地震、雷、火事、親父…地学の領域? 『面白くて眠れなくなる地学』 左巻健男
![]() | 面白くて眠れなくなる地学 (「面白くて眠れなくなる」シリーズ) (2012/12/15) 左巻 健男 商品詳細を見る 「面白くて眠れなくなる」シリーズというのがあるらしい。 数学、物理、化学、人体、科学、そして“地学”。 |
表紙の時計をご覧ください。・・・16時まである。いったいこれはなに?
なんと恐ろしいことに、地球の自転は、徐々にそのスピードを落としつつあるらしい。いずれ・・・1日は32時間になってしまう。その時使われているはずの時計がこれ。
ヒェ~、じゃあ、いつか地球の自転は止まってしまうのか・・・。恐ろしいでしょう。恐ろしくなった人はこの本を読んでね。
Part1 ダイナミックな地球のはなし
アトランティス伝説の真実
世界はもともと一つだった?
アイスランドは地質学的宝庫
世界一高い山はエベレストではない

ヒマラヤ山脈はまだ高くなる?
日本の火山は何タイプ?
火山を愛した郵便局長
化石になるのも楽じゃない
地球は大きな磁石なの?
地球の磁極は逆転している

大量絶滅はどうして起こったか?
スノーボールアース仮説の衝撃
Part2 知ると楽しい帰省のはなし
お風呂の水を抜くと渦はどっち巻き?
台風はなぜ八月と九月に多い?
夕焼けがきれいなら明日は晴れる?
ジェット気流が運んだ秘密兵器
山の頂上でお菓子の袋がふくらむ理由
高いところが寒いのはなぜ?
夏にひょうが降る不思議
冬、新幹線が関ヶ原付近で徐行するわけ
Part3 やっぱりふしぎな宇宙のはなし
地球が宇宙の中心だった

ガリレオが望遠鏡でみた宇宙
宇宙の誕生と元素の合成
地球と金星の運命を分けたもの
月は地球のきょうだいだった

流れ星を確実に見る秘訣
太陽は永遠の燃え続けるの?
地球に住めなくなったら、どこに移住する?
なんか、、目次を見るだけでも・・・、“ゾ~”としませんんか。
でも、とっても面白かった。特に月の話は面白かった。なんと、地球の半分もある小天体が地球とドッカ~ンでシッチャカメッチャカ。宇宙に飛散した破片が一つに集まって月になった。しかも当時は現在の地球と月の距離の二〇分の一の位置にあったという。つまり、月は今の二〇倍も大きく見えて、明るさは四〇〇倍だったって。まぶしくてまぶしくて・・・。だから互いに働く引力もものすごくって、潮汐力は今の一〇〇〇倍。今、満引きの差が一mなら、当時の満引きの差は一〇〇〇m。毎日毎日一〇〇〇mの大津波。すごい世界だな。 これが地学か。面白い。


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