めんどくせぇことばかり 『なぜアメリカは、対日戦争を仕掛けたのか』 加瀬英明 ヘンリー・S・ストークス
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『なぜアメリカは、対日戦争を仕掛けたのか』 加瀬英明 ヘンリー・S・ストークス

『なぜアメリカは、対日戦争を仕掛けたのか』 加瀬英明 ヘンリー・S・ストークス『なぜアメリカは、対日戦争を仕掛けたのか』 加瀬英明 ヘンリー・S・ストークス
(2012/08/01)
加瀬 英明、ヘンリー・S・ストークス 他

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あの戦争は、フランクリン・デラノ・ルーズベルトが仕掛けた。彼は、世界をぶち壊した。

NHKや、各社新聞等マスコミ陣、歴史学会を占める大先生方はいまだに頑なに“東京裁判史観”にしがみつくが、もはや趨勢は変わりつつあると言っていいのではないだろうか。まっとうに過去の歴史を丹念にたぐって様々な成果を上げる研究者を右翼となじるか、無視することで権威を維持するしかなくなりつつある。必死の巻き返しとしての様々なあげ足取りが行われるであろうが、新たに登場する事実は彼らに味方していない。

それでも教科書が書きなおされているわけはない。中学生や高校生は“日本の侵略”を学び、もちろん教師は教科書通りに教えている。部分的に、少しは良心的と思える記述を取り入れている教科書もあるが、全体の流れは変わらない。変わりつつある趨勢をさらに強固なものにして行かなければ、この流れを変えることは難しいだろう。

昨年、三年生の日本史Aのまとめで、世界恐慌からの流れを、ほぼこの本に書かれているような内容で授業を行った。最後に感想を書かせたところ、「それでも、今の平和で暮らしやすい日本社会があることを考えれば、やはり戦争で負けておいてよかった」というようなことを書いた生徒が何人かいた。彼らなりに真剣に考えて書いた内容だった。力不足を感じるしかないが、様々な形で新たな意見が登場しているのも、まだまだ上っ面でしかないということか。
第一部 アメリカに強要された日米戦争の真実  加瀬英明
第1章 ルーズベルトが敷いた開戦へのレール
第2章 米政府が秘匿した真珠湾の真実
第3章 日本人が知らない日本の歴史的功績
第4章 この教訓から何を学ぶか

第二部 ペリー来襲から真珠湾への道  ヘンリー・S・ストークス
第1章 一〇〇年にわたるアメリカの野望
第2章 ペリーが開けた「パンドラの箱」

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フランクリン・デラノ・ルーズベルト
(母方の)デラノ家は清朝末期に、中国とのアヘン貿易によって巨富を築いた。そのうえで、アメリカ西部の鉄道建設と、石炭採掘に投資して成功した。・・・・

一九四四(昭和一九)年、ギャラップ社の世論調査では、回答者の一三%が「日本民族を絶滅させる」ことを支持していた。この頃、ルーズベルトは文化人類学者のアールス・ヒルデリカをホワイトハウスに招いて、「日本人全員を、温和な南太平洋の原住民と強制的に交配させて、無害な、やる気がない民族に作り変える計画を立てたい」と語った。

フライング・タイガーズ
支那事変が始まると、アメリカは中立国であったために、政府として交戦国を直接助けることはできなかった。そのため、ルーズベルトは友人のトミー・コルトランに民間の「中国援助事務所」を設立させ、蒋介石が日本と戦うために必要とする巨額の資金を提供した。同時に米陸軍航空隊から退役する寸前のクレア・シェンノートを中国空軍軍事顧問として送り、彼は中華民国空軍航空参謀長に任命された。

さらに、シェンノートの提案により、戦闘機と米陸軍航空隊パイロットを義勇兵として蒋介石に提供した。シェンノートの飛行隊は、ほどなく「フライング・タイガーズ」として知られるようになった。

一九三八(昭和一三)年、五月二〇日に三機、五月三〇日に二機の中国機が九州上空に侵入した。こういったことを背景に、一九四〇年七月二三日の段階で、ルーズベルトは「JB-355計画」を承認している。これは機体に青天白日マークをつけた米軍爆撃機による東京、横浜、大阪、京都、神戸への爆撃計画である。実際には、欧州戦線の緊迫化により、爆撃機を回さなければならなくなり実施されなかった。この文書は今日公開されている。

日本追い込み政策
一九四〇(昭和一五)年十月、海軍情報部極東課長アーサー・マッコラムが、日本をどのようにして対米戦争まで追い詰めるか、提案書を提出した。ルーズベルトはまっコラムの提案を直ちに承認した。
  • 可能な限り蒋介石政権を支援する。
  • 米英が協力して日本に対して完全な禁輸を実施する。
  • 蘭印には日本へ石油を輸出させない。
  • 日本を挑発するために、日本近海に巡洋艦を出没させる。

