めんどくせぇことばかり 2018年03月
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『樹木の名前』 高橋勝雄 永野伸江

この間、というのは3月24日の土曜日ですね。その日に官ノ倉山っていう埼玉県小川町の奥にある山に行ってきたんです。山から下りて、小川町駅に向かって歩いている途中の里山はとてもきれいだった。一緒にいたI川さんという方が、「こんな時に花の名前が分かるといいですね」と・・・。同感です。その時、目についたのは草花ではなく、梅、桜、・・・あとは名前が分からないけど樹木でした。そういうわけで、この本です。値段が高いけど、里山の美しさを理解したい一心で購入しました。

そんな事情で、衝動買いに近い買い方をしてしまいました。大方の衝動買いが後悔の前触れである通り、今回も・・・。とはいえ、何せ私にとっては高額商品の購入ですから、何としても無駄にしたくありません。「よし、これもって山に登ってやる」って思ったものの、高額の上に、重いんですこの本。・・・それだけ充実してるってことでもあるんですけど・・・。

その重い本をペラペラめくって見ていたら、家の庭先にあるのと同じような葉っぱが載ってました。さすがにそれは、こんな本に頼らなくても知ってました。ギザギザ葉っぱの柊です。・・・でも、この柊の花は白い。うちのは今、黄色い花がついていたような・・・。

それは、ヒイラギナンテンという種類のものでした。普通の柊と違って、葉がナンテンのように傘状に広がってつくんですね。また実がナンテンに似ているとも・・・。植わっているのは北東、丑寅の方角ですね。鬼門です。あちらの世界から魔物が入ってこないようにヒイラギの葉のとげとげで塞いでいるのです。さらにその上、ナンテンで難を転じれば鬼に金棒、いやいや鬼が入ってきちゃ困るんですって。

鬼は丑だから角が生えていて、寅だから縞々パンツ。はいても、はいても、すぐ落ちる。

『樹木の名前』    高橋勝雄 永野伸江

山と渓谷社  ¥ 4,104

なんだか心に留まった花の名前、樹木の名前が分かったら、外歩きはもっと楽しい
樹木の名前を覚えたり観察に役立つことはもちろん、街歩きや野山散策もいっそう楽しくなる図鑑です。
街中から野山で見かける約700種の樹木の和名の由来と見分け方を解説。
植物の和名には、現在は馴染みのうすい昔の生活用品、生活文化、身近な動植物などが関係しています。
本書では、どうして植物にこの名前がつけられたかを写真やイラストを交えて分かりやすく紹介。
さらに、野山で間違えやすい種類との見分け方も解説。


この時期の里山は、遅めの梅と早めの桜、主役はやはり花桃ですね。色だの花びらだのは、改良されて多種多様。私は埼玉県の東松山ですが、この間、というのは3月27日ですが、その日に歩いた毛呂山の阿諏訪地区は1週間もすれば、きっと桃源郷に変わる気配。鎌北湖から下りてくる道はもっと早いかな。

奥武蔵の里山は、今、彩り豊か。

山と高原地図の《奥武蔵・秩父》で、毛呂山町の奥の滝之入地区には《3月下旬桃源郷》と書いてある。だけど、ここだけじゃなくて、この時期は笠山から皆谷に下りてくるあたりとかも、うっとりするほどきれいだしね。日高の巾着田は一面に菜の花の黄色が広がって、同時に桜の花吹雪。

そのあとはツツジ。この間登った人があまり寄り付かないツツジ山は、その名前に恥じない姿を見せてくれるでしょうか。行ってみる価値はあるけど、ちょっと身体にこたえる山なんですよね。

うちとお隣の鈴木さんを隔てる垣根は、ずっと長く椿だと思い込んでいた山茶花。首から落ちる椿と違い、山茶花は花びらで散るなんてことも知らなかった私です。なぜかそこに一本だけ混ざっている山椒の木。植木屋さんのいたずらかな。気がついたのは、ほんの数年前。以来楽しませてもらっています。

庭木だけでも、案外楽しめそう。だけど、まだまだこの本の代金にはまったく追いつけていません。とはいえ、山にかついで行かなくても、車に積んどけば、あちらこちらで連れ合いと楽しめそうな予感はあるんですけど・・・。




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東西の中世『誰も教えてくれない真実の世界史講座 中世編』 倉山満

近代という時代区分に入るまで、人類の歴史における世界の先進地域はオリエントだったんですね。この本はが対象にしているのは中世という時代ですが、長きにわたって人類の文明を引っ張っていたのはオリエント、アッバース朝というイスラム帝国が頑張ってましたね。

その首都として建設された都市がバグダッド。直径3kmの円城都市で、これを建設した第二代カリフのマンスールは「メディナ・アッサラーム」と命名したそうです。その意味は“平安の都”ということですから、桓武天皇の平安京と一緒ですね。

全盛期は、第五代カリフのハールーン・アッラシードの時代。在位は786~809年。アッラシードは学問、文芸や芸術を保護し、アレキサンドリアのムセイオンにあったギリシャ語の文献をアラビア語に翻訳している。これがのちのイスラム文化の大発展を産むんですね。

翻訳は学問や文芸、文化全般の発展のキーワードなんだな。やはり、英語を話せるようにならなきゃ世界の発展から取り残されるなんて思い込みは、最初から負け犬根性で臨んでるようなもんで、おそらくどうにもなりゃしない。

