめだな。性格そのものが疲れやすいようにできているようだ。仕方がない。性格を変えよう。

読んでいて思ったんだけど、山の登り方が、完全に《疲れやすい》型だったんだな。でも、最近、変わった。とにかく疲れないように登る。これに尽きる。ゆっくり歩く。ちょこちょこ休んで、飲んだり食ったり。無理をしない。そういう登り方に慣れたころには、私の性格も少しは変わっているだろうか。

明日は土曜日、また山に登る。“ゆっくり歩く。ちょこちょこ休んで、飲んだり食ったり。無理をしない”登り方に集中するぞ❢・・・それじゃダメじゃん。




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テーマ : 本の紹介
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『経済は地理から学べ』 宮路秀作

どうも、高校における“地理”っていう科目は、中途半端なんだよね。なんのための“地理”か。地名を覚えるためにある科目ってのが、実は大半の認識じゃないか。いやいや、本当に、そう思わせるような状況は、学生さんの間だけじゃなくて、大人の間でも、いくらでも感じられることだ。

この本は、代々木ゼミナールで地理の講師をしている宮路秀作さんという方が書いた本で、題名は『経済は地理から学べ!』ですが、“地理的知識をもとにして世界を把握しよう”という本ですね。この本の“おわりに”にも書かれていますが、2022年度の高校入学性からは、《地理総合》と《歴史総合》が必修になるんですよね。“地理と歴史から、総合的に世界を把握する”というのは、地政学に他ならない。

著者が言うように、「地理が分かれば、歴史が面白くなる。そして未来が見える」という状況は、まさに地政学が目指すところ。なによりも政治学の基礎であり、同時に軍事学の基礎である。

安倍政権下で改訂された指導要領でこのような大きな変更がなされたことは、それなりの大きな意義がある。これまでの社会科教育が、“現実世界の理解よりも理念を優先するものであった”ことを前提に、それを改めたものであるからだ。この改定は、現代の大きく変わりつつある世界の状況を把握していくために大いに役立つことになるだろう。

“地理”を本気でやってる人ってのは、世界のすべてを知りたがる。すべてを知らない限り、その人の“地理”っていうのは完成することがないんだ。恐ろしい科目だな。“地理”っていうのは。


ダイヤモンド社  ¥ 1,620

「土地」と「資源」の奪い合いから経済が見える 地図で読み解く44の視点

序章  経済をつかむ「地理の視点」
第1章  立地 地の利で読み解く経済戦略
第2章  資源 資源大国は声が大きい
第3章  貿易 世界中で行われている「駆け引き」とは?
第4章  人口 未来予測の最強ファクター
第5章  文化 衣食住の地域性はなぜ成り立つのか?
おわりに 地理とは、いったい何を学ぶ科目なのか?


地球上にはいろいろな地域があって、それぞれ自然環境が違う。日本の中だって、いろいろな自然環境があり、それぞれの自然環境に最適な形で人々の文化を発達させた。山岳地帯では、一つ山を越えれば、そこには違う生活があったりする。

震源に恵まれた地域があれば、そうでな地域がある。地震や水害の、たまらなく多く起こる日本みたいな地域があれば、そんなものはめったに起こらないところもある。そういうことを前提にして、人々は生活を構築していく。

その日本にだって、他の地域に比べて有利な条件だってある。自分に与えられている条件は何なのか、冷静に見極める必要がある。不利な条件を克服し、あるいはできる限り薄め、有利な条件を最大限生かす。

だけど、地理って、それだけじゃ終わらないんだよね。“人間理解”も、地理という学問の中では欠かせない項目の一つ。日本人という種類の人間の、他の人間に優越する部分はどこにあるか。そして、日本人に足りない部分はどこにあるのか。

人間を理解するためには、歴史の深い流れの中に身を投じることが必要になる。たいへんな学問だな。

とはいうものの、歴史も同じ。現在の世界を理解するために歴史を知ろうとする。そのためには地理とともに進む必要がある。地理なくして歴史もないんだな。私は歴史系の人間だから、どうしたって歴史的アプローチになる。同様に、地理的アプローチって野があるんだな。

この本の中に「4つの距離」って言葉が出てくる。歴史系の人間にはない、新鮮な話だった。例えば、東京から鹿児島までの距離。
新幹線の場合飛行機の場合
物理距離 約1460km
時間距離 約6時間30分
経済距離 28,820円
物理距離 約1000km
時間距離 約2時間
経済距離 43,890円
・・・ね。けっこう新鮮でしょ。えっ?3つしかないって?

