めんどくせぇことばかり 『教科書が教えてくれない 日本の領土の歴史 (歴史探訪シリーズ 08・晋遊舎ムック)』
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『教科書が教えてくれない 日本の領土の歴史 (歴史探訪シリーズ 08・晋遊舎ムック)』

『教科書が教えてくれない 日本の領土の歴史 (歴史探訪シリーズ 08・晋遊舎ムック)』『教科書が教えてくれない 日本の領土の歴史 (歴史探訪シリーズ 08・晋遊舎ムック)』
(2012/08/27)
不明

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“教科書が教えてくれない”というが、実際、この本は歴史教科書に匹敵する価値を持つ。


領土問題を扱っているのでとりあえず読んでみましたが、書店で見かけたら、とりあえずペラペラとめくってみて下さい。たまげますよ。

プロローグ 「日本人の領土観は、どのように変遷していったのか」

第1部 「現代日本人なら知るべき領土問題の基礎知識」
尖閣諸島、北方領土、竹島、南鳥島、沖ノ鳥島に関する“領土”としての基礎知識が少ない紙数の中に効率的に盛り込まれている。さらに貴重なエピソード、深い関わりを持ってきた人物の意見が盛り込まれ、読み応えもある。

第2部 「終戦~戦後 本土復帰40周年…戦いは今も続いている」
第2部は沖縄の特集で「沖縄、終わらない占領史」という副題が付けられている。ここでは琉球王国から沖縄県への経緯、沖縄戦、本土復帰、現状と語られていくが、さすがにわずか数ページで語り尽くすのは無理。第1部同様、基礎知識の域を出ないものと思えば、コンパクトにまとめられているとも言える。

第3部 「明治~昭和時代 支配権を急速に拡大させた激動・変革の50年」
明治維新により近代国家の創設を目指した日本は、そのまま“戦争と革命の世紀”と呼ばれる20世紀に飲み込まれていく。飲み込まれつつも、なんとか泳ぎきろうとしたが・・・。日清戦争、日露戦争、韓国併合、第一次世界大戦、満州国の誕生、日中戦争、太平洋戦争(大東亜戦争)と、第3分で語られているのはまさしく日本の近代史そのもの。第2部同様、基礎知識ととらえて読めばいい。ただ、いくつか真新しい[あくまでも浅薄な知識しか持ち合わせない私にとって]視点が提供されていて新鮮だった。

第4部 「古代~幕末 新国家の曙から列強の接近まで」
“領土”という観点を持ちつつ日本史を振り返る。取り上げられているのは白村江の戦い、蝦夷征服戦争、刀伊の入寇、蒙古襲来、応永の外寇、朝鮮出兵、露西亜帝国の接近、下関戦争と、歴史の中で日本はいかに海外を意識し、領土を意識していったかが語られる。できればバテレン追放令前後の様子なんかも読みたかった。

第5部 「幕末の一大プロジェクトを成し遂げた“普通人”の真実」
『「測跡」…伊能忠敬物語」という副題。日本をはじめて「かたち」にした男という取り上げ方。

エピローグ 「日本の領土…その混沌たる未来」


以上、本書の構成をご紹介しましたが、雑誌だからといって、十分読み応えはありますよ。また、雑誌だからこそふんだんに使われている写真、資料はやっぱりいいですねぇ。第1部のエピソードでリンドバーグ夫妻が国後島に不時着した出来事が紹介されているんですが、夫妻の写真があるんですね。夫人のアン・モローの写真は始めて見ました。これが1931年にとった写真なら、リンドバーグの子供が誘拐される1年前の写真ですね。それにしてもリンドバーグの奥さん、美人だなぁ~、可愛いなぁ~。

失礼

“領土”意識というのは歴史的仮定の中で形成されるという考え方はもちろんその通りだが、問題とすべきはやはり“国家”という概念が明確にならないと単なる“縄張り”争いに堕ちる。支那がその典型だ。韓国のウリジナル思想も形こそ違え、それに近い発想のように思う。

日本という国が、それらの領土にいかに関わってきたか。常に自問自答して行かなければならない。そういった意味合いでは、戦後日本人の“無関心”は極めて十代な問題だった。“愛国心”と言われただけで拒絶反応を示すような戦後教育に最大の問題がある。沖縄問題の根幹にもそれがあると思う。状況は常に変わり続ける。考え続け、その都度その都度、最良の選択と最大の努力を続けなければならない。


                                ミィ6ミィミィ
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テーマ : 領土・領海・・経済水域
ジャンル : 政治・経済

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コメント有難う御座いました。

領土問題ですか。。。
日本人の領土概念は他国と比べ希薄かなと思います。
私も領土を意識するようになったのは、ここ2~3年の事です。
ただ本当の歴史を習ってないのも原因の一つかなーと思ったりします。

ありがとうございました



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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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