めんどくせぇことばかり 『逆説の日本史 19 幕末年代史編2』 井沢元彦
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『逆説の日本史 19 幕末年代史編2』 井沢元彦

『逆説の日本史 19 幕末年代史編2』 井沢元彦『逆説の日本史 19 幕末年代史編2』 井沢元彦
(2013/04/10)
井沢 元彦

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井伊直弼と尊皇攘夷の謎

『逆説の日本史』も19巻だな。週刊ポストでの連載の開始が1992年だそうだから、それから21年。21年で19巻、ようやく江戸時代も最終盤。しかし、江戸時代に入ったのが12巻だから、この19巻ですでに8巻目。資料が多くなれば、当然内容は詳しくなるからスピードは落ちる。しかも、最終盤とはいえ、幕末はまだまだ多くの謎に包まれている。あと本の数年を残すのみとはいえ、次巻でも江戸時代がつづくだろう。

何を、グダグダと書いているかというと、自分と著者の老い先が心配になってきたということ。“終わるんだろうか”、“自分が先に逝くのはいい、著者が先に逝ってしまったら・・・”、私は昭和35年、著者は29年の生まれ。その可能性のほうが当然高い。それはまずい。絶対まずい。井沢さん、体に気を付けてね。

19巻の大きなテーマは“安政の大獄”。安政5(1858)年の出来事である。ペリーの黒船がやってきた嘉永6(1853)年から5年。明治改元の1868年まで10年。江戸幕府滅亡という大変革を考える時、この足掛け16年の歳月を長いとみるか、短いとみるか。どちらにしても、有為な人材がとてもたくさん失われた。もしもそういった者たちの力を、改元後の世界に活かすことが出来たなら、日本はどう変わっていただろうか。それを考える時、やはり“安政の大獄”は、極めて大きなテーマとなる。

もしも、もしも、もしも、・・・。こんなにも多くの“もしも”を提示できる時代が、他にあったろうか。なかでも、“もしも斉彬があんなにも突然の死を迎えることがなかったら・・・”、“もしも孝明天皇があんなにも攘夷にこだわっていなければ・・・”、“もしも井伊直弼が新時代の訪れに積極的に目を向けていれば・・・”、“もしも吉田松陰があんなにも激しい生き方をしていなければ・・・”、それらのすべてが、この19巻のテーマである。

もちろんいつもどおり、歴史を通しとしてみて、日本人の言動の性質をよく理解し、その法則をつかんでこの時代を見る。そうして、上記に掲げた“もしも”で始まるテーマも、自ずから明らかになる。もちろん、適切な資料を求め、資料の隙間の不明な部分をしっかり日本人の言動の法則を理解して推理していけば・・・、のことではあるが。
第一章 一八五八年編 戊午の密勅と安政の大獄
第二章 一八五九年編 正論の開国 V.S. 実行不可能な攘夷
第三章 一八六〇・一八六一年編 桜田門外の変 大老暗殺が歴史を変えた❢
第四章 特別編

すでに二つほど出したが、面白かったこと、興味深かったことを、別に“覚え書き”としてブログにまとめたので、ご覧いただければ・・・。

   
ビジュアル版『逆説の日本史』

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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