たしかに。・・・もう一つの“距離”は、《感覚距離》というものだって、これは一概に表せないですよね。人それぞれ同じものを見ていても、違う感覚ってものがありますからね。物理距離は離れていても同じ価値観を持ってる地域と、物理距離は近くてもまったく違った価値観で生きている地域とでは、感覚距離の逆転が起こりますよね。

物理距離が近くてもまったく違う価値観で生きている地域はどこかって? そりゃ、あそこですよ、あ・そ・こ。






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辛淑玉『拉致と日本人』 蓮池透 辛淑玉

章の間に辛淑玉さんのコラム収まる形になっている。4章編成だから、コラムは三つある。今回は、このコラムについて書く。

いずれもビックリ。そう、人間って、見たいものが、見たいように見えるようになるんだよね。おんなじものを見ていても、その人には全く違うものに見えているんだ。私の周りにも一人、そういう人がいる。「えっ? これを見て、そういうふうに捉えるわけ?」って人。日本人ですよ。在日朝鮮人を、最初からうがった目で見てるわけじゃないからね。

「朝鮮人は怖い」

それが戦後間もなくの、日本人の朝鮮人観だ。もちろん、人づてに得た情報ってのは実体験じゃないし、その確実性が立証されているわけでもない。しかし、日本人もバカじゃないから、もしも人づての情報を信用するなら、各々、それなりの裏の取り方ってものがある。

自分が見たこと、実体験をした人から聞いたことと、その人づての情報を総合して、それぞれが判断する。

それは、そうそう、大きく外れるものでもない。

終戦後のしばらくの間、日本人にとって、それは警戒すべき事実だった。一部であったにせよ、目につく現象だったからこそ、人の口の上った。朝鮮から引き揚げた人たちの情報は、それに拍車をかけた。それはひどい話だった。

『拉致と日本人』    蓮池透 辛淑玉

岩波書店  ¥ 1,836

拉致被害者家族と在日朝鮮人 国家に翻弄された家族と人間をめぐる対話・・・?
はじめに──この社会で共に生きてきた蓮池透さんへ
第1章 拉致問題に取り組まない政治
辛淑玉の目線……❶
 朝鮮籍=北朝鮮国籍?──無知と無関心を利用したプロパガンダ
第2章 家族と国家
辛淑玉の目線……❷
 「拉致」に群がった人々の作る未来
第3章 北朝鮮と在日朝鮮人
辛淑玉の目線……❸
 「拉致事件」とはなんだったのか
第4章 分断を超えて

《冗談ではない。怖くて声も出ないのは在日の方だ。多くの在日は、震えながら、日本人の顔色をうかがいつつ、この社会で生き延びてきたのだ(p51)》

朝鮮人だからと言って、一様ではない。それは当然だ。戦後の混乱の中、さまざまなことが起こった。

そういうことでは済まないというなら、《戦争に負けたという認識しか持たない日本人は、その前に自分たちが何をしていたか、すっかり記憶から消し去っている(p51)》と日本人を断罪しようつするなら、日本人の思いもぶつけよう。

「日本人はしおれて聞いておけ」と韓国人のでっち上げにさらされ続けてきたから、ヘイト・スピーチなんて言ううすらみっともない連中の登場につながったのだ。作用もないのに反作用なんかするもんか。

《娯楽としての朝鮮人差別は、潮目が変われば容易に殺戮へとエスカレートする(p52)》

もう、言葉が見つからない。同じ日本社会に生きているのだから、多かれ少なかれ、同じような景色を見ているはずだ。でも、明らかに、辛淑玉さんには違うものが見えている。それは彼女の見たいものなのだろう。

だから、《大衆にとって「拉致」は、「チョーセン」を叩き、大手を振って差別する娯楽を楽しむための手段(p118)》という定義になる。ちなみにここでは、“大衆”という言葉を使ってる。あくまでも“市民”とは違うようだ。私にとって拉致とは、「ごく普通の生活を営んでいた善良な日本人が、北朝鮮人の工作員によって暴力的に連れ去られた国家的犯罪」ということになるのだが、彼女は違うようだ。
さて、あんまりおもしろすぎて、三つのコラムだけ先に読んで、記事を書いてしまった。これから、辛淑玉さんと蓮池透さんの端断を読みます。蓮池さんが、この違うものを見ている辛淑玉さんとどんな対談をするのか。とても楽しみ。蓮池さんも、違うもの見てたりして。




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『和えるおかず』 坂田阿希子

へぇ~、“和える”ことに特化した料理の本だってさ。最初は、「“和える料理”だけで、本になるのかな」って思って手にしてみたんだけど、ペラペラめくってみただけで、上記の不安は払拭され、すぐに購入。“和える”って、けっこう奥深いもんなんだね。

