めんどくせぇことばかり 『超訳百人一首 うた恋い』 杉田圭
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『超訳百人一首 うた恋い』 杉田圭

古歌を、工夫して、馴染みのない人の手の届きやすいものにすることは大賛成です。なにしろ、子供では、意味がなかなかわかりませんからね。今まで手にした本の中にも、「いいなぁ~、子供の頃にこんな本があったらな~」って思うものもありました。
例えばこの本。子供の頃、正月の遊びはたこ揚げ、コマ回し、羽根つき。

それも楽しかったけど、大人の中に混じってやる百人一首が、何より興奮した。

でも、一枚も取れなかった。

こんな本があったらなぁ。大人たちに一泡吹かせてやったのになぁ。

ところがこんな本もあります。
『超訳百人一首 うた恋い』 杉田圭『超訳百人一首 うた恋い』 杉田圭
(2010/08/04)
杉田 圭

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「超訳があるから分かりやすかったんじゃないかな」ということですが・・・

この“うた恋い”という本には、超訳というのが付いている。その超訳によれば、これはどの歌かわかりますか。

〈太陽はギラギラ まぶしい山の緑をバックに 洗濯物はキラキラー夏が来た❢〉

すごく大変なことになってますね。そうです、「持統天皇」です。

〈ぼくは働きマン 雨で服が濡れても乾かすヒマはない 今日も夜通し 田んぼのボロ小屋で仕事中〉

“こんな歌あったかな~”って、私はわかりませんでした。わかります?これ ♫わが衣手はつゆにぬれつつ♫「天智天皇」です。

超訳が・・・すぎて、本歌が引き立っておりません。どっちかというと、本歌までくすんで聞こえてくるような。

前半の五分の四は歌を題材にしたマンガ。絵をペラペラっとめくってみただけで、読んでません。徹底的にイメージを崩されそうで、怖かったもんだから。


『ちはやと覚える百人一首』『ちはやと覚える百人一首』
(2011/11/10)
末次 由紀、あんの 秀子 他

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“ 「ちはやふる」公式和歌ガイドブック”とある。「ちはやふる」という漫画があるみたい。


こちらの本は、本歌のイメージを大事に書かれている印象が強いですね。

あくまでも本歌が主役。

「今の私たちにも、こういう歌を読んだ人たちと同じものの感じ方があるんだよ」っていう感じですね。

本歌の解説、状況説明があって、使われている言葉など、見どころ、感じどころが書かれています。

こちらは好感が持てました。


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こんにちは

太陽はギラギラ……ですか。
びっくりしました。
和歌は、意味が分かれば良いっちゅうもんじゃないですしねえ。
情緒もへったくれもなくなりますね。

もちろん、冗談でやったのでしょうけど。
ギャクでしょう。

しのぶもじずり さま

子供の頃に百人一首に惹かれたのも、意味に惹かれたわけじゃないですしね。
耳から入る、・・・音感っていうのか、自然に入ってくるものがありますよね。
それも大事、・・・それこそが大事?

No title

私も、子どもの頃、取れなかった方なので。とにかく、目の前にある札だけ取ろうとしてましたね。でも、百人一首の歌の内容って、結構意味深かったりするんですよね。せつなさとか。昔の人もすごごいですね。

一匹狼・リョウタ さま

正確な意味なんかわからなくても、流れるような音と分かる範囲の意味で、一生懸命ついて行こうとしましたよね。
逆に、表面的な“超訳”を与えられてしまうことが、いいことなのかどうか。

ありがとうございました



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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本






















































































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