めんどくせぇことばかり 『科学でわかる男と女の心と脳』 麻生一枝
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『科学でわかる男と女の心と脳』 麻生一枝

人間も生き物ですからね。所詮は生理に支配されてるんですね。でもまあ、社会的な生き物である人間が生理にだけ支配されて人間が行動したら、社会は構成できませんからね。そこで人間は神と契約を結んで・・・、あっと、それじゃ社会契約論。長い年月の経験の中で、より多く、できる限り優秀な子どもを残せる道を探してきたんだな。でもそれって、時には内から湧き出る衝動に背く行為でもあったんだな。だからそこにはいろいろな問題が生じる。それが人間らしいとも言えるけど、・・・むずかしいよねぇ。男と女って。
『科学でわかる男と女の心と脳』 『科学でわかる男と女の心と脳』 
(2010/03/18)
麻生 一枝

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男はなぜ若い子が好きか? 女はなぜ金持ちが好きか? って、そりゃー、若い娘の方が・・・、ねぇ
進化という視点から考えると、動物個体が生きている究極の目的は、生き残り、子をつくり自分の遺伝子を次世代に残すことだ。そして、遺伝子しかもたない小さな配偶子(精子)をつくるのがオス、栄養を含んだ大きな配偶子(卵子)をつくるのがメスだった。

精子は小さくてつくるのにあまりエネルギーがかからないので、オスは一度にたくさんのメスの卵を受精させられるだけの精子をつくることができる。したがって、オスはたくさんのメスと交配すればするほど、たくさんの子をつくり、自分の遺伝子を残すことができる。

一方、栄養を豊富に含んだ卵子をつくるには、たくさんのエネルギーが必要だ。だから、いっぺんにそんなに多くはつくれない。メスがどんなにたくさんのオスと交配しても、できる子の数は自分のつくる卵子の数より多くなることはない。ヒトを含む哺乳類では、ふつう妊娠期間中と、授乳中も子はつくれないので、メスが一生のうちにつくれる子の数はさらに少なくなる。
そんな違いを抱えながら、オスもメスも、最大限、自分の遺伝子を受け継ぐ子を、できる限り多く残そうと努力するところに、考え方、感じ方の違いが生まれてくるというわけだ。

若い女の方が、より多く自分の遺伝子を受け継ぐ子を生んでくれる可能性が高いから、男は若い女が好き。

金持ちの男の方が、より確実に、自分と自分の遺伝子を受け継ぐ子を養ってくれる可能性が高いから。女は金持ちの男が好き。

結婚という制度も、男にとっては、確実に‘自分の子’を女に産ませる制度であるし、女にとっては、自分と自分の産んだ子を男に養わせる制度であるわけだ。

‘ギョッ’っとさせられたのは「子殺し」。なぜ、母親が実の子を殺すのか。進化論的な考え方の基本に立ち返れば、これも‘最終的に次世代に残す遺伝子の数を最大にするために最良の選択は何か’を考えることになる。日本でも、さほど遠くない過去において「間引き」という行為が行われてきている。現代においても、父親にその子どもと自分を養う気持ちがないとき、さらには、子がいることで、新たなパートナーを見つけられる可能性が低減してしまうと考えられるとき、その行為が行われる可能性は高まることになる。

「男が耐え難いのは肉体的な裏切りであり、女が耐え難いのは精神的な裏切りである」
その通り。私は女の肉体的な裏切りなんて許せない。時間と愛情を注いで育て上げる子が自分の遺伝子を受け継いでいないという不安を起こさせる女の肉体的な裏切りは、決して容認できない。女が、より精神的な裏切りを許せないと考えるのは、男が肉体的に裏切っても、自分と子供を養ってくれていれば、子どもを残すという目的は達せられるからであろうと考えられる。
納得してしまった。でも、もっともっと面白い話がいっぱい書いてあッた。最後に、興味深い項目を紹介して終わりにします。
  • なぜ男は浮気っぽく、女は男をえり好みするのか?
  • 男がグラマーな女にひかれる理由
  • 献身を要求する一夜の女は嫌われる
  • 結婚相手に求めるもの 「なくてはダメ」と「あったらいいな」
  • なぜ男は女より地位や収入にこだわり、それを誇示しようとするのか?
  • なぜ女は男より見た目を飾ろうとするのか?
  • 男も女も自分自身の市場価値に見合った男を選ぶ
  • 女のカジュアル・セックスはけっこう疑問
  • 女は妊娠しやすいときに男らしい男にひかれる
  • 男女関係における嫉妬の機能
  • 犯罪者はほとんど男
  • 殺人の被害者の大多数は男に殺される男
  • 女は夫や彼氏に殺される
  • 女が夫や彼氏を殺す理由
  • 相手の合意に基づかないセックスはレイプ
  • レイプ犯のほとんどは顔見知り
  • 義理の親による子供の虐待
第4章の「男女の脳の違い」っていうのは興味深かった。脳の性差は、その平均的な違いであって絶対的なものではない。だから、‘脳の性差を男女差別や固定観念に結びつけないで’と呼びかけている。当然のことだ。しかし、狩猟に出かけた男は空間認知能力やシステム化の能力を伸ばし、一方、家庭を守った女は乳飲み子の変化にいち早く気づき、周囲と心を通わせる必要から共感能力を伸ばしたと、両者の特性を認めてもいる。結局は、互いの立場を尊重し、上手に役割分担をして支えあった男と女が、そうでなかった男と女よりも多くの子を残してきた、ということなのだ。

私はもう、子育ての時期を過ぎてしまったけど、今だっていろいろあるけど、これからもお母ちゃんと仲良くやっていこう。

   
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こんにちは。

今回の記事も、興味深いです。

女から見て理不尽な男性の行動も
なるほど~ですね。

最後の「お互いの立場を尊重し」ってところに
納得です。

さなだもち さま

もう、子育ての時期も終わっちゃいましたからね。

本当は、生理からら離れた“性”について考えなきゃならないんだけど・・・。

ありがとうございました



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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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