英語ができるやつは、率先してそれを翻訳して、日本語で世界最先端の事物に接触できるように頑張ってくれないといけないですね。

アラッシードの時代の翻訳があったればこそ、古代から受け継がれたさまざまな知識とそれを土台にイスラム圏で発展した知識が継承されたんですものね。ヨーロッパの近代は、それをさらに翻訳することでもたらされたわけだから、アッラシード時代の翻訳がなければヨーロッパは中世の暗黒から抜け出せていなかったかもしれないですね。

ちなみに、ハールーン・アッラシードとカール大帝は同時代人だそうです。交流もあったそうですが、世界の文明の中心たるオリエントとずっと格下のユーラシア大陸の西の辺境では、まるっきり相手にもなりませんね。


PHP研究所  ¥ 1,620

ヨーロッパとチャイナ中心の歴史観を根本からくつがえす、知っておきたい“教養としての世界史"
第1章 世界史の正体と日本
第2章 十字軍の爪痕
第3章 世界史を語る視点としての鎌倉幕府
第4章 暗黒の中世の終焉と室町幕府
第5章 中世と近代のはざまで


かたや、ユーラシア大陸の東の方はどんな様子だったかっていうと、古代に大きな力を持った秦漢帝国が滅んで後は、分裂と異民族の侵入が延々と繰り返されていきます。その間に、古代秦漢帝国を形成した人々を漢民族と呼ぶならば、彼らは絶滅していきますね。

そして6世紀の後半に隋が登場し、唐へとつながります。隋の楊氏も唐の李氏も、鮮卑族の北魏が元ですから遊牧民族の北魏が出自ですね。最終的には、わずかに漢民族の文化を継承していた南部の陳を隋が根絶やしにしたことで、古代からの漢民族の歴史はとどめを刺されたわけですね。

唐王朝はアッバース朝と、中央アジアで戦ってます。タラス河畔の戦いですね。玄宗の時です。玄宗時代の後半は安史の乱でめちゃくちゃになり、あとはどうにもなりません。どうにもならない状態でその後150年も持ちこたえるわけだから、習近平政権はどうなるでしょう。

持ちこたえたとはいえ、混乱は時とともにひどくなり地方軍閥が首都に侵入して王朝は終わりを迎えるという、チャイナ独特のパターンにはまり滅亡します。唐のあとは、五代十国時代。五つの王朝が建っては滅び、その周辺にいくつもの国が泡のように膨らんでははじける時代ですね。

五代と呼ばれたのは、“後梁・後唐・後晋・後漢・後周”で、唐が滅んだのと同じように、内部の軍人が主家を滅ぼして新たな王朝をひらきます。最後は後周の軍人趙匡胤が主家を滅ぼして宋王朝を建て、宋が同じように滅ぼされることのないように、軍部の力を徹底的に弱体化したんですね。

たしかに、そのせいで、宋は軍人に滅ぼされることはないんですが、モンゴル系契丹族の建てた遼や女親族の金に繰り返しカツアゲにあい、どんどん領地をけずられて、最後はモンゴル帝国に滅ぼされるんですね。

著者の倉山さんは言っています。

《どこが「中国ウン千年の歴史」なのか呆れます。そんなものは真っ赤なウソで塗り固められたプロパガンダだということを、あらためて強調しておきましょう。そもそも、チャイナ大陸は漢民族だけでなく、いろいろな民族が通り過ぎたり居座ったりしています》

・・・たしかに、そこは、現在に続く歴史が積み重ねられたのではなくて、いろいろな民族が攻防した、ただの“場”に過ぎないんですね。いかに中国共産党が巧妙にそれを塗り固めようとも・・・。




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北朝鮮『悪の指導者論』 山内昌之 佐藤優

 CNN co.jp 2018/03/28
金正恩氏、北京を訪問 習近平氏と会談
https://www.cnn.co.jp/world/35116788.html
太っちょ
(抜粋)
北京(CNN) 中国国営中央テレビ(CCTV)は28日、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が北京を訪問したと伝えた。新華社は、中国の習近平(シーチンピン)国家主席と会談したと伝えている。

CCTVは、金委員長と李雪主(リソルジュ)夫人が当局者の出迎えを受ける映像を放映した。
(続きを読む)に全文
・・・と、いうことになりまして、それでなくても“おいてけぼり”感を否めない状況にあった日本人の一人としては、安倍首相の『日米韓が緊密に連携し、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に対して最大限の圧力をかけ続ける方針』にも手詰まり感を思わざるを得ないわけです。

“このまま経済制裁で北朝鮮を追い詰めて”行った時に、日本人は一体何を想定していたのでしょうか。たとえば、金正恩が「私が悪うございました」と頭を下げて許しを請う。たとえば、かつての日本のように、まだ少しでも余力の在る内に38度線を超えて南に侵攻する。たとえば、追い詰められて日本に照準を合わせた各ボタンをおす。たとえば、一切に反撃を許さない米軍の先制攻撃が北を瞬殺する。

アメリカの先制攻撃は、北朝鮮のミサイルシステムを瞬殺できません。金正恩が核ミサイルの発射ボタンをおす可能性は十分あります。できればアメリカ東海岸に飛ばしたいところでしょうけど、西海岸さえしっかり狙えやしませんから、韓国か日本ですね。当然、韓国よりも日本でしょ。

