めんどくせぇことばかり 『世界史の読み方』 宮崎正勝
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『世界史の読み方』 宮崎正勝

“記憶する世界史”から“理解する世界史”に向けて、大きな変化が始まっている。たとえば、高校の世界史教科書は厚くなりつつある。歴史用語を増やそうとしているんじゃなくて、単純に記述が増えている。時間軸と空間軸の中で世界史を“理解”することが求められている。
高校の頃、山川出版の教科書を使っていた(ような気がする)。私には、教科書なんかなんだって関係なかったせいか、どんな教科書だったか覚えていない。でも、覚えなければならない用語は多かった。チャート式の世界史の参考書買って、欄外まで含めて、すべての用語を書きだして記憶した。“つながり”が分からないところで教科書を開いたが、あんまり役には立たない。先生が役に立つとは思っていなかったから、百科事典を読んだ。あと頼りにできるのは図書館か。

今の『世界史B』の教科書は結構すごいよ。読んで分かる。山川の『新世界史』は、読んで理解することを目指して書かれた教科書だけど、従来の『詳説世界史』に比べると、用語数もかなり絞りこまれている。それでいて文章量はものすごい増えている。この『世界史の読み方』と傾向の似た教科書だ。
新世界史26
残念ながらこれは26年度版だから売ってないけどね。25年度版はこちら・・・
改訂版 新世界史 文部科学省検定済教科書 高等学校 地理歴史用 (山川の世界史 教科書, 世BO21)

いけね。それよりも、したの本を進めたほうがいいよね。そのためにブログ書いてるんだった。ハハハハハ
『世界史の読み方』 宮崎正勝『世界史の読み方』 宮崎正勝
(2013/05/24)
宮崎 正勝

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世界史の部隊を「小さな世界史」と「大きな世界史」というステージでとらえて単純化し、人類社会の変動や転換のプロセスを時間軸と空間軸でつなぎ合わせる。
第一章 人類の誕生から年の成熟まで
1 東アフリカの大地溝帯から大乾燥地帯へ
2 「小さな世界史」の「核」になった四つの河川文明
3 前七世紀から前四世紀のユーラシアの新現象




第二章 四つの世界帝国が誕生させた諸地域世界
1 西アジア世界とペルシャ帝国
2 地中海世界とローマ帝国
3 インド世界と「ガンジス帝国」
4 秦漢帝国と隋唐帝国






第三章 ユーラシア規模の遊牧帝国
1 イスラーム帝国とユーラシア
2 「トルコ人の世紀」と十字軍
3 想定の枠を越えたモンゴル帝国
4 遊牧帝国の時代を終わらせた鉄砲・大砲






第四章 モンゴル帝国崩壊後のユーラシア世界の再編
1 組み替えられた「小さな世界」
2 三帝国が分立したイスラーム帝国
3 再建された中華帝国
4 ヨーロッパ世界の勃興






第五章 大帝国時代と「海の時代」への転換
1 ポルトガルのアジア航路開拓
2 ひらかれる大西洋と発見された太平洋
3 「大きな世界」に組み込まれたアメリカ大陸
4 「大きな世界」の枠組みづくりに貢献したオランダ
5 大西洋を制したイギリス







第六章 世界史の分水嶺
1 大西洋世界が育てた資本主義経済
2 産業革命と近代都市の勃興
3 「大きな世界」の血管となった高速ネットワーク





第七章 ヨーロッパ優位の十九世紀
1 市民革命と変動するヨーロッパ
2 「大きな世界」に従属させられたアジア
3 大陸国家アメリカの勃興と海洋帝国への転身
4 史上最大の民族移動と世界のヨーロッパ化
5 帝国主義時代のイギリスv.s.ドイツ







第八章 軋みながら転身意味の地球化が進む二〇世紀
1 二つの世界大戦と「ヨーロッパの没落」
2 アジア民族運動の高揚
3 アメリカ発の大衆消費社会
4 世界恐慌と再度の世界大戦
5 二〇世紀後半以降の世界変動

二十世紀に関する記述は意外と古めかしく、新たな取り組みや知識は見られない。日本に関する記述は必要以上に抑制的で、それがために現代の世界に対する認識が甘いのは高校の世界史教科書と同じ。この点は残念。

ユーラシア中央に広がる乾燥地帯、大西洋、太平洋といった“つなぐ地域”が主役の地位に踊り出た。とくに第三章の『ユーラシア規模の遊牧帝国』の描き方は見事。ぜひ、ここだけでも読んでみて。

   

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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