『松井石根 南京事件の真実』
この記事は、2011年8月16日の記事に加筆修正したものです。
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気負ったところのない、著者の誠実を感じさせる本。淡々と、松井石根の人柄を描いている。誰よりも支那に愛情を抱き、蒋介石に期待しながら、支那との戦いの前面に押し出されていく。上海戦、南京戦と、あくまで支那との連携を求めながら戦いに臨む。そして日本は、泥沼の戦争に引き込まれていく。 なぜそんなことになったのか。理由は幾つもある。中国共産党という理由。ソ連という理由。ドイツという理由。イギリスという理由。アメリカという理由。理由の中にはそれらも含まれている。にもかかわらず、松井石根は東京裁判で縛り首にされた。
「大虐殺」などという“ためにする論”に巻き込まれ、負けたがゆえに、最悪の責任を押し付けられる。中国共産党も、ソ連も、ドイツも、イギリスも、アメリカも、松井石根に責任をひっかぶせて逃げたのだ。まさに、それが戦争。それが戦争に負けるということだった。著者はそれを「先の大戦における最大の皮肉」という。
淡々と、誠実に描いているからこそ、書かれている「南京戦」の真実には、疑いを抱きようもない。そして、その分だけ、東京裁判や今の支那の論調の詐を浮かび上がらせる。誠実に歴史を描き出していく。その強さを感じさせられた。
本多勝一は、著者の爪の垢を煎じて飲んだほうが言い。





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「大虐殺」などという“ためにする論”に巻き込まれ、負けたがゆえに、最悪の責任を押し付けられる。中国共産党も、ソ連も、ドイツも、イギリスも、アメリカも、松井石根に責任をひっかぶせて逃げたのだ。まさに、それが戦争。それが戦争に負けるということだった。著者はそれを「先の大戦における最大の皮肉」という。
淡々と、誠実に描いているからこそ、書かれている「南京戦」の真実には、疑いを抱きようもない。そして、その分だけ、東京裁判や今の支那の論調の詐を浮かび上がらせる。誠実に歴史を描き出していく。その強さを感じさせられた。
本多勝一は、著者の爪の垢を煎じて飲んだほうが言い。


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