それを考えれば、北が話し合いのテーブルに付くと言ってるのは、日本にとってもよかったですね。

『悪の指導者論』    山内昌之 佐藤優

小学館  ¥ 907

あの頃も、ヒトラーがいて、スターリンがいて、フランクリン・D・ルーズベルトがいた
序章 ミサイルパニックの何が問題か
第1章 歴史の「必然」が生んだ大統領 ドナルド・トランプ
第2章 祖父と父の呪縛をはねのけた指導者 金正恩
第3章 歴史家にして希代の語り手 ウラジーミル・プーチン
第4章 軍を排除する男 レジェップ・タイイップ・エルドアン、終身最高指導者 アリー・ハメネイ
終章 核を持つ北朝鮮と日本
この本の終章で、山内昌之さんと佐藤優さんが、北朝鮮情勢の今後を語っています。書かれている内容からすると、終章の対談の時期は10月らしいんですが、この問題に関して、「日本がどういった位置にあるのか」に関する重大なことが書かれているので、ご紹介しておきたいと思います。・・・とは言うものの、当たり前のことではあるんですけどね。

1 金正恩はただの太った狂人ではなく、冷酷な合理主義者

2 日本独自の核武装論は非現実的

3 北朝鮮と交渉できるのはアメリカだけ

4 トランプはアメリカの利益を優先する

5 日米韓には大切にしなければならない命があるが、北朝鮮にはない

6 北朝鮮は核開発を辞める意志はない

これを前提にして導き出される答えは何でしょう。もちろん、いくつもの不確定要素はありますが・・・。

金正恩の欲するものは、《体制温存の保証》です。このカードを持ってるものでないと金正恩と交渉することはできないということですね。つまり、ドナルド・トランプ米大統領です。トランプが北朝鮮が核開発を続けながらの体制温存を許さないとすれば、どこかの段階で、通常兵器で北朝鮮に攻撃を仕掛けることになりますね。

瞬殺は不可能ですから、日本か韓国、おそらく日本に大きな犠牲が出ます。それを覚悟しなければ、トランプと言えども北朝鮮への攻撃に踏み切ることはできないですね。だけど、北が大陸間弾道弾を完成させて、シアトルかサンフランシスコを標的にされることは防がなければならない。

そこが落とし所になる可能性が高いということですね。

トランプは、日本に核ミサイルが落とされることを避けるために北朝鮮の現体制をつぶすことをあきらめなければならない。そうすることでアメリカを守ることをあきらめるなら、日本にも痛みを分かち合って貰う必要がある。

そんな成り行きが、頭に浮かびませんか。




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『缶詰本』 黒川勇人

なんだか、缶詰ブーム?

スーパーに行っても、ずいぶんと、以前には見なかった缶詰が並んでいますね。とくに様変わりしたのが、さば缶。多くの人がさば缶を再認識したみたいで、ずいぶんと売れているようです。

きわめて喜ばしい・・・、と言いたいところながら、実はあまり喜んでないんです。私はブームが来ようが来まいが、以前と変わらぬさば缶ファン。さば缶だけじゃなく、海産缶詰ファンですね。なかでもさば缶には、幾度となく苦境を救ってもらった経験があり、そう、私はさば缶に足を向けて眠れない立場の人間なんです。

私がさば缶を愛したのは、なんといっても小さいころから食べなれていることが第一の理由です。私が小さいころは、私が生まれた秩父は、まだ流通事情が悪かったので、新鮮な海の魚は入ってきていません。・・・一般のレベルにはね。アジにしろ、サンマにしろ、ヒラキ以外の姿を見たことはありませんでした。そんな中、さば缶はみずみずしい新鮮な海の魚を感じさせてくれるものだった。

もちろん安い。これが第二の理由です。さば缶に足を向けて眠れないのも、この安さゆえです。さば缶は、所帯を持つようになるまでの私を、いつも経済的に支えてくれていました。

それが何でしょう。この本の《Part1 丼・ご飯》の最初に登場する“八戸沖さば水煮缶詰め”。ネットで確認したところ1缶630円。
・・・630円、630円ですよ。ろ・・・。


『缶詰本』    黒川勇人

辰巳出版  ¥ 1,080

あっためる、調味料を一つ加える・・・ここまで変わる?缶詰料理
PART1 丼・ご飯編
あぶりサバ丼、いちご煮炊き込みご飯、スパムがゆ、オイルサーディン丼、ほか
PART2 パスタ編
シチリア風パスタ、焼き鳥ごろごろパスタ、オリーブの冷製パスタ、ほか
PART3 めん類編
サバそうめん、鳥南蛮そば、モツ焼きそば、ピリ辛焼きうどん、ほか
PART4 おかず編
コンビーフのタルタル、ヘルシーイタリアンスパム、ゴーヤチャンプル、ほか
PART5 スープ・サラダ編
サバ味噌煮缶スープ、シーフードスープ、温野菜のアンチョビソース、ほか
PART6 パン・デザート編
大人のフルーツ、オイルサーディンオープンサンド、アンバターホットサンド、ほか



缶詰と言えばナポレオン。フランス革命以来、いくさに明け暮れたフランスほ将兵は、燻製の魚に塩漬けの肉、それから乾パンで戦い続けた。栄養不足と壊血病は当たり前で、政府は変賞を出して、兵士たちに解決策を求めた。

