なんてたって明治天皇の玄孫の本だかんな 『日本人はなぜ日本のことを知らないのか』 竹田恒泰
作家。慶應義塾大学講師(憲法学)。昭和50年、旧皇族・竹田家に生まれる。明治天皇の玄孫に当たる。慶應義塾大学法学部卒業。憲法学・史学の研究に従事。平成18年に著書『語られなかった皇族たちの真実』(小学館)で山本七平賞を受賞。その他著書に『エコマインド~環境の教科書』(ベストブック)、『皇室へのソボクなギモン』(扶桑社、共著)、『旧皇族が語る天皇の日本史』(PHP新書)などがある。
《ご自身のホームページhttp://www.takenoma.com/profile.htm">http://www.takenoma.com/profile.htmより》
最初に読んだのは『語られなかった皇族たちの真実』だった。まだブログ始める前だったんで記事はないけど。物を知らない私は、皇室に対する認識を新たにした。

いまだにそれなりの矜持をいだいて生きている“旧皇族”という存在に驚くと同時に、GHQの的確な日本弱体化計画に舌を巻きました。
以下は、過去の記事に加筆修正を加えたものです。
『日本人はなぜ日本のことを知らないのか』

Ⅰ部 日本はいつできたのか
Ⅱ部 子どもに読ませたい建国の教科書
Ⅰ部は、歴史学・考古学両面から、日本の国の成り立ちを解説。
Ⅱ部は、「律令国家完成」までの機関を、中学校の歴史の教科書をイメージして書いたもの。
という構成の本です。
amazonのカスタマーレビューはこちらをご覧ください
むやみに熱くなったりせず冷静に、大変まともなことの書いてある得難い本です。ぜひ多くの方に読んでいただきたいと思います。
おもしろい視点があったのでいくつか紹介します。
後半の「教科書」の部分も、嘘や無理がないので、一般の教科書と違って、心にストンと落ちて素直に納得できます。 ただし、いかに『日本書紀』を政府見解とすると言っても、そこにはおのずから「藤原氏の介在」があるわけです。 それを理解しないと、たとえ中学校の歴史教育でも、特にそれに続く時代を嘘や無理で通さなければならなくなります。 「『日本書紀』ありき」の歴史しか語れなくなれば、支那の史書と何ら変わらないことになります。 「『日本書紀』をさえ乗り越えなければならない」と、私は思います。

一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。
《ご自身のホームページhttp://www.takenoma.com/profile.htm">http://www.takenoma.com/profile.htmより》
最初に読んだのは『語られなかった皇族たちの真実』だった。まだブログ始める前だったんで記事はないけど。物を知らない私は、皇室に対する認識を新たにした。
いまだにそれなりの矜持をいだいて生きている“旧皇族”という存在に驚くと同時に、GHQの的確な日本弱体化計画に舌を巻きました。
以下は、過去の記事に加筆修正を加えたものです。
『日本人はなぜ日本のことを知らないのか』
Ⅰ部 日本はいつできたのか
Ⅱ部 子どもに読ませたい建国の教科書
Ⅰ部は、歴史学・考古学両面から、日本の国の成り立ちを解説。
Ⅱ部は、「律令国家完成」までの機関を、中学校の歴史の教科書をイメージして書いたもの。
という構成の本です。
amazonのカスタマーレビューはこちらをご覧ください
むやみに熱くなったりせず冷静に、大変まともなことの書いてある得難い本です。ぜひ多くの方に読んでいただきたいと思います。
おもしろい視点があったのでいくつか紹介します。
- 邪馬台国は、不確かな支那の史書に書かれているだけで、統一王権の基礎になったことを示す根拠はどこにもなく、日本建国の歴史を、邪馬台国を軸に語るのは不適切。
- なぜ国史ではなく日本史と呼ぶのか
そのとおり パチパチパチ - 日本国憲法は、大日本帝国憲法を根拠として制定された。大日本帝国憲法は天皇が「祖宗に承くるの大権」により宣布されたのだから、その根拠は『日本書紀』にある。
- 『日本書紀』は養老4(720)年における政府見解であり、現在に踏襲されている。
後半の「教科書」の部分も、嘘や無理がないので、一般の教科書と違って、心にストンと落ちて素直に納得できます。 ただし、いかに『日本書紀』を政府見解とすると言っても、そこにはおのずから「藤原氏の介在」があるわけです。 それを理解しないと、たとえ中学校の歴史教育でも、特にそれに続く時代を嘘や無理で通さなければならなくなります。 「『日本書紀』ありき」の歴史しか語れなくなれば、支那の史書と何ら変わらないことになります。 「『日本書紀』をさえ乗り越えなければならない」と、私は思います。


- 関連記事
-
- 『昭和、家族の見識』 新井りえ (2013/04/11)
- 『脳はこんなに悩ましい』 池谷裕二 中村うさぎ (2013/04/05)
- なんてたって明治天皇の玄孫の本だかんな 『日本人はなぜ日本のことを知らないのか』 竹田恒泰 (2013/02/22)
- 求めて生きるか、与えて生きるか 曽野綾子の本 文句あるか❢❢ (2013/02/02)
- 相撲界を頼んだ 『生きざま 私と相撲、激闘四十年のすべて』 (2013/01/29)