ハル・ノート
日本の無線はすっかり解読されていた。十一月二十二日から二十四日の間に、アメリカは航空母艦『赤城』を旗艦とする六隻の航空母艦を中核に、三十一隻によって構成される第一航空艦隊が、択捉島の単冠湾に集結していることを知った。

モーゲンソー財務長官の片腕、ハリー・デクスター・ホワイト次官補が起草。ルーズベルトの承認を得て、コーデル・ハル国務長官から野村、来栖両大使に手交されたのが十一月二十六日。中国、仏印からの即時撤収と南京政権の否認、日独伊軍事同盟からの実質的離脱など、受け入れの余地はなかった。

チャーチルは後に、「この文書はわれわれが要求していたものを、はるかに大きく上回ったものだった。日本大使があきれ返ったというのは、そのとおりだったに違いない」と、回想している。

前日の十一月二十五日、翌日ハル・ノートが手交されることになった日。ルーズベルトの妻エレノアは不在であった。寛いだルーズベルトは、ノルウェーのマッタ・ソフィア皇太子妃をホワイトハウスに招いた。記録によれば、大統領は午後十二時に大統領執務室を出て寝室に入った。しかしその晩、皇太子妃がホワイトハウスから帰ったという記録はない。

真珠湾と暗号解読
二日、日本海軍軍令部がハワイに向けて進撃中の第一航空艦隊に対して「新高山登レ一二〇八」という指令が暗号で打電された。米暗号解読機「マジック」はこれを解読した。「CLIMB MOUNT NIITAKA,1208 REPEAT 1208」と訳された文書は、現在、公開されている。情報は、ハワイにだけは伝えられなかった。

一九四四(昭和一九)年六月二〇日、イギリスのオリバー・リトルトン工業大臣が、ロンドンのサボイ・ホテルで催されたアメリカ在英商工会議所主催の昼食会に講師として招かれて講演し、「日本はアメリカによって謀られて、真珠湾を攻撃した。アメリカが戦争に追い込まれたというのは、歴史を歪曲したものだ」と語った。この発言はアメリカ側の強い要請によって、戦争が終わるまで公表を禁じられた。

一九四四(昭和一九)年の大統領選挙では、これが争点になる可能性があった。ルーズベルトのライバル、共和党トマス・デューイは、ルーズベルトが日本の外交暗号と、海軍暗号を解読して、事前に日本による真珠湾攻撃を承知していたにもかかわらず、故意にハワイの太平洋軍司令部に情報を伝えることをしなかったことを取り上げ、ルーズベルトを攻撃しようとした。その情報をつかんだジョージ・マーシャル参謀総長は、もしそれが暴露されれば、利敵行為になるといって牽制した。デューイは思いとどまらざるを得なかった。

パリ講和会議で人種差別撤廃提案
一九一九(大正八)年二月十三日、国際連盟委員会で、「各国民均等の主権は国際連盟の基本的綱領」であるべきであって、「連盟員たる国家における一切の外国人に対し、いかなる点についても均等公正の待遇を与え、人種あるいは国籍の如何により、法律上あるいは事実上、何ら差別を設けざることを約す」という条文を、宗教の平等を唱えた連盟規約二十一条に付け加えるように提案した。すると、宗教規定そのものが取り除かれて、人種差別撤廃提案として、あらためて提案された。

議長を務めたウィルソン・アメリカ大統領は、内政干渉だとして強く反発した。アメリカ上院は提案が採択されれば、条約を批准しないという決議を行った。オーストラリアのヒューズ首相は退席して強い不快感を示し、日本の主張が入れられれば、署名を拒否して帰国すると発表した。

日本は四月一一日に再提案を行い、連盟規約の前文に「各国民の平等及びその所属、各人に対する公正待遇の主義を是認」という文言を挿入するよう求めた。英・豪の反対意見の中、議長のウィルソン米大統領は日本代表団に提案の撤回を求めた。日本代表の牧野伸顕元外相はそれに従わず、採択を求めた。イギリス、アメリカ、ポーランド、ブラジル、ルーマニアなどが反対したものの、出席一六カ国中セルビアを始めとする一一カ国の小国が賛成し、圧倒的多数を持って可決された。

米大統領ウィルソンは、「全会一致でない」ことを理由に、この採決を無効にした。牧野は多数決による採択を受入れるよう求めたが、ウィルソンは「重要案件はこれまでも全会一致で取り扱った」として反論した。それまで、小国が大国に反意を示すような案件は議場に登らなかった。

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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