そこで出てきたのが瓶詰だったらしいんですね。でも、明らかに一歩前に踏み出したわけです。瓶詰が提案されたのが1804年らしいんですが、1804年と言えばナポレオンが皇帝に就任した年ですよね。

ナポレオンは将軍として将兵を率い、それこそ先頭に立って戦意を鼓舞するタイプのリーダーだったらしいですね。そして、自分のために命を捨ててくれる将兵たちのために、彼は“缶詰”を世に送り出したんですね。

山でもずいぶん使わせてもらいました。ただし、重いですけどね。だから1回の山行で持って行くのは1缶ですね。ここぞというときに食べるんです。食べ方は、基本的にはそのままご飯のおかずにする。

最初は酒のさかなにして、少しつつく。ご飯の1杯目は缶詰の汁をご飯にかけてかきこむ。2杯目はさばをご飯に乗っけてマヨネーズをドッチャリかけて丼風。・・・うっ、たまらない。

そんなときのさば缶はHOKOか日本水産の缶詰だったかな。以前は100円しなかったですよね。今は120~130円くらいのを安売りの時にまとめて買うんですね。ところが最近、HOKOや日本水産の安い缶詰を見かけないんですよ。いや、棚にその表示はあるんだけど、ないの。売り切れてるんかな。私のような人がほかにも結構いて、入るとすぐに買ってしまうとかですかね。

しまった。缶詰愚痴を展開して終わってしまいそう。

もちろん、庶民の味方缶詰レシピもたくさん載ってます。焼き鳥缶詰は親子丼なんて大好きだな。それからさばサンド、もうご存知の方も多いかもしれないけど、玉ねぎと一緒に挟んで、これは絶品。・・・あんまりな付け足し感ではありますが、これにて・・・。




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テーマ : 料理の本
ジャンル : 本・雑誌

御岳山ロックガーデン

地図ロックガーデン
この間の雪で、奥多摩で13人者人が遭難したそうですね。皆さん無事救助されたそうで、本当にようございました。とはいえ、大怪我をした人もおり、話を聞けば完全に防げた遭難事故。それも、死者を出してもおかしくない状況。本当に命を落とさないですんでよかったですね。
産経ニュース 2018/03/23
東京・奥多摩遭難 軽装、準備不足か 登山13人全員救助
https://mainichi.jp/articles/20180323/ddm/041/040/152000c
(抜粋)
東京都奥多摩町の登山道で21日夜に雪のため下山できなくなっていた男女13人が22日午前、東京消防庁や警視庁の救助隊により発見され、全員が救助された。30代女性が骨盤骨折の重傷を負ったほか、頭部に打撲を負った男性もいたが、いずれも意識はある。
(続きを読む)に全文

さて、先週の土曜日、17日ですね。奥多摩に行ってまいりました。職場に連れて行って欲しいという50歳になる男性がいて、その人の希望を活かせるコースとして、御岳山にケーブルカーで登って、ロックガーデンを周遊して、日の出山を経由して下山するという、これは一体何人の人を見ることになるんだというコースですね。

そんなコースにもかかわらず、サービス精神旺盛な私は、嫌な顔ひとつせずに行ってまいりました。スマホ命の高校生を連れて行くコースとしてもいいかと思って、その下見も兼ねてってところもありました。
3月17日ロックガーデン (1)ケーブルカーは片道590円。歩いて登れば、急登1時間。ん~、《考えどころ》と思った人はお若い。私なぞ、考える余地もありません。

おそらくスマホ命の高校生も同じ選択を下すと思います。
3月17日ロックガーデン (3)3月17日ロックガーデン (2)
左はケーブルカーの山頂駅。右はそこからの絶景。見えているのは日光白根山。
3月17日ロックガーデン (5)3月17日ロックガーデン (6)
御岳神社の階段も大変だったんだけど、相棒は初めてだったので、やはりお参りいたしました。右の写真は七代の滝。ほかにも、綾広の滝がありますね。3月17日ロックガーデン (8)
その二つの滝の間を繋ぐ道がロックガーデンですね。この日は5時半に車で家を出ました。相棒を途中で拾って、青梅駅の近くの運動公園駐車場に車を置かせていただきました。・・・ただで。そして、青梅線で御岳駅へ、御岳駅からケーブルカーの乗り場までバス、そしてケーブルカーと乗り継ぎますが、ケーブルカーの始発が7時半。私たちはその次の7時55分に乗りました。ちなみに、青梅駅から1040円かかりました。

まだまだ、早かったんですね。だから、静かなロックガーデンを楽しめました。高校生を連れてくるとすれば、やはり週末ですから、7時55分のケーブルカーには乗りたいですね。
3月17日ロックガーデン (13)3月17日ロックガーデン (14)
ロックガーデンを周回して、お昼ご飯を食べて日の出山に向かいました。しばらく行くと左の写真の鳥居が・・・。くぐって振り向くと、武蔵国御嶽神社の鳥居。そうか、こちらから詣でるのも参道の一つか。 右の写真は日の出山に向かう途中からみたけ方面を見た所。木が邪魔だけど、御岳神社と奥の院ですね。
3月17日ロックガーデン (15)3月17日ロックガーデン (16)
日の出山山頂です。いや、関東平野が一望ですね。こりゃ素晴らしい。右は大岳山。
3月17日ロックガーデン (17)3月17日ロックガーデン (18)
日の出山山頂はこの賑わいです。早々に・・・。その前に、右はこれから向かう御室山ですね。
3月17日ロックガーデン (19)3月17日ロックガーデン (20)
左は御室山山頂。右は日向和田の舗装道路に降りてすぐのところの梅林です。ここの梅、ずいぶん賑わったのに、3年前に病気で全滅したんだそうです。今はその再生中で、とりあえずお祭りはやってました。御岳山からのコースタイムは、日の出山、御室山、日向和田駅と、早めに歩いて1時間、1時間、1時間くらいでした。・・・そうね、だいたいね♫
3月17日ロックガーデン (21)青梅駅に戻り、運動公園まで歩く途中、陸橋上から東京行きの電車を見送りました。この時点で、2時半ころだったと思います。

