めんどくせぇことばかり 『一食100円の幸せ』 島本慶
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『一食100円の幸せ』 島本慶

『一食100円の幸せ』 島本慶『一食100円の幸せ』 島本慶ミィ22(2010/09/24)
島本 慶
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お金がなくて、食費にかけられないからといって、旨いものを食べられないとアキラメているのは大きな間違いだ

料理本というよりエッセイ集。料理に関わる、あるいはまったく関係のない著者の日常がふんだんに語られています。料理に関係がなくても、その生きる姿勢は“一食100円の幸せ”を語るのに相応しい。

レシピは載っていますが、今時の料理本とは違って、一枚の写真さえありません。描かれているのは著者の筆によるイラスト。旨そうな湯気を上げる料理写真はありませんが、文章とイラストだけで十分美味そうだ。“食う”ということに関して、この本の考え方は健全なんだ。いや、“正しい”と断言しよう。

著者、島本慶さんは1952年生まれ。私より8才年上。このころ、世の中の変化はいよいよスピードを上げる時期で、8年の差はそのまま世代の差と言っていい状況のはずだが、なぜか時代を共有出来る部分が多いと感じる。

学生時代に、友人と鯖の水煮だけをおかずに、犬のようにガツガツと腹いっぱい飯を食ったエピソードが語られていた。腹を抱えて笑った。自分もそうだった。私も、ボウルに生卵と納豆、醤油を入れ、炊きたての御飯をぶち込んでかき混ぜて、友人と分けて食った。炊きたてのアツアツご飯で作ると、卵が半生に仕上がって、ひと味ちがう。なんてね。違いがあったかどうか自信はないが、うまかった。犬だったからね、私も。

おりからのラーメンブームを真っ向からこき下ろしている部分がある。“でもラーメンが一杯七百~千円もするというのがじつに馬鹿馬鹿しい”って、まったくその通り。たかだかラーメン風情が高級料理にでもなったつもりだろうか。千円といえば、何日分の食費よ。

私が風邪を引きかけた時、当時、武蔵境のアパートで一緒に住んでいた兄が、「じゃあ、今日は思いっきり旨いものを食おう」と、一緒に駅前の中華屋に行った。いつもはよくてもラーメンライスが精一杯。それをラーメン大盛りライス大盛り、さらに野菜炒めを注文した。兄はラーメンだけで我慢していた。翌朝、風邪は治った。あの時いくら使ったか。金なかったからなぁ。二人分で、千円くらいのものじゃないかと思う。ラーメン一杯が千円なんてね。・・・ごめんなさい。つい本心が・・・。

金はないけど、思いっきり旨いものが食いたい。なんて若々しくて、健全な精神だろう。読んでみれば分かります。この本に書かれている文章は、極めて正しい。拍手喝采。この一冊、是非おすすめしたい。

簡単、オニオングラタンスープ
乾麺ぶっ込み、きつねうどん
卵料理で忘れちゃならない、親子丼
冷蔵庫の残り物勝負、もやしと魚肉ソーセージ炒め
恥ずかしがらずに一匹買い、イワシ丼
旨いと自画自賛!イカの塩辛パスタ
ウォーキングの先に山歩きが待ってます~山菜採り
魚嫌いの人もオッケェ、サバカレー
身体に良さげ、長芋ぶっかけ飯
食欲をそそりまくる、麻婆豆腐
ややカリカリ、揚げ納豆
しみじみと、厚揚げ里芋煮
風味が命、サケのムニエル
熱いっす、厚揚げとシメジの餡かけ煮
柄じゃないけどアボガドと豆腐のサラダ
必殺技はチン!カブと鶏挽き肉煮
しんなりと、小松菜と油揚げの煮浸し
縦に千切り、ニンジン、ゴボウと鶏肉炒め
食感は全体が肉っぽい、シイタケの肉詰め
お腹がヘルシィ、お好み焼き
即効で頂ける、でもしみじみ便利食!?おじや
イカタコ野郎大集合でホームパーティー あ~ヨイヨイ
奥の手料理、納豆オムレツ
お気軽にチャッチャとラーメン
目からウロコの(でもないか?)焼飯
ちょいと華やか、タマタマ豆腐



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テーマ : 簡単レシピ
ジャンル : グルメ

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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