『のっけレシピ ベスト190』 藤井恵 つむぎや
やった~!のっけご飯の本が出た~。
って思ったら、のっけご飯の本じゃなくて、“のっけレシピ ベスト190”ということで、目次をご覧いただけば明らかです。のっけご飯は、“人気ベスト20”まで、そこからの170は“のっけ麺”、“のっけサラダ”でした。
とりあえず、今は、晩酌の最中。今日の肴は、“みょうがの梅干しあえ”です。この“みょうがの梅干しあえ”は、のっけご飯として紹介されている“しらす、梅干し、みょうがのっけご飯”の乗っかってる人たちから、しらすを除いたものです。みょうがの荒々しい香りに梅干しを和えると、なんだかとても上品な味わいになります。みょうがが高知産の大きなものだったので、梅干しは二つ使いました。この梅干しは、実家の兄の連れ合いの、新潟のお母さんがつけたものをもらったんですが、とてもうまいんです。
なにが言いたいかといいますと、ご飯に乗っけて美味しいもの、麺に乗っけて美味しいものって、当たり前だけど、そのまま食べても美味しいんです。
それから、のっけご飯、のっけ麺は、器一つで済ましてしまうわけですから、数種類のものをのっけて栄養のバランスを取ります。幾種類化の食材の中には、役割配分があって、自己主張の強いやつ、表には出ないけど存在感を示すやつ、全体をまとめて味に深みを加えるやつがいて、絶妙なのっけご飯、のっけ麺になるんですね。
組み合わせの妙と言っていいと思います。ご飯に乗っけようが、麺に乗っけようが、そのまま食べようが、うまいものはうまいんです。
今日の肴、“梅干し、みょうがの和え物”でいうと、みょうがが自己主張の強いやつ、梅干しは表には出ないけど存在感を示すやつですね。もとのレシピで言えば、しらすが全体をまとめて味に深みを加えるやつということです。


料理の本は、どれくらい持ってるでしょう。私、いちいち本を見て、料理をするようなことはありません。押し入れに頭を突っ込んで、しまいこんだ本に埋もれて、一日を過ごすことがあります。そんなときに、過去に読んだ本に出てくる料理を振り返ることがありますが、基本的に私の料理は、本や実践から得られた現状の私にできるだけのものです。
そんなふうに料理をつくるときに、肝になる食材がありますね。
例えば、丼ものを作る時、まあ、いろいろな丼がありますが、多くの場合、卵でまとめればなんとかなりますね。卵は最強のまとめ役と言っていいでしょう。
そう、それが頭にあると、料理のまとめが楽ですね。
それぞれが役どころを変えることもありますが、卵は、先程も言ったように最強のまとめ役ですね。他のまとめ役というと、“ツナマヨ”も結構、統率力がありそうです。“しらす”は表には出ないけど存在感を示すやつではありますが、実は廻りをまとめる力も十分に持っています。“納豆”も統率力は高いです。叩いて、ひき割りにすれば、まとめる力が強まるでしょう。
私は時々、“納豆腐丼”を食べるんですが、この場合、まとめ役は豆腐の方だと思います。
以外なところでは、大根おろしです。大根おろしポン酢にすると、大抵のものはまとめられます。
忘れちゃいけないのは、タルタルソース。卵系になりますが、玉ねぎの代わりにたくわんとかの漬物系にしたり、ここに青じそやみょうがを混ぜると、それだけで完結してしまいます。
キャベツを始め、野菜たちを細めに切って、電子レンジにかけたものをマヨネーズであえたり、ツナを加えておくと、まとめ役として力を発揮します。
そんな観点から見ると、この本、かなり価値が高いような気がします。
次の肴は、焼いた油揚げに大根おろしポン酢をかけてみましょうか。・・・飲み過ぎそう。
一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。
って思ったら、のっけご飯の本じゃなくて、“のっけレシピ ベスト190”ということで、目次をご覧いただけば明らかです。のっけご飯は、“人気ベスト20”まで、そこからの170は“のっけ麺”、“のっけサラダ”でした。
とりあえず、今は、晩酌の最中。今日の肴は、“みょうがの梅干しあえ”です。この“みょうがの梅干しあえ”は、のっけご飯として紹介されている“しらす、梅干し、みょうがのっけご飯”の乗っかってる人たちから、しらすを除いたものです。みょうがの荒々しい香りに梅干しを和えると、なんだかとても上品な味わいになります。みょうがが高知産の大きなものだったので、梅干しは二つ使いました。この梅干しは、実家の兄の連れ合いの、新潟のお母さんがつけたものをもらったんですが、とてもうまいんです。
なにが言いたいかといいますと、ご飯に乗っけて美味しいもの、麺に乗っけて美味しいものって、当たり前だけど、そのまま食べても美味しいんです。
それから、のっけご飯、のっけ麺は、器一つで済ましてしまうわけですから、数種類のものをのっけて栄養のバランスを取ります。幾種類化の食材の中には、役割配分があって、自己主張の強いやつ、表には出ないけど存在感を示すやつ、全体をまとめて味に深みを加えるやつがいて、絶妙なのっけご飯、のっけ麺になるんですね。
組み合わせの妙と言っていいと思います。ご飯に乗っけようが、麺に乗っけようが、そのまま食べようが、うまいものはうまいんです。
今日の肴、“梅干し、みょうがの和え物”でいうと、みょうがが自己主張の強いやつ、梅干しは表には出ないけど存在感を示すやつですね。もとのレシピで言えば、しらすが全体をまとめて味に深みを加えるやつということです。
『のっけレシピ ベスト190』 藤井恵 つむぎや 主婦と生活社 ¥ 1,296 早くて美味しい料理なら、ごはんはもちろん、麺やサラダだってのっけレシピ |
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料理の本は、どれくらい持ってるでしょう。私、いちいち本を見て、料理をするようなことはありません。押し入れに頭を突っ込んで、しまいこんだ本に埋もれて、一日を過ごすことがあります。そんなときに、過去に読んだ本に出てくる料理を振り返ることがありますが、基本的に私の料理は、本や実践から得られた現状の私にできるだけのものです。
そんなふうに料理をつくるときに、肝になる食材がありますね。
例えば、丼ものを作る時、まあ、いろいろな丼がありますが、多くの場合、卵でまとめればなんとかなりますね。卵は最強のまとめ役と言っていいでしょう。
そう、それが頭にあると、料理のまとめが楽ですね。
それぞれが役どころを変えることもありますが、卵は、先程も言ったように最強のまとめ役ですね。他のまとめ役というと、“ツナマヨ”も結構、統率力がありそうです。“しらす”は表には出ないけど存在感を示すやつではありますが、実は廻りをまとめる力も十分に持っています。“納豆”も統率力は高いです。叩いて、ひき割りにすれば、まとめる力が強まるでしょう。
私は時々、“納豆腐丼”を食べるんですが、この場合、まとめ役は豆腐の方だと思います。
以外なところでは、大根おろしです。大根おろしポン酢にすると、大抵のものはまとめられます。
忘れちゃいけないのは、タルタルソース。卵系になりますが、玉ねぎの代わりにたくわんとかの漬物系にしたり、ここに青じそやみょうがを混ぜると、それだけで完結してしまいます。
キャベツを始め、野菜たちを細めに切って、電子レンジにかけたものをマヨネーズであえたり、ツナを加えておくと、まとめ役として力を発揮します。
そんな観点から見ると、この本、かなり価値が高いような気がします。
次の肴は、焼いた油揚げに大根おろしポン酢をかけてみましょうか。・・・飲み過ぎそう。
