めんどくせぇことばかり ポルトガルのアジア航路開拓 『世界史の読み方』 宮崎正勝
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ポルトガルのアジア航路開拓 『世界史の読み方』 宮崎正勝

エンリケ
エンリケ航海王子(一三九四~一四六〇)の探検事業
エンリケ航海王子のベンチャー・ビジネスは、イスラム商人が西スーダンの黒人社会との間で行なっているサハラ砂漠の岩塩と金の交易に海から参入することと、アフリカ内陸部に存在すると考えられていた聖ヨハネの国(プレスター・ジョンの国)と結んで、モロッコをイスラム教徒の手から奪い取ることを目的とした。具体的には地中海の航海をアフリカ西岸まで延長させることを意味した。

エンリケは羅針盤を利用した。目的地に緯度がわかっていることが前提で、まず目的地と同緯度まで南北に移動し、その上で目的地を目指して東西に移動する方法だった。アフリカの海図の作製と同時に行われた、まさに手探りの前進だった。

エンリケの始めたベンチャー・ビジネスは、作成された海図の範囲を赤道間近のギニア湾まで伸ばした。彼はそこで奴隷・黄金事業を成功させ、海図を公開しないまま六十七歳で世を去った。


『世界史の読み方』 宮崎正勝『世界史の読み方』 宮崎正勝
(2013/05/24)
宮崎 正勝

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世界史の部隊を「小さな世界史」と「大きな世界史」というステージでとらえて単純化し、人類社会の変動や転換のプロセスを時間軸と空間軸でつなぎ合わせる。

バルトロメオ・ディアス(一四五〇?~一五〇〇)の偶然
一四八八年、ディアスの乗った船は暴風にあって漂流した。やがて、海岸線が東に向かい、北上するこちに気づいた。ディアスの発見したアフリカ南端は、ポルトガル王により「喜望峰」と名付けられた。その岬を迂回すれば、イスラム商人が活躍する海域に出ることが、王命でイスラム商人に紛れ込んだスパイからの報告で明らかになっていたからである。


ヴァスコ・ダ・ガマ(一四六九?~一五二四)の成功
一四九八年、ガマに率いられた四隻一七〇人からなる艦隊は、アフリカ東岸のマリンディで雇った水先案内人の案内でカリカットに到達した。一七〇人のうち、帰国できたものは六〇人以下という過酷な航海の末にガマ艦隊がもたらした胡椒は、イスラム商人の中間マージンが上乗せされていないため大変安価で、航海に要した費用の六〇倍もの富を王室にもたらした。

ポルトガル王は、国営によるインド洋の香辛料貿易開始を決意した。


   

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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