めんどくせぇことばかり 三本の矢 『名将言行録 現代語訳』 岡谷繁実
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三本の矢 『名将言行録 現代語訳』 岡谷繁実


元就は臨終に際して子どもたちを集めて言った。

「お前たち二代の衰えた武勇によって、天下を望もうとしてもそれは無理である。わしの武威を鑑とせよ。当家は中国、吉川は山陰、小早川は筑前・筑後・豊前をよく治めて、三家は鼎の足のように親しく交われよ」と。


そして子供の数だけ矢を取り寄せて、「この矢一本はたやすく折れる。だが、これをひとつに束ねると折れにくい。お前たちはよくこのことを考えて、仲良くしなければならぬ。決して仲違いをするではないぞ」と。
三本の矢


隆景が進みでて「なにごとも欲から生ずることです。欲を捨てて義を守れば、兄弟親族に不和ということはありません」と言ったので、元就は大変喜び「隆景の言ったことを忘れるなよ」と戒めた。


輝元(元就の長男隆元の遺児)は、さらに参考となるべき教えを請うた。


元就は、「お前は二人の叔父(隆元の弟吉川元春と小早川隆景)に対しては、祖父のわしに対するのと同じようにせよ。かならずそれを守れば、わしの業を守り続けることができるであろう」と言って息を引き取った。


『名将言行録 現代語訳』 岡谷繁実『名将言行録 現代語訳』 岡谷繁実
(2013/06/11)
岡谷 繁実

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これ一冊、身近においておきたいですね。



大内義興が、かつて元就を褒めて言うには、「彼は楠木正成級のすぐれた武将である。きっと正成の生まれ変わりであろう」と。


また山本勘助は「上古のことはさておき、近き代では、足利尊氏、新田義貞より以後では、ただ元就だけである」と称賛した。

関ヶ原で苦汁をなめ、長きにわたって徳川家の前に屈することになるが、結局、家を長らえる。幕末においては、吉田松陰、高杉晋作、木戸孝允らを排出し、明治維新の主力となる。

サッカーJ1、サンフレッチェ広島は、三本の矢が語源。
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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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