支那が歴史を捏造するわけ 『反日感情を操る中国の正体』 黄文雄
韓国の歴史の捏造もそうですが、それは政権の、また国の起こりの正当性の確保にほかならない。韓国は、その成立時において、日本国の一員として国づくりに邁進した、極めて優秀な人々が新たな国造りに関与していくことができなかった。上海でおかれた亡命政府とやらがアルカイダ並みのテロ組織なら、その首謀者の金九だの李承晩だのといった連中はウサマ・ビンラーディンさながら。戦後韓国の政権を握ったのが李承晩であれば、その政権の正当性を確立するのになにが必要だったかは言を待たない。自分の都合のいいように歴史を書きかえるということだ。またそれを喜んで受け入れる韓国の国民的素養も見逃してはいけない。
黄文雄さんの「反日感情を操る中国の正体」のなかに、支那での歴史捏造について触れた文がとてもわかりやすいので、ここに紹介します。
中国では、国づくりや国家経営において、歴史の捏造が欠かせない手段であった。中国伝統の易姓革命とは、力による権力奪取なので、自らを正当化するために歴史を改竄しなければならなかった。そのためにこそ、易姓革命を達成した王朝は前王朝の歴史を編纂し、みずからが中華世界に君臨するに至った正統性や正当性を、つまり「禅譲」という名の下で前王朝から政権を簒奪しなければならなかった歴史的経緯を強調する。『史記』『漢書』『後漢書』『三国志』『隋書』『唐書』『宋史』『元史』『明史』などの“正史”は、まさにこうした目的で、次の代の王朝が編纂したものなのである。
・・・・
そうしなければ、中国では民衆の支持を得られない。民衆の支持を得るためには、前の王朝がいかに悪かったかを示すことが、国家経営にとって絶対に必要だったのである。
ここで明らかにしておかなければならないのは、中国では古来、勝者によって歴史は書かれてきたが、それがいかに捏造されたものであっても、敗者は受け入れなければならないという鉄則があるということだ。歴史的事実は勝者の語るものだけが唯一の事実であり、それだけを学習し、それ以外の歴史の記述も解釈も行なってはならないとされてきたのであって、孔子でさえ自分の著書について「述べて作らず」と弁明しているほどだ。易姓革命の国、中国では、歴史とは戦争の勝者がみずからの正当性を強調するためにでっち上げるもので、それが当然だと考えれれているのである。
だから、敗者である日本に歴史の解釈権はないのであって、支那の許しなしに語ったり、記述してもいけないのだ。そう考えれば、日本人の歴史解釈に口を出す支那の常識を外れた態度、傍若無人さも納得がいくというものだ。
黄文雄の本 ポチッとな
黄文雄さんの「反日感情を操る中国の正体」のなかに、支那での歴史捏造について触れた文がとてもわかりやすいので、ここに紹介します。
中国では、国づくりや国家経営において、歴史の捏造が欠かせない手段であった。中国伝統の易姓革命とは、力による権力奪取なので、自らを正当化するために歴史を改竄しなければならなかった。そのためにこそ、易姓革命を達成した王朝は前王朝の歴史を編纂し、みずからが中華世界に君臨するに至った正統性や正当性を、つまり「禅譲」という名の下で前王朝から政権を簒奪しなければならなかった歴史的経緯を強調する。『史記』『漢書』『後漢書』『三国志』『隋書』『唐書』『宋史』『元史』『明史』などの“正史”は、まさにこうした目的で、次の代の王朝が編纂したものなのである。
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そうしなければ、中国では民衆の支持を得られない。民衆の支持を得るためには、前の王朝がいかに悪かったかを示すことが、国家経営にとって絶対に必要だったのである。
ここで明らかにしておかなければならないのは、中国では古来、勝者によって歴史は書かれてきたが、それがいかに捏造されたものであっても、敗者は受け入れなければならないという鉄則があるということだ。歴史的事実は勝者の語るものだけが唯一の事実であり、それだけを学習し、それ以外の歴史の記述も解釈も行なってはならないとされてきたのであって、孔子でさえ自分の著書について「述べて作らず」と弁明しているほどだ。易姓革命の国、中国では、歴史とは戦争の勝者がみずからの正当性を強調するためにでっち上げるもので、それが当然だと考えれれているのである。
だから、敗者である日本に歴史の解釈権はないのであって、支那の許しなしに語ったり、記述してもいけないのだ。そう考えれば、日本人の歴史解釈に口を出す支那の常識を外れた態度、傍若無人さも納得がいくというものだ。
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