『アホの極み 3.11後、どうする日本! ?』 池田清彦
![]() | 『アホの極み 3.11後、どうする日本! ?』 池田清彦 (2012/09/20) 池田清彦 商品詳細を見る 表紙の温泉マークは? 「いつまでものぼせ上がってんじゃねぇよ」って意味だろうな。やっぱり。 |
『俺は死ぬからいいけどね』
『まあ、私は生きてないので関係ないけどね』
『余命いくばくもない私には、あまり関係のない話だけどね』
週刊朝日の連載エッセイ「池田教授の机上の放論」から抜粋、加筆した、計75本のエッセイ集。
『アホの極み』という題名もそうだが、何より表紙の温泉マーク

内容は、“原発”、“温暖化”、“超大赤字財政”、“景気”、“学問”、“虫”と、多岐にわたります。中には、「英語はペラペラでもバカはバカ」なんてテーマまである。これなんか、大笑いです。
上記の赤文字は、それらの「お叱り」、「警告」の末尾につけ加えられた著者の「捨てセリフ」です。さらに、『おわりに』にこうあります。
他人の首を占めているつもりが、気がついたら自分の首だったという今の日本の状況に、一人でも多くの人が気づいて欲しいというのが、私のささやかな願いである。
余命いくばくもない老人が、日本の未来を心配しても詮ない事は分かっているが、心根が優しいので、つい筆がすべってしまうのですよ。
エッ、ウソをつくなといってますか。
ハハハ、人生は短い、酒のんで寝ようか。
まちがいない。この人の心根は優しい。
あとは、“若いモン”の問題であり、責任。
先日読んだ本の中で、内田樹氏が、この本の著者、池田清彦氏の名前を出していました。
総理大臣が養老(孟司)先生で、環境大臣に池田清彦さん、それで文部科学大臣に茂木健一郎さんだね。厚生労働大臣は名越(康文)さんだよ。
これは内田樹氏と名越康文氏の対談の中で、ふたりが勝手に組閣している様子です。池田氏が環境大臣に推されたのは、“CO2温暖化論”に真っ向から立ち向かう姿勢故のことであろうが、これはやめたほうがいいだろう。この人は外においておいた方がいい。
エッ、なぜやめたほうがいいかって・・・。
それはこの本読めば、すぐわかりますよ。

『「地球温暖化」神話 終わりの始まり』 渡辺正
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