めんどくせぇことばかり 『辺境ラジオ』 内田樹 名越康文
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『辺境ラジオ』 内田樹 名越康文

『辺境ラジオ』 内田樹 名越康文『辺境ラジオ』 内田樹 名越康文
(2012/09/14)
内田樹、名越康文 他

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「辺境」だからこそ見えるニュースの意味を、現代人の指標・内田樹、そして愛と癒しの精神科医・名越康文に、MBSアナウンサー・西靖が問いかける


とてつもなく他愛のない会話から生まれた本。

毎日放送の深夜放送番組「辺境ラジオ」の中で、アナウンサー西靖が案内役になって行われた、内田樹(哲学者)、名越康文(精神科臨床医)の対談をまとめたもの。

生えが手を擦り足を擦る行動の意味を考えるところから始まった対談だけに、なんとも取り留めがない。対談はとりとめのないまま、日本が抱える幾つかの問題に・・・

『日本は元気を取り戻さなければならない』

かつて日本は確かに元気だった。しかし、それが“バブル”の時代をさして言うのであれば、内田氏や名越氏同様、私も「それは違うだろう」と思う。内田氏はあの頃の煽られたかのような“身の程知らずな”消費活動を、元気ではなく『狂気』と呼ぶ。

今の高校生たちの親が、若いころである。高校生たちの進路に関する指導をしていて思うが、“甘い”。おもしろいことに、親たちが、それに輪をかけて“甘い”のだ。・・・その世代の方、ごめんなさい。率直な思いです・・・今でも思い出す。あの頃、私が勤務した高校では、よく生徒のクツが盗まれた。クツなんか誰が盗むんだ、と思ったら、盗まれたのは10万円もするバスケットシューズだという。グッチの財布を常用する女子高生は、決して珍しい存在ではなかった。あの頃の状況を思い出せば、なんか勘違いしたまま大人になった人も少なくないはずだ。あんな時代、二度と来てほしくない。
バブル景気1 
対談の中でも取り上げられている通り、“祈り”の対象を取り戻すことは大変重要だと思う。“祈り”の重要性を再確認することだ。こういうところでも憲法は、日本人の生活を根底から覆していったのだと感じる。

私の住まいもニュータウンと呼ぶほどの規模ではないが、30年ほど前に開発された60世帯ほどからなる団地である。残念ながら二世たちはあらかたが出ていった。団地に残るのは年寄りばかりだ。経済性により開発された団地に、経済性により住民が住みついた。周辺の旧住民とは生活に対する考え方の違いもあり、どこか浮き上がっていた。みずから溶け込もうとすることもなく、かといって自分たち独自の“祈り”の対象も持たなかった。一世たちの子供の声が聞こえなくなると、早くも火の消えたような団地に変わった。

日本が元気を取り戻すためにどうすればいいか、答えなど出しようもない。また、“金”にたよって元気を取り戻そうとすれば、日本はさらに多くのものを失うことになるだろう。

こういう時こそ先人の知恵を利用して、隣人とのつきあい、地域の連帯、その紐帯となる“場”を作り上げる必要があるだろう。“金”なんかなくても活性化は可能なはずだ。先人たちは、いつもそうしてきた。

『日本の文脈』 内田樹 中沢新一
   
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テーマ : これからの日本
ジャンル : 政治・経済

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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