めんどくせぇことばかり 『脳はこんなに悩ましい』 池谷裕二 中村うさぎ
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『脳はこんなに悩ましい』 池谷裕二 中村うさぎ

『脳はこんなに悩ましい』 池谷裕二 中村うさぎ『脳はこんなに悩ましい』 池谷裕二 中村うさぎ
(2012/12/21)
池谷 裕二、中村 うさぎ 他

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えっ❢脳ってそんなにすごくて、その割になんか情けない。

脳学者の池谷裕二さんと作家でエッセイストの中村うさぎさんの対談。

面白おかしく読んでいたら、妻に見咎められて、「中村うさぎって変な人でしょう」って・・・。わけが分からなかったんだけど、“中村うさぎさんは変な人”らしい。ブランド依存症、自虐エッセイ、全身整形、AV?風俗?・・・でも妻の言葉にも、厳しい刺々しさはなかったんですね。“変な人”というのは、どうやら興味深さをともなうものであるようです。

本書の内容から見ても、中村うさぎさんはきわめてノーマル。と言われては本人は怒るかもしれないが、少なくとも人としての異常性は感じられません。たしかに常識にとらわれない破天荒さは感じますが、そこに脳学者の池谷裕二さんが話を向けていくことによって、脳科学によって解き明かされつつある人間の存在が面白おかしく、恥ずかしく描き出されていきます。
第一章 ひらめきの男、直感の女
第二章 ダマし合う脳と身体
第三章 脳はなぜ生まれたのか
第四章 脳は遺伝子から自由になれるのか

章題だけでは、この本の雰囲気はさっぱりわかりませんね。それぞれが細か項目にわかれていて、それこそ言葉は悪いけどハチャメチャ。その辺を幾つか紹介しますね。

『オルガズムに男女差はない』  
セックスのあとに「どうだった」と男から聞かれたら「あなたと同じよ」と答えればいいんだそうです。ただし、この時、女だけ活動している中脳水道傍灰白質という脳部位があって、ここの働きで女は我を忘れるのだそうです。

『アダルトビデオを見た男の汗は臭う』 
無意識下とはいえ、女はそれを識別できるという。危険信号として識別するか、歓迎すべき信号と受けるかは、まぁ、人によりけり・・・?なんか、ときどき怒った眼で私を見る女がいるのは・・・?

『ネアンデルタール人と人類のあやしい関係』 
ゲノム解析によれば、どうやら人類の遺伝子には少なくとも一%、ネアンデルタール人の遺伝子がコピーされてるらしい。ネアンデルタール人のミトコンドリアにはそれを証明するものはない。ミトコンドリアは母系継承であるから、どうやらネアンデルタール人の男の子どもを人類の女が産んだらしい。合意の上か、強姦か。どちらにしても、排除せずに育てたんだね。

『遺伝子診断をやってみた❢』 
人間の大抵の資質は遺伝で決まる。残念ながら間違いない。身体能力、知的能力、体質からかかりやすい病気まで。酒飲みになりやすいか、麻薬中毒になりやすいかまでわかっちゃう。悲しいことに早漏かどうかまで・・・。
「だからといって、遺伝だけでは決まらない」って、オチ。

ここにあげたのは本のごく一例。そのたびごとのうさぎさんの反応が面白い。だからこそ池谷さんの話も躍動する。

脳は、なんでも「理解したい」。なんて前向きな奴なんだ。様々な方法で“理解”を求める。身体から送られる情報を賢明に解析して、“理解”する。そしてときどき騙される。オレオレ詐欺の被害者が、赤の他人の声を自分の子供の声と思い込むなんて、まさにその好例?だろう。

でもそんな勘違いが、人間の可愛らしさを生むような気もするな。

これも結構面白かった。

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テーマ : 精神世界
ジャンル : 本・雑誌

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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