めんどくせぇことばかり 『日本人の宝』 竹田恒泰 塩沼亮潤
FC2ブログ

『日本人の宝』 竹田恒泰 塩沼亮潤

日本人の宝日本人の宝
(2012/04/19)
竹田 恒泰、塩沼 亮潤 他

商品詳細を見る

竹田恒泰氏は伏見宮家より分かれた北白川宮家の分家にあたる竹田宮家に生まれ、明治天皇の玄孫に当たる。ご自身は慶應義塾大学講師(憲法学)で、環境問題・憲法学・孝明天皇などについて研究をしている。2006年に『語られなかった皇族たちの真実』で山本七平賞を受賞。以来、皇室や日本史関連の書籍を相次いで執筆。

塩沼亮潤氏は宮城県仙台市の生まれ。吉野山金峰山寺で出家得度。平成3年に大峯千日回峰行入行し、平成11年に満行に達する。吉野山金峯山寺1300年の歴史で2人目の偉業であるという。僧侶でありながらも神道に造詣が深く、『古事記』にも精通しているという。

二人の間で語られるのは、日本がどんな国であったかということの再確認。“天皇”を研究してきたものと、僧侶。異質な組み合わせのように思えて、実はベストマッチというのが日本という国の面白いところ。神道と仏教は、本来、きわめて近い考え方のもとに成立し、同時に、両者は日本の歴史の中ではお互いに支えあい、補いあってきた。ある時期までは・・・。

明治、世界を覆い尽くそうとする欧米の力に対抗するためとはいえ、日本はそれまで培ってきた多くの日本らしさを失った。神道と仏教の関係もその一つであろう。両者が引き裂かれることによって日本人が失ったものは、計り知れないだろう。竹田氏は『逝きし世の面影』(渡辺京二著 平凡社ライブラリー)をあげて、「それほど優れた社会を築いていた日本のよさが、明治国家の欧米化政策により失われていった」と発言している。そして今も、私たちは失い続けている。

この本は、私も読んだが、きわめて優れた本である。読まれた方も多いと思うが、まだであれば是非一読をおすすめする。

塩沼氏は、その発言のなかで何度か“縁”という言葉を使っていた。自分の周りに表れる現象のすべてを“縁”として受け入れ、決して抗わない。自分にとって不都合な現象であっても決して抗わず、良い“縁”に変えていく。まさしく“和”の思想である。

最後に、武田氏の“福島第一原発事故”に関わる考え方には、私は同調できない。不都合な“縁”であっても、それを良い“縁”に変えていく道がかならずあるはずだ。 


人気ブログランキングへ
関連記事

テーマ : 最近読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

コメントの投稿

非公開コメント

ありがとうございました



「《めんどくせぇことばかり》は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。」
よくお越し下さいました

イーグルス16

Author:イーグルス16

息も絶え絶えです、ぜひ応援してください


現代とはなぜこんなにも棲みにくいのか。
前近代から近現代へと変貌し続ける世相の本質をつかみ生き方の支柱を示す。
カウンター
カテゴリ
こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
最新記事