はやり、山は早出がなによりですね。




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『変見自在 日本よ、カダフィ大佐に学べ』 高山正之

APF BB NEWS 2018/03/22
サルコジ仏元大統領、汚職疑惑で訴追 リビア大佐から選挙資金調達か
http://www.afpbb.com/articles/-/3168271?pid=19953835
【3月22日 AFP】フランスのニコラ・サルコジ元大統領(63)が21日、2007年の大統領選挙出馬を前に、リビアの独裁者だった故ムアマル・カダフィ大佐から最大5000万ユーロ(約65億円)を受け取った疑いにより、汚職容疑で訴追された。司法筋がAFPに明らかにした。

同筋によれば、サルコジ氏は2日間の事情聴取を受けた後に釈放されたが、汚職、違法な選挙資金調達、リビアからの公金の隠匿の容疑で訴追された。

サルコジ氏にとって、今回の訴追は過去最も深刻な内容。

サルコジ氏は不正を繰り返し否定し、北大西洋条約機構(NATO)が2011年に行ったカダフィ政権への軍事介入を同氏が推進した事実は、カダフィ大佐の影響下になかった証しだと主張している。NATOの軍事介入は、カダフィ大佐の放逐と殺害につながった。

サルコジ氏は昨年の大統領選で政界復帰を試み失敗している。
カダフィ大佐が死んだ。40年独裁者として君臨したカダフィ大佐が、名もないリビア人たちに引きずり回されて殺された。 負けるはずがなかったカダフィ大佐が負けた。カダフィ大佐は、自国民の反乱に敗れるはずがなかった。カダフィ大佐は、今回も自国民の反乱に敗れてはいない。フランスだ。 フランスの国賓
P2011102004382_qadhafi-ns300[1]カダフィ大佐の登場には歴史的な意味があった。変質を彼自身の責任だというなら、現代は卑怯にすぎないか。汪兆銘政権を、日本は切らなかった。馬鹿だったとは思うが、それでいいとも思う。NATOは、ヨーロッパは、いや、白人は恐ろしい。少なくとも日本人には、こんなことはできない。絶対できない。


新潮文庫  ¥ 529

「中東の狂犬」ことカダフィ大佐は、宗教のくびきから市民を解放した信長ばりの名君だった
はじめに・・・世界情勢は新聞では学べない・・・
第一章  世間は今日もウソでいっぱい
第二章  もう大新聞は信用しない
第三章  劣悪国家を支える醜い面々
第四章  白人ほど劣悪な人種はいない
第五章  非道国家にだまされないために

女には頭からスッポリ袋をかぶせて家の中。

イスラム革命なって、一九七九年にパリから凱旋した六七歳のホメイニは、十八歳の若妻を伴っていたという。“イスラム女性が、「西側の堕落した文化」が築いた道の中で、様々な罠から解放されるための自らの聖なる戦いを、強固な決意で継続することが必須である”とかって、ただの嫉妬深いスケベ爺じゃねぇ。

婚外性交渉は、未婚者なら百回のムチ打ち、既婚者なら石打による死刑。この石打ち刑というのが残酷で、下半身を土に埋めた状態で、少し離れたところからみんなで石を投げて殺す。死ぬまでに十五分から二十分くらいかかるという。

年端も行かない娘が、父親に売られるようにして嫁ぎ、過酷な夫婦生活から逃げ出せば、追手をかけられて捕まり、押さえつけられて耳と鼻をそがれたとか。

嫁入り前に好きな男と寝たことがバレた娘は、一族の者十数目に強姦された上げく、一族の名誉を守るために殺されたとか。

そんなイスラム教世界で、サダム・フセインは、女のチャドルを脱がせて町を闊歩させ、イラクを中東の強国に押し上げた。カダフィも宗教のくびきから人々を解放し、女を家から出して学校へ通わせた。学校も医療費もリビアではただだそうで、識字率も九〇%近い。著者が言うように、サダム・フセインやカダフィの、そんな近代的な国づくりが白人には許せなかったんだな。

カダフィが死んだという報告を受けて、ヒラリー・クリントンが大笑いしていたな。本書によれば、カダフィの死を伝える朝日新聞は、「殺さないでくれ」というカダフィの命乞いを、憎々しげに書いたという。本当に、見えてない新聞だな。



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『俳句、やめられません』 岸本葉子

金子兜太さんが亡くなって、ついこの間、以前に読んだ金子さんの『中年からの俳句塾』っていう本を引っ張り出してみました。その件は先日のブログに書かせていただきました。《無為に流れず、俳句に取り組むことを助けとして自分を、あるいは自分を取り囲む世界を見つめ直そうと考えた》わけでした。

