めんどくせぇことばかり 『暦・しきたり・アエノコト  日本人が大切にしたいうつくしい暮らし』 井戸理恵子
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『暦・しきたり・アエノコト  日本人が大切にしたいうつくしい暮らし』 井戸理恵子

日本は、この日本列島は、季節の移ろいの明らかな所。季節に合わせて生活を変えなければならない。夏は暑く、労働には適さない地域もある。冬は寒く、雪に閉ざされる地域もある。日本列島は、自然災害の多い所、川は激流となって溢れだし、夏は人が生きられない程度まで気温が上がる。南から北へと台風がひとつ抜けるたびに人が死ぬ。世界で発生する大地震の二割以上が日本で起こり、火山が弾け、津波が大地を飲み込む。日本列島は、アフリカを旅立った人類がたどり着いた、ひとつの最果て。ここより先には進めない所。
『暦・しきたり・アエノコト  日本人が大切にしたいうつくしい暮らし』 井戸理恵子『暦・しきたり・アエノコト  日本人が大切にしたいうつくしい暮らし』 井戸理恵子
(2012/11/21)
井戸 理恵子

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古来、人々はどう自然と寄り添ってきたか。先人たちの知恵を今の暮らしに・・・
生きていくためには、さまざまな制約がある。自然のめぐみを受けつつ、自然の脅威を知らなければならない。自然の移り変わりを深く理解し、季節に合わせた生活を工夫しなければならない。自然に対する探求と生活の工夫は同一の共同体に特別な伝統を生み出し、そのうちにある限り安心した生活が保証された。
伝統的な行事やしきたりは、いわば祖先が私達に残してくれた、常に誰かが見守ってくれているという安心感につながるもの。先人たちからの、今を生きる私達への“安心”という贈り物とでもいいましょうか。

そこに込められたメッセージを知ることで、私達は自分が暮らしている日本という風土と深く向き合える、もしくはみなさんが育った地域と、もっと深く対話できる・・・。

『お蔭さまで』
今日も元気でいられるのは、私以外のすべてのおかげ・・・。妻のおかげ、子供のおかげ、あなたのおかげ、誰かのおかげ、カミサマのおかげ、ご先祖様のおかげ・・・。

暮らしの中のカミサマ
特定の存在でもなく、目に見えるわけでもなく、声をかけてくれるわけでもなく、なにしろ説明しづらいカミサマ。分かれ道にいたり、路傍にいたり、日陰で休んでいたりするカミサマ。家の中でも、トイレとか、台所とか、みんなの集まる居間とか、いろんなところにいるカミサマ。何がカミサマだかははっきりわからないけど、なんとなく見守ってくれていることが感じられるカミサマ。

プラスアルファの味覚
甘味、酸味、塩味、苦味だけでは表現しきれない日本人の味覚。四季の移ろいが鮮やかで海山の幸が豊富なこの島の住民は、甘味、酸味、塩味、苦味だけではなく旨味、渋味、えぐ味など、独特の味覚を身につけてきた。

西洋の文化がたくさん入ってきて、伝統的な行事やしきたりばかりではなく、暦まで変えられてしまって、祖先たちがその行事やしきたりにどんな意味をもたせ、どんな思いを込めたのかが、とてもわかりにくくなってしまった。

明治維新の時期の日本も、戦後の日本も、脇目もふらずに前に進まなきゃならない事情はあった。でも今はそうじゃない。先人たちが伝統に込めた意味を、ゆっくり噛み締めてみる時間が、今の日本人には与えられていると思う。
アエノコト
アエというのは、漢字で表せば“饗”。カミサマに差し上げるお食事。アエノコトというのは、その行事のこと。能登半島にはそれが行事として残っているというが、“カミサマにお食事をさし上げる行事”と考えれば、とくに珍しくもなく、みんな神前や仏前にお供え物はしている。そう言えば、「相葉」「饗庭」なんて名前や苗字があるけど、みんなそういった関係のものでしょうね。

本書の後半では、冬至、春分、秋分、人日、上巳、端午、七夕、重陽に合わせた“アエノコト”レシピが紹介されてます。


    

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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