めんどくせぇことばかり 『日本人へ 危機からの脱出篇』 塩野七生
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『日本人へ 危機からの脱出篇』 塩野七生

韓国では私の作品のほとんどすべてが出版されているので二度行ったのだが、滞在中に受けたインタヴューでこう質問された。

日本による三十六年の植民地時代をどう評価するか、と。次にあげるのは、そのときの私の答えである。

「男と別れた後の女には、二つの生き方があるのです。第一は、別れた男を憎悪し怨念に燃えその男に害あれと願いながら一生をおくる生き方。第二は、過去などはきれいさっぱりと忘れて新しい男を見つけ、と言って昔の彼とも仕事を一緒にしたりして、愉しい第二の人生をおくり生き方。あなた方は、どちらを選択なさりたいのですか」
これは、本書の第三章の「悪賢さのすすめ」の中に書かれています。この時、この一言にインタビュアーは黙りこんでしまったそうですが、まぁ、いくらまねようと思ったって、私なんかにゃそんな受け答えはできないな。

「悪賢さのすすめ」には、馬鹿正直でお人よしで世間知らずで、それでも日本人同士なら十分にやって行けてしまっている、そんな私みたいな日本人に、“もうちょっと、どうにかならないの?”って言われているみたいだけど、どうにもならないんだなぁ、これが。

『日本人へ 危機からの脱出篇』 塩野七生『日本人へ 危機からの脱出篇』 塩野七生
(2013/10/18)
塩野 七生

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なにしろ、塩野さんは“「スミマセン」って言うな”っていうんですから、私は苦手。これは第一章の「“スミマセン”全廃のすすめ」に書かれている話。
私がこの言葉を嫌うのは、スミマセンという言葉の裏に、これで一件落着に願いたいという意図がすけて見えるからである。私が求めているのは陳謝ではなく、以後をどのように進めていくつもりなのか、であるからだ。
分かってますって。分かってるけど、私あたりは、「スミマセン」っていうのは習性です。場合によっては、「スミマセン」から会話が始まったりするくらい。

かと言って、決して塩野さんのご意見に盾をつくような気持ちは毛頭ありません。私はどうも年配の、場合によっては決して年配である必要はないのですが、筋を通した生き方をしている女性の前には、ほとんど最初から気持ちを砕かれてしまっています。 どうやら、私の生育歴がそうさせているものと思われます。

念の為につけ加えますが、“筋を通した生き方をしている女性”に対してだけで、そうでない場合は、まったくその限りではありません。
楽天楽天とユニクロという日本ではだれでも知っている会社が、日本の中でも社内では英語オンリーと決めたと決めたと知ったときは、ご冗談でしょうと一笑に付したものだった。ところが、どうやら本気らしく、・・・ユニクロ
という話が展開されているのは、第一章の「最近笑えた話」。これはもう、これ以上書かなくていいか。


    

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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本






















































































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