めんどくせぇことばかり 菅直人元首相は、なにを言ったのか 『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』 門田隆将
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菅直人元首相は、なにを言ったのか 『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』 門田隆将

三月十四日、午後九時三十五分、原子炉建屋からおよそ九〇〇メートル離れた正門付近で「毎時五〇〇マイクロシーベルト」の放射線量が計測された。最悪の事態が近づいているようにさえ思われた。吉田昌郎所長は格納容器爆発という最悪の事態に備えて、協力企業の人たちの撤退を決め、極少数の人数で最善をつくす腹を固めた。 清水社長からの連絡を“全員撤退”と誤解した菅首相は怒りに任せて東電を怒なりとばす。弁明は受け入れても東電への不信感は解けないまま、東電本店内に政府と東京電力が一体となった統合本部が設置される。

後に多くの人に知られることになる、菅元首相のおよそ十分におよぶ演説が行われたのは、統合本部設置早々の、十五日五時半過ぎに、はじめて首相が東電本店二階の非常災害対策室を訪れてまもなくの事だった。 演説は、テレビ会議の映像を通じて、吉田のいる福島第一原発にも同時中継されている。

『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』 門田隆将 『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』 門田隆将
(2012/11/24)
門田 隆将

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あの時、福島第一原発には、命をかけて戦っている人たちがいた
これまで法に基づき、政府にも対策本部を置いていたが、事業者と合同で統合本部を設置することが望ましいと判断した。法的には、首相である私が事業者に対して直接指示できることになっている。本部長は、私、菅だ。

副本部長は、海江田大臣と清水社長だ。

事故の被害は甚大だ。このままでは日本国は滅亡だ。撤退などありえない❢ 命がけでやれ。撤退したら、東電は百%つぶれる。逃げてみたって逃げ切れないぞ。現地に足を運び、所長と情報交換してきた。しかし、情報が遅い。東電の情報は、不正確だし間違っている。一号機の水素爆発は、テレビが映し出しているにもかかわらず、政府への報告は一時間遅れだ。目の前のことだけでなく、その先を見据えて、当面の手を打て。

撤退したら東電は百%つぶれる。

なんでこんなに大勢いるんだ。大事なことは五、六人で決めるものだ。ふざけるんじゃない❢小部屋を用意しろっ。

この時のことについて、菅元首相はこう語った。
『逃げ切れないぞ、というのは、そういう意味ではありません。日本が崩壊するんだから、日本自身が逃げ切れないって言うことなんです。私にとっては、私自身のことでもある。逃げられないんだから。私は総理大臣としていっているのであって、別に福島の現場の人に対して言っているわけではない。あそこで言ったのは、あくまで、日本が事故収束を諦めたらダメだ。他の国に任せることはできない。つまり、日本人が逃げ切れないってことなんです。誰かが悪いなんて、私は言ってない。』

すっくとたちあがった福島第一原発の吉田首相を周りの者が見た瞬間、彼はズボンを下ろし、パンツを出してシャツを入れなおした。総理に尻を向けて、ズボンを下ろしたのである。

「東工大には、原子力の専門家はいないのか」

菅は、今度は唐突に意外な質問をした。一瞬、斑目は、意味をはかりかねた。一国の総理が、東工大に原子力の専門家がいないのか、と聞くのが不思議だったのだ。

しかし斑目は、菅首相本人が東工大の出身であったことに思い至る。

この非常事態に内閣官房参与として、東工大自体の仲間やOBが、菅によって官邸に呼ばれた話はあまりに有名だ。極めて愛校心が強いのか。それとも、母校出身者以外は信用できないのか。菅首相の特殊な思考が伺える。


菅直人元首相とは何者なのか。これを読み終えた今は、はっきり言える。
首相になんか成るべきではなかった、ただの間の悪いおじさんだ。
彼が、首相などにならず、政治家などにはならず、仮に商店街の小さな八百屋さんだったならば、周りの人が少し我慢すれば、さほど迷惑な人間でもなかったろうに、と思うんだけど・・・。

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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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