以上、うそ偽りはございませんが、まったく取り組んでない。いや、ですから、何にも俳句なんか作っちゃいないわけです。いつも通り、変わらぬ私、・・・という顛末でございました。ああ、情けないったらありゃしない。

俳句なぞ、一日一句わけもない。わけもないはずだったけど、できません。いけません、これまで通りの私では。それならば、何か工夫をいたしましょう。動機づけ、本でも読んでみましょうか。

ということで、今この本を手にしているわけです。

著者の岸本葉子さんは「やめられない」という。1961年生まれなら、私より一つ下。俳句歴10年なら40代後半で俳句を始めたことになりますね。それこそ、金子兜太さんの『中年からの俳句塾』を地で行ってるわけですね。しかも、それを生涯の友として、いまや「やめられない」とまで・・・。

「やめられない」と言うくらいだから、俳句というのは気持ちのいいものに違いない。やっていて気持ちのいいものって考えると、あれと、あれと、あれと、あれ。そうそう、あれを忘れちゃいけない。

人間は、あれをやっている時、その脳内で大量のドーパミンが分泌されているわけですよね。だから、あの時はとっても気持ちがいいじゃないですか。

著者の岸本葉子さんが「やめられない」と言うほど気持ちがいいなら、きっと俳句をやっているとたくさんのドーパミンが分泌されるんでしょうね。



小学館  ¥ 1,512

「これから一生、俳句を続けていきたい」という岸本葉子さんの「俳句愛」に溢れる一冊
第一章  季語は頼りになる味方
第二章  こんなに豊かな季語の世界
第三章  季語力を鍛える句会
第四章  「あるある俳句」と「褒められ俳句」
第五章  歳時記は一生の友


五七五に言葉をなれべりゃいいんだろう。・・・追い詰められると、なぜが心が落ち着かなくなって、言葉まで乱暴になることはよくありますね。「やりゃあいいんだろう!やりゃあ」って感じです。でも、そんな気持ちで考えても、ちっともドーパミンが出てきてる感じがしないです。

・・・だめだ。思い浮かばない。仕方がない。楽しいことを考えよう。

花見だ。春ですからね。きっと季語でしょう? Iのおっさんを誘って、あのおっさんは暇人だから、同じ暇人のSちゃんとSさんに連絡とってもらって、忙しいかもしれないけどJちゃんには来てほしいなぁ。それからYっちゃんね。管理職もえらい方になったから、下の連中とはつきあえないなんて顔したら、昔の悪行をばらしてしまおう。場所はどこがいいかな。都幾川がいいかな。あそこの堤の桜は見事だからな。それよりも、巾着田はどうだろう、・・・日高の。去年行ったときは菜の花の盛りと桜の散り頃が一緒になってまさに別天地だったっけ。どうだろう。今週末には咲いているだろうか。あそこの近くはYっちゃんか。聞いてみようかな。

川岸の花は二・三分咲きにけり

だめだ。なんだか、定時の連絡かなんかのようだ。ドーパミンは少し出た気はするが、この程度の句が出来上がるまでになんだか息切れしてしまっている。この間、肺気腫用に買った酸素でも吸っておこう。


そう言えば、昨年末に他界した叔父も、定年後俳句をたしなみ、斎場にも叔父の詠んだ句が飾られていた野を思い出しました。やはり、相当魅力のあるものらしい。さて、叔父貴の域はともかくとして、とりあえずドーパミンの分泌が実感できるところまで行けるでしょうか。



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新たな事態『悪の指導者論』 山内昌之 佐藤優

お二人のおっしゃってることを聞いて、自分の考えを再確認できました。ありがたいことです。何の話かと言うと、《圧倒的に多くの人が、トランプは「原因」だと言ってるけど、実は、トランプは「結果」である》と言うことです。

因果の法則によれば、「何ごとも物事の結果として登場し、そのあとに起こることの原因となる」と言うことになるわけですけど、その性質として強調すべき点を考えれば、トランプは原因であるよりも、圧倒的に結果としての性格が強い。
第一次世界大戦中にオスマン帝国領をサイクス・ピコ条約によって英仏露が分割し、再編しました。このサイクス・ピコ協定の体制が無理になっていたから、ある状況ではアルカイダとなり、別の状況ではISが出てくるわけです。根っこの部分にある、中東での第一次世界大戦の処理が機能不全を起こしているから、構造的な要因でこういう事態が浮上するわけです。

・・・1945年の第二次世界大戦の終了によって冷戦体制が成立し、そこでできたものが国際連合であり、IMFであり、世界銀行あるいはNATOなわけです。これらが機能不全を起こしているところを、今までは様々な弥縫策によってごまかしてきました。しかし、もうそれが限界になった。それがトランプという形で現われてきたと思うのです。
本書p85-86

アメリカ合衆国は世界を相手している第一の当事者ですからね。その現象も最初に現れるわけです。トランプ大統領は、“結果”は“結果”であるけれども、それはアメリカ国内政治の“結果”と言うだけじゃなく、《それが限界になった》世界の影響がいち早く表れたアメリカに現れた大統領と言う意味としての“結果”でもあるということですね。

“行き詰った”というのが重大なキーワードになったのが、現状なんですね。だとすると、オバマの時は、“行き詰まり”の前で「チェンジ」と呪文を唱えてもなにも変わらず、ただただ、右往左往していたと言うことですか。

