めんどくせぇことばかり フランス革命とは(覚書)『近代の呪い』 渡辺京二
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フランス革命とは(覚書)『近代の呪い』 渡辺京二

神話化されたフランス革命

封建社会を徹底的に変革し、近代市民社会を実現した典型的なブルジョワ革命。国民主権の確立、市民一人ひとりの人権と平等はフランス革命の成果である。

フランス革命は世界史の新しい時代を切り開いた輝かしい革命であり、フランス革命を抜きにして現代世界を考えることはできない。

『近代の呪い』 渡辺京二『近代の呪い』 渡辺京二
(2013/10/17)
渡辺 京二

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豊かさの背後に刻まれた呪い
アンシャン・レジームの特徴は、王権のもとに多種多様な中間団体が存在したことで、貴族団体、教会、自治的な都市、村落共同体、ギルドなどは、それぞれ王権から特権を認められていた。専制君主と言ってもこの特権を侵害できず、侵害しようとすると猛烈な抵抗が受けた。王自身が、この中間団体を介して王国の統治を実現していたからである。

この時代、同時にすすめられた中央集権化は、根本的にフランスを中央から統制された均質な行政国家に変えつつあった。地域的慣習法の廃止。度量衡の統一。税制や軍政の一元化。この方向性はルイ16世の即位以来、はっきりと打ち出された。

現実的には財政再建が急務であった。そのための行財政改革は、全国的に統一された市場の創設と増税を目指す方向で行われた。テュルゴー、ネッケル、カロンヌ、ブリエンヌと担当者を変えながら、中央政府に権力を集中し、中間団体を解体して、フランスを均質的行政国家に変えていくための改革が行われた。

だから貴族の反抗にあった。しかし、反抗したのは貴族だけではない。平民も反抗した。身分を問わず土地を対象として課税しようという税制改革は王政府によって提案された、貴族は反対した。しかし、平民もこれに反対した。だから三部会が開かれた。貴族は、三部会をもって王政府に対抗しようとしたのである。これが革命のきっかけとなった。パンドラの箱が開けられた。

面白いなぁ。近代の先駆けとなったフランス革命は、王政府が行おうとする近代的改革への中間団体側からの抵抗運動であったっていうんだからなぁ。フランス革命は、バスティーユ事件、ベルサイユ行進、八月十日事件を原動力として、先へ先へと進む。民衆にとって王とは、民衆を食い物にする悪い奴らから民衆を守ってくれる存在であった。王とは民衆を保護する古き良き法の体現者であって、王がその責務を果たさないならやっつけてしまえ。そんな前近代的なエネルギーが革命の原動力であったっていうのもとっても面白い。


    

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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