和える料理といえば、すぐに浮かぶのは“白和え”かな。子供の頃から好きだったな。“白和え”であれば、たとえにんじんであっても食ったからな。もともと、豆腐が好きなんだ。

豆腐は、毎日来る御用聞きのおじさんから買っていた。母は、何にしろ、御用聞きからはなにがしかを買っていた。うちも決して豊かじゃなかった。生活はけっこう苦しかったはず。それでも、私が小学生の頃は、高度経済成長真っ只中で、会社員の父の収入は確実に伸びていたんだろう。

秩父の田舎で、高度経済成長期とはいえ、みんながすぐにその恩恵に預かれるわけじゃなかった。父は中学を卒業すると、定時制に通いながら昭和電工の使い走りとなった。戦争中のことだ。戦後、そのまま正社員になり、いわば、叩き上げて地元採用のノンキャリアといったところ。つまり高度経済成長の恩恵を、そのまま体感できる立場ではあった。

母にも、おそらくそういう意識があったんじゃないかと思うんだ。贅沢品にはまったく目もくれなかった母だが、御用聞きのような小さな商いには、大抵注文を出していたように記憶している。

豆腐屋の御用聞きのおじさんは、いつも「トーフー」と聞こえるラッパを吹きながら、荷台に木箱を積んだ自転車で回っていて、うちに来ると必ずお勝手に声をかけていった。毎日、だいたい豆腐を二丁頼んでいたように思う。おじさんはお勝手の戸口にかけてあった帳面にそれを書いて、月末に集金していた。その帳面なんだけど、たまに開いてみても、ミミズののたくったような字で、なにが書いてあるのがさっぱりわからなかった。

・・・ほうれん草と人参とこんにゃくの白和えね。大好きだった。


『和えるおかず』    坂田阿希子

世界文化社  ¥ 1,404

食材の持ち味が重なり合う美味しさ 食感や温度の違いの楽しさを一口で味わえる
1章・・・肉の"和え"おかず
豚しゃぶとみょうがの胡麻和え、ゆで豚のトマトバジルソース
牛たたきのタイ風和えもの など
2章・・・魚の"和え"おかず
まぐろのタルタル、いわしのたっぷりハーブ和え、など
3章・・・野菜の"和え"おかず
ねぎ和え豆腐 アスパラの卵和え など
和え麺コラム

“ごまよごし”って呼んでたな。あれは“和え物”だよね。そう考えれば、けっこうあるな。ポテトサラダとかだって、見方変えりゃあ和え物だしね。んんん、そう考えると、たしかに“和え物”も広がりがあるね。

3章の“野菜の和え物ってのは、抵抗ないですね。一番、すぐになじめそう。かつ、紹介されている和え物を見ると、何にも肩ひじ張る必要のない料理であることが分かった。ただ、“そこにあるもの”を使えばいい。問題は、なにで和えるのか。まあ、それはこの本で見て、いろいろと参考にしよう。

“肉の和え物”とか、“魚の和え物”ってのは、あんまりなじみがない。だけど、鯵の干物の和え物なんて、想像の範囲内。なじみがないようでも、たとえば“ささみ”なんて、なんでもなくても和えて食ってる。

そうだ。少しずつ見えてきた。考えてみると、けっこう和えて食ってる。私のソウルフードの一つ、“ねぎみそ”も和え物には違いない。さらに、その“ねぎみそ”で豆腐を和えるとうまいんだ。

・・・なにもとらわれる必要はないな。変な言い方だけど、なにを和えてもいいんだ。和え衣も、やってるうちに見えてくるものもあるだろう。 帰ったら、冷蔵庫にあるものを和えてやる。よし❢ 待ってろよ。冷蔵庫の中の具材たち。冷凍室のかまぼこよ。お前が、ずいぶん前からそこにいることを、私は知っているぞ。



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テーマ : 料理の本
ジャンル : 本・雑誌

新白豪主義 『経済は地理から学べ』 宮路秀作

*オーストラリア
「テラ・アウストラリス」=「未知なる南方の大陸」
1828年頃までにはイギリスの植民地となり、開拓が進められてた。さらに、イギリスの流刑地となり、多くの囚人たちが、移民としてオーストラリアに渡った。彼らはアボリジニーから土地を取り上げ、農牧地を拡大させていった。

オーストラリアの羊毛生産量は21万6300トン(2013)で、中国について世界第二位。輸出量は21万6000トンで世界最大。

1851年にヴィクトリア州で金鉱が発見され、就業機会を求めて中国人移民が増加する。これに対し、「自分たち(イギリス系白人)の富と雇用が脅かされる」という理由で移民排斥運動が起こる。1888年には中国人移民制限法が制定され、これが非白人の排除政策である白豪主義につながり、ある時期までのオーストラリアの国是となる。

