めんどくせぇことばかり タリバン支配下のアフガニスタン 『倒壊する巨塔 下』 ローレンス・ライト
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タリバン支配下のアフガニスタン 『倒壊する巨塔 下』 ローレンス・ライト

タリバン政権の正当性を認知した国家
サウジアラビア
パキスタン
アラブ首長国連邦


イスラム教的暴政
「女は家から一歩も出るべきではない」
「女よ、汝がもし、見栄えのする、装飾過多の、身体にぴっちりした、魅力的な衣服で外出し、その姿を晒したら、シャリーア(イスラム法)によって呪いを受け、天国に行くことなど金輪際望めないだろう」
女性が働いたり、学校に通うようなことは直ちに禁じられ、この措置のせいでアフガニスタンの医療制度、公務員制度は大打撃を受け、初等教育は実質的に消滅した。医師の四〇%、政府職員の半数、教師の七割は女性だったから。
タリバン政権下で、彼女たちの多くは、物乞いになった。

「不浄なるもの」は全て禁止
凧揚げ
ドッグレース
伝書鳩は皆殺し
豚、豚肉、ラード
人の髪の毛で作ったものすべて
衛星放送受信用のパラボラアンテナ
映画用機材
音楽の喜びを生み出す装置のすべて
玉突き台、チェス、マスク、アルコール
録音テープ、パソコン、ビデオ、テレビ等セックスを広め、音楽に満ち満ちたもの一切
ワイン、ロブスター、マニキュア、花火、銅像、裁縫用の型紙、絵画や写真、クリスマスカード

身なりや服装にうるさい風紀員
「男の髭は握りこぶしで掴んでもさらに先端がはみ出るまで長くせよ」この命令に逆らうものは投獄され、髭が十分な長さになるまで出所を許されなかった。
長髪の男は丸刈り。
女性がベール無しで外出した場合、「その女の家に印をつけ、その夫を罰すべし」


戦争に心底疲労したアフガン国民は、それでも政権発足当初は、犠牲の多いこうした命令にも喜んで応じた。


アフガニスタンでタリバンが政権を握った背景には、隣国パキスタンの支持と、何よりサウジアラビアからの支援が大きな役割を果たした。しかしタリバンの指導者ムッラー・ムハンマド・オマル師は、サウジアラビアの王族を背信者として非難するウサマ・ビンラディンに対する保護を続けていた。

一九九八年六月、ファハド国王から問題解決を任されたトゥルキー・ファイサル王子が、アフガニスタンを訪れ、この件に関し、オマル師と直接交渉した。オマル師は、消極的ではあるものの、ビンラディンの引き渡しに関し、原則的に合意した。会談の後、サウジアラビアはその見返りに、タリバン政権に対して四輪駆動のピックアップ・トラック四〇〇台と財政支援を行ったと伝えられている。

六週間後、この支援が大きな役割を果たした。ペルシャ語系のダリー語を話すシーア派少数民族ハザラ人が拠点とするマザリシャリフが、タリバン軍の手に落ちたのである。タリバン軍の中には、ビンラディンによって派遣されたアラブ人戦士数百人が含まれていた。

マザリシャリフを守備するハザラ人兵士はたちまち殺され、タリバン軍は、かくて無防備都市に乱入した。彼らは二日間にわたってレイプと殺りくを繰り広げた。動くものは何であろうと無差別に銃撃された。男の死体はのどをかき切られ、睾丸に弾丸を浴びせられていた。死体は六日間の間放置され、野犬の気ままに任せられた。その後ようやく生存者たちに、遺体の埋葬が許された。マザリシャリフを徒歩で脱出した市民は、タリバン空軍によって爆撃された。何百人もの人々がコンテナに押し込められ、砂漠の熱気の中で生きながらに蒸し焼きにされた。一連の虐殺行為による死者の数は五〇〇〇ないし六〇〇〇人にのぼる、と国連では推計している。また四〇〇人の女たちが連れ去られ、奴隷女として売られた。
 




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イーグルス16

Author:イーグルス16

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「沖縄の人は優しい」と皆が口をそろえる中、なぜ、自殺率やいじめ、教員の鬱の問題は他の地域を圧倒しているのか。
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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本






















































































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