『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!』 小名木善行
人類はアフリカで生まれ、一部の者はやがて長い旅に出た。様々なことを経験し、ある者はとどまり、ある者は更に先へ、北へ南へと様々な方向を目指して進んだ。ある者はとどまり、ある者は海を越えた。
ここより先へ進みようのない日本列島までやってきた者たちは、一体どんな人達だったのか。いつも敗れて、追い出された?たしかにそうだろう。あえて戦いを避けた?たしかにそうだろう。あまりにも好奇心が旺盛だった?たしかにそうだろう。未知なる世界を恐れず、挑戦する気概を持っていた?たしかにそうだろう。
戦いを好まない者たちであったことは間違いないだろう。人目を気にし、人の顔色を読むことに長けた民族的性格は、長い旅の中で身につけたものだったんじゃないかな。
あえて海をわたって辿り着いた場所は自然の恵にあふれていて、奪いあったりしなければみんなで生きていけた。そんな世界をつくり上げる能力は、長い旅の中で経験した様々な苦難の中で学び取ったんじゃないかな。
七世紀に作り上げられた“この国のかたち”が、日本という国の原点であると筆者は言っている。天皇のもとに統一されたにも関わらず、権力を持たない権威として天皇は存在し、政治を行う権力者にそのより処となる認証を与える。天皇は常に民の安寧を願い、民はそんな天皇と心を一つにして生きる。
真似ようとして決して真似ることのできないそんな“国のかたち”は、この島に辿り着くまでの経験と、この島での縄文の経験があってこそ成し遂げられたものだったんじゃないかな。
知らない話もたくさんあった。知っていても、これまでと違う視点を与えられたものも多かった。ほんの二百余ページの本の中でのことなので、これだけでは根拠に乏しいと思われることも多々あったが、もとは筆者の開いている「ねずさんのひとりごと」という政治ブログの一部を編集したものということなので、ブログを読ませてもらおう。
真似ようとして決して真似ることのできない“国のかたち”。時にはそれを疎ましく思う勢力もある。必ずある。私たちはそんな世界で、この“国のかたち”を守っていかなければならない。それだけじゃない。そんな特異な形を持った国が存在することに何がしかの意味を感じるなら、私たちはその責任を果たさなければならない。この“国のかたち”を疎ましく思う勢力に対しても・・・。







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ここより先へ進みようのない日本列島までやってきた者たちは、一体どんな人達だったのか。いつも敗れて、追い出された?たしかにそうだろう。あえて戦いを避けた?たしかにそうだろう。あまりにも好奇心が旺盛だった?たしかにそうだろう。未知なる世界を恐れず、挑戦する気概を持っていた?たしかにそうだろう。
戦いを好まない者たちであったことは間違いないだろう。人目を気にし、人の顔色を読むことに長けた民族的性格は、長い旅の中で身につけたものだったんじゃないかな。
あえて海をわたって辿り着いた場所は自然の恵にあふれていて、奪いあったりしなければみんなで生きていけた。そんな世界をつくり上げる能力は、長い旅の中で経験した様々な苦難の中で学び取ったんじゃないかな。
![]() | 『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!』 小名木善行 (2013/11/07) 小名木 善行 商品詳細を見る 日本はとてつもなく、すごい国だった |
七世紀に作り上げられた“この国のかたち”が、日本という国の原点であると筆者は言っている。天皇のもとに統一されたにも関わらず、権力を持たない権威として天皇は存在し、政治を行う権力者にそのより処となる認証を与える。天皇は常に民の安寧を願い、民はそんな天皇と心を一つにして生きる。
真似ようとして決して真似ることのできないそんな“国のかたち”は、この島に辿り着くまでの経験と、この島での縄文の経験があってこそ成し遂げられたものだったんじゃないかな。
序に変えて 勾玉のお話 | 1 旧石器時代 三万年前の磨製石器 |
2 縄文時代 漆と縄文文化 | 3 弥生時代 縄文人と渡来人の相克 |
4 古墳時代 日本語の「征服」の意味 | 5 飛鳥時代 天下の皇民 |
6 奈良時代 万葉の時代といまの日本の民度 | 7 平安時代 菅原道真公の決断 |
8 平安時代 安倍一族と源義家 | 9 鎌倉時代 壇ノ浦の戦いと鎌倉時代の始まり |
10 南北朝時代 建武の中興と天皇の役割 | 11 戦国時代 ザビエルの言葉 |
12 安土桃山時代 秀吉の朝鮮出兵 | 13 江戸時代 貧農史観というデタラメ |
14 明治時代 明治維新と南北戦争との深いつながり | 15 大正時代 飛行機の発明と飛行神社 |
16 昭和 世界を救った小麦 | 17 昭和 インパール作戦 |
18 昭和 思いやりの心 | おわりに 千年後の歴史教科書 |
知らない話もたくさんあった。知っていても、これまでと違う視点を与えられたものも多かった。ほんの二百余ページの本の中でのことなので、これだけでは根拠に乏しいと思われることも多々あったが、もとは筆者の開いている「ねずさんのひとりごと」という政治ブログの一部を編集したものということなので、ブログを読ませてもらおう。
真似ようとして決して真似ることのできない“国のかたち”。時にはそれを疎ましく思う勢力もある。必ずある。私たちはそんな世界で、この“国のかたち”を守っていかなければならない。それだけじゃない。そんな特異な形を持った国が存在することに何がしかの意味を感じるなら、私たちはその責任を果たさなければならない。この“国のかたち”を疎ましく思う勢力に対しても・・・。


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