白豪主義自体は、1901年の移民制限法に始まり、1975年の人種差別禁止法まで約70年間続いた。第二次世界大戦後、白豪主義を貫くオーストリアはヨーロッパからの移民を受け入れていこうとするが、ヨーロッパに移民を送り出すゆとりはなかった。当時、オーストラリアの最大貿易相手国はイギリスであったが、そのイギリスが1973年にECに加盟した。イギリスがヨーロッパとの関わりを深めていく政策をとると、オーストリアも変わらざるを得なくなり、近隣のアジア・太平洋諸国とのつながりを重視する政策に転換していった。

1973~1975年にかけて、オーストリアは白豪主義に関する諸法律を改正、または廃止し、アジア・太平洋とのつながりを模索する多文化主義時代に移行していった。

1989年、当時のホーク首相の提唱で、日本、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ合衆国、カナダ、韓国、ASEAN6カ国(フィリピン、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ブルネイ)の12カ国でAPEC(アジア太平洋経済協力会議)を発足させた。


ダイヤモンド社  ¥ 1,620

「土地」と「資源」の奪い合いから経済が見える 地図で読み解く44の視点

序章  経済をつかむ「地理の視点」
第1章  立地 地の利で読み解く経済戦略
第2章  資源 資源大国は声が大きい
第3章  貿易 世界中で行われている「駆け引き」とは?
第4章  人口 未来予測の最強ファクター
第5章  文化 衣食住の地域性はなぜ成り立つのか?
おわりに 地理とは、いったい何を学ぶ科目なのか?

BS1 ワールドウオッチング 朝一番 世界をつかむ 2017/05/01
変わるオーストラリアの移民政策
http://www.nhk.or.jp/kokusaihoudou/catch/archive/2017/05/0501.html
(全文)
欧米で拡大する移民排斥の動き。イギリスはEUからの離脱を決め、アメリカのトランプ大統領は移民規制の強化を打ち出しています。そして先月(4月)、多文化主義を掲げるオーストラリアでも、移民制限の方針が発表されました。

新しいルールでは、一時就労ビザの発給を縮小し、市民権の付与も厳格化するとしています。移民大国・オーストラリアの方向転換は何を意味するのか。ゲストと共に読み解きます。
(続きを読む)に全文
ってなわけで、白豪主義の終焉と多文化主義の始まりを、1975年の人種差別禁止法とすれば、ターンブル首相が4月に打ち出した移民制限は、22年ぶりの大変革ということになりそう。

とはいえ、今さら“白豪主義”でもあるまいし、オーストラリアがアジア・太平洋と手を切れるわけでもない。ターンブル首相は“反移民”を唱える人々の声を代弁しているわけで、それが無視できないほどの勢力になりつつあるということですよね。彼らは、「オーストラリア第一主義」を掲げているが、ターンブル首相はそれを、「法治主義に民主主義、自由、尊重しあうこと、男女平等、こういったオーストラリア人の価値観」を共有できることの重要性と説明している。

つまり、西洋型の文化を共有できることを求めることで排斥されるのは誰か。一つにはイスラム教徒。返す刀でチャイナからの移民ってところかな。

まあ、単純に、「アメリカ第一主義」の尻馬に乗っただけかもしんないけど、民族の差異に関わることを持ち出すと、どこからどんな動きが始まるかわからないところがある。場合によっては制御できない怪物が登場するかも。




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テーマ : 本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

『奥多摩 奥武蔵 秩父 人気の山50』 大人の遠足BOOK

いつもながらの、《手近で済ませる登山》の本。とてもお世話になってます。あと3ヶ月で、手術から1年たちます。山登り復帰から、日帰りコースで毎週登ってます・・・孫が来たときを除く。だから、奥武蔵に関しては、だいぶ登りました。それでも、できるだけ細かい情報までしっかり読んで、いろいろなケース、いろいろなメンバーに適応できる引き出しをたくさん準備しておきたいです。

なんといっても、年寄りの冷や水ですからね。一から勉強しないとね。

この手の本には、地図に付されている細かいコースの説明であるとか、周辺の店や立ち寄り湯の情報であるとか、何かのときに役に立つ情報がけっこうありますよね。

でも、その逆もあります。山だから、思いがけない危険な道は、どこにでもありますね。そう言ってしまえばそれまでだけど、50のコースが紹介されている中で、一方では、さほどでもない箇所に注意がされていて、一方では、滑落の危険がある場所に何の記述もなかったりします。

