めんどくせぇことばかり アベノミクスの行方 デフレからの脱却は・・・? 『長谷川慶太郎 アジアの行方』
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アベノミクスの行方 デフレからの脱却は・・・? 『長谷川慶太郎 アジアの行方』

‘21世紀はデフレーション基調の100年となる’

これは著者の早くからの主張である。第一次世界大戦後、世界はデフレ基調の時代に入った。1929年にはじまる世界大恐慌以降、アメリカは強烈なデフレ不況に見舞われた。フーバーからフランクリンに大統領が変わってニューディール政策が行われても、それは変わらなかった。アメリカがこの不況から抜け出すことができたのは、第二次世界大戦の勃発による需要拡大があったからである。

1989年のマルタ島会談で冷たい戦争は終わった。21世紀に入り、すでにいくつもの局地的紛争が発生しているが、20世紀の戦争に比べれば月とすっぽんである。しばらく、かつてのような巨大戦争は起こらない。だから、今の時代がデフレ基調であることは変わらない。著者の考えは変わっていない。

安倍政権はデフレ不況からの脱却をかかげて、『三本の矢』と呼ばれる経済政策を打ち出した。積極的な財政出動、大胆な金融政策、企業の成長戦略の三つである。日本銀行は安倍政権の要請を受けて、2%のインフレターゲットをかかげた。日経平均株価はこれを歓迎して急激に上昇した。しかし、著者はこういう。「取りあえずは、リーマンショック前の水準である1万3000円台が目標となるでしょう。わりと早く、そこまでは戻るでしょう。それから、さらに上昇するかは、簡単ではないと思います。企業収益の動向によります。」

一時は、1万6000円に届く勢いを見せた日経平均株価は、その後急落し、今日(6/4)現在、1万3000円を少々上回るくらいまで落ち着いてきている。

『長谷川慶太郎 アジアの行方』 『長谷川慶太郎 アジアの行方』
(2013/04/10)
長谷川 慶太郎

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窮地に立たされたのは、中国共産党総書記の習近平


震災による需要、また高速道路等、高度成長期に建設されたインフラの再建需要など、景気を押し上げる要素は存在するものの、基調はデフレにあることをしっかり意識して政策を立てることが重要ということだろう。

そういうことになれば、成長戦略と同時に行われなければならないのが行財政改革ということになる。しかし、こちらではみんなの党の方が明確だ。みんなの党は選挙公約として、『衆参合わせて322人の国会議員を削減』『国家公務員を10万人削減、地方公務員もそれに準ずる』など、大胆な改革案をあげている。安倍政権も真剣に検討しなければならないし、見た目の良い成長戦略だけでは、所詮、『デフレの21世紀』を乗り切ることはできない。
みんなの党 選挙公約

日本経済は弱くない。鉄道車両、原子力・火力発電所、鉄鋼、金型・プレス機械、その他にもナンバー1、かつオンリー1の産業を数多く持っている。それらは円高であっても売れる商品である。さらにメタンハイドレートを本格的に掘り上げる技術が開発されればエネルギー輸入は大幅に減少する。

以上、上手なまとめではないが、『デフレ基調の21世紀』であることを前提とした経済政策が実行されなければならないというのが、著者の意見である。


   

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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本


















































































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