『悪の指導者論』    山内昌之 佐藤優

小学館  ¥ 907

あの頃も、ヒトラーがいて、スターリンがいて、フランクリン・D・ルーズベルトがいた
序章 ミサイルパニックの何が問題か
第1章 歴史の「必然」が生んだ大統領 ドナルド・トランプ
第2章 祖父と父の呪縛をはねのけた指導者 金正恩
第3章 歴史家にして希代の語り手 ウラジーミル・プーチン
第4章 軍を排除する男 レジェップ・タイイップ・エルドアン、終身最高指導者 アリー・ハメネイ
終章 核を持つ北朝鮮と日本


オバマは任期の最後になってキューバやミャンマーとの国境正常化をしていきましたよね。まるで、置き土産のように・・・。置き土産の中でも一番厄介なのが、・・・少なくともトランプ政権にとって一番厄介なのは、イランと結んだ核合意ですよね。

オバマがイランとの間に結んだ核開発に関する合意は、アメリカの伝統的な同盟国であるサウジアラビアとのつながりを弱め、イスラエルとの関係を悪化させたわけですよね。

アメリカは21世紀初頭のイラク戦争で、自ら血を流してスンナ派のフセイン政権を倒した。そして、イラクにシーア派の政権を樹立した。その後のイラクでは、同じシーア派のイランの影響力が強まりレバント地域は「シーア派の三日月地帯」と化した。アメリカが犠牲を払ったイラクは、イランの重要な資金源となった。

トランプは現在、オバマによって弱められたサウジアラビアとの関係にてこを入れ、さらにトランプが重要視するイスラエルとサウジアラビアが接近してきている。

たしかにそうですよね。最近の中東では、過去100年間見られなかった現象が起きてきていますね。なにしろ、エルサレムにサウジアラビアの要人が訪れて安全保障のついてイスラエルと会談しているんですからね。

エジプトの力が弱まり、イラクではフセインが殺されました。スンナ派を代表するのはサウジアラビアなわけです。そのサウジがイスラエルと接近するなら、シオニズム対アンチシオニズムという対立構造はなくなります。アラブ対ユダヤもない。いま、軸になってるのは、シーア派対スンナ派、イラン対イスラエルなんですね。

もはや、アラブは一つじゃないし、イスラムも一つじゃない。パン・アラブ主義も、パン・イスラム主義も、そこでは通用しないんですね。




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『残された山靴』 佐瀬稔遺稿集

高校の時、山岳部の副主将だったんだけど、主将のお兄さんがロッククライミングをされていて、何回か、真似事をさせてもらったことがありました。荒川の崖で懸垂下降させてもらったり、確保してもらってほんの10mほど登らせてもらったり、・・・本当に楽しかった。

だいたい、高校入学前に、新田次郎の『孤高の人』を読んで、高校一年の夏休みには北鎌尾根の取り付きで怖気づいてたくらいですからね。もともと興味関心は強かったですからね。

それが・・・。その時、登攀道具もいろいろと見せてもらって、胸をときめかせてしまった。その直後、値段を聞いて、途方に暮れた。

ごく当たり前に山に登るだけでもお金がかかりますからね。先のことは分からないけど、とりあえずロッククライミングは忘れて、今までどおりの山登りを続けていければいいやって気持ちでしたね。

育ちのせいか、何かにつけお金のことが頭の中で先行してしまうんです。だから、何かに“ひたすら”になるってことは、私にはできないんですね。お金がかかるから。だから、何事かを成し遂げるってことは、・・・私には、ちょっとね。

でも、足がダメになるまでは、“それなりに”は山に取り組んできたんですよ。“それなりに”ってところが、私らしいところです。

そんな、“それなり”人間の私でも、こういう本を読んでしまっては、なにか、掻き立てられてしまうわけです。心の奥の方に、灰をかぶったその中で、熾火が・・・、ちょっとだけね。


『残された山靴』    佐瀬稔遺稿集

ヤマケイ文庫  ¥ 950

グランドジョラスの森田、エベレストの加藤、デナリの植村、ウルタル長谷川、そして・・・
序文  熱い心と冷めた理性  江夏 豊
第1章 グランド・ジョラス北壁の生と死「森田 勝」
第2章 エベレストの雪煙に消えた山の貴公子「加藤保男」
第3章 時代を超えた冒険家「植村直己」
第4章 雪崩に埋没した雪男への夢「鈴木紀夫」
第5章 運命のウルタル2峰「長谷川恒男」
第6章 風雪に砕かれたビジネス・キャリアの夢「難波康子」
第7章 死の山・いのちの山「ウルタル」「山崎彰人とクライマーたち」
第8章 限りない優しさの代償「小西政継」
終章  「人間の尊厳」と夫・佐瀬 稔の最期  佐瀬 禮


森田勝さんがグランド・ジョラスで死んだのは二十歳の時、加藤保男さんがエベレストで死んだのは22歳のときだった。どちらも学生の時で、海外なんて思いもよらない登り方をしていたので、二人とも自分の延長線上にいる人という感じは受けなかった。

“すごすぎる”って感じですね。


だけど、“すごすぎる”のは同じなのに、植村直己さんは、なぜか延長線上に感じていたんです。やっぱりそれは、植村直己さんがロッククライミングを追求するのではない道を歩んでいたからでしょうね。もちろん、《背中も見えないくらい、ずーっと先を》ではありますけどね。

それから、ろくなお金も持たずにアメリカに旅立ってしまう植村直己さんはと比べれば、私は当然のように別種類の人間ですけどね。

それでも、森田、加藤、長谷川といった巨人に比べれば、同じ巨人でも植村直己のほうが親しみが湧くって程度の話です。

植村直己さんが、今はデナリと呼ぶようになったマッキンリーで消息を絶ったのは23歳のときです。もうすぐ24歳になるときですね。正規の仕事について1年が経った頃ですね。

大学を出て、1年プラプラして、正規の仕事についたんですが、そのプラプラのときは、何かと植村直己さんを意識することがああって、それだけに植村直己さんの遭難はショックを受けて、それ以上にショックだったのは、正規の仕事に追われる毎日の中で、植村直己遭難のショックを忘れていったことでしたね。

長谷川恒男さんがウルタルで死んだのは、もう私は31歳。足がだめになりつつ在るのを自覚して、登れるのか登れないのかって、ガバガバ酒を飲んでるころですね。

それだけに、強く印象に残りました。羨ましくて、悲しくて、腹立たしくて、残念で、・・・やっぱり羨ましくて・・・。
すべて事実なのに、不思議はお話でした。それにしても、どうしてこうも不思議なめぐり合わせを作り上げるんでしょうね。山ってところは。


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『燃やすおかず つくりおき』 高橋善郎

さて、この本のキーワードは“燃える”。燃える身体作りがこの本の目指すところ。燃える身体とは、代謝の高い身体。この代謝の高い身体が、タフな身体。絞った身体。動ける身体を作る。・・・と言うことなんですねぇ。

もうしばらく、この本の成り行きにしたがって話を進めますね。

代謝には三つあって、基礎代謝、生活活動代謝、食事誘発性熱産生。寝ているだけでも消費するエネルギー、呼吸や体温維持など生命を維持するために使われるエネルギーが基礎代謝で、消費エネルギーの60%を占める。運動や労働など身体を動かすことで消費されるのが生産活動代謝で、30%。食事の消化・吸収で使われるエネルギーが食事誘発性熱産生で、これが10%。

多くのエネルギーを必要とするのが筋肉を使うこと。代謝のいい身体、燃える身体を作るというのは筋肉を作ること。

そりゃ糖質と脂質ばかり取ってたら、身体は太る一方。当たり前ですよね。理想の食事は高たんぱく抵糖質の食事。

三大栄養素は糖質とたんぱく質と脂質。たんぱく質は筋肉や血液に、脂質はエネルギーとして使われるほか細胞膜やホルモンの原料に、糖質はエネルギー源になる。糖質を控えて、糖質がエネルギーとして使えなくなると、身体は脂肪をエネルギーとして使うようになる。



学研プラス  ¥ 1,382

欲しいのは、絞られたからだとタフな体力。それを手に入れるには、食事が大切
Part1 肉・魚で燃やす
Part2 野菜で燃やす
Part3 朝ごはんで燃やす
Part4 低カロリー食品で燃やす

まずは高たんぱくな食事。ささみばっかり食べろと言うことじゃなくて、動物性たんぱく質も、植物性たんぱく質もバランスよく食べろと言うことですね。

今日の朝食は、ご飯一膳、めざし一尾、梅干し、キャベツと塩昆布の和え物、ねぎの醤油漬け、半熟卵。みそ汁は人参、大根、小松菜、高野豆腐。出汁は煮干しをたっぷり効かせてます。魚と卵で動物性たんぱく質、高野豆腐から植物性たんぱく質を取ってますね。けど、植物性たんぱく質は足りないな。

そういうことを思いながらご飯を食べるのは嫌いなの。おいしく食べて、それが理にかなっていればいいんですけどね。
さて、この本の料理は、《つくりおき》を基本として、それを使いまわす料理。たとえば、“万能肉みそ”から「汁なしマーボー」、「もやしと肉みそのサラダ」。“サラダチキン”から「チキンコールスロー」とかですね。また、作り置きに関係ないレシピもいっぱい載ってます。どうもこの本の著者は、「こうでなければならない」という頭の固さからは無縁の人の模様です。

抵糖質と言いながら、「糖質を抜きすぎるとスタミナが出にくくなる」とは著者が言ってること。シーズンオフはそれでもいいかもしれないですけどね。山でもそうよ。ここって時には、頼りになるのは糖質ですよね。

ちなみにこの間の山に持って行ったのは、昼ごはんとして袋ラーメンとサンドイッチ。サンドイッチは魚肉ソーセージときゅうりを巻いたもの。行動食はペットボトルに入れた柿の種。これはこの間始めてやってみた、ちょっとしたところで歩きながら食べられる。水も歩きながらだから、ほとんど休憩の必要がない。その他に行動食として、カルパス、ビーフジャーキー、梅柴。この間、シャリバテ気味だったので多めに準備して、今回は余した。これでちょうど良かったかな。

思い切って、あの時役立つスッポンコブラなんてどうだろう。・・・勘違いされちゃうね。

たんぱく質だけじゃなくて、野菜だって、乾物だって、とにかくバランスよく、腹八分目ですよね。・・・この腹八分目っていうのが、子どものころから苦手なんですけどね。食っているもの自体はほぼ理想に近いんだけど、なんといっても、この腹八分目っていうのがね。・・・なんともね。




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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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