めんどくせぇことばかり 逝きし世の面影 (3)
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逝きし世の面影 (3)

逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー)逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー)
(2005/09)
渡辺 京二

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いま、出会えて良かった本
第3章 簡素とゆたかさ                                                                                                      ハリス                                                                                                      「この土地は貧困で、住民はいずれも豊かでなく、ただ生活するだけで精いっぱいで、・・・それでも人々は楽しく暮らしており、食べたいだけは食べ、着る物にも困っていはいない。それに家屋は清潔で、日当たりが良くて気持ちがよい。世界のいかなる地方においても、労働者の社会で下田におけるよりもよい生活を送っているところはあるまい。」                                                                                                                                                                                                            

カッテンディーケ                                                                                                      「この国が幸福であることは、一般に見受けられる幸福が何よりの証拠である。百姓も日雇い労働者も、皆十分な衣服を纏い、下層民の食物とても、少なくとも長崎では申し分のないものを摂っている。」                                                                                                                                                                                                            

オールコック                                                                                                      「封建領主の圧政的な支配や全労働者階級が苦労し呻吟させられている抑圧については、かねてから多くのことを聞いている。だが、これらのよく耕作された谷間を横切って、非常な豊かさの中で所帯を営んでいる幸福で満ち足りた暮らし向きのよさそうな住民を見ていると、これが圧政に苦しみ、過酷な税金をとりたてられて窮乏している土地だとはとても信じがたい。むしろ反対に、ヨーロッパにはこんなに幸福で暮らし向きのよい農民はいないし、またこれほど温和で贈り物の豊富な風土はどこにもないという印象を抱かざるを得なかった。」                                                                                                                                                                                                            

第4章 親和と礼節                                                                                                      リンダウ                                                                                                      「この家の人々は私の思いがけない訪問にはじめは大層驚いた様子であったし、不安を感じていたとさえ思えた。だが、この家で奏でられる音楽をもっと近くから聞くために入り江の向こうからやってきたのだと説明すると、彼らは微笑を洩らし始め、ようこそ来られたとあいさつした。」                                                                                                                                                                                                            

イギリス商人アーサー・クロウ                                                                                                      「ほとんどの村には人気がない。住民は男も女も子供も泥深い田圃に出払っているからだ。住民が鍵もかけず、何らの防犯策も講じずに、一日中家を空けて心配しないのは、彼らの正直さを如実に物語っている。」                                                                                                                                                                                                            

オランダ海軍教育隊付き医師ポンペ                                                                                                      「自宅のドアに鍵をかけるなど、全く念頭にも浮かばなかった。」                                                                                                                                                                                                            

『日本その日その日』の著者モース                                                                                                      隅田川の川開きを見に行くと、行きかう船で大混雑しているにもかかわらず、「荒々しい言葉や叱責は一向聞こえず」ただ耳にするのは「アリガトウ」と「ゴメンナサイ」の声だけだった。                                                                                                      「自分の国で人道の名において道徳的教訓の重荷になっている善徳や品性を、にほんじんがうまれながらにもっている」                                                                                                      「恵まれた階級の人々ばかりではなく、最も貧しい人々も持っている特質である」                                                                                                                                                                                                            

ロシア艦隊勤務ティリー                                                                                                      「挨拶の普通のやり方はからだをほとんど二重に曲げ、そのままの姿勢でお世辞を言うごとに頭を下げる。・・・年取った女が二人、そういう風に頭をひょこひょこ下げながら、どちらかがもう参ったと思うまで、三十分ほどしゃべっているのを見ているのはとても面白い。」 
                                                                        
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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本












































































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