『官僚を国民のために働かせる法』 古賀茂明
![]() | 官僚を国民のために働かせる法 (光文社新書) (2011/11/17) 古賀茂明 商品詳細を見る |
2011年11月20日初版の本だからもう読んだという人も多いだろうけど、あえて紹介します。それだけの価値のある本だと思います。古賀茂明氏の本というだけでその内容は十分わかるという人も多いだだろうけど、まだまだ社会は動き始めない。彼の本はもっともっと読まれる必要がある。
著者が明らかにする官僚の世界、その自己の既得権益に執拗なまでに固執する様子は、国の利益を食いつぶしてはばからず、最後はよって立つ足元まで崩してしまった平安貴族のそれに酷似している。今の日本がそんなことになれば、次の世を担う層が登場する前に国際社会に食い物にされて終わってしまう。
経済産業省を退職して以降の彼は、大阪府、大阪市の特別顧問を努めたり、以前に増してテレビへの出演、執筆活動に忙しい。大した見識もない私は、せめて自分にできることを持って、こういった人たちの仕事を支えていきたい。
6月26日、消費税増税法案が衆議院を通過した。しかも、自民、公明の相乗りである。自民党は自殺したいのか。財務省勝栄二郎次官のに操られる野田政権は直勝政権とも揶揄されている。本当に“官僚は恐ろしい”と感じる。
『国家公務員制度改革』
これなしには、日本は一歩も進めない。これを勧められる政治家は誰なのか。それが今の“基準”です。

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