本の作り方を云々しているわけじゃなくて、やっぱり、歩いた人の感覚もあるし、もし本を見る機会があればたくさん見るし、実際に自分で歩いて書かれていること、書かれていないこととの差異を認識できるといいですね。



JTBパブリッシング  ¥ 1,620

信仰の山、急峻な登り、心洗われる渓流、豊かな自然、入門者向けからロングコースまで
●奥多摩エリア
御岳山、御岳山・大塚山、日の出山、倉戸山、本仁田山、浅間嶺
三頭山、今熊山・刈寄山、臼杵山、鹿倉山、笹尾根・槇寄山
馬頭刈山、大岳山(御岳山経由)、大岳山(馬頭刈尾根)
高水三山、川苔山、鷹ノ巣山、御前山(大ブナ尾根)
御前山(湯久保尾根)、奈良倉山雲取山(日帰り)
雲取山(1泊)、
●奥武蔵・秩父エリア
多峯主山・天覧山、鐘撞堂山、仙元山、大高取山、越上山
蓑山(美の山)、日和田山、子の権現、蕨山、伊豆ヶ岳
関八州見晴台、棒ノ嶺、丸山、大霧山、笠山・堂平山
官ノ倉山、宝登山、横隈山、破風山、城峯山、四阿屋山
妙法ヶ岳、武川岳、
大持山・子持山、武甲山、熊倉山、秩父御岳山、両神山


19日に、この本の25項目の《子の権現》に行ってきました。ちょっとコースは違うけど、スルギ尾根を歩いてきました。前に歩いたときは、人に合わなくて、とても静かな山歩きができた。 子の権現に向かう道も秩父御岳山から尾根伝いの道で、おそらく人はいないだろう。
P8190093.jpg
P8190074.jpg出発はA地点。御嶽神社の駐車場。見てください。とても広い駐車場で、御嶽神社に詣る人、東郷神社に詣る人、御嶽に登る人に解放されているようです。

今日も、お日さまには見放されました。
P8190076.jpg御嶽神社の手前には東郷神社があります。写真は、もちろん、東郷平八郎元帥です。、
P8190077.jpg乃木希典元帥も、同じ境内に祀られています。周囲は木々に囲まれています。
P8190078.jpgさらに上にある御嶽神社。ここに至る急な階段。あんまり急なもんで、登っている途中でビビってしまってカメラを取り出すこともできませんでした。

ここまで、Bのあたりです。
P8190080.jpgCの、御嶽山の山頂そのものは、何の飾りっ気もない。右手、北へ向かう道をたどれば、休暇村武蔵野に至ります。
P8190081.jpg
「あら、急な上りだなぁ」なんて思ってたら、今日の行程の中では、まったく優しい登りでした。
P8190082.jpg
まったく周囲の景色の見えない樹林の道ですが、なんとなく素敵な道でしょう。子の権現につくまでは、誰一人会うことのない、静かな山歩きでした。
P8190083.jpg
吉田山山頂です。なぜわかったかというと、写真を見てください。いつ頃、誰がやったんでしょう。木に《吉田山》って、彫りつけてありました。
P8190084.jpg
こんな細い上り下りを繰り返します。じつは、小床峠手前で、ほんの些細なことで道を間違えました。あまりにも同じような道が続くもので、注意を怠りました
P8190086.jpg
ちょっと前から、こんなジュースの缶で作ったちょうちんのようなものが目につきました。道を間違えてから気がついたんだけど、これが正しい道を教えていました。
P8190087.jpg
子の権現について、いつもどおりのラーメン。蒸し暑くてすごく汗かいてるから、汁まで飲んでて、身体が塩分を吸収するのがわかるよう。

駐車場の隅を借りて、いただきました。
P8190090.jpgFGH
スルギ尾根は細かい上り下りの繰り返し。登りにしろ下りにしろ、その急なこと、急なこと。上り下りに気を取られて、カメラを出すの忘れた。

写真は、H地点。スルギ尾根の出口。

けっこう、慎重にならなきゃいけないところもあって、ガイドブックなら少し書いておいて方がいいと思うけどな。
P8190092.jpg吾野駅まで下りてきた。これは《吾野の湧き水》もったいげもなく流れてきます。とても美味しかった。
朝6:45頃、車を置いた場所から歩きはじめ、駐車場に着いたのが12:45。途中、二度ほど道の確認に時間を使ったりしました。スルギ尾根に入ってからは、二人ほどのトレイルランナーと合いました。彼らのようには行かないけど、私にしてはよく歩きました。景色はなかったけど道を間違えないように気をつける必要があったし、道そのものも緊張するところがあって、とても